JPH0575265U - 線材ぶれ抑制構造 - Google Patents

線材ぶれ抑制構造

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Publication number
JPH0575265U
JPH0575265U JP1512992U JP1512992U JPH0575265U JP H0575265 U JPH0575265 U JP H0575265U JP 1512992 U JP1512992 U JP 1512992U JP 1512992 U JP1512992 U JP 1512992U JP H0575265 U JPH0575265 U JP H0575265U
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JP
Japan
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wire rod
wire
tape
tubular body
pipe
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Pending
Application number
JP1512992U
Other languages
English (en)
Inventor
仁 荘司
和宏 鈴木
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP1512992U priority Critical patent/JPH0575265U/ja
Publication of JPH0575265U publication Critical patent/JPH0575265U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ巻き装置などで生じる線材のぶれを、
線材表面や巻回されたテープを傷付けること無く抑制す
る。 【構成】 線材1を中心軸とする外筒体14と内筒体1
5の間に空気室17を設け、配管18を通じて圧縮気体
を送り込む。前記内筒体15はベアリング16により外
筒体15に回転可能に連結している。内筒体15の内面
に端部が固着された可撓筒体20は、内筒体15に設け
られた気体流通孔19から気体が送入され、線材1に当
接するように膨脹して線材1を押圧する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テープ巻き装置等による走行する線材のテープ巻回時のぶれを抑制 し、かつ線材に巻回されたテープ表面を傷付けないような線材ぶれ抑制構造に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に従来のテープ巻き装置をしめす。線材1は図の矢印方向に走行し、この 装置によってテープ巻きを施される。線材1はスリットパイプ2を貫通するよう に走行し、前記スリットパイプ2はパイプホルダ3に支持固定されている。この パイプホルダ3の外周を囲むように円板状のテープパッドホルダ4が接合され、 前記テープパッドホルダ4にはテープパッド6が嵌合され、テープ7が繰り出さ れる。また、パイプホルダ3の左端外周面に設けられたギア5は、チェーンを介 して駆動装置の駆動ギアに連結され、線材1を軸としてパイプホルダ3及びテー プパッドホルダ4、スリットパイプ2に回転を付与している。テープパッド6か ら繰り出されたテープ7は、テープパッドホルダ4の外周面に斜めに取り付けら れている小ガイドロール8、大ガイドロール9に案内され、スリットパイプ2に 設けられたスリット2aを通過して線材1に巻回される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
テープ7は線材1に引っ張られながらテープパッド6を回転させつつ繰り出さ れていくため、線材1はその回転を受けて上下左右に揺れてぶれる。この線材1 のぶれを抑制するためスリットパイプ2の先端にカラー10が設けられ、スリッ トパイプ2と共に回転する。カラー10の本体11の内面には円筒形のぶれ抑制 部材12が、衝撃防止のための隙間13を介して本体11に嵌合されている。し かし、前記ぶれ抑制部材12は金属製であるため、線材1がぶれ抑制部材12に 接触した場合、線材1に巻回されたテープ7を傷つけてしまうことがあり、隙間 13による効果も十分ではなかった。 そこで本考案では、テープ巻き装置などで生じる線材のぶれをテープや線材表 面を傷付けること無く防止する線材ぶれ抑制構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の線材ぶれ抑制構造は、ぶれ抑制すべき線材の周上にそれぞれ同軸に配 置されて空気室を形成する内筒体と外筒体とを備え、前記外筒体に圧縮気体を供 給する配管が接続され、前記内筒体に気体流通孔が設けられかつ内筒体内側に、 前記線材の外周面に当接しうる可撓筒体が装着されたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案は、外筒体に連結した配管を通じて、外筒体と内筒体の間に設けられた 空気室に圧縮気体を送り込むと、圧縮気体は内筒体に設けられた気体流通孔を通 過して可撓筒体に挿通される。前記可撓筒体は、線材の外周面に当接するまで軸 方向に膨脹し、内筒体の中心を走行する線材はこの可撓筒体により四方から押圧 され、線材のぶれは抑制される。
【0006】
【実施例】
図1に、本考案の線材ぶれ抑制構造の一実施例を、従来と同様のテープ巻き装 置のスリットパイプ2の先端に配設した断面図を示す。 走行する線材1の周上にそれぞれ同軸に設けられた外筒体14と内筒体15は 、シールされたベアリング16を介して回転可能に連結されて、その間隙に空気 室17を形成する。前記外筒体14の側面には、圧縮気体を空気室17に送り込 むための配管18が設けられ、また前記内筒体15には複数の気体流通孔19が 設けられて内筒体15の内側に装着された可撓筒体20に空気室17中の気体を 充填する構造となっている。 本考案の線材ぶれ抑制構造は、図1のようなテープ巻き装置のスリットパイプ 2に装着されることに限定されず、回転力等を受けてぶれを生じ易い線材のぶれ 抑制に利用されるものである。回転部材などに取り付けられた内筒体15は、外 筒体14に対してベアリング16を介して回転可能に配設されているため、外筒 体14に備えられた配管18などには内筒体15の回転は影響しない。配管18 を通じて空気室17に導入された気体は、気体流通孔19を抜けて可撓筒体20 の内部に充填される。可撓筒体20は、走行する線材1の外周面に当接するまで 膨脹し、線材1を全周方向から押圧して線材1のぶれを抑制する。可撓筒体20 をなす樹脂または弾性体は、線材外周を滑り易く、線材1の走行に影響しない素 材から選ばれる。内筒体15が回転するときは、線材に当接する可撓筒体20側 面に複数の極細孔を設け、そこから気体を噴出させ線材との隙間を設けることに より滑り性を向上させる。非常に滑り性の良好な素材では、可撓筒体20及び内 筒体15を線材のぶれの方向と反対の方向に回転させても良い。
【0007】
【考案の効果】
本考案の線材ぶれ抑制構造によれば、走行する線材を妨げること無く、線材に 加わった回転力などによって生じるぶれを抑制し、製造装置の他の部材に線材が 接触するのを防ぐ。線材は気体が充満した可撓筒体により前周方向から押圧され るので、従来の金属製のぶれ抑制部材が嵌合されたカラーとは異なり、カラー自 身が線材や線材に巻回されたテープを傷付けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す断面図
【図2】 テープ巻き装置に装着された従来のカラーを
示す断面図
【符号の説明】
1……線材 14……外筒体 15……内筒体 17……空気室 19……気体流通孔 20……可撓筒体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ぶれ抑制すべき線材の周上にそれぞれ同軸
    に配置されて空気室を形成する内筒体と外筒体とを備
    え、前記外筒体に圧縮気体を供給する配管が接続され、
    前記内筒体に気体流通孔が設けられかつ内筒体内側に、
    前記線材の外周面に当接しうる可撓筒体が装着されたこ
    とを特徴とする線材ぶれ抑制構造。
JP1512992U 1992-03-23 1992-03-23 線材ぶれ抑制構造 Pending JPH0575265U (ja)

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JP1512992U JPH0575265U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 線材ぶれ抑制構造

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JP1512992U JPH0575265U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 線材ぶれ抑制構造

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Publication Number Publication Date
JPH0575265U true JPH0575265U (ja) 1993-10-15

Family

ID=11880214

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JP1512992U Pending JPH0575265U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 線材ぶれ抑制構造

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JP (1) JPH0575265U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427666B1 (ko) * 2002-02-28 2004-04-28 현대자동차주식회사 케이블 테이핑 장치

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