JPH0577471A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0577471A
JPH0577471A JP24081391A JP24081391A JPH0577471A JP H0577471 A JPH0577471 A JP H0577471A JP 24081391 A JP24081391 A JP 24081391A JP 24081391 A JP24081391 A JP 24081391A JP H0577471 A JPH0577471 A JP H0577471A
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JP
Japan
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color
image
thermal head
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JP24081391A
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English (en)
Inventor
Takashi Hatakeyama
隆至 畠山
Masashi Hiroki
正士 廣木
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Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、サーマルヘッドの発熱抵抗体を複数
のブロックに分け、ブロック単位で分割駆動することが
可能な熱転写記録装置において、単色画像の形成速度を
高速化し得るようにすることを最も主要な特徴とする。 【構成】サーマルヘッドの発熱抵抗体をブロック単位で
分割駆動するためのイネーブル信号ENL1,ENL
2,ENL3,ENL4を、モノクロ記録時には、EN
L1,ENL2およびイネーブル信号ENL3,ENL
4をそれぞれ同じタイミングで出力し、4つのブロック
の発熱抵抗体を2ブロックずつ駆動させることにより、
1ラインの記録に要する時間と記録の周期とを短くする
構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば熱溶融性イ
ンク層を選択的に加熱して記録紙上にインクを転写する
ことにより、多色画像の記録を行う感熱転写方式の画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ノンインパクト記録の方
式としては、電子写真、静電方式、インクジェット、感
熱方式、感熱転写方式など、従来より様々な方式が提案
されている。
【0003】この中で、感熱転写方式は、小型で、メン
テフリーができ、構成要素が簡単で安いなどの利点があ
る。しかし、この感熱転写方式は、1画素を形成するた
めのエネルギが高いので、多くの電力を必要とするもの
であった。
【0004】そこで、1走査ラインの画像データに応じ
て有効画素の発熱抵抗体を選択的に、かつすべての発熱
抵抗体を同時に駆動するのではなく、所定の個数単位ご
とに分割したブロックごとに駆動させて使用する電力を
小さくし、これにより電源が大きくなるのを防ぐように
したものが実用化されている。しかしながら、この場
合、電源の小形化は図れるものの、発熱抵抗体を分割し
て駆動する分、記録の速度が遅くなるという欠点があっ
た。
【0005】特に、たとえば異なる色の単色画像を重ね
て記録することにより多色のカラー画像を得る熱転写記
録装置において、発熱抵抗体を分割して駆動するものの
場合、単色画像の形成または多色のカラー画像の形成に
かかわらず、同じタイミングで発熱抵抗体を分割駆動す
るようになっている。このため、多色のカラー画像の形
成のみならず、単色画像の形成速度までもが遅いという
欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、単色画像の形成または多色のカラー画像の
形成にかかわらず、同じタイミングで発熱抵抗体を分割
駆動するようになっているため、多色のカラー画像の形
成のみならず、単色画像の形成速度までもが遅いという
欠点があった。そこで、この発明は、小電力性を維持し
つつ、単色画像の形成速度を高速化し得る画像形成装置
を提供することを目的としている。 [発明の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の画像形成装置にあっては、記録媒体上
