JP2536008Y2 - ブームスプレーヤ - Google Patents

ブームスプレーヤ

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JP2536008Y2 JP3335592U JP3335592U JP2536008Y2 JP 2536008 Y2 JP2536008 Y2 JP 2536008Y2 JP 3335592 U JP3335592 U JP 3335592U JP 3335592 U JP3335592 U JP 3335592U JP 2536008 Y2 JP2536008 Y2 JP 2536008Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ブーム装置を左右へ
切替自在なブームスプレーヤに係り、詳しくは後方に広
いスペースを確保することなくブーム装置を左右へ切替
えることができるブームスプレーヤに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のブームスプレーヤ(例:実公昭6
3−27805号公報等)では、散布側を切替えるため
に、ブーム装置を左右へ切替える場合、ブーム装置は、
基端側の鉛直線の周りにほぼ水平面内を揺動しつつ、ブ
ームスプレーヤ本体から後方へ大きく突出した揺動位置
(ブームスプレーヤが農業用トラクタ等の車両の前部に
装着される場合は、前方へ大きく突出した揺動位置)を
経由して、左右へ切替わるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のブー
ムスプレーヤの問題点は次の2つである。 (a)ブーム装置を左右へ切替える場合に、ブーム装置
の揺動を許容する広いスペースをブームスプレーヤ本体
の後方又は前方に確保する必要がある。 (b)ブーム装置を左右へ切替える際に、ブーム装置が
前後方向へ突出した位置となったとき、ブームスプレー
ヤの重心がブームスプレーヤ本体に対して後方又は前方
へ大きく偏倚することになるので、この重心の偏倚にも
かかわらず、ブームスプレーヤが転倒しないように、ブ
ームスプレーヤ本体の重量を大きくしたり、ブーム装置
を軽量化する等の配慮する必要がある。
【0004】請求項1の考案の目的は、上述(a)及び
(b)の問題点を克服しつつ、ブーム装置の左右への切
替を可能にするブームスプレーヤを提供することであ
る。請求項2の考案の目的は、請求項1の考案におい
て、ブーム装置を左右に切替えた場合、ノズルからの左
右の散布を円滑に行うことができるブームスプレーヤを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1のブー
ムスプレーヤ(18)では、長手方向に複数個のノズル(44)
を備えるブーム装置(26)は、(a)起立位置を経て左右
へ揺動自在に基端側においてブームスプレーヤ本体(24)
に結合している基端側ブーム(28)と、(b)基端側ブー
ム(28)に対してほぼ直線的な拡開位置と基端側ブーム(2
8)に対してブームスプレーヤ本体(24)の方へほぼ直角に
折曲する縮閉位置との間で揺動自在に基端側を基端側ブ
ーム(28)の先端側へ結合している先端側ブーム(30)とを
有している。先端側ブーム(30)は、縮閉位置においてブ
ームスプレーヤ本体(24)の上方を左右へ通過自在になっ
ている。
【0006】請求項2のブームスプレーヤ(18)では、ブ
ーム装置(26)は向きが相互に反対方向の左方散布用ノズ
ル群(46)及び右方散布用ノズル群(48)を備えている。
【0007】
【作用】請求項1のブームスプレーヤ(18)において、ブ
ーム装置(26)の左右の切替では、先端側ブーム(30)は基
端側ブーム(28)に対してブームスプレーヤ本体(24)側へ
ほぼ直角に折曲した縮閉位置とされてから、ブーム装置
(26)はブームスプレーヤ本体(24)への基端側ブーム(28)
の基端側の結合部(32)の周りに揺動される。その際、基
端側ブーム(28)は起立位置を経て左右へ切替わるととも
に、先端側ブーム(30)は、ブームスプレーヤ本体(24)の
上方を通過して、左右へ揺動する。ノズル(44)からの散
布液の散布を実施する場合は、先端側ブーム(30)は、拡
開位置とされて、基端側ブーム(28)に対してほぼ直線的
となる。
【0008】請求項2のブームスプレーヤ(18)におい
て、左右へのブームスプレーヤ(18)の切替に伴って、ブ
ーム装置(26)の下面側(地面に向く側)も切替わる。左
