JP3765496B2 - 薬剤散布アタッチメント - Google Patents
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Description
本発明は、ゴルフ場などの法面に農薬を散布するために法面作業用車両に取り付けて使用する薬剤散布アタッチメントに関し、特に車両外部から薬剤の供給を受けつつ薬剤を散布する薬剤散布アタッチメントに関する。
ゴルフ場や公園などの法面に農薬を散布するとき、噴霧器を携行する人力による散布及び法面作業用車両等に噴霧装置を搭載した機械による散布が行なわれている。噴霧器を携行する人力による散布は、重労働のため作業者が著しく疲弊することに加え、所定の面積を散布するのに長時間を要するなどの問題がある。そのため、法面作業用車両等に噴霧装置を搭載した機械による散布が試みられている。機械による散布は、上記のような人力による散布の問題点を解決できる利点を有している。
機械によって農薬を散布するものとしては、トラクタなどの車両に、多数の噴霧ノズルを備えた噴霧竿をブームによって左右方向に略水平に張り出して支持し、トラクタに積載した動力噴霧機により薬液タンクの薬液を噴霧するブームスプレーヤが知られている(特許文献1参照)。また、農薬を的確に散布することを目的として、噴霧ノズルの付いているブームの位置を調整する方法や散布終了時にブームをコンパクトに折りたたむ方法などが知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、上記のような機械による散布が種々試みられているが、トラクタなどの車両に、農薬タンク、ブーム位置調整用油圧装置、噴霧ノズル等を同時に搭載し、さらに運転者の搭乗スペースを確保するには車両スペースに限界があり、農薬タンクの容量を小さく抑えるなどが必要である。このため、広大な面積を有するゴルフ場や公園の法面に農薬を散布する場合には、農薬補充のために作業を中断する必要があり、作業性が著しく低下する等の問題がある。
また、トラクタなどの車両に上記のような各装置を同時に搭載し、更に運転者の搭乗スペースを確保するために車両を大型化すると、車両の小回りが効かなくなり、急カーブの法面や複雑な形状の法面に対して作業性が著しく低下する等の問題がある。
さらに上記のように各装置を同時に搭載した場合では、車両の重量が増大し、芝生面を凹ませたり、芝生を損傷する問題もある。
特開平10−80655号広報(段落[0008])
特開平7−67512号広報(段落[0005])
また、トラクタなどの車両に上記のような各装置を同時に搭載し、更に運転者の搭乗スペースを確保するために車両を大型化すると、車両の小回りが効かなくなり、急カーブの法面や複雑な形状の法面に対して作業性が著しく低下する等の問題がある。
さらに上記のように各装置を同時に搭載した場合では、車両の重量が増大し、芝生面を凹ませたり、芝生を損傷する問題もある。
本発明が解決しよとする課題は、勾配の急な法面などに薬剤を散布する場合において、法面作業用車両に取り付けて使用し、作業の効率性および安全性に優れ、かつ低コストで散布できる薬剤散布アタッチメントがない点である。
本発明の薬剤散布アタッチメントは、既存の法面作業用車両に取り付けられ、外部タンクから薬剤の供給を受けて薬剤散布を行なうための薬剤散布アタッチメントであって、該薬剤散布アタッチメントは、外部タンクから供給される薬剤を輸送する薬剤ホースを支持する可動式アームと、上記法面作業用車両の後部水平中心位置に取り付けられるとともに上記可動式アームを支持する音さ型挟持部分を有するアーム取付部材と、上記薬剤ホースの端部に連結され薬剤を散布する薬剤散布用ノズルと、該薬剤散布用ノズルを上記法面作業用車両の所定の位置に固定するノズル取付部材とを備えてなり、上記可動式アームは、その長さが法面作業用車両の後部幅の略半幅の長さであり、その一端部をアーム取付部材の音さ型挟持部分で上下から挟みこまれ、該端部を中心として車両の後部一側端から後部他側端に水平方向に旋回自在に支持されていることを特徴とする。
