JPH0574311B2 - - Google Patents

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JPH0574311B2
JPH0574311B2 JP59263853A JP26385384A JPH0574311B2 JP H0574311 B2 JPH0574311 B2 JP H0574311B2 JP 59263853 A JP59263853 A JP 59263853A JP 26385384 A JP26385384 A JP 26385384A JP H0574311 B2 JPH0574311 B2 JP H0574311B2
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Hiroshi Mizuguchi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0574311B2 publication Critical patent/JPH0574311B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/10Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は直流無整流子モータの駆動装置の関す
るものである。
従来の技術 最近の直流無整流子モータには回転子の回転位
置の検出素子として、その手軽さから磁電変換素
子、とりわけホール素子が多用されているが、良
く知られているようにホール素子は感度のばらつ
きが大きく、このため、従来からホール素子の感
度のばらつきを回路技術によつて吸収しようとす
る試みが盛んに行なわれてきた。
特開昭58−86892号公報(以後、文献1と略記
する)にはその代表的な技術が開示されており、
その駆動回路の具体的な構成の説明は省略する
が、その動作のポイントは3個のホール素子の出
力を線形増幅して得られた電機子コイルへの印加
電圧VU、VV、VWのなかで、第1の基準値VC
よりも高い電圧の和と、第2の基準値VDよりも
低い電圧の和をとつて、これらの電圧の和が、制
御信号VIに比例する値に常時一致するようにホ
ール素子のバイアス電圧を制御することにある
(前記文献1の第4頁の右上欄第18行目から左下
欄第2行目参照)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記文献1に示された駆動装置
の構成によれば、電機子コイルへの供給電圧ある
いは供給電流の和が常に制御入力電圧VIに比例
する値に一致するように制御されるので、3個の
ホール素子のそれぞれに感度ばらつきが生じてい
ても、それを吸収するように回路が動作するので
ホール素子の出力信号の基本波成分の周波数に対
してはトルクリツプルの抑制効果を有するが、よ
り高次のトルクリツプル成分についてはほとんど
抑制効果を有さない。
例えば、3相全波駆動の直流無整流子モータに
ついて論じると、各固定子巻線に誘起される発電
電圧波形が純粋な正弦波であつて、しかも各固定
子巻線に正弦波電流を流すならば、モータの出力
トルクTは次式で示されるように一定となる。
T=(sinθ)2+{sin(θ−2・π/3)}2 +{sin(θ−4・π/3)}2 =1.5 (1) なお、(1)式においてθは回転電気角である。
ところが、一般にはモータの効率を高めるため
に回転子の永久磁石にはより強い着磁が施されて
おり、その結果、ホール素子の出力信号波形なら
びに発電電圧波形のいずれにも3次成分をはじめ
とする奇数次の高調波成分が含まれる。
このため、前記文献1に示された装置において
ホール素子の感度ばらつきに起因するトルクリツ
プルを抑制できても、高次のトルクリツプルにつ
いては抑制しきれないという問題があつた。
問題点を解決するための手段 前記した問題点を解決するために本発明の直流
無整流子モータの駆動装置は、固定子上に配置さ
れて回転子磁石による磁界を検出する複数の磁電
変換素子と、前記各磁電変換素子の出力を増幅す
る複数の前置増幅器と、前記前置増幅器の出力を
増幅してそれぞれに対応した固定子巻線に電流を
供給する複数のパワー増幅器と、前記前置増幅器
から前記パワー増幅器への正方向の出力の和と負
方向の出力の和を検出してそれらが等しくなるよ
うに前記前置増幅器の入力オフセツト電圧を調節
する出力バランス調節手段と、前記パワー増幅器
の出力電流の和の直流分を抽出して、それが制御
入力電圧もしくは制御入力電流に比例するように
前記前置増幅器あるいは前記パワー増幅器の増幅
