JP3630138B2 - キースイッチ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、キートップとホルダ部材との間に配設されるリンク部材を介してキートップの上下動を案内し、キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行うキースイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のキーボードに使用されるキースイッチ装置としては、キーステムを一体に有するキー部材をホルダプレートに形成されたキーホルダ部に挿通して案内支持するとともに、キーステムの下方にスイッチング部材を配設したキースイッチ装置が一般に用いられている。
かかるキースイッチ装置では、キーホルダ部を介してキー部材におけるキーステムの上下動を摺動案内し、キー部材の押下時にキーステムの下部によりスイッチング部材を作動させてスイッチング動作を行わせるものである。
【0003】
かかるキースイッチ装置によりキー操作を行う場合、キー部材の上下動は前記のようにホルダプレートのキーホルダ部を介してキー部材のキーステムを摺動案内して行われることから、キー部材の押下位置によっては(例えば、キー部材上の中央部以外の端部位置を押下する場合には)、キー部材が傾いた状態で上下動する虞がある。
このように、キー部材が傾いた状態で上下動すると、キーステムとキーホルダ部との間にこじれが生じてしまい、この結果、キー操作上重大な支障が生じることとなり、場合によってはキー部材を押下できなくなることも考えられるものである。
【0004】
このような問題を解決するものとして、キーの押下時にキーが傾いた状態で押下されるのを防止すべく、特開昭60−62017号公報に記載されたキースイッチ装置が知られている。
【0005】
特開昭60−62017号公報に記載されたキースイッチ装置は、軸によりはさみ状に交叉してなる2つのはさみ状部材にキー部材を支持するとともに、キー部材の中心部から離れた位置にスイッチング部材を配置し、キー部材の押下時に各はさみ状部材の端部に形成された複数個の各ピンをキー部材の裏面と基板の上面とで水平方向に摺動案内するとともに、キー部材に特別に設けた押下部をホルダ部を介して上下に摺動案内しつつ押下部によりスイッチング部材を押下するようにしたものである。
【0006】
この構成により、このキースイッチ装置は、キーにおける押下位置とは無関係にキーのどの部分を押下しても水平状態を保持しつつキーの上下動を案内できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記キースイッチ装置では、図面から明らかなように、はさみ状部材の各端部に形成された各ピンはキー部材の裏面と基板の上面とでそれぞれ水平方向に摺動案内されるように構成されているが、各ピンのうち下方側にあるピンを基板の上面に形成された摺動案内部において位置決めするためのものは何等設けられていない。従って、キー部材の非押下時において、はさみ状部材が位置決めされることなく、水平方向に不必要に移動してしまうおそれが多分にあるものである。
【0008】
特に、キー部材の非押下時にはさみ状部材が不必要に水平方向に移動してしまうことからキーの操作性が悪く、場合によってはキー部材の押下が不充分となってスイッチング部材を確実に動作できないことも生じてしまうおそれも存在するという問題がある。
【0009】
また、各はさみ状部材の下側に形成されたピンを摺動可能に支持するについて、基板に取り付けられた非可動キー部分の案内ポケットを介して摺動可能に支持しているが、かかる非可動キー部分は、基板と別体に構成されており、このように非可動キー部分を基板に取り付ける構成では、その組立が煩雑化してコストアップを招来してしまう。
【0010】
更に、このキースイッチ装置において、キートップが2つのはさみ状部材を介して支持されていたとしても、各はさみ状部材の端部がキートップ側と基板側とで摺動案内されていることに起因して、キートップ及び基板と、各はさみ状部材との間でガタ(こじれ)が
発生することは否めない。このようにして、ガタ(こじれ)が発生すると、キートップが押下された際にキートップが傾いた状態で上下動するおそれがある。
【0011】
かかる場合、スイッチ体(ラバースプリング)がキー部材(キートップ)の中央位置から外れた位置に配置されているので、キートップの押下に基づく押圧力が、押圧部からスイッチ体に対して適正に伝達されなくなることも考えられ、スイッチ体が適正にスイッチング動作を行うことができなくなることもある。
