JPS61199453A - 直流ブラシレスモ−タ - Google Patents

直流ブラシレスモ−タ

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JPS61199453A
JPS61199453A JP60037910A JP3791085A JPS61199453A JP S61199453 A JPS61199453 A JP S61199453A JP 60037910 A JP60037910 A JP 60037910A JP 3791085 A JP3791085 A JP 3791085A JP S61199453 A JPS61199453 A JP S61199453A
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JP
Japan
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torque
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field generating
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Application number
JP60037910A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Ono
浩利 大野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61199453A publication Critical patent/JPS61199453A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/14Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with speed sensing devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/10Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は直流ブラシレスモータに関する。
(従来の技術) 直流モータは制御性が良好なために、サーボモータとし
て各種の利用分野における多くの機器において広く使用
されているが、前記の点はステー−3= タコイルと、マグネットロータと、ステータコイル電流
の切換えを制御する電子回路を有するステータコイル電
流供給回路などを備えている直流ブラシレスモータにつ
いても同様である。
ところで、直流ブラシレスモータで発生するトルクは、
ステータコイルに流れる電流とステータコイルに鎖交す
るマグネットロータにおける界磁マグネットの磁束との
積に比例するから、マグネットロータにおける界磁マグ
ネットで発生する磁束分布の態様とステータコイル電流
の波形とが適当でない場合には、モータで発生するトル
クに変動(脈動)が生じている状態、すなわち、トルク
リップルを含んでいる状態のトルクが発生し、それによ
りモータの回転状態が一定にならず、ワウ、フラッタ、
ジッタ、振動の原因になる。
第11図は、従来の一般的な電流帰還型4差動2相直流
ブラシレスモータのトルク発生ブロック図であり、この
第11図においてvLは1〜ルク指令電圧、■はモータ
駆動電流、Tは発生トルク、■1は電流検出電圧5Aは
加減算器であって、この加減算器Aからは誤差電圧(V
t−Vi)を出力する。
また、ブロックGは前記の加減算器Aから出力された誤
差電圧(Vt −Vi)を増幅してモータ駆動電流■に
変換して出力する増幅器である。ブロックφではモータ
の界磁の磁束φとモータ駆動電流■とをトルクTに変換
するブロック(モータ)、ブロックRはモータ駆動電流
■を電流検出電圧Vjに変換する電圧検出器である。ブ
ロックA′は加減算器、ブロックT′はモータで発生す
るトルクリップルであり、このブロックT′のi〜シル
クップルは加減算器A′においてモータφのトルクに加
算され、トルクTとして出力される。
第12図は、前記した第11図示のトルク発生ブロック
図に示されるようなトルク発生機構を有する従来の一般
的な電流帰還型4差動2相直流ブラシレスモータの一例
のものの回路図であり、また第13図はマグネットロー
タにおける界磁マグネットとして環状マグネット1を使
用した平面対向型の直流ブラシレスモータの縦断側面図
5第14図は第13図示の直流ブラシレスモータのマグ
ネットロー夕における界磁マグネット】(環状マグネッ
ト1)と、ステータコイルl、1〜1,4と、位置検出
用のホール素子間、1]2との関連配置を示す平断面図
である。
第13図及び第14図中に示されている界磁マグネット
1は、マグネットロータの回転軸3の延長方向に着磁さ
れている(図示の例においては、極数が6となるように
着磁されているものとされている)。前記の界磁マグネ
ット1は、強磁性体材料製のヨーク4に固着されており
、前記のヨーク4は回転軸3に固着されている。また、
前記のヨーク4には速度検出信号発生器(フリケンシー
・ゼネレータ)の磁界発生用のマグネット5も固着され
ている。速度検出信号発生器(フリケンシー・ゼネレー
タ)の磁界発生用のマグネット5には所定のパターンで
着磁が施こされており、マグネットロータが回転した際
に、ステータのベース6に取付けられている基板7に設
けられている磁気センサからは、マグネジ1〜ロータの
回転数に応じた周波数を有する交流信号形態の速度検出
信号が発生される。1 ステータのベース6にはステータコイル1,1〜1.4
と、位1iffl検出用のホール素子l11−、 +1
2が固着されているとともに、マグネットロータの回転
軸3の軸受8が固着されている。図示の椿成例において
前記の軸受8ば、軸受ホルダ8aと、ラジアル軸受8b
と、スラスト0受8cとによって構成されている。
第12図において1ヘランジスタx1の部分は、第1]
図示のトルク発生ブロック図中においてブロックAで示
