JPH0577386B2 - - Google Patents
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- JPH0577386B2 JPH0577386B2 JP60243483A JP24348385A JPH0577386B2 JP H0577386 B2 JPH0577386 B2 JP H0577386B2 JP 60243483 A JP60243483 A JP 60243483A JP 24348385 A JP24348385 A JP 24348385A JP H0577386 B2 JPH0577386 B2 JP H0577386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- vinegar
- seaweed
- bitterness
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は苦味成分を含む飲料の苦味を取り除い
た飲料組成物を関する。 〔従来の技術〕 薬剤、健康食品等の飲料に配合される有効成分
の中には、霊芝、アロエ、ウーロン、の苦味を有
するものがあり、この苦味は服用を著しく困難し
ている。 そこで、従来から、この苦味を取り除く方法に
ついて多くの研究がなされているが、その最も一
般的なものは、甘味剤を配合して苦味をマスキン
グする方法である。しかし、甘味剤の添加によつ
てもこの苦味を完全に消去することは困難である
と共に、甘味剤の多量摂取は健康上好ましくない
という欠点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 斯かる実状において、本発明者は上記欠点を克
服せんと鋭意研究を行つた結果、海藻抽出物、特
に海藻の酢抽出液と熱水抽出液の混合物が当該苦
味を取り除くための矯味料として卓越した効果を
有することを見出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、苦味成分を含む飲料に、
海藻の酢抽出液及び熱水抽出液の混合物を矯味料
として配合した飲料組成物を提供するものであ
る。 本発明の矯味味の調製に使用される海藻として
は、例えばアラメ、根昆布、ヒジキ、テングサ、
ワカメ、モズク等を挙げることができ、これらは
乾燥物として抽出に供するのが好ましい。 海藻の抽出に使用する酢としては、一般に食用
に使用されているものであれば何れでもよいが、
その中でも米酢、果実酢、特に玄米酢が好まし
い。酢による抽出は一般に海藻の乾燥物10〜60g
に対して酢を1000g用いて常温で3〜10日間行う
のが好ましい。また、熱水抽出は海藻の乾燥物10
〜50gに対して水1000gを用いて50〜95℃の温度
で1〜2日間行うのが好ましい。斯くして得られ
る抽出物はそのまま飲料に配合することも、また
濃縮して使用することもできる。 このようにして得られた海藻の酢抽出液及び熱
水抽出液はそれぞれ単独で矯味効果を有するが、
これらを併用すると当該効果は相乗的に増強され
る。両者を併用する場合には、酢抽出液と熱水抽
出液の比が1:1〜5:1(重量)になるように
するのが好ましい。 矯味料の飲料組成物への配合量は、苦味成分の
種類及び製造しようとする飲料組成物の味によつ
ても異なるが、矯味料としての効果は抽出液とし
て全組成の10〜30%配合すればよい。 本発明の飲料組成物には、この矯味料の他に必
要に応じて種々の香味料、甘味料等を配合してそ
の味覚を改善することができる。 〔作用及び効果〕 本発明における海藻抽出液の矯味作用の詳細は
必ずしも明らかでないが、海藻中に苦味を取り除
く何らかの成分が存在するものと推測される。 このように海藻抽出液は苦味を消去する作用を
有するので、これを矯味料として配合することに
より、苦味のない霊芝、アロエ、ウーロン、ハト
ムギ、緑茶、ケール、ギムネマ等を含む飲料組成
物を得ることができる。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて説明する。 実施例 1 (i) 酢抽出液(A液): アラメ乾燥物30gを玄米酢1000gに浸漬し、
室温で3日間抽出を行いアラメ酢抽出液を得
た。 熱水抽出液(B液): アラメ乾燥物40gを水10000gに浸漬し、75
℃の温度で24時間抽出を行いアラメ熱水抽出液
を得た。 (ii) 上で得たA液及びB液を使用して各種飲料組
成物を調製し、その苦味を官能検査によつて調
べた。その結果を第1表に示す。尚苦味性の評
価は次の基準によつて示した。 ×:苦味が著しい。 △:苦味はかなり緩和されるが、未だ苦味を感
ずる。 ○:ほとんど苦味を感じない。 また、苦味順序は弱い順序に番号で表示した。
た飲料組成物を関する。 〔従来の技術〕 薬剤、健康食品等の飲料に配合される有効成分
の中には、霊芝、アロエ、ウーロン、の苦味を有
するものがあり、この苦味は服用を著しく困難し
ている。 そこで、従来から、この苦味を取り除く方法に
ついて多くの研究がなされているが、その最も一
般的なものは、甘味剤を配合して苦味をマスキン
グする方法である。しかし、甘味剤の添加によつ
てもこの苦味を完全に消去することは困難である
と共に、甘味剤の多量摂取は健康上好ましくない
という欠点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 斯かる実状において、本発明者は上記欠点を克
服せんと鋭意研究を行つた結果、海藻抽出物、特
に海藻の酢抽出液と熱水抽出液の混合物が当該苦
味を取り除くための矯味料として卓越した効果を
有することを見出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、苦味成分を含む飲料に、
海藻の酢抽出液及び熱水抽出液の混合物を矯味料
として配合した飲料組成物を提供するものであ
る。 本発明の矯味味の調製に使用される海藻として
は、例えばアラメ、根昆布、ヒジキ、テングサ、
ワカメ、モズク等を挙げることができ、これらは
乾燥物として抽出に供するのが好ましい。 海藻の抽出に使用する酢としては、一般に食用
に使用されているものであれば何れでもよいが、
その中でも米酢、果実酢、特に玄米酢が好まし
い。酢による抽出は一般に海藻の乾燥物10〜60g
に対して酢を1000g用いて常温で3〜10日間行う
のが好ましい。また、熱水抽出は海藻の乾燥物10
〜50gに対して水1000gを用いて50〜95℃の温度
で1〜2日間行うのが好ましい。斯くして得られ
る抽出物はそのまま飲料に配合することも、また
濃縮して使用することもできる。 このようにして得られた海藻の酢抽出液及び熱
水抽出液はそれぞれ単独で矯味効果を有するが、
これらを併用すると当該効果は相乗的に増強され
る。両者を併用する場合には、酢抽出液と熱水抽
出液の比が1:1〜5:1(重量)になるように
するのが好ましい。 矯味料の飲料組成物への配合量は、苦味成分の
種類及び製造しようとする飲料組成物の味によつ
ても異なるが、矯味料としての効果は抽出液とし