【0012】
本発明は前記問題点を解消するためになされたものであり、キートップの水平状態を保持したまま上下動を行うことが可能なキースイッチ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載に係るキースイッチ装置は、係止部が下面に形成されたキートップと、キートップの下方に配置されるとともに、下側摺動係止部が形成されたホルダ部材と、キートップの係止部とホルダ部材の下側摺動係止部とを連結係止するとともに、キートップの上下動を案内支持する第1リンク部材及び第2リンク部材と、ホルダ部材の下方に配置され、電気接点部を有する回路基板と、キートップの上下動に伴って、回路基板における電気接点部と協働してスイッチング動作を行うスイッチング部材と、ホルダ部材に立設され、内側に案内溝を有する一対の案内壁と、第1リンク部材の外側に形成され、各案内壁の案内溝に沿って案内される軸体とを備え、各案内壁は、その案内溝が内側に向かって対向するように配置されるとともに、各軸体は、キートップの上下動に伴い案内溝に沿って上下方向に摺動案内され、第1リンク部材及び第2リンク部材は、交叉して配設されるとともに、その交叉部で回動可能に支持されており、第2リンク部材には、交叉部に設けられるとともにスイッチング部材の上面に載置される押下棒が設けられ、スイッチング部材は、キートップの下降動作に伴って押下棒を介して押圧されてスイッチング動作を行うことを特徴とする。
【0014】
【0015】
【作用】
前記構成を有する本発明に係るキースイッチ装置においては、内側に案内溝を有する一対の案内壁がホルダ部材に立設されるとともに、第1リンク部材の外側に各案内壁の案内溝に沿って案内される軸体が形成され、各軸体は、キートップの上下動に伴って案内溝に沿って上下方向に摺動案内されるように構成されているので、キートップが上下動した場合でもキートップが前後左右方向に移動することがなく、キートップの水平状態を保持したまま上下動を行うことができる。
【0016】
また、前記構成を有するキースイッチ装置においては、キートップが押下されると、その押下に伴い、キートップは、交叉して配設されるとともにその交叉部で回動可能に支持された第1リンク部材及び第2リンク部材により下方に案内され、その結果、第1リンク部材と第2リンク部材の交叉部において第2リンク部材に設けられてスイッチング部材の上面に載置された押下棒を介してスイッチング部材が押圧される。これにより、スイッチング部材と回路基板の電気接点部との協働によりスイッチング動作が行われる。
一方、キートップの押下を解除すると、キートップは、元の非押下位置まで復帰される。
【0017】
【実施例】
以下、本発明を具体化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本実施例に係るキースイッチ装置の縦断面図であり、キートップ1はABS樹脂等の合成樹脂から成型されており、その上面にはアルファベット等の文字が印刷等により形成されている。また、キートップ1の裏面からは、2つの係止部2、3(それぞれの係止部2、3は紙面と垂直方向に各一対が存在し、図1においてはそれぞれの一方のみを示す)が下方に向けてキートップ1本体と一体に設けられている。
【0018】
係止部2には、後述する2つのリンク部材7、8のうちの一方のリンク部材7の一端に形成された係止棒13を水平方向に摺動可能に係止する係止溝4が形成されており、また、係止部3には、他方のリンク部材8の一端に形成された係止ピン23、24を水平方向に摺動可能に係止する係止溝5が形成されている。各係止溝4、5は、図1に示すように、キートップ1の押下方向(下方向)に開放されている。
【0019】
また、係止溝4には、その係止溝4に連続する係止案内部4Aが形成されており、かかる係止案内部4Aはリンク部材7の係止棒13を係止溝4内にスナップインする際に係止溝4に向かって案内するものである。更に、係止部3の係止溝5の下部位置には、係止案内部5Aが設けられており、かかる係止案内部5Aはリンク部材8の係止ピン23、24を係止溝5内にスナップインする際に係止溝5に向かって案内するものである。
【0020】
更に、キートップ1の裏面における両側縁からは一対の係止爪34がキートップ1と一体に垂設されており、各係止爪34の下端には係止突起35が設けられている。かかる各係止爪34は後述するホルダプレート25に立設された一対の案内壁33の爪案内溝33A内に挿嵌され、また、各係止突起35は案内壁33の上端に設けられた閉塞部33Cの下端面に係止される(図4参照)。