している加減算器Aの部分に対応し、また、抵抗器の部
分は第11図示のトルク発生ブロック図中においてブロ
ックRで示しているモータ駆動電流■を電流検出電圧V
j−に変換する電圧検出器の部分に対応しており、さら
に、第12図において前記したブロックAとブロックR
と、ステータコイルLl〜1,4の部分を除く他の構成
部分は、第11図示の1〜シルク生ブロック図中のブロ
ックG(及びφ汀′、A′)に対応している。
ホール素子II+、+12は電気角で互に90度だけ離
れた位置に設置されていて、マグネットロータにおける
界磁マグネ函ツ1−1の磁束に応じた出方信号によって
マグネットロータの回転位置を検出する。
前記のホール素子I11.+12の電流端子に接続され
ている抵抗R4,R5、抵抗R6,R7は、それぞれの
ホール素子間、112に対して適当な電流と直流バイア
スを俟えるためのものである。前記したホール素子11
1゜112からの出力信号は、マグネットロータの回転
につれてマグネジ1〜ロータにおける界磁マグネット1
の磁束分布に比例した略々台形波状の波形のものとなっ
ており、かつ、ホール素子間の出力電圧とホール素子+
12の出力電圧とは、電気角で互に90度の位相差を示
すものになっている。
ホール素子I11.+12の電気端子にベースが接続さ
れている1−ランジスタX3.X4、X5.X6は4差
動スイッチ増幅器を構成しており、前記のトランジスタ
X3.X4、X5.X6は、それにベースが接続されて
いるホール素子間、H2からの出力電圧に従ってコレク
タ電流が順次に切換えられる。
それにより、前記した4差動スイッチ増幅器を構成して
いる1〜ランジスタX3〜X6のコレクタに接続されて
いるトランジスタX7.X8.X9.XIOが順次にオ
ン、オフして、前記の1ヘランジスタX7.X8.X9
.X10のコレクタに接続されているステータコイル1
.1゜L2,1.3.L/Iにモータ駆動電流(ステー
タ電流)I]〜14を流し、モータに回転I−ルクを発
生させる。
1〜ランジスタx2は前記した4差動スイッチ増幅器に
電流を供給するが、その電流値は抵抗R2によって決定
される。また、トランジスタX1は入力端子2に与えら
れた1ヘルク指令電圧vしと、電圧検出器Rにおける電
流検出電圧旧で検出された電流検出電圧Vjとの差の電
圧を検出する。
電圧検出器Rにおける電流検出抵抗R1で検出された電
流検出電圧Viは、各ステータコイルLl〜I、4に流
れる電流II 、I2.I3.I4の総和の電流■、す
なわち、I =I]、+I2−1−I3+I4に比例す
る。
また、前記の加減算器Aから出力された誤差電圧(vI
ニーVi)は、1−ランジスタx2のコレクタ電流に比
例しており、それによって4差動増幅器の電流値が決定
される。
そして、第11図中のブロックA→ブロックG→ブロッ
クR→ブロックへの部分によって構成されている閉ルー
プの帰還回路に対応している第12図示の回路中におけ
るブロックGに対応する構成部分の利得を充分に大きく
すれば、帰還回路のループケインはI =Vt/R1と
なり、モータにはトルク指令電圧vしに比例したモータ
駆動電流工が流れることになる。
第11図及び第12図を参照して説明した電流帰還型直
流ブラシレスモータは、ホール素子や駆動トランジスタ
などの時間ドリフト、温度特性による特性変化の影響を
受は難いという長所を有している点で、ホール素子から
の出力電圧をそのまま増幅してステータコイル電流に変
換するように構成された直流ブラシレスモータに比べて
格段に優れているものといえる。
なお、第13図示の平面対向型の直流ブラシレスモータ
において、軸受8に回転自在に支持されている回転軸3
と、前記の回転軸3に固着されているヨーク4と、ヨー
ク4に固着されている界磁マグネッ1へ1(環状マグ弊
ット1)と、ヨーク4に固着されている速度検出信号発
生器の磁界発生用のマグネッ1へ5などによって構成さ
れている部分がマグネットロータであり、また、ステー
タのベース6と、前記のベース6に固着されているステ
ータコイルI、1〜1.4と、基板7と、位hq検出用
のホール素子I11,112などによって構成されてい
る部分がステータである。
(発明が解決しようとしている問題点)ところが、前記
した従来構成の電流帰還型直流ブラシレスモータにおい
ては、ステータコイルLl〜L4に鎖交するマグネット
ロータにおけるW磁マクネッ1−1の有効磁束と、ステ
ータコイル]、1〜]、4に流されるステータ電流との
積の値が時間軸−1−において一定にはならないから、
モータは回転に際してトルクリップルを発生する。
今、前記した従来構成の電流帰還型直流ブラシレスモー
タにおけるマグネットロータの界磁マグネット1が6極
に着磁されているものであった場合を例にして、耐記し
た従来構成の電流帰還型直流ブラシレスモータにおいて
トルクリップルが発生するメカニズムについて説明する
と次のとおりである。
第15図は、前記した従来構成の電流帰還型直流ブラシ
レスモータにおいて、トルク指令電圧Vt−が一定であ
るという条件の下にマグネットロータが回転している状
態で、ステータコイルLl〜L4の1〜ルク発生に寄与
している部分(第14図中でWで示す部分)に鎖交して
いるマグネットロータにおける界磁マグネット1の磁束
の平均鎖交磁束量の時間軸上での変化の状態を示してい
るものであり、この第15図において横軸はマグネッl
−ロータの回転角を電気角で表わしており、また、縦軸
は規格化している(横軸がマグネットロータの回転角を
電気角で表わしており、また、縦軸は規格化している点
に関しては後述されている第16図乃至第18図につい
ても同様である)。
ステータコイルLl〜1,4のトルク発生に寄与してい
る部分(第14図中でWで示す部分)に鎖交しているマ
グネットロータにおける界磁マグネット1の磁束の平均
鎖交磁束量の時間軸上での変化の態様は、ステータコイ
ルし1〜1,4のコイル形状及びコ“ −12− イル巾のために一般に正弦波状になる。
すなわち、一般に、マグネットロータにおける界磁マグ
ネット1の着磁パターンとしては、m極の境界の近傍を
