JPH0579367U - ブロックアイス用自動製氷機の扉構造 - Google Patents
ブロックアイス用自動製氷機の扉構造Info
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- JPH0579367U JPH0579367U JP2341392U JP2341392U JPH0579367U JP H0579367 U JPH0579367 U JP H0579367U JP 2341392 U JP2341392 U JP 2341392U JP 2341392 U JP2341392 U JP 2341392U JP H0579367 U JPH0579367 U JP H0579367U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内扉を、簡単かつ確実に閉成状態でロックす
る。 【構成】 貯氷室13の前面側に位置する筐体壁面に、
ブロックアイス11の取出し口として機能する所要寸法
の開口10aが開設される。開口10aは、筐体前面に
回動自在に枢支された外扉18により全面的に開閉自在
に閉成される。開口10aに、複数の内扉19が上下に
複数段で配設され、開口10aを段階的に開放し得るよ
う構成される。内扉19にロック手段58が配設され、
該ロック手段58により内扉19を開口10aに対して
閉成状態でロックし得るようになっている。内扉19
に、表面側に突出する規制部材70が配設される。そし
て内扉19を開放した状態で外扉18を閉成することに
より、規制部材70を介して内扉19は強制的に閉成さ
れる。
る。 【構成】 貯氷室13の前面側に位置する筐体壁面に、
ブロックアイス11の取出し口として機能する所要寸法
の開口10aが開設される。開口10aは、筐体前面に
回動自在に枢支された外扉18により全面的に開閉自在
に閉成される。開口10aに、複数の内扉19が上下に
複数段で配設され、開口10aを段階的に開放し得るよ
う構成される。内扉19にロック手段58が配設され、
該ロック手段58により内扉19を開口10aに対して
閉成状態でロックし得るようになっている。内扉19
に、表面側に突出する規制部材70が配設される。そし
て内扉19を開放した状態で外扉18を閉成することに
より、規制部材70を介して内扉19は強制的に閉成さ
れる。
Description
【0001】
この考案は、上部の製氷機構でブロック状の氷塊(以下「ブロックアイス」とい う)を製造し、得られたブロックアイスを下部の貯氷室に積層貯留する自動製氷 機において、貯氷室の開口に開閉自在に配設される内扉の確実な閉成を達成し、 貯氷室からブロックアイスを取出すに際し、ブロックアイスが室外に放出落下す るのを防止し得る扉構造に関するものである。
【0002】
喫茶店やレストランその他の飲食施設では、自動製氷機で製造した正方形状の 氷塊(角氷)を、飲料中に浮かしたり、各種食材の冷却ベッドとして使用したりす るようにしている。しかるに、該氷塊は定形であるため、前述した用途に使用し た際には、視覚的な面白味に乏しい印象を与えてしまう。そこで、所要寸法のブ ロックアイスをアイスピックで突き割って不定形な氷塊を得ることにより、視覚 的な特異性を付与して顧客に高級感を与え、商品価値を高めることが行なわれて いる。
【0003】 前記ブロックアイスを簡易に製造するものとして、需要者向けのブロックアイ ス用自動製氷機が提案されている。この自動製氷機は、筐体の内部上方に備えた 製氷機構で単一のブロックアイスを製造し、得られたアイスを筐体の内部下方に 画成した貯氷室に放出貯留する基本構成となっている。
【0004】 この自動製氷機で製造されるブロックアイスの寸法および重量は、例えば50 mm×80mm×200mmで約800g程度となっている。在来の角氷は、約 36mm立方の小ささで軽量であることに比べると、ブロックアイスは格段に大 きな重量を有していることになる。このため、前記角氷の場合は、そのまま貯氷 室に放出落下させても、衝撃音や氷の割れ等の問題は生じなかった。しかるにブ ロックアイスの場合は、前述の如く相当の重量と嵩寸法とを有しているために、 これを製氷機構から貯氷室に向けて放出すると、その放出落差によっては、該ア イスが貯氷室の底部に衝突した際に割れてしまう難点がある。
【0005】 また、ブロックアイスが貯氷室底部に衝突する際に生ずる大きな衝撃音は、環 境騒音となると共に、頻繁な重量物の落下により貯氷室が破損するおそれがある 等の難点も指摘される。加えて、貯氷室にブロックアイスを、スペース効率良く 最大に貯留するには、該アイスを整列的に積重ねることが有効である。しかるに 、嵩張るブロックアイスをランダムに貯氷室に放出すると、その有効ストック量 が減じてしまう欠点がある。