度を調節する出力電流調節手段を具備してなるも
のである。
作 用 本発明では前記した構成によつて、基本波成分
だけでなく、より高次のトリクリツプルをも抑制
することが可能となる。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図は本発明の一実施例における直流無整流
子モータの駆動装置の回路構成図を示したもので
ある。
第1図においてホール素子1,2,3は固定子
(図示せず)上に互いに120°の間隔を保つて配置
されており、前記ホール素子1,2,3の出力は
それぞれ電流出力型の前置増幅器100,20
0,300の入力端子に供給され、前記前置増幅
器100,200,300の出力はそれぞれ抵抗
4,5,6の一端に供給されるとともに電流出力
型のパワー増幅器400,500,600の非反
転入力端子に供給されている。前記パワー増幅器
400,500,600の両方向出力端子400
a,500a,600aはそれぞれ星形結線され
た固定子巻線7,8,9の一端に接続され、前記
前置増幅器100,200,300の両方向出力
端子100a,200a,300aを介して前記
パワー増幅器400,500,600に供給され
る出力のうち負方向(前記両方向出力端子100
a,200a,300aに電流が流し込まれる方
向)の出力に比例した電流を吸い込む流入端子1
00b,200b,300bは互いに共通接続さ
れて一端がプラス側給電端子10に接続された抵
抗11の他端に接続されるとともに比較器700
の非反転入力端子にも接続され、前記両方向出力
端子100a,200a,300aからの正方向
の出力に比例した電流を流し出す流出端子100
c,200c,300cは互いに共通接続されて
カレントミラー回路800の入力端子に接続さ
れ、前記カレントミラー回路800の出力端子は
一端がプラス側給電端子10に接続された抵抗1
2の他端に接続されるとともに前記比較器700
の反転入力端子に接続されている。
一方、制御電圧入力端子20には電流出力型の
増幅器900の非反転入力端子が接続され、前記
増幅器900の流入端子は一端がプラズマ側給電
端子10に接続された抵抗13の他端に接続され
るとともに電流出力型の比較器1000の反転入
力端子に接続され、前記比較器1000の出力は
増幅度の制御信号として前記パワー増幅器40
0,500,600に供給されている。
また、抵抗14,15によつて給電電圧を分圧
して作られた一定の電圧がバツフア回路1100
を介して前記ホール素子1,2,3に供給され、
同じ抵抗値の抵抗16,17によつて給電電圧を
分圧して作られた給電電圧を半分の電圧がバツフ
ア回路1200を介して前記抵抗4,5,6のそ
れぞれの他端と、前記比較器1000の反転入力
端子と絶対値増幅器1300の一方の入力端子な
らびに前記パワー増幅器400,500,600
の反転入力端子に供給され、前記比較器700の
出力は前記前置増幅器100,200,300の
オフセツト調節端子100d,200d,300
dと前記絶対値増幅器1300の他方の入力端子
に供給されている。
さらに、パワー増幅器400,500,600
から固定子巻線7,8,9に供給される電流のう
ち、両方向出力端子400a,400b,400
cに流入する電流に比例した電流を吸い込む流入
端子400b,500b,600bは互いに共通
接続されて一端がプラス側給電端子10に接続さ
れた抵抗18の他端に接続されるとともに比較器
1000の非反転入力端子にも接続されている。
以上のように構成された直流無整流子モータの
駆動装置について、第1図および第2図、第3図
ならびに第4図を用いてその動作を説明する。
なお、説明に先だつてモータの回転子を構成す
る永久磁石の磁束をホール素子で検出したときに
は基本波に対して3次高調波、5次高調波、7次
高調波、9次高調波がそれぞれ、17.77%、5.68
%、21.16%、0.79%の割合で含まれているもの
とする。また、発電電圧波形には3次高調波、5
次高調波がそれぞれ、8.30%、0.75%の割合で含
まれているがそれ以上の高次の高調波は含まれて
いないものとする。これらの数値は永久磁石とし
てフエライト系の素材を用いた場合の実測値に基
いており、発電電圧波形がホール素子の出力電圧
波形に比べて高次の高調波の含有率が低くなつて
いるのは実際の固定子巻線の形状が扇形のワンタ
ーンコイル状ではなくて、ある程度の巻幅を有す
る円形に近くなつていることに起因する。
まず、第2図は比較器700と比較器1000
による制御ループをいずれも開放状態にしたとき
の信号波形を示したもので、第2図Aがホール素