除く部分が飽和着磁されている状態のものとなされてい
る。そして、マグネジ1−ロータの界磁マグネッl−1
の表面における磁束は、界磁マグネット1の表面に垂直
な方向に出ており、その部分における磁束分布のパター
ンは略々台形状になっているのであるが、界磁マグネッ
ト1の表面から離れた部分においては、界磁マグネッ1
へ1における磁極境界近傍からの磁束の方向が界磁マグ
ネット1の表面に対して垂直な方向からずれた状態にな
る。
ところで、第13図に示されているようにステータコイ
ルL1〜L4はマグネジ1−ロータにおける界磁マグネ
ット1の表面から一定の距離だけ離れている状態となる
ように設けられているから、マグネットロータにおける
界磁マグネット1の磁極境界近傍における磁束が、ステ
ータコイルL1〜1,4に対して垂直には鎖交しない状
態になるから、各ステ−タコイルI、1〜]74のトル
ク発生に寄与している部分に鎖交しているマグネットロ
ータにおける界磁マグネット1の磁束の平均鎖交磁束量
の時間軸−J二の変化の態様は正弦波状のものに近付く
のである。
また、ステータコイル1.1〜[4における1ヘルク発
生に寄与している部分の円周方向の巾■、は有限なため
に、各ステータコイルLl〜1,4の1ヘルク発生に寄
与している部分に鎖交しているマグネットロータにおけ
る界磁マグネット1の磁束は一層平均化されて、結局、
ステータコイルL1〜1.4におけるトルク発生に寄与
している部分に鎖交する磁束量の時間軸上の変化の態様
は、第15図示のように正弦波状のものになるのである
第15図中におけるφ1の曲線は、ステータコイル1、
]のトルク発生に寄与している部分に鎖交しているマグ
ネットロータにおける界磁マグネット1の磁束の平均鎖
交磁束量の時間軸」二での変化の態様を示しており、ま
た、第15図中におけるφ2の曲線は、ステータコイル
1,2のl−ルク発生に寄与している部分に鎖交してい
るマグネットロータにおける界磁マグネット1の磁束の
平均鎖交磁束量の時間軸上での変化の態様を示しており
、さらに、第15図中におけるφ3の曲線は、ステータ
コイル1.3のI〜ルク発生に寄り、している部分に鎖
交しているマクネットロータにおけるy1磁マグネット
1の磁束の平均鎖交磁束量の時間軸」−での変化の態様
を示して才9す、さらにまた第15図中におけるφ4の
曲線は、ステータコイル]74のトルク発生に寄与して
いる部分に鎖交しているマクネットロータにおける界磁
マグネッ)へ1の磁束の平均鎖交磁束量の時間4ii1
1−J−、での変化の態様を示]ッている( i〜ルク
の発生を判かり易くするために、磁束の極性は正とし、
トルクの発生に寄与しない負の部分の図示は省略してい
る)。
第16図は、ステータコイル1,1〜L4のトルク発生
に寄4している部分に鎖交しているマグネッl−ロータ
における界磁マグネット1の磁束の平均鎖交磁束量の時
間軸J二での変化の態様が、前記した第15図示のよう
なものであった場合に、各ステータコイル141〜1.
4に流れるステータ電流工1〜T4の時間軸上での変化
態様を示している図であって、電流の流通角と波形とは
位置検出用ホール素子I11. +12の出力電圧と4
差動スイッチ増幅器の動作態様によって定まる。
第17図は、ステータコイルI、1〜l、4に鎖交して
トルクの発生に有効に働く磁束が第15図示のφ1〜φ
4のようなものであり、またステータコイルし1〜12
4に流れるステータ電流が第16図に示されているよう
な■1〜■4である場合における各ステータコイルLl
〜L4に発生するトルク11〜T4の時間軸上の変化態
様(トルク波形)であって、トルクT1.=φ1×■1
、トルクT2=φ2×12、トルクT3=φ3XI3、
トルクT4=φ4XI4の関係にある。
第18図は、前記した第17図に示した各ステータコイ
ルし1〜1.4に発生したトルクT1〜T4の合成トル
クを示しているが、この第18図に示されているように
、第11図及び第12図について説明した従来の2相4
差動直流ブラシレスモータでは、トルクのピーク値に対
して約30%のトルクリップルを生じるのである。
前記した第18図から判かるように、1へルクリップル
の址はステータ電流■に比例するから、モータの負荷が
大きな場合に絶対値が大きくなり、モータの回転時にモ
ータ回転数に比例したジッタやワウ、フラッタが生じ、
機器の性能に重太な影響を与えることになる。
従来の一般的な構成の直流ブラシレスモータにおける−
に記のような欠点を解決するために、本出願人会社では
、先に、特開昭57−177293号公報に開示されて
いるように、位置検出用のホール素子の位置毎にl−ル
ク検出用のホール素子を設けて、そのトルク検出用のホ
ール素子に界磁マグネソ1〜の磁束を与えるとともに、
ステータコイル電流に比例する電流を供給することによ
りトルク検出信号を発生させ、それによりステータコイ
ル電流をフィードバック制御して、モータから常に一定
のi〜ルクが得られるような直流ブラシレスモータを提
案しており、それの実施によって所期の効果を挙げ得て
いるが、前記して既提案の直流ブラシレスモータでは、
トルク検出用ホール素子として位置検出用のホール素子
と同数のものが必要とされるために構成が複雑なものに
なりそれの解性が求められた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、マグネットロータと、ステータコイルと、ス
テータコイル電流の切換えを制御する電子回路を有する
ステータコイル電流供給回路などを備えている直流ブラ
シレスモータであって、マグネットロータにおける界磁
マグネットで発生される界磁4束の分布状態とステータ
コイルの形状及び配置態様などによって定まる発生トル
クの変動の態様に略々対応するような発生磁束の変動パ
ターンを有している如きトルクリップル補正用磁界の発
生部材とマグネットロータの速度検出信号発生器の磁界
発生部材とが兼用されるように構成された磁界発生部材
と、前記の磁界発生部材から発生されたマグネットロー
タの速度検出信号発生用磁束が鎖交する位置に設置され
た磁気検出器と、前記の磁界発生部材から発生されたト