本発明において法面とは、切り取り、盛土などでできた人工的な斜面および自然にできた斜面、平面を含む。
本発明において法面とは、切り取り、盛土などでできた人工的な斜面および自然にできた斜面、平面を含む。
また、上記ノズル取付部材は、上記法面作業用車両に取り付けられるノズル取付用ステーと、該ステーに固定され、上記薬剤散布用ノズルをその散布方向を任意調節可能に支持できるノズル取付金具とからなることを特徴とする。
また、上記アーム取付部材と上記ノズル取付部材との間で上記薬剤ホースに、上記薬剤散布用ノズルからの薬剤の散布および停止を制御する薬剤開閉弁が設けられていることを特徴とする。
また、上記アーム取付部材と上記ノズル取付部材との間で上記薬剤ホースに、上記薬剤散布用ノズルからの薬剤の散布および停止を制御する薬剤開閉弁が設けられていることを特徴とする。
法面作業用車両の後部に、該車両の後部半幅程度の長さの可動式アームが、アーム取付部材を介して車両の後部一側端から後部他側端に水平方向に旋回自在に支持されることにより、車両の旋回または前進・後進に附随して可動式アームが旋回し薬剤ホースを車両の車輪などに掛かることなく支持できる。特に、後進時においては、可動式アームが後部一側端にほぼ水平に向き、車両側端より突出した位置で薬剤ホースを支持することにより、薬剤ホースが車輪に掛かることがなく後進も容易に行なうことができる。
本発明の薬剤散布アタッチメントは、既存の法面作業用車両に取り付けて使用するので、低コストで導入することができる。また、外部薬剤タンクである外部農薬タンクに接続して用いるので、農薬タンクを法面作業用車両に搭載する必要がなく、勾配の急な法面や高所にある法面への進入を容易にすることができ農薬散布の作業性に優れる。
また、農薬散布時において可動式アームが、左右に旋回しながら農薬ホースを支持するので作業中にホースが邪魔とならない。特に法面作業用車両の後進時であっても、可動式アームの長さが法面作業用車両の後部略半幅であり、該アームが水平方向に90度旋回した状態となるので、ホースが車輪に掛かることを防止できる。
また、農薬散布時において可動式アームが、左右に旋回しながら農薬ホースを支持するので作業中にホースが邪魔とならない。特に法面作業用車両の後進時であっても、可動式アームの長さが法面作業用車両の後部略半幅であり、該アームが水平方向に90度旋回した状態となるので、ホースが車輪に掛かることを防止できる。
本発明の薬剤散布アタッチメントを農薬散布アタッチメントを例にとり、図1を参照して説明する。図1は、農薬散布アタッチメントを法面作業用車両に取り付けた状態の全体斜視図を示す。
農薬散布アタッチメントは、外部農薬タンク(図示省略)に接続した農薬タンク側ホース6にホース接続用カプラー8を介して連結された農薬ホース9を支持する可動式アーム1と、法面作業用車両5の後部水平中心位置で法面作業用車両5のフレーム5aに取り付けられ可動式アーム1を支持するアーム取付部材2と、農薬ホース9の端部9aに取り付けられ農薬を噴霧状などで散布する農薬散布用ノズル3と、該農薬散布用ノズル3を所定の高さに固定するため、法面作業用車両5の座席柱5bに固定されるノズル取付部材4とを備えてなる。
ここで、可動式アーム1は、その長さが法面作業用車両5の後部半幅よりも若干長く、その一端部1aがアーム取付部材2の音さ型挟持部分2bで上下から挟みこまれ、該端部1aを中心として、図中矢印Aで示すように水平方向に旋回自在に支持されている。
農薬は、タンク車などに搭載された外部農薬タンク(図示省略)から農薬タンク側ホース6およびこれに連結された農薬ホース9を通り、該ホースの端部9aに取り付けられた農薬散布用ノズル3から散布される。なお、農薬ホース9には、アーム取付部材2とノズル取付部材3との間で法面作業用車両の運転者が操作しやすい位置に、農薬の散布および停止を制御する農薬開閉弁10が設けられている。
