JPH05168840A - 吸着材再生装置 - Google Patents
吸着材再生装置Info
- Publication number
- JPH05168840A JPH05168840A JP3336555A JP33655591A JPH05168840A JP H05168840 A JPH05168840 A JP H05168840A JP 3336555 A JP3336555 A JP 3336555A JP 33655591 A JP33655591 A JP 33655591A JP H05168840 A JPH05168840 A JP H05168840A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adsorbent
- heater
- adsorbent material
- heaters
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Air Humidification (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸着材を用いた吸着材再生装置において、吸
着剤の加熱による熱効率と再生効率を高めて省エネルギ
ー化をはかる。 【構成】 3分割された吸着材5a,5b,5cと、こ
れらの隙間に設けたヒータ6a,6bと、空気を送る送
風機3と、風路4とを備えている。このように構成され
た吸着材再生装置が再生工程に入ると、ヒータ6a,6
bが順次通電される。送風機3により送られた温風はヒ
ータ6aより下流の吸着材5b,5cを加熱する。一
方、ヒータ6aよりも上流の吸着材5aおよびヒータ6
bよりも上流の吸着材5bは、ヒータ6a,6bからの
輻射熱を受けて加熱される。この高温風と輻射熱による
加熱により、吸着材5a,5b,5cが均一に加熱さ
れ、湿分は均一に脱離されるので、再生効率が高まる。
着剤の加熱による熱効率と再生効率を高めて省エネルギ
ー化をはかる。 【構成】 3分割された吸着材5a,5b,5cと、こ
れらの隙間に設けたヒータ6a,6bと、空気を送る送
風機3と、風路4とを備えている。このように構成され
た吸着材再生装置が再生工程に入ると、ヒータ6a,6
bが順次通電される。送風機3により送られた温風はヒ
ータ6aより下流の吸着材5b,5cを加熱する。一
方、ヒータ6aよりも上流の吸着材5aおよびヒータ6
bよりも上流の吸着材5bは、ヒータ6a,6bからの
輻射熱を受けて加熱される。この高温風と輻射熱による
加熱により、吸着材5a,5b,5cが均一に加熱さ
れ、湿分は均一に脱離されるので、再生効率が高まる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着材を用いて除湿、
加湿を行なう吸着材再生装置に関する。
加湿を行なう吸着材再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸着材再生装置には図2
に示すようなものがあった。すなわち、吸着材1、ヒー
タ2、送風機3とこれらを囲む風路4から構成されてい
る。吸着工程が終了するとヒータ2は通電される。そし
て送風機3により送られた空気は、ヒータ2により加熱
されて高温風となり、吸着材1を加熱する。また、ヒー
タ2自身も輻射エネルギーを直接吸着材1に与える。ヒ
ータ2の通電は吸着材1が完全に再生されるまで継続さ
れる。
に示すようなものがあった。すなわち、吸着材1、ヒー
タ2、送風機3とこれらを囲む風路4から構成されてい
る。吸着工程が終了するとヒータ2は通電される。そし
て送風機3により送られた空気は、ヒータ2により加熱
されて高温風となり、吸着材1を加熱する。また、ヒー
タ2自身も輻射エネルギーを直接吸着材1に与える。ヒ
ータ2の通電は吸着材1が完全に再生されるまで継続さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、送風機3、ヒータ2、吸着材1の順に並べ
ているので、室内の再生用空気を加熱源2により昇温す
る時の熱交換損失および温風が風路4を通過する時の放
熱損失などがある。また、ヒータ2の漏電防止が必要で
あるばかりでなく、ヒータ2からの輻射熱は風路4も加
熱するため、風路4の断熱が必要であり、さらに、吸着
材1の再生は送風機3に対して上流側から行われるの
で、吸着材1の下流側が再生されるためには、すでに再
生が完了している上流側の吸着材1をヒータ2により加
熱し続けることになり、無駄なエネルギーが消費される
という問題があった。
の構成では、送風機3、ヒータ2、吸着材1の順に並べ
ているので、室内の再生用空気を加熱源2により昇温す
る時の熱交換損失および温風が風路4を通過する時の放
熱損失などがある。また、ヒータ2の漏電防止が必要で
あるばかりでなく、ヒータ2からの輻射熱は風路4も加
熱するため、風路4の断熱が必要であり、さらに、吸着
材1の再生は送風機3に対して上流側から行われるの
で、吸着材1の下流側が再生されるためには、すでに再
生が完了している上流側の吸着材1をヒータ2により加
熱し続けることになり、無駄なエネルギーが消費される
という問題があった。
【0004】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、消費電力を少なくして再生効率を高くでき、断熱を
不要にすることができる吸着材再生装置を提供すること
を目的とする。
で、消費電力を少なくして再生効率を高くでき、断熱を