ルクリップル補正用磁束が鎖交する位置に設けられた1
個の]・ルク検出用ホール素子と、前記したl・ルク検
出用ホール素子の電流端子間にステータコイル電流に比
例する電流を供給する手段と、前記したトルク検出用ホ
ール素子で発生された1ヘルク検出信号をステータコイ
ル電流の供給回路に帰還して発生トルク変動を軽減させ
る手段とを備えてなる直流ブラシレスモータを提供する
ものである。
(実施例) 以下、本発明の直流ブラシレスモータの具体的な内容に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明、する。
第1図は、本発明の直流ブラシレスモータを電流帰還型
4差動2相直流ブラシレスモータとして実施した場合の
回路図であり、この第1図において既述した第12図示
の直流ブラシレスモータにおける各構成部分と対応して
いる各構成部分には、第12図中で使用した図面符号と
同一の図面符号を使用している。
また、第2図は本発明の直流ブラシレスモータの1〜ル
ク発生ブロック図であり、この第2図においてVtは1
〜ルク指令電圧、■はモータ駆動電流(ステータコイル
電流)、Tは発生トルク、Aは加減算器、ブロックGは
前記した加減算器Aの出方信号を増幅してモータ駆動電
流■(ステータコイル電流■ )に変換して出力する増
幅器、ブロックにはステータコイル電流変換ブロック、
ブロックφ′はトルクリップル補正用の磁束係数ブロッ
クであり(トルクリップル補正用の磁束の発生手段は、
第3図、第4図、第10図などを参照して後述されてい
る)、増幅器Gがら出力されたモータ駆動電流I(ステ
ータコイル電流■)はモータφでトルクTに変換され、
また、増幅器Gがら出力されたステータコイル電流工は
ステータコイル電流変換ブロックKによりステータコイ
ル電流■′に比例している電流I’=IXKに変換され
る。
前記したステータコイル電流変換ブロックにで得られる
電流■′、すなわち、ステータコイル電流■に比例して
いる電流■′は、トルクリップル補正用の磁束係数ブロ
ックφ′において[・ルクリップル補正用の磁束φ′(
トルクリップル補正用の磁=20− 東係数φ′)と乗算されて、!−ルクリップル補正用の
磁束係数ブロックφ′からは Vt’=I’Xφ′ で示される電圧(トルク検出信号
)が出力される。
第2図において、加減算器A→増幅器G→ステータコイ
ル電流変換ブロックに→トルクリップル補正用の磁束係
数ブロックφ′→加減算器Aで示される一巡のフィード
バックループは、モータの1〜ルク検出フイードバツク
ループを構成している。
そして、前記′したモータの1〜ルク検出フイー1へパ
ックループにおける増幅器Gの利得が充分に大であれば
、モータのトルク検出フィードバックループのフィード
バックゲインはI=Vt/k・φ′になる。
したがって、マグネットロータの回転につれてステータ
コイルLl〜L4に鎖交するトルクリップル補正用の磁
束φ′の時間軸上の変化態様が、モータφで発生するト
ルクリップル波形に比例していれば、モータφで発生す
るトルクTは端子2に供給されているトルク指令電圧v
しに比例するものになる。
第1図に示されている本発明の直流ブラシレスモータに
おいて、ブロックTlECば前記した第2図示の直流ブ
ラシレスモータのトルク発生ブロック図中のブロックK
(ステータコイル電流変換ブロックK)とブロックφ′
(トルクリップル補正用の磁束係数ブロックφ′)とに
対応しており、第1図におけるブロックTP、C中に示
されている演算増幅器OP2と1〜ランジスタXbと抵
抗R1’とによって構成されている部分が、第2図中の
ステータコイル電流変換ブロックKに対応し、また、第
1図中におけるブロックTEC中に示されている演算増
幅器OPIどトランジスタXaとトルク検出用ホール素
子1−f 3とによって構成されている部分が、第2図
中のトルクリップル補正用の磁束係数ブロックφ′に対
応している。
第1図示の直流ブラシレスモータにおいて、各ステータ
コイルl、1〜L4に流れる各ステータコイル電流II
〜■4の総和の電流工は抵抗R1に流れるから、抵抗R
1によって前記の電流Iが■j=R1×■の電圧として
検出される。
第1図に示されている直流ブラシレスモータにおいて、
第2図示の直流ブラシレスモータの1〜ルク発生ブロッ
ク図中のブロックK(ステータコイル電流変換ブロック
K)と対応している構成部分、すなわち、第1図中にお
けるブロックTEC中に示されている演算増幅器OP2
とトランジスタxbと抵抗R1′とによって構成されて
いる部分では、 Ih=V4/R,1″によって示され
るような電流Ihをトルク検出用ホール素子’H3の電
流端子間に流すように動作する。
前記した電流Ihの値は、使用されているトルク検出用
ホール素子H3の電気的規格によって定められるのであ
る。
第2図中におけるトルクリップル補正用の磁束係数ブロ
ックφ′ に対応するものとして、第1図中のブロック
TEC中に示されている演算増幅器OP1と1〜ランジ
スタXaとトルク検出用ホール素子H3とによって描成
さ」している部分において、演算増幅器0門と1−ラン
ジスタX、 aと抵抗Ra、Rbとか=23− らなる回路は、トルク指令電圧Vtのレベルを決定する
基準電圧Vrefと、トルク検出用ホール素子H3の中
点電位とを一致させるための回路である。
前記のトルク検出用ホール素子I−13には、第3図及
び第4図ならびに第10図中に図面符号Mvtで示され
ているような磁界発生部材Mvtで発生される磁束の内
で、マグネジ1−ロータにおける界磁マグネットで発生
される界磁4束の分布状態とステータコイルの形状及び
配置態様などによって定まる発生トルクの変動の態様に
略々対応するような変動パターンを有している如き磁束
が与えられる。
また、前記した磁界発生部材Mvtは、ステータのベー
ス6に取付けられている基板7に設けられている磁気セ
ンサに、マグネットロータの回転数に応じた周波数を有
する交流信号形態の速度検IJ′!信号を発生させうる
ようなパターンを有する磁束も発生しつるように構成さ
れている。
