JPH0578550B2 - - Google Patents
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- JPH0578550B2 JPH0578550B2 JP60101878A JP10187885A JPH0578550B2 JP H0578550 B2 JPH0578550 B2 JP H0578550B2 JP 60101878 A JP60101878 A JP 60101878A JP 10187885 A JP10187885 A JP 10187885A JP H0578550 B2 JPH0578550 B2 JP H0578550B2
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Description
産業上の利用分野
本発明は1−アミジノ−4−ホルミルピペラジ
ン類又はその鉱酸塩の製造法に関する。さらに詳
しくは1−ホルミルピペラジン類とシアナミドと
を反応させることにより1−アミジノ−4−ホル
ミルピペラジン類またはその鉱酸塩の製造法に関
する。1アミジノ−4−ホルミルピペラジン類又
はその鉱酸塩は、医薬品合成用の中間体として極
めて重要な化合物である。 従来の技術並びに本発明が解決しようとする問題
点 1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン類又は
その鉱酸塩の製造法としては、従来より1−ホル
ミルピペラジンとエチル又はエチルチオメタンイ
ミダミドの鉱酸塩を反応させて、1−アミジノ−
4−ホルミルピペラジンを得る方法(米国特許
4258188)が知られている。 しかし、この方法によれば副生成物として、悪
臭でかつ有毒なメルカプタンを発生するため、公
害の面から好ましくない、1−アミジノ−4−ホ
ルミルピペラジン又はその鉱酸塩の工業的製造法
としては満足すべきものではない。 問題点を解決するための手段 本発明は斯かる現状に鑑み、1−アミジノ−4
−ホルミルピペラジン類又はその鉱酸塩の製造法
を開発すべく、鋭意研究を重ねた結果、ついに本
発明を完成するに至つたものである。 即ち、本発明は鉱酸存在下又は未使用下に、一
般式(1)
ン類又はその鉱酸塩の製造法に関する。さらに詳
しくは1−ホルミルピペラジン類とシアナミドと
を反応させることにより1−アミジノ−4−ホル
ミルピペラジン類またはその鉱酸塩の製造法に関
する。1アミジノ−4−ホルミルピペラジン類又
はその鉱酸塩は、医薬品合成用の中間体として極
めて重要な化合物である。 従来の技術並びに本発明が解決しようとする問題
点 1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン類又は
その鉱酸塩の製造法としては、従来より1−ホル
ミルピペラジンとエチル又はエチルチオメタンイ
ミダミドの鉱酸塩を反応させて、1−アミジノ−
4−ホルミルピペラジンを得る方法(米国特許
4258188)が知られている。 しかし、この方法によれば副生成物として、悪
臭でかつ有毒なメルカプタンを発生するため、公
害の面から好ましくない、1−アミジノ−4−ホ
ルミルピペラジン又はその鉱酸塩の工業的製造法
としては満足すべきものではない。 問題点を解決するための手段 本発明は斯かる現状に鑑み、1−アミジノ−4
−ホルミルピペラジン類又はその鉱酸塩の製造法
を開発すべく、鋭意研究を重ねた結果、ついに本
発明を完成するに至つたものである。 即ち、本発明は鉱酸存在下又は未使用下に、一
般式(1)
【式】
(式中、R1、R2は水素原子又は低級アルキル基
を表わす) で示される1−ホルミルピペラジン類とシアナミ
ドを反応させることによる、一般式(2)
を表わす) で示される1−ホルミルピペラジン類とシアナミ
ドを反応させることによる、一般式(2)
【式】
(式中、R1,R2は前記と同じ)
で示される1−アミジノ−4−ホルミルピペラジ
ン類又はその鉱酸塩の製造法に係る。 本発明における出発原料である1−ホルミルピ
ペラジン類とは、一般式(1)で示される化合物であ
り、具体的には1−ホルミルピペラジン、1−ホ
ルミル−2−メチルピペラジン、1−ホルミル−
3−メチルピペラジン、1−ホルミル−2,5−
ジメチエピペラジン、1−ホルミル−2,6−ジ
メチルピペジン、1−ホルミル−2−エチルピペ
ラジン、1−ホルミル−3−エチルピペラジン等
が挙げられる。 本発明における鉱酸塩としては、塩酸塩・臭化
水素酸塩・硫酸塩・硝酸塩・燐酸塩・炭酸塩等が
挙げられる。 本発明の反応方法としては、反応容器に一般式
(1)に示される1−ホルミルピペラジン類と不活性
溶媒、鉱酸(又は未使用)を仕込み、撹拌下にシ
アナミドを加えることにより、高収率で1−アミ
ジノ−4−ホルミルピペラジン類又はその鉱酸塩
が生成される。 反応溶媒としては、通常水が用いられるが必要
ならばメタノール、エタノールの様な低級アルコ
ール類やベンゼン、トルエン、キシレン等の不活
性炭化水素を用いても、反応に何ら影響を及ぼす
ものではない。 本発明における反応温度としては、0℃以上で