に異なる色彩のインクを転写する、少なくとも1色以上
の熱溶融性インクが支持材上に塗布されたインクリボン
と、このインクリボンを加熱するための複数の発熱抵抗
体が配置されたサーマルヘッドとからなる複数の記録部
を有し、かつ前記記録媒体に対し、少なくとも前記記録
部の2つ以上が同時に画像形成可能な位置に配置されて
なるものにおいて、前記複数の記録部の各サーマルヘッ
ドに印加する、1走査ライン分の画像データに応じた通
電パルスを、前記複数の発熱抵抗体を所定の個数単位ご
とに分割した各ブロックごとに供給する駆動手段と、単
色画像の形成か多色画像の形成かを判断する処理手段
と、この処理手段で単色画像の形成が判断されたとき、
前記駆動手段からの通電パルスが複数の分割ブロックに
対して同時に供給されるように制御する制御手段とから
構成されている。
【0008】
【作用】この発明は、上記した手段により、単色画像の
形成時における、1ラインあたりの形成周期を短くでき
るようになるため、単色画像の形成にかかる時間の短縮
が可能となるものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる熱転写記録装
置の構成を示すものである。
【0010】すなわち、記録紙カセット60は記録紙
(記録媒体)Pを収納するもので、その先端部位には記
録紙搬送機構としての、上記カセット60から記録紙P
を送り出す取り出し機構70、この取り出し機構70に
より送り出される記録紙Pを一枚ずつ分離して搬送する
分離機構90が設けられている。
【0011】PET(ポリエチレンテレフタレート)や
ポリイミドなどの誘電体を表面に形成してなる弾性のド
ラム100は、上記記録紙搬送機構により導かれる記録
紙Pを吸着搬送するもので、その周囲には、ドラム10
0に記録紙Pを押し付けるピンチローラ110、ドラム
100から記録紙Pを剥がす剥離爪130、この剥離爪
130によりドラム100より引き剥がされた記録紙P
をトレイ150上に排出するとともに、記録紙Pの通過
の際に圧力を加える排紙加圧機構140が配置されてい
る。
【0012】また、ドラム100の周りには、記録紙P
の先端および後端を検知する記録紙検知センサ120、
たとえばブラックの色彩の熱溶融性インクにより画像の
形成(印字動作)を行うプリント機構300a、たとえ
ばイエロの色彩の熱溶融性インクにより画像の形成を行
うプリント機構300b、たとえばマゼンタの色彩の熱
溶融性インクにより画像の形成を行うプリント機構30
0c、たとえばシアンの色彩の熱溶融性インクにより画
像の形成を行うプリント機構300dが配置されてい
る。
【0013】さらに、装置本体10には、外部からの画
像信号を受け入れるインターフェイスと装置全体の制御
を司る電気回路200、各部に電力を供給する電源28
0、および各種の操作を行うためのコントロールパネル
290が設けられている。
【0014】しかして、記録紙Pは記録紙カセット60
内から取り出し機構70および分離機構90により一枚
ずつ取り出され、ピンチローラ110とドラム100の
吸着作用とにより図示矢印方向に回転するドラム100
に巻き付けられる。
【0015】一色、たとえばブラックのみのモノクロ記
録の場合は、プリント機構300aにより黒色の単色画
像がプリントされた後、剥離爪130によってドラム1
00から剥がされる。そして、排紙加圧機構140によ
って記録紙Pに圧力が加えられた後に装置本体10の
外、つまりトレイ150上に排出される。
【0016】一方、カラー記録の場合には、図示しない
ソレノイドによって剥離爪130が破線で示したドラム
100から離れた位置に移動され、記録紙Pはプリント
機構300aでプリントされることなく、ドラム100
に巻き付いたままの状態でプリント機構300bの位置
に送られ、ここで第一色目のイエロがプリントされる。
さらに、ドラム100の回転に応じてプリント機構30
0cで第二色目のマゼンタ,プリント機構300dで第
三色目のシアンがプリントされ、最後にプリント機構3
00aによるブラックのプリントが行われた後、実線の
位置に移動された剥離爪130によりドラム100から
剥がされて上述と同様にトレイ150上に排紙される。
図2は、前記したコントロールパネル(コンパネ)29
0の構成を示すものである。コントロールパネル290
には、スタートキー291およびモノクロ・カラー記録
選択キー294a,294bが設けられている。
【0017】モノクロ・カラー記録選択キー294a,