【0006】 そこで、前述した各種問題に対処する1つの提案が、本件出願人により、発明「 ブロックアイス用自動製氷機」として出願されている。先の出願に係る自動製氷 機は、筐体の内部背面側に、製氷機構と貯氷室との間を往復昇降可能な移送体を 備えたリフター装置が配設されている。この構成に係る自動製氷機によれば、製 氷機構で製造されたブロックアイスを、移送体を介して貯氷室の氷塊放出位置ま で移送して放出するので、ブロックアイスを高い位置から落下させることがない 。従って、ブロックアイスが割れたり、大きな衝撃音が発生するのを有効に防止 し得る。また移送体で移送したブロックアイスを、貯氷室の下方から順次積層す るよう放出し得るので、貯氷室に効率良くブロックアイスを貯留することができ るものである。
【0007】
前記自動製氷機では、リフター装置から貯氷室にブロックアイスを円滑に放出 させるため、貯氷室の内部底面を前面側に向かって下方傾斜するよう設定してあ る。すなわち、リフター装置から放出されたブロックアイスは、貯氷室の底面を 滑落してその先端が貯氷室の前面壁に当接した位置で、前面側に向けて下方傾斜 した状態で積層貯留される。この場合において、貯氷室の前面側には、ブロック アイスの取出し口として機能する開口および開口を開閉自在に閉成する扉が配設 されているので、開口のレベルまで積層されるブロックアイスは、その先端が扉 の内面に当接して滑落が阻止された状態で積層されることとなる。
【0008】 従って、貯氷室からブロックアイスを取出すに際し、前記扉を開放すると、該 扉の内面に当接して滑落が阻止されていたブロックアイスが室外に放出落下して しまうおそれがあった。前述した如く、ブロックアイスは相当の重量があるため 、このブロックアイスが床面に衝突して割れてしまったり、作業者に当って怪我 を負わせたりする危険があった。
【0009】 そこで、前記開口の開設位置を、満杯状態におけるブロッアイスの最上部の積 層レベルより高い位置に設定することが考えられる。しかるに、ブロックアイス の消費により積層レベルが低下すると、開口とブロックアイスの積層レベルとの 高低差が大きくなり、ブロックアイスの取出しが極めて煩雑な作業となる欠点が 指摘される。
【0010】 本件の出願人は、先の出願に係る自動製氷機に内在する前記欠点を克服するべ く、更に鋭意開発を行ない、扉を開放した際にブロックアイスが室外へ放出落下 するのを防止することと、ブロックアイスの消費により積層レベルが変化した際 の取出しの容易化との何れをも実現可能な自動製氷機につき、新たに考案「ブロ ックアイス用自動製氷機の扉構造」として出願を行なった。この製氷機は、貯氷 室の開口を全面的に閉成する外扉の内側に、開口を部分的に開閉可能な内扉を上 下方向に複数備え、各内扉はロック手段により閉成状態でロック可能に構成され ている。従って、ブロックアイスの積層レベルに応じ、内面にブロックアイスが 当接していない内扉のみを開放すれば、ブロックアイスの貯氷室からの放出落下 を防止することができる。また、内扉の開放により画成される開口部分と最上部 のブロックアイスとの高低差を小さくし得るので、ブロックアイスの取出しを容 易に行なうことができる。
【0011】 このように内扉を上下に複数枚設けた自動製氷機では、ブロックアイスの取出 しのため単数または複数の内扉を開放した後に、作業者が該内扉のロックを失念 して、外扉だけを閉成してしまう場合がある。また、頻繁にブロックアイスの取 出しを行なう場合は、内扉をロック手段を操作して開放する作業が煩雑であるた め、故意に内扉を閉成することなく外扉を閉成することも考えられる。このとき には、新たに製造されたブロックアイスは閉成されていない内扉の内面に当接す ることとなり、次に外扉を開放した際に内扉がブロックアイスに押圧されて開放 してしまい、ブロックアイスが機外に放出されたり、作業者に怪我を負わせたり する危険がある。このため忙しい場合や、頻繁にブロックアイスの取出しを行な う場合に、如何にして内扉を簡単かつ確実に閉成状態でロックするか、が新たな 解決課題となっている。
【0012】
この考案は、前述した課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもの であって、内扉を簡単かつ確実に閉成状態でロックして、外扉を開放した際に貯 氷室からブロックアイスが放出落下するのを防止し、併せて積層レベルが低下し てもブロックアイスを容易に取出し得る扉構造を提供することを目的とする。
【0013】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本考案は、筐体の上 部に製氷機構を備え、該製氷機構で製造したブロック状の氷塊を、製氷機構の下 方に画成した貯氷室に順次放出して積層貯留するようにしたブロックアイス用自 動製氷機において、 前記貯氷室の前面側に開設した開口に上下に複数段となるよう配設され、該開 口を段階的に閉成する複数板の内扉と、 前記開口の内縁部および各内扉に対応的に配設され、各内扉を開放位置から閉 成位置に移動させた際に協働して、該内扉の閉成をロックするロック手段と、 前記筐体の前面側に配設され、前記全ての内扉が閉成した状態において、該内 扉との間に所要の間隙を保持して、前記開口を全面的に閉成する外扉と、 前記内扉と外扉とを閉成した際に、両扉における前記間隙に介在し、両扉の対 向部を相互に規制し合う規制部材とからなり、 前記外扉を閉成することにより、前記規制部材が開放状態の内扉を閉成方向へ 強制的に移動させて、該内扉を前記ロック手段が作動する閉成位置に臨ませるよ う構成したことを特徴とする。
