JPH057368U - ブームスプレーヤ - Google Patents

ブームスプレーヤ

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JPH057368U
JPH057368U JP6102191U JP6102191U JPH057368U JP H057368 U JPH057368 U JP H057368U JP 6102191 U JP6102191 U JP 6102191U JP 6102191 U JP6102191 U JP 6102191U JP H057368 U JPH057368 U JP H057368U
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JP6102191U
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進 河辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブーム22の先端側部分26を農業用トラクタ10
の左右のいずれの側部にも格納できるようにする。 【構成】 ブームスプレーヤ16は、基端側部分24と先端
側部分26とを有するブーム22と、ブーム22を取り付けら
れて支持するブーム取付台20を備え、農業用トラクタ10
の後部に搭載される。第1の連結部28は、基端側部分24
の先端側が農業用トラクタ10の前後方向に対して左右へ
ほぼ90°ずつ切替えられるように、基端側部分24の基
端側をブーム取付台20に揺動自在に連結する。第2の連
結部50は、先端側部分26が基端側部分24の中心線を基準
に各側へほぼ90°の範囲内で揺動するように、先端側
部分26の基端側を基端側部分24の先端側に連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圃場に薬液等を散布するブームスプレーヤに係り、詳しくはブー ムの格納に有利なブームスプレーヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
実公平1−16534号公報に開示されるブームスプレーヤでは、ブームが、 左右へほぼ90°ずつ揺動自在にブーム取付台に連結する基端側部分と、この基 端側部分の先端側に連結されて自走体の側部の方へほぼ90°折曲自在の先端側 部分とを有している。そして、散布作業時では、基端側部分を左右へ揺動させて 、基端側部分の先端側の向きを切替えることにより、先端側部分の左右の突出方 向を切替えて、左右いずれの側の散布にも対処するとともに、一般道路等を走行 する場合では、ブームの先端側部分を基端側部分に対して折曲して、自走体の側 部に沿わせた状態で格納している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
実公平1−16534号公報のブームスプレーヤでは、自走体に対するブーム の先端側部分の格納側は自走体の右又は左のいずれかに限定され、状況に応じて 格納側を選択することが困難であった。例えば、ブームの先端側部分が自走体の 右側に格納された場合、先端側部分が対向車と接触し易く、また、逆の場合では 、先端側部分が電柱等の建築物に衝突し易いことがある。
【0004】 この考案の目的は、ブームの先端側部分を自走体の左右いずれの側にも選択し て格納することできるブームスプレーヤを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 この考案のブームスプレーヤ(16)では、ブーム取付台(20)は自走体(10)に取り 付けられる。ブーム(22)は、自走体(10)の左右へ揺動自在に第1の連結部(28)を 介して基端側をブーム取付台(20)に連結する基端側部分(24)と、自走体(10)の前 後へ揺動自在に第2の連結部(50)を介して基端側を基端側部分(24)の先端側に連 結する先端側部分(26)とを有している。
【0006】
【作用】
基端側部分(24)は、ブーム取付台(20)への第1の連結部(28)を介する連結によ り自走体(10)の左右へ揺動し、先端側の向きを左右へ切替えられる。先端側部分 (26)は基端側部分(24)の揺動の際は基端側部分(24)と共に揺動する。散布作業時 では、先端側部分(26)は、基端側部分(24)と同一直線上の位置となり、左又は右 側方へ水平に突出する。基端側部分(24)が自走体(10)の左右いずれの向きへ向い ているときも、先端側部分(26)は、基端側部分(24)の先端側への第2の連結部(5 0)を介する連結により、基端側部分(24)と同一直線上の位置から自走体(10)の側 部の方へ縮閉するように、折曲自在である。