農薬散布アタッチメントは、外部農薬タンク(図示省略)に接続した農薬タンク側ホース6にホース接続用カプラー8を介して連結された農薬ホース9を支持する可動式アーム1と、法面作業用車両5の後部水平中心位置で法面作業用車両5のフレーム5aに取り付けられ可動式アーム1を支持するアーム取付部材2と、農薬ホース9の端部9aに取り付けられ農薬を噴霧状などで散布する農薬散布用ノズル3と、該農薬散布用ノズル3を所定の高さに固定するため、法面作業用車両5の座席柱5bに固定されるノズル取付部材4とを備えてなる。
ここで、可動式アーム1は、その長さが法面作業用車両5の後部半幅よりも若干長く、その一端部1aがアーム取付部材2の音さ型挟持部分2bで上下から挟みこまれ、該端部1aを中心として、図中矢印Aで示すように水平方向に旋回自在に支持されている。
農薬は、タンク車などに搭載された外部農薬タンク(図示省略)から農薬タンク側ホース6およびこれに連結された農薬ホース9を通り、該ホースの端部9aに取り付けられた農薬散布用ノズル3から散布される。なお、農薬ホース9には、アーム取付部材2とノズル取付部材3との間で法面作業用車両の運転者が操作しやすい位置に、農薬の散布および停止を制御する農薬開閉弁10が設けられている。
法面作業用車両5は既存の法面作業用車両を利用できるので、農薬散布アタッチメント自体は低コストで導入することができる。また、急勾配な法面も自走できる法面作業用車両などに取り付けることにより、急な法面への農薬散布も可能となる。このような法面作業用車両としては、例えば、バロネスGM1500(共栄社製)などが挙げられる。
可動式アーム1およびをアーム取付部材2を図2を参照して詳細に説明する。図2は、農薬散布アタッチメントにおける可動式アームおよびアーム取付部材の斜視図である。
可動式アーム1は、外部農薬タンク側部分の鋼管1bと、アーム取付部材2の音さ型挟持部分2bに上下から挟持され、割れピン11を介して旋回可能に支持される板状体1cと、鋼管1bと板状体1cとを連結する連結金具1eとからなる。板状体1cが、上述の可動式アーム1の端部1aとしてアーム取付部材2に支持される。また、可動式アーム1の全長は法面作業用車両5の後輪幅を含めた後部の幅長さの略半幅であり、好ましくは半幅より若干長くする。例えば、半幅より10cm程度長い寸法とすることにより、後進時などにおいて農薬タンク側ホース6が法面作業用車両5の車輪に掛かることを防止できる。
鋼管1bは、農薬ホース固定用金具1dにより農薬ホース9を固定支持している。農薬ホース9は、鋼管1bに対してその上部、下部、側部など任意の位置で固定される。
板状体1cは、音さ型挟持部分2bで上下から挟みこまれ、割れピン11などにより支持され、水平方向に角度180度旋回可能な構造であればよい。例えば、旋回時に音さ型挟持部分2bと干渉しないように、音さ型挟持部分2bの閉塞側をR形状とした板状体とする。支持固定金具としては、割れピン11のほか、蝶ねじなどでも代用することができる。
板状体1cと音さ型挟持部分2bとにおける連結構造は、可動式アーム1が音さ型挟持部分2bの突出方向に対して角度略90度未満回転しないナックル継ぎ手構造であればよい。
連結金具1eは、鋼管1bと板状体1cの間に位置していて、前者とは例えばねじこみ方法で、後者とは例えば溶接で固定される構造を有している。なお、連結金具1eを介さず鋼管1bと板状体1cとを直接連結する、または、両者を一体成形してもよい。
