JPH058036A - 管内裏波ビード成形方法 - Google Patents

管内裏波ビード成形方法

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JPH058036A
JPH058036A JP18311691A JP18311691A JPH058036A JP H058036 A JPH058036 A JP H058036A JP 18311691 A JP18311691 A JP 18311691A JP 18311691 A JP18311691 A JP 18311691A JP H058036 A JPH058036 A JP H058036A
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bead
pipe
welding
smooth
welding torch
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JP18311691A
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Hiromasa Kamei
博正 亀井
Toshihiko Tsunatani
俊彦 綱谷
Mitsuhiko Uchida
光彦 内田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小口径管の管内裏波ビードを容易かつ適確に
平滑に成形する。 【構成】 管1の円周継手2の突起状の裏波ビード3を
平滑にするにあたり、管1内へTIG溶接又はプラズマ
溶接の溶接トーチ6を挿入し溶接アーク14を管軸方向
にオシレートさせて裏波ビード3を平滑な成形ビード4
に成形した後、同成形ビード4の中央に低電流,オシレ
ーションなしでテンパービード5を置く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管内裏波ビード成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】管の円周継手を外面から裏波ビードを形
成させて溶接を行うと、一般的には突起状の裏波ビード
となり、この突起状の裏波ビードは、溶接部の疲労強度
を低下させるとともに、外表面からの超音波探傷検査で
の判定を難しくするので、疲労強度改善及び探傷検査性
向上のために除去することが好ましく、その除去にあた
ってはグラインダーで研削する方法が採用されている。
【0003】しかして、管内径が約300mmφ以上の場
合は研削力の大きなグラインダーを管内面に挿入できる
が、300mmφ以下となると一般的に用いているグライ
ンダーを搭載してエルボ部の通過はできなくなり、必然
的にグラインダーは管内径に応じて小型化していくが、
研削能力も小さくなっていき、150mmφ以下の内径と
なるとマイクロ的なグラインダーとなり、ビード高さ3
〜5mm,ビード幅5〜7mmの裏波ビードを研削除去する
には、10〜15時間を要し、工期の点で問題となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、小口径管の管内裏波ビ
ードを容易かつ適確に平滑に成形することができ、ひい
ては溶接部の疲労強度改善及び探傷検査性向上を図るこ
とができる管内裏波ビード成形方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、管
の円周継手を外面から溶接した場合に管内面に形成する
突起状の裏波ビードを平滑にするにあたり、管内へTI
G溶接トーチ又はプラズマ溶接トーチを挿入しアークを
管軸方向にオシレートさせて裏波ビードを滑らかに平坦
にした後、平坦化したビードの中央に低電流,オシレー
ションなしでテンパービードを置くことを特徴とする。
【0006】
【作用】上述の構成により、小口径管の管内裏波ビード
を容易かつ適確に平滑に成形することができ、ひいては
溶接部の疲労強度改善及び探傷検査性向上を図ることが
できる管内裏波ビード成形方法を得ることができる。
【0007】
【実施例】本発明管内裏波ビード成形方法の一実施例を
図面について説明すると、図1は本方法を実施する装置
を配置した管の縦断面図、図2は本方法を工程順に(I),
(II),(III)と示す説明図である。
【0008】図1において、300mmφ以下の小口径の
管1の円周継手2の管内面には、例えばビード高さ3〜
5mm,ビード幅5〜7mmの突起状の裏波ビード3が形成
されており、この裏波ビード3を滑らかに平坦に成形す
るため、管1内に挿入されている溶接トーチ6は、先端
から電極7が突出されるとともに、溶接アーク電圧制御
と兼用のトーチ上下位置調整スライド8からのトーチ支
持アーム9で保持されている。またトーチ上下位置調整
スライド8には、溶接トーチ6を管径方向に位置調整さ
せるため歯車10及びモーター11が取付けられてい
る。更にトーチ上下位置調整スライド8は、溶接トーチ
6を管軸方向へオシレートさせるオシレート装置12に
連結されるとともに、その近傍にはCCDカメラ13が
具えられており、オシレート装置12は図示せざる管内
走行台車に搭載されている。
【0009】このような装置を用いて裏波ビード3を滑
らかに平坦に成形する要領を、図2を参照して説明する
と、図2(I) において、裏波ビード3に溶接トーチ6を
位置決めし、次いで(II)において、裏波ビード3に対
し、溶接電流120〜140Amp の溶接アーク14をオ
シレート装置12により管軸方向に5〜10mmオシレー
トさせながら、円周方向に60〜80mm/min の速度で
溶接すると、ビード高さ0.7 〜1.0 mm,ビード幅10〜
15mm程度の平滑に近い成形ビード4に成形できる。更
に(III) において、このままでは再溶融の成形ビード4
は粗粒化組織を呈するので、その中央部に対しオシレー
ションなしで、テンパービード5を溶接電流50〜60
Amp,溶接速度60〜80mm/min で溶接し、成形ビード
4を細粒化組織に近づける。
【0010】かくしてこの方法によれば、小口径の管1
の円周継手2の裏波ビード3を容易かつ適確に平滑な成
形ビード4に成形することができ、円周継手2の疲労強
度改善及び探傷検査性向上を図ることができる。
【0011】
【発明の効果】要するに本発明によれば、管の円周継手
を外面から溶接した場合に管内面に形成する突起状の裏
波ビードを平滑にするにあたり、管内へTIG溶接トー
チ又はプラズマ溶接トーチを挿入しアークを管軸方向に
オシレートさせて裏波ビードを滑らかに平坦にした後、
平坦化したビードの中央に低電流,オシレーションなし
でテンパービードを置くことにより、小口径管の管内裏
波ビードを容易かつ適確に平滑に成形することができ、
ひいては溶接部の疲労強度改善及び探傷検査性向上を図
ることができる管内裏波ビード成形方法を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明管内裏波ビード成形方法の一実施例にお
ける本方法を実施する装置を配置した管の縦断面図であ
る。
【図2】本方法を工程順に(I),(II),(III)と示す説明図
である。
【符号の説明】
1 管 2 円周継手 3 裏波ビード 4 成形ビード 5 テンパービード 6 溶接トーチ 7 電極 8 トーチ上下位置調整スライド 9 トーチ支持アーム 10 歯車 11 モーター 12 オシレート装置 13 CCDカメラ 14 溶接アーク

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 管の円周継手を外面から溶接した場合に
    管内面に形成する突起状の裏波ビードを平滑にするにあ
    たり、管内へTIG溶接トーチ又はプラズマ溶接トーチ
    を挿入しアークを管軸方向にオシレートさせて裏波ビー
    ドを滑らかに平坦にした後、平坦化したビードの中央に
    低電流,オシレーションなしでテンパービードを置くこ
    とを特徴とする管内裏波ビード成形方法。
JP18311691A 1991-06-27 1991-06-27 管内裏波ビード成形方法 Expired - Lifetime JP2971197B2 (ja)

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