JPH0579833U - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

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JPH0579833U
JPH0579833U JP026464U JP2646492U JPH0579833U JP H0579833 U JPH0579833 U JP H0579833U JP 026464 U JP026464 U JP 026464U JP 2646492 U JP2646492 U JP 2646492U JP H0579833 U JPH0579833 U JP H0579833U
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渡辺  誠
勲 望月
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キートップの水平方向及び垂直方向への不用
意な移動を規制して良好なキー操作性をもって確実にス
イッチングを行い得るキースイッチ装置を提供する。 【構成】 4個の支持部材10、11、12、13の各
係止ピン10B、11B、12B、13Bと係止部材2
A、2B、2C、2D及び係止部15A、15B、15
C、15Dとの協働作用によりキートップ1を上下動可
能に支持するとともに、前記各係止部15A、15B、
15C、15Dの内側面20、21、22、23と前記
各支持部材10、11、12、13の外側面10C、1
1C、12C、13Cとを間隙Cを介して当接係止可能
にする。また、押圧板8と各支持部材10、11、1
2、13との協働作用を介してキートップ1を支持す
る。これにより、キートップ1の水平方向及び垂直方向
の移動を規制するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はキースイッチ装置に関し、特に、キートップの非押下時及び押下時の 双方においてキートップの水平方向及び垂直方向への移動を確実に防止可能であ り、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パーソナルコンピュータ等に付設され る薄型のキーボードに使用して好適なキースイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種キースイッチ装置は各種のものが提案されているが、例えば 同種のキースイッチ装置を開示するものとしては特開昭60−62017号公報 、特開昭64−7441号公報が存在する。
【0003】 両公報に記載されたキースイッチ装置は、スペースキーやリターンキー等の大 型のキーを使用しその押下時にキーが傾いた状態で押下されるのを防止するもの であるが、前者に記載されたキースイッチ装置は、軸によりはさみ状に交叉して なる2つのはさみ状部材にキー部材を支持するとともに、キー部材の中心部から 離れた位置にスイッチング部材を配置し、キー部材の押下時に各はさみ状部材の 端部に形成された複数個の各ピンをキー部材の裏面と基板の上面とで水平方向に 摺動案内するとともに、キー部材に特別に設けた押下部をホルダ部を介して上下 に摺動案内しつつ押下部によりスイッチング部材を押下するようにしたものであ る。
【0004】 また、後者に記載されたキースイッチ装置は、前者に記載されたキースイッチ 装置と基本的構成を同じくするものであり、はさみ状部材に対するキー部材の着 脱を容易にする点に特徴を有するものである。
【0005】 これら各公報に記載されたキースイッチ装置は、スペースキー等の大型のキー における押下位置とは無関係にキーのどの部分を押下しても水平状態を保持しつ つキーの上下動を案内できるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記各公報に記載されたキースイッチ装置では、各公報に添付 された図面から明らかなように、はさみ状部材の各端部に形成された各ピンはキ ー部材の裏面と基板の上面とでそれぞれ水平方向に摺動案内されるように構成さ れてはいるが、各ピンのうち下方側にあるピンが基板の上面に形成された摺動案 内部において水平方向へ移動するのを規制するためのものは何等設けられていな い。