子1,2,3の差動出力電圧波形であり、第2図
Bが抵抗12の両端に現われる信号波形であり、
第2図Cが抵抗11の両端に現われる信号波形で
あり、第2図Dは給電電圧の2分の1の電位を基
準にしたときの比較器700の出力電圧波形であ
る。
すなわち、前置増幅器100,200,300
は、後に説明するように抵抗4,5,6およびパ
ワー増幅器400,500,600に供給する出
力のうち、正方向成分に比例した電流を流出端子
100c,200c,300cから流し出し、負
方向成分に比例した電流を流入端子100b,2
00b,300bから吸収する構成になつている
ので、抵抗12の両端には第2図Aの電圧波形の
中間電位よりも上側の電圧を中間電位との差分だ
け加え合わせた値に比例した電圧が現われ、抵抗
11の両端には第2図Aの電圧波形の中間電位よ
りも下側の電圧を中間電位との差分だけ符号を反
転して加え合わせた値に比例した電圧が現われ、
比較器700の出力端子には両者の差に比例した
電圧波形が現われる。
比較器1000による制御ループが開放状態の
ときにはパワー増幅器400,500,600は
線形増幅器として働くから第2図B,Cの信号波
形を比較すればわかるように、パワー増幅器40
0,500,600から固定子巻線7,8,9に
供給される電流のうち、流出電流の総和と流入電
流の総和が一致せず、このままではパワー増幅器
400,500,600の出力電流のバランスが
とれなくなる。
つぎに、第3図は比較器700による制御ルー
プを動作させたときの信号波形を示したもので、
第3図Aが前置増幅器100,200,300の
出力電流波形であり、第3図Bが抵抗12の両端
に現われる信号波形であり、第3図Cが抵抗11
の両端に現われる信号波形であり、第3図Dはモ
ータを回転させたときに固定子巻線7,8,9に
誘起される発電電圧波形である。
すなわち、第2図Dに示した比較器700の出
力によつて前置増幅器100,200,300の
オフセツト調節端子100d,200d,300
dの電位が変調を受け、その結果、前置増幅器1
00,200,300の出力電流波形は第3図A
に示すように、第2図Aの信号波形から3次高調
波成分を取り除いた波形となり、抵抗12の両端
に現われる電圧波形と抵抗11の両端に現われる
電圧波形が同じ形になる。
なお、ここでは比較器700の比較ゲインは十
分に大きいものとしており、その出力信号波形は
依然として第2図Dのままである。
一方、固定子巻線7,8,9には第3図Dに示
したよう発電波形が現われるから、パワー増幅器
400,500,600を単なる線形増幅器とし
て動作させたときにはモータが発生するトルクは
第3図Aに示されるa1,a2,a3の電流値と
第3図Dに示されるd1,d2,d3の電圧値の
積に比例する。
ちなみに、それぞれの積を求めて(a1×a1+
a2×d2+a3×d3)を計算すると、トルクリツプ
ルはほぼ85%p-pとなり、その最大値は第3図の
回転電気角が30°、90°、150°、210°、…の点に現
われ、最小値は0°、60°、120°、180°、……の点に
現われる。
このトルクリツプルを抑制するには第3図Bあ
るいは第3図Cの信号波形の交流分だけ取り出し
て逆相にした上で前置増幅器100,200,3
00あるいはパワー増幅器400,500,60
0のバイアス電流に変調をかければ良い。
また、第3図Bあるいは第3図Cの電圧波形の
平均値はモータの出力トルクに比例した値となる
ので、ホール素子1,2,3がそれぞれ感度のば
らつきを有している場合、それに起因するトルク
リツプルを抑制するには第1図の制御電圧入力端
子20に印加される電圧に比例した電圧と第3図
Bあるいは第3図Cの電圧波形の平均値とを比較
して両者が常に等しくなるように、前置増幅器1
00,200,300あるいはパワー増幅器40
0,500,600の増幅度を調節すれば良い。
第1図に示した直流無整流モータの駆動装置に
おいて、この両方の調節を行なつているのが比較
器1000と絶対値増幅器1300と、前記絶対
値増幅器1300の出力電流と増幅器900の出
力電流が合成される抵抗13によつて構成された
出力電流調節ループである。
増幅器900は、その反転入力端子にバツフア
回路1200から出力される給電電圧の2分の1
の電圧が供給されて、この電圧を基準として、制
御電圧入力端子20に供給される制御電圧の大小
に応じて比較器1000を介してパワー増幅器4
00〜600の増幅度を調節する。
また、絶対値増幅器1300は、基準側の入力
端子aに供給される給電電圧の2分の1の電圧を
折り返し点として、入力端子bに供給される第2