【0014】
次に、本考案に係るブロックアイス用自動製氷機の扉構造につき、好適な実施 例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお本願の趣旨とするとこ ろは、扉構造にあるが、全体の理解に資するために、図2に示す自動製氷機の概 略構成につき先ず説明する。
【0015】 (自動製氷機の全体構成について) 図2は、実施例に係るブロックアイス用自動製氷機の縦断側面図であって、筐 体10の内部上方に、所定寸法のブロックアイス11を連続的に製造する製氷機 構12が配置され、該製氷機構12の下方に、ブロックアイス11を積層状態で 貯留可能な貯氷室13が画成されている。また貯氷室13の下方に、圧縮機14 や凝縮器等からなる冷凍機構16が配置され、該冷凍機構16から前記製氷機構 12の蒸発器17(後述)に冷媒が供給されるよう構成されている。更に筐体10 の内部背面側には、前記製氷機構12と貯氷室13との間を往復昇降可能にリフ ター装置20が配設してある。このリフター装置20は、後述の如く、製氷機構 12で製造したブロックアイス11を貯氷室13の底部近傍まで移送して、当該 ブロックアイス11を貯氷室13に静かに放出するべく機能する。
【0016】 (製氷機構について) 前記筐体10の内部上方は、図2に示す如く、L型の画壁21により前面側収 納空間22と背面側収納空間23とに画成され、背面側収納空間23は、その下 方において前記貯氷室13に連通している。背面側収納空間23には、熱伝導率 の良好な金属を材質とする角筒状の製氷室24が垂直に配設固定されている。こ の製氷室24の内部には、仕切り板により複数の製氷小室(何れも図示せず)が並 列的に画成され、一度に複数(実施例では3つ)のブロックアイス11を製造し得 るよう構成されている。また製氷室24の対向する外側面には、前記冷凍機構1 6から導出した蒸発器17が蛇行状に密着固定され、当該冷凍機構16の運転に より蒸発器17における気化冷媒の熱交換が促進されて、製氷室24が氷点下に まで冷却されるようになっている。なお、蒸発器17には除氷運転に際して冷凍 系の弁の切換えによりホットガスが供給されて、製氷室内壁とブロックアイス1 1との氷結の融解を促進するよう構成されている。
【0017】 前記前面側収納空間22を画成する画壁21の底面に製氷水タンク26が配設 され、このタンク26から循環ポンプ27を介して導出した製氷水供給管28が 、前記製氷室24の上部に着脱自在に配設した製氷水散水器29に連通接続され ている。そして、製氷水タンク26から製氷水散水器29にポンプ圧送された製 氷水は、前記各製氷小室に均一に散布供給されるようになっている。なお、製氷 水タンク26の内部には、図2に示す如く、上下方向に連通する案内通路26a が形成され、後述する冷気通路35から吹出される冷気を、前記貯氷室13に案 内するよう構成してある。
【0018】 前記製氷水散水器29の上部には、外部水道系に接続する除氷水供給管32が 連通接続された除氷水散水器31が配設され、除氷運転に際して該除氷水散水器 31に供給された常温の除氷水は、製氷水散水器29および製氷室24の外側に 散布供給されて流下するよう構成されている。これにより、製氷室24を加温し て各製氷小室の内壁面とブロックアイス11との氷結の融解促進を図るようにな っている。なお、製氷室24の外側を流下した除氷水は、後述する集水板34を 介して製氷水タンク26に回収されて、製氷水として使用される。
【0019】 (送風ファンについて) 前記画壁21には、図2に示す如く、背面側収納空間23側に入口が形成され ると共に、前記製氷水タンク26に形成した案内通路26aの上方に出口が形成 される冷気通路35が形成されている。この冷気通路35には、送風ファン36 が着脱自在に嵌挿され、該送風ファン36を作動することにより、背面側収納空 間23から吸引した冷気を、案内通路26aを介して貯氷室13に吹出すよう設 定されている。
【0020】 前記送風ファン36は、製氷運転に際して作動し、背面側収納空間23から冷 気通路35に吸引した冷気を、前記製氷水タンク26に形成した案内通路26a を介して貯氷室13に吹出すと共に、製氷運転から除氷運転に切換わった際に停 止するよう制御される。すなわち、製氷運転に際して送風ファン36が作動する と、前記貯氷室13から背面側収納空間23に導入された空気が、製氷室24お よび蒸発器17に接触して熱交換を行なって冷気となり、該冷気が冷気通路35 および案内通路26aを介して貯氷室13に吹出されて循環することにより、貯 氷室13は冷却される。なお、除氷運転の際には送風ファン36は停止されるの で、加温された空気を貯氷室13に循環して室温を上昇させることはなく、貯氷 室13を常に低温に保持することができる。
【0021】 (集水板について) 前記製氷機構12における製氷室24の真下には、図2に示す如く、筐体内部 の固定部38に回動自在に枢支した集水板34が臨んでいる。この集水板34は 、常には右下方(図2において)に臨む製氷水タンク26に向けて下方傾斜するよ うに、弾性部材(図示せず)により付勢されている。そして、製氷運転に際して製 氷室24で氷結するに到らなかった製氷水や、除氷運転に際して製氷室24の外 側を流下した除氷水は、当該集水板34を介して製氷水タンク26に回収される 。
