JP2002263835A - 缶体の製造方法 - Google Patents
缶体の製造方法Info
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- JP2002263835A JP2002263835A JP2001072457A JP2001072457A JP2002263835A JP 2002263835 A JP2002263835 A JP 2002263835A JP 2001072457 A JP2001072457 A JP 2001072457A JP 2001072457 A JP2001072457 A JP 2001072457A JP 2002263835 A JP2002263835 A JP 2002263835A
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Abstract
目視で確認出来る缶体の製造方法を提供する。 【解決手段】椀状の第1鏡板2の周縁端部と、筒状の胴
体3の一端部とを突き合わせて内側から溶接し、更にこ
の胴体3の他端には、椀状で頂部に開口部7を有する第
2鏡板4の周縁端部を突き合わせて、内側から溶接して
缶体1を製造するので、隙間腐蝕の発生を防止すること
が出来ると共に、外方から目視で溶接状態を容易に確認
出来、溶接不良がなく長期に渡って安心して使用出来る
ものである。
Description
気給湯機等に使用される缶体の製造方法に関するもので
ある。
ば特公平2−44627号公報に開示されている如く、
第1鏡板の周縁部を外方へ拡径してテーパ状に加工し、
この内周面に筒状の胴体の一端部を挿入して、端部を内
方で溶接し、次に胴体の他端周縁部に椀状の第2鏡板の
周縁部を挿入して重ね合わせて外方より溶接すること
で、加工精度のバラツキを吸収出来ると共に、溶接品質
の向上及び缶体内方の溶接部分の隙間腐蝕を防止するも
のであった。
のでは、第2鏡板と胴体とは周縁部を重ね合わせてか
ら、外方より溶接するので、溶接しておらず温水と接触
する内方端部が、隙間腐蝕して短期間に水漏れが発生す
ると言う問題点を有するものであり、又溶接部分が重合
していることで、確かに溶接されたかを目視で確認する
ことが出来ず、後工程の漏れ検査でようやく発見される
と言う不具合を有するものであった。
し上記課題を解決するため、特にその構成を、椀状の第
1鏡板の周縁端部と、筒状の胴体の一端部とを突き合わ
せて内側から溶接し、更にこの胴体の他端には、椀状で
頂部に開口部を有する第2鏡板の周縁端部を突き合わせ
て、内側から溶接する事で缶体を製造するようにしたも
のである。
るので、重合部分がなく溶接側の反対側に隙間腐蝕が発
生する心配はなく、しかも第1鏡板及び第2鏡板共に、
直接温水と接する内方から溶接するので、腐蝕による水
漏れを確実に防止出来るものであり、更に溶接状態は溶
融金属が突き合わせ隙間から、漏れ出てくることで目視
確認が容易に行え、後工程まで行かなくても直ぐわか
り、溶接不良を少なくすることが出来るものである。
突き合わせての内側からの溶接は、開口部から溶接用の
トーチが内側に入り込み行うようにすれば、特別な治具
や装置を作らなくとも容易に溶接状態が良好な缶体を提
供することが出来るものである。
ことで、重量があって不安定な缶体を、短時間に量産す
ることが出来るものである。
法を図面に示された一実施形態で説明する。1は電気給
湯機等で温水を貯湯する板厚0.8mm〜1.2mmの
フェライト系ステンスレ鋼板から成る缶体で、第1鏡板
2と胴体3と第2鏡板4とをアルゴンアーク溶接で結合
することで構成される。
形成された後、周縁端部を切削加工で端面出しを行い、
そして予め溶着されて筒状に形成した胴体3の一端と、
周縁端部とを突き合わせてから、この突き合わせ部5を
トーチ6で内側からアルゴンアーク溶接して結合するも
のである。
に形成されると共に、頂部に後工程で取り付けられる給
湯管(図示せず)用の大径の開口部7を形成した後、周
縁端部を切削加工で端面出しを行い、そして前記第1鏡
板2が溶着している胴体3の他端と、周縁端部とを突き
合わせてから、この突き合わせ部8を開口部7より溶接
用のトーチ9を内方に入れて内側からアルゴンアーク溶
接して結合するものである。
溶接機械(図示せず)のホルダー10に横にして保持さ
せてから、内側クランプ11に横置きで保持された胴体
3を移動させて、第1鏡板2と突き合わせ、その突き合
わせ部5に胴体3の内側からトーチ6が移動してセット
が完了する。
胴体3とが同期してゆっくりと1回転する間に、トーチ
6によって突き合わせ部5が内側からアルゴンアーク溶
接されるものであり、この時反対側には冷却用のシール
ドガスが流れている。
ダー12に横にして保持させてから、外側クランプ13
に横置きに保持された第1鏡板2と胴体3とが溶接され
たものを移動させて、胴体3の他端と第2鏡板4とを突
き合わせ、その突き合わせ部8に第2鏡板4の開口部7
を介して内方に入り込んだトーチ9が位置してセットが
完了する。
胴体3とが溶接されたものと第2鏡板4が同期してゆっ
くりと1回転する間に、トーチ9によって突き合わせ部
8が内側からアルゴンアーク溶接されるものであり、や
はりこの時も反対側には冷却用のシールドガスが流れて
いるものである。
鏡板2、4と胴体3との溶接を、突き合わせで内側から
行うことで、従来のように重合部分がないことから隙間
腐蝕が発生する心配がないと共に、直接温水と接触する
内方から溶接しているから、腐蝕にによる水漏れを確実
に防止して安心して使用出来るものであり、更に溶接状
態は溶融金属が突き合わせ隙間から、漏れ出てくること
で目視確認が容易に行え、後工程まで行かなくても直ぐ
わかり、溶接不良を少なくすることが出来るものであ
る。
を、突き合わせての内側からの溶接は、開口部7から溶
