JPH057658Y2 - - Google Patents

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JPH057658Y2
JPH057658Y2 JP1878987U JP1878987U JPH057658Y2 JP H057658 Y2 JPH057658 Y2 JP H057658Y2 JP 1878987 U JP1878987 U JP 1878987U JP 1878987 U JP1878987 U JP 1878987U JP H057658 Y2 JPH057658 Y2 JP H057658Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、簡単な構造で余剰硬貨を確実にオー
バーフローさせることができるようにした硬貨選
別装置におけるオーバーフロー構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、公衆電話機、自動販売機等に付設される
硬貨選別装置は、硬貨の蓄積能力に限度があるた
め、硬貨蓄積軌道内に所定枚数の硬貨が蓄積され
ると、それ以後投入される硬貨を余剰硬貨として
前記蓄積軌道よりオーバーフローさせ、返却口へ
返却するようにしており、このオーバーフロー構
造として例えば特開昭48−44013号公報に開示さ
れた構造のものが一般によく知られている。これ
を簡単に説明すると、この従来装置は、中央分岐
板によつて第1の硬貨通路と第2の硬貨通路を形
成し、第1の硬貨通路中に硬貨の外径、材質、重
量等を判別する各種選別機構を設け、該通路より
オーバーフローする硬貨を前記第2の硬貨通路に
落下放てきし、返却口へ返却するように構成した
ものである。
すなわち、従来装置では第1の硬貨通路が硬貨
蓄積軌道と硬貨選別軌道とを兼用し、第2の硬貨
通路が疑似硬貨の返却軌道と余剰硬貨のオーバー
フロー軌道とを兼用するものと云える。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来装置において1
つの硬貨通路に硬貨蓄積軌道と硬貨選別軌道を兼
用させることは、それぞれの軌道の設置目的から
見て好ましくないものである。なぜなら、硬貨選
別機構より上方に蓄積されている硬貨は未だ正規
硬貨と判定されたものではなく、例えば、1回の
収納動作で複数枚の硬貨を同時に収納するような
場合、未判定硬貨を硬貨蓄積軌道に導き入れ、そ
の結果、疑似硬貨を収納してしまうといつた問題
が生じるからである。
また、オーバーフローさせるための軌道をわざ
わざ設ける必要があるため、装置の小型化、特に
高さ寸法の短縮化に問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る硬貨選別装置におけるオーバーフ
ロー構造は、上述したような問題点を解決すべく
なされたもので、硬貨選別軌道と硬貨蓄積軌道と
の境部に、硬貨径の略2倍の長さを有して上面が
硬貨転動面を形成するオーバーフロー部材を回動
自在に配設し、このオーバーフロー部材上に2つ
の硬貨が載置されると、該オーバーフロー部材が
その重量により回動して硬貨選別軌道側の硬貨を
硬貨返却軌道に落下させるように構成したもので
ある。
〔作用〕
本考案においては、回動自在に軸支されたオー
バーフロー部材が硬貨選別軌道と硬貨蓄積軌道と
の境部に設けられ、正規硬貨の径の略2倍の長さ
を有するオーバーフロー部材の硬貨転道面に2枚
の硬貨が載置されると、その2枚の硬貨の重量に
よつてオーバーフロー部材が回動し、2枚の硬貨
のうち上流側の硬貨が硬貨選別軌道の硬貨落下窓
から落下する。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案を公衆電話機の硬貨選別装置に
適用した場合の一実施例を示す正面図、第2図は
第1図−線拡大断面図である。これらの図に
おいて、本実施例は硬貨蓄積軌道4内に最高3個
の正規硬貨C1,C2,C3をその径方向に並べて蓄
積し得るように構成した例を示すもので、1は裏
面側に所要角度傾斜して立設された基板、2は基
板1の表面側に開閉自在に配設され該基板1と共
に硬貨選別軌道3および前記硬貨蓄積軌道4を形
成する側板、5は前記基板1の表面で前記硬貨選
別軌道3および蓄積軌道4の下方に硬貨返却軌道
6を形成するための返却軌道部材、7は同じく基
板表面に前記側板2の一部と共に前記硬貨蓄積軌
道4の終端部分と、硬貨収納軌道8を形成するた
めの収納軌道部材、9は基板1の裏面で硬貨蓄積
軌道4の終端部分に対応して配設された硬貨収納
レバー、10は硬貨選別軌道3と硬貨蓄積軌道4
の境部に配設されたオーバーフロー部材である。
前記側板2は、上部に形成された一対のダルマ
形係合孔11A,11Bと、基板表面に突設され
前記各係合孔11A,11Bにそれぞれ挿通され
