JPH057955Y2 - - Google Patents

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JPH057955Y2
JPH057955Y2 JP1987167815U JP16781587U JPH057955Y2 JP H057955 Y2 JPH057955 Y2 JP H057955Y2 JP 1987167815 U JP1987167815 U JP 1987167815U JP 16781587 U JP16781587 U JP 16781587U JP H057955 Y2 JPH057955 Y2 JP H057955Y2
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foaming
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はヘツドレスト用インサートに関し、
特にはヘツドレストの取付用ステイの一部が内部
に挿通されて、ヘツドレストの発泡成形時にヘツ
ドレスト内に埋設されるヘツドレスト用インサー
トに関する。
(従来の技術) 自動車の座席上部に取付けられるヘツドレスト
は第5図の如く、インサート10、発泡体12、
表皮14および取付用ステイ16からな。ここで
インサート10は、主にヘツドレストの補強体と
してヘツドレスト内に埋設されるものであるが、
インサート19内にヘツドレストの高さ調節機構
が装置されることもある。通常その高さ調節機構
は、インサート10に挿通されたステイ16がイ
ンサート10に対して上下動するものである。従
つて高さ調節機構が内蔵されるインサート10
は、中空形状からなり、かつステイ16の上下動
を可能にするため第6図の如くステイ挿通用開口
部18が、ステイ16の外径よりもわずかに大き
な筒状とされる。なお第6図は後述するヘツドレ
スト成形時の成形型20断面図で、インサート1
0内の高さ調節機構を省いて図示したものであ
る。
一方、ヘツドレストの製造は作業性及び製品外
観の良好性等の点から、第6図あるいは第7図の
如くインサート10,10aを成形型20,20
aのキヤビテイ22,22a内に装置し、該キヤ
ビテイ22,22a内にウレタンフオーム原料等
の発泡原料24を注入して発泡させることにより
インサート10,10a周囲に発泡体を形成す
る、いわゆるインサート一体発泡成形によること
が多い。なおその際、第6図のように表皮14を
キヤビテイ22面に装置しておき、発泡体の成形
と同時に表皮14を発泡体に被着することもあ
る。
しかし、前記のようにインサートのステイ挿通
用開口部がステイの外径よりも大きい場合には、
発泡原料がステイ挿通用開口部の隙に侵入して発
泡硬化するため、ステイの上下動が不良になつた
り、あるいはインサート内の機構に作動不良を生
じたり、またはインサート周囲の発泡原料が不足
して成形される発泡体に欠肉を生じることがあ
る。
そこで従来第6図の如くステイ挿通用開口部1
8外周に、ポリエチレンフオーム等からなる筒状
パツキン26を嵌めてインサート10底面と表皮
14間で圧着し、あるいは第7図の如くステイ挿
通用開口部18a周壁を成形型20aの一部によ
つてステイ16外周面に圧着してシールすること
により、ステイ挿通用開口部18,18a内に発
泡原料が侵入するのを防いでいる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、発泡原料の発泡圧によるパツキ
ンの変形あるいはインサートの装置不良等によ
り、ステイ挿通用開口部のシールが不完全になり
易く、またパツキンを使用する場合にはその取付
け作業が余分に必要となる外にパツキンの部品代
が嵩む問題もある。
そこで、この考案はインサート一体発泡成形時
におけるステイ挿通用開口部のシールをより完全
に行なうことができ、かつヘツドレストの成形作
業を簡略にでき、しかも製品価格を安価にできる
ヘツドレスト用インサートを提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この考案は、ヘツドレストの取付用ステイの一
部を内部に挿通したヘツドレスト用インサートに
おいて、ステイ挿通用開口部の内周面にヒレ条突
起を設け、ステイの挿通によりヒレ条突起先端が
ステイ外周面に密着して外方へ屈曲し、ステイ挿
通用開口部をシールするようにしたことを特徴と
するものである。
(作用) この考案によるヘツドレスト用インサートは、
ステイの挿通によりステイ挿通用開口部内周面の
ヒレ条突起先端がステイ外周面に密着して外方へ
屈曲し、ステイ挿通用開口部をシールするため、
ヘツドレストのインサート一体発泡成形時に発泡
原料がステイ挿通用開口部の前記シール部からイ
ンサート内に侵入することができない。しかもヒ
レ条突起先端が外方へ屈曲してステイ外周面に密
着するため、インサート内に侵入しようとする発
泡原料によつて、ヒレ条突起がステイ挿通用開口
部内周面とステイ外周面間に押し込まれ一層ステ
イ外周面に密着するので、該部のシール性が向上
する。更に、ステイ挿通用開口部の外周から加わ
る発泡原料の発泡圧によつて該開口部周壁がステ
イ外周面に押されてヒレ条突起がステイ外周面に
密着するので、これによつてもシール性が向上す
る。
また、ヒレ条突起であるためステイの上下動を
防げることがなく、ヘツドレストの高さ調節が不
良になることもない。
(実施例) 以下実例に基づきこの考案を説明する。
第1図および第2図はこの考案一例のヘツドレ
スト用インサート28に関し、第1図はステイ挿
通前の断面図、第2図はステイ挿通後の部分断面
図である。
インサート28は、ポリプロピレン等のプラス
チツクからなる上下二つの分割体28a,28b
から構成される。分割体28a,28bは、嵌合
用凹溝30と突起32を有し、その嵌合によつて
中空体を構成する。その分割体28a,28bの
内面には、ヘツドレストの高さ調節機構を取付け
