JPH057883Y2 - - Google Patents

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JPH057883Y2
JPH057883Y2 JP1987003172U JP317287U JPH057883Y2 JP H057883 Y2 JPH057883 Y2 JP H057883Y2 JP 1987003172 U JP1987003172 U JP 1987003172U JP 317287 U JP317287 U JP 317287U JP H057883 Y2 JPH057883 Y2 JP H057883Y2
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JP
Japan
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safety frame
mounting member
fixed
bodies
tractor
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JP1987003172U
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JPS63110148U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は小形のトラクターにおいて、転倒時に
オペレーターの安全を確保すべく設けられる安全
フレームの支持機構に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来からトラクターに装着する安全フレームの
支持機構については、種々の技術が公知とされて
いる。例えば実開昭54−37407号公報や、実開昭
53−100657号公報や、実開昭55−85976号公報の
如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は特に小形のトラクターに付設する安全
フレームの構造に関するものであり、最小輪距の
中で、法的規制値をクリアする安全フレームの強
度を具備させる必要があるのである。
また小形のトラクターにおいてはミツシヨンケ
ースが鋳鉄ではなくアルミ鋳物にて作られている
ので、曲げや捩れ荷重や応力集中に対して弱く、
従来の支持構造では十分の支持強度を得られない
のである。
また安全フレームは大きな余分のスペースを取
るので、トラクターの製品輸送においてはこれを
取り外し、また現地において装着するものである
から、脱着の容易性も合わせて要求されるのであ
る。
本考案はこのような目的を持つものであり、そ
の為に、安全フレーム1の取付部材3を、ミツシ
ヨンケース5の後面を中心に設け、その左右端部
をミツシヨンケースの側面から突出した下部補強
体6と上部補強体7により支持したものである。
また、該ミツシヨンケース5の後面に取付部材3
を設けたものでありながら、従来からあるドロー
バーブラケツトやPTO軸の部分を変更すること
なく、安全フレーム1の取付を可能としたもので
ある。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
トラクターの座席2の後面周囲を囲繞する安全
フレーム1の取付部材3を、ミツシヨンケース5
の後面に固着し、更に該取付部材3の左右端部を
ミツシヨンケース5の側部に突出配置し、該突出
した取付部材3の突出端前面に、垂直立設板によ
り構成した上部補強体7L,7Rを締結した構成
において、該上部補強体7L,7Rは、リアアク
スルハウジング20の基部上面に固定された水平
取付板4L,4Rの後端に固設され、更に、水平
取付板4L,4Rと上部補強体7L,7Rの間に
斜行補強体10L,10Rを介装し、該斜行補強
体10L,10Rと、リアアクスルハウジング2
0の基部下面に固設され上方へ延出した下部補強
体6L,6Rとを連結したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と作用を説明す
る。
第1図は本考案の安全フレーム1の支持機構を
示す側面図、第2図は同じく平面図、第3図は同
じく後面図、第4図は安全フレーム1と取付部材
3の部分の後面図、第5図は同じく側面図、第6
図は取付部材3と安全フレーム1の取付部の溶接
補強片15を示す前面図、第7図は安全フレーム
1を曲げ加工する為のベンデイングローラーRの
曲げ状態を示す図面、第8図はトラクターの全体
側面図、第9図は本考案の安全フレーム1の支持
機構の全体斜視図である。
本考案の安全フレーム1は、第8図において示
す如く、座席2に座つた状態のオペレーターの周
囲を囲繞すべくループ状に構成しているのであ
る。
そして従来の安全フレーム1においてはその支
持を、殆どがリアアクスルハウジングの部分で行
つていたのであるが、本考案においては、ミツシ
ヨンケース5の後面に設けた取付部材3の部分で
主として支持し、補強的にミツシヨンケース5の
側面の下部補強体6と上部補強体7により支持し
ているのである。
第1図・第2図・第3図・第9図において、考
案の要部について説明すると。
安全フレーム1は前述の如く、ループ状に構成
され、左右の基部を取付部材3に溶接固定してい
る。
安全フレーム1の下端の取付部は、ミツシヨン
ケース5の部分に支持する必要があることから、
どうしてもミツシヨンケース5の幅程度に絞ら
れ、上部はオペレーターの肩幅以上に余裕を持た
せて空間を構成する必要があることから、結局上
部が幅広で、下部が幅狭の形状となる。
また上部はオペレーターの着席姿勢の背中に沿
つた位置で斜めに配置することとなり、下部はリ
アアクスルハウジング20L,20Rの近辺に支
持する必要があつたことから、従来は第5図の1
に示す如く前後方向にも折曲部が構成されていた
のである。
しかし角パイプ材により構成された安全フレー
ム1を前後左右に何箇所も折り曲げることは、肉
厚の薄い部分やしわの寄つた部分を作ることとな
るので、本考案においては、側面視では前後に折
曲部を構成する必要のないように、第5図の如
く、取付部材3と安全フレーム1の溶接固定時
に、上部溶接固定板8を下部溶接固定板9よりも
長く構成することにより、取付部材3と安全フレ
ーム1との側面視に角度aを設けたものである。
該構成により、第5図に示す如く、ベンデイン
グローラーRにより、ループ状に曲げた安全フレ
ーム1を更に折曲げするという加工が必要で無く
なつたものである。
また上部溶接固定板8を下部溶接固定板9より
も長く構成したことにより、上部溶接固定板8の
前部と取付部材3の間に溶接不能の空間ができ
る。
本構成においては、該部分に第2図・第6図に
示す如く溶接補強片15を介装して、安全フレー
ム1の角パイプの全周に溶接可能としているので
ある。これで該構成による強度の低下を補つてい
る。
また第4図に示す如く、安全フレーム1をルー
