JPH057722A - 吸着材再生装置の制御方法 - Google Patents
吸着材再生装置の制御方法Info
- Publication number
- JPH057722A JPH057722A JP3161559A JP16155991A JPH057722A JP H057722 A JPH057722 A JP H057722A JP 3161559 A JP3161559 A JP 3161559A JP 16155991 A JP16155991 A JP 16155991A JP H057722 A JPH057722 A JP H057722A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adsorbent
- heating source
- blower
- regeneration
- regenerating apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、吸着材の再生装置の制御運転に関
し、運転の省エネルギー化が実現できる制御技術を提供
する。 【構成】 吸着材１と、同吸着材１に組み込まれた加熱
源２と、同吸着材１に空気を送る送風機３と、同加熱源
２と送風機３とを制御する制御回路４とからなる構成で
ある。前記制御回路４は、再生動作時に、前記加熱源２
及び送風機３への入力を最大にする運転と前記加熱源２
及び送風機３への入力を最小にする運転とからなる運転
構成とし吸着材再生装置の制御方法である。吸着材１の
上流部が再生を完了すると、加熱源２の作動を停止し、
送風機３の風量を低下させる。これにより、吸着材１上
流側の冷却と、下流側の再生を同時に行う。
し、運転の省エネルギー化が実現できる制御技術を提供
する。 【構成】 吸着材１と、同吸着材１に組み込まれた加熱
源２と、同吸着材１に空気を送る送風機３と、同加熱源
２と送風機３とを制御する制御回路４とからなる構成で
ある。前記制御回路４は、再生動作時に、前記加熱源２
及び送風機３への入力を最大にする運転と前記加熱源２
及び送風機３への入力を最小にする運転とからなる運転
構成とし吸着材再生装置の制御方法である。吸着材１の
上流部が再生を完了すると、加熱源２の作動を停止し、
送風機３の風量を低下させる。これにより、吸着材１上
流側の冷却と、下流側の再生を同時に行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着材を用いた空調装
置において、吸着材の再生を効率的に行う吸着材再生装
置の制御方法に関する。
置において、吸着材の再生を効率的に行う吸着材再生装
置の制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の吸着材の再生は、例えば
図３に示すタイムチャートのように、再生工程時に加熱
源を作動させ、吸着工程時には、加熱源の作動を停止さ
せる運転構成で行われていた。
図３に示すタイムチャートのように、再生工程時に加熱
源を作動させ、吸着工程時には、加熱源の作動を停止さ
せる運転構成で行われていた。
【０００３】上記の運転構成では、通常、吸着材に供給
する空気温度を吸着工程時の空気温度より高くして供給
し、吸着材に吸着されている水分を脱離させるＴＳＡ
（Thermal Swing Adsorption）を採用している。
する空気温度を吸着工程時の空気温度より高くして供給
し、吸着材に吸着されている水分を脱離させるＴＳＡ
（Thermal Swing Adsorption）を採用している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、送風機、ヒータ、吸着材の順に並べて構成してい
るため、再生用空気を加熱源により昇温する時の熱交換
損失、放熱損失が大きい。また、上流側の吸着材と下流
側の吸着材では、再生に要する時間に遅れがあるため、
再生の遅い下流側吸着材の再生が完了するまで、加熱源
を作動させ続けることになる。この構成では加熱源が、
すでに再生を完了している上流側吸着材を加熱し続ける
ことになり、再生効率を悪化させている大きな要因であ
った。この結果、従来の再生技術は、再生工程時の消費
エネルギーが多くなるという問題を有していた。
では、送風機、ヒータ、吸着材の順に並べて構成してい
るため、再生用空気を加熱源により昇温する時の熱交換
損失、放熱損失が大きい。また、上流側の吸着材と下流
側の吸着材では、再生に要する時間に遅れがあるため、
再生の遅い下流側吸着材の再生が完了するまで、加熱源
を作動させ続けることになる。この構成では加熱源が、
すでに再生を完了している上流側吸着材を加熱し続ける
ことになり、再生効率を悪化させている大きな要因であ
った。この結果、従来の再生技術は、再生工程時の消費
エネルギーが多くなるという問題を有していた。
【０００５】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、消費電力が少ない吸着材再生装置の制御方法
を提供することを目的とするものである。
るもので、消費電力が少ない吸着材再生装置の制御方法
を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】吸着材と、前記吸着材の
上流に組み込まれた加熱源と、前記吸着材に送風する送
風機と、前記加熱源と前記送風機とを制御する制御回路
とを備え、前記制御回路は再生動作時に、前記加熱源お
よび前記送風機への入力を最大にする運転と、前記加熱
源および前記送風機への入力を最小にする運転とを主体
とする制御を行うようにしたものである。
上流に組み込まれた加熱源と、前記吸着材に送風する送
風機と、前記加熱源と前記送風機とを制御する制御回路
とを備え、前記制御回路は再生動作時に、前記加熱源お