【0022】 なお集水板34は、除氷運転により製氷室24から落下するブロックアイス1 1を、前記リフター装置20の移送体40(後述)に案内する機能も兼ねている。 すなわち、製氷室24から落下したブロックアイス11は、前記集水板34を傾 動させつつ該集水板34の底面を滑落して移送体40に円滑に収容される。
【0023】 (リフター装置について) 前記筐体10の内部背面側には、図2に示す如く、前記製氷機構12で製造し たブロックアイス11を、筐体10の内部下方に画成した貯氷室13の氷塊放出 位置まで移送して放出するリフター装置20が配設されている。このリフター装 置20は、筐体10の左右両側に垂直に立設したガイドロッド42,42(一方の み図示)に摺動自在に配設されると共に、前記集水板34を滑落する3個のブロ ックアイス11を並列かつ起立状態で受容し得る移送体40を備えている。また 移送体40は、前記前面側収納空間22に配設したブレーキ付モータ44の正逆 付勢により巻取りおよび繰出しがなされる一対のワイヤ46,46(一方のみ図示 )により懸吊支持されている。そして、モータ44を正逆付勢することにより、 移送体40は製氷室24から落下したブロックアイス11を受容する受容位置と 、ブロックアイス11を貯氷室13に放出する放出位置との間をガイドロッド4 2,42に沿って昇降移動する。
【0024】 前記移送体40には、該移送体40が受容位置に臨んでいる際にはブロックア イス11を起立状態で支持し、移送体40が下降して放出位置に到来した際に、 内部に受容されているブロックアイス11を貯氷室13に向けて放出する氷塊放 出機構48が配設されている。この氷塊放出機構48は、移送体40が下降した 際に、該放出機構48の下降が貯氷室13の底部13aあるいは既に貯留されて いるブロックアイス11により阻止された際に作動して、移送体40に受容され ているブロックアイス11を放出するよう構成されている。これにより、貯氷室 13にブロックアイス11を順次積層することができるものである。
【0025】 (貯氷室について) 前記製氷機構12の下方に画成した貯氷室13は、図2に示す如く、前記リフ ター装置20の移送体40から放出されるブロックアイス11を、前後方向に2 列で貯留し得る寸法に設定されている。また貯氷室13の底部13aは、前面側 に向けて下方傾斜するよう設定されると共に、該底部13aに水切り用のスノコ 50が配置されている。すなわち、前記移送体40から放出されたブロックアイ ス11は、傾斜するスノコ50上を滑落して貯氷室13の前面側から順に貯留さ れる。また底部13aの傾斜下端部に室外に延出する排水管52が配設され、貯 氷室13に積層貯留されたブロックアイス11が融解した際に生ずる融解水を、 排水管52を介して機外に排出するよう構成されている。
【0026】 (外扉および内扉について) 前記貯氷室13の前面側に位置する筐体壁面には、図1に示す如く、ブロック アイス11の取出し口として機能する所要寸法の開口10aが開設され、該開口 10aは筐体前面に回動自在に枢支された外扉18により全面的に開閉自在に閉 成されるようになっている。この外扉18の裏面(貯氷室13を指向する側)には 、開口10aを囲み得る位置にパッキング54が配設され、該パッキング54に 内蔵された磁石により外扉18は筐体10に対して閉成状態で吸着保持される。
【0027】 また開口10aには、矩形状の板状本体19aの端縁部に枠体19bを配設し てトレー状に形成された複数の内扉19が上下に複数段で配設され、各内扉19 は開口10aの一方の内側縁に蝶番56を介して開閉自在に取付けられている。 そして内扉19は、外扉18を開放した状態で、開口10aを段階的に開放し得 るよう構成されている。従って、貯氷室13に積層貯留されたブロックアイス1 1の積層レベルに応じ、上下方向に配設した内扉19を使い分けることにより、 貯氷室13からのブロックアイス11の取出しを常に容易に行なうことができる 。また、ブロックアイス11が開口10aの下端縁より上方まで積層された場合 (内扉19の内面にブロックアイス11の先端が当接した状態)であっても、内扉 19を使い分けることにより、ブロックアイス11が室外に放出落下するのを有 効に防止し得る。なお両扉18,19を閉成した状態で、両者の間に所要の間隙 が画成され、この間隙に後述する規制部材70が介在して、外扉18の閉成によ り内扉19を強制的に閉成するよう構成されている。
【0028】 (内扉のロック手段について) 図3に示す如く、内扉19における蝶番56が配設される端部と反対の端部、 およびこの端部と対向する開口10aの内側縁に、内扉19のロック手段58が 配設され、該ロック手段58により内扉19を開口10aに対して閉成状態でロ ックし得るようになっている。このロック手段58は、内扉19に配設されたス ライド体64と、開口10aの内側縁に配設されたストッパ68とにより基本的 に構成され、スライド体64をストッパ68に係合することにより、内扉19は 開口10aを閉成する位置にロックされる。
