JPH0580157B2 - - Google Patents

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JPH0580157B2
JPH0580157B2 JP8408788A JP8408788A JPH0580157B2 JP H0580157 B2 JPH0580157 B2 JP H0580157B2 JP 8408788 A JP8408788 A JP 8408788A JP 8408788 A JP8408788 A JP 8408788A JP H0580157 B2 JPH0580157 B2 JP H0580157B2
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JP
Japan
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semi
semiconductor region
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insulating
insulating semiconductor
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Koji Ootsuka
Hideyuki Ichinosawa
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シヨツトキバリア半導体装置に関す
るものである。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 シヨツトキバリアダイオードは高速応答性(高
速スイツチング特性)が良好であり、かつ低損失
であることから高周波回路の整流ダイオード等と
して広く利用されている。しかしシヨツトキバリ
アダイオードは、周辺耐圧(シヨツトキバリアの
周辺での耐圧)がバルク耐圧(シヨツトキバリア
の中央部での耐圧)に比べて低下する現象が著し
く、高耐圧化が困難であるという問題を有する。
上記問題を解決するため、例えば特開昭55−
102278号公報にはバリア電極の外周側に隣接する
部分の半導体領域にシリコン酸化物や半絶縁性半
導体から成る絶縁物領域を形成した構造のシヨツ
トキバリアダイオードが開示されている。上記構
造によれば、バリア電極周辺部での電解集中が緩
和され、周辺耐圧が向上し高耐圧化できる。しか
し、逆サージ耐量においては満足な結果が得られ
なかつた。即ち、降伏電圧を越える逆サージ電圧
が印加されたとき、それに伴う逆サージ電流が流
れるが、シヨツトキバリアダイオードでは、逆サ
ージ電流がシヨツトキバリアの周辺部分に集中し
て流れ易い。このため、シヨツトキバリア周辺部
分近傍の半導体領域で逆サージ電流による破壊が
生じ易かつた。前述の絶縁物領域を設けた構造の
シヨツトキバリアダイオードでは絶縁物領域と半
導体領域との境界部分にこの逆サージ電流が集中
して流れ易い。したがつて、この境界部分の半導
体領域に破壊が生じ易く、高い逆サージ耐量を得
ることができなかつた。
そこで本発明は、耐圧及び逆サージ耐量がとも
に高水準に得られるシヨツトキバリア半導体装置
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明によるシヨツトキバリア半導体装置は、
半導体領域と、半導体領域に埋設され且つ露出す
る表面を有する環状の第1の半絶縁性半導体領域
と、第1の半絶縁性半導体領域に包囲されて半導
体領域に埋設され且つ露出する表面を有する第2
の半絶縁性半導体領域とを備えている。第1の半
絶縁性半導体領域に包囲された半導体領域の表面
にはバイア電極に隣接してシヨツトキバイアを形
成する。シヨツトキバリアと第2の半絶縁性半導
体領域は断面状態において交互に配置され、シヨ
ツトキバリアの周辺はすべて第1の半絶縁性半導
体領域又は第2の半絶縁性半導体領域に隣接す
る。
作 用 第1及び第2の半絶縁性半導体領域は、逆電圧
印加時にシヨツトキバイア周辺下部の半導体領域
での電界集中を緩和する。また、第2の半絶縁性
半導体領域はシヨツトキバイアの周辺長を増加
し、逆サージ電流の集中を緩和する。
実施例 以下、本発明によるシヨツトキバリア半導体装
置の実施例をシヨツトキバリアダイオードについ
て第1図〜第6図に沿つて説明する。
第1図に示すように、本実施例のシヨツトキバ
リアダイオードは、半導体基板1と、半導体基板
1の表面に被覆されたバイア電極2とを有する。
