JPH057851Y2 - - Google Patents

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JPH057851Y2
JPH057851Y2 JP1986161367U JP16136786U JPH057851Y2 JP H057851 Y2 JPH057851 Y2 JP H057851Y2 JP 1986161367 U JP1986161367 U JP 1986161367U JP 16136786 U JP16136786 U JP 16136786U JP H057851 Y2 JPH057851 Y2 JP H057851Y2
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hood
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attached
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、自動車の幌取付構造に関するもので
ある。
b 従来の技術 最近の自動車の中には、オフロードや山間地等
をも走行できるようにした特殊車両がある。この
種の自動車として、例えば第8図に示すものがあ
り、車体ルーフ50が幌51によつて形成され、
必要に応じて取外せるようになつている。すなわ
ち、幌51の前端部は、第9図に示すように先端
に沿つて固着した長尺の板状体52をガーニツシ
ユ53の前面凹部54に差込むことによりフロン
トウインド枠55に取付けられ、また幌51の側
端部は第10図に示すように、幌本体51aの一
端をルーフサイドレール56を包み込むように巻
回してロアシート51bと固着することによりル
ーフサイドレール56に取付けられている。
c 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した従来の幌取付構造にあ
つては、長尺に形成された幌51の前端部を連続
的にガーニツシユ53の前面凹部に差込まなけれ
ばならないので、幌51の取付作業が困難である
とともに、幌51の取外作業も煩雑であつた。ま
た幌51の側端部は、閉状態におけるドア57の
ウエザーストリツプ58に当たるので、シール性
が悪くなつたり、あるいはウエザーストリツプ5
8が摩耗したりして、水漏れを生じるおそれがあ
つた。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたもの
であつて、その目的は、上述の如き問題点を解消
し得る自動車の幌取付構造を提供することにあ
る。
d 問題点を解決するための手段 上記従来技術の有する問題点を解決するため
に、本考案においては、車体の上縁部に車体ルー
フを形成する幌を取付けるようにした自動車の幌
取付構造において、上記幌の前端部を取付ける車
体の上縁部に左右方向に沿つて複数のガーニツシ
ユ保持部材を間隔を置いて配設するとともに、上
記幌の前端部に形成された袋内に帯状のガーニツ
シユを固設し、該ガーニツシユを上記保持部材に
嵌入させて上記幌の前端部を車体に取付け、さら
に上記幌の側端部に掛止金具が取付けられる袋部
を形成するとともに、上記幌の側端部を取付ける
車体の上縁部に前後方向へ延び、かつ回動自在に
構成された幌サポートを設け、上記幌の側端部を
その袋部内に上記幌サポートが収納されるように
巻回し、該幌サポートの掛止片に上記掛止金具を
引つ掛けるとともに、上記幌サポートを下方へ回
動させ、上記幌サポートを固定手段を介して上記
車体の上縁部に固着することにより上記幌の側端
部を車体に取付けている。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、図において1は幌付き自動車であつて、この
自動車1は車体前部2と車体後部3とからなつて
いる。車体前部2の上部には、フロントウインド
枠4によつてフロントウインド用開口5が形成さ
れ、該開口5にはウエザーストリツプ6を介して
フロントウインドガラス7が嵌合支持されてい
る。また、車体後部3の上部には幌8が張設され
ており、幌8によつて車体ルーフ9が形成されて
いる。
上記フロントウインド枠4の上縁部には、第1