294bは、モノクロ記録(単色画像の形成)とカラー
記録(多色画像の形成)との動作を切り換えるための操
作キーである。スタートキー291は、記録動作の開始
を指示するための操作キーである。図3は、前記した各
プリント機構300a,300b,300c,300d
の構成を示すものである。
【0018】図において、インクリボン400は、その
一端が供給ロール310上に巻かれ、圧縮コイルばね3
50により付勢されたサーマルヘッド360とドラム1
00との間に挟持されて、他端が回収ロール380上に
巻き取られている。
【0019】これらインクリボン400の搬送速度は、
ドラム100の周速により規定されている。また、イン
クリボン400には、一定の張力が付与されるようにな
っている。すなわち、インクリボン400は、図示して
いない負荷機構を介在した供給ロール310から引き出
される。そして、インクリボン400がない場合に、イ
ンクリボン400の搬送速度よりも滑りクラッチ(図示
していない)を介して速く回転駆動されている回収ロー
ル380に巻き取られるようになっている。サーマルヘ
ッド360は、図示していない上下機構により矢印方向
に移動自在とされている。圧縮コイルばね350は、サ
ーマルヘッド360をドラム100に付勢させるための
値が100〜300g/cmとされている。なお、図中
の367は、サーマルヘッド360を駆動するための駆
動回路を実装する実装部(駆動回路実装部)である。
【0020】ここで、ドラム100に巻き付いた記録紙
Pがプリント機構300aのサーマルヘッド360に到
達するまでは、回収ロール380を駆動するモータは停
止しており、サーマルヘッド360は上下機構により下
げられ、インクリボン400はドラム100と非接触な
状態とされている。そして、記録紙Pがサーマルヘッド
360に到達すると、記録紙検知センサ120からの検
知信号により、上下機構によってサーマルヘッド360
が上げられ、インクリボン400は記録紙Pと接触され
てドラム100と挟持された状態となり、ドラム100
の周速と同じ速度で搬送される。また、記録紙Pがサー
マルヘッド360に到達した時点で回収ロール380を
駆動するモータが回転され、回収ロール380による回
収が開始される。
【0021】このとき、ドラム100は、カラー記録時
よりも速い速度で回転され、さらにブラックの色彩の熱
溶融性インクを塗布してなるインクリボン400がサー
マルヘッド360により加熱されることで、モノクロ記
録(詳細については後述する)が高速度にて行われる。
【0022】この後、記録紙Pがサーマルヘッド360
を通過し終わると、記録紙検知センサ120からの検知
信号により、サーマルヘッド360が下げられ、モータ
も停止されてインクリボン400の搬送が停止される。
【0023】同様にして、ドラム100に巻き付いた記
録紙Pがプリント機構300b,300c,300dの
各サーマルヘッド360に到達するまでは、それぞれの
回収ロール380を駆動するモータはそれぞれ停止して
おり、各サーマルヘッド360は各々の上下機構により
下げられ、インクリボン400のそれぞれはドラム10
0と非接触な状態とされている。そして、記録紙Pが当
該サーマルヘッド360に到達すると、記録紙検知セン
サ120からの検知信号と電気回路200内の遅延タイ
マ(図示していない)とにより、上下機構によってその
サーマルヘッド360が上げられ、インクリボン400
は記録紙Pと接触されてドラム100と挟持された状態
となり、ドラム100の周速と同じ速度で搬送される。
また、記録紙Pが当該サーマルヘッド360に到達した
時点で回収ロール380を駆動するモータが回転され、
回収ロール380による回収が開始される。
【0024】このとき、ドラム100は、モノクロ記録
時よりも遅い速度で回転され、それぞれイエロの色彩の
熱溶融性インクを塗布してなるインクリボン400、マ
ゼンタの色彩の熱溶融性インクを塗布してなるインクリ
ボン400、あるいはシアンの色彩の熱溶融性インクを
塗布してなるインクリボン400が各サーマルヘッド3
60により加熱されることで、カラー記録(詳細につい
ては後述する)が行われる。
【0025】この後、記録紙Pが各サーマルヘッド36
0を通過し終わると、記録紙検知センサ120からの検
知信号と遅延タイマとにより、当該サーマルヘッド36
0が下げられ、モータも停止されてインクリボン400
の搬送がそれぞれに停止される。次に、モノクロ記録お
よびカラー記録における、サーマルヘッド360の駆動
方法について説明する。