【0021】
キートップ1の下方には、キートップ1の上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されており、かかる案内支持部材6は2つのリンク部材7、8から構成される。
【0022】
一方のリンク部材7は、図2に示すように平面視コ字状に形成され、また、一対の板状体9を有し各板状体9の一端間には係止棒13が一体に形成されるとともに、各板状体9のそれぞれの他端には係止ピン15、16が形成されてなるものである。かかる係止棒13は係止案内部4Aを介して係止部2の係止溝4内にスナップインされ、また、各係止ピン15、16は後述するホルダプレート25に形成された係止部26にスナップインされるものである。
【0023】
また、各板状体9の内側及び外側の双方において相互に対向する中央部位置には、それぞれ軸体12A、12Bが形成されており、軸体12Aは後述のリンク部材8の各板状体17に形成された各軸孔20に回動可能に軸支される。更に、軸体12Bは後述するホルダプレート25に立設された案内壁33の軸案内溝33B内に嵌合されるものである。尚、リンク部材7の係止棒13と各係止ピン15、16は各軸体12A、Bからの距離が等しくなるように構成されている。
【0024】
更に、他方のリンク部材8は、図3に示すように、一対の板状体17を有し各板状体17の一端間には係止棒21が一体に形成されるとともに、各板状体17のそれぞれの他端には係止ピン23、24が形成されてなる。かかる係止棒21の両端部は後述するホルダプレート25の係止部27に係止され、また、各係止ピン23、24は前記係止案内部5Aを介して係止部3の係止溝5内にスナップインされる。
【0025】
また、各板状体17の内側における中央部位置の間には、後述するラバースプリング31の上面に載置されるとともに、キートップ1の押下時に各リンク部材7、8の相互の回動に伴ってラバースプリング31を下方に押下する押下棒18が設けられている。これにより、キートップ1の押下に伴って押下棒18がラバースプリング31を押下してスイッチング動作を行うものである。
【0026】
また、各板状体17の外側において相互に対向する中央部位置には、それぞれ軸孔20が形成されており、各軸孔20には前記リンク部材7の各板状体9に形成された各軸体12Aが回動可能に軸支される。これにより、両リンク部材7、8は各軸体12A及び軸孔20を介して相互に交差して回動可能となるものであり、各軸体12Aと軸孔20とにより軸支部A(図4参照)が形成される。尚、リンク部材8の係止棒21と各係止ピン23、24は各軸孔20からの距離が等しくなるように構成されている。
【0027】
次に、案内支持部材6の下方には樹脂製のホルダプレート25が配設されており、かかるホルダプレート25には各スイッチ装置に対応して係止部26、27(各係止部26、27はそれぞれ2つずつが設けられているが、図1には1つの係止部26、27のみを示す)が形成されている。また、ホルダプレート25には、各係止部26、27間の略中央位置にてラバースプリング31(後述する)を位置決め配置するための取付孔Hが形成されている(図4参照)。
【0028】
各係止部26、27は、それぞれ一対の係止片26A、26B、及び一対の係止片27A、27Bから構成され、各一方の係止片26A、27Aには内方に傾斜した傾斜面を有する係止案内部26C、27Cが形成されている。また、一対の係止片26A、26B間には、リンク部材7に形成された係止ピン15、16が挿入される挿入口26Dが形成されており、一対の係止片27A、27B間には、リンク部材8に形成された係止棒21が挿入される挿入口27Dが形成されている。
【0029】
そして、係止部26における両係止片26A、26Bにより係止溝28が形成され、かかる係止溝28内にはリンク部材7に形成された係止ピン15、16が係止案内部26Cの樹脂弾性により挿入口26Dを介してスナップインされる。更に、係止部27における両係止片27A、27Bにより係止溝28と同様の係止溝29が形成され、かかる係止溝29内にはリンク部材8に形成された係止棒21の両端部が係止案内部27Cの樹脂弾性により挿入口27Dを介してスナップインされる。
【0030】
