JPH0244627B2 - Denkionsuikitonokantainoseizohoho - Google Patents

Denkionsuikitonokantainoseizohoho

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JPH0244627B2
JPH0244627B2 JP13973686A JP13973686A JPH0244627B2 JP H0244627 B2 JPH0244627 B2 JP H0244627B2 JP 13973686 A JP13973686 A JP 13973686A JP 13973686 A JP13973686 A JP 13973686A JP H0244627 B2 JPH0244627 B2 JP H0244627B2
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JP
Japan
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peripheral edge
end plate
plate
welded
tapered
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JP13973686A
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Kyoshi Yamashita
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SEIWA KOGYOSHO KK
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SEIWA KOGYOSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電気温水器等に使用される缶
体の製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、電気温水器等の缶体は、耐蝕性に優れ
たステンレス鋼板により作製されて居り、筒状の
胴体とこれの両端に接合された椀状の鏡板とから
構成されている。又、近体には内部へヒーターを
挿入する為のヒーター用挿入孔、内部へ水を給水
する為の給水口及び温水を取り出す為の給湯口等
が夫々形成されている。
従来、缶体8の製造方法としては、第5図に示
す如く、ステンレス鋼板を筒状に曲げ加工して継
目部分をアーク溶接等で母材溶接した胴体9の両
端周縁部と、ステンレス鋼板をプレス加工して形
成した椀状の鏡板10の周縁部とを夫々重ね合
せ、この重ね合せ部分を外方からアーク溶接等で
母材溶接する方法が知られている。
ところで、前記缶体8の各部材は、ステンレス
製の薄板により作製されて居り、薄板の溶接に於
いては、一般に高い加工精度が要求される。
ところが、缶体8の胴体9及び鏡板10は、
夫々曲げ加工及びプレス加工して作製される為、
加工精度にバラツキが生じて両者の重ね合せを良
好且つ確実に行えないことがある。
従つて、前記方法により胴体9と鏡板10とを
溶接した場合には加工精度のバラツキにより溶接
品質が著しく低下すると云う問題がある。
又、胴体9と鏡板10とを外方から溶接して接
合している為、両者の重ね合せ部の内面に間隙が
生じ、間隙腐蝕を生じると云う問題もある。特
に、缶体8は、起立した状態で設置される為、高
温水が溜まる缶体8上方の胴体9と鏡板10との
間は間隙腐蝕が甚だ激しくなる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記の問題点を解消する為に創案さ
れたものであり、その目的は溶接品質の向上を図
れると共に、間隙腐蝕の防止を図れる電気温水器
等の缶体の製造方法を提供するにある。
(問題点を解決する為の手段) 本発明の缶体の製造方法は、椀状の第1鏡板の
周縁部を外方へ拡径するテーパ状に加工し、当該
第1鏡板のテーパ状周縁部の内周面に筒状の胴体
の一端周縁部を当接して両者の突き合せ部を内方
により溶接し、前記胴体の他端周縁部と椀状の第
2鏡板の周縁部とを重ね合せて外方より溶接する
ことに特徴がある。
(作用) 前記缶体を製造する場合には、先ず、椀状に形
成した第1鏡板の周縁部を外方へ拡径するテーパ
状に加工し、当該第1鏡板のテーパ状周縁部の内
周面に筒状に形成した胴体の一端周縁部を当接さ
せる。このとき、胴体等に加工精度のバラツキが
あつても、第1鏡板の周縁部をテーパ状に加工し
ている為、第1鏡板の胴体とは良好且つ確実に当
接することになり、加工精度のバラツキを吸収で
きる。これにより、溶接品質の向上を図れる。
そして、第1鏡板と胴体との突き合せ部を内方
より母材溶接する。これにより、第1鏡板と胴体
との間の間隙蝕が防止される。
その後、胴体の値端周縁部と椀状に形成した第
2鏡板の周縁部とを重ね合せて母材溶接する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の実施例に係る電気温水器等に
使用される缶体1の縦断面図であつて、当該缶体
1は、第1鏡板2、胴体3及び第2鏡板4から構
成されている。
前記第1鏡板2は、厚さが0.8〜1.5mmのステン
レス鋼板を椀状にプレス加工することにより作製
されて居り、その周縁部はプレス加工等により外
方へ拡径するテーパ状に形成されている。即ち、
本実施例に於いては、第1鏡板2は、第2図に示