先端側部分(26)を格納位置にする場 合は、先端側部分(26)を格納する方の自走体(10)の側、すなわち左側又は右側へ 基端側部分(24)の先端側を向けるとともに、先端側部分(26)を、基端側部分(24) に対して折曲して、自走体(10)の側部に沿った位置にされる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図2はブームスプレーヤ16を搭載する農業用トラクタ10を右斜め後方から見た 斜視図である。農業用トラクタ10は、前後にそれぞれ前輪12及び後輪14を備え、 前輪12及び後輪14の駆動により圃場及び一般道路等を自走するようになっている 。ブームスプレーヤ16は、農業用トラクタ10の後部に着脱自在に装着され、薬液 を貯留する薬液タンク18と、薬液タンク18の後面側に起立するブーム取付台20と 、相互に折曲自在の基端側部分24及び先端側部分26を備えブーム取付台20に連結 されるブーム22とを有している。先端側部分26には、複数個のノズル(図示せず )を等間隔でかつ下向きに取り付けられたノズルパイプ(図示せず)が取り付け られている。
【0008】 図3、図4及び図5はそれぞれブーム22の先端側部分26が農業用トラクタ10の 右側部に格納されているとき、右側方へ突出しているとき、農業用トラクタ10の 左側部に格納されているときのブーム22の各状態を示す平面図である。図3〜図 5において、幅方向を左右方向に向けられたブーム取付台20は、薬液タンク18( 図2)が載置されているフレーム(図示せず)の後端部に固定されている。第1 の連結部28は、基端側部分24が後方への突出位置を経て水平面内において左右へ ほぼ90°ずつ揺動自在となるように、基端側部分24の基端部をブーム取付台20 の左右方向中心部に回転自在に連結するものである。第1の連結部28において、 ピン32,36,40,42,48は、相互に干渉しないように配置されて、共に鉛直方向 へ延びている。ピン32は、ブーム取付台20の左右方向中心部から後方へ突出する 突出部30と基端側部分24の基端部とを回転自在に連結している。ピン36は基端側 部分24の基端部と屈曲状のリンク34の一端部とを回転自在に連結し、ピン40はブ ーム取付台20と直線状のアーム38の前端部とを回転自在に連結し、ピン42はアー ム38の後端部とリンク34の中間部とを回転自在に連結している。ピン48はリンク 34の他端部と第1の油圧シリンダ44の先端部とを回転自在に連結し、ピン46は第 1の油圧シリンダ44の基端部とブーム取付台20の右端部とを回転自在に連結して いる。
【0009】 第1の連結部28の作用について説明すると、第1の油圧シリンダ44の縮小時( 図3及び図4)では、ピン48はブーム取付台20の右端部の方へ引かれ、これによ り、ピン36,42も突出部30に対して右側へ引かれ、基端側部分24は先端側を右方 へ向けられている。第1の油圧シリンダ44が伸長するのに伴って、ピン42がピン 40の周りに回転しつつ、ピン48は、ピン42の後方側を通ってピン42の周りに回転 して、突出部30に対して左側へ押し出される。こうして、基端側部分24は、後方 へ突出した位置を経て、ピン32を中心に揺動し、左向きの位置(図5)となる。
【0010】 図6はブーム22が図4の状態にあるときに第2の連結部50を後方から見た図で ある。図3〜図6において、第2の連結部50は、先端側部分26が水平面内を基端 側部分24の中心線を基準にその中心線に対して各側へほぼ90°ずつ揺動自在と なるように、先端側部分26の基端部を基端側部分24の先端部に回転自在に連結す るものである。第2の連結部50において、ピン52,56,60,62,68は、相互に干 渉しないように配置されて、共に鉛直方向へ延びている。ピン52は基端側部分24 の先端部と先端側部分26の基端部とを回転自在に連結している。ピン56は先端側 部分26の基端部と屈曲状のリンク54の一端部とを回転自在に連結し、ピン60は基 端側部分24の先端部と直線状のアーム58の基端部とを回転自在に連結し、ピン62 はアーム58の先端部とリンク54の中間部とを回転自在に連結している。ピン68は リンク54の他端部と第2の油圧シリンダ64の先端部とを回転自在に連結し、ピン 66は、第2の油圧シリンダ64の基端部と基端側部分24の中間部とを回転自在に連 結している。
【0011】 第2の連結部50の作用について説明すると、第2の油圧シリンダ64の縮小時( 図3)では、ピン68はピン66の方へ十分に引かれ、これにより、ピン56,62もピ ン66の方へ引かれ、先端側部分26は基端側部分24の中心線に対してピン60とは反 対側の基端側部分24の側縁側へ90°折曲している。次に、第2の油圧シリンダ 64が伸長するのに伴って、ピン62はピン60の周りに回転しつつ、ピン68はピン62 の周りにアーム58の先端側の先の方へ回転し、先端側部分26は、基端側部分24に 対して拡開し、基端側部分24と同一直線上となる(図4)。散布作業時では、先 端側部分26は、基端側部分24と同一直線上にされて、左又は右の側方へ水平に突 出される。第2の油圧シリンダ64がさらに伸長すると、ピン56は、ピン66から遠 ざかる方向へ十分に押し出されて、基端側部分24の中心線に対してピン60と同一 側に至り、これにより、先端側部分26は、基端側部分24の中心線に対して基端側 部分24のピン60側の側縁側へ90°折曲した状態になる(図5)。