可動式アーム1は、外部農薬タンク側部分の鋼管1bと、アーム取付部材2の音さ型挟持部分2bに上下から挟持され、割れピン11を介して旋回可能に支持される板状体1cと、鋼管1bと板状体1cとを連結する連結金具1eとからなる。板状体1cが、上述の可動式アーム1の端部1aとしてアーム取付部材2に支持される。また、可動式アーム1の全長は法面作業用車両5の後輪幅を含めた後部の幅長さの略半幅であり、好ましくは半幅より若干長くする。例えば、半幅より10cm程度長い寸法とすることにより、後進時などにおいて農薬タンク側ホース6が法面作業用車両5の車輪に掛かることを防止できる。
鋼管1bは、農薬ホース固定用金具1dにより農薬ホース9を固定支持している。農薬ホース9は、鋼管1bに対してその上部、下部、側部など任意の位置で固定される。
板状体1cは、音さ型挟持部分2bで上下から挟みこまれ、割れピン11などにより支持され、水平方向に角度180度旋回可能な構造であればよい。例えば、旋回時に音さ型挟持部分2bと干渉しないように、音さ型挟持部分2bの閉塞側をR形状とした板状体とする。支持固定金具としては、割れピン11のほか、蝶ねじなどでも代用することができる。
板状体1cと音さ型挟持部分2bとにおける連結構造は、可動式アーム1が音さ型挟持部分2bの突出方向に対して角度略90度未満回転しないナックル継ぎ手構造であればよい。
連結金具1eは、鋼管1bと板状体1cの間に位置していて、前者とは例えばねじこみ方法で、後者とは例えば溶接で固定される構造を有している。なお、連結金具1eを介さず鋼管1bと板状体1cとを直接連結する、または、両者を一体成形してもよい。
アーム取付部材2は、可動式アーム2の板状体1cを挟みこむ音さ型挟持部分2bと割れピン12および13を介して法面作業用車両のフレーム5aに装着されるC型鋼2aとからなる。
音さ型挟持部分2bは、上下に2枚の板状部分を有していて、可動式アーム1の板状体1cを上下で挟みこみ、割れピン11で固定する構造を有する。音さ型挟持部分2bの法面作業用車両側端部はC型鋼2aに溶接などで略直角に固定される。C型鋼2aは、法面作業用車両5のフレーム5aには嵌め込まれた後、割れピン12および13によって固定される。C型鋼2aの固定方法は、農薬散布時において可動式アーム1およびアーム取付部材2が落下しない固定方法であればよく、上記割れピンを用いる他では、C型鋼2aの幅をフレーム5aの幅よりも小さくし弾性変形を利用して嵌め込む、溶接により両者を接合するなどが挙げられる。十分な固定ができ、かつ脱着も容易であることから割れピン金具を用いることが好ましい。
法面作業用車両のフレームとアーム取付部材のC型鋼に割れピン金具を挿入するだけで取り付け具を固定できるとともに、割れピン金具を抜き出すことにより容易に脱着できるので、既存の法面作業用車両への農薬散布アタッチメントの取り付け作業性に優れる。
音さ型挟持部分2bは、上下に2枚の板状部分を有していて、可動式アーム1の板状体1cを上下で挟みこみ、割れピン11で固定する構造を有する。音さ型挟持部分2bの法面作業用車両側端部はC型鋼2aに溶接などで略直角に固定される。C型鋼2aは、法面作業用車両5のフレーム5aには嵌め込まれた後、割れピン12および13によって固定される。C型鋼2aの固定方法は、農薬散布時において可動式アーム1およびアーム取付部材2が落下しない固定方法であればよく、上記割れピンを用いる他では、C型鋼2aの幅をフレーム5aの幅よりも小さくし弾性変形を利用して嵌め込む、溶接により両者を接合するなどが挙げられる。十分な固定ができ、かつ脱着も容易であることから割れピン金具を用いることが好ましい。
法面作業用車両のフレームとアーム取付部材のC型鋼に割れピン金具を挿入するだけで取り付け具を固定できるとともに、割れピン金具を抜き出すことにより容易に脱着できるので、既存の法面作業用車両への農薬散布アタッチメントの取り付け作業性に優れる。