接用のトーチ9が内側に入り込み行うようにすれば、特
別な治具や装置を作らなくとも容易に溶接状態が良好な
缶体1を提供することが出来るものである。
の溶接したものと第2鏡板4との溶接とを、全て横置き
した状態での溶接作業としたことで、横にした状態での
次の作業へのコンベア送りが可能となり、取って直ぐに
機械へ装着出来ると言う効率の良い製造ラインを作るこ
とが出来、大きくて重い缶体を短時間に量産することが
可能となったものである。
ク溶接としているが、これに限定されるものでなく、ス
テンレス鋼に好適な溶接であれば、どんな溶接でも良い
ものである。
分は突合わせ溶接であるので重合部分がなく、従来のよ
うに溶接の反対側で温水と接触する部分に隙間腐蝕が発
生する心配はなく、しかも第1鏡板及び第2鏡板共に、
直接温水と接する内方から溶接するので、腐蝕による水
漏れを確実に防止出来るものであり、更に溶接状態は溶
融金属が突き合わせ隙間から、漏れ出てくることで目視
確認が容易に行え、後工程まで行かなくても直ぐわか
り、溶接不良を少なくすることが出来るものである。
突き合わせての内側からの溶接は、開口部から溶接用の
トーチが内側に入り込み行うようにすれば、特別な治具
や装置を作らなくとも容易に溶接状態が良好な缶体を提
供することが出来るものである。
ことで、重量があって不安定な缶体を、短時間に量産す
ることが出来るものである。
明図。
明図。
Claims (3)
- 【請求項1】椀状の第1鏡板の周縁端部と、筒状の胴体
の一端部とを突き合わせて内側から溶接し、更にこの胴
体の他端には、椀状で頂部に開口部を有する第2鏡板の
周縁端部を突き合わせて、内側から溶接する事を特徴と
する缶体の製造方法。 - 【請求項2】前記胴体の他端と第2鏡板の周縁端部と
を、突き合わせての内側からの溶接は、開口部から溶接
用のトーチが内側に入り込み行う事を特徴とする請求項
1記載の缶体の製造方法。 - 【請求項3】前記内側からの溶接は胴体を横置きして行
う事を特徴とする請求項1及び2記載の缶体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001072457A JP2002263835A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 缶体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001072457A JP2002263835A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 缶体の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002349316A Division JP2003154453A (ja) | 2002-12-02 | 2002-12-02 | 缶体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002263835A true JP2002263835A (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18930036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001072457A Pending JP2002263835A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 缶体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002263835A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100491430B1 (ko) * | 2002-07-02 | 2005-05-25 | 주식회사 서울금속 | 열처리장치의 제품균일가열을 위한 회전가열통의 제조방법 |
CN102398119A (zh) * | 2010-09-13 | 2012-04-04 | 黄朝林 | 热水器筒体焊接方法 |
JP2012148304A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | 薄板部材の溶接方法、およびその溶接方法を用いた缶体の製造方法 |
-
2001
- 2001-03-14 JP JP2001072457A patent/JP2002263835A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100491430B1 (ko) * | 2002-07-02 | 2005-05-25 | 주식회사 서울금속 | 열처리장치의 제품균일가열을 위한 회전가열통의 제조방법 |
CN102398119A (zh) * | 2010-09-13 | 2012-04-04 | 黄朝林 | 热水器筒体焊接方法 |
JP2012148304A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | 薄板部材の溶接方法、およびその溶接方法を用いた缶体の製造方法 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060919 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
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A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20061115 |
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