方散布用ノズル群(46)及び右方散布用ノズル群(48)は、
ブーム装置(26)が、左右への切替に伴って、左側位置及
び右側位置となって、下面側を逆転した場合に、それぞ
れ左側散布及び右側散布に適した向きとなっている。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1、図2及び図3はブームスプレーヤ18が農業
用トラクタ10に装着された状態の背面図、側面図及び平
面図である。農業用トラクタ10は、作業者が乗り込んで
運転操作するための運転席12と、前後左右の前輪14及び
後輪16とを有し、後輪16の駆動により前後進するように
なっている。ブームスプレーヤ18は、フレーム19の前端
部を分離自在に農業用トラクタ10に連結されることによ
り、農業用トラクタ10の後部へ着脱自在に装着されるよ
うになっている。薬液タンク20は、フレーム19の上に載
置され、薬液を貯留する。フレーム19は、後端において
起立するブーム装置支持部22を有している。フレーム1
9、薬液タンク20及びブーム装置支持部22等はブーム装
置26に対してブームスプレーヤ本体24を構成する。ブー
ム装置26は、基端側ブーム28と、基端側ブーム28の先端
側に結合する先端側ブーム30とを備え、基端側ブーム28
の基端側において揺動結合部32を介してブーム装置支持
部22の上部中央部に結合している。ポンプ34及び油圧装
置36はフレーム19の後部に取付けられ、ポンプ34は薬液
タンク20内の薬液を圧送し、油圧装置36はブーム装置26
の作動に必要な油圧を生成する。
【0010】図4は薬液タンク20を斜め後方でかつ上方
から見た斜視図である。薬液タンク20は、図2の揺動結
合部32を中心とする半円形の横断面となっている。これ
により、薬液タンク20の上方における先端側ブーム30の
通過を許容しつつ、薬液タンク20の大きなタンク容量を
確保することができる。
【0011】図5はブーム装置26を後方から見た図であ
る。このブーム装置26は、先端側ブーム30が基端側ブー
ム28に対してほぼ直線的となった拡開位置において農業
用トラクタ10(図1等)の左方へ水平延びた状態となっ
ている。先端側ブーム30は相互に平行の左側散布用ノズ
ル管38及び右側散布用ノズル管40を有し、左側散布用ノ
ズル管38及び右側散布用ノズル管40は長手方向の適宜位
置において連結具42により相互に連結されている。複数
個のノズル44は、左側散布用ノズル管38及び右側散布用
ノズル管40においてそれぞれ下向き及び上向きとなるよ
うに、等間隔で左側散布用ノズル管38及び右側散布用ノ
ズル管40に取付けられている。左側散布用ノズル群46及
び右側散布用ノズル群48は、それぞれ左側散布用ノズル
管38及び右側散布用ノズル管40に取付けられている複数
個のノズル44から構成されている。自動切替弁50は、基
端側ブーム28の先端部に固定され、ホース52を介して下
面側及び上面側の出口をそれぞれ右側散布用ノズル管40
及び左側散布用ノズル管38の基端側へ接続されている。
管路54は、自動切替弁50の入口へ接続され、ポンプ34
(図1)からの薬液を導く。
【0012】図6は自動切替弁50の断面図である。自動
切替弁50は、ハウジング56と、左側散布用ノズル管38側
と右側散布用ノズル管40側とへ移動自在にハウジング56
内に収容されるボール58とを有している。ボール58は、
重力に従ってハウジング56内を下降し、左側散布用ノズ
ル管38側及び右側散布用ノズル管40側の内、下側のもの
を閉塞する。
【0013】図7は先端側ブーム30が基端側ブーム28に
対してほぼ直角に折曲している縮閉位置におけるブーム
装置26の平面図である。ヒンジ60は、基端側ブーム28の
先端部と先端側ブーム30の基端部とを回動自在に結合
し、基端側ブーム28を拡開位置と縮閉位置との間で基端
側ブーム28に対して揺動自在とさせている。ストッパ62
は、先端側ブーム30が縮閉位置となった時の基端側ブー
ム28と先端側ブーム30との衝突を緩和しつつ、先端側ブ
ーム30の揺動範囲を制限する。拡開・縮閉用油圧シリン
ダ64は、両端部において基端側ブーム28の先端部及び先
端側ブーム30の基端部に回転自在に結合し、伸縮により
先端側ブーム30をヒンジ60の周りに回動させて、拡開及
び縮閉させる。
【0014】図8及び図9は揺動結合部32をそれぞれ後
方及び上方から見た詳細な構造図である。揺動結合部32
は、基端側ブーム28が起立位置を経て左方及び右方の水