農薬ホース9は、その端部でホース接続用カプラー8によって農薬タンク側ホース6に接続される。ホース接続用カプラー8の着脱により、農薬タンクとの接続または切り離しを容易に行なうことができる。また、ホース接続用カプラー8の非接続時において、農薬の逆流などを防止するためボールコック7が設けられている。ホース接続用カプラーの脱着によって農薬タンク側ホースを切り離なし、更さらに可動式アームを自走車両の後輪のいずれか片側に移動させることで、農薬散布終了後、農薬散布アタッチメントを搭載したままで法面作業用車両を車庫に格納することができる。
また、本発明の農薬散布アタッチメントは、上記ホース接続用カプラー8を介して外部農薬タンクに接続させることができるので、農薬タンクを法面作業用車両に搭載する必要がなく、タンク車など大型の外部農薬タンクの利用を可能にさせるとともに、勾配の急な法面や高所にある法面への進入を容易にすることができ農薬散布の作業性に優れる。
また、本発明の農薬散布アタッチメントは、上記ホース接続用カプラー8を介して外部農薬タンクに接続させることができるので、農薬タンクを法面作業用車両に搭載する必要がなく、タンク車など大型の外部農薬タンクの利用を可能にさせるとともに、勾配の急な法面や高所にある法面への進入を容易にすることができ農薬散布の作業性に優れる。
後進時における農薬散布アタッチメントの状態を図3を参照して説明する。図3は、法面作業用車両5の後進時に可動式アーム1が法面作業用車両の右後輪側に水平方向に90度旋回している状態を示す。法面作業用車両5の後進させると、農薬タンク側ホース6は、可動式アーム1の旋回により法面作業用車両の右後輪5cの外側に移動するので、またナックル継ぎ手構造により可動式アーム1がそれ以上旋回しないので、車輪がホースを踏むことを回避でき車両の後進の邪魔になることを防止できる。この結果、後進を安全に行なうことができ作業性にも優れる。
農薬散布用ノズル3およびノズル取付部材4を、図4を参照して詳細に説明する。図4は、農薬散布アタッチメントにおける農薬散布用ノズルおよびノズル取付部材の斜視図である。
図4に示すように、ノズル取付部材4は、ノズル取付用ステー4aと、該ステーに固定され、農薬散布用ノズル3を支持するノズル取付金具4bとからなる。ノズル取付用ステー4aは、ノズル取付金具4bを支えるための板状体であり、法面作業用車両の後部で任意高さに固定される。固定方法としては、図1に示すように農薬散布用ノズル3を的確な噴霧高さに調整できるよう法面作業用車両の座席柱5bにクリンプ14などで固定するなどが挙げられる。
ノズル取付金具4bは、農薬散布用ノズル3をその散布方向を任意調節可能に支持できる構造であればよく、例えば図4に示すように、ノズル取付用ステー4aにリベットなどで固定された取り付けガイド4cと、該ガイドの溝部4dに挟み込まれ蝶ねじなどにより連結されたノズル吊り下げ金具4eとから構成される。この蝶ねじを緩めることにより農薬散布用ノズル3の角度を調整することができるので、狙った位置に的確に農薬を散布することができる。
上記のように、クリンプによりノズル取付用ステーの高さ位置を、ノズル取付金具によりノズル角度をそれぞれ調整することにより、農薬を狙った場所に的確に散布することができる。
図4に示すように、ノズル取付部材4は、ノズル取付用ステー4aと、該ステーに固定され、農薬散布用ノズル3を支持するノズル取付金具4bとからなる。ノズル取付用ステー4aは、ノズル取付金具4bを支えるための板状体であり、法面作業用車両の後部で任意高さに固定される。固定方法としては、図1に示すように農薬散布用ノズル3を的確な噴霧高さに調整できるよう法面作業用車両の座席柱5bにクリンプ14などで固定するなどが挙げられる。
ノズル取付金具4bは、農薬散布用ノズル3をその散布方向を任意調節可能に支持できる構造であればよく、例えば図4に示すように、ノズル取付用ステー4aにリベットなどで固定された取り付けガイド4cと、該ガイドの溝部4dに挟み込まれ蝶ねじなどにより連結されたノズル吊り下げ金具4eとから構成される。この蝶ねじを緩めることにより農薬散布用ノズル3の角度を調整することができるので、狙った位置に的確に農薬を散布することができる。