また、ホルダプレート25上において、両係止部26、27の間で、リンク部材7における各板状体9の外側面を案内する一対の案内壁33(図4参照)が立設されている。各案内壁33には、図4乃至図6に示すように、その外側に前記キートップ1に形成された係止爪34を上下方向に摺動案内する爪案内溝33A、爪案内溝33Aの内側でリンク部材7の軸体12Bを摺動案内する軸案内溝33B、更に、係止爪34の係止突起35の下端を係止すべく爪案内溝33Aの上端部を閉塞してなる閉塞部33Cが設けられている。
【0031】
前記のように構成されるホルダプレート25の下方には、図4に示すように、各キースイッチに対応してスイッチ電極30Aが形成されたフレキシブル回路基板30が配置されており、また、かかるスイッチ電極30Aに対応して逆カップ状のラバースプリング31が、ホルダプレート25に形成された取付孔H内に位置決め配置されつつ、フレキシブル回路基板30上に載置されている。
【0032】
更に、回路基板30上のスイッチ電極30Aに対向してラバースプリング31の内頂壁には、可動電極31Aが固着されている。そして、ラバースプリング31の上面には、前記リンク部材8に形成された押下棒18が配置されている。
【0033】
これにより、キートップ1の押下に伴って押下棒18が下方に移動すると、ラバースプリング31が押下棒18により押下され、一定の押下量を越えると、ラバースプリング31が座屈されて可動電極31Aとフレキシブル回路基板30上のスイッチ電極30Aとが当接することによりスイッチング動作が行われるものである。
【0034】
また、フレキシブル回路基板30の下方にはスイッチ支持板32が配設されており、かかるスイッチ支持板32はその上方に配設された各回路基板30、ホルダプレート25を支持するものである。
【0035】
続いて、前記のように構成されたキースイッチ装置の動作について説明する。
先ず、キートップの非押下位置においては、図4に示すように、係止爪34の係止突起35が案内壁33の閉塞部33Cに係止されているので、図4における左右方向に不必要に移動されることはなく、また、キートップ1が案内壁33から抜け外れてしまうこともない。
【0036】
そして、キートップ1を下方に押下すると、キートップ1が下方へ移動するに伴って各係止爪34は案内壁33の爪案内溝33Aに沿って下方に摺動案内される。これにより、キートップ1がその押下時に図1及び図5における左右方向に移動されることはない。
【0037】
更に、キートップ1の下方への移動に従って、リンク部材7の係止棒13は係止部2の係止溝4内で水平方向(図1における左方向)に摺動するとともに、リンク部材8の係止ピン23、24は係止部3の係止溝5内で水平方向(図1における右方向)に摺動する。これと同時に、リンク部材8の係止棒21は前記係止棒13と同様に、ホルダプレート25における係止部27の係止溝29内で水平方向(図1における左方向)に摺動するとともに、リンク部材7の係止ピン15、16は前記係止ピン23、24と同様に、係止部26の係止溝28内で水平方向(図1における右方向)に摺動する。
【0038】
これと同時に、リンク部材7とリンク部材8は軸支部Aを中心に相互に回動し、これに伴って軸支部Aが下方へ移動する。かかる軸支部Aの下方への移動時に、リンク部材7における各板状体9の外側面は各案内壁33の内壁面に沿って下方に移動するとともに、各板状体9に形成された軸体12Bが各案内壁33の軸案内溝33Bに沿って摺動案内される。よって、かかる点からしてもキートップ1の押下時に、キートップ1が図4における左右方向に移動されることはない。また、キートップ1は両リンク部材7、8に支持されつつ移動されることから、キートップ1の押下時にキートップ1が傾いた状態で移動することはないものである。
【0039】
この結果、リンク部材8の押下棒18が下方に移動されるとともに、ラバースプリング31を徐々に押下していき、その押下量が一定の限度を超えた時点でラバースプリング31は挫屈される。これにより、ラバースプリング31内の可動電極31Aがフレキシブル回路基板30上のスイッチ電極30Aを短絡し所定のスイッチング動作が行われる。
【0040】
キートップ1の押下を解除すると、リンク部材7の押下棒18はラバースプリング31の弾性復元力により上方に押し上げられる。これに伴って、前記リンク部材7の係止棒13、係止ピン15、16、及び、リンク部材8の係止棒21、係止ピン23、24は前記した動作と逆の動作を行い、この結果、キートップ1は元の位置に復帰される。
【0041】
このようにキートップ1が元の非押下位置に復帰する際においても、各係止爪34は案内壁33の爪案内溝33Aに沿って上方に摺動案内され、従って、キートップ1がその復帰時に図1及び図5における左右方向に移動されることはない。