た一対のスタツドピン12A,12Bとによつて
開閉自在に支持され、かつスプリング13によつ
て通常(通話中)基板表面に軌道レール14A,
14Bおよびスペーサ15を介して圧接されるこ
とにより前記基板1と所定の間隔を保つて平行に
対向し、通話終了に伴う返却動作に連動して作動
することにより前記スプリング13に抗して開放
されるように構成されている。スプリング13は
第2図に示す如く基板1の裏面側に斜め下方に張
設され側板2を反時計方向に付勢すると同時に下
方に付勢しており、これによつて該側板2の安定
動作を可能にし、開閉時、振動等によるガタ付き
を防止している。
前記硬貨選別軌道3には、基板1の上端一側に
設けられた硬貨投入口16より投入される硬貨C
の外径を選別する外径選別用部材18、外径選別
レール19、材質、厚さ等を選別する選別機構
(図示せず)等が配設されている。前記外径選別
レール19は前記軌道レール14Bの傾斜部11
4aの延長線上に設けられている。一方、外径選
別用部材18は基板1に設けられた開口20の上
縁に沿つて基板1の表面側に、外径選別レール1
9と平行にかつ正規硬貨Cの直径とほぼ等しい間
隔を保つて対向するように配設されている。基板
1の表面で開口20の上縁から外径選別用部材1
8の下端までの部分は硬貨支持面21を形成して
いる。正規硬貨Cは開口20にさしかかると、上
端部が前記硬貨支持面21によつて支持され、外
径選別レール19上を転動する。これに対して、
外径の小さい疑似硬貨は硬貨支持面21によつて
は支持されず、基板1の開口20側に倒れ込んで
ガイド部材22に当り、下端が外径選別レール1
9から外れることにより、側板2の下端に設けら
れた選別窓23より硬貨返却軌道6に落下し、返
却口へと返却される。なお、正規硬貨Cより外径
の大きい疑似硬貨は硬貨投入口16によつて投入
を阻止される。
前記側板2の硬貨転動側端面2aの下部には前
記硬貨蓄積軌道4の終端部にまで延在する延長部
25が一体的に設けられている。この延長部25
の下端部は基板1側に略直角に折曲され、その上
面が前記外径選別レール19の延長線上に位置す
ることにより硬貨転動面25aを形成し、この上
に2つの硬貨C1,C2が蓄積される。
前記硬貨収納レバー9は、基板1の裏面側に進
退自在に配設れ、硬貨収納時に電磁石装置28に
よつて作動されるもので、上端が前記電磁石装置
28によつて吸引される揺動自在なアーマチユア
29に固定され、下端には通常硬貨蓄積軌道4の
終端部に突出して最下位蓄積硬貨C1を係止する
硬貨係止部30が一体に設けられ、また該レバー
には通常基板1の裏面側に退出しており、硬貨収
納時に硬貨蓄積軌道4内に突出することにより2
番目の蓄積硬貨C2を係止するインターポーズピ
ン31が設けられている。
本局から送られてくる課金パルス信号によつて
電磁石装置28が励磁してアーマチユア29を吸
引回動させると、硬貨収納レバー9は該アーマチ
ユア29と一体的に回動するため、硬貨係止部3
0が硬貨蓄積軌道4の終端より基板表面側に退出
して最下位蓄積硬貨C1の係止を解除する。した
がつて、該蓄積硬貨C1は硬貨収納軌道8を通つ
て金庫(図示せず)に収納される。この収納時に
おいてインターポーズピン31は硬貨蓄積軌道4
内に突出して2番目の蓄積硬貨C2の転動を阻止
するため、該硬貨C2が誤収納されることはない。
他方、通話終了に伴い返却動作が行われると、
側板2がフツク機構(図示せず)に連動して開く
ため、硬貨蓄積軌道4内に蓄積されていた硬貨
C1,C2,C3はすべて硬貨返却軌道6に落下し、
返却口へ一括返却される。
なお、このような硬貨の収納返却機構は従来公
知である。
さて、本考案を特徴づける前記オーバーフロー
部材10は、平板状に形成されて前記基板1の裏
面側にブラケツト35および軸36を介して上下
方向に回動自在に配設され、その前端部が前記開
口20より硬貨選別軌道3と硬貨蓄積軌道4の境
部に突出し、上面が硬貨転動面37を形成してい
る。オーバーフロー部材10の長さlは、正規硬
貨Cの直径の略2倍の長さを有し、その左半分が
硬貨蓄積軌道4内にあつて3番目の蓄積硬貨C3
を蓄積し、右半分が硬貨選別軌道3内にあつて前
記選別窓23に臨んでいる。また、オーバーフロ
ー部材10の後端部は基板1の後方に延在し、こ
の後端部に重り39が長孔40とナツト41とに
より前後方向に移動調整自在に配設され、これに
よつて、該オーバーフロー部材10を第2図に示
す如く略水平に、厳密には3番目の硬貨C3が蓄
積されていない状態において前記硬貨転動面37
が基板1の表面と略直交するように、設定保持
し、硬貨Cの円滑な転動を可能にしている。
このような構成からなるオーバーフロー構造に
おいて、硬貨投入口16より投入されて硬貨選別
軌道3を通り、正規硬貨と判定された硬貨はオー
バーフロー部材10の硬貨転動面37上を転動し
て硬貨蓄積軌道4内に順次蓄積される。この時、