図Dの信号波形の全波整流波形の信号を出力す
る。これは、第3図Bの信号波形から直流分だけ
を差し引いた波形となる。
絶対値増幅器1300の出力信号は、前記増幅
器900の出力信号と加え合わせて比較器100
0に供給しているが、これは比較出力信号から抵
抗18の両端に現われる電圧のリツプル成分を相
殺することを目的としたものである。これによ
り、比較器1000は、パワー増幅器400〜6
00の流入電流の和の直流分だけを抽出して、前
記増幅器900の出力電流と比較することがで
き、流入電流の和の直流分が制御入力電圧の大き
さに対応するように、パワー増幅器400〜60
0の増幅度を調節する。
なお、その一端にバツフア回路1200から出
力される給電電圧の2分の1の電圧が供給され、
他端は前置増幅器100〜300の出力端子に接
続される抵抗4〜6は前記前置増幅器の出力電圧
の中心点を給電電圧の2分の1に固定するために
用いられている。第4図は、第1図の装置におい
て抵抗18の両端の電圧波形のリツプル含有率が
13.3%になるように、抵抗13を流れる電流の合
成比率を設定したときの信号波形を示したもので
あり、第4図Aがパワー増幅器400,500,
600の出力電流波形であり、第4図Bが抵抗1
2の両端に現われる信号波形であり、第4図Cが
抵抗11の両端に現われる信号波形であり、第4
図Dは第3図Dに示した発電電圧波形と第4図A
の出力電流波形の積から得られるトルクリツプル
の波形を示したものである。なお、このときのト
ルクリツプルの大きさは約2.6%p-pである。
ところで、永久磁石の着磁波形の高調波の含有
率が先に述べた値と異なる場合には、それに適し
た合成比率を設定することによつてトルクリツプ
ルの大きさを最小にすることができる、着磁波形
が正弦波に近づく程トルクリツプルは小さくな
る。
また、ホール素子1,2,3がそれぞれ感度ば
らつきを有していてもそれらに起因するトルクリ
ツプルは実用上支障ない程度にまで抑制されるの
はいうまでもない。
このように、第1図に示した直流無整流子モー
タの駆動装置は回路に特別な演算を行なわせるこ
となく容易にトルクリツプルを低減させることが
できる。
なお、第1図に示した実施例においては比較器
1000の出力によつてパワー増幅器400,5
00,600の増幅度を調節するように構成して
いるが、前記比較器1000の出力によつて前置
増幅器100,200,300の増幅度を調節す
るように構成しても同様の効果を得ることができ
るし、第5図に示すように電圧出力側の比較器1
400を用いて、前記比較器1400からホール
素子1,2,3に直接に給電するように構成する
こともでき、第5図の装置ではバツフア回路11
00と分圧抵抗が不要となる。
さて、第6図はパワー増幅器400の具体的な
回路構成例を示す回路結線図であり、パワー増幅
器500,600も同一の構成となる。
第6図においてトランジスタ401,402,
403,404,405によつて構成された差動
段の伝達コンダクタンスgmは、定電流源410
の出力電流をIsとし、ボルツマン定数をkとし、
電子の電荷をq、接合温度をTとしたとき次式に
よつて与えられる。
gm=Is・q/2・k・T (2) また、トランジスタ401のコレクタから流入
端子NOまではカレントミラー回路で連結され、
電流増幅率は50に設定されているので、入力端子
IN+−IN-間から流入端子NOまでの伝達コンダ
クタンスGMsは次式によつて与えられる。
GMs=25・Is・q/k・T (3) 一方、トランジスタ406に対する出力トラン
ジスタ407のエミツタ面積の倍率と、トランジ
スタ408に対する出力トランジスタ407のエ
ミツタ面積の倍率はいずれも200に設定されて
いるので、入力端子IN+−IN-間から出力端子
BOまでの伝達コンダクタンスGMBは次式によつ
て与えられる。
GMB=500・Is・q/k・T (4) なお、定電流源410は、実際には第1図の電
流出力型の比較器1000に依存した電流を供給
する。
つぎに、第7図は第1図の前置増幅器100,
200,300の具体的な構成例を示す回路結線
図であり、第6図とほぼ同様の増幅回路の前段に
差動段を追加した構成となつている。
なお、VREF端子は第1図のバツフア回路120
0の出力電圧が供給される端子であり、VOF端子
がオフセツト調節端子である。
また、第1図の絶対値増幅器1300について
も第7図の回路構成がそのまま利用できる。すな
わち、第7図のトランジスタ101のコレクタを
流出端子POから切り離してトランジスタ102
のコレクタに接続し、さらにトランジスタ103
とトランジスタ104を取り除けば良い。