よび前記送風機への入力を最大にする運転と、前記加熱
源および前記送風機への入力を最小にする運転とを主体
とする制御を行うようにしたものである。
【０００７】また、加熱源および送風機への入力を最大
にする運転を優先させ、加熱源への入力を最小にする運
転に切り替えるときには、加熱源への入力を停止するよ
うにしたものである。
にする運転を優先させ、加熱源への入力を最小にする運
転に切り替えるときには、加熱源への入力を停止するよ
うにしたものである。
【０００８】
【作用】上記の構成によれば、再生動作に入ると、制御
回路は加熱源の発生熱量が最大になるように作動させ
る。加熱源は、送風機により送り込まれた空気を加熱す
ることにより、高温風を生成し、吸着材を加熱する。こ
の時、熱源機からの輻射熱も、吸着材を加熱することに
なる。加熱された吸着材は、吸着していた湿分を放出
し、まず、上流側の吸着材は再生を完了し、下流側の吸
着材は再生条件に近い温度になり、再生を始める。この
まま、加熱源を作動させ続けると、加熱源は、すでに再
生を完了している上流側の吸着材を保温することが主と
なり、肝心の下流側吸着材の加熱が効率的になされな
い。本発明では、この時点で、加熱源の発生熱量を最小
にするか、加熱源の運転を停止することにより、上流側
の吸着材の熱量を、風量を落とした送風機によって、下
流側吸着材に熱伝達させる。この上流側吸着材の余剰熱
量により、下流側吸着材は、加熱源の作動なしに再生を
実現できることとなる。
回路は加熱源の発生熱量が最大になるように作動させ
る。加熱源は、送風機により送り込まれた空気を加熱す
ることにより、高温風を生成し、吸着材を加熱する。こ
の時、熱源機からの輻射熱も、吸着材を加熱することに
なる。加熱された吸着材は、吸着していた湿分を放出
し、まず、上流側の吸着材は再生を完了し、下流側の吸
着材は再生条件に近い温度になり、再生を始める。この
まま、加熱源を作動させ続けると、加熱源は、すでに再
生を完了している上流側の吸着材を保温することが主と
なり、肝心の下流側吸着材の加熱が効率的になされな
い。本発明では、この時点で、加熱源の発生熱量を最小
にするか、加熱源の運転を停止することにより、上流側
の吸着材の熱量を、風量を落とした送風機によって、下
流側吸着材に熱伝達させる。この上流側吸着材の余剰熱
量により、下流側吸着材は、加熱源の作動なしに再生を
実現できることとなる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【００１０】図１に示すように、ハニカム状に成型され
た固体吸着材１の前面には電熱ヒータ２が設けられてい
る。そして吸着材１の上流側には送風機３が設けられ、
電熱ヒータ２および送風機３は制御回路４でコントロー
ルされていて、風路５内に収納されている。制御回路４
は、図２に示すタイムチャートに従い、電熱ヒータ２お
よび送風機３を制御する。この制御方法は、再生動作に
入ると、まず電熱ヒータ２を最大能力で一定時間
（ｔd1）作動させた後、停止させ、同時に送風機の送風
能力も低下させ一定時間（ｔd2）運転する制御方法を取
るものである。
た固体吸着材１の前面には電熱ヒータ２が設けられてい
る。そして吸着材１の上流側には送風機３が設けられ、
電熱ヒータ２および送風機３は制御回路４でコントロー
ルされていて、風路５内に収納されている。制御回路４
は、図２に示すタイムチャートに従い、電熱ヒータ２お
よび送風機３を制御する。この制御方法は、再生動作に
入ると、まず電熱ヒータ２を最大能力で一定時間
（ｔd1）作動させた後、停止させ、同時に送風機の送風
能力も低下させ一定時間（ｔd2）運転する制御方法を取
るものである。
【００１１】上記の構成により、再生動作に入ると、電
熱ヒータ２が作動する。電熱ヒータ２は、送風機３によ
り送られた空気を高温風にして、電熱ヒータ２より下流
側の吸着材１を加熱する。また、吸着材１は、電熱ヒー
タ２からの輻射熱も同時に受けて加熱される。この高温
風と輻射熱により吸着材１が加熱され、吸着材１中の湿
分は、昇温の速い上流側吸着材１からまず脱離する。電
熱ヒータ２が作動してからｔd1時間経過すると、上流側
吸着材１は温度が十分に上がって再生を完了する。この
時点で、制御回路４は、電熱ヒータ２の作動を停止し、
送風機３の風量を低下させる。この工程により、上流側
の吸着材１は、送風機３からの冷空気流により、冷却さ
れ、つぎの吸着工程に移行する準備が完了する。上流側
の吸着材１から熱を受けた空気は、下流側の吸着材１に
この熱を与え、再生を促すことになる。こうしてｔd2時
間経過後、吸着材１の再生はすべて完了し、再び吸着工
程の運転モードに移る。以上のように本発明の再生制御
技術によって、電熱ヒータ２の消費エネルギを低減する
ことができ、しかも再生動作完了と同時に、吸着材１の
吸着工程に移行することができる。
熱ヒータ２が作動する。電熱ヒータ２は、送風機３によ
り送られた空気を高温風にして、電熱ヒータ２より下流
側の吸着材１を加熱する。また、吸着材１は、電熱ヒー
タ２からの輻射熱も同時に受けて加熱される。この高温
風と輻射熱により吸着材１が加熱され、吸着材１中の湿
分は、昇温の速い上流側吸着材１からまず脱離する。電
熱ヒータ２が作動してからｔd1時間経過すると、上流側
吸着材１は温度が十分に上がって再生を完了する。この
時点で、制御回路４は、電熱ヒータ２の作動を停止し、
送風機３の風量を低下させる。この工程により、上流側
の吸着材１は、送風機３からの冷空気流により、冷却さ
れ、つぎの吸着工程に移行する準備が完了する。上流側
の吸着材１から熱を受けた空気は、下流側の吸着材１に
この熱を与え、再生を促すことになる。こうしてｔd2時
間経過後、吸着材１の再生はすべて完了し、再び吸着工
程の運転モードに移る。以上のように本発明の再生制御