オーバーフロー部材10は転動通過する硬貨の重
量により軸36を中心として第2図反時計方向に
回動するが、この回動角度は、硬貨の上端部が基
板1の硬貨支持面21から外れない範囲内の微小
角度で、したがつて硬貨が選別窓23より硬貨返
却軌道6に落下することはない。そして、最下位
蓄積硬貨C1と2番目の蓄積硬貨C2は前記側板2
の延長部25上に蓄積され、3番目の蓄積硬貨
C3は前記オーバーフロー部材10の硬貨転動面
37の左端側に蓄積される。ここで、1回の硬貨
収納動作で同時に複数枚の硬貨を収納する場合、
例えば、1課金信号毎にn枚の硬貨を収納する公
衆電話機の場合、n枚の正規硬貨が蓄積されたの
を蓄積センサ43で検出したのち、発信可能状態
としている。
次に、3つの硬貨C1,C2,C3が蓄積されてい
る状態で、4番目の正規硬貨C4が投入されると、
この硬貨C4は硬貨選別軌道3を通つてオーバー
フロー部材10の硬貨転動面37の右端側に載
り、前記3番目の蓄積硬貨C3は衝突して停止す
る。この時、オーバーフロー部材10は2つの硬
貨C3,C4の重量によつて第3図に示す如く反時
計方向に回動する。すると、4番目の硬貨C4
上端が基板1の硬貨支持面21から外れて開口2
0内に倒れ込み、下端がオーバーフロー部材10
の硬貨転動面37から滑り落ちることにより、選
別窓23から余剰硬貨として硬貨返却軌道6に落
下し、返却口へと返却される。この時、3番目の
硬貨C3の蓄積位置には前記開口20および選別
窓23が設けられていないので、該硬貨C3は硬
貨返却軌道6に返却されることはなく蓄積状態を
維持する。そして、4番目の硬貨C4が返却され
ると、オーバーフロー部材10は3番目の蓄積硬
貨C3による回動位置まで回動復帰する。
すなわち、本実施例構造は、2つの硬貨により
オーバーフロー部材10を回動させ、オーバーフ
ロー効果を奏するように構成したもので、このよ
うな構造においては、硬貨選別機構によつて正規
硬貨と判定された硬貨のみを所定枚数蓄積し、余
剰硬貨は確実に返却するため、装置の信用度を向
上させることができるものである。また、オーバ
ーフロー部材10を硬貨選別軌道3と硬貨蓄積軌
道4との境部に配置しているので、各軌道3,4
の独立性を維持し、しかもオーバーフロー軌道を
設ける必要がないので、装置の小型化が可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る硬貨選別装置に
おけるオーバーフロー構造は、硬貨選別軌道と硬
貨蓄積軌道とにまたがる回動自在なオーバーフロ
ー部材を配置し、この上に2つの硬貨が載ると回
動して2番目の硬貨を硬貨返却軌道に余剰硬貨と
して落下させるように構成したので、余剰硬貨の
返却が確実にして、小型化を図ることができ、し
かも構造が簡単で廉価に提供することができるな
ど、その実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオーバーフロー構造を備
えた硬貨選別装置の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図−線拡大断面図、第3図は余剰硬
貨のオーバーフローを説明するための図である。 1……基板、2……側板、3……硬貨選別軌
道、4……硬貨蓄積軌道、6……硬貨返却軌道、
8……硬貨収納軌道、9……収納レバー、10…
…オーバーフロー部材、37……硬貨転動面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 小径の疑似硬貨を硬貨返却軌道に落下させる落
    下窓を有する硬貨選別軌道と、この硬貨選別軌道
    の下流に配設された硬貨蓄積軌道と、これら硬貨
    蓄積軌道と硬貨選別軌道との境部にこれら両軌道
    にまたがつて配設されたオーバーフロー部材とか
    らなり、このオーバーフロー部材は前記硬貨蓄積
    軌道と硬貨選別軌道に突出し正規硬貨径の略2倍
    の長さの硬貨転道面を有するとともに、この硬貨
    転道面が前記硬貨落下窓から硬貨が落下する方向
    に回動自在となるように支持され、かつ、このオ
    ーバーフロー部材は、通常、硬貨転道面が前記両
    軌道に突出するように回動復帰習性が付与され、
    硬貨転道面に載置された2枚の硬貨の重量によつ
    て回動することを特徴とする硬貨選別装置におけ
    るオーバーフロー構造。
JP1878987U 1987-02-13 1987-02-13 Expired - Lifetime JPH057658Y2 (ja)

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JPS63126985U JPS63126985U (ja) 1988-08-19
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