以下、その製造方法を第3図〜第5図を参照して
説明する。
まず半導体基板1を用意する。半導体基板1
は、第3図に示すように、GaAs(砒化ガリウム)
から成るn+形領域1aと、この上にエピタキシ
ヤル成長によつて形成されたGaAsから成るn形
領域1bとを有する。n+形領域1aは、厚さ約
300μm、不純物濃度(1〜3)×1018cm-3である。
n形領域1bは、厚さ約10〜20μm、不純物濃度
(1〜2)×1015cm-3である。
次にn形領域1bに第1及び第2の半絶縁性半
導体領域3,4をそれらの表面が露出するととも
にn形領域1bに埋め込まれるように形成する。
本明細書では、用語「半絶縁性半導体」は半導体
材料から成る半絶縁層を意味し、この層を通称に
従つて半絶縁性半導体領域と呼ぶ。第1及び第2
の半絶縁性半導体領域3,4は、n形領域1bに
He(ヘリウム)をイオン注入することで形成す
る。即ち、第4図のようにn形領域1b上にマス
クとしてのAl(アルミニウム)層5を真空蒸着
し、Al層5にエツチングによつて開口6を形成
する。続いて、周知のイオン注入装置を用いて、
イオン化したHeを加速して半導体基板1の上面
に導く。Heイオンは図示のように開口6を設け
た部分のn形領域1bに中に注入される。Heイ
オンの注入された部分のn形領域1bはGaAsの結
晶が乱されて半絶縁性半導体領域となり、図示の
ように外側に第1の半絶縁性半導体領域3が形成
され、その内側に複数に分離して成る第2の半絶
縁性半導体領域4が形成される。第1及び第2の
半絶縁性半導体領域は抵抗率が107〜109Ω・cm程
度のの絶縁物に近い半導体領域である。
続いて、Al層5を除去し、第5図に示すよう
にn形領域1bの上面にTi(チタン)層2aとAl
(アルミニウム)層2bを順次真空蒸着により形成
してバリア電極2を得る。また、n+形領域1a
の下面にAu(金)−Ge(ゲルマニウム)合金とAu
を順次真空蒸着してオーミツク電極7を形成す
る。
次に、第1の半絶縁性半導体領域3の上面を被
覆するように絶縁層としてのシリコン酸化膜8
(第1図)をプラズマCVD法により形成する。続
いて、シリコン酸化膜8とバリア電極2の上面に
Ti層とAu層を順次真空蒸着により形成し、リー
ド電極に対する接続電極9を得る。これにより、
電力用シヨツトキバリアダイオードチツプが完成
する。なお、接続電極9のシリコン酸化膜8の上
部に延在する部分はフイールドプレートとして作
用しシヨツトキバリアダイオードの耐圧向上に寄
与する。
次に、本実施例の本発明に伴う部分である第1
及び第2の半絶縁性半導体領域3,4について説
明する。第2図に示すように、第1の半絶縁性半
導体領域3と第2の半絶縁性半導体領域4は互い
に離間している。第1の半絶縁性半導体領域3
は、第2の半絶縁性半導体領域4を包囲するよう
にバリア電極2の外周に沿つて環状に設けられて
いる。第1の半絶縁性半導体領域3は、従来例で
説明した絶縁物領域に相当し、内周側がバリア電
極2の下部に隣接して配置されている。本実施例
では第1の半絶縁性半導体領域3が比較的幅広に
形成され、その外周端が半導体基板1の側面に露
出している。第2の半絶縁性半導体領域4は第1
の半絶縁性半導体領域3に包囲された領域に配置
されており、島状に複数に分離して形成されてい
る。第2の半絶縁性半導体領域4は、第1の半絶
縁性半導体領域3と同じく半導体基板1の上面に
露出しているため、バリア電極2の下部に隣接し
ている。したがつて、第1の半絶縁性半導体領域
3に包囲された領域では、第1図のように断面状
態で見たとき、複数の島状の第2の半絶縁性半導
体領域4と複数のn形領域1bとが交互に配置さ
れることになる。n形領域1bとバリア電極2と
の間にはシヨツトキバリア10が形成される。第
1及び第2の半絶縁性半導体領域3,4とバリア
電極2との間にはシヨツトキバリアは形成されな
い。したがつて、半導体基板1の表面のうち第1
の半絶縁性半導体領域3に包囲された領域には、
第2の半絶縁性半導体領域4の部分を除いてシヨ
ツトキバリアが生成され、その形状は第2図のよ
うに平面的に見て格子状となる。シヨツトキバリ
ア10の周辺はすべて第1の半絶縁性半導体領域
3又は第2の半絶縁性半導体領域4に隣接してい
るので、第1の半絶縁性半導体領域3による高耐
圧化の効果は維持されている。第2の半絶縁性半
導体領域4をシリコン酸化膜のようなn形領域1
bと異なる材料にしたり、第2の半絶縁性半導体
領域4をn形領域1bに埋め込まないように形成
したりすると、第1の半絶縁性半導体領域3によ