て全組成の10〜30%配合すればよい。 本発明の飲料組成物には、この矯味料の他に必
要に応じて種々の香味料、甘味料等を配合してそ
の味覚を改善することができる。 〔作用及び効果〕 本発明における海藻抽出液の矯味作用の詳細は
必ずしも明らかでないが、海藻中に苦味を取り除
く何らかの成分が存在するものと推測される。 このように海藻抽出液は苦味を消去する作用を
有するので、これを矯味料として配合することに
より、苦味のない霊芝、アロエ、ウーロン、ハト
ムギ、緑茶、ケール、ギムネマ等を含む飲料組成
物を得ることができる。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて説明する。 実施例 1 (i) 酢抽出液(A液): アラメ乾燥物30gを玄米酢1000gに浸漬し、
室温で3日間抽出を行いアラメ酢抽出液を得
た。 熱水抽出液(B液): アラメ乾燥物40gを水10000gに浸漬し、75
℃の温度で24時間抽出を行いアラメ熱水抽出液
を得た。 (ii) 上で得たA液及びB液を使用して各種飲料組
成物を調製し、その苦味を官能検査によつて調
べた。その結果を第1表に示す。尚苦味性の評
価は次の基準によつて示した。 ×:苦味が著しい。 △:苦味はかなり緩和されるが、未だ苦味を感
ずる。 ○:ほとんど苦味を感じない。 また、苦味順序は弱い順序に番号で表示した。
【表】
【表】
実施例 2
(i) 根昆布乾燥物30gを玄米酢1000gに浸漬し、
室温で4日間抽出を行い根昆布酢抽出液(C
液)を調製した。 (ii) 次の組成からなる霊芝入り健康飲料を調製し
た。このものは苦味をほとんど感じない。 霊芝エキス 80(g) 梅果汁エキス 300 B 液 80 C 液 160 ハチミツ 120 砂 糖 280 実施例 3 次の組成からなるアロエ入り健康飲料を調製し
た。このものは苦味をほとんど感じなかつた。 アロエエキス(固形分12%) 40(g) 梅果汁エキス 300 B 液 160 C 液 80 ハチミツ 120 砂 糖 300
室温で4日間抽出を行い根昆布酢抽出液(C
液)を調製した。 (ii) 次の組成からなる霊芝入り健康飲料を調製し
た。このものは苦味をほとんど感じない。 霊芝エキス 80(g) 梅果汁エキス 300 B 液 80 C 液 160 ハチミツ 120 砂 糖 280 実施例 3 次の組成からなるアロエ入り健康飲料を調製し
た。このものは苦味をほとんど感じなかつた。 アロエエキス(固形分12%) 40(g) 梅果汁エキス 300 B 液 160 C 液 80 ハチミツ 120 砂 糖 300
Claims (1)
- 1 苦味成分を含む飲料に、海藻の酢抽出液及び
海藻の熱水抽出液の混合物を矯味料として配合し
たことを特徴とする飲料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60243483A JPS62104570A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 飲料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60243483A JPS62104570A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 飲料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62104570A JPS62104570A (ja) | 1987-05-15 |
JPH0577386B2 true JPH0577386B2 (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=17104559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60243483A Granted JPS62104570A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 飲料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62104570A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2540449B2 (ja) * | 1994-04-27 | 1996-10-02 | 株式会社宝機材 | 溝ブロック用受枠 |
JP2006333806A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Noevir Co Ltd | アミノ酸含有食品組成物 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02117370A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-01 | Riyuukiyuu Cement Kk | 霊芝抽出物の苦味除去方法 |
KR20000059703A (ko) * | 1999-03-08 | 2000-10-05 | 김재윤 | 다시마 추출액과 키토올리고당을 포함하는 음료 조성물 |
KR100405133B1 (ko) * | 2001-05-23 | 2003-11-12 | 대한민국 | 다시마 올리고당 함유 음료 및 이의 제조방법 |
JP5874125B2 (ja) * | 2011-07-19 | 2016-03-02 | 伊那食品工業株式会社 | ポリフェノール寒天結合物 |
JP2015136317A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 日本メナード化粧品株式会社 | 食酢を配合したマンネンタケ抽出物含有飲食物 |
-
1985
- 1985-10-30 JP JP60243483A patent/JPS62104570A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2540449B2 (ja) * | 1994-04-27 | 1996-10-02 | 株式会社宝機材 | 溝ブロック用受枠 |
JP2006333806A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Noevir Co Ltd | アミノ酸含有食品組成物 |
JP4578330B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2010-11-10 | 株式会社ノエビア | アミノ酸含有食品組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62104570A (ja) | 1987-05-15 |
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