JPH0626470Y2 - 農用トラクタのフレーム構造 - Google Patents

農用トラクタのフレーム構造

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JPH0626470Y2
JPH0626470Y2 JP1988010095U JP1009588U JPH0626470Y2 JP H0626470 Y2 JPH0626470 Y2 JP H0626470Y2 JP 1988010095 U JP1988010095 U JP 1988010095U JP 1009588 U JP1009588 U JP 1009588U JP H0626470 Y2 JPH0626470 Y2 JP H0626470Y2
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文紀 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、農用トラクタのフレーム構造に関し、詳しく
は、安全フレームを装備した農用トラクタのフレーム構
造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来における上記フレーム構造としては、例えば、実開
昭56-129376号公報に開示してあるように、左右一対の
パイプ状のメインフレームを前後に長く延設して、この
メインフレーム上に安全フレームおよびエンジン、ミッ
ションケース等の各種装置を搭載連結するよう構成した
ものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上記引例の構造では、メインフレームが角パイ
プ構造であるために、折曲げ加工等の作業が極めて行い
難く、しかも、エンジンあるいはミツションケース等の
重量の大きな装置を取付けるために、専用のブラッケッ
トが必要であり、又、運転者を保護するために厚肉に構
成した安全フレームを連結するので、機体全体の重量が
大きくなる欠点があるとともに、部品点数が多く、か
つ、組立工数が大となりコストアップを招く問題があっ
た。
本考案は、安全フレームの構造を有効に利用して機体の
軽量化とコストの低減を可能にできるものでありなが
ら、しかも支持補強の向上を図ることのできる農用トラ
クタのフレーム構造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、上向きに開放した受皿状のエンジン搭
載部、このエンジン搭載部の後部に連らなるトンネル状
の伝動軸挿通用ハウジング部、前記ハウジング部の両側
に連らなる運転ステップ部の夫々を板金材で一体化して
機体フレームに構成するとともに、この機体フレームの
後部から、横ステーによって連結された左右一対の安全
フレーム取付用支持フレームを立設し、前記運転ステツ
プ部の左右両外側縁に沿って補強フレームを取付け、こ
の補強フレームの前端から夫々縦フレームを連設して、
左右の縦フレーム夫々を、連結部を介して、前記機体フ
レームに固定された中間支持体に連結支持するととも
に、各縦フレームの上端と、前記各支持フレームの上端
とに亘って運転部上方を覆う安全フレームを架設連結し
てある点にあり、その作用・効果は次ぎの通りである。
〔作用〕
つまり、機体フレームを加工の容易な板金材で構成する
ので、プレス成形によって任意の形状に成形することが
できる。しかも各種装置を取付けるには、専用の強固な
連結ブラッケットを用いることなく構造簡易な取付座の
みを介して取付けることができ、かつ、機体フレームを
板金による薄板状に設けるので、従来の如く前後に長い
厚肉のパイプフレームを用いる場合に比較して軽量化で
きるのである。
そして、機体フレームの左右両側において、補強フレー
ム、縦フレーム、安全フレーム及び支持フレームによっ
て機体側面視ループ状に連結固定される構造体が形成さ
れ、しかも、これらのループ状構造体が、機体前部側に
おいて、連結部及び中間支持体によって横方向に連結固
定され、且つ、機体後部側において横ステーによつて横
方向に連結固定されることで、板金材による機体フレー
ムに対する立体構造の枠体による強固な支持構造を構成
することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、運転者保護のために設け
られる安全フレームを機体フレームの補強メンバーとし
て有効利用して、比較的薄肉の複数のフレーム部材によ
って、立体構造の枠体による強固な支持構造を構成する
ことができ、充分な支持強度を確保しながら、各種装置
の搭載用部材が簡易な加工により得ることができ、加工
工数の削減によってコストダウンが可能になるととも
に、機体の軽量化を図ることができるフレーム構造が提
供できるに至った。
〔実施例〕
第1図に本考案に係る農用トラクタを示している。この
農用トラクタは、機体前後に夫々左右一対の車輪(1),
(2)を備え、機体前部のボンネット(3)内方にエンジン
(4)、機体後部にミッションケース(5)を夫々、配備する
とともに、機体中央に運転部(6)を備え、この運転部(6)
の上方を安全フレーム(7)で覆って構成してある。
次に、この農用トラクタの機体フレーム(8)の構造につ
いて説明する。第2図に示すように、機体フレーム(8)
は、エンジン搭載部としての前部フレーム部分(8a)、こ
の前部フレーム部分(8a)の後部に連らなる中間フレーム
部分(8b)及び中間フレーム部分(8b)の後部に連らなる後
部フレーム部分(8c)とから成り、これら各フレーム部分
(8a),(8b),(8c)を板金材で一体的に構成してある。以
下各フレーム部分(8a),(8b),(8c)について説明する。
前記前部フレーム部分(8a)は、上向きに開放した受皿状
に形成してあり、その下面中央にエンジン(4)の下部の
オイルパンが挿通するための挿通孔(9)を形成するとと
もに、左右両側上端にはエンジン(4)連結用の取付座(1
0)を形成してある。又、その後方には前輪用車軸ケース
(11)が入り込むための凹部(12)を形成してある。
前記中間フレーム部分(8b)は、その左右方向中央にエン
ジン(4)からミッションケース(5)に動力を伝達する伝動
軸(13)が挿通するためのトンネル状のハウジング部(14)
