JPH0422300Y2 - - Google Patents

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JPH0422300Y2
JPH0422300Y2 JP6436585U JP6436585U JPH0422300Y2 JP H0422300 Y2 JPH0422300 Y2 JP H0422300Y2 JP 6436585 U JP6436585 U JP 6436585U JP 6436585 U JP6436585 U JP 6436585U JP H0422300 Y2 JPH0422300 Y2 JP H0422300Y2
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pole
coil
bobbin
terminal
magnet
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は回転検出装置に関し、特に磁石、ポ
ールおよび出力用のコイルを含んで構成する回転
検出装置の改良構造に係るものである。
〔従来の技術〕 従来例によるこの種の回転検出装置として、実
開昭59−138768号公報に開示された装置の類似構
成による概要を第2図に示す。
すなわち、この第2図において、符号1は強磁
性材料からなるポール、2はこのポール1に磁束
を供給するための磁石、3はこの磁石2の有効磁
束量を増加させるスペーサ、4はこれらのポール
1、磁石2、スペーサ3のそれぞれを先端側から
順次に重ね合せて嵌挿保持させると共に、先端側
でのポール1の外周囲に対応して出力用のコイル
5を捲装させたボビンであり、また6,6は前記
コイル5の捲き始め、捲き終り端を接続させた一
組のターミナル、7,7はこれらの各ターミナル
6,6に接続させた外部取出しリード線、8はこ
れらの各外部取出しリード線7,7を支持するグ
ロメツト、9はコイル5ならびにそのターミナル
6,6との接続外周部にかけて捲回させた絶縁テ
ープであり、さらに10はこれらの各部材の外部
を包囲するようにして、ナイロンなどの樹脂材料
により射出成型させた装置筐体であつて、例えば
自動車のミツシヨンケースなどに嵌挿して取付け
るために、その外観形状として、所定外径寸法に
されたコイル5での基端側後半の嵌合部10a
と、これよりも外径寸法を小さくさせたコイル5
での先端側前半の小径部10bと、嵌合部10a
でのOリング11を嵌装する溝部10cと、取付
け孔部に緩み止めブツシユ12を配した取付けフ
ランジ部10dとを有している。
この従来例構成においては、自動車のミツシヨ
ンケースなどの取付け座に、装置筐体10の嵌合
部10aを嵌挿させると共に、その取付けフラン
ジ部10dを利用して適宜に取付け固定させ、こ
の取付け状態で、ポール1の先端面が、図示省略
した被検出回転体の等角間隔位置に設定される各
突起部に対し、その回転軌跡外に僅かな磁気ギヤ
ツプを介し対向されるように配置させて使用す
る。
そしてこの場合は、よく知られているように、
被検出回転体の回転に伴い、個々の突起部がポー
ル1の部分を通過して接近、離隔を繰返えすと、
これら両者間の磁気抵抗が変化し、ポール1から
突起部を介し、かつ外部を経てスペーサ3に戻る
磁石2の磁束量もまた変化され、この磁束がコイ
ル5に鎖交しているため、コイル5には、この磁
気抵抗の変化に対応した信号電圧が誘起されて出
力し、この信号電圧の変化周期を計測して、被検
出回転体の回転速度、ひいてはこの場合、自動車
の走行スピードなどを検出し得るのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記のように従来例装置においては、コイル5
の捲き始め、捲き終り端をターミナル6,6に接
続させ、またこれらのターミナル6,6に外部取
出しリード線7,7を接続させて、コイル5に誘
起される信号を取出すようにしている。そして外
部取出しリード線7,7はグロメツト8に保持さ
せてあつて、グロメツト8には外部取出しリード
線7,7に加えられる外力を弾性吸収するために
ゴム材を使用しており、またターミナル6,6は
ボビン4に強力に固定され、装置筐体10の樹脂
成形時に高温、高圧の溶融樹脂が流れ込んできて
も、容易には移動できないようになつている。