図〜第3図に示すように車体前部2の左右方向に
沿つて複数の樹脂製ガーニツシユ保持部材10が
所定の間隔を置いて配設されている。これら保持
部材10には、ねじ孔11が穿設されているとと
もに、その前面に凸部12が設けられており、ね
じ孔11にスクリユー13を螺入することによつ
て保持部材10がウインド枠4に固定されてい
る。
また上記幌8の前端部8aは、第2図に示すよ
うに本体14とロアシート15とをミシン縫い又
はウエルダー加工等にて互いに巾方向へ接合する
ことにより袋状に形成され、該袋16内には樹脂
製ガーニツシユ17が固設されている(第4図参
照)。このガーニツシユ17は、第2図に示すよ
うに帯状に一体成形されており、前後面には長手
方向に沿つて凹部18,19が形成されている。
そして前面凹部18には、ガーニツシユ17を包
み込むように幌8の前端部8aの接合部が差込ま
れ、後面凹部19には保持部材10の凸部12が
嵌入するようになつている。なお、ガーニツシユ
17の上面には、保持部材10を固定するスクリ
ユー13と対応する位置に切欠き17aが設けら
れ、切欠き17aによつてスクリユー13の頭部
を逃がすようにしている。
一方、上記後部車体3の両側にはサイドドア2
0が開閉自在に取付けられ、サイドドア20の上
部にルーフサイドレール21が前後方向に配設さ
れている。このサイドレール21は、アウタパネ
ル22とインナパネル23とからなり、両パネル
22,23の上部接合部にはオープニングトリム
24が嵌着されている。そしてアウタパネル22
の上部および側部の裏面には、少なくとも前後2
箇所にそれぞれ溶接ナツト25,26が固設され
ている。
上記サイドレール21の上縁部には、第5図に
示す如く一枚の長尺状鉄板を湾曲させて形成した
幌サポート27が配設されている。幌サポート2
7の一端部は、これを下方へ巻回すとともに先端
を裏面に溶着することによつて形成したピン28
の軸受部29となつている。また幌サポート27
の前後端には、断面L字状のブラケツト30が軸
受部29に挿入したピン28によつて取付けられ
ており、ブラケツト30はスクリユー31によつ
て、これを溶接ナツト25に締結することにより
サイドレール21に固定されるようになつてい
る。すなわち、幌サポート27は一端部を中心と
して回動自在に構成されている。
また上記幌サポート27の上部には、下方へ切
り起して形成した複数個の掛止片32が長手方向
に沿つて配設されており、掛止片32に後述の掛
止金具が掛止される。なお、幌サポート27の他
端部には、溶接ナツト26に固着した雄ホツク3
3と嵌合する雌ホツク34が取付けられている。
一方、上部幌の側端部8bは内方へ折り返され
て袋状に形成されており、該袋部35には掛止金
具36を取付けるための取付孔37が前後方向へ
複数設けられている。掛止金具36はリング状に
形成され、外周部の溝38に取付孔37の周縁部
を挿入し、この状態でカシメて幌8の袋部35に
固定するようにしている。
上述した幌8を取付けるには、まずガーニツシ
ユ保持部材10をフロントウインド枠4に、そし
て幌サポート27をルーフサイドレール21にそ
れぞれねじ止め固定しておく。次いで、幌8の前
端部8aの袋16内にガーニツシユ17を挿入す
るとともに、前端部8aの接合部を前面凹部18
に差込む。この状態で、ガーニツシユ17の後面
凹部19を樹脂の弾力を利用して保持部材10の
凸部12に嵌入し、両部材10,17を互いに固
定して幌8の前端部8aを車体前部2に取付ける
(第3図参照)。
さらに、幌8の側端部8bをその袋部35内に
幌サポート27が収納されるように巻回し、掛止
金具36を幌サポート27の掛止片32に引つ掛
ける。そして、この状態で幌サポート27を下方
に向けて回動させ、他端部の雌ホツク34をルー
フサイドレール21側の雄ホツク33に嵌合させ
て幌サポート27を固定し、幌8の側端部8bを
車体後部3に取付ける(第6図参照)。
以上、本考案の実施例につき述べたが、本考案
は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更
が可能である。
例えば、既述の実施例においては幌サポート2
7を鉄板を用いて形成するとともに、ピン28お
よびブラケツト30を用いて回動自在に構成した