平位置の間で鉛直面内において揺動するように、基端側
ブーム28の基端部をブーム装置支持部22の左右方向中央
部に揺動自在に連結するものである。揺動結合部32にお
いて、ピン66,68,70,72,74は、相互に干渉しないよ
うに配置されて、共に水平方向へ延びている。ピン66
は、ブーム装置支持部22の左右方向中央部から上方へ突
出する突出部75と基端側ブーム28の基端部とを回転自在
に連結している。ピン68は基端側ブーム28の基端部と屈
曲状のリンク76の一端部とを回転自在に連結し、ピン70
はブーム装置支持部22と直線状のアーム78の前端部とを
回転自在に連結し、ピン72はアーム78の後端部とリンク
76の中間部とを回転自在に連結している。ピン74はリン
ク76の他端部と左右揺動用油圧シリンダ80の先端部とを
回転自在に連結し、ピン82は左右揺動用油圧シリンダ80
の基端部とブーム装置支持部22の左端部とを回転自在に
連結している。ストッパ84は、左右揺動用油圧シリンダ
80が伸長して、先端側ブーム30が右方へ揺動したとき
に、ブーム装置支持部22への先端側ブーム30の衝突を緩
和及び先端側ブーム30の揺動範囲を制限する役目を果た
す。
【0015】揺動結合部32の作用について説明すると、
左右揺動用油圧シリンダ80の縮小時では、ピン74はブー
ム装置支持部22の左端部の方へ引かれ、これにより、ピ
ン68,72も突出部75に対して左側へ引かれ、基端側ブー
ム28は先端側を左方へ向けられている。左右揺動用油圧
シリンダ80が伸長するのに伴って、ピン72がピン70の周
りに回転しつつ、ピン74は、ピン72の上方を通ってピン
72の周りに回転して、突出部75に対して右側へ押し出さ
れる。こうして、基端側ブーム28は、上方へ突出した起
立位置を経て、ピン66を中心にほぼ鉛直面内を揺動し、
左右の水平位置へ切替えられる。
【0016】図10はブーム装置26等を操作する操作パ
ネル86の詳細図である。左右切替レバー88は、左右切替
用案内溝90に沿って左右方向へ操作され、油圧装置36
(図1)から左右揺動用油圧シリンダ80(図8及び図
9)への油圧の供給を制御して、左右揺動用油圧シリン
ダ80を伸縮させる。これにより、ブーム装置26の基端側
ブーム28が、揺動結合部32の周りに揺動して、左、中
(起立)及び右へ切替えられる。拡開・縮閉用レバー92
は、拡開・縮閉用案内溝94に沿って前後方向へ操作さ
れ、油圧装置36(図1)から拡開・縮閉用油圧シリンダ
64(図7)への油圧の供給を制御して、拡開・縮閉用油
圧シリンダ64を伸縮させる。これにより、ブーム装置26
の先端側ブーム30が、ヒンジ60の周りに揺動して、拡開
位置と縮閉位置とへ切替えられる。当接バー96は、拡開
・縮閉用レバー92の前部に固定されて、左右切替用案内
溝90の範囲にわたって水平方向へ延び、左右切替レバー
88により基端側ブーム28の揺動操作を行うときに、拡開
・縮閉用レバー92を強制的に後方へ移動させて、ブーム
装置26の左右切替中における先端側ブーム30の縮閉位置
を保証する。噴霧レバー98は、噴霧用案内溝100に沿っ
て前後方向へ案内され、後述の開閉弁104(図11)を
遠隔操作して、ノズル44からの薬液の噴出及び停止を切
替える。
【0017】図11は薬液の供給系統図である。ポンプ
34は、薬液タンク20内の薬液を吸入して、調圧弁102へ
圧送する。調圧弁102は、ポンプ34の吐出圧を調整し、
余液を薬液タンク20へ戻すとともに、調圧値の薬液を開
閉弁104へ導く。薬液は、調圧弁102から開閉弁104及び
自動切替弁50を経て左側散布用ノズル管38及び右側散布
用ノズル管40へ送られる。
【0018】図12及び図13はそれぞれ左側散布及び
両側散布を行っている状態のブームスプレーヤ18の背面
図である。
【0019】実施例の作用について説明する。散布方向
を切替える場合、及び先端側ブーム30の格納側を切替え
る場合、左右へのブーム装置26の切替が必要となる。農
業用トラクタ10の運転席12の作業者は、操作パネル86の
左右切替レバー88を左右切替用案内溝90に沿って最初に
後方へ移動させてから、左又は右へ移動させる。左右切
替用案内溝90における後方への左右切替レバー88の移動
により、拡開・縮閉用レバー92は当接バー96を介して拡
開・縮閉用案内溝94において後方へ強制的に移動され、
先端側ブーム30は縮閉位置となる。拡開・縮閉用案内溝
94の縮閉位置により、拡開・縮閉用油圧シリンダ64が縮