【0007】 従って、キー部材の非押下時及びキー部材の押下時の双方の場合において、は さみ状部材が水平方向に不必要に移動してしまう虞が多分に存在するものである 。特に、キー部材の押下時にはさみ状部材が不必要に水平方向に移動してしまう ことからキーの操作性が悪く、場合によってはキー部材の押下によりスイッチン グ部材を確実に動作できないことも生じてしまう虞も存在するという問題があっ た。
【0008】 また、前記各キースイッチ装置においては、キー部材の非押下時にそのキー部 材の垂直方向への移動を規制するためのものも何等設けられていない。これより 、キー部材の押下時にキー部材に若干指を触れた程度でもキー部材が上下に移動 してしまい、この点においてもキー操作性が悪いという問題があった。
【0009】 本考案は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、キート ップの非押下時において、キートップの水平方向及び垂直方向への移動を確実に 防止するとともにキートップの押下時においてもキートップの水平方向への移動 を防止することにより、キー操作性が良好であるとともに、確実にスイッチング 動作を行い得るキースイッチ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するため本考案は、裏面から第1係止部が垂設されたキートッ プと、そのキートップの下方に配設されるとともに前記第1係止部に対応して第 2係止部が形成されたホルダ部材と、前記キートップの第1係止部及び前記ホル ダ部材の第2係止部のそれぞれに連結されるとともにキートップの上下動を案内 支持する案内支持部材と、前記キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を 行なうスイッチング部材とを有するキースイッチ装置において、前記第1係止部 は一端が開放された第1摺動溝が形成されているとともに、第1摺動溝における 開放側の方向が相互に90度ずつずらされた4個の第1係止部材からなり、また 、前記第2係止部は一端が開放された第2摺動溝が形成されているとともに、第 2摺動溝における開放側の方向が前記第1摺動溝における開放側の方向とは反対 方向に向かって相互に90度ずつずらされ、前記各第1係止部材に対応して設け られた4個の第2係止部材からなり、前記案内支持部材は前記スイッチング部材 の上方に載置されるとともに4個の支持軸が形成された押圧板と、各支持軸に回 動可能に挿嵌される軸支孔が形成されるとともに両端に係止ピンが形成された4 個の支持部材とを有し、各支持部材の各係止ピンは前記各開放側の方向が対向す るとともに相互に対角方向に位置する前記各第1係止部材及び第2係止部材の各 摺動溝に係止され、前記係止ピンが前記各第2係止部材の摺動溝に係止された前 記各支持部材の外側面と各第2係止部材の内側面とを当接係止可能とすることに より前記キートップの水平方向への移動を規制するとともに、前記スイッチング 部材の上方に載置された押圧板と前記各支持部材との協働によりキートップの垂 直方向への移動を規制するようにした構成とされる。
【0011】
【作用】
前記構成を有する本考案では、キートップは、4個の支持部材の各係止ピンが キートップの裏面に垂設された4個の第1係止部材とホルダ部材上に形成された 第1係止部材に対応する4個の第2係止部材とにより支持されるとともに、前記 各支持部材により支持された押圧板がスイッチング部材上に載置されることによ り、非押下位置に保持されている。
【0012】 このとき、各支持部材の外側面と第2係止部材の内側面とが当接係止可能にさ れているのでキートップの水平方向への移動が規制されており、また、押圧板と 各支持部材との協働作用によりキートップの垂直方向への移動が規制されている 。これにより、キートップの非押下時においてキートップに指が若干触れた程度 で不用意に水平方向、垂直方向に移動されてしまう虞はない。
【0013】 このように非押下位置に保持されたキートップを押下すると、その押下に伴っ て各支持部材の各係止ピンはそれぞれ第1及び第2係止部材における第1及び第 2摺動溝内を摺動し、これと同時に押圧板が下方に向かって移動する。かかる押 圧板の下方への移動によりスイッチング部材が押圧され、一定限度を越えるとス イッチング部材は座屈変形し所定のスイッチング動作が行なわれる。