しかしてこのように構成される従来例装置にあ
つて、その設計製作上、最も問題となるのは、コ
イル5の両端とターミナル6,6間およびターミ
ナル6,6とリード線7,7間のそれぞれ接続箇
所を、装置筐体10の樹脂成形圧からどのように
して保護するかであつて、通常、前者に関して
は、接続部にある程度のたわみを与えるように配
慮して、絶縁テープ9を捲付けることにより保護
しており、後者に関しては、特に相互の接合強度
を高め、もしくは予めエポキシ樹脂などの充填材
13で埋め込んで保護するようにしているが、単
に接合強度を高めるだけでは、成形圧がより高く
なつたり、樹脂材料の計量が多過ぎたりすると断
線の危険を生じ、エポキシ樹脂などの充填では、
生産性が著しく阻害されるなどの不都合がある。
そしてこの従来例でのこれらの欠点は、ひとえ
にグロメツト8にゴム材を用いて所期の弾力性を
与えなければならず、このため装置筐体成形用の
樹脂材料の計量を幾分か多目にする必要があるか
らで、これらの事柄を原因として、その影響に基
ずく不利が一層助長されるものであつた。
従つてこの考案の目的とするところは、前記従
来例構成での不都合を全て解消したこの種の回転
検出装置を得ることである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案に係る回
転検出装置は、ボビンの基部周面にターミナル支
持部を形成させておき、この支持部内に、コイル
の捲き始め、捲き終り端と、外部取出しリード線
とのそれぞれ接続部を含んで、各ターミナルをそ
れぞれに嵌装させ、またゴムとプラスチツクの中
間特性をもつエラストマーからなるキヤツプを設
け、このキヤツプの外周筒部によつて、ターミナ
ル支持部内での各接続部を含むターミナルを被覆
させると共に、内部の突起部によつて、ボビン内
に嵌挿されるポールおよび磁石を押圧支持させる
ようにしたものである。
〔作用〕
この考案では、ボビンに形成した各ターミナル
支持部内に、コイルの捲き始め、捲き終り端と、
外部取出しリード線とのそれぞれ接続部を含む各
ターミナルを嵌装させ、またゴムとプラスチツク
の中間特性をもつエラストマーからなるキヤツプ
を設けて、その外周筒部により、ターミナル支持
部内での各接続部を含むターミナルを被覆させ、
かつ内部の突起部により、ボビン内に嵌挿される
ポールおよび磁石を押圧支持させるようにしたゝ
めに、装置筐体の樹脂成形に際して、各接続箇所
に対して溶融樹脂が流れ込むような惧れがなく、
また外部取出しリード線からの外力に対しても、
これをキヤツプにより吸収し得て、これらの接続
部が断線するような不都合も解消される。
〔実施例〕
以下、この考案に係る回転検出装置の一実施例
につき、第1図を参照して詳細に説明する。
第1図はこの実施例による回転検出装置の概要
構成を示す縦断面図であり、この第1図実施例構
成において前記第2図従来例構成と同一符号は同
一または相当部分を示している。
この実施例構成においては、前記ボビン4の基
端側にそれぞれターミナル支持部4a,4aを形
成させておき、それぞれにコイル5の捲き始め、
捲き終り端5a,5aと、外部取出しリード線
7,7とを接続させたターミナル6,6を、この
支持部4a,4aに嵌装させるようにし、また前
記グロメツト8に代えて、ゴムとプラスチツクの
中間の特性々状をもつエラストマーからなるキヤ
ツプ14を用い、このキヤツプ14の外周筒部1
4aによつて、前記ターミナル支持部4a,4a
を被覆させると共に、内部の突起部14bによつ
て、前記ボビン4内に嵌装されるポール1、磁石
2、スペーサ3を押圧支持させるようにしたもの
である。
従つてこの実施例構成では、各接続部を含むタ
ーミナルを、ボビンの支持部内に嵌装させて、こ
れをキヤツプの外周筒部により被覆させるように
し、またキヤツプ内部の突起部によりポール、磁
石、スペーサの各部材を押圧支持させるようし、
さらに、キヤツプをゴムとプラスチツクの中間の
特性々状をもつエラストマーによつて形成したの
で、これらの各接続部に対する成形圧、ならびに
外圧の影響を完全に排除できるのである。
〔考案の効果〕
以上詳述したようにこの考案によれば、ボビン
の支持部内に、各接続部を含むターミナルを嵌装
させ、これをキヤツプの外周筒部によつて被覆さ