不要にすることができる吸着材再生装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、風路内に設けられた通気孔を有する吸着材
と、この吸着材を加熱する加熱手段と、前記吸着材に空
気を供給する送風機とを備え、前記吸着材は通気方向に
少なくとも3分割するとともに分割された前記吸着材の
間に加熱手段を設けたものである。また、送風機および
加熱手段を通電制御する制御部を設け、前記制御部は運
転起動時には上流側の加熱手段から通電するようにし、
停止時には下流側の加熱手段から通電を解除するように
したものである。
するために、風路内に設けられた通気孔を有する吸着材
と、この吸着材を加熱する加熱手段と、前記吸着材に空
気を供給する送風機とを備え、前記吸着材は通気方向に
少なくとも3分割するとともに分割された前記吸着材の
間に加熱手段を設けたものである。また、送風機および
加熱手段を通電制御する制御部を設け、前記制御部は運
転起動時には上流側の加熱手段から通電するようにし、
停止時には下流側の加熱手段から通電を解除するように
したものである。
【0006】
【作用】上記した構成において、吸着材の間に加熱手段
を設けているため、加熱手段の上流側の吸着材は輻射熱
で加熱され、下流側の吸着材は対流によって加熱され
る。また、制御部は運転起動時には上流側の加熱手段か
ら通電するようにし、停止時には下流側の加熱手段から
通電を解除するようにしているので、下流側の吸着材は
上流側の吸着材の予熱を吸収する。
を設けているため、加熱手段の上流側の吸着材は輻射熱
で加熱され、下流側の吸着材は対流によって加熱され
る。また、制御部は運転起動時には上流側の加熱手段か
ら通電するようにし、停止時には下流側の加熱手段から
通電を解除するようにしているので、下流側の吸着材は
上流側の吸着材の予熱を吸収する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。なお、本実施例において、前述の従来例に
示したものと同一構成部品には同じ符号を付して説明は
省略する。図に示すように、吸着材5a,5b,5cは
ハニカム状に成型され、吸着材5a,5b,5cの間に
ヒータ6a,6bが設けられている。吸着材5aの上流
には送風機3が設けられ、これらの構成要素全体が風路
4内に収納されている。7は制御部であり、ヒータ6
a,6bおよび送風機3を通電制御するものである。
ら説明する。なお、本実施例において、前述の従来例に
示したものと同一構成部品には同じ符号を付して説明は
省略する。図に示すように、吸着材5a,5b,5cは
ハニカム状に成型され、吸着材5a,5b,5cの間に
ヒータ6a,6bが設けられている。吸着材5aの上流
には送風機3が設けられ、これらの構成要素全体が風路
4内に収納されている。7は制御部であり、ヒータ6
a,6bおよび送風機3を通電制御するものである。
【0008】次にその動作を説明する。まずヒータ6a
が作動し、続いてヒータ6bが作動する。これは、同時
に通電すると突入電流が過大になる点と、上流側のヒー
タ6aの余剰熱を下流側の吸着材5bに無駄なく供給す
るためである。ヒータ6a,6bは送風機3により送ら
れた空気を高温風にして、ヒータ6a,6bより下流の
吸着材5b,5cを加熱する。一方、ヒータ6a,6b
よりも上流の吸着材5a,5bはヒータ6a,6bから
の輻射熱を受けて加熱される。この高温風と輻射熱によ
る吸着材5a,5b,5cの加熱により、吸着材5a,
5b,5c中の湿分は脱離する。この時、ヒータ6aの
作動時間は吸着材5bを加熱する時間だけとなり、上流
の吸着材5aを再生するのに要していた時間分を除くこ
とができる。同様に、ヒータ6bは、吸着材5cを加熱
する時間だけとなり、ヒータ6a,6bの出力で再生時
間を比べた場合、従来より短くできる。またヒータ6a
は吸着材5a,5bに、ヒータ6bは吸着材5b,5c
に挟まれ構成であるため、風路4の断熱が全く要らなく
なる。
が作動し、続いてヒータ6bが作動する。これは、同時
に通電すると突入電流が過大になる点と、上流側のヒー
タ6aの余剰熱を下流側の吸着材5bに無駄なく供給す
るためである。ヒータ6a,6bは送風機3により送ら
れた空気を高温風にして、ヒータ6a,6bより下流の
吸着材5b,5cを加熱する。一方、ヒータ6a,6b
よりも上流の吸着材5a,5bはヒータ6a,6bから
の輻射熱を受けて加熱される。この高温風と輻射熱によ
る吸着材5a,5b,5cの加熱により、吸着材5a,
5b,5c中の湿分は脱離する。この時、ヒータ6aの
作動時間は吸着材5bを加熱する時間だけとなり、上流
の吸着材5aを再生するのに要していた時間分を除くこ
とができる。同様に、ヒータ6bは、吸着材5cを加熱
する時間だけとなり、ヒータ6a,6bの出力で再生時
間を比べた場合、従来より短くできる。またヒータ6a
は吸着材5a,5bに、ヒータ6bは吸着材5b,5c
に挟まれ構成であるため、風路4の断熱が全く要らなく
なる。
【0009】なお、ヒータ6a,6bを囲む部分の風路
4は吸着材により構成してもよく、この場合は、除湿・
加湿能力を上げ熱ロスも低減できる。また、下流側の吸
着材5cは、上流側の吸着材5a,5bから余剰熱を受
けるので、ヒータ6bの出力をヒータ6aに比べ低くし
ても再生能力は低下しなく、また吸着材5cの容量を上
流側の吸着材5a,5bに比べ大きくすることができ
る。また、加熱の起動はヒータ6aから始め、ヒータ6
bから停止することにより、吸着材5a,5b,5cへ
の熱伝達を効率的に行え、供給エネルギーを抑制でき
