JP2999408B2 - 電磁センサ及びその製造金型 - Google Patents

電磁センサ及びその製造金型

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感応素子部をイン
サートモールドしてなる一体型の電磁センサとその製造
金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイル、ポールピース、永久磁石、及び
ヨークからなる感応素子部をインサートモールドするこ
とにより、車体に対する固定部と感応素子部の被覆部と
を一体成形した電磁センサが知られている(特開平6−
342002号公報参照)。
【0003】このような形式の電磁センサは、一次製造
された感応素子部を金型内にインサートし、金型の内面
と感応素子部の外面との間に形成されたキャビティに溶
融樹脂を射出することにより、全体が一体的に構成され
る。従って、感応素子部の周囲に被覆部を形成する際
に、感応素子部を金型内に安定的に固定しなければなら
ない。
【0004】そのための手段として、上記公報には、ス
ライドコアによって感応素子部を金型内に固定した状態
で溶融樹脂を1次注入し、それがある程度冷却固化した
後にスライドコアを引き抜いてその引き抜いた部分に溶
融樹脂を2次注入するようにした方法が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この従来法
は、スライドコアの出し入れ機構を要するので金型が複
雑化する上、樹脂注入を2段階に行わねばならないので
製造工数が余計にかかるという問題がある。
【0006】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題点を解消し、金型の複雑化および製造工数の増大
を招かずに済むように構成された電磁センサ及びその製
造金型を提供することを目的に案出されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、感応素子部を金型内にイン
サートして溶融樹脂を射出することによって感応素子部
の周囲に被覆部を形成するようにした電磁センサ及びそ
の製造金型に於いて、感応素子部の軸線方向一端面に於
ける共通の円周上に、金型を閉じた時に互いに係合可能
な複数の位置決め手段を周方向に離間して設け、該位置
決め手段の一方を、先端へ行くに従って縮径する突起と
し、また他方を、この突起を補完的に受容する凹部とし
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成された電磁セ
ンサを示している。この電磁センサ1は、後述する感応
素子部2の周囲を被覆したハウジング部3と、車体に対
する取付ステー部4と、ケーブル引出部5とを合成樹脂
材にて一体成形してなっている。なお、取付ステー部4
には、ボルト締付力を受けるための金属製カラー6がイ
ンサートされている。
【0010】感応素子部2は、別工程で製造される。こ
の感応素子部2は、図2に示すように、合成樹脂材にて
射出成形されたボビン7と、該ボビン7の軸線方向一端
面に圧入固定された一対のターミナル部材8のそれぞれ
に各端を連結された上でボビン7に巻回された導線から
なるコイル9と、ボビン7の中心孔に装着されたポール
ピース10、永久磁石11、及びヨーク12と、車両の
制御回路にコネクタ(図示せず)を介して接続されるリ
ード線13とからなっている。
【0011】図3に示すように、コイル9の導線14の
端末は、この端末が絡められたターミナル部材8の導線
保持部15に電極を当ててかしめながら電流を流すこと
により、導線表面の絶縁層が熱で溶け、導線14の銅層
とターミナル部材8にメッキされた錫層とが溶融し、導
線保持部15にヒュージング接合されている。
【0012】またリード線13は、ターミナル部材8の
リード線保持部16に電極を当ててかしめながら電流を
流すことにより、リード線13の銅層とターミナル部材
8にメッキされた錫層とが溶融し、かつリード線13の
端末に予め施されている半田が接合部全体に溶け込み、
リード線保持部16に強固に接合されている。なお、半
田は高温半田が使用される。
【0013】そしてボビン7の一端面に形成されている
保持溝17に各リード線13をそれぞれ軽圧入すること
により、リード線13のずれ止めがなされる。なお、リ
ード線13の被覆には、ケーブル押さえ18が予めモー
ルド成形されている。
【0014】このように組み立てられた感応素子部2
と、金属製カラー6とを下型19内にセットして上型2
0を閉じ、感応素子部2の外面と下型19の内面間に形
成されたキャビティにゲート21から溶融樹脂を射出す
ることにより、図5に併せて示したように、感応素子部
2及びカラー6をインサートした状態でハウジング部3
及びステー部4が一体成形される。
【0015】この際、ボビン7の下端に円周を等分割す
る位置に形成された複数(2〜4箇所程度、本実施例に
於いては4箇所)の軸線方向延出部22が、図4に併せ
て示した如く下型19に形成された対応凹所23の内周
面にて保持されると共に、下型19のボビン受容部底面
に突設された複数の突部24にボビン7のフランジ25
の下面が当接することにより、下型19内での感応素子
部2の位置決めがなされる。
【0016】他方、ボビン7の上端面には、先端が尖っ
