JPH0575767U

JPH0575767U - 乾式複写機のトナー補給装置

Info

Publication number: JPH0575767U
Application number: JP2308092U
Authority: JP
Inventors: 義治森田; 壽修西崎; 成司小沢; 秀男市川; 正和中田; 広明杉山; 新司松本
Original assignee: 株式会社リコー
Priority date: 1992-03-18
Filing date: 1992-03-18
Publication date: 1993-10-15

Abstract

(57)【要約】【目的】乾式複写機に取り付ける作業においてトナー
補給装置を水平にしてもトナーが外に出ないようにし、
トナーによる汚れを防止することが可能なトナー補給装
置を提供する。【構成】内面に螺旋状の案内部２を有する筒状のトナ
ー収納容器１を具備し、該トナー収納容器１の開口部に
開閉自在なキャップ部材４が設けられてなることを特徴
とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は乾式複写機内に実装されるトナー補給装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

乾式複写機のトナー補給装置としては、例えば、特開昭５９−１８８６７８号公報に示されているように、内面に螺旋状の案内部を有する筒状のトナー収納容器と、現像部へのトナー導入部と連通し、かつ上記収納容器をその開口部を上記トナー導入部にむけてほぼ水平に保持する手段と、該保持手段に保持された上記収納容器をその軸回りに回転駆動する手段とを備えてなるものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来のトナー補給装置では複写機のトナー供給装置に着脱する作業時にトナーをこぼすことなく取り替えたり、トナー補給装置への汚れを防止することができず、収納されたトナーを効率的に取り出すことができにくいという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る乾式複写機のトナー補給装置は、内面に螺旋状の案内部を有する筒状のトナー収納容器を具備し、該トナー収納容器の開口部に開閉自在なキャップ部材が設けられてなることを特徴とする。そして、トナー収納容器の内側にジャマ板部材を設けてなるようにしても良い。また、トナー搬送用スクリューを内蔵したパイプノズルを前記開閉自在なキャップ部材を係合してトナー収納容器に取り付けるようにしても良い。

【０００５】

【作用】

本考案に係る乾式複写機のトナー補給装置は内面に螺旋状の案内部を有する筒状のトナー収納容器を具備し、該トナー収納容器の開口部に開閉自在なキャップ部材が設けられてなるので、乾式複写機に取り付ける作業にてトナー補給装置を水平にしてもトナーが外に出ない。そして、トナー収納容器の内側にジャマ板部材を設けるとトナー収納容器内の上部まで運ばれたトナーは自然落下しトナー受け口に入っていく。また、トナー搬送用スクリューを内蔵したパイプノズルを前記開閉自在なキャップ部材を係合してトナー収納容器に取り付けるとトナー収納容器に充填されたトナーを乾式複写機内の所望の位置に搬送することができる。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例について図面を参照して詳述する。図１は本考案のトナー補給装置の一実施例を示す全体斜視図、図２は他の実施例を示す概略断面図である。図１において、筒状のトナー収納容器１の内側面には螺旋状の案内部２が設けられ、また一方の開口部３には開閉自在なキャップ部材４が設けられている。図２では筒状のトナー収納容器１には開閉自在なキャップ部材４が設けられ、一方の端部にはジャマ板５が設けられている。そして、キャップ部材４を介してトナー受け口６及び搬送スクリュー７を有するパイプノズル８が連結されている。トナー収納容器１に充填されたトナーはトナー収納容器１の回転により螺旋状の案内部に乗って開口部へ移動し、搬送スクリュー７によって乾式複写機内の現像部９へ搬送される。なお、トナーを収納した筒状容器をほぼ水平に保持し、これを外部の駆動手段により回転させて螺旋状案内部で徐々に開口部側に送り出し、現像側より突き出されたトナー搬送用パイプノズルにトナーが供給される。筒状容器で、開口部の開閉自在キャップにより使用途中での着脱においても、周囲をトナー飛散による汚れを防ぐことが可能な筒状容器である。開閉自在キャップとしては他製品「Ｆ２１トナーカートリッジに使用のキャップ」または、カメラの絞り機構などを用いても良い。

【０００７】

【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る乾式複写機のトナー補給装置は内面に螺旋状の案内部を有する筒状のトナー収納容器を具備し、該トナー収納容器の開口部に開閉自在なキャップ部材が設けられてなるので乾式複写機に取り付ける作業にてトナー補給装置を水平にしてもトナーが外に出ないのでトナーによる汚れを防止することが可能となる。そして、トナー収納容器の内側にジャマ板部材を設けると、トナー収納容器内の上部まで運ばれたトナーは自然落下しトナー受け口に入っていき螺旋状の案内部によって搬送されてきたトナーの全てをキャップ部材に集めて外部へ搬送することが可能となる。また、トナー搬送用スクリューを内蔵したパイプノズルを前記開閉自在なキャップ部材を係合してトナー収納容器に取り付けると、トナー収納容器に充填されたトナーを乾式複写機内の所望の位置に搬送することができるので、トナーを確実に補給することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のトナー補給装置の一実施例を示す全体
斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例を示す概略断面図である。

【符号の説明】

１トナー収納容器２螺旋状の案内部３開口部４キャップ部材５ジャマ板６トナー受け口７搬送スクリュー８パイプノズル９現像部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者市川秀男東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内 (72)考案者中田正和東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内 (72)考案者杉山広明東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内 (72)考案者松本新司東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内面に螺旋状の案内部を有する筒状のト
ナー収納容器を具備し、該トナー収納容器の開口部に開
閉自在なキャップ部材が設けられてなることを特徴とす
る乾式複写機のトナー補給装置。
【請求項２】トナー収納容器の内側にジャマ板部材を
設けてなることを特徴とする請求項１記載の乾式複写機
のトナー補給装置。
【請求項３】トナー搬送用スクリューを内蔵したパイ
プノズルを前記開閉自在なキャップ部材と係合してトナ
ー収納容器に取り付けたことを特徴とする請求項１また
は２記載の乾式複写機のトナー補給装置。