JP3062069B2 - 電磁センサ - Google Patents

電磁センサ

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JP3062069B2
JP3062069B2 JP7335977A JP33597795A JP3062069B2 JP 3062069 B2 JP3062069 B2 JP 3062069B2 JP 7335977 A JP7335977 A JP 7335977A JP 33597795 A JP33597795 A JP 33597795A JP 3062069 B2 JP3062069 B2 JP 3062069B2
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JP
Japan
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pole piece
bobbin
sensitive element
mold
electromagnetic sensor
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JP7335977A
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Inventor
和哉 苅野
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Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB9624496A priority patent/GB2307661B/en
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Priority to US08/757,666 priority patent/US5871681A/en
Priority to DE19649820A priority patent/DE19649820C2/de
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感応素子部をイン
サートモールドしてなる一体型の電磁センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コイル、ポールピース、永久磁石、及び
ヨークからなる感応素子部をインサートモールドするこ
とにより、車体に対する固定部と感応素子部の被覆部と
を一体成形した電磁センサが知られている(特開平6−
342002号公報参照)。
【0003】このような形式の電磁センサは、一次製造
された感応素子部を金型内にインサートし、金型の内面
と感応素子部の外面との間に形成されたキャビティに溶
融樹脂を射出することにより、全体が一体的に構成され
る。従って、感応素子部の周囲に被覆部を形成する際
に、感応素子部を金型内に安定的に固定しなければなら
ない。
【0004】一方、上記の如き電磁センサを回転速度検
出器に用いる場合、磁気効率を高めるためには、ポール
ピースの先端部をパルサーギヤの歯形に対応してカット
する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ポールピー
スの先端部をカットすると強度が低下するので、先端部
一杯まで樹脂モールドして保護することが望ましく、ま
たモールドすることによってポールピースの回り止めも
図れるが、先端までモールドしようとすると、金型中心
にポールピースを保持することが困難になる。
【0006】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題点を解消し、ポールピースを金型中心に確実に保
持した上でポールピースの先端部にまで溶融樹脂を流入
させることができるように構成された対金型位置決め手
段を備えた電磁センサを提供することを目的に案出され
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、コイル(9)が巻回された
ボビン(7)及び該ボビンの中心部に挿通されたポール
ピース(10)を有する感応素子部(2)を金型(19
・20)内にインサートして溶融樹脂を射出することに
より、前記感応素子部の周囲に被覆部(ハウジング部
3)を形成するようにした電磁センサ(1)に於いて、
ポールピースのボビンからの突出部のみを空隙をおいて
受容するべく金型(下型19)のボビン受容部の底面に
凹所(23)を設け、且つ凹所の周方向内面に概ね密接
し得る複数の軸線方向延出部(22)をボビンに設ける
ことにより、凹所の径方向に対するポールピースの位置
決めを行うと共に、互いに隣接する延出部同士間の空隙
(G2)を介してポールピースの先端部の周囲に溶融樹
脂が流入することで前記ポールピースの先端部(10
a)の周囲がモールド成形されるように構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成された電磁セ
ンサを示している。この電磁センサ1は、後述する感応
素子部2の周囲を被覆したハウジング部3と、車体に対
する取付ステー部4と、ケーブル引出部5とを合成樹脂
材にて一体成形してなっている。なお、取付ステー部4
には、ボルト締付力を受けるための金属製カラー6がイ
ンサートされている。
【0010】感応素子部2は、別工程で製造される。こ
の感応素子部2は、図2に示すように、合成樹脂材にて
射出成形されたボビン7と、該ボビン7の軸線方向一端
面に圧入固定された一対のターミナル部材8のそれぞれ
に各端を連結された上でボビン7に巻回された導線から
なるコイル9と、ボビン7の中心孔に装着されたポール
ピース10、永久磁石11、及びヨーク12と、車両の
制御回路にコネクタ(図示せず)を介して接続されるリ
ード線13とからなっている。
【0011】図3に示すように、コイル9の導線14の
端末は、この端末が絡められたターミナル部材8の導線
保持部15に電極を当ててかしめながら電流を流すこと
により、導線表面の絶縁層が熱で溶け、導線14の銅層
とターミナル部材8にメッキされた錫層とが溶融し、導
線保持部15にヒュージング接合されている。
【0012】またリード線13は、ターミナル部材8の
リード線保持部16に電極を当ててかしめながら電流を
流すことにより、リード線13の銅層とターミナル部材
