JPH057721A - 吸着材再生装置の制御方法 - Google Patents

吸着材再生装置の制御方法

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JPH057721A
JPH057721A JP3161558A JP16155891A JPH057721A JP H057721 A JPH057721 A JP H057721A JP 3161558 A JP3161558 A JP 3161558A JP 16155891 A JP16155891 A JP 16155891A JP H057721 A JPH057721 A JP H057721A
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JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
adsorbents
heating
blower
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3161558A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Moriya
好文 守屋
Toshiya Fujito
稔也 藤戸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH057721A publication Critical patent/JPH057721A/ja
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 吸着材を用いた空調装置の吸着材の再生を効
率的に行い、再生のエネルギーロスを低減する。 【構成】 複数の吸着材1a、1b、1cと、吸着材1
a、1b、1cの隙間に設けた複数の加熱源2a、2b
と、吸着材に空気を送る送風機3と、各加熱源2a、2
bと送風機を制御する制御回路4と、風路5とからな
る。制御回路4は、加熱源2bから順次作動させ、停止
する場合も加熱源2bから順次行う。この工程により、
吸着材は、放熱ロスを低減しながら、下流から順次湿分
を脱離し、再生動作を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着材を用いた空調装
置において、吸着材の再生を効率的に行う吸着材再生装
置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸着材の再生装置は、例えば図3
に示すように、吸着材11とヒータ12、送風機13と
これらを囲む風路14から構成されている。吸着工程が
終了すると、ヒータ12は通電される。そして、送風機
13により送られた空気は、ヒータ12により加熱さ
れ、高温風となり、吸着材11を加熱することができ
る。また、ヒータ12自身も輻射エネルギーを吸着材1
1に与えることになる。ヒータ12への通電は、吸着材
11が再生されるまで維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の構成では、下記のような問題がある。 (1)熱損失が多い 上記の構成では再生時に、吸着材11に供給する空気の
温度を吸着工程時の空気の温度より高くして供給し、吸
着材11に吸着されている水分を脱離させるTSA(Th
ermal Swing Adsorption)を採用している。また、送風
機13、ヒータ12、吸着材11の順に並べて構成して
いるため、再生用空気を加熱源により昇温する時の熱交
換損失、温風が風路14を通過する時の放熱損失があ
る。 (2)確実な断熱および漏電構成が必要である ヒータ12の漏電防止が必要であるばかりでなく、ヒー
タ12からの輻射熱は風路14をも加熱するため、風路
14、ヒータ12の断熱構成が必要となる。 (3)再生が非効率である 吸着材11の再生は、送風機13に対して上流側から行
われる。このため、吸着材11の下流側が再生されるた
めには、すでに再生が完了している上流側の吸着材11
をヒータ12により加熱し続けることとなる。この加熱
は全く無駄なエネルギー消費となる。
【0004】以上のような再生時における3つの問題
は、消費電力を大きくし、ランニングコストを増加さ
せ、合わせてイニシャルコストも高くするという課題を
有する。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、消費電力が少なく、再生効率が高く、しかも断熱構
成の要らない吸着材再生装置の制御方法を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】複数の吸着材と、前記複
数の吸着材間に組み込まれた複数の加熱源と、前記吸着
材に空気を送る送風機と、前記複数の加熱源と前記送風
機とを制御する制御回路とを備え、また前記複数の加熱
源は、前記複数の吸着材間の隙間にそれぞれ挟持され、
再生動作時には、複数の加熱源のうち下流の加熱源から
順次作動し、停止も下流側の加熱源から順次行うように
制御するようにしたものである。
【0007】また、加熱源を上流から順次作動させる場
合は、加熱源の発生熱量を上流から下流にかけて、漸次
少なくするよう制御するようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明は、上記の構成により、再生動作に入る
と、下流側の加熱源が作動し、同加熱源は送風機により
誘起された空気を高温風となして、同加熱源より下流の
吸着材を加熱する。また、加熱源より上流の吸着材は、
同加熱源からの輻射熱を受けて加熱される。この温風と
輻射熱により吸着材が加熱され、吸着材中の湿分は脱離
する。従来風路の加熱に向けられていた多くの輻射熱
は、本手段により、吸着材のみを加熱することになる。
【0009】続いて、同加熱源より一つ上流の加熱源が
作動し、上記の吸着材の加熱動作を行う。このようにし
て順次上流側の加熱源が作動し、吸着材の再生を進めて
いく。このとき、下流の加熱源を挟む吸着材はすでに再
生を完了しているので、この加熱源は作動を停止してい
る。このように各加熱源は吸着材に挟持されているため
に、放熱ロスが全くない。しかも、最初に再生が完了す
る下流の吸着材は、常に上流から温風が流れてくるため
吸着動作に移行することは全くない。したがって、再生
の消費エネルギーを低減し、再生効率を高めることとな
る。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】図1に示すように、ハニカム状に成型され