第10図の(a)と第10図の(e)は、前記した磁界
発生部材Mvtの一部の平面図であり、また、第10図
の(b)はマグネジ1−ロータのヨーク4に取付けられ
ている状態における磁界発生部材Mvt、について第1
0図の(a)におけるイーイ線位置での縦断側面図を示
しており、さらに第10図の(d)はマグネットロータ
のヨーク4に取付けられている状態における磁界発生部
材Mvtについて第10図の(C)におけるイーイ線位
置での縦断側面図を示している。
第3図中では第10図の(、)に示されている形態に属
している如き磁界発生部材Mvtが使用されているもの
とされており、そ、ILの全体の平面形状が例示されて
いる。第3図中におけるH3は、磁界発生部材Mvtで
発生された磁束の内で、マグネットロータにおける界磁
マグネットで発生される界磁4束の分布状態とステータ
コイルの形状及び配置態様などによって定まる発生1〜
ルクの変動の態様に略々対応する磁束、すなわち、1〜
ルクリップル補補正用束が鎖交する位置に設けられた1
個のトルク検出用ホール素子H3を示している。
本発明の直流ブラシレスモータに用いられるべき磁界発
生部材Mvtは、それが平面形状として第10図の(a
)に示されるようなものであっても、あるいは、それが
平面形状として第10図の(c)に示されるようなもの
であっても、何れにしてもトルクリップル補正用磁界の
発生部材とマグネットロータの速度検出信号発生器の磁
界発生部材とが兼用されるような構成の磁界発生部材M
vtとなされているのである。
まず、平面形状が第10図の(a)に示されているよう
な構成形態の磁界発生部材Mvt、すなわち、マグネッ
トロータにおける界磁マグネットで発生される界磁4束
の分布状態とステータコイルの形状及び配置態様などに
よって定まる発生トルクの変動の態様に略々対応するよ
うな発生磁束の変動パターンを有している如きトルクリ
ップル補正用磁界の発生部材とマグネッ1へロータの速
度検出信号発生器の磁界発生部材とが兼用されるように
構成された磁界発生部材MνI:は、第10図の(b)
中に示されているような深層着磁用しによってトルクリ
ップル補正用磁界が磁界発生部材Mvtから発生され、
また、第10図の(b)中に示されているような表層着
磁Ill tによってマグネットロータの速度検出信号
発生用磁界が磁界発生部材Mvt、がら発生されるよう
なものとして構成されている。
第10図の(a)に示されている平面形状の磁界発生部
材Mvtでは、それのrlをトルクリップル波形と略々
同様に変形させていることによって、磁界発生部材Mv
tの深層着磁mtの部分からの磁束がトルクリップルと
同様なものになる。また、磁界発生部材Mvtにおける
表層着磁l]lvの態様は、その部分から所要の高い周
波数のマグネットロータの速度検出信号が磁気せンサと
して用いられる検出コイルで検出されうるような着磁パ
ターンで着磁されているのである。
第10図の(b)において、ステータのベース6に固着
されている基板7、すなわち、マグネッ]・ロータの速
度検出信号発生器の基板7の表面側には、磁界発生部材
Mvtの表層着磁mvの部分から発生したマグネットロ
ータの速度検出信号発生用磁束と鎖交することによって
マグネットロータの速度検出信号を発生させるパターン
の検出用コイルCvが構成されており(第10図の(e
))、また、前記した基板7の裏面には第10図の(b
)に示されているように、トルク検出用ホール素子H3
が取付けられている。
磁界発生部材Mvtにおける表層着磁mvの部分におけ
る記録信号の記録波長は短いから、表層着磁mvの部分
から発生するマグネットロータの速度検出信号発生用磁
束の大部分は磁界発生部材MvLの表面近傍だけに存在
していて、基板7の表面側に設けられているマグネット
ロータの速度検出信号発生器の磁気センサとして用いら
れる検出コイルCvに鎖交し、その磁束によって検出コ
イルCvにマグネッ1へロータの速度検出信号が発生さ
れるが、基板7の裏側に取付けられているトルク発生用
ホール素子H3には、前記の磁束が到達することはない
からトルク発生用ホール素子H3からは信号が発生しな
い。
一方、磁界発生部材Mvtにおける深層着磁1此の部分
における記録信号の記録波長は長いから、深層着磁mt
の部分から発生するトルクリップル検出用磁束は磁界発
生部材Mvl=の表面から離れた部分にも到達し、その
磁束によって基板7の裏側に取付けられているIヘルク
発生用ホール素子H3からは1〜ルク検出信号が発生す
る。磁界発生部材Mvtにおける深層着磁mt:の部分
で発生した1ヘルクリップル検出用磁束は、基板7の表
面側に設けられているマグネッ1へロータの速度検出信
号発生器の磁気センサとして用いられる検出コイルにも
鎖交するから、検出コイルにも前記の1〜ルクリップル
検検出用束に基づく信号が発生するが、その信号は高域
濾波器によって除去すればよい。
また、前記した検出コイルCvの導体長(信号の検出に
有効な部分の長さ)Qとして、第10図の(、)に示さ
れているように、磁界発生部材Mvtにおける「11の
一番狭い部分と同等またはそれよりも短くしておけば、
深層着磁IIItの部分で発生した1〜ルクリップル検
検出用束が略々一様なものとして検出コイルに与えられ
るから、検出コイルから発生された信号中に含まれるト
ルクリップル信号による変動分を少くすることが容易で
あり、しだがって、遮断特性の悪い高域濾波器でも使用
できる。
ここで、磁界発生部材Mvtから発生させるべき1〜ル
クリップル補正用磁束、及びそれの発生態様についての
補足説明を行なう。第9図は横軸に電気角をとり、縦軸
にトルクリップル補正用磁束φ′を規格化して示した図
であり、この第9図に示されている1へルウリップル補
正用磁束φ′の変化の態様は、第12図に示されている
既提案の直流ブラシレスモータにおいて、マグネットロ
ータにおける界磁マグネット1として、第14図中に示
されているように6極に着磁されているものが用いられ
た場合にモータで発生するトルクリップル、すなわち、
第18図に示されているトルクリップル゛「′の変化態
様と同一にされている場合の例である。