が、第7図に示す如く樹脂材(例えばポリ塩化ビ
ニール樹脂)を用いて一体成形してもよい。その
際、幌サポート27に薄肉ヒンジ部39を設け、
該ヒンジ部39を中心として回動自在に構成する
ことも可能である。また、幌8の側端部8bの固
定手段として雌雄ホツク34,33の代りにベル
ベツト式フアスナ40,41その他の手段を用い
てもよい。
e 考案の効果 上述の如く、本考案に係る自動車の幌取付構造
は、幌の前端部に形成された袋内に帯状のガーニ
ツシユを固設し、該ガーニツシユと車体の上縁部
に配設した複数のガーニツシユ保持部材とを嵌合
させて幌の前端部を車体に取付け、また幌の側端
部に掛止金具が取付けられる袋部を形成するとと
もに、車体の上縁部に回動自在の幌サポートを設
け、幌の側端部をその袋部内に幌サポートが収納
されるように巻回し、該幌サポートの掛止片に掛
止金具を引つ掛けるとともに、幌サポートを下方
へ回動させ、幌サポートを固定手段を介して車体
の上縁部に固着することにより幌の側端部を車体
に取付けるようにしたので、幌全体の取付けおよ
び取外しを容易にかつ迅速に行うことでき、幌の
取扱いが便利になつて幌付自動車の商品価値を高
めることができる。しかも、上記幌の取付部は、
幌の前端部および側端部に形成された袋部によつ
て被覆されているから、雨水等が車内に侵入する
おそれもなくシール性の向上が図れるとともに、
良好な外観が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案に係る自動車の幌取付
構造の一実施例を示すもので、第1図は幌を車体
に取付けた状態の斜視図、第2図は幌の前端部を
取付ける部材の関係を示す分解斜視図、第3図は
第1図におけるA−A線断面図、第4図は第1図
におけるB−B線断面図、第5図は幌の側端部を
取付ける部材の関係を示す分解斜視図、第6図は
第1図におけるC−C線断面図、第7図は第6図
の変形例を示す断面図、第8図は従来の幌付自動
車を示す斜視図、第9図は第8図におけるD−D
線断面図、第10図は第8図におけるE−E線断
面図である。 1……幌付自動車、2……車体前部、3……車
体後部、8……幌、9……車体ルーフ、10……
ガーニツシユ保持部材、12……凸部、16……
袋、17……ガーニツシユ、18,19……凹
部、27……幌サポート、28……ピン、29…
…軸受部、30……ブラケツト、32……掛止
片、33,34……ホツク、35……袋部、36
……掛止金具、37……取付孔、39……薄肉ヒ
ンジ部、40,41……フアスナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の上縁部に車体ルーフを形成する幌を取付
    けるようにした自動車の幌取付構造において、上
    記幌の前端部を取付ける車体の上縁部に左右方向
    に沿つて複数のガーニツシユ保持部材を間隔を置
    いて配設するとともに、上記幌の前端部に形成さ
    れた袋内に帯状のガーニツシユを固設し、該ガー
    ニツシユを上記保持部材に嵌入させて上記幌の前
    端部を車体に取付け、さらに上記幌の側縁部に掛
    止金具が取付けられる袋部を形成するとともに、
    上記幌の側端部を取付ける車体の上縁部に前後方
    向へ延び、かつ回動自在に構成された幌サポート
    を設け、上記幌の側端部をその袋部内に上記幌サ
    ポートが収納されるように巻回し、該幌サポート
    の掛止片に上記掛止金具を引つ掛けるとともに、
    上記幌サポートを下方へ回動させ、上記幌サポー
    トを固定手段を介して上記車体の上縁部に固着す
    ることにより上記幌の側端部を車体に取付けたこ
    とを特徴とする自動車の幌取付構造。
JP1986161367U 1986-10-21 1986-10-21 Expired - Lifetime JPH057851Y2 (ja)

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JPS58152420U (ja) * 1982-04-07 1983-10-12 三菱自動車工業株式会社 幌の取付装置

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