JPH0576375B2 - - Google Patents

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JPH0576375B2
JPH0576375B2 JP60069184A JP6918485A JPH0576375B2 JP H0576375 B2 JPH0576375 B2 JP H0576375B2 JP 60069184 A JP60069184 A JP 60069184A JP 6918485 A JP6918485 A JP 6918485A JP H0576375 B2 JPH0576375 B2 JP H0576375B2
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JP
Japan
Prior art keywords
scale
rolls
steel strip
work
work roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60069184A
Other languages
English (en)
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JPS61229415A (ja
Inventor
Kazuyoshi Hashimoto
Toshihiro Takemasa
Nobuyuki Taniguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6918485A priority Critical patent/JPS61229415A/ja
Publication of JPS61229415A publication Critical patent/JPS61229415A/ja
Publication of JPH0576375B2 publication Critical patent/JPH0576375B2/ja
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、熱間圧延された帯鋼に曲げを与え、
帯鋼表面のスケールに亀裂を生じさせてスケール
除去を容易にするスケールブレーカに関する。
<従来の技術> 熱間圧延された帯鋼には、高温に加熱された鋼
片が連続圧延機で圧延される過程で生成されるミ
ルスケールと呼ばれる鉄酸化物皮膜が表面に付着
しており、冷間圧延等の後工程に掛ける前にこの
スケールを除去しなければならない。スケールは
ヘマタイトFe2O3、マグタイトFe3O4、ウスタイ
トFeO等の化合物であり、これを除去するために
硫酸、塩酸等を用いて酸洗が行われる。しかし、
酸洗のみでスケールを除去するには、例えば21〜
120秒というような長時間を要するので、酸洗前
にロールによつて帯鋼に曲げを与えることによ
り、表面のスケールに歪を生じさせ亀裂を入れる
スケールブレーカが用いられる。このスケールブ
レーカは、帯鋼に張力と繰返し曲げを与えること
によりスケールに亀裂を入れ、これによつて酸洗
時の酸溶液のスケールへの浸透を早め、スケール
の除去を促進させるものである。
第8図は従来のスケールブレーカの帯鋼通板方
向に直角の方向から見た側面ロール配置図、第9
図はその伸長及びスケールブレーキング部の詳細
図である。この従来のスケールブレーカ01は、
その入側及び出側に帯鋼に張力を付与するために
図示しないブライドルロールが配置され、その入
側及び出側ブライドル間に伸長及びスケールブレ
ーキング部02と反ち矯正部03が設けられたも
のである。帯鋼018は前記ブライドルロールに
より張力を付与され、伸長及びスケールブレーキ
ング部02ならびに反り矯正部03を図示矢印方
向に通過する。前記伸長及びスケールブレーキン
グ部02の帯板018入側には上下二個のピンチ
ロール021,022が設けられ、さらに反り矯
正部03の帯鋼018出側には上下二個のピンチ
ロール014,015が設けられている。前記伸
長及びスケールブレーキング部02においては、
帯鋼を上下から挟む如く上方のワークロール0
7,011と下方のワークロール09とが設けら
れており、帯鋼018はワークロール07,0
9,011の順に接触して曲げを与えられて通過
する。ワークロール07,09,011は、それ
ぞれ二個のバツクアツプロール08,010,0
12により補強されている。
前記伸長及びスケールブレーキング部02は、
第9図に示すように、帯鋼018を挟んで上下の
ワークロール07と09又は011と09が互い
に上下方向の相対入り込み量するなわちインタメ
ツシユIMを保持する如く設けられ、ワークロー
ル07,09,011の相互間距離l1,l2を有し
ている。この距離は、例えばl1=l2=350mmであ
る。又、前記反り矯正部03は、第8図に示すよ
うに、ローラレベラ型に四個のデレクタロール0
23を帯鋼018を挟んで上下千鳥状に配置して
構成されている。
このようなスケールブレーカ01においては、
帯鋼018が図示しない前後のブライドルで張力
を付与されながら入側ピンチロール021,02
2から伸長及びスケールブレーキング部02に通
板され、ワークロール07,09,011で曲げ
を与えられ、帯鋼018面に付着したスケールに
亀裂を発生させながら反り矯正部03に通板され
る。反り矯正部03では、帯鋼018は四個のデ
フレクタロール023の間を通板されて前記伸長
及びスケールブレーキング部02で生じた歪みを