上記のように、クリンプによりノズル取付用ステーの高さ位置を、ノズル取付金具によりノズル角度をそれぞれ調整することにより、農薬を狙った場所に的確に散布することができる。
農薬開閉弁10を図5を参照して詳細に説明する。図5は、農薬散布アタッチメントにおける農薬開閉弁の斜視図である。
農薬開閉弁10は、農薬ホース9に取り付けられる開閉弁であり、アーム取付部材2とノズル取付部材4との間で、運転者が操作しやすい位置に設けることができる。具体的には図5に示すように、その前後に接続する農薬ホース9とともに固定用金具10aによって、法面作業用車両の運転席手摺り5dに固定されている。該開閉弁を設けこれを開閉することにより、運転者が農薬散布開始および停止操作を任意にかつ容易に行なうことができる。
農薬開閉弁10は、農薬ホース9に取り付けられる開閉弁であり、アーム取付部材2とノズル取付部材4との間で、運転者が操作しやすい位置に設けることができる。具体的には図5に示すように、その前後に接続する農薬ホース9とともに固定用金具10aによって、法面作業用車両の運転席手摺り5dに固定されている。該開閉弁を設けこれを開閉することにより、運転者が農薬散布開始および停止操作を任意にかつ容易に行なうことができる。
本発明の薬剤散布アタッチメントは、上述のように急な法面の農薬散布に好適に利用できる。また、既存の車両などに特殊な改造を行わず、容易に、かつ迅速に着脱することができるので、農薬などの薬剤散布以外に塗装工事、散水作業などにも利用できる。
1 可動式アーム
2 アーム取付部材
3 農薬散布用ノズル
4 ノズル取付部材
5 法面作業用車両
6 農薬タンク側ホース
7 ボールコック
8 ホース接続用カプラー
9 農薬ホース
10 農薬開閉弁
11 割れピン
12 割れピン
13 割れピン
14 クリンプ
2 アーム取付部材
3 農薬散布用ノズル
4 ノズル取付部材
5 法面作業用車両
6 農薬タンク側ホース
7 ボールコック
8 ホース接続用カプラー
9 農薬ホース
10 農薬開閉弁
11 割れピン
12 割れピン
13 割れピン
14 クリンプ
Claims (3)
- 法面作業用車両に取り付けられ、外部タンクから薬剤の供給を受けて薬剤散布を行なうための薬剤散布アタッチメントであって、
該薬剤散布アタッチメントは、外部タンクから供給される薬剤を輸送する薬剤ホースを支持する可動式アームと、前記法面作業用車両の後部水平中心位置に取り付けられるとともに前記可動式アームを支持する音さ型挟持部分を有するアーム取付部材と、前記薬剤ホースの端部に連結され薬剤を散布する薬剤散布用ノズルと、該薬剤散布用ノズルを前記法面作業用車両の所定の位置に固定するノズル取付部材とを備えてなり、
前記可動式アームは、その長さが前記法面作業用車両の後部幅の略半幅の長さであり、その一端部を前記アーム取付部材の音さ型挟持部分で上下から挟みこまれ、該端部を中心として前記車両の後部一側端から後部他側端に水平方向に旋回自在に支持されていることを特徴とする薬剤散布アタッチメント。 - 前記ノズル取付部材は、前記法面作業用車両に取り付けられるノズル取付用ステーと、該ステーに固定され、前記薬剤散布用ノズルをその散布方向を任意調節可能に支持できるノズル取付金具とからなることを特徴とする請求項1記載の薬剤散布アタッチメント。
- 前記アーム取付部材と前記ノズル取付部材との間で前記薬剤ホースに、上記薬剤散布用ノズルからの薬剤の散布および停止を制御する薬剤開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の薬剤散布アタッチメント。
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