る高耐圧化の効果は損なわれてしまう。つまり第
2の半絶縁性半導体領域4の周辺部分での耐圧が
低下する。また、第2の半絶縁性半導体領域4を
形成したことによつてシヨツトキバリア10の周
辺長が大幅に増大しているし、シヨツトキバリア
10の周辺部分が半導体基板1の素子形成領域に
比較的均一に分散配置されている。このため、逆
サージ電流がシヨツトキバリア10の周辺に集中
して流れても、従来に比べれば逆サージ電流は大
幅に分散されることになる。結果として逆サージ
耐量の大きいシヨツトキバリアダイオードを提供
できる。
変形例 (1) 実施例においては第2の半絶縁性半導体領域
4を島状に形成したが、第6図のように第2の
半絶縁性半導体領域4をメツシユ状(格子状又
は綱目状)に形成してもよい。この場合、半導
体基板1の上面に形成されるシヨツトキバリア
が島状に形成される。第2の半絶縁性半導体領
域4は、櫛歯状、ストライプ状または渦巻状等
に形成しても効果は認められる。ただし、最も
効果が高いのは、第2半絶縁性半導体領域4を
島状又はメツシユ状に形成したときである。
(2) 第7図に示すように、半導体基板1の上面に
バリア電極2に沿つてフイールドプレートとし
て作用する薄層12を設けて、薄層12に第1
の半絶縁性半導体領域3を隣接させた構造とし
てもよい。薄層12は例えばバリア電極2を構
成するTi薄層2aを不完全に酸化させて得た
半絶縁性のチタン酸化物薄層とする。この場
合、薄層12は、n形領域1bとの間にシヨツ
トキババリアを形成するので、バリア電極の一
部とみなすことができる。薄層12に基づくシ
ヨツトキバリア13はバリア電極2に基づくシ
ヨツトキバリア10と連続し、逆電圧印加時に
はこれら2つのシヨツトキバリアから延びる空
乏層が連続して生成される。上記のように、バ
リア電極2の周囲にn形領域1bに対してシヨ
ツトキバリアの生成可能な肉薄の薄層12を補
助的なバリア電極として設けると、更に高耐圧
化が達成される。
(3) 第1及び第2の半絶縁性半導体領域3,4は
イオン注入以外の方法で形成してもよい。例え
ばn形領域1bを選択的にエツチングして凹部
を形成し、その凹部を埋めるように、CVD法
により第1及び第2の半絶縁性半導体領域3,
4を形成する。第1及び第2の半絶縁性半導体
領域3,4は、例えば不純物としてCr(クロ
ム)を導入したGaAsとする。
(4) 半導体基板1はGaAs以外の他の化合物から
成る半導体材料でもよい。また、シリコン等の
単一の元素から成る半導体材料としても同様の
効果が得られる。
発明の効果 前述のように、本発明によれば、高耐圧化と合
わせ大きな逆サージ耐量が得られるシヨツトキバ
リア半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるシヨツトキバリ
アダイオードチツプを示すもので第2図のA−A
線に沿う位置に相当する断面図、第2図は第1図
の半導体基板の平面図、第3図〜第5図は第1図
のシヨツトキバリアダイオードを製造する工程を
示すもので、第3図は半導体基板の断面図、第4
図はヘリウムのイオン注入を行つた状態の断面
図、第5図はバリア電極を形成した状態を示す断
面図、第6図及び第7図は本発明の他の実施例を
示す平面図及び断面図である。 1……半導体基板、2……バリア電極、3……
第1の半絶縁性半導体領域、4……第2の半絶縁
性半導体領域、10……シヨツトキバリア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体領域と、該半導体領域に埋設され且つ
    露出する表面を有する環状の第1の半絶縁性半導
    体領域と、前記第1の半絶縁性半導体領域に包囲
    されて前記半導体領域に埋設され且つ露出する表
    面を有する第2の半絶縁性半導体領域とを備え、
    前記第1の半絶縁性半導体領域に包囲された前記
    半導体領域の表面はバリア電極に隣接してシヨツ
    トキバリアを形成し、前記シヨツトキバリアと前
    記第2の半絶縁性半導体領域は断面状態において
    交互に配置され、前記シヨツトキバリアの周辺は
    すべて第1の半絶縁性半導体領域又は第2の半絶
    縁性半導体領域に隣接することを特徴とするシヨ
    ツトキバリア半導体装置。
JP8408788A 1988-04-07 1988-04-07 ショットキバリア半導体装置 Granted JPH01257370A (ja)

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