修正され、出側ピンチロール014,045を経
て次工程に送られる。
<発明が解決しようとする問題点> 以上のような従来のスケールブレーカ01にお
いて、ブレーキング効果を増大させるには帯鋼0
18をワークロール07,09,011で曲げる
際の曲率半径を小さくすればよいが、そのために
はインタメツシユIMを大きくしなければならな
い。ところが、インタメツシユIMを大きくしよ
うとすれば、第9図から明らかなように、バツク
アツプロール08,010,012が帯鋼018
に接触してしまう。ワークロール07,09,0
11の間隔l1及びl2を拡大すればインタメツシユ
IMは大きくできるが、曲率半径は小さくならず、
しかもスケールブレーカ01の構造が大きくなつ
てしまう。
本発明は、このような従来のスケールブレーカ
における問題点を解消し、短いワークロール間隔
と浅いインタメツシユで大きなスケールブレーキ
ング効果が得られるスケールブレーカを提供する
ことを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成する本発明のスケールブレーカ
は、張力が加えられた状態で搬送される帯鋼を挟
んで上下に千鳥状に配置されたワークロールによ
り帯鋼に曲げを与えて帯鋼表面のスケールに亀裂
を生じさせるスケールブレーカにおいて、上下一
対のワークロールのインターメツシユをワークロ
ールの半径以下の少ない相対入り込み量で帯鋼に
小さい加工曲率半径を与えられるように少なくと
も一対の上下のワークロールのライン方向間距離
を狭め、(ワークロール中心間距離)/(ワーク
ロールの直径)の値を1.125にしたことを特徴と
する。
<作用> 上記のように構成された本発明のスケールブレ
ーカにおいては、短いワークロール間距離と浅い
インタメツシユで帯鋼の曲げ曲率半径を小さくす
るようにしたので、スケールへの亀裂発生状況が
良好となる。
<実施例> 以下、本発明の実施例を示した図面に基づき、
その構成をさらに詳細に説明する。
第1図は本発明によるスケールブレーカの一実
施例を示す帯鋼通板方向に対して直角の方向から
見た側面図、第2図はその伸長及びスケールブレ
ーキング部の詳細図である。図に見られるよう
に、本発明のスケールブレーカ1は、前述の従来
のものと同様、伸長およびスケールブレーキング
部2と反り矯正部3とから構成されている。帯鋼
18は、図示しない前後のブライドルロールで張
力を付与されて、伸長及びスケールブレーキング
部2及び反り矯正部3に通板される。伸長及びス
ケールブレーキング部2は、入側に帯鋼18の上
面にデフレクタロール11が設けられ、その次に
ワークロール7が下方から、又ワークロール9が
上方から、帯鋼18を挟んで配置され、ワークロ
ール7及び9はそれぞれ二個のバツクアツプロー
ル8及び9によつて下方及び上方から補強されて
いる。伸長及びスケールブレーキング部2に続く
反り矯正部3には、従来と同様、複数個のデフレ
クタロール23が帯板18を挟み上下千鳥状に配
置されている。
本発明においては図に見られるように、従来の
装置と異なつて前記ワークロール7と9が著しく
近接させられ、ワークロール7及びバツクアツプ
ロール8のグループと、ワークロール9及びバツ
クアツプロール10のグループとが殆んど半分上
下に重なり合う状態となつている。図示例の場
合、ワークロール7と9の水平方向中心距離lは
90mmで、ワークロール7及び9の直径は80mmとな
つており、その比l/dは1.125である。
上記のように構成された本実施例のスケールブ
レーカ1の場合、従来の装置と同様に、帯鋼18
は図示しない前後のブライドルで張力を付与され
ながら入側のデフレクタロール11でパスレベル
を保持されて通板され、伸長及びスケールブレー
キング部2のワークロール7,9間を通り、曲げ
を与えられてスケールに亀裂を生じ、反り矯正部
3の上下デフタロール23を経て次工程へ送られ
る。
このようにして、帯鋼18がスケールブレーカ
1の伸長及びスケールブレーキング部2を通過す
る場合、帯鋼18に与えられる曲率半径Rとイン
タメツシユIMとの関係は、上記本発明の実施例
のワークロール7,9の直径d=80mm、その水平
中心距離l=90mmの場合には第3図の曲線a及び
bのようになる。aは板厚t=1.6mm,bは板厚
t=4.5mmの場合である。図から見られるように、
曲率半径Rが最小、すなわちワークロール7の直
径80mmの1/2となるのは、インタメツシユIMが27
mmのときである。
これに対して、前述の従来例の如くワークロー
ル直径80mmに対して水平中心距離が350mmの場合
は第3図の曲線c,eのようになる。cは板厚t
=1.6mm、eは板厚t=4.5mmの場合である。すな
わちこの場合は、曲率半径Rが最小となるのはイ
ンタメツシユIMが75mmのときである。
以上の事実から、本発明の如くワークロール直
径d=80mm,その水平中心距離l=90mm、すなわ
ちl/d=1.125というようにワークロール間距
離を短くした場合、インタメツシユIMを27mm以
上とすれば帯鋼の最小の曲率半径が得られ、最大
のスケールブレーキング効果を与えることができ
ることがわかる。これに対して、従来の装置のよ
うに同一のワークロール直径でもワークロール間
水平中心距離が350mmというように長い場合は、
インタメツシユIMを75mm以上に大きくしなけれ
ばこの効果は得られない。
なお、上記第3図の曲率半径Rとインタメツシ
ユIMの関係は、下記実験式より得られたもので
ある。
R=r2+t{215.6/(1+δt/√3δyp)θ0.28−243