さて、第8図は本発明の第2の実施例における
直流無整流子モータの駆動装置の回路構成図を示
したものであり、第1図と同一の箇所については
同一図番にて示している。
第8図の装置の基本的な動作は第1図の装置と
同じであるが、第1図の装置では出力電流調節ル
ープを構成する比較器1000の非反転入力端子
にはパワー増幅器400,500,600の出力
電流の和に比例した電圧が供給され、比較器10
00の出力でパワー増幅器400,500,60
0の増幅度を調節していたのに対して、第8図の
装置では比較器1000の非反転入力端子には抵
抗12の両端の電圧、すなわち、前置増幅器10
0,200,300からパワー増幅器400,5
00,600への正方向の出力の和に比例した電
圧が供給され、比較器1000の出力によつて前
置増幅器100,200,300の増幅度を調節
するように構成されている。また、パワー増幅器
400,500,600は単なる線形増幅器とし
て構成され、流入端子400b,500b,60
0bと抵抗18も削除されている。
このように第8図の装置では第1図の装置に比
べてブロツク構成が簡略化された形になつている
が、その反面、パワー増幅器400,500,6
00の増幅度のバランスがとれていないとトルク
リツプルが増大するおそれがある。
第8図の装置においても比較器1000の出力
を直後にホール素子1,2,3に供給するように
構成することによつて、第9図に示すようにさら
に簡略化される。
第9図に示した本発明の第4図の実施例は第5
図に示した第2の実施例と同様に、回路部分をワ
ンチツプ集積回路(IC)化して同一のICで異な
る種類のホール素子を使いわける場合には都合が
良い。なぜならば、第1図あるいは第8図の構成
ではホール素子1,2,3へのバイアス電圧が、
抵抗14,15による分圧比で一義的に定まつて
しまうのに対して、第9図の構成によれば、使用
するホール素子の種類が変更さたとしても、比較
器1400と絶対値増幅器1300、抵抗13に
よつて構成された出力電流調節ループがホール素
子に対して必要な電圧あるいは電流を供給するよ
うに動作するからである。
発明の効果 以上に示したように本発明の直流無整流子モー
タの駆動装置は、固定子上に配置されて回転子磁
石による磁界を検出する複数の磁電変換素子(実
施例においてはホール素子1〜3)と、前記各磁
電変換素子の出力を増幅する複数の前置増幅器1
00〜300と、前記前置増幅器の主力を増幅し
てそれぞれに対応した固定子巻線に電流を供給す
る複数のパワー増幅器400〜600と、前記前
置増幅器から前記パワー増幅器への正方向の出力
の和と負方向の出力の和を検出してそれらが等し
くなるように前記前置増幅器の入力オフセツト電
圧を調節する出力バランス調節手段(実施例にお
いては、抵抗11、抵抗12、比較器700によ
つて構成されている)と、前記パワー増幅器の出
力電流の和または前記前置増幅器の正方向の出力
の和あるいは負方向の出力の和の直流分を抽出し
て、それが制御入力電圧もしくは制御入力電流に
比例するように前記前置増幅器あるいは前記パワ
ー増幅器の増幅度または前記磁電変換素子への給
電電圧を調節する出力電流調節手段(第1図およ
び第8図の実施例においては、絶対値増幅器13
00と比較器1000によつて構成され、第5図
および第9図の実施例においては、絶対値増幅器
1300と比較器1400によつて構成され、第
1図の実施例においては、絶対値増幅器1300
と比較器1000によつて構成されている)を具
備したことを特徴とするものであり、2通りの調
節ループを介在させることによつて、磁電変換素
子の感度ばらつきと永久磁石の着磁波形の両方に
起因するモータのトルクリツプルを実用上支障な
いレベルにまで抑制することができ、極めて大な
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における直流無
整流子モータの駆動装置の回路構成図、第2図、
第3図、第4図は第1図の装置の動作を説明する
ための信号波形図、第5図は本発明の第2の実施
例における直流無整流子モータの駆動装置の回路
構成図、第6図はパワー増幅器の具体例を示す回
路結線図、第7図は前置増幅器の具体例を示す回
路結線図、第8図は本発明の第3の実施例におけ
る直流無整流子モータの駆動装置の回路構成図、
第9図は本発明の第4の実施例における直流無整
流子モータの駆動装置の回路構成図である。 1,2,3……ホール素子、7,8,9……固
定子巻線、13……抵抗、100,200,30
0……前置増幅器、400,500,600……
パワー増幅器、700,1000……比較器、1