【0026】本装置においては、それぞれのサーマルヘ
ッド360に設けられた発熱抵抗体列を形成するL個の
発熱抵抗体をM個ずつ、N個のブロックに分割して駆動
し、記録すべく与えられた1ラインの画像データに沿っ
てブロックごとにインクリボン400を加熱させ、順
次、これを繰り返すことにより記録を行うようになって
いる。
【0027】たとえば、総数1728個の発熱抵抗体を
配置してなるサーマルヘッド360の場合、それらが4
32個ずつ、4つのブロックに分割され、各ブロックご
との駆動が可能となっている。
【0028】ここで、カラー記録時においては、たとえ
ば各プリント機構300a,300b,300c,30
0dのそれぞれのサーマルヘッド360に配置された1
728個の発熱抵抗体が432個単位で順に駆動され、
順次、1ラインを形成しながらカラー画像の記録が行わ
れる。
【0029】このときの各サーマルヘッド360の駆動
に使用される電力としては、それぞれのプリント機構3
00a,300b,300c,300dは、記録紙Pの
先端が各サーマルヘッド360に到達した時点でそれぞ
れブラック,イエロ,マゼンタ,シアンの画像を形成し
始めるので、たとえば1個の発熱抵抗体で0.4Wの電
力を必要とすると、1つのサーマルヘッド360では1
73W(1ブロック432個×0.4W)となる。各プ
リント機構300a,300b,300c,300dの
サーマルヘッド360を同時に駆動して上記の4色を同
時に記録する場合には合計で692Wとなり、8Wをマ
ージンとしてとると、700Wがカラー記録に必要な電
力となる。
【0030】熱転写記録装置に搭載されている電源28
0の容量としては、さらにプリント時のドラム100や
インクリボン400の回収ロール380を回転させるモ
ータなどに使われる電力を加味する必要がある。そこ
で、本記録装置においては、たとえば5KWの容量をも
つ電源が電源280として用意されている。このよう
に、電源280自体の電力容量は決まっているため、上
述の700Wが全発熱抵抗体を駆動するのに使用できる
許容電力となる。
【0031】一方、モノクロ記録においては、プリント
機構300aのみの使用となるため、本実施例では、た
とえば2つのブロック(計864個)の発熱抵抗体を同
時に駆動し、分割駆動する回数を4回から2回に減少さ
せ、かつ1ラインを形成する記録の周期をカラー記録時
の約1/2に短縮して画像の記録を行うようにしてい
る。これにより、記録に要する時間をカラー記録時より
短くすることができる。また、この場合の使用電力は3
46W(432個×2×0.4W)となり、全発熱抵抗
体を駆動するのに使用できる許容電力を越えることもな
い。図4は、電気回路200の構成を示すものである。
【0032】同図において、CPU201は全体の制御
を行うものであり、このCPU201には、記録動作の
ためのプログラムを格納するROM260、記録紙Pの
位置を検出するための記録紙検知センサ120、パーソ
ナルコンピュータやスキャナなどの外部装置900から
の画像データを受け取るためのインターフェイス(I/
F)270、このI/F270で取り込んだ画像データ
を一時まとめて格納しておくRAM271、このRAM
271に格納された画像データをイエロ,マゼンタ,シ
アン,ブラックごとに分ける色分割処理部275、およ
び前記したコンパネ(コントロールパネル)290など
が接続されている。
【0033】また、上記CPU201には、カウンタ2
10,220,230,240,250、および上記し
たブラックの色彩の熱溶融性インクが塗布されてなるイ
ンクリボン400を用いて画像の記録を行うプリント機
構300aを制御するプリント機構制御部300A、同
じくイエロの色彩の熱溶融性インクが塗布されてなるイ
ンクリボン400を用いて画像の記録を行うプリント機
構300bを制御するプリント機構制御部300B、同
じくマゼンタの色彩の熱溶融性インクが塗布されてなる
インクリボン400を用いて画像の記録を行うプリント
機構300cを制御するプリント機構制御部300C、
同じくシアンの色彩の熱溶融性インクが塗布されてなる
インクリボン400を用いて画像の記録を行うプリント
機構300dを制御するプリント機構制御部300Dが
接続されている。
【0034】カウンタ210は、前記コンパネ290上
のモノクロ・カラー記録選択キー294a,294bの
操作により選択されるモノクロ記録あるいはカラー記録
に応じて上記ROM260の値が書き込まれることによ
り、一定周期のパルスをモータドライバ211に出力す