【0029】 すなわち、前記内扉19の本体19aに支持部材60が配設固定され、該支持 部材60の内面に配設したガイド62に、スライド体64が左右方向(図3にお いて)に摺動自在に支持されている。スライド体64の左端部は、内扉19の左 端部から延出可能に構成されると共に、該端部に係合部64aが形成されている 。また係合部64aにおける内側面(貯氷室13を指向する面)には、その開放端 側から内扉19に向かうにつれて貯氷室側に傾斜するテーパ部64bが形成され 、該テーパ部64bをストッパ68の突条片68a(後述)に押付けることにより スライド体64が摺動するよう構成される(図4参照)。またスライド体64の他 端部には、内側に突出する突片64cが設けられ、該突片64cと支持部材60 の適宜位置との間に引張りばね66が張設され、該引張りばね66は、前記係合 部64aをストッパ68に係合可能なロック位置に臨ませる方向(内扉19から 延出する方向)に付勢するよう設定されている。
【0030】 前記スライド体64における内扉19の表面側(外扉18を指向する側)に臨む 部位に、支持部材60に対応的に開設した開口60aから外方に突出するノブ6 4dが設けられている。そして、前記引張りばね66の弾力作用下にロック位置 に臨む係合部64aは、ノブ64dを操作することによりストッパ68から離間 する解放位置(図5参照)に移動されるよう構成されている。
【0031】 前記開口10aにおける内扉19のスライド体64が配設される端部と対向す る内側縁には、図3に示す如く、奥行き方向に所定間隔離間する一対の突条片6 8a,68bを平行に形成した平断面コ字型のストッパ68が、3個の内扉19 が臨む上下方向の領域に亘って配設されている。このストッパ68における外側 の突条片68aは、前記スライド体64の係合部64aが解放位置に臨む状態( 図5参照)での内扉19の開閉は許容するが、係合部64aがロック位置に臨ん でいる状態(図4(b)参照)での内扉19の開放は阻止する寸法に設定されている 。すなわち、スライド体64の係合部64aが両突条片68a,68bの間に臨 んだ状態で、該係合部64aが解放位置からロック位置に移動することにより、 係合部64aは外側の突条片68aに内側から当接して内扉19は閉成位置にロ ックされる。これにより、前記移送体40から放出されたブロックアイス11が 、既に積層されているブロックアイス11の上を滑落して内扉19の内面に衝突 した際において、該内扉19が開放されるのを防止し得る。
【0032】 ここで、内扉19を閉成する際には、図4に示に如く、係合部64aのテーパ 部64bを突条片68aに外側から押付けることにより、テーパ部64bと突条 片68aとの係合作用下にスライド体64は引張りばね66の弾力に抗して解放 位置(図中右側)に向けて移動する。そして、係合部64aが突条片68aを乗り 越えることにより、スライド体64は再び引張りばね66の弾力によって左側に 移動し、係合部64aはロック位置に復帰する。また内扉19を開放する際には 、図5に示す如く、スライド体64に配設したノブ64dを、図中右側に移動さ せて係合部64aを解放位置に臨ませた状態で、内扉19を前方に回動すること により開放することができる。なおストッパ68における内側の突条片68bは 、解放位置に臨む係合部64aが当接する寸法に設定されており、内扉19によ り開口10aを閉成するに際し、該内扉19がストッパ68を越えて内側に回動 するのを阻止するよう構成されている。
【0033】 前記支持部材60の表面側には、図3に示す如く、内扉19の表面側に突出す る規制部材70が配設されている。この規制部材70の支持部材60からの突出 寸法は、内扉19を閉成して前記係合部64aが突条片68aに内側から当接し た状態において、該規制部材70の突出端部が閉成した外扉18の裏面に当接す るよう設定されている。すなわち、図4(a)に示す如く、内扉19が閉成されて いない状態(係合部64aが突条片68aの外側に臨んでいる状態)で、外扉18 を閉成すると、該外扉18の前記パッキング54が筐体10に当接する前に、そ の裏面に規制部材70の突出端部が当接する。更に外扉18を閉成するべく回動 すると、図4(b)に示す如く、規制部材70を介して内扉19は内方に押圧され 、前記テーパ部64bが突条片68aを乗り越え、内扉19は閉成状態にロック されるに至る。そしてこのとき、外扉18もパッキング54が筐体10に当接し て閉成状態に保持される。
【0034】 また規制部材70は、図5に示すように、作業者が前記ノブ64dを介してス ライド体64をロック位置から解放位置に移動させる際の支えとして機能すると 共に、内扉19を開放するときの取手としての機能も兼ねるようになっている。 なお、規制部材70の配設位置は、支持部材60に限定されるものでなく、内扉 19の本体19aや枠体19bに配設してもよい。但しこの場合においても、両 扉18,19を閉成した状態で、規制部材70の突出端部が外扉18の裏面に当 接する長さ寸法に設定する必要がある。