た3つの尖突部26が周方向に等間隔をあけて突設され
ている。そしてそれに対応して上型20の内面には、尖
突部26を補完的に受容し得るテーパ孔27が形成され
た3つの位置決め突部28が突設されている。これによ
り、金型を閉じると、ボビン7の上端面の3つの尖突部
26が、テーパ孔27の斜面に案内されながら該テーパ
孔27に嵌入し(図7参照)、金型19・20内に於け
る感応素子部2の心ずれが補正され、かつ感応素子部2
が金型19・20内に確実に固定される。ここで尖突部
26の台座29の上面には平坦面が形成されており、尖
突部26がテーパ孔27に嵌入した後は、位置決め突部
28の下面が台座29の上面を押圧して軸線方向の位置
決めがなされるようになっている。従って、上型20を
閉じた状態で尖突部26の先端には押圧力が作用しな
い。
【0017】なお、上記とは逆に、尖突部26を上型2
0に設け、テーパ孔27が形成された位置決め突部28
をボビン7に設けるようにしても良い。
【0018】ところで樹脂射出用ゲート21は、感応素
子部2の中心線上に位置するように上型20に設けられ
ている。そのためゲート21から射出された溶融樹脂
は、感応素子部2の外周の全方向へ向けて均一に流れ込
み、最終的に感応素子部2の全周を被覆する。ここで尖
突部26の台座29は、図6に示すように、半径方向外
側へ向けて周方向寸法が漸減する形状とされているの
で、矢印で示す如く溶融樹脂は台座29のゲート21か
ら遠い側の面にも円滑に流れ込む。従って、同部分にエ
ア溜まりが生ずることが無いので、ウェルドマークの発
生を防止できる。また溶融樹脂は、複数の突部24にて
形成されたボビン7のフランジ25の下面と下型19の
底面との間の空隙G1及び複数の延出部22同士間の空
隙G2を経てポールピース10の先端10aの方へも流
れ込み、ポールピース10の先端部回りも樹脂モールド
される。
【0019】なお、図2に於ける金型19・20は、切
断端面のみが表されている。またポールピース10を受
容する凹所23の部分は、図4に於けるII−II線に沿う
断面が表されている。
【0020】
【発明の効果】このように本発明によれば、金型を閉じ
る時に、ボビンの一端面に突設された先端が尖った突部
を、金型の内面に設けられた凹部内に導入するようにし
たので、感応素子部を下型内にセットした時に幾分か心
ずれが生じていても、金型を閉じることによってそのず
れが補正される。また実施例に示す如く、位置決め手段
を周方向について複数設けるものとすれば、感応素子部
の回転方向のずれも補正できる。従って、本発明によ
り、金型に対する感応素子部の位置決め精度をより一層
高める上に大きな効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁センサの斜視図。
【図2】感応素子部並びにカラーを金型内にセットした
状態を示す縦断面図。
【図3】感応素子部の要部斜視図。
【図4】図2に於けるIV−IV線断面図。
【図5】感応素子部並びにカラーを金型内でモールド成
形した状態を示す縦断面図。
【図6】ボビンの一端面図。
【図7】本発明による位置決め手段の部分的な拡大断面
図。
【符号の説明】
1 電磁センサ 2 感応素子部 3 ハウジング部 4 取付ステー部 5 ケーブル引出部 6 金属製カラー 7 ボビン 8 ターミナル部材 9 コイル 10 ポールピース 11 永久磁石 12 ヨーク 13 リード線 14 導線 15 導線保持部 16 リード線保持部 17 保持溝 18 ケーブル押さえ 19 下型 20 上型 21 樹脂射出用ゲート 22 軸線方向延出部 23 凹所 24 突部 25 フランジ 26 尖突部 27 テーパ孔 28 位置決め突部 29 台座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/488 G01P 3/487 G01P 1/02 G01P 1/04 G01D 5/245

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感応素子部を金型内にインサートして溶
    融樹脂を射出することによって前記感応素子部の周囲に
    被覆部を形成するようにした電磁センサ及びその製造金
    型であって、 前記感応素子部の軸線方向一端面と、該一端面に対向す
    る金型の内面とに、金型を閉じた際に互いに係合可能な
    位置決め手段が設けられ、 該位置決め手段は、一方が先端へ行くに従って縮径する
    突起であり、他方がこれを補完的に受容する凹部である
    ことを特徴とする電磁センサ及びその製造金型。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段が、共通の円周上に互
    いに周方向に離間して複数設けられることを特徴とする
    請求項1に記載の電磁センサ及びその製造金型。
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US08/757,666 US5871681A (en) 1995-11-30 1996-11-29 Electromagnetic sensor and molding method for manufacturing the same
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