るものである。モータドライバ211は、カウンタ21
0からのパルスに同期してパルスモータ212の励磁相
に応じた制御信号を生成するものである。パルスモータ
(ドラムモータ)212は、モータドライバ211から
の励磁相に応じた制御信号により、ドラム100の回転
駆動を行うものである。
【0035】カウンタ220は、前記コンパネ290上
のモノクロ・カラー記録選択キー294a,294bの
操作により選択されるモノクロ記録あるいはカラー記録
に応じて上記ROM260の値が書き込まれ、上記CP
U201の制御のもと、一定周期のパルスをモータドラ
イバ221に出力するものである。モータドライバ22
1は、カウンタ220からのパルスに同期してパルスモ
ータ222の励磁相に応じた制御信号を生成するもので
ある。
【0036】パルスモータ(ブラックリボンモータ)2
22は、モータドライバ221からの励磁相に応じた制
御信号により、プリント機構300aにおけるブラック
の色彩の熱溶融性インクが塗布されてなるインクリボン
400を所定の速度にて搬送すべく、回収ロール380
の回転駆動を行うものである。
【0037】カウンタ230は、前記コンパネ290上
のモノクロ・カラー記録選択キー294bの操作により
選択されるカラー記録に応じて上記ROM260の値が
書き込まれ、上記CPU201の制御のもと、一定周期
のパルスをモータドライバ231に出力するものであ
る。モータドライバ231は、カウンタ230からのパ
ルスに同期してパルスモータ232の励磁相に応じた制
御信号を生成するものである。
【0038】パルスモータ(イエロリボンモータ)23
2は、モータドライバ231からの励磁相に応じた制御
信号により、プリント機構300bにおけるイエロの色
彩の熱溶融性インクが塗布されてなるインクリボン40
0を所定の速度にて搬送すべく、回収ロール380の回
転駆動を行うものである。
【0039】カウンタ240は、前記コンパネ290上
のモノクロ・カラー記録選択キー294bの操作により
選択されるカラー記録に応じて上記ROM260の値が
書き込まれ、上記CPU201の制御のもと、一定周期
のパルスをモータドライバ241に出力するものであ
る。モータドライバ241は、カウンタ240からのパ
ルスに同期してパルスモータ242の励磁相に応じた制
御信号を生成するものである。
【0040】パルスモータ(マゼンタリボンモータ)2
42は、モータドライバ241からの励磁相に応じた制
御信号により、プリント機構300cにおけるマゼンタ
の色彩の熱溶融性インクが塗布されてなるインクリボン
400を所定の速度にて搬送すべく、回収ロール380
の回転駆動を行うものである。
【0041】カウンタ250は、前記コンパネ290上
のモノクロ・カラー記録選択キー294bの操作により
選択されるカラー記録に応じて上記ROM260の値が
書き込まれ、上記CPU201の制御のもと、一定周期
のパルスをモータドライバ251に出力するものであ
る。モータドライバ251は、カウンタ250からのパ
ルスに同期してパルスモータ252の励磁相に応じた制
御信号を生成するものである。
【0042】パルスモータ(シアンリボンモータ)25
2は、モータドライバ251からの励磁相に応じた制御
信号により、プリント機構300dにおけるシアンの色
彩の熱溶融性インクが塗布されてなるインクリボン40
0を所定の速度にて搬送すべく、回収ロール380の回
転駆動を行うものである。
【0043】プリント機構制御部300A,300B,
300C,300Dのそれぞれは、RAM500、カウ
ンタ510,520,521,522,523、および
前記のサーマルヘッド(TH)360を含んで構成され
ている。RAM500は、ブラック,イエロ,マゼンタ
あるいはシアンに関する画像データ(DATA)をそれ
ぞれ保存するためのものである。
【0044】カウンタ510は、前記コンパネ290上
のモノクロ・カラー記録選択キー294bの操作により
選択されるモノクロ記録あるいはカラー記録に応じて上
記ROM260の値が上記CPU201からの制御信号
にしたがって書き込まれ、1走査ラインごとに出力され
る水平同期信号HSYNC、ラッチ信号LAT、および
クロック信号CLKなどの、サーマルヘッド360を制
御するための各種の信号を生成するものである。
【0045】カウンタ520,521,522,523
は、上記カウンタ510からのラッチ信号LATに続い
て、前記のROM260より供給されるタイミングデー
タに応じてそれぞれイネーブル信号ENL1,ENL