また、リンク部材7における各板状体9の外側面は各案内壁33の内壁面に沿って上方に移動するとともに、各板状体9に形成された軸体12Bが各案内壁33の軸案内溝33Bに沿って摺動案内され、従って、このような点からしてもキートップ1が図4における左右方向に移動されることはない。
【0042】
前記したように、キートップ1は、その押下時及び元の非押下位置に復帰する時の双方に場合において、不必要に前後方向(図1及び図5における左右方向)及び左右方向(図4における左右方向)に移動されることが防止されるものである。
また、本実施例では、キートップ1が両リンク部材7、8によって支持されつつ移動されることから、傾斜した状態で移動することが防止されるものである。
【0043】
前記の構成を有するキースイッチ装置を組み立てるには、リンク部材7の各軸体12Aをリンク部材8の各軸孔20に嵌合して案内支持部材6を組み立てた後、リンク部材7のもう一方の各軸体12Bを案内壁33に形成された軸案内溝33Bの上方から軸案内溝33B内に挿嵌する。
【0044】
これにより、図6に示すように、リンク部材7の各係止ピン15、16は、ホルダプレート25における係止部26の係止片26Aに形成された係止案内部26Cと係止片26Bとの間に配置されるとともに、リンク部材8の係止棒21は、係止部27の係止片27Aに形成された係止案内部27Cと係止片27Bとの間に配置される。この状態においては、図6に示すように、リンク部材7及びリンク部材8の双方は、略水平状態になっている。
【0045】
これに続いて、キートップ1を案内支持部材6の上に配置し、リンク部材7の係止棒13をキートップ1における係止部2の係止案内部4Aに対向させるとともに、リンク部材8の各係止ピン23、24をキートップ1における係止部3の係止案内部5Aに対向させる(図6参照)。
【0046】
この後、キートップ1を下方に向けて軽く押下すると、リンク部材7の各係止ピン15、16は係止案内部26Cの樹脂弾性を介して係止溝28内にスナップインされ、また、リンク部材8の係止棒21も係止案内部27Cの樹脂弾性を介して係止溝29内にスナップインされる。これと同時に、リンク部材7の係止棒13が係止案内部4Aを介して係止溝4内にスナップインされるとともに、リンク部材8の各係止ピン23、24が係止案内部5Aを介して係止溝5内にスナップインされる。これにより、キースイッチ装置の組立が完了する。
【0047】
このように、各リンク部材7、8とホルダプレート25及びキートップ1との連結は、キートップ1を軽く押下するのみにより簡単に連結することができ、これにより、キースイッチ装置の組立作業を簡単化して作業負担を軽減することができる。
【0048】
以上詳細に説明した通り本実施例に係るキースイッチ装置では、キートップ1の両側縁から垂設した一対の各係止爪34をホルダプレート25上の案内壁33に形成した爪案内溝33A内に挿嵌するようにしたので、キートップ1の操作時にキートップ1が上下動した場合においても、キートップ1が前後左右方向に移動することを防止することができる。従って、キートップ1のキー操作性を格段に向上することができるものである。
【0049】
また、リンク部材7の各軸体12Bを案内壁33に形成した軸案内溝33Bに挿嵌したので、キートップ1の操作時にキートップ1が上下動した場合でも、キートップ1が前後左右方向に移動することはなく、これにより、前記効果とも相まってキートップ1の水平状態を保持したまま確実に上下動を行い得るものである。
【0050】
更に、キートップ1の非操作時においては、係止爪34の係止突起35が案内壁33の閉塞部33Cに係止されているので、キートップ1が案内壁33から抜け外れてしまうことを確実に防止することができ、また、ラバースプリング31の弾性復元力とも相まってキートップ1の非押下位置を適正に規制することができるものである。
【0051】
また、キートップ1は、互いに回動可能に交差された2つのリンク部材7とリンク部材8とからなる案内支持部材6により上下動案内されているので、キートップの操作時にキートップ1が傾いた状態で上下動することは防止され、この結果、前記のようにキートップ1の前後左右方向への移動を防止できることとも相まってキートップ1のキー操作性を格段に向上できるものである。
【0052】