プ状に構成するに当たつては、折曲部1aの形成
に際し、該部分にもベンデイングローラーRを接
当するのである。
また、第1図において示す如く、安全フレーム
1の一部にシートベルト13の基部を連結するシ
ートベルト連結金14が設けられているのであ
る。
該安全フレーム1の基部を全面的に溶接固定し
た取付部材3をミツシヨンケース5に固定するに
際しては、ミツシヨンケース5の後面に直接に接
当させると、左右の下部補強体6と上部補強体7
の組立に対して誤差が発生する恐れがあるので空
間を構成し、該空間部分にはスペーサー11を介
装した6本の固定ボルト12により固定している
のである。
しかし、該固定ボルト12のみによるミツシヨ
ンケース5の後面への固定に際しては、安全フレ
ーム1の左右方向への強度が不足するので、ミツ
シヨンケース5の側壁に構成したリアアクスルハ
ウジング20の上下から突出した下部補強体6と
上部補強体7により、取付部材3の側端部を補強
しているのである。
まず上部補強体7は斜行補強体10と水平取付
板4により一体的に支持構成されており、該水平
取付板4の部分で、ミツシヨンケース5の側面で
リアアクスルハウジング20の上部に固設された
L型ブラケツト21の水平面に3本の固定ボルト
18により固定されている。
そして水平取付板4と斜行補強板10により補
強した垂直面よりなる上部補強体7を、3本の固
定ボルト17により、取付部材3に固定してい
る。
更に該取付部材3の前後方向への補強をすべ
く、斜行補強体10に連結した下部補強体6を設
けているのである。
該下部補強体6とドローバーブラケツト22に
その基部を固設されており、該部分から斜めに上
方へ延出して、斜行補強板10に固定ボルト16
により固定している。
(ヘ) 考案の作用 以上の如く、本考案は構成したものであり、下
部補強体6も上部補強体7も、リアアクスルハウ
ジング20L,20Rの基部のミツシヨンケース
5の側壁に支持しているので、同じくアルミ鋳物
により構成されたリアアクスルハウジング20に
大きな負荷をかけることがないのである。
安全フレーム1の支持において、前後方向への
支持は主として取付部材3により行い、転倒時の
左右方向への曲げに対しては、上部補強体7によ
り支持し、前後方向への曲げに際しては特に下部
補強体6がその支持強度を発揮するのである。
特に取付部材3は脱着時の仮止めの役目をし、
脱着を容易にする。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、安全フレーム1の基部である取付部材
3を固定する上部補強体7L,7Rは、水平取付
板4L,4Rと斜行補強体10L,10Rと下部
補強体6L,6Rにより補強したので、前後左右
の曲げに対して強度を向上させることが出来たの
である。
第2に、ミツシヨンケース5の後面の取付部材
3と、側面の上部補強体7L,7Rと水平取付板
4L,4Rと斜行補強体10L,10Rと下部補
強体6L,6Rにより、全体として、ミツシヨン
ケース5の周囲に、「コ」字型に挟持するように
して、安全フレーム1の基礎支持部を構成したの
で、ミツシヨンケース5の各部に応力を分散する
ことができ、転倒時においても支持部の破壊が発
生しなくなつたのである。
第3に、ミツシヨンケース5の後面と側面によ
り支持したので、リアアクスルハウジング20
L,20Rの上に支持したフエンダーの部分を移
動することなく狭い輪距において、安全フレーム
1を支持することが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の安全フレーム1の支持機構を
示す側面図、第2図は同じく平面図、第3図は同
じく後面図、第4図は安全フレーム1と取付部材
3の部分の後面図、第5図は同じく側面図、第6
図は取付部材3と安全フレーム1の取付部の溶接
補強片15を示す前面図、第7図は安全フレーム
1を曲げ加工する為のベンデイングローラーRの
曲げ状態を示す図面、第8図はトラクターの全体
側面図、第9図は本考案の安全フレーム1の支持
機構の全体斜視図である。 1……安全フレーム、2……座席、3……取付
部材、4……水平取付板、5……ミツシヨンケー
ス、6……下部補強体、7……上部補強体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクターの座席2の後面周囲を囲繞する安全
    フレーム1の取付部材3を、ミツシヨンケース5
    の後面に固着し、更に該取付部材3の左右端部を
    ミツシヨンケース5の側部に突出配置し、該突出
    した取付部材3の突出端前面に、垂直立設板によ
    り構成した上部補強体7L,7Rを締結した構成
    において、該上部補強体7L,7Rは、リアアク
    スルハウジング20の基部上面に固定された水平
    取付板4L,4Rの後端に固設され、更に、水平
    取付板4L,4Rと上部補強体7L,7Rの間に
    斜行補強体10L,10Rを介装し、該斜行補強
    体10L,10Rと、リアアクスルハウジング2
    0の基部下面に固設され上方へ延出した下部補強
    体6L,6Rとを連結したことを特徴とするトラ
    クターの安全フレーム。
JP1987003172U 1987-01-12 1987-01-12 Expired - Lifetime JPH057883Y2 (ja)

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JP1987003172U JPH057883Y2 (ja) 1987-01-12 1987-01-12

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JPS63110148U JPS63110148U (ja) 1988-07-15
JPH057883Y2 true JPH057883Y2 (ja) 1993-02-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437407B2 (ja) * 1972-09-13 1979-11-15

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100657U (ja) * 1977-01-19 1978-08-15
JPS5723270Y2 (ja) * 1977-08-18 1982-05-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437407B2 (ja) * 1972-09-13 1979-11-15

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JPS63110148U (ja) 1988-07-15

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