2,ENL3,ENL4をサーマルヘッド360に出力
するものである。これらイネーブル信号ENL1,EN
L2,ENL3,ENL4は、ROM260より転送さ
れる出力データに応じて、所定の時間幅だけ出力される
ものである。このカウンタ520,521,522,5
23からのイネーブル信号ENL1,ENL2,ENL
3,ENL4(ハイレベル期間)にしたがって、上記サ
ーマルへッド360は、上述の如く、分割駆動されるこ
とになる。次に、上記した構成における動作について説
明する。
【0046】図5は、カラー記録時に、各プリント機構
制御部300A,300B,300C,300Dによっ
てそれぞれのサーマルヘッド360に供給される信号の
タイミングを示すものである。
【0047】たとえば今、パーソナルコンピュータやス
キャナなどの外部装置900より、画像データが供給さ
れたとする。すると、この画像データは、I/F270
を介して取り込まれ、RAM271内に一時まとめて格
納される。この後、コントロールパネル290より、記
録の条件として、モノクロ・カラー記録選択キー294
bの操作に応じた信号が入力される。
【0048】カラー記録の指示信号が入力されると、R
AM271より画像データが読み出され、色分割処理部
275によって、ブラック(Bk),イエロ(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C)の4色に分けられる。この
各色に対する画像データDATAは、1画像について、
それぞれのプリント機構制御部300A,300B,3
00C,300D内の各RAM500に保存される。
【0049】また、この入力にともなって、1走査ライ
ンごとに出力される水平同期信号HSYNCの出力タイ
ミングと、イネーブル信号ENL1,ENL2,ENL
3,ENL4の出力タイミングとを決定するためのデー
タなどが、上記ROM260よりカウンタ510に送ら
れる。さらに、上記ROM260からは、カウンタ21
0に対して、モータドライバ211に出力されるパルス
のタイミングを設定するためのデータが送られる。
【0050】また、カウンタ220,230,240,
250に対しては、それぞれ各モータドライバ221,
231,241,251に出力される所定パルスのタイ
ミングデータが送られる。この状態において、コントロ
ールパネル290上のスタートキー291が投入される
ことにより、前述した如く、カラー画像の記録が開始さ
れる。
【0051】すなわち、図5に示すように、各プリント
機構制御部300A,300B,300C,300Dに
おいては、まず、CPU201の制御のもとに、カウン
タ510よりRAM500およびサーマルヘッド360
へ1走査ラインの区切りを示す水平同期信号HSYNC
が出力される。
【0052】これに応じて、RAM500に保存されて
いる画像データDATAが、カウンタ510からのクロ
ック信号CLKに同期してサーマルヘッド360に転送
される。この、サーマルヘッド360の有効画素分に相
当するデータを転送し終わると、カウンタ510よりラ
ッチ信号LATが出力される。
【0053】ラッチ信号LATが出力されると、各カウ
ンタ520,521,522,523からは、それぞれ
上記ROM260からのタイミングデータに応じて、イ
ネーブル信号ENL1,ENL2,ENL3,ENL4
が順にサーマルヘッド360に出力される。
【0054】こうして、画像データDATAの転送、ラ
ッチ信号LATの出力の後、イネーブル信号ENL1,
ENL2,ENL3,ENL4が出力されることによ
り、記録紙Pに対して画像の1ラインが形成される。
【0055】以降、上記した水平同期信号HSYNCの
出力、画像データDATAの転送、ラッチ信号LATの
出力、およびイネーブル信号ENL1,ENL2,EN
L3,ENL4の出力が繰り返されることにより、次
々、ライン単位で画像の記録が行われる。
【0056】そして、プリント機構制御部300Aがブ
ラック、プリント機構制御部300Bがイエロ、プリン
ト機構制御部300Cがマゼンタ、およびプリント機構
制御部300Dがシアンについて、それぞれ上記した動
作を繰り返すことにより、各色の画像が記録紙P上に個
々に形成される。このとき、各プリント機構300a,
300b,300c,300dにおいて、記録紙検知セ
ンサ120と図示していない遅延タイマの出力とによっ
て各色の画像が正しく重なるように同期をとることで、
所望のカラー画像が得られる。図6は、モノクロ記録時
に、プリント機構制御部300Aによってそのサーマル