【0014】 かかるキートップの押下中においても、前記のように各支持部材の外側面と第 2係止部材の内側面とが当接係止可能にされているのでキートップの水平方向へ の移動が規制されており、これによりスイッチング部材がキー操作性良く確実に 動作されるものである。
【0015】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明す る。図1はキースイッチ装置の分解説明図であり、キートップ1はABS樹脂等 の合成樹脂から成型されており、その上面にはアルファベット等の文字が印刷等 により形成されている。また、図2に示すようにキートップ1の裏面からは4個 の係止部材2A、2B、2C、2Dがキートップ1と一体に垂設されている。
【0016】 図2において、これらの各係止部材2A、2B、2C、2Dには、それぞれ摺 動溝3、4、5、6が形成され、各摺動溝3、4、5、6の開放側の方向はそれ ぞれ矢印a、b、c、dにて示されるように相互に図2中反時計方向(図1に示 す状態では時計方向)に90度ずつずらされている。
【0017】 また、各摺動溝3、4、5、6における開放側とは反対位置にはそれぞれ端部 壁30、31、32、33が形成されている。これらの各端部壁30、31、3 2、33は後述するようにキートップ1を押下したときに、後述の支持部材10 、11、12、13の各両端に形成された一対の係止ピン10B、11B、12 B、13Bの一方を当接係止するものである。
【0018】 また、キートップ1の下方には、キートップ1を上下方向に案内支持する案内 支持部材7が配設されており、この案内支持部材7は押圧板8と4個の支持部材 10、11、12、13とから構成される。押圧板8は正方形状に形成された樹 脂板からなり、押圧板8の四辺からはそれぞれ支持軸8A、8B、8C、8Dが 水平方向に横設されている。
【0019】 各支持部材10、11、12、13はそれぞれ同一の構成を有し、中央部に前 記押圧板8の各支持軸8A、8B、8C、8Dをそれぞれ回動可能に軸支する軸 孔10A、11A、12A、13Aが穿設されるとともに、両端に外方に向かっ て各一対の係止ピン10B、11B、12B、13Bが形成されている。
【0020】 押圧板8の下方には内部に可動電極(図示せず)が設けられ弾性ゴムから形成 されてなる逆カップ状のラバースプリング14が配設されており、かかるラバー スプリング14はその上面に載置された前記押圧板8による押下に伴って座屈変 形し後述する回路基板24上の固定電極と可動電極とが当接されて所定のスイッ チング動作を行なうものである。
【0021】 ラバースプリング14の下方にはホルダ部材15が配設され、このホルダ部材 15には前記キートップ1の裏面に形成された4個の各係止部材2A、2B、2 C、2Dに対応して4個の係止部15A、15B、15C、15Dが一体に形成 されている。これらの各係止部15A、15B、15C、15Dにはそれぞれ摺 動溝16、17、18、19が形成され、各摺動溝16、17、18、19の開 放側の方向はそれぞれ矢印d、e、f、gにて示されるように相互に図1中反時 計方向に90度ずつずらされている。
【0022】 また、前記各係止部15A、15B、15C、15Dにより囲まれた部分には 透孔部15Eが穿設されており、前記ラバースプリング14はかかる透孔15E 内に位置決めされるものである。更に、前記各摺動溝16、17、18、19に おける開放側と反対位置にはそれぞれ端部壁34、35、36、37が形成され ている。これらの各端部壁34、35、36、37はキートップ1の押下時に各 支持部材13、10、11、12の一対の係止ピン13B、10B、11B、1 2Bの他方(キートップ1に垂設された各係止部材2A、2B、2C、2Dに係 止されていない係止ピン)を当接係止するものである。
【0023】 そして、前記支持部材10の一方の係止ピン10Bは係止部材2Aの摺動溝3 に係止されるとともに、他方の係止ピン10Bは係止部15Bの摺動溝17に係 止される。また、支持部材11の一方の係止ピン11Bは係止部材2Bの摺動溝 4に係止されるとともに、他方の係止ピン11Bは係止部15Cの摺動溝18に 係止される。
