JPH0579810A - センサ - Google Patents
センサInfo
- Publication number
- JPH0579810A JPH0579810A JP23931591A JP23931591A JPH0579810A JP H0579810 A JPH0579810 A JP H0579810A JP 23931591 A JP23931591 A JP 23931591A JP 23931591 A JP23931591 A JP 23931591A JP H0579810 A JPH0579810 A JP H0579810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- synthetic resin
- glass transition
- transition point
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気式回転センサのコイル断線防止(合成樹脂
による。) 【構成】マグネットワイヤ7の外側に、ガラス転移点1
70℃以上,熱膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹
脂を使用することにより、コイル断線を防止する。 【効果】センシング部にガラス転移点170℃以上、熱
膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹脂を使用するこ
とにより、熱膨張,熱収縮時にコイルに加わる応力を緩
和させることにより断線を防止できる。
による。) 【構成】マグネットワイヤ7の外側に、ガラス転移点1
70℃以上,熱膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹
脂を使用することにより、コイル断線を防止する。 【効果】センシング部にガラス転移点170℃以上、熱
膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹脂を使用するこ
とにより、熱膨張,熱収縮時にコイルに加わる応力を緩
和させることにより断線を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に自動車用の回転又
は、角度を磁気的に検出するセンサの特に、熱膨張,熱
収縮を繰返し受けるような環境下で使用しても、コイル
の引出し線が断線しない合成樹脂に関する。
は、角度を磁気的に検出するセンサの特に、熱膨張,熱
収縮を繰返し受けるような環境下で使用しても、コイル
の引出し線が断線しない合成樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のセンサとして、従来公開実用昭
和58−77471 号公報に記載されている技術がある。この
従来技術では、筒状の金属ケース内にセンシング部を収
納し、コイル部分の保護用としてエポキシ樹脂を注入し
て硬化させている。
和58−77471 号公報に記載されている技術がある。この
従来技術では、筒状の金属ケース内にセンシング部を収
納し、コイル部分の保護用としてエポキシ樹脂を注入し
て硬化させている。
【0003】又、他の従来技術として、センシング部の
外送部をポリブチレンテレフタレートや66ナイロン等
の、熱可塑性樹脂を使用している技術がある。
外送部をポリブチレンテレフタレートや66ナイロン等
の、熱可塑性樹脂を使用している技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来技術実開昭
58−77471号公報に記載の技術では、コイル保護用とし
て、エポキシ樹脂等を充填しているが、これらの樹脂は
ガラス転移点が、60〜120℃程度であり、センサが
使用される場所、および環境によっては、−40℃〜1
65℃になる場合がある。
58−77471号公報に記載の技術では、コイル保護用とし
て、エポキシ樹脂等を充填しているが、これらの樹脂は
ガラス転移点が、60〜120℃程度であり、センサが
使用される場所、および環境によっては、−40℃〜1
65℃になる場合がある。
【0005】従って、温度が樹脂のガラス転移点を超え
ると、熱膨張係数が2〜3倍大きくなり、コイルにスト
レスがかかり、断線する問題があった。
ると、熱膨張係数が2〜3倍大きくなり、コイルにスト
レスがかかり、断線する問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、コアと
マグネットとヨークと端子を合成樹脂により一体化する
とともに、前記コアの外周側にボビンを形成し、このボ
ビンにコイルを巻回し、前記コイルとマグネットとヨー
クと端子とが一体をなすセンシング部を形成したセンサ
において、前記センシング部の外側に外装部を施す合成
樹脂を、ガラス転移点を170℃以上、線膨張係数を2
5×10-6/℃以下にしてコイル線材の線膨張係数1
6.5×10-6/℃ に近付けることにより達成される。
マグネットとヨークと端子を合成樹脂により一体化する
とともに、前記コアの外周側にボビンを形成し、このボ
ビンにコイルを巻回し、前記コイルとマグネットとヨー
クと端子とが一体をなすセンシング部を形成したセンサ
において、前記センシング部の外側に外装部を施す合成
樹脂を、ガラス転移点を170℃以上、線膨張係数を2
5×10-6/℃以下にしてコイル線材の線膨張係数1
6.5×10-6/℃ に近付けることにより達成される。
【0007】
【作用】本発明は、センシング部にガラス転移点170
℃以上、線膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹脂を使
用することにより、熱膨張,熱収縮時にコイルに加わる
応力を緩和させることにより断線を防止できる。
℃以上、線膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹脂を使
用することにより、熱膨張,熱収縮時にコイルに加わる
応力を緩和させることにより断線を防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0009】図1に示す実施例のセンサは、コア1とマ
グネット2とヨーク3と端子4とを合成樹脂5により一