【0035】 前記内扉19の本体19aには、図1および図3に示す如く、上下方向に所定 長さで延在する窓部72が、前記貯氷室13に並列に貯留される3個のブロック アイス11に対応する3個所に穿設されている。この窓部72は、内扉19を閉 成した状態で、貯氷室13に貯留されているブロックアイス11の積層レベルを 確認するべく機能する。
【0036】 なお、内扉19により外方への放出が阻止されているブロックアイス11を取 出すに際し、該内扉19を開放すると3個のブロックアイス11が外方に滑落す るおそれがある。この場合に、内扉19を閉成したまま、図6に示す如く、対応 の窓部72に外側から例えばアイスピック74を差込み、ブロックアイス11を 上方に持上げることにより、任意のブロックアイス11のみを容易に取出すこと ができる。また、並んでいる3個のブロックアイス11が相互に氷結している場 合に、窓部72から差込んだアイスピック74により各ブロックアイス11を分 離して、氷片が外部に飛散するのを防し得る。
【0037】 また内扉19における本体19aの上下に位置する枠体19bには、上下方向 に連通する通孔76が長手方向に所定間隔で複数穿設されている。この通孔76 は、内扉19を閉成した状態において、貯氷室13に貯留されているブロックア イス11から生ずる融解水が、前記窓部72から表面側に滴下した際に、該融解 水を前記スノコ50により画成される空間Aを介して貯氷室底部13aに滴下さ せるべく機能する(図2参照)。これにより、ブロックアイス11の融解水が機外 に滴下して周囲を濡らすのを防止することができるものである。
【0038】 図2に示す如く、前記筐体10における貯氷室13の下方に機械室78が画成 され、該機械室78に圧縮機14や凝縮器等からなる冷凍機構16が配置されて いる。この冷凍機構16から導出した蒸発器17は、前述した如く、前記製氷機 構12における製氷室24の外側面に密着固定され、該蒸発器17に循環供給さ れる冷媒およびホットガスにより製氷室24の冷却および加熱が行なわれる。こ のように、前記冷凍機構16を筐体10の下方に配置したことにより、貯氷室1 3および開口10aは、筐体10の高さ寸法を高くすることなく据付け面から所 要高さだけ上方に設けることができる。これにより、貯氷室13の底部近傍から ブロックアイス11を取出すに際し、作業者は腰を屈める必要がなく、楽な姿勢 での取出しを行ない得る。また、重量のある冷凍機構16を筐体10の下方に配 置したことにより、製氷機自体が安定する利点を有する。
【0039】
次に、実施例に係るブロックアイス用自動製氷機の扉構造の作用につき説明す る。なお、前記内扉19および外扉18は何れも閉成されているものとする。
【0040】 この状態で自動製氷機の製氷運転を開始すると、前記製氷室24に設けた蒸発 器17に冷媒が循環供給され、当該製氷室24の冷却がなされる。また図2に示 す送風ファン36が運転を開始し、製氷室24および蒸発器17との間で熱交換 の行なわれた冷気を、前記貯氷室13に循環供給することにより該貯氷室13の 冷却が行なわれる。
【0041】 前記製氷水タンク26の製氷水は、前記循環ポンプ27の駆動により製氷水供 給管28を介して製氷水散水器29にポンプ圧送され、該散水器29から各製氷 小室の内面に散布供給される。供給された製氷水は、各製氷小室の内壁面に接触 して冷却されつつ流下し、前記集水板34を介して製氷水タンク26に戻され再 度の循環に供される。そして製氷水の循環が反復される内に、各製氷小室の内壁 面で製氷水が凍結して氷層が形成される。そして製氷運転が進行して、製氷小室 に完全なブロックアイス11が成長したことを適宜の検知手段により検出すると 、製氷水の循環供給を停止して製氷運転を完了する。
【0042】 次いで、前記冷凍系の弁の切換えにより蒸発器17にホットガスが供給されて 、製氷室24を加熱すると共に、前記除氷水供給管32を介して除氷水散水器3 1に除氷水が供給される。この除氷水は、製氷室24の外側面を流下して、各製 氷小室の内壁面とブロックアイス11との氷結面の融解を促進させる。製氷室2 4の外側を流下した除氷水は、前記集水板34を介して前記製氷水タンク26に 落下貯留される。また除氷運転に切換わると、前記送風ファン36は停止制御さ れ、除氷運転により加温された空気が貯氷室13に循環供給されるのを防止し、 貯氷室13を低温に保つようになっている。
【0043】 除氷運転が進行して各製氷小室の内壁面とブロックアイス11との氷結面が融 解すると、該ブロックアイス11は、自重により製氷小室から剥離して前記集水 板34を介して前記リフター装置20の移送体40に起立状態で受容される。こ れを適宜の検知手段が検出すると、前記ブレーキ付モータ44が正転方向に付勢 され、ブロックアイス11が受容された移送体40が下降を開始する。
【0044】 前記移送体40が貯氷室13の氷塊放出位置(氷塊放出機構48の下降が阻止 される位置)まで到来すると、該移送体40に配設した氷塊放出機構48が作動 し、ブロックアイス11は貯氷室13に向けて放出される。このブロックアイス 11は、前記スノコ50の上を滑落して貯氷室13の前面壁に当接した位置で貯 留される(図2に二点鎖線で示す)。ブロックアイス11を放出した移送体40は 、前記ブレーキ付モータ44の逆転により受容位置まで上昇移動して停止するこ とにより、ブロックアイス11の放出作業は完了する。