前記した第3図中の磁界発生部材Mvtは電気角に対す
る発生磁束φ′の変化態様が、前記した第9図に示され
ている変化態様となるように、磁界発生部材Mvl=の
巾を変化させて構成させた場合の構成例を示している。
着磁の方向は紙面に垂直の方向であり、着磁は単極着磁
である。
第3図中に示されている磁界発生部材Mvt−は、それ
の1+を円周方向に変化させて、電気角に対する発生磁
束φ″の変化態様が、前記した第9図に示されている変
化態様となるようにしているが、磁界発生部材Mvtと
しては、全円周にわたって同一の1(1で、それの厚さ
が円周方向に変化しており、電気角に対する発生磁束φ
′の変化態様が、前記した第9図に示されている変化態
様となるように深層着磁されているものであってもよい
また、磁界発生部材Mvtとしては、全円周にわたり同
一の11、及び同一の厚さのもので、それの深層着磁の
パターンが円周方向に変化されていて、電気角に対する
発生磁束φ′の変化態様が前記した第9図に示されてい
る変化態様となるようにされているものが用いられても
よい。
これまでにd(a明した構成例では、磁界発生部材Mv
t、における電気角に対する発生磁束φ′の変化態様が
、前記した第9図に示されている変化態様と同様になさ
才しるように深層着磁されている場合についてのもので
あったが、界磁マグネット]の極数が」1記の例と異な
れば、当然のことながら、磁界発生部材Mvtにおける
電気角に対する発生磁束φ′の変化態様は、前記した第
9図に示されている変化態様とは異なったものにされる
ことが必要である。
すなわち、本発明の直流ブラシレスモータで使用される
べき磁界発生部材Mvtにおける電気角に対する発生磁
束φ′の変化態様としては、本発明が適用されない状態
で電気角と対応してモータに発生するトルクリップルの
変化態様と銘々同様な変化態様のものであればよいので
ある。
さて、本発明の直流ブラシレスモータにおいては、トル
クリップル波形と対応する電圧を発生させ、それをステ
ータコイル電流供給回路に負帰還して、マグネットロー
タが常に一定のトルクで回転するようにしているもので
あるが、モータにおける可動部分は大きな質量を有して
いるから、回転トルクの制御信号が高い周波数成分を含
んでいたとしてもマグネジ1〜ロータは、その高い周波
数成分に応答することができない。
したがって、ステータコイル電流供給回路に負帰還され
る回転トルクの制御信号が、高い周波数成分を含むもの
であったとしても、実際に回転状態の制御に使用される
信号成分は低域の信号成分だけであるから、帰還回路中
に適当な低域通過濾波器を挿入し、回転トルクの制御信
号において実際の制御に使用されない高周波成分の制限
を行なうようにすれば、負帰還回路を安定な状態で動作
させることができる。
また、負帰還回路中に適当な高域通過濾波器を挿入して
、回転l・ルクの制御信号における交流分だけが負帰還
されるようにしてもよい。さらに、負帰還回路中に交流
分だけが負帰還されるように構成される場合には、磁界
発生部材Mvtとして、それから交流分だけが検出され
るような深層着磁の態様で着磁されているものを使用し
てもよい。
さらにまた、この場合には交流分として基本波成分だけ
が用られるようにされてもよい。
次に、マグネットロータにおける界磁マグネットで発生
される界磁4束の分布状態とステータコイルの形状及び
配置態様などによって定まる発生トルクの変動の態様に
略々対応するような発生磁束の変動パターンを有してい
る如きトルクリップル補正用磁界の発生部材とマグネッ
トロータの速度検出信号発生器の磁界発生部材とが兼用
されるように構成された磁界発生部材Mvtとして、ト
ルクリップル補正用磁界の発生部分mtと、マグネット
ロータの速度検出信号発生用磁界の発生部分mvとが、
同心的に並列されているとともに基部が連結されている
如き2つの環状のものとして形成され、かつ、トルクリ
ップル補正用磁界の発生部分mLとなされる環状部の面
よりも、マグネットロータの速度検出信号発生用磁界の
発生部分mvとなされる環状部の面の方が、ステータ側
に近接している状態になるように構成されている第10
図の(C)。
(d)に示されているような磁界発生部材Mvtについ
て説明する。
平面形状が第1θ図の(C)に示されているような一定
のrl】を有している如き構成形態の磁界発生部材Mv
tは、第10図の(d)中に示されているような断面形
状のものとされていて、磁界発生部材Mvtにおける傾
しで示される部分からは、リップル補正用磁束が1へル
クリップル波形と同様な変化態様を有しているものとし
て発生させうるように、また、磁界発生部材Mvtにお
けるIIIvで示される部分からは、マグネジ1−ロー
タの速度検出信号発生用の磁束を発生させうるようなも
のとして構成されている。
第10図の(d)において、ステータのベース6に固着
されている基板7、すなわち、マグネッI−ロータの速
度検出信号発生器の基板7の表面側には、磁界発生部材
Mvtのmvの部分から発生したマグネジ1−ロータの
速度検出信号発生用磁束と鎖交してマグネッl−ロータ
の速度検出信号を発生させる検出用コイルCvが構成さ
れており、また、前記した基板7にはトルク検出用ホー
ル素子H3も取付けられている。磁界発生部材Mvtに
おけるmtの部分で発生されたトルク補正用磁束はトル
ク検出用ホール素子H3に鎖交する。
第10図の(c)、(d)に示されているような構成の
磁界発生部材Mvtにおけるトルク補正用磁束の発生部
分meの着磁パターンや、形状などの変形態様について
は、第10図の(a)、(b)に示されているような構
成の磁界発生部材Mv+二におけるトルク補正用磁束の
発生部分mtについて既述したところと同様であっても
よい。
さて、前記のトルク検出用ホール索子i(3は第3図及
び第4図示のように、トルクリップル補正用磁束φ′ 
が与えられる位置に設置されており、かつ、トルク検出
用ホール素子H3の電流端子間には、演算増幅器OP2
とトランジスタxbと抵抗R1’ などによって構成さ
れている部分から、次式、すなわちI h=Vl/R1