【0024】 更に、支持部材12の一方の係止ピン12Bは係止部材2Cの摺動溝5に係止 されるとともに、他方の係止ピン12Bは係止部15Dの摺動溝19に係止され る。また、支持部材13の一方の係止ピン13Bは係止部材2Dの摺動溝6に係 止されるとともに、他方の係止ピン13Bは係止部15Aの摺動溝16に係止さ れる。
【0025】 このように構成されることによりキートップ1は、弾性を有するラバースプリ ング14上に載置された押圧板8と各支持部材10、11、12、13との協働 作用により垂直方向への移動が規制され、これよりキートップ1は若干指を触れ た程度では上下方向に不用意に移動することはなく非押下状態が保持されるもの である。
【0026】 また、図3はキートップ1を省略して示すキースイッチ装置の平面図であり、 かかる図3において係止部15Aの内側面20と係止部15Aに係止ピン13B が係止される支持部材13の外側面13Cとの間には、若干の間隙C(0.1m m程度)が形成されている。同様に、係止部15Bの内側面21と支持部材10 の外側面10Cとの間、係止部15Cの内側面22と支持部材11の外側面11 Cとの間、及び、係止部15Dの内側面23と支持部材12の外側面12Cとの 間には、それぞれ同一の間隙Cが形成されている。
【0027】 これにより、キートップ1が水平方向に間隙C分の微小移動をした場合、前記 各係止部15A、15B、15C、15Dの内側面20、21、22、23のず れかが前記各支持部材10、11、12、13の外側面10C、11C、12C 、13Cのいずれかに当接係止することとなり、この結果、キートップ1の水平 方向への移動は規制される。従って、キートップ1は若干指を触れた程度では水 平方向に不用意に移動されることはなく、非押下状態及び押下途中(後述する) においても水平方向の移動が規制されるものである。
【0028】 更に図4、図5に基づいてキースイッチ装置の説明を続けると、前記ホルダ部 材15の下方にはフレキシブル回路基板24が配置されており、かかる回路基板 24上には前記ラバースプリング14の内部に設けられた可動電極に対向する固 定電極(図示せず)が形成されている。これらの両可動電極及び固定電極はキー トップ1が押下されて押圧板8が下方に移動されることによりラバースプリング 14が座屈変形したときに、相互に接触されて所定のスイッチング動作を行なう ものである。尚、前記ラバースプリング14はホルダ部材15の透孔部15Eを 介してフレキシブル回路基板24上に載置されている。
【0029】 また、フレキシブル回路基板24の下面にはスイッチ支持板25が配設されて おり、かかるスイッチ支持板25はフレキシブル回路基板24、ホルダ部材15 、ラバースプリング14を支持するものである。
【0030】 続いて、前記のように構成されたキースイッチ装置の動作について説明する。 先ず、キートップ1の非押下状態においてキートップ1は、前記したように、弾 性を有するラバースプリング14上に載置された押圧板8と各支持部材10、1 1、12、13との協働作用により垂直方向への移動が規制されるとともに、各 係止部15A、15B、15C、15Dの内側面20、21、22、23と各支 持部材10、11、12、13の外側面10C、11C、12C、13Cとを間 隙Cをもって当接係止可能としたことにより水平方向への移動が規制されている 。
【0031】 キートップ1を押下すると、各支持部材10、11、12、13の一方の係止 ピン10B、11B、12B、13Bが係止部材2A、2B、2C、2Dの摺動 溝3、4、5、6内をそれぞれの端部壁30、31、32、33に向かって摺動 するとともに、同時に他方の係止ピン10B,11B、12B、13Bが係止部 15A、15B、15C、15Dの摺動溝16、17、18、19内をそれぞれ の端部壁34、35、36、37に向かって摺動する。
【0032】 このとき、キートップ1の上面に及ぼされる押圧力が若干垂直方向からずれた 場合キートップ1は水平方向に移動しようとするが、各係止部15A、15B、 15C、15Dの内側面20、21、22、23のずれかが前記各支持部材10 、11、12、13の外側面10C、11C、12C、13Cのいずれかに当接 係止することとなるので、キートップ1はその水平方向への移動が規制される。 これにより、キートップ1が不用意に水平方向に移動されることはなく良好なキ ー操作性を保持できる。