【0045】 なお、ブロックアイス11が前記開口10aの下端縁より上方まで積層貯留さ れている場合は、移送体40から放出されるブロックアイス11は、既に積層さ れている最上部のブロックアイス11の上に放出され、該ブロックアイス11上 を滑落してその先端が前記内扉19の内面に当接した位置で貯留される(図3参 照)。このとき、内扉19は前記ロック手段58により閉成状態で開放不能にロ ックされているので、ブロックアイス11が当接した衝撃により誤って開放する ことはない。
【0046】 前述した製氷運転と除氷運転とが反復されて、貯氷室13に所定量のブロック アイス11が貯留されると、これを適宜の貯氷完了検知スイッチが検出し、製氷 運転が停止される。
【0047】 次に、前記貯氷室13からブロックアイス11を取出す場合は、図1に示す如 く、前記外扉18を開放した状態で、ブロックアイス11の積層レベルに応じて 前記適宜位置の内扉19を開放することにより行なう。例えばブロックアイス1 1が、中段の内扉19の配設位置まで積層貯留されている場合は、上段の内扉1 9を開放することにより、最上部のブロックアイス11を取出す。すなわち、前 記スライド体64に配設したノブ64dを、図5に示す如く、作業者の手指によ り操作して該スライド体64を移動させることにより、前記係合部64aをスト ッパ68から離間する解放位置に臨ませる。次いで、規制部材70を持って内扉 19を前面側に回動することにより、該内扉19は開放されるに至る。このとき 、当該内扉19を開放しても、貯氷室13に貯留されているブロックアイス11 が開口10aから室外に放出落下することはない。また、上段の内扉19の開放 レベルと最上部のブロックアイス11との高低差は小さいので、作業者はブロッ クアイス11を容易に取出すことができる。
【0048】 なお、並んでいる3個のブロックアイス11が相互に氷結している場合は、内 扉19に穿設した窓部72からアイスピック74を差込んで分離させることがで き、また個々のブロックアイス11を図6に示す如く立ち上げて、取出しを容易 にすることも可能である。更に、内扉19を閉成した状態で、窓部72を介して ブロックアイス11の積層レベルを確認し得るので、内面にブロックアイス11 が当接している内扉19を誤って開放し、該アイス11が放出落下するのを未然 に部止し得る。
【0049】 またブロックアイス11の消費により、下段の内扉19の配設位置まで積層レ ベルが低下した場合は、上段の内扉19のみを開放しただけでは、ブロックアイ ス11の取出しが不便であるので、中段の内扉19も開放する。これにより、開 口10aの開放レベルと最上部のブロックアイス11との高低差は小さくなり、 ブロックアイス11を極めて容易に取出し得るものである。
【0050】 次に、前記内扉19を閉成する場合は、図4(a)に示す如く、前記引張りばね 66の弾力作用下にロック位置に臨んでいるスライド体64のテーパ部64bを 外側の突条片68aに当接した状態で、該内扉19を内方に押圧する。内扉19 が内方に押圧されるにつれて、テーパ部64bと突条片68aとの係合作用下に 、スライド体64は解放位置に向けて移動する。そして、係合部64aが突条片 68aを乗り越えることにより、スライド体64は引張りばね66の弾力作用に よってロック位置に復帰する。これにより、係合部64aがストッパ68の両突 条片68a,68bの間に臨んで当該内扉19は閉成位置にロックされる。
【0051】 ここで、前記貯氷室13からのブロックアイス11の取出しを頻繁に行なう場 合は、各内扉19をロック手段58を介してロックするのを忘れたり、故意に閉 成することなく外扉18を閉成することがある。しかるに実施例に係る内扉19 には、その表面側に突出する規制部材70が配設されているので、外扉18を閉 成することにより、内扉19も自動的に閉成位置にロックされる。すなわち、内 扉19が閉成されていない状態で、外扉18を閉成すると、図4(a)に示す如く 、該外扉18の前記パッキング54が筐体10に当接する前に、その裏面に規制 部材70の突出端部が当接する。この状態で更に外扉18を閉成するべく回動す れば、図4(b)に示す如く、規制部材70を介して内扉19が内方に押圧され、 前記テーパ部64bが突条片68aを乗り越えて閉成状態にロックされるに至る 。そしてこのとき、外扉18もパッキング54が筐体10に当接して閉成状態に 保持される。
【0052】 このように、外扉18を閉成することにより、内扉19を閉成状態にロックし 得るので、次に外扉18を開放した際に、貯氷室13に貯留されているブロック アイス11が放出落下することはない。また、複数の内扉19を開放した状態で あっても、外扉18を閉成することにより全ての内扉19を閉成し得るので、各 内扉19を個々に閉成操作する手間を省くことができる。