【0012】 図1は農業用トラクタ10に対するブーム22の揺動状態を示す平面図である。基 端側部分24は、第1の連結部28を介するブーム取付台20の左右方向中心部への基 端側の連結により、Aのように揺動して、先端側を農業用トラクタ10の左右方向 へ左向き又は右向きに切替えられる。先端側部分26は、第2の連結部50を介する 基端側部分24の先端側への基端側の連結により、Bのように、基端側部分24の中 心線を基準に各側へ90°の範囲で揺動する。散布作業時では、農業用トラクタ 10の左右いずれの側に薬液を散布するかにより、基端側部分24が左又は右に向け られ、さらに、先端側部分26は、基端側部分24と同一直線上にされて、左又は右 へ水平に突出される。先端側部分26を格納するときは、状況に応じて、基端側部 分24の左右の向きを選択するとともに、第2の連結部50における折曲により先端 側部分26を農業用トラクタ10の左側又は右側の側部に沿わせた状態にする。
【0013】 図示の実施例では、農業用トラクタ10にブームスプレーヤ16が搭載される形式 であるが、この考案のブームスプレーヤは、ブームスプレーヤ自体が自走可能に 構成されるているものにも適用可能であることは言うまでもない。 図示の実施例では、ブーム取付台20は農業用トラクタ10の後部の薬液タンク18 の後面側に配設されているが、薬液タンク18や動力噴霧機(図示せず)等は自走 体としての農業用トラクタ10の後部に残し、ブーム取付台20を農業用トラクタ10 の前部に取り付け、ブーム22を農業用トラクタ10の前側に配設してもよい。 実施例では、ノズルを備えるノズルパイプは先端側部分26に取り付けられる旨 、説明したが、基端側部分24にも取り付けることも可能である。
【0014】
【考案の効果】
この考案では、ブームの基端側部分が、自走体に取り付けられているブーム取 付台に自走体の左右へ揺動自在に第1の連結部を介して基端部を連結されている とともに、ブームの先端側部分が、自走体の前後へ揺動自在に第2の連結部を介 して連結しているので、基端側部分が先端側を左右いずれへ向けている場合も、 先端側部分を、基端側部分に対して揺動させて、自走体の側部に沿わせて格納す ることができ、格納側を状況に応じて選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】農業用トラクタに対するブームの揺動状態を示
す平面図である。
【図2】ブームスプレーヤを搭載する農業用トラクタを
右斜め後方から見た斜視図である。
【図3】ブームの先端側部分が農業用トラクタの右側部
に格納されているときのブームの状態を示す平面図であ
る。
【図4】ブームの先端側部分が農業用トラクタの右側方
へ突出しているときのブームの状態を示す平面図であ
る。
【図5】ブームの先端側部分が農業用トラクタの左側部
に格納されているときのブームの状態を示す平面図であ
る。
【図6】ブームが図4の状態にあるときに第2の連結部
を後方から見た図である。
【符号の説明】
10 農業用トラクタ(自走体) 16 ブームスプレーヤ 20 ブーム取付台 22 ブーム 24 基端側部分 26 先端側部分 28 第1の連結部 50 第2の連結部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ブーム取付台(20)が自走体(10)に取り付
    けられ、ブーム(22)が、前記自走体(10)の左右へ揺動自
    在に第1の連結部(28)を介して基端側を前記ブーム取付
    台(20)に連結する基端側部分(24)と、前記自走体(10)の
    前後へ揺動自在に第2の連結部(50)を介して基端側を前
    記基端側部分(24)の先端側に連結する先端側部分(26)と
    を有していることを特徴とするブームスプレーヤ。
JP1991061021U 1991-07-09 1991-07-09 ブームスプレーヤ Expired - Lifetime JP2532126Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924385U (ja) * 1982-08-04 1984-02-15 カ−ル事務器株式会社 インデツクス装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924385U (ja) * 1982-08-04 1984-02-15 カ−ル事務器株式会社 インデツクス装置

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JP2532126Y2 (ja) 1997-04-09

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