と、このハウジング部(14)の左右両側に連らなる運転ス
テップ部(15),(15)とから成り、この中間フレーム部分
(8b)の前端は前部フレーム部分(8a)の後端に溶接連結し
てある。前記運転ステップ部(15)の下面側前後中央部に
は、角パイプ状の第1補強部材(16)を左右両端まで延設
する状態に固定するとともに、この第1補強部材(16)の
後方側部位には、上向きコ字形の第2補強部材(17)を取
付け固定して、運転者の片側のみへの体重の負担に対す
る強度補強を図っている。又、運転者の足の滑りを防止
するとともに強度補強を兼ねた凸部(18)を設けてある。
前記前部フレーム部分(8a)と前記中間フレーム部分(8b)
との連結部分は、運転部(6)の操縦パネル部(19)を支持
する中間支持体としての操縦フレーム(20)を介して溶接
固定してある。第3図に示すようにこの操縦フレーム(2
0)は略上向きコ字形の受座部(21)と、この受座部(21)の
前端に立設固定した補強板(22)とから成り、更に、その
前部下方にはL字形の補強連結部(23)を、前部フレーム
部分(8a)の後部左右上端に亘って架設連結する状態に設
けてある。
一方、運転ステップ部(15),(15)の左右両側の外端縁に
沿って角パイプ状の補強フレーム(24),(24)を取付け、
この補強フレーム(24),(24)の前端から縦フレーム(2
5),(25)を連設してある。又、縦フレーム(25),(25)の
途中部位内方側から夫々機体内方側に向けて連結部(2
6),(26)を延設し、この連結部(26),(26)の内端に溶接
固定してある連結板(27),(27)と、前記受座部(21),(2
1),の傾斜面とを夫々ボルト連結してある。
前記後部フレーム部分(8c)は、その左右中央の運転座席
取付部(28)と、運転座席取付部(28)の左右両側に一体的
に連設した後輪フェンダ(29),(29)とから成り、運転座
席取付部(28)にはミッションケース(5)上部に設けてあ
るリフトアーム駆動用油圧装置(30)が挿通する挿通孔(3
1)を形成してある。この後部フレーム部分(8c)の前端は
中間フレーム部分(8b)の後端に溶接連結してある。
前記運転座席取付部(28)と後輪フェンダ(29),(29)との
連結部分の後方には、連結板(32),(32)を設けると共
に、角パイプ状の連結部材(33),(33)に溶接してある連
結板(34),(34)と前記連結板(32),(32)とを複数箇所ボ
ルト連結し、かつ、連結部材(33),(33)の後部を後輪用
車軸ケース(35),(35)に固定してある。そして左右の連
結部材(33),(33)を横ステー(36)で連結し、この横ステ
ー(36)にミッションケース(5)を取付固定するととも
に、運転座席取付部(28)の下面に、前記連結部材(33),
(33)をボルト連結してミッションケース(5)を連結支持
してある。又、前記連結部材(33),(33)の後端から、後
輪フェンダ(29),(29)の上方の開口(37),(37)に臨む位
置まで支持部材(38),(38)を立設してある。各支持部材
(38),(38)と各連結部材(33)とにより左右の支持フレー
ム(39),(39)を構成する。
そして、左右の支持フレーム(39),(39)の上端と、中間
フレーム(8b)における左右の縦フレーム(25),(25)の上
端とに亘って、運転部(6)の上方を覆う安全フレーム(7)
を架設連結してある。この安全フレーム(7)は、正面視
アーチ型の後フレーム部(7a)と、後フレーム部(7a)の左
右上端から前記縦フレーム(25),(25)の上端まで延びる
横フレーム部(7b),(7b)と、それら横フレーム部(7b),
(7b)の途中部位を横方向に連結する連結フレーム部(7c)
とから構成してある。
このように、機体フレーム(8)、支持フレーム(39)、安
全フレーム(7)、補強フレーム(24)、及び縦フレーム(2
5)を側面視でループ状に連結するとともに、横ステー(3
6)及び連結部(26),(26)、操縦フレーム(29)によって左
右のループ状構造体を横方向に連結補強することで、枠
体構造の強度な支持構造を得られるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクタのフレーム構造の実施
例を示し、第1図は農用トラクタの側面図、第2図は機
体フレームの分解斜視図、第3図は操縦フレーム配設部
の縦断正面図、第4図はミッションケース取付部の縦断
正面図である。 (6)……運転部、(7)……安全フレーム、(8)……機体フ
レーム、(8a)……エンジン搭載部、(14)……ハウジング
部、(15)……運転ステップ部、(20)……中間支持体、(2
4)……補強フレーム、(25)……縦フレーム、(26)……連
結部、(36)……横ステー、(39)……支持フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上向きに開放した受皿状のエンジン搭載部
    (8a)、このエンジン搭載部(8a)の後部に連らなるトンネ
    ル状の伝動軸挿通用ハウジング部(14)、前記ハウジング
    部(14)の両側に連らなる運転ステップ部(15)の夫々を板
    金材で一体化して機体フレーム(8)に構成するととも
    に、 この機体フレーム(8)の後部から、横ステー(36)によっ
    て連結された左右一対の安全フレーム取付用支持フレー
    ム(39),(39)を立設し、 前記運転ステップ部(15)の左右両外側縁に沿って補強フ
    レーム(24),(24)を取付け、この補強フレーム(24),(2
    4)の前端から夫々縦フレーム(25),(25)を連設して、左
    右の縦フレーム(25),(25)夫々を、連結部(26),(26)を
    介して、前記機体フレーム(8)に固定された中間支持体
    (20)に連結支持するとともに、各縦フレーム(25),(25)
    の上端と、前記各支持フレーム(39),(39)の上端とに亘
    って運転部(6)上方を覆う安全フレーム(7)を架設連結し
    てある農用トラクタのフレーム構造。
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