【0033】 また、前記のように各係止ピン10B、11B、12B、13Bのそれぞれが 係止部材2A、2B、2C、2Dの各摺動溝3、4、5、6及び係止部15A、 15B、15C、15Dの各摺動溝16、17、18、19内を摺動するに伴っ て、押圧板8が下方に移動されラバースプリング14を徐々に押圧していく。 かかる押圧板8の下方への移動によりラバースプリング14が一定限度まで押圧 されると、ラバースプリング14は急激に座屈変形し、この結果、ラバースプリ ング14内部の可動電極とフレキシブル回路基板24上の固定電極とが当接して 両電極間が短絡される。これにより、所定のスイッチング動作が行なわれるもの である。
【0034】 更に、キートップ1を押下していくと、支持部材10の両係止ピン10Bはそ れぞれ摺動溝3の端部壁30及び摺動溝17の端部壁35に、支持部材11の両 係止ピン11Bはそれぞれ摺動溝4の端部壁31及び摺動溝18の端部壁36に 、支持部材12の両係止ピン12Bはそれぞれ摺動溝5の端部壁32及び摺動溝 19の端部壁37に、支持部材13の両係止ピン13Bはそれぞれ摺動溝6の端 部壁33及び摺動溝16の端部壁34に当接係止される。これにより、キートッ プ1の押下完了状態において、キートップ1は水平方向に移動されることはない 。
【0035】 所定のスイッチング動作の後、前記とは逆にキートップ1の押下を解除すると 、ラバースプリング14の弾性復帰力の作用により押圧板8が上方に移動される 。これに伴って係止部材2Aの端部壁30と係止部15Bの端部壁35とに当接 係止されていた支持部材10の両係止ピン10Bは各摺動溝3及び17に沿って 元の位置に移動する。
【0036】 これと同様にして、係止部材2Bの端部壁31と係止部15Cの端部壁36と に当接係止されていた支持部材11の両係止ピン11Bは各摺動溝4及び18に 沿って、また、係止部材2Cの端部壁32と係止部15Dの端部壁37とに当接 係止されていた支持部材12の両係止ピン12Bは各摺動溝5及び19に沿って 、更に、係止部材2Dの端部壁33と係止部15Aの端部壁34とに当接係止さ れていた支持部材13の両係止ピン13Bは各摺動溝6及び16に沿って、それ ぞれ元の位置に移動する。
【0037】 この結果、キートップ1は上方に向かって非押下位置まで移動し元の非押下状 態に復帰する。これにより、キートップ1の押下動作が終了する。
【0038】 以上詳細に説明した通り本実施例に係るキースイッチ装置では、4個の支持部 材10、11、12、13の各係止ピン10B、11B、12B、13Bと係止 部材2A、2B、2C、2D及び係止部15A、15B、15C、15Dとの協 働作用によりキートップ1を上下動可能に支持するとともに、前記各係止部15 A、15B、15C、15Dの内側面20、21、22、23と前記各支持部材 10、11、12、13の外側面10C、11C、12C、13Cとを間隙Cを 介して当接係止可能にするようにしたので、キートップ1の非押下時、押下途中 のいずれにおいてもキートップ1の水平方向への移動を確実に規制することがで きる。
【0039】 また、キートップ1の押下完了時には、各係止ピン10B、11B、12B、 13Bがそれぞれ各端部壁30乃至37に当接係止されるので、この場合におい てもキートップ1の水平方向への移動を確実に規制することができる。
【0040】 また、前記各支持部材10、11、12、13を回動可能に支持する押圧板8 をラバースプリング14上に載置し、かかる押圧板8と各支持部材10、11、 12、13との協働作用を介してキートップ1を支持するようにしたので、キー トップ1はラバースプリング14の上方弾性力により非押下状態で位置決めされ 、これよりキートップ1の垂直方向への移動を確実に規制することができる。
【0041】 このように、キートップ1は非押下時において水平方向及び垂直方向への移動 が規制され得ることからキートップ1に若干指を触れた程度ではキートップ1が 不用意に移動してしまうことを防止することができるとともに、キートップ1の 押下時、押下途中、押下完了時においてもキートップ1が水平方向に不必要に移 動することはないことから良好なキー操作性をもって確実にスイッチング動作を 行い得るものである。