’によって示されるような電流 Ih、すなわちステー
タコイル電流■に比例している電流Ihが流されている
ので、トルク検出用ホール素子H3の電圧端子からはト
ルクリップル補正用磁束φ′とステータコイル電流■に
比例している電流Ihとの積の電圧、すなわち1〜ルク
検出信号vt′が出力される。
前記のようにトルク検出用ホール素子H3の電圧端子か
ら出力されたI−ルク検出信号vL′は、抵抗Reを介
してトランジスタX1のエミッタに与えられているから
、トランジスタX1ではそれのベースに対して端子2か
ら供給されているトルク指令電圧Vtと、前記した1〜
ルク検出信号vL′との比較結果として得られる誤差信
号を1−ランジスタX2のベースに与える。なお、前記
した抵抗RcはトランジスタX1のゲインの安定用抵抗
である。
したがって、第1図示の直流ブラシレスモータにおいて
は、各ステータコイルI、1〜L4に流れる各相の電流
11〜I4の時間軸上の変化態様(各相の電流波形)が
、第5図及び第6図中における曲線T】’〜I4’に示
されるようなものになる。なお、第5図中の曲線11〜
I4は、比較のために既述した第32図示の直流ブラシ
レスモータにおける各ステータコイルし1〜l、4に流
れる各相の電流T1〜■4を図示しているものである。
第7図は、第1図示の直流ブラシレスモータにおける各
ステータコイルL1〜L4に鎖交する界磁マグネットの
磁束の時間軸上の変化態様が、既述した第12図示の従
来例の直流ブラシレスモータにおける各ステータコイル
1.1−L4に鎖交する界磁マグネットの磁束φ1〜φ
4の時間軸上の変化態様を示している第15図示の場合
と同様であるときに、第1図示の直流ブラシレスモータ
における各ステータコイルL1〜L4に対して第6図に
示されているようなステータコイル電流11’〜I4’
が流された場合に発生するトルクTl’〜T4″の時間
軸上の変化の態様を示したものである。そして、前記し
た各トルクTI’〜T4″は、それぞれ、T1′=φ×
丁1′、T2′ = φ X  I  2’、  T3
’  =  φ × 13− T4′ = φ × I
 4′として示されるものである。
第8図は、第1図示の直流ブラシレスモータの各ステー
タコイル!、1−L4に流される前記したステータコイ
ル電流II’〜I4’と、各ステータコイルL1〜1,
4に鎖交しているマグネットロータの界磁マグネット1
の磁束φ1〜φ4との積によって表わされる前記した第
7図に示されているようなトルクT1′〜T4’の合成
トルクT’=T1.’+T2’+T3’十T4′を図示
している。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の直流ブラシレスモータはマグネットロータと、ステ
ータコイルと、ステータコイル電流の切換えを制御する
電子回路を有するステータコイル電流供給回路などを備
えている直流ブラシレスモータであって、マグネットロ
ータにおける界磁マグネットで発生される界磁4束の分
布状態とステータコイルの形状及び配置態様などによっ
て定まる発生トルクの変動の態様に略々対応するような
発生磁束の変動パターンを有している如きトルクリップ
ル補正用磁界の発生部材とマグネットロータの速度検出
信号発生器の磁界発生部材とが兼用されるように構成さ
れた磁界発生部材と、前記の磁界発生部材から発生され
たマグネットロータの速度検出信号発生用磁束が鎖交す
る位置に設置された磁気検出器と、前記の磁界発生部材
から発生されたトルクリップル補正用磁束が鎖交する位
置に設けられた1個のトルク検出用ホール素子と、前記
したトルク検出用ホール素子の電流端子間にステータコ
イル電流に比例する電流を供給する手段と、前記したト
ルク検出用ホール素子で発生されたトルク検出信号をス
テータコイル電流の供給回路に帰還して発生トルク変動
を軽減させる手段とを備えてなる直流ブラシレスモータ
であるから、本発明の直流ブラシレスモータにおいては
、発生トルクがマグネットロータの回転角に関係なく一
定になっているのであり、本発明の直流ブラシレスモー
タによれば、従来の直流ブラシレスモータにおける欠点
は良好に解決されるのであり、また、既提案の直流ブラ
シレスモータと比較しても、既提案の直流ブラシレスモ
ータにおいては、位置検出用のホール素子の個数と同じ
個数のトルク検出用ホール素子が必要とされ、複雑な回
路配置となっていたが、本発明の直流ブラシレスモータ
においては、界磁マグネット1の他にトルクリップル補
正用磁界の発生部材と、マグネットロータの速度検出信
号発生器の磁界発生部材とが兼用されるように構成され
ている磁界発生部材を設けて、それから発生されるトル
クリップル補正用磁束を1個のトルク検出用ホール素子
H3に与えるとともに、l−ルク検出用ホール素子H3
の電流端子間にステータコイル電流に比例する電流を流
してステータコイル電流を制御し、トルクリップルが軽
減されるようにしているので、既提案の直流ブラシレス
モータに比べて構成が簡単になるという利点が得られる
他、トルクリップル補正用磁界の発生部材と、マグネッ
トロータの速度検出信号発生器の磁界発生部材とが兼用
されるように構成されている磁界発生部材を用いている
から構成が簡単になり、また、1〜ルクリップル補正用
磁束の検出部材と、マグネットロータの速度検出信号発
生器の磁束の検出部材とが、速度検出信号発生器の基板
に設けられることにより製作が容易になる等の利点が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の直流ブラシレスモータの一実施例の回
路図、第2図は本発明の直流ブラシレスモータのトルク
発生ブロック図、第3図は本発明の直流ブラシレスモー
タの一実施例のものの界磁マグネットとステータコイル
と磁界発生部材などの関連配置を示す平面図、第4図は
本発明の直流ブラシレスモータの一実施例の縦断側面図
、第5図乃至第9図及び第15図乃至第18図は説明用
特性曲線側図、第10図の(a)、(c)は磁界発生部
材の平面図、第1θ図の(b)、(d)は磁界発生部材
付近の縦断側面図、第1θ図の(e)は磁界発生部材と