ヘッド360に供給される信号のタイミングを示すもの
である。
【0057】このモノクロ記録とは、上述の記録動作が
ブラックの1色についてのみ行われるものである。そこ
で、本実施例においては、イネーブル信号ENL1,E
NL2,ENL3,ENL4の出力タイミングをカラー
記録時と変えることで、カラー画像の記録速度よりも速
い速度にてモノクロ画像の記録を行うようにしている。
以下、モノクロ記録時の動作について説明する。
【0058】たとえば今、パーソナルコンピュータやス
キャナなどの外部装置900より、画像データが供給さ
れたとする。すると、この画像データは、I/F270
を介して取り込まれ、RAM271内に一時まとめて格
納される。この後、コントロールパネル290より、記
録の条件として、モノクロ・カラー記録選択キー294
aの操作に応じた信号が入力される。
【0059】モノクロ記録の指示信号が入力されると、
RAM271より画像データが読み出され、色分割処理
部275によって、この画像データはブラック(Bk)
に二値化される。このブラックに対する画像データDA
TAは、1画像について、プリント機構制御部300A
内のRAM500に保存される。
【0060】また、この入力にともなって、カラー記録
時よりも短い周期で1走査ラインごとに出力される水平
同期信号HSYNCの出力タイミングと、イネーブル信
号ENL1,ENL2,ENL3,ENL4の出力タイ
ミングとを決定するためのデータなどが、上記ROM2
60よりカウンタ510に送られる。この場合、たとえ
ばイネーブル信号ENL1,ENL2およびイネーブル
信号ENL3,ENL4は、それぞれ同じ出力タイミン
グに設定されるようになっている。
【0061】さらに、上記ROM260からは、カウン
タ210に対して、モータドライバ211に出力される
パルスのタイミングを設定するためのデータが送られ
る。この場合、水平同期信号HSYNCに同期したタイ
ミングでパルスが出力されるようなデータとなってい
る。
【0062】また、カウンタ220,230,240,
250に対しては、それぞれ各モータドライバ221,
231,241,251に出力される所定パルスのタイ
ミングデータがROM260より送られる。この状態に
おいて、コントロールパネル290上のスタートキー2
91が投入されることにより、前述した如く、カラー画
像の記録が開始される。
【0063】すなわち、図6に示すように、プリント機
構制御部300Aにおいては、まず、CPU201の制
御のもとに、カウンタ510よりRAM500およびサ
ーマルヘッド360へ1走査ラインの区切りを示す水平
同期信号HSYNCが出力される。
【0064】これに応じて、RAM500に保存されて
いる画像データDATAが、カウンタ510からのクロ
ック信号CLKに同期してサーマルヘッド360に転送
される。この、サーマルヘッド360の有効画素分に相
当するデータを転送し終わると、カウンタ510よりラ
ッチ信号LATが出力される。
【0065】ラッチ信号LATが出力されると、各カウ
ンタ520,521,522,523からは、それぞれ
上記ROM260からのタイミングデータに応じて、イ
ネーブル信号ENL1,ENL2およびENL3,EN
L4が順にサーマルヘッド360に出力される。
【0066】こうして、画像データDATAの転送、ラ
ッチ信号LATの出力の後、イネーブル信号ENL1,
ENL2,ENL3,ENL4が出力されることによ
り、記録紙Pに対してカラー記録時よりも短い時間で画
像の1ラインが形成される。
【0067】以降、上記したカラー記録時に比べ周期の
短いタイミングで水平同期信号HSYNCの出力が繰り
返されることにより、次々、ライン単位で画像の記録が
行われる。
【0068】この場合、イネーブル信号ENL1,EN
L2が同じタイミングで出力され、さらにイネーブル信
号ENL3,ENL4が同じタイミングで出力される。
このため、イネーブル信号ENL1の出力の開始からイ
ネーブル信号ENL4の出力の終了までのトータル時間
が、カラー記録時よりも短くなる。また、記録の周期も
短くできるので、モノクロ画像の高速記録が可能とな
る。上記したように、モノクロ画像の形成時における、
1ラインあたりの形成周期を短くできるようにしてい
る。
【0069】すなわち、モノクロ記録時には、複数の発
熱抵抗体を所定の個数単位ごとに分割したブロックのい
くつかを同時に駆動させるようにしている。これによ
り、1ラインの形成に要するトータル時間をカラー記録