300……絶対値増幅器、20……制御電圧入力
端子20。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定子上に配置されて回転子磁石による磁界
    を検出する複数の磁電変換素子と、前記各磁電変
    換素子の出力を増幅する複数の前置増幅器と、前
    記前置増幅器の出力を増幅してそれぞれに対応し
    た固定子巻線に電流を供給する複数のパワー増幅
    器と、前記前置増幅器から前記パワー増幅器への
    正方向の出力の和と負方向の出力の和を検出して
    それらが等しくなるように前記前置増幅器の入力
    オフセツト電圧を調節する出力バランス調節手段
    と、前記パワー増幅器の出力電流の和の直流分を
    抽出して、それが制御入力電圧もしくは制御入力
    電流に比例するように前記前置増幅器あるいは前
    記パワー増幅器の増幅度を調節する出力電流調節
    手段を具備してなる直流無整流子モータの駆動装
    置。 2 一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方
    の入力端子に出力バランス調節手段を構成する第
    1の比較器の出力が供給される絶対値増幅器と、
    前記絶対値増幅器の出力と、制御入力に依存した
    電圧もしくは電流を合成する合成回路と、前記合
    成回路によつて合成された電圧もしくは電流と、
    パワー増幅器の出力に依存した電圧もしくは電流
    を比較する第2の比較器によつて出力電流調節手
    段を構成し、前記第1の比較器の出力を前置増幅
    器のオフセツト調節端子に供給し、前記第2の比
    較器の出力によつて前記前置増幅器の増幅度を調
    節するように構成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の直流無整流子モータの駆動装
    置。 3 一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方
    の入力端子に出力バランス調節手段を構成する第
    1の比較器の出力が供給される絶対値増幅器と、
    前記絶対値増幅器の出力と、制御入力に依存した
    電圧もしくは電流を合成する合成回路と、前記合
    成回路によつて合成された電圧もしくは電流と、
    パワー増幅器の出力に依存した電圧もしくは電流
    を比較する第2の比較器によつて出力電流調節手
    段を構成し、前記第1の比較器の出力を前置増幅
    器のオフセツト調節端子に供給し、前記第2の比
    較器の出力によつて前記パワー増幅器の増幅度を
    調節するように構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の直流無整流子モータの駆動
    装置。 4 固定子上に配置されて回転子磁石による磁界
    を検出する複数の磁電変換素子と、前記各磁電変
    換素子の出力を増幅する複数の前置増幅器と、前
    記前置増幅器の出力を増幅してそれぞれに対応し
    た固定子巻線に電流を供給する複数のパワー増幅
    器と、前記前置増幅器から前記パワー増幅器への
    正方向の出力の和と負方向の出力の和を検出して
    それらが等しくなるように前記前置増幅器の入力
    オフセツト電圧を調節する出力バランス調節手段
    と、前記パワー増幅器の出力電流の和の直流分を
    抽出して、それが制御入力電圧もしくは制御入力
    電流に比例するように前記磁電変換素子への給電
    電圧を調節する出力電流調節手段を具備してなる
    直流無整流子モータの駆動装置。 5 一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方
    の入力端子に出力バランス調節手段を構成する第
    1の比較器の出力が供給される絶対値増幅器と、
    前記絶対値増幅器の出力と、制御入力に依存した
    電圧もしくは電流を合成する合成回路と、前記合
    成回路によつて合成された電圧もしくは電流と、
    パワー増幅器の出力に依存した電圧もしくは電流
    を比較する第2の比較器によつて出力電流調節手
    段を構成し、前記第1の比較器の出力を前置増幅
    器のオフセツト調節端子に供給し、前記第2の比
    較器の出力を給電電圧として磁電変換素子に供給
    したことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の直流無整流子モータの駆動装置。 6 固定子上に配置されて回転子磁石による磁界
    を検出する複数の磁電変換素子と、前記各磁電変
    換素子の出力を増幅する複数の前置増幅器と、前
    記前置増幅器の出力を増幅してそれぞれに対応し
    た固定子巻線に電流を供給する複数のパワー増幅
    器と、前記前置増幅器から前記パワー増幅器への
    正方向の出力の和と負方向の出力の和を検出して
    それらが等しくなるように前記前置増幅器の入力
    オフセツト電圧を調節する出力バランス調節手段
    と、前記前置増幅器の正方向の出力の和あるいは
    負方向の出力の和の直流分を抽出して、それが制
    御入力電圧もしくは制御入力電流に比例するよう
    に前記前置増幅器あるいは前記パワー増幅器の増
    幅度を調節する出力電流調節手段を具備してなる
    直流無整流子モータの駆動装置。 7 一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方
    の入力端子に出力バランス調節手段を構成する第
    1の比較器の出力が供給される絶対値増幅器と、
    前記絶対値増幅器の出力と、制御入力に依存した
    電圧もしくは電流を合成する合成回路と、前記合
    成回路によつて合成された電圧もしくは電流と、
    前置増幅器の出力に依存した電圧もしくは電流を
    比較する第2の比較器によつて出力電流調節手段
    を構成し、前記第1の比較器の出力を前記前置増
    幅器のオフセツト調節端子に供給し、前記第2の
    比較器の出力によつて前記前置増幅器の増幅度を
    調節するように構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第6項記載の直流無整流子モータの駆動
    装置。 8 固定子上に配置されて回転子磁石による磁界
    を検出する複数の磁電変換素子と、前記各磁電変
    換素子の出力を増幅する複数の前置増幅器と、前
    記前置増幅器の出力を増幅してそれぞれに対応し
    た固定子巻線に電流を供給する複数のパワー増幅
    器と、前記前置増幅器から前記パワー増幅器への
    正方向の出力の和と負方向の出力の和を検出して
    それらが等しくなるように前記前置増幅器の入力
    オフセツト電圧を調節する出力バランス調節手段
    と、前記前置増幅器の正方向の出力の和あるいは
    負方向の出力の和の直流分を抽出して、それが制
    御入力電圧もしくは制御入力電流に比例するよう
    に前記磁電変換素子への給電電圧を調節する出力
    電流調節手段を具備してなる直流無整流子モータ
    の駆動装置。 9 一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方
    の入力端子に出力バランス調節手段を構成する第
    1の比較器の出力が供給される絶対値増幅器と、
    前記絶対値増幅器の出力と、制御入力に依存した
    電圧もしくは電流を合成する合成回路と、前記合
    成回路によつて合成された電圧もしくは電流と、
    パワー増幅器の出力に依存した電圧もしくは電流
    を比較する第2の比較器によつて出力電流調節手
    段を構成し、前記第1の比較器の出力を前置増幅
    器のオフセツト調節端子に供給し、前記第2の比
    較器の出力を給電電圧として磁電変換素子に供給
    したことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載
    の直流無整流子モータの駆動装置。
JP59263853A 1984-12-14 1984-12-14 直流無整流子モ−タの駆動装置 Granted JPS61142986A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886892A (ja) * 1981-11-16 1983-05-24 Mitsubishi Electric Corp トランジスタモ−タの制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5886892A (ja) * 1981-11-16 1983-05-24 Mitsubishi Electric Corp トランジスタモ−タの制御装置

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