コイルとの関連を示す平面図、第12図は従来の直流ブ
ラシレスモータの一実施例の回路図、第0図は従来の直
流ブラシレスモータのトルク発生ブロック図、第14図
は従来の直流ブラシレスモータの一例のものの界磁マグ
ネットとステータコイルとの関連配置を示す平面図、第
15図は従来の直流ブラシレスモータの一例の縦断側面
図である。 Hl、H2・・・位置検出用ホール素子、)−43・・
・トルク検出用ホール素子、X1〜XIO,Xa、Xb
・・・トランジスタ、OPI、OF’2・・・演算増幅
器、R1,R1’、R2−R7,Ra ”−Rc−抵抗
、I−1〜L4・=ステータコイル、Mvt・・・磁界
発生部材、mt・・・トルクリップル補正用磁束の発生
部分、mv・・・マグネットロータの速度検出信号発生
用磁束の発生部分、1・・界磁マクネッ1−53・・回
転軸、4・・・ヨーク、5 ・速度検出信号発生器の磁
界発生用のマグネット、7・・基板、8・・・軸受、 70Rα ANGLE NGLE

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、マグネットロータと、ステータコイルと、ステータ
    コイル電流の切換えを制御する電子回路を有するステー
    タコイル電流供給回路などを備えている直流ブラシレス
    モータであって、マグネットロータにおける界磁マグネ
    ットで発生される界磁々束の分布状態とステータコイル
    の形状及び配置態様などによって定まる発生トルクの変
    動の態様に略々対応するような発生磁束の変動パターン
    を有している如きトルクリップル補正用磁界の発生部材
    とマグネットロータの速度検出信号発生器の磁界発生部
    材とが兼用されるように構成された磁界発生部材と、前
    記の磁界発生部材から発生されたマグネットロータの速
    度検出信号発生用磁束が鎖交する位置に設置された磁気
    検出器と、前記の磁界発生部材から発生されたトルクリ
    ップル補正用磁束が鎖交する位置に設けられた1個のト
    ルク検出用ホール素子と、前記したトルク検出用ホール
    素子の電流端子間にステータコイル電流に比例する電流
    を供給する手段と、前記したトルク検出用ホール素子で
    発生されたトルク検出信号をステータコイル電流の供給
    回路に帰還して発生トルク変動を軽減させる手段とを備
    えてなる直流ブラシレスモータ 2、マグネットロータにおける界磁マグネットで発生さ
    れる界磁々束の分布状態とステータコイルの形状及び配
    置態様などによって定まる発生トルクの変動の態様に略
    々対応するような発生磁束の変動パターンを有している
    如きトルクリップル補正用磁界の発生部材とマグネット
    ロータの速度検出信号発生器の磁界発生部材とが兼用さ
    れるように構成された磁界発生部材として、トルクリッ
    プル補正用磁界が磁界発生部材に施こされた深層着磁に
    より発生され、また、マグネットロータの速度検出信号
    発生用磁界が磁界発生部材に施こされた表層着磁により
    発生されるようなものとして構成されているものを用い
    る特許請求の範囲第1項に記載の直流ブラシレスモータ 3、マグネットロータにおける界磁マグネットで発生さ
    れる界磁々束の分布状態とステータコイルの形状及び配
    置態様などによって定まる発生トルクの変動の態様に略
    々対応するような発生磁束の変動パターンを有している
    如きトルクリップル補正用磁界の発生部材とマグネット
    ロータの速度検出信号発生器の磁界発生部材とが兼用さ
    れるように構成された磁界発生部材として、トルクリッ
    プル補正用磁界の発生部分と、マグネットロータの速度
    検出信号発生用磁界の発生部分とが、同心的に並列され
    ているとともに基部が連結されている如き2つの環状の
    ものとして形成され、かつ、トルクリップル補正用磁界
    の発生部分となされる環状部の面よりも、マグネットロ
    ータの速度検出信号発生用磁界の発生部分となされる環
    状部の面の方が、ステータ側に近接している状態になる
    ように構成されているものを用いる特許請求の範囲第1
    項に記載の直流ブラシレスモータ 4、磁界発生部材から発生されたマグネットロータの速
    度検出信号発生用磁束が鎖交する位置に設置される磁気
    検出器と、磁界発生部材から発生されたトルクリップル
    補正用磁束が鎖交する位置に設けられる1個のトルク検
    出用ホール素子とを同一の基板に設けてなる特許請求の
    範囲第1項に記載の直流ブラシレスモータ 5、磁界発生部材から発生されたマグネットロータの速
    度検出信号発生用磁束が鎖交する位置に設置される磁気
    検出器における磁気検出用コイルの有効検出導体長が、
    磁界発生部材で発生されるトルクリップル補正用磁界巾
    よりも小さくなるように構成してなる特許請求の範囲第
    1項に記載の直流ブラシレスモータ
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126149A (ja) * 1987-11-10 1989-05-18 Sanyo Electric Co Ltd ブラシレスモータ
JP2006166527A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Mitsubishi Precision Co Ltd フライホイール

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JP2006166527A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Mitsubishi Precision Co Ltd フライホイール

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