【0053】 (変形例について) 図7は、本考案に係る扉構造の変形例を示すものであって、前記規制部材70 を外扉18に配設したものである。すなわち、外扉18の裏面には、開口10a に配設した3個の内扉19における支持部材60に当接可能な位置に、対応的に 規制部材70が突設されている。この場合は、外扉18を閉成することにより、 各規制部材70が開放状態の内扉19の支持部材60に当接し、これを内方に押 圧してロック手段58を作動して内扉19を閉成することができる。なお、規制 部材70の突出端部を、内扉19の本体19aまたは枠体19bに当接させて、 該内扉19を閉成位置まで回動するようにしてもよい。
【0054】
以上説明した如く、本考案に係るブロックアイス用自動製氷機の扉構造によれ ば、筐体に開設した開口を、上下に複数段となるよう配設した複数の内扉により 開閉自在に閉成するよう構成したので、貯氷室に貯留されるブロックアイスの積 層レベルに応じて内扉を使い分けることにより、ブロックアイスが室外に放出落 下するのを有効に防止し得る。また、積層レベルに応じた内扉を開放することに より、作業者は楽な姿勢でのブロックアイスの取出しを行なうことができ、重量 のあるブロックアイスを容易に取出し得る利点がある。更に、内扉を閉成状態に ロックしていなくても、外扉を閉成することにより、規制部材を介して内扉を閉 成状態にロックし得るので、次に外扉を開放した際に内扉が開放してブロックア イスが放出するのを確実に防止し得る。
【0055】 また内扉に窓部を穿設することにより、内扉を閉成した状態でブロックアイス の積層レベルを確認することができると共に、該窓部の外側からアイスピック等 を差入れて相互に氷結するブロックアイスを分離したり、任意のブロックアイス のみを容易に取出すことができる。
【図1】本考案に係る扉構造を採用したブロックアイス
用自動製氷機の外観斜視図である。
用自動製氷機の外観斜視図である。
【図2】実施例に係る自動製氷機の縦断側面図である。
【図3】内扉および外扉を閉成した状態で示す製氷機の
要部横断平面図である。
要部横断平面図である。
【図4】外扉を閉成することによりロック手段が作動し
て、内扉が閉成状態にロックされる過程を示す説明図で
ある。
て、内扉が閉成状態にロックされる過程を示す説明図で
ある。
【図5】内扉のロック手段を解放する状態を示す説明図
である。
である。
【図6】内扉に穿設した窓部を介して差込んだアイスピ
ックによりブロックアイスを立ち上げた状態を示す説明
図である。
ックによりブロックアイスを立ち上げた状態を示す説明
図である。
【図7】本考案に係る扉構造の変形例を示す説明図であ
る。
る。
10 筐体 10a 開口 11 ブロックアイス 12 製氷機構 13 貯氷室 18 外扉 19 内扉 58 ロック手段 70 規制部材 72 窓部
Claims (4)
- 【請求項1】 筐体(10)の上部に製氷機構(12)を備え、
該製氷機構(12)で製造したブロック状の氷塊(11)を、製
氷機構(12)の下方に画成した貯氷室(13)に順次放出して
積層貯留するようにしたブロックアイス用自動製氷機に
おいて、 前記貯氷室(13)の前面側に開設した開口(10a)に上下に
複数段となるよう配設され、該開口(10a)を段階的に閉
成する複数板の内扉(19)と、 前記開口(10a)の内縁部および各内扉(19)に対応的に配
設され、各内扉(19)を開放位置から閉成位置に移動させ
た際に協働して、該内扉(19)の閉成をロックするロック
手段(58)と、 前記筐体(10)の前面側に配設され、前記全ての内扉(19)
が閉成した状態において、該内扉(19)との間に所要の間
隙を保持して、前記開口(10a)を全面的に閉成する外扉
(18)と、 前記内扉(19)と外扉(18)とを閉成した際に、両扉(18,1
9)における前記間隙に介在し、両扉(18,19)の対向部を
相互に規制し合う規制部材(70)とからなり、 前記外扉(18)を閉成することにより、前記規制部材(70)
が開放状態の内扉(19)を閉成方向へ強制的に移動させ
て、該内扉(19)を前記ロック手段(58)が作動する閉成位
置に臨ませるよう構成したことを特徴とするブロックア
イス用自動製氷機の扉構造。 - 【請求項2】 前記規制部材(70)は、各内扉(19)におけ
る表面側に配設されている請求項1記載のブロックアイ
ス用自動製氷機の扉構造。 - 【請求項3】 前記規制部材(70)は、外扉(19)の裏面側
において、夫々の内扉(19)と対応的に配設されている請
求項1記載のブロックアイス用自動製氷機の扉構造。 - 【請求項4】 前記内扉(19)には、その閉成状態におい
て貯氷室(13)内を視認可能な窓部(72)が形成される請求
項1記載のブロックアイス用自動製氷機の扉構造。
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ID=12109813
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 1992-03-19 JP JP2341392U patent/JP2548459Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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