る。さらに、制御部7がヒータ6a,6bの通電を制御
することにより、再生する吸着材5b、5cを選択で
き、この結果、除加湿能力の制御をヒータ6a,6bで
行うことも可能となる。
4は吸着材により構成してもよく、この場合は、除湿・
加湿能力を上げ熱ロスも低減できる。また、下流側の吸
着材5cは、上流側の吸着材5a,5bから余剰熱を受
けるので、ヒータ6bの出力をヒータ6aに比べ低くし
ても再生能力は低下しなく、また吸着材5cの容量を上
流側の吸着材5a,5bに比べ大きくすることができ
る。また、加熱の起動はヒータ6aから始め、ヒータ6
bから停止することにより、吸着材5a,5b,5cへ
の熱伝達を効率的に行え、供給エネルギーを抑制でき
る。さらに、制御部7がヒータ6a,6bの通電を制御
することにより、再生する吸着材5b、5cを選択で
き、この結果、除加湿能力の制御をヒータ6a,6bで
行うことも可能となる。
【0010】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明の
吸着材再生装置は、風路内に設けられた通気孔を有する
吸着材と、この吸着材を加熱する加熱手段と、前記吸着
材に空気を供給する送風機とを備え、前記吸着材は通気
方向に少なくとも3分割するとともに分割された前記吸
着材の間に加熱手段を設けたものであり、この構成とす
ることにより、熱効率を向上でき、消費電力を少なくす
ることができ、実用的価値は顕著である。
吸着材再生装置は、風路内に設けられた通気孔を有する
吸着材と、この吸着材を加熱する加熱手段と、前記吸着
材に空気を供給する送風機とを備え、前記吸着材は通気
方向に少なくとも3分割するとともに分割された前記吸
着材の間に加熱手段を設けたものであり、この構成とす
ることにより、熱効率を向上でき、消費電力を少なくす
ることができ、実用的価値は顕著である。
【図1】本発明の一実施例における吸着材再生装置の断
面図
面図
【図2】従来の吸着材再生装置における断面図
3 送風機 4 風路 5a,5b,5c 吸着材 6a,6b ヒータ(加熱手段)
Claims (2)
- 【請求項1】風路内に設けられた通気孔を有する吸着材
と、この吸着材を加熱する加熱手段と、前記吸着材に空
気を供給する送風機とを備え、前記吸着材は通気方向に
少なくとも3分割するとともに分割された前記吸着材の
間に加熱手段を設けた吸着材再生装置。 - 【請求項2】送風機および加熱手段を通電制御する制御
部を設け、前記制御部は運転起動時には上流側の加熱手
段から通電するようにし、停止時には下流側の加熱手段
から通電を解除するようにした請求項1記載の吸着材再
生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3336555A JPH05168840A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 吸着材再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3336555A JPH05168840A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 吸着材再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168840A true JPH05168840A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18300354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3336555A Pending JPH05168840A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 吸着材再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05168840A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7066986B2 (en) * | 2002-11-21 | 2006-06-27 | Air Products And Chemicals, Inc. | Apparatus for use in regenerating adsorbent |
WO2021229868A1 (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | シャープ株式会社 | 吸湿材の再生装置 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3336555A patent/JPH05168840A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7066986B2 (en) * | 2002-11-21 | 2006-06-27 | Air Products And Chemicals, Inc. | Apparatus for use in regenerating adsorbent |
WO2021229868A1 (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | シャープ株式会社 | 吸湿材の再生装置 |
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