せるようにしたから、支持部内に溶融樹脂で流れ
込むような惧れがなく、このため支持部内での各
接続部が成形圧の影響を受けず、またキヤツプ内
部の突起部により、ボビン内に嵌挿されるポール
および磁石を押圧支持させるようにしたゝめに、
これらの各部材に対する押圧支持が強力かつ確実
に確保され、またキヤツプに対しては、ゴムとプ
ラスチツクの中間の性状、つまりゴムに近い弾性
とプラスチツクよりもはるかに高い柔軟性とを与
えてあることから、樹脂成型時にあつては、その
成形圧で変形されることがなく、かつ取出しリー
ド線からの外力を効果的に吸収緩和して断線など
を防止し得て、さきの各作用、効果をより一層助
長でき、装置の信頼性向上に役立ち、しかも構造
的にも比較的簡単で、容易かつ安価に実施できる
などの特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る回転検出装置の一実施
例による概要構成を示す縦断面図であり、また第
2図は同上従来例による回転検出装置の概要構成
を示す縦断面図である。 1……ポール、2……磁石、3……スペーサ、
4……ボビン、4a……ボビン外周のターミナル
支持部、5……コイル、5a,5b……コイルの
捲き始め、捲き終り端、6……ターミナル、7…
…外部取出しリード線、9……絶縁テープ、10
……装置筐体、14……キヤツプ、14a……キ
ヤツプの外周筒部、14b……キヤツプ内部の突
起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも、強磁性材料からなるポールと、こ
    のポールに磁束を供給する磁石と、これらのポー
    ルおよび磁石を前部側から順次に重ね合せて嵌挿
    させ、ポール該当部にコイルを捲装させたボビン
    と、コイルの捲き始め、捲き終り端を、それぞれ
    にターミナルを介して外部に取出す外部取出しリ
    ード線とを備え、樹脂材料の射出成型により、こ
    れらを包囲するように装置筐体を形成させた回転
    検出装置において、前記ボビンの基部周面には、
    それぞれターミナル支持部を形成させ、この支持
    部内に、コイルの捲き始め、捲き終り端および外
    部取出しリード線の接続部を含んで、前記各ター
    ミナルを嵌装させると共に、ゴムとプラスチツク
    の中間特性をもつエラストマーからなるキヤツプ
    を設け、このキヤツプの外周筒部によつて、前記
    ターミナル支持部内の接続部を含むターミナルを
    被覆させ、かつ内部の突起部によつて、前記ボビ
    ン内に嵌挿されるポールおよび磁石を押圧支持さ
    せるように構成したことを特徴とする回転検出装
    置。
JP6436585U 1985-04-29 1985-04-29 Expired JPH0422300Y2 (ja)

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JP6436585U JPH0422300Y2 (ja) 1985-04-29 1985-04-29

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JP6436585U JPH0422300Y2 (ja) 1985-04-29 1985-04-29

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JPS61181322U JPS61181322U (ja) 1986-11-12
JPH0422300Y2 true JPH0422300Y2 (ja) 1992-05-21

Family

ID=30595382

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JP6436585U Expired JPH0422300Y2 (ja) 1985-04-29 1985-04-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0745013Y2 (ja) * 1990-04-24 1995-10-11 オリエクス株式会社 磁気センサー

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