す如く、その周縁部を段階的に外方へ拡径して居
り、該周縁部には第1テーパ部2aと第2テーパ
部2bとが夫々形成されている。又、第2テーパ
部2bの傾斜角度αは、略30〜45度に設定されて
いる。尚、本実施例に於いては、ステンレス鋼板
には溶接時に応力割れを生じ難いフエライト系ス
テンレス鋼板が使用されている。
前記胴体3は、材質及び厚さが第1鏡板2と同
一のステンレス鋼板をロール加工して円筒状と
し、継目部分をTIG溶接等により母材溶接するこ
とにより作製される。尚、胴体3の外径は、その
周縁部が第1鏡板2の第2テーパ部2bの内周面
に当接しうる程度に設定されている。
前記第2鏡板4は、材質及び厚さが第1鏡板2
と同一のステンレス鋼板を椀状にプレス加工する
ことにより作製されて居り、その周縁部の内径は
該周縁部を胴体3の周縁部外面に重ね合せられる
ように設定されている。
而して、前記各部材により缶体1を作製する場
合には、先ず、第1鏡板2に胴体3の一端周縁部
を挿入して第1鏡板2の第2テーパ部2bの内周
面に胴体3の一端周縁部を当接させる。このと
き、胴体3等に加工精度のバラツキがあつても、
第1鏡板2の周縁部をテーパ状に形成してある
為、第1鏡板2の周縁部と胴体3の一端周縁部と
は良好且つ確実に当接し、加工精度のバラツキを
吸収することができる。又、第1鏡板2に第1テ
ーパ部2aを形成している為、第1鏡板2へ胴体
3の一端周縁部を簡単且つ容易に挿入できる。
そして、第1鏡板2の第2テーパ部2bの内周
面に胴体3の一端周縁部を突き合せ状態で両部材
を第3図に示すようにリング状の外側クランプ5
及びリング状の内側クランプ6により回転自在に
保持し、両部材を回転させつつ両部材の突き合せ
部を内方よりTIG溶接機のTIG溶接トーチ7で母
材溶接する。このとき、第1鏡板2の外周面を美
しく保つ為に外周面へアルゴンガス等の不活性ガ
スを吹き付ける。尚、HIG溶接により生じた溶
着部は、他のアーク溶接或はガス溶接の溶着部に
比較して延性、強度、気密性及び耐蝕性が一般的
に優れている。
前記両部材を母材溶接すると、第4図に示す如
く、第1鏡板2の第2テーパ部2bと胴体3の一
端周縁部とが溶着されると共に、第1鏡板2の第
1テーパ部2aが熱歪により胴体3の外周面側へ
反り返つて胴体2外周面へ当接する。
第1鏡板2と胴体3との接合が終了すると、胴
体3の他端周縁部と第2鏡板4の周縁部とを重ね
合せて両部材を適宜のクランプにより回転自在に
保持し、前記重ね合せ部を外方よりTIG溶接機の
TIG溶接トーチ7で母材溶接する。
このようにして、缶体1が作製される。
尚、図示していないが、缶体1には内部へヒー
ターを挿入する為のヒーター用挿入孔、内部へ水
を給水する為の給水口及び内部の温水を取り出す
為の給湯口が夫々形成されている。
又、缶体1は、第1鏡板2が上方に位置するよ
うに起立した状態で設置される。この場合、第1
鏡板2と胴体3とは、その突き合せ部を内方より
溶接している為、缶体1の上方に高温水が溜まつ
ても第1鏡板2と胴体3との間は温水による間隙
腐蝕を防止できる。
上記実施例に於いては、各部材をTIG溶接によ
り母材溶接したが、他の実施例に於いては、各部
材をプラズマ溶接により母材溶接するようにして
も良い。
又、各部材の材質等も上記実施例に限定される
ものではない。
更に、缶体1の形状も円筒形状に限定されるも
のではなく、四角形状等にしても良いことは勿論
である。
(発明の効果) 上記の通り、本発明の缶体の製造方法は、椀状
の第1鏡板の周縁部を外方へ拡径するテーパ状に
加工し、該第1鏡板のテーパ状周縁部の内周面に
筒状の胴体の一端周縁部を当接させている為、仮
え胴体等に加工精度のバラツキがあつても、第1
鏡板と胴体とは、第1鏡板のテーパ状周縁部によ
り良好且つ確実に当接することになり、加工精度
のバラツキを吸収できると共に、溶接品質の向上
を図れる。
又、第1鏡板と胴体との突き合せ部を内方より
溶接している為、缶体内の温水による第1鏡板と
胴体との間の間隙腐蝕を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る缶体の縦断面
図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は第1鏡
板と胴体との溶接状態を示す拡大断面図、第4図
は第1鏡板と胴体の溶接後の拡大断面図、第5図
は従来の缶体の縦断面図である。 2は第1鏡板、3は胴体、4は第2鏡板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 椀状の第1鏡板2の周縁部を外方へ拡径する
    テーパ状に加工し、当該第1鏡板2のテーパ状周
    縁部の内周面に筒状の胴体3の一端周縁部を当接
    して両者の突き合せ部を内方より溶接し、前記胴
    体3の他端周縁部と椀状の第2鏡板4の周縁部と
    を重ね合せて外方より溶接することを特徴とする
    電気温水器等の缶体の製造方法。
JP13973686A 1986-06-16 1986-06-16 Denkionsuikitonokantainoseizohoho Expired - Lifetime JPH0244627B2 (ja)

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JPS62296969A JPS62296969A (ja) 1987-12-24
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