た固体吸着材1a、1b、1cはその間に電熱ヒータ2
a、2bを挟持している。吸着材1aの上流には送風機
3が設けられ、制御回路4で各電熱ヒータ2a、2bお
よび送風機3をコントロールしている。5は風路であ
る。制御回路4は図2(A)に示すタイムチャートに従
い、各電熱ヒータ2a、2bおよび送風機3を制御す
る。この制御は、まず電熱ヒータ2bを一定時間作動さ
せた後、停止させ、電熱ヒータ2aを続いて作動させ、
一定時間経過後に停止させるよう制御するものである。
【0012】上記の構成により、吸着材が再生動作に入
ると、電熱ヒータ2bが作動する。電熱ヒータ2bは、
送風機3により送られた空気を高温風にして、同電熱ヒ
ータ2bより下流の吸着材1cを加熱する。一方、電熱
ヒータ2bよりも上流の吸着材1bは、電熱ヒータ2b
からの輻射熱を受けて加熱される。この高温風と輻射熱
による吸着材1b、1cの加熱により、吸着材1b、1
c中の湿分は脱離する。この工程で従来では風路の加熱
に向けられていた多くの輻射熱は、吸着材1bのみを加
熱することになり、放熱ロスは完全に抑制できる。この
時点で、電熱ヒータ2bは運転を停止する。続いて、電
熱ヒータ2aが作動し、電熱ヒータ2bと同じ過程を経
て、吸着材1a、1b中の湿分を脱離する。この間にお
いても、放熱ロスはなく、しかも、再生の完了している
吸着材1cは、常に上流より温風が流入するために吸着
動作に移ることがない。この結果、電熱ヒータ2a、2
bの消費エネルギを低減することができ、しかも再生動
作時における吸着材の吸着動作を抑制することができる
ために再生効率を高めることができる。
【0013】つぎに、本発明の別の実施例を図2(B)
を用いて説明する。図2(B)は各電熱ヒータを作動さ
せる別なタイムチャートを示す。電熱ヒータ2aが先に
動作する場合、後から動作する電熱ヒータ2bは、発生
熱量を先に動作させている電熱ヒータ2aよりも少なく
なるように制御する。この制御は、吸着材1b、1cが
電熱ヒータ2aの廃熱を受けるために、この熱エネルギ
分だけ電熱ヒータ2bの消費電力を低減することができ
ることに基づいている。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の吸着材の再生動作
時の制御技術によれば、下記の効果が得られる。 (1)吸着材を分割して、この分割隙間に加熱源を設置
して吸着材を加熱するため、吸熱ロスが完全抑制でき消
費エネルギーを大幅に改善できる。 (2)下流側の吸着材を再生する時間だけ加熱源を作動
すれば、上流の吸着材は加熱源の輻射熱により再生でき
る。この結果、加熱源の作動時間が短くなった分だけ消
費エネルギーを少なくできる。 (3)加熱源は、断熱性と電気絶縁性を有する吸着材に
挟持されているため、加熱源周囲の断熱、漏電防止対策
は要らない。 (4)下流側の吸着材に流入する高温風は、上流側の吸
着材により整流されているために一様な温度、風速分布
を有し、下流側の吸着材の再生はムラなく行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の吸着材再生装置の断面図
【図2】(A)は同制御用タイムチャート図 (B)は同別の制御用タイムチャート図
【図3】従来の吸着材再生装置の断面図
【符号の説明】
1a、1b、1c 吸着材 2a、2b 電熱ヒータ 3 送風機 4 制御回路 5 風路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の吸着材と、前記複数の吸着材間に組
    み込まれた複数の加熱源と、前記吸着材に空気を送る送
    風機と、前記複数の加熱源と前記送風機とを制御する制
    御回路とを備え、また前記複数の加熱源は、前記複数の
    吸着材間の隙間にそれぞれ挟持され、再生動作時には、
    複数の加熱源のうち下流の加熱源から順次作動し、停止
    も下流側の加熱源から順次行うよう制御回路で制御する
    吸着材再生装置の制御方法。
  2. 【請求項2】加熱源を上流から順次作動させる場合は、
    加熱源の発生熱量を上流から下流にかけて、漸次少なく
    するよう制御する吸着材再生装置の制御方法。
JP3161558A 1991-07-02 1991-07-02 吸着材再生装置の制御方法 Pending JPH057721A (ja)

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JP3161558A JPH057721A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 吸着材再生装置の制御方法

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JPH057721A true JPH057721A (ja) 1993-01-19

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JP3161558A Pending JPH057721A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 吸着材再生装置の制御方法

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JP (1) JPH057721A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6290758B1 (en) * 1998-09-17 2001-09-18 Alcatel Equipment housing with humidity pump
US6364937B1 (en) * 2000-05-10 2002-04-02 Mcmahon James P. Humidity control system
US6391091B2 (en) 1998-09-18 2002-05-21 Mcmahon James P. Hygroscopic monolith
JP2022080532A (ja) * 2020-11-18 2022-05-30 本田技研工業株式会社 車両の除湿装置
JP2022080613A (ja) * 2020-11-18 2022-05-30 本田技研工業株式会社 車両の除湿装置

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