更に、ラバースプリング31は、回路基板30上でホルダプレート25に形成された取付孔Hに容易且つ確実に位置決め配置することができ、また、かかる取付孔Hは、ホルダプレート25に形成された各係止部26、27間の略中央位置に形成されているので、スイッチング操作時にキートップ1の押下位置に拘わらずキートップ1の略中央部を介してラバースプリング31のスイッチング動作を行うことが可能となり、従って、常に確実なスイッチング動作を行うことができる。
【0053】
また、キートップ1の各係止部2、3には、リンク部材7の係止棒13及びリンク部材8の係止ピン23、24を係止するため、キートップ1の押下方向に開放された係止溝4、5及び係止案内部4A、5Aが形成されており、また、ホルダプレート25の各係止部26、27には、リンク部材7の係止ピン15、16及びリンク部材8の係止棒21を摺動可能に係止する係止溝28、29が形成されているので、リンク部材7の係止ピン15、16及びリンク部材8の係止棒21を係止部26、27の係止溝28、29に係止した状態で、且つ、リンク部材7及びリンク部材8の双方が略水平状態でキートップ1を軽く押下するだけの簡単な操作により、係止棒13及び係止ピン23、24は、それぞれ係止部2、3の係止案内部4A、5Aを介して係止溝4、5の開放側から係止部2、3内にスナップインさせることが可能となる。これにより、キースイッチ装置の組立作業を容易に行うことができる。
【0054】
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、改良が可能であることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のキースイッチ装置によれば、内側に案内溝を有する一対の案内壁がホルダ部材に立設されるとともに、第1リンク部材の外側に各案内壁の案内溝に沿って案内される軸体が形成され、各軸体は、キートップの上下動に伴って案内溝に沿って上下方向に摺動案内されるように構成されているので、キートップが上下動した場合でもキートップが前後左右方向に移動することがなく、キートップの水平状態を保持したまま上下動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キースイッチ装置の縦断面図である。
【図2】一方のリンク部材の平面図である。
【図3】他方のリンク部材の平面図である。
【図4】キースイッチ装置の横断面図である。
【図5】係止爪と爪案内溝との関係を示す説明図である。
【図6】キースイッチ装置を組み立てる前における状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キートップ
2 係止部
3 係止部
4、5、28、29 係止溝
6 案内支持部材
7 リンク部材
8 リンク部材
13 係止棒
15、16 係止ピン
21 係止棒
23、24 係止ピン
25 ホルダプレート
26 係止部
26D 挿入口
27 係止部
27D 挿入口
30 フレキシブル回路基板
30A スイッチ電極
31 ラバースプリング
32 スイッチ支持板
H 取付孔

Claims (1)

  1. 係止部が下面に形成されたキートップと、
    前記キートップの下方に配置されるとともに、下側摺動係止部が形成されたホルダ部材と、
    前記キートップの係止部とホルダ部材の下側摺動係止部とを連結係止するとともに、キートップの上下動を案内支持する第1リンク部材及び第2リンク部材と、
    前記ホルダ部材の下方に配置され、電気接点部を有する回路基板と、
    前記キートップの上下動に伴って、前記回路基板における電気接点部と協働してスイッチング動作を行うスイッチング部材と、
    前記ホルダ部材に立設され、内側に案内溝を有する一対の案内壁と、
    前記第1リンク部材の外側に形成され、前記各案内壁の案内溝に沿って案内される軸体とを備え、
    前記各案内壁は、その案内溝が内側に向かって対向するように配置されるとともに、前記各軸体は、前記キートップの上下動に伴い案内溝に沿って上下方向に摺動案内され、
    前記第1リンク部材及び第2リンク部材は、交叉して配設されるとともに、その交叉部で回動可能に支持されており、
    記第2リンク部材には、前記交叉部に設けられるとともに前記スイッチング部材の上面に載置される押下棒が設けられ、
    前記スイッチング部材は、前記キートップの下降動作に伴って前記押下棒を介して押圧されてスイッチング動作を行うことを特徴とするキースイッチ装置。
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