8にメッキされた錫層とが溶融し、かつリード線13の
端末に予め施されている半田が接合部全体に溶け込み、
リード線保持部16に強固に接合されている。なお、半
田は高温半田が使用される。
【0013】そしてボビン7の一端面に形成されている
保持溝17に各リード線13をそれぞれ軽圧入すること
により、リード線13のずれ止めがなされる。なお、リ
ード線13の被覆には、ケーブル押さえ18が予めモー
ルド成形されている。
【0014】ところで、ポールピース10の先端部10
aは、パルサーギヤの歯形に対応してカットされてい
る。このカットされた先端部10aをも樹脂モールドす
るために、ボビン7の下端のポールピース10の外周面
に接する円周を等分割する位置に、複数(2〜4箇所程
度、本実施例に於いては4箇所)の軸線方向延出部22
を形成し、ポールピース10のボビン7からの突出部
を空隙をおいて受容するべく下型19に形成された対
応凹所23の周方向内面に、この軸線方向延出部22の
外周面が密接するようにした(図4参照)。それと共
に、下型19のボビン受容部底面に突設された複数の突
部24にボビン7のフランジ25の下面が当接するよう
にした。これらにより、下型19内での感応素子部2の
位置決めが確実になされるようになっている。
【0015】他方、ボビン7の上端面には、先端が尖っ
た3つの尖突部26が周方向に等間隔をあけて突設され
ている。そしてそれに対応して上型20の内面には、尖
突部26を補完的に受容し得るテーパ孔27が形成され
た3つの位置決め突部28が突設されている。これによ
り、金型を閉じると、ボビン7の上端面の3つの尖突部
26が、テーパ孔27の斜面に案内されながら該テーパ
孔27に嵌入し、金型19・20内に於ける感応素子部
2の心ずれが補正され、かつ感応素子部2が金型19・
20内に確実に固定される。ここで尖突部26の台座2
9の上面には平坦面が形成されており、尖突部26がテ
ーパ孔27に嵌入した後は、位置決め突部28の下面が
台座29の上面を押圧して軸線方向の位置決めがなされ
るようになっている。従って、上型20を閉じた状態で
尖突部26の先端には押圧力が作用しない。
【0016】このようにして感応素子部2と金属製カラ
ー6とを下型19内にセットして上型20を閉じ、感応
素子部2の外面と下型19の内面間に形成されたキャビ
ティにゲート21から溶融樹脂を射出することにより、
図5に併せて示したように、感応素子部2及びカラー6
をインサートした状態でハウジング部3及びステー部4
が一体成形される。
【0017】ここで樹脂射出用ゲート21は、感応素子
部2の中心線上に位置するように上型20に設けられて
いる。そのため、ゲート21から射出された溶融樹脂
は、感応素子部2の外周の全方向へ向けて均一に流れ込
み、最終的に感応素子部2の全周を被覆する。この時、
溶融樹脂は、複数の突部24にて形成されたボビン7の
フランジ25の下面と下型19の底面との間の空隙G1
及び複数の延出部22同士間の空隙G2を経てポールピ
ース10の先端部10aの周囲へと流れ込み、ポールピ
ース10の先端部10a回りも樹脂モールドされること
となる。
【0018】なお、図2に於ける金型19・20は、切
断端面のみが表されている。またポールピース10を受
容する凹所23の部分は、図4に於けるII−II線に沿う
断面が表されている。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、ポールピー
スの中心位置を金型内に確実に保持した上でその先端部
にまで溶融樹脂が流れ込み易くなるので、ポールピース
の先端部をカットしても先端一杯にモールド成形でき
る。従って、ポールピースの先端部の保護効果を高め、
かつポールピースを回り止めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁センサの斜視図。
【図2】感応素子部並びにカラーを金型内にセットした
状態を示す縦断面図。
【図3】感応素子部の要部斜視図。
【図4】図2に於けるIV−IV線断面図。
【図5】感応素子部並びにカラーを金型内でモールド成
形した状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 電磁センサ 2 感応素子部 3 ハウジング部 4 取付ステー部 5 ケーブル引出部 6 金属製カラー 7 ボビン 8 ターミナル部材 9 コイル 10 ポールピース 11 永久磁石 12 ヨーク 13 リード線 14 導線 15 導線保持部 16 リード線保持部 17 保持溝 18 ケーブル押さえ 19 下型 20 上型 21 樹脂射出用ゲート 22 軸線方向延出部 23 凹所 24 突部 25 フランジ 26 尖突部 27 テーパ孔 28 位置決め突部 29 台座

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回されたボビン及び該ボビン
    の中心部に挿通されたポールピースを有する感応素子部
    を金型内にインサートして溶融樹脂を射出することによ
    り、前記感応素子部の周囲に被覆部を形成するようにし
    た電磁センサであって、 前記ポールピースの前記ボビンからの突出部のみを空隙
    をおいて受容するべく金型のボビン受容部の底面に凹所
    を設け、且つ前記凹所の周方向内面に概ね密接し得る複
    数の軸線方向延出部を前記ボビンに設けることにより、
    前記凹所の径方向に対する前記ポールピースの位置決め
    を行うと共に、互いに隣接する前記延出部同士間の空隙
    を介して前記ポールピースの先端部の周囲に溶融樹脂が
    流入することで前記ポールピースの先端部の周囲がモー
    ルド成形されるようにしたことを特徴とする電磁セン
    サ。
JP7335977A 1995-11-30 1995-11-30 電磁センサ Expired - Lifetime JP3062069B2 (ja)

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US08/757,666 US5871681A (en) 1995-11-30 1996-11-29 Electromagnetic sensor and molding method for manufacturing the same
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