るためのボス、あるいは補強用のリブ等が適宜形
成される。またステイ挿通側の分割体28a,2
8bには、ステイの外径よりわずかに大きな内径
からなる筒状のステイ挿通用開口部34が突設し
てあり、そのステイ挿通用開口部34の内周面に
はヒレ条突起36が環状に形成してある。ヒレ状
突起36は、ステイ挿通用開口部34の開口端寄
り、即ちa>bなる位置に設けるのが、インサー
ト一体発泡成形時に発泡原料の侵入量を少なくで
き好ましい。なおこの考案他例のインサートの一
部断面を示す第4図のように、ステイ挿通用開口
部38の開口端内周面にヒレ状突起40を設けて
もよい。
前記分割体28a,28bにヘツドレストの高
さ調節機構(図示せず)を装置し、棒状若しくは
U時形のステイ16を分割体28b内側からステ
イ挿通用開口部34に挿通して分割体28a,2
8bを嵌合する。そのステイ16の挿通によつて
ヒレ状突起36の先端がステイ16外周面に密着
しながら外方へ屈曲する。なお分割体の嵌合部の
シール性を高めるため、嵌合部を接着してもよ
い。
このようにしてなるステイ挿通後のインサート
28を、成形型のキヤビテイに装置してインサー
ト一体発泡成形によりヘツドレストの製造が行な
われる。第3図はそのヘツドレスト製造時の成形
型42内要部断面図である。以下インサート一体
発泡成形時における前記インサート28の作用に
ついて説明する。
キヤビテイ44内に注入された発泡原料24
は、発泡反応により体積を増してインサートのス
テイ挿通用開口部34内周面とステイ16外周面
との隙に矢印Aのように侵入しようとする。しか
しステイ挿通用開口内周面に設けたヒレ条突起3
6先端がステイ16外周面に密着して、該密着部
で前記隙をシールしているため、発泡原料24は
該シールよりインサート28内に侵入することが
できない。しかもヒレ条突起36先端が外方へ屈
曲してステイ16外周面と密着しているため、矢
印Aのように侵入する発泡原料によつてヒレ条突
起36が内方(B方面)に押されてヒレ条突起3
6先端が一層ステイ16外周面に密着するので、
該密着部のシール性が向上する。更に、発泡原料
24の発泡圧によつてステイ挿通用開口部34の
周壁が外部からCのように押されるため、それに
よつてもヒレ条突起36先端がステイ外周面に密
着し、該密着部のシール性が向上する。その結
果、前記シール部からインサート28内への発泡
原料の侵入が完全に阻止された状態で発泡原料が
発泡し、インサート28と一体となつた発泡体が
形成される。その際、ヒレ条突起36の位置をス
テイ挿通用開口部34の開口端に近づけておくこ
とにより、前記発泡原料の侵入量を一層小とでき
る。また、予めキヤビテイ面に表皮14を装置し
ておけば、発泡体の成形と同時に該発泡体に表皮
14が被着されたヘツドレストが形成され、表皮
14を装置してない場合には発泡体成形後表皮を
被着してヘツドレストが形成される。
このようにして得られたヘツドレストは、ステ
イ挿通用開口部内周面のヒレ条突起によるシール
部からインサート内に発泡原料が侵入していない
ため、ステイ挿通用開口部内周面とステイ外周面
間に発泡原料が存在していないものである。従つ
てステイの上下動が妨げられることがなく、また
インサート一体発泡成形時に発泡原料がインサー
ト内に侵入してインサート周囲の発泡原料が不足
することもないため、インサート周囲の発泡体に
欠内等がない。更にインサートに内蔵される機構
が発泡原料の侵入によつて作動不良になることも
ない。
(考案の効果) この考案は、ヘツドレスト用インサートのステ
イ挿通用開口部内周面にヒレ条突起を設け、ステ
イの挿通によりヒレ条突起先端がステイ外周面に
密着して外方へ屈曲し、ステイ挿通用開口部をシ
ールするようにしたものであるため、インサート
一体発泡成形時のキヤビテイ内発泡圧及びステイ
挿通用開口部内周面とステイ外周面間に侵入しよ
うとする発泡原料によつて、ヒレ条突起先端が一
層ステイ外周面に密着し、該密着部のシールが確
実に行なわれることになる。
その結果、インサート内部への発泡原料の侵入
防止をパツキン材を用いることなく簡単かつ安価
に、しかも常に確実に行なえるようになつたので
ある。
従つてこの考案のインサートを用いて一体発泡
成形されるヘツドレストは、ステイの上下動及び
インサート内の機構の作動が妨げられず、かつイ
ンサート周囲の発泡体に欠肉等のない良好なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案一例のヘツドレ
スト用インサートに関するもので、第1図はステ
イ挿通前のインサートの断面図、第2図はステイ
挿通後のインサートの要部断面図、第3図はイン
サート一体発泡成形時の成形型内要部断面図であ
る。また第4図はこの考案他例のインサートの要
部断面図、第5図はヘツドレストの一部切欠き斜
視図、第6図及び第7図は従来のインサートを用
いるヘツドレスト成形時の成形型断面図である。 34……ステイ挿通用開口部、36……ヒレ条
突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドレストの取付用ステイの一部を内部に挿
    通したヘツドレスト用インサートにおいて、ステ
    イ挿通用開口部の内周面にヒレ条突起を設け、ス
    テイの挿通によりヒレ条突起先端がステイ外周面
    に密着して外方へ屈曲し、ステイ挿通用開口部を
    シールするようにしたことを特徴とするヘツドレ
    スト用インサート。
JP1987167815U 1987-10-30 1987-10-30 Expired - Lifetime JPH057955Y2 (ja)

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JPH0172146U JPH0172146U (ja) 1989-05-15
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