体成形されている。
グネット2とヨーク3と端子4とを合成樹脂5により一
体成形されている。
【0010】一方、前記ヨーク3の端部には、合成樹脂
5により、取付用のフランジ9が形成されている。この
フランジ9には、取付用カラー10が組込まれている。
他方、前記端子4の端部には、合成樹脂5により、膨出
部が形成されており、この膨出部には、端子4に信号的
に接続し得るコネクタ11が設けられている。
5により、取付用のフランジ9が形成されている。この
フランジ9には、取付用カラー10が組込まれている。
他方、前記端子4の端部には、合成樹脂5により、膨出
部が形成されており、この膨出部には、端子4に信号的
に接続し得るコネクタ11が設けられている。
【0011】前記、コア1の外周部には、ボビン6が形
成されている。このボビン6には、コイルであるマグネ
ットワイヤ7が巻回されている。このマグネットワイヤ
7の端部は、前記端子4にハンダ8で接合される。前
記、マグネットワイヤ7の外側に、ガラス転移点170
℃以上線膨張係数25×10-6/℃以下の外装樹脂12
を成形することにより、熱膨張,収縮による応力緩和が
でき、断線を防止できる。図2にガラス転移点(T
g),線膨張係数(α)の変化と、コイル断線に至るま
での熱衝撃試験結果を示す。
成されている。このボビン6には、コイルであるマグネ
ットワイヤ7が巻回されている。このマグネットワイヤ
7の端部は、前記端子4にハンダ8で接合される。前
記、マグネットワイヤ7の外側に、ガラス転移点170
℃以上線膨張係数25×10-6/℃以下の外装樹脂12
を成形することにより、熱膨張,収縮による応力緩和が
でき、断線を防止できる。図2にガラス転移点(T
g),線膨張係数(α)の変化と、コイル断線に至るま
での熱衝撃試験結果を示す。
【0012】試験条件は−55℃⇔150℃/各40分
間を1サイクルとし、この試験条件でテストを行なった
結果、No.1(Tg120℃,α=40×10-6/℃)
は250サイクルで断線No.2(Tg150℃,α=3
5×10-6/℃)は700サイクルで断線、No.3(T
g170℃,α=25×10-6/℃)本発明品は200
0サイクル行なっても断線は起こらなかった。
間を1サイクルとし、この試験条件でテストを行なった
結果、No.1(Tg120℃,α=40×10-6/℃)
は250サイクルで断線No.2(Tg150℃,α=3
5×10-6/℃)は700サイクルで断線、No.3(T
g170℃,α=25×10-6/℃)本発明品は200
0サイクル行なっても断線は起こらなかった。
【0013】これは、マグネットワイヤ7線材の線膨張
係数が16.5×10-6/℃であり、これをモールドす
る本発明品の外装樹脂12の線膨張係数を近付けて、熱
膨張収縮時にコイル線材にストレスをかけないことと、
使用される環境はエンジン周辺に取付けられるため最高
温度が165℃位になる。そこでガラス転移点を170℃
以上として、外装樹脂の変形を抑えることにより達成で
きる。
係数が16.5×10-6/℃であり、これをモールドす
る本発明品の外装樹脂12の線膨張係数を近付けて、熱
膨張収縮時にコイル線材にストレスをかけないことと、
使用される環境はエンジン周辺に取付けられるため最高
温度が165℃位になる。そこでガラス転移点を170℃
以上として、外装樹脂の変形を抑えることにより達成で
きる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、センシング部にガラス転移点
170℃以上,熱膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹
脂を使用することにより、熱膨張,熱収縮時にコイルに
加わる応力を緩和させることにより断線を防止できる。
170℃以上,熱膨張係数25×10-6/℃以下の合成樹
脂を使用することにより、熱膨張,熱収縮時にコイルに
加わる応力を緩和させることにより断線を防止できる。
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明品の試験結果を示す図である。
1…コア、2…マグネット、3…ヨーク、4…端子、5
…合成樹脂、6…ボビン、7…コイル、8…半田、9…
フランジ、10…カラー、11…コネクタ、12…外装
合成樹脂。
…合成樹脂、6…ボビン、7…コイル、8…半田、9…
フランジ、10…カラー、11…コネクタ、12…外装
合成樹脂。
Claims (2)
- 【請求項1】コアとマグネットとヨークと端子を、合成
樹脂により一体化するとともに、前記コアの外周側にボ
ビンを形成し、このボビンにコイルを巻回し、前記コイ
ルとマグネットとヨークと端子とが、一体をなすセンシ
ング部を形成したセンサにおいて、前記センシング部の
外側に外装部を施す合成樹脂のガラス転移点を、170℃
以上とすることを特徴としたセンサ。 - 【請求項2】請求項1の合成樹脂の線膨張係数を25×
10-6/℃以下とすることを特徴とするセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23931591A JPH0579810A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23931591A JPH0579810A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579810A true JPH0579810A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17042890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23931591A Pending JPH0579810A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0579810A (ja) |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP23931591A patent/JPH0579810A/ja active Pending
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