あれば特に限定されないが、好ましくは20〜80℃
の範囲である。シアナミドの添加時間は、シアナ
ミドの分解を緩和させるために、30分以上で行な
うことが好ましい。添加時間は仕込み量によつて
異なるが、通常1〜3時間である。 本反応に使用する1−ホルミルピペラジン類の
量は、シアナミドに対して当モルで充分である
が、必要なら0.5〜2倍モルの範囲で用いても、
反応に何ら影響を及ぼすものではない。 本反応に使用する鉱酸の量は、1−ホルミルピ
ペラジン類1モルに対して、0〜当量の範囲で用
いることが出きるが、好ましくは0.3〜0.6当量の
範囲である。なお、鉱酸塩を必要とする場合に
は、相当量の鉱酸を用いる。 本発明の特許請求の範囲に示される反応で、生
成される1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン
類又はの鉱酸塩は、例えば反応液を濃縮し、メタ
ノールを加え、別するだけで、反応液から容易
に分離・精製される。 発明の効果 本発明の方法によれば、1−アミジノ−4−ホ
ルミルピペラジン類又はその鉱酸塩を、原料の1
−ホルミルピペラジン類に対して、高収率が得る
ことが出き、しかも反応が極めて高選択的に起こ
るために、例えば1,4−ジアミジノピペラジン
類などの副生成物が少なく、目的物の分離・精製
が極めて容易である、高純度の1−アミジノ−4
−ホルミルピペラジン類又はその鉱酸塩が得られ
るという利点があり、工業的にも極めて有利であ
る。 実施例 以下に実施例を掲げて本発明の具体的に説明す
るが本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 温度計、撹拌器、滴下ロート、還流冷却器の備
わつた1の四ツ口フラスコに、1−ホルミルピ
ペラジン204g(1.79モル)と水123gを仕込ん
だ。次いで、内温45〜50℃を維持しながら、滴下
ロートより50%H2SO4水溶液117g滴下し、さら
に内温45〜50℃で50%シアナミド水溶液100g
(1.19モル)を45分間掛けて滴下した。同温で撹
拌を2時間行なつたあと、引続きバス温を80℃ま
で上げ、減圧下に水100gを留去させた。 残渣にメタノール300mlを加え、内温60℃で20
分間撹拌し、温度40〜50℃で反応物を過し、次
いでメタノール100mlで結晶を洗浄し、乾燥した
1−アミジノ−4−ホルミルピペラジンの1/2
H2SO4塩197g(0.961モル)を得た。シアナミド
に対する1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン
の1/2H2SO4塩の収率は、80.8%であつた。 実施例 2 50%H2SO4水溶液とメタノールの使用量を、
それぞれ110gと400gにした他は、実施例1と同
様の操作を行なつた所、1−アミジノ−4−ホル
ミルピペラジンの1/2H2SO4塩191gを得た。(収
率75%) 実施例 3 1−ホルミルピペラジンの代りに1−ホルミル
−2,5−ジメチルピペラジン254gを使用した
他は、実施例1と同様に操作した所、1−ホルミ
ル−2,5−ジメチル−4−アミジノピペラジン
の1/2H2SO4塩190gを得た。(収率78%)
ン類又はその鉱酸塩の製造法に係る。 本発明における出発原料である1−ホルミルピ
ペラジン類とは、一般式(1)で示される化合物であ
り、具体的には1−ホルミルピペラジン、1−ホ
ルミル−2−メチルピペラジン、1−ホルミル−
3−メチルピペラジン、1−ホルミル−2,5−
ジメチエピペラジン、1−ホルミル−2,6−ジ
メチルピペジン、1−ホルミル−2−エチルピペ
ラジン、1−ホルミル−3−エチルピペラジン等
が挙げられる。 本発明における鉱酸塩としては、塩酸塩・臭化
水素酸塩・硫酸塩・硝酸塩・燐酸塩・炭酸塩等が
挙げられる。 本発明の反応方法としては、反応容器に一般式
(1)に示される1−ホルミルピペラジン類と不活性
溶媒、鉱酸(又は未使用)を仕込み、撹拌下にシ
アナミドを加えることにより、高収率で1−アミ
ジノ−4−ホルミルピペラジン類又はその鉱酸塩
が生成される。 反応溶媒としては、通常水が用いられるが必要
ならばメタノール、エタノールの様な低級アルコ
ール類やベンゼン、トルエン、キシレン等の不活
性炭化水素を用いても、反応に何ら影響を及ぼす
ものではない。 本発明における反応温度としては、0℃以上で
あれば特に限定されないが、好ましくは20〜80℃
の範囲である。シアナミドの添加時間は、シアナ
ミドの分解を緩和させるために、30分以上で行な
うことが好ましい。添加時間は仕込み量によつて
異なるが、通常1〜3時間である。 本反応に使用する1−ホルミルピペラジン類の
量は、シアナミドに対して当モルで充分である
が、必要なら0.5〜2倍モルの範囲で用いても、
反応に何ら影響を及ぼすものではない。 本反応に使用する鉱酸の量は、1−ホルミルピ
ペラジン類1モルに対して、0〜当量の範囲で用
いることが出きるが、好ましくは0.3〜0.6当量の
範囲である。なお、鉱酸塩を必要とする場合に
は、相当量の鉱酸を用いる。 本発明の特許請求の範囲に示される反応で、生