.2} θ=θ1+θ2 θ1=sin-1r1+r2+t/√l23+h21−tan-1h1/l3 θ2=sin-1r2+r3+t/√l2+h22−tan-1h2/l h1=r1+r2−IM h2=r2+r3−IM ただし、R:曲率半径(mm) t:板厚(mm) δt:ユニツト張力(Kg/mm2)(本例の場合10
Kg/mm2) δyp:降伏点(Kg/mm2)(本例の場合36Kg/
mm2) θ:ワークロール7上の巻付角(°) θ1:ワークロール7前面の巻付角(°) θ2:ワークロール7後面の巻付角(°) r1:デフレクタロール11の半径(mm) r2:ワークロール7の半径(mm) r3:ワークロール9の半径(mm) h1:デフレクタール11とワークロール7の
垂直方向中心間距離(mm) h2:ワークロール7,9の垂直方向中心間距
離(mm) l:ワークロール7,9の水平方向中心間距
離(mm) l3:デフレクタロール11とワークロール7
との水平方向中心間距離(mm) IM:ワークロール7,9のインタメツシユ
(mm) 第4図は本発明の他の実施例を示したもので、
本例における伸長及びスケールブレーキング部2
aは前例の伸長及びスケールブレーキング部2を
二組列設したものである。
第5図は本発明の第三の実施例を示したもの
で、前記第4図の伸長及びスケールブレーキング
部2aの次にデフレクタロール23を下方に配置
し、そのすぐ後方で下方から二組のバツクアツプ
ロール26を具えたワークロール25と上方から
2個のデフレクタロール24とで帯鋼18を挟む
ようにして反り矯正部3aを構成したものであ
る。
第6図は本発明の第四の実施例を示したもの
で、第2図の伸長及びスケールブレーキング部2
aの後に第5図と同様の反り矯正部3bを配置し
たものである。
第7図は本発明の第五の実施例を示したもの
で、第5図、第6図の反り矯正部3a,3bの二
個のデフレクタロール24とワークロール25と
二個のバツクアツプロール26の組合わせをもう
一組逆向きに配置したものである。
上記第4〜第7図に示した第二〜第五の実施例
は、いずれも第一の実施例を比して伸長及びスケ
ールブレーキング効果ならびに反り矯正効果の増
大を図つたものである。
<発明の効果> 以上の説明から明らかなとおり、本発明のスケ
ールブレーカは短いワークロール間距離と浅いイ
ンタメツシユ量で帯鋼の曲げ曲率半径を小さく
し、スケールに充分に亀裂を生じさせるスケール
ブレーキング効果を発揮できる。従つて、装置の
構造を小型化して帯鋼のスケールブレーキングの
目的を充分に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスケールブレーカの一実施例
を示す側面図、第2図はその伸長及びスケールブ
レーキング部の詳細図、第3図は曲率半径とイン
タメツシユの関係を示す線図、第4図、第5図、
第6図、第7図はそれぞれ本発明のスケールブレ
ーカの第二、第三、第四、第五実施例を示す側面
図、第8図は従来のスケールブレーカの側面図、
第9図はその伸長及びスケールブレーキング部の
詳細図である。 図面中、1はスケールブレーカ、2は伸長及び
スケールブレーキング部、3は反り矯正部、7,
9はワークロール、8,10はバツクアツプロー
ル、11はデフレクタロール、18は帯鋼、2
3,24はデフレクタロール、25はワークロー
ル、26はバツクアツプロールである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 張力が加えられた状態で搬送される帯鋼を挟
    んで上下に千鳥状に配置されたワークロールによ
    り帯鋼に曲げを与えて帯鋼表面のスケールに亀裂
    を生じさせるスケールブレーカにおいて、上下の
    ワークロールのインターメツシユをワークロール
    の半径以下の少ない相対入り込み量で帯鋼に小さ
    い加工曲率半径を与えられるように少なくとも一
    対の上下のワークロールのライン方向間距離を狭
    め、(ワークロール中心間距離)/(ワークロー
    ルの直径)の値を1.125にしたことを特徴とする
    スケールブレーカ。
JP6918485A 1985-04-03 1985-04-03 スケ−ルブレ−カ Granted JPS61229415A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0688063B2 (ja) * 1986-10-28 1994-11-09 三菱重工業株式会社 帯鋼のスキンパスミル
JPH0698378B2 (ja) * 1987-01-06 1994-12-07 三菱重工業株式会社 帯鋼の脱スケ−ル装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58209415A (ja) * 1982-05-31 1983-12-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 帯鋼のスケ−ルブレ−カ

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JPS58209415A (ja) * 1982-05-31 1983-12-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 帯鋼のスケ−ルブレ−カ

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