技術によって、電熱ヒータ２の消費エネルギを低減する
ことができ、しかも再生動作完了と同時に、吸着材１の
吸着工程に移行することができる。
【００１２】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明の吸着材再生装置の制御方法によれば、下記の
効果が得られる。 （１）再生工程時に加熱源、送風機の運転を制御するこ
とにより、吸着材の無駄な加熱を防止し、加熱源および
送風機の消費エネルギーを削減することができる。 （２）再生工程時に加熱源を停止することにより、上流
側の吸着材を冷却することができ、再生工程終了と同時
に、吸着工程に移行することができ、無駄な待ち時間を
なくすことができる。
に本発明の吸着材再生装置の制御方法によれば、下記の
効果が得られる。 （１）再生工程時に加熱源、送風機の運転を制御するこ
とにより、吸着材の無駄な加熱を防止し、加熱源および
送風機の消費エネルギーを削減することができる。 （２）再生工程時に加熱源を停止することにより、上流
側の吸着材を冷却することができ、再生工程終了と同時
に、吸着工程に移行することができ、無駄な待ち時間を
なくすことができる。
【図１】本発明の一実施例の吸着材再生装置の断面図
【図２】同制御用タイムチャート
【図３】従来の吸着材再生装置の制御用タイムチャート
１ 吸着材
２ 加熱源
３ 送風機
４ 制御回路
５ 風路
Claims (2)
- 【請求項１】吸着材と、前記吸着材の上流に組み込まれ
た加熱源と、前記吸着材に送風する送風機と、前記加熱
源と前記送風機とを制御する制御回路とを備え、前記制
御回路は再生動作時に、前記加熱源および前記送風機へ
の入力を最大にする運転と、前記加熱源および前記送風
機への入力を最小にする運転とを主体とする制御を行う
吸着材再生装置の制御方法。 - 【請求項２】制御回路は、再生動作時には、加熱源およ
び送風機への入力を最大にする運転を優先させ、加熱源
への入力を最小にする運転に切り替えるときには、加熱
源への入力を停止するよう制御する請求項１記載の吸着
材再生装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3161559A JPH057722A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 吸着材再生装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3161559A JPH057722A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 吸着材再生装置の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057722A true JPH057722A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15737412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3161559A Pending JPH057722A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 吸着材再生装置の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057722A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998032766A1 (en) * | 1997-01-23 | 1998-07-30 | Synphar Laboratories Inc. | SUBSTITUTED AMINO BICYCLIC-β-LACTAM PENAM AND CEPHAM DERIVATIVES AS CYSTEINE PROTEASE INHIBITORS |
| US7066986B2 (en) * | 2002-11-21 | 2006-06-27 | Air Products And Chemicals, Inc. | Apparatus for use in regenerating adsorbent |
| JP2014101250A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Doshisha | オゾン発生用モジュール |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP3161559A patent/JPH057722A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998032766A1 (en) * | 1997-01-23 | 1998-07-30 | Synphar Laboratories Inc. | SUBSTITUTED AMINO BICYCLIC-β-LACTAM PENAM AND CEPHAM DERIVATIVES AS CYSTEINE PROTEASE INHIBITORS |
| US7066986B2 (en) * | 2002-11-21 | 2006-06-27 | Air Products And Chemicals, Inc. | Apparatus for use in regenerating adsorbent |
| JP2014101250A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Doshisha | オゾン発生用モジュール |
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