成される1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン
類又はの鉱酸塩は、例えば反応液を濃縮し、メタ
ノールを加え、別するだけで、反応液から容易
に分離・精製される。 発明の効果 本発明の方法によれば、1−アミジノ−4−ホ
ルミルピペラジン類又はその鉱酸塩を、原料の1
−ホルミルピペラジン類に対して、高収率が得る
ことが出き、しかも反応が極めて高選択的に起こ
るために、例えば1,4−ジアミジノピペラジン
類などの副生成物が少なく、目的物の分離・精製
が極めて容易である、高純度の1−アミジノ−4
−ホルミルピペラジン類又はその鉱酸塩が得られ
るという利点があり、工業的にも極めて有利であ
る。 実施例 以下に実施例を掲げて本発明の具体的に説明す
るが本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 温度計、撹拌器、滴下ロート、還流冷却器の備
わつた1の四ツ口フラスコに、1−ホルミルピ
ペラジン204g(1.79モル)と水123gを仕込ん
だ。次いで、内温45〜50℃を維持しながら、滴下
ロートより50%H2SO4水溶液117g滴下し、さら
に内温45〜50℃で50%シアナミド水溶液100g
(1.19モル)を45分間掛けて滴下した。同温で撹
拌を2時間行なつたあと、引続きバス温を80℃ま
で上げ、減圧下に水100gを留去させた。 残渣にメタノール300mlを加え、内温60℃で20
分間撹拌し、温度40〜50℃で反応物を過し、次
いでメタノール100mlで結晶を洗浄し、乾燥した
1−アミジノ−4−ホルミルピペラジンの1/2
H2SO4塩197g(0.961モル)を得た。シアナミド
に対する1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン
の1/2H2SO4塩の収率は、80.8%であつた。 実施例 2 50%H2SO4水溶液とメタノールの使用量を、
それぞれ110gと400gにした他は、実施例1と同
様の操作を行なつた所、1−アミジノ−4−ホル
ミルピペラジンの1/2H2SO4塩191gを得た。(収
率75%) 実施例 3 1−ホルミルピペラジンの代りに1−ホルミル
−2,5−ジメチルピペラジン254gを使用した
他は、実施例1と同様に操作した所、1−ホルミ
ル−2,5−ジメチル−4−アミジノピペラジン
の1/2H2SO4塩190gを得た。(収率78%)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉱酸の存在下又は未使用下に一般式(1) 【式】 (式中、R1、R2は水素原子又は低級アルキル基
を表わす) で示される1−ホルミルピペラジン類とシアナミ
ドを反応させることを特徴とする一般式(2) 【式】 (式中、R1、R2は前記と同じ) で示される1−アミジノ−4−ホルミルピペラジ
ン類又はその鉱酸塩の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60101878A JPS61260074A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60101878A JPS61260074A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン類の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61260074A JPS61260074A (ja) | 1986-11-18 |
JPH0578550B2 true JPH0578550B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14312208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60101878A Granted JPS61260074A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 1−アミジノ−4−ホルミルピペラジン類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61260074A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5432178A (en) * | 1992-09-18 | 1995-07-11 | Ono Pharmaceutical Co., Ltd. | Amidinophenol derivatives |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP60101878A patent/JPS61260074A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61260074A (ja) | 1986-11-18 |
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