【0042】 特に、キートップ1の押下時に、押圧板8を傾けることなく水平状態を保持し つつラバースプリング14を垂直方向に確実に押下することができ、これよりキ ートップ1の傾動を防止するための部材を必要とすることなくキートップ1にお ける押下位置とは無関係に常にキートップ1の水平状態を保持しながらラバース プリング14を確実に垂直方向に押下して安定したスイッチング動作を行なうこ とができる。
【0043】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱しない 範囲内において種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0044】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案は、キートップの非押下時において、キートップの水 平方向及び垂直方向への移動を確実に防止するとともにキートップの押下時にお いてもキートップの水平方向への移動を防止することにより、キー操作性が良好 であるとともに、確実にスイッチング動作を行い得るキースイッチ装置を提供す ることができ、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】キースイッチ装置の分解説明図である。
【図2】キートップの裏面を示す斜視図である。
【図3】キートップを省略して示すキースイッチ装置の
平面図である。
【図4】キートップの非押下状態を一面から捉えて模式
的に示す側断面図である。
【図5】キートップの非押下状態を他の面から捉えて模
式的に示す側断面図である。
【符号の説明】
1 キートップ 2A、2B、2C、2D 係止部材 3、4、5、6 摺動溝 7 案内支持部材 8 押圧板 8A、8B、8C、8D 支持軸 10、11、12、13 支持部材 10A,11A、12A、13A 軸孔 10B、11B、12B、13B 係止ピン 10C、11C、12C、13C 外側面 14 ラバースプリン
グ 15 ホルダ部材 15A、15B、15C、15D 係止部 16、17、18、19 摺動溝 20、21、22、23 内側面 C 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面から第1係止部が垂設されたキー
    トップと、そのキートップの下方に配設されるとともに
    前記第1係止部に対応して第2係止部が形成されたホル
    ダ部材と、前記キートップの第1係止部及び前記ホルダ
    部材の第2係止部のそれぞれに連結されるとともにキー
    トップの上下動を案内支持する案内支持部材と、前記キ
    ートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行なうス
    イッチング部材とを有するキースイッチ装置において、 前記第1係止部は一端が開放された第1摺動溝が形成さ
    れているとともに、第1摺動溝における開放側の方向が
    相互に90度ずつずらされた4個の第1係止部材からな
    り、 前記第2係止部は一端が開放された第2摺動溝が形成さ
    れているとともに、第2摺動溝における開放側の方向が
    前記第1摺動溝における開放側の方向とは反対方向に向
    かって相互に90度ずつずらされ、前記各第1係止部材
    に対応して設けられた4個の第2係止部材からなり、 前記案内支持部材は前記スイッチング部材の上方に載置
    されるとともに4個の支持軸が形成された押圧板と、各
    支持軸に回動可能に挿嵌される軸支孔が形成されるとと
    もに両端に係止ピンが形成された4個の支持部材とを有
    し、各支持部材の各係止ピンは前記各開放側の方向が対
    向するとともに相互に対角方向に位置する前記各第1係
    止部材及び第2係止部材の各摺動溝に係止され、 前記係止ピンが前記各第2係止部材の摺動溝に係止され
    た前記各支持部材の外側面と各第2係止部材の内側面と
    を当接係止可能とすることにより前記キートップの水平
    方向への移動を規制するとともに、前記スイッチング部
    材の上方に載置された押圧板と前記各支持部材との協働
    によりキートップの垂直方向への移動を規制するように
    したことを特徴とするキースイッチ装置。
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