時よりも短くし得るとともに、記録の周期をも短くする
ことができる。したがって、モノクロ画像の形成にかか
る時間の短縮が可能となり、高速記録が実現できるもの
である。しかも、使用される電力がカラー記録時の許容
電力を越えることはなく、したがって電源容量を増やす
などの規格の変更も必要としない。
【0070】なお、上記実施例においては、モノクロ記
録時にブラックの色彩の画像を形成する場合を例に説明
したが、これに限らず、たとえばイエロ、マゼンタ、あ
るいはシアンのみの画像を形成する場合にも適用可能で
ある。
【0071】また、4種のイネーブル信号を2つのタイ
ミングに分けて出力するものに限らず、たとえば4種の
イネーブル信号を1度に出力する、つまり複数の発熱抵
抗体を同時に駆動することも可能であり、この場合には
さらなる高速記録を実現できる。その他、この発明の要
旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは
勿論である。
【0072】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、小電力性を維持しつつ、単色画像の形成速度を高速
化し得る画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる熱転写記録装置の
構成を示す断面図。
【図2】同じく、コントロールパネルの構成を示す平面
図。
【図3】同じく、プリント機構の構成を示す側面図。
【図4】同じく、熱転写記録装置の電気回路の構成を示
すブロック図。
【図5】同じく、カラー記録時の動作を説明するために
示すタイミングチャート。
【図6】同じく、モノクロ記録時の動作を説明するため
に示すタイミングチャート。
【符号の説明】
10…装置本体、100…ドラム、120…記録紙検知
センサ、200…電気回路、201…CPU、260…
ROM、275…色分割処理部、280…電源、290
…コントロールパネル、294a,294b…モノクロ
・カラー記録選択キー、300a,300b,300
c,300d…プリント機構、300A,300B,3
00C,300D…プリンタ機構制御部、360…サー
マルヘッド、400…インクリボン、500…RAM、
510,520,521,522,523…カウンタ、
P…記録紙(記録媒体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に異なる色彩のインクを転写
    する、少なくとも1色以上の熱溶融性インクが支持材上
    に塗布されたインクリボンと、このインクリボンを加熱
    するための複数の発熱抵抗体が配置されたサーマルヘッ
    ドとからなる複数の記録部を有し、かつ前記記録媒体に
    対し、少なくとも前記記録部の2つ以上が同時に画像形
    成可能な位置に配置されてなる画像形成装置において、 前記複数の記録部の各サーマルヘッドに印加する、1走
    査ライン分の画像データに応じた通電パルスを、前記複
    数の発熱抵抗体を所定の個数単位ごとに分割した各ブロ
    ックごとに供給する駆動手段と、 単色画像の形成か多色画像の形成かを判断する処理手段
    と、 この処理手段で単色画像の形成が判断されたとき、前記
    駆動手段からの通電パルスが複数の分割ブロックに対し
    て同時に供給されるように制御する制御手段とを具備し
    たことを特徴とする画像形成装置。
JP24081391A 1991-09-20 1991-09-20 画像形成装置 Pending JPH0577471A (ja)

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JP24081391A JPH0577471A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280136A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Edm Kk サーマルプリンタの制御装置及びサーマルプリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010280136A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Edm Kk サーマルプリンタの制御装置及びサーマルプリンタ

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