小して、先端側ブーム30は基端側ブーム28に対してほぼ
直角前方へ折曲する縮閉位置となる。左右揺動用油圧シ
リンダ80は左右切替レバー88の左右への切替に伴って伸
縮し、先端側ブーム30は、縮閉位置に保持されつつ、半
円形の薬液タンク20の上方を通って、左右へ移動する。
【0020】図13のように、両側散布を行う場合は、
基端側ブーム28を起立位置にした後、先端側ブーム30を
拡開位置として、基端側ブーム28及び先端側ブーム30が
直線状に上方へ高く突出させてから、噴霧レバー98を噴
霧位置にする。自動切替弁50において、ハウジング56内
のボール58は、ハウジング56における左側散布用ノズル
管38側及び右側散布用ノズル管40側の両方の出口を共に
開放し、薬液は自動切替弁50を経て左側散布用ノズル管
38及び右側散布用ノズル管40の両方へ送られ、左側散布
用ノズル群46及び右側散布用ノズル群48のノズル44から
それぞれ左方及び右方へ向けて噴出する。
【0021】ブーム装置26を格納位置にするときは、先
端側ブーム30を農業用トラクタ10の左側部又は右側部に
沿わせた縮閉位置にして、操作を終了する。左側又は右
側の散布を行う場合は、ブーム装置26を左右へ切替えて
から、拡開・縮閉用レバー92を前方へ移動させて、先端
側ブーム30を、拡開位置にして、基端側ブーム28に対し
て直線的に左又は右へ水平に突出させ、さらに、噴霧レ
バー98を噴霧位置へ操作する。基端側ブーム28が左又は
右の水平方向となっている場合は、自動切替弁50のハウ
ジング56内のボール58が、重力により右側散布用ノズル
管40側及び左側散布用ノズル管38側の出口を塞ぎ、開閉
弁104からの薬液は左側散布用ノズル管38又は右側散布
用ノズル管40へ導かれ、左側散布用ノズル群46又は右側
散布用ノズル群48のノズル44から薬液が下方へ向けられ
て噴出する。
【0022】図14は別の構造をもつ先端側ブーム30の
一部縦断面図、図15は図14の先端側ブーム30の横断
面図である。この先端側ブーム30は1本のブーム体106
を有し、2本の通路108は、相互に平行にブーム体106内
に形成され、先端側ブーム30の長手方向へ延びている。
プラグ110は、ブーム体106の先端に装着され、各通路10
8の先端を塞いでいる。ノズル44は、通路108へ連通する
ように、ブーム体106に取付けられ、ノズル44は、共通
の通路108へ接続されているもの同士、それぞれ左側散
布用ノズル群46及び右側散布用ノズル群48を構成してい
る。また、下側の通路108に液圧が加わるので、先端側
ブーム30の撓みが抑制される。
【0023】図示の実施例では、ブームスプレーヤ18は
農業用トラクタ10の後部に装着されているが、農業用ト
ラクタ10の前部に装着されるブームスプレーヤ18にもこ
の考案は適用可能であることは明白である。その場合、
先端側ブーム30は、縮閉位置において基端側ブーム28に
対して後方側へほぼ直角に屈曲することになる。図示の
実施例では、ブームスプレーヤ18が農業用トラクタ10に
装着されているが、ブームスプレーヤ18自体が自走車両
として構成されているものにもこの考案は適用可能であ
ることは言うまでもない。
【0024】
【考案の効果】請求項1の考案では、左右へのブーム装
置の切替は、先端側ブームが基端側ブームに対してほぼ
直角に折曲した縮閉位置に保持されて、ブーム装置がブ
ームスプレーヤ本体への基端側ブームの基端側の結合部
の周りに揺動し、先端側ブームはブームスプレーヤ本体
の上方を通過して、行われるようになっている。したが
って、左右へのブーム装置の旋回を許容するためのスペ
ースを最小限にして、ブームスプレーヤ本体の前方又は
後方に大きなスペースを確保する必要を省略できる。ま
た、左右へのブーム装置の旋回において、ブームスプレ
ーヤの重心は、ブームスプレーヤ本体から大きく偏倚す
るのを防止され、ほぼブームスプレーヤ本体に保持され
るので、ブーム装置の転倒に対する配慮を省略して、設
計上の自由度を高めることができる。
【0025】請求項2の考案では、左右への切替に伴い
ブーム装置の上下が逆転しても、左方散布用ノズル群及
び右方散布用ノズル群は、その逆転に伴って適切な向き
となるので、適正な左側散布及び右側散布を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブームスプレーヤが農業用トラクタに装着され
た状態の背面図である。
【図2】ブームスプレーヤが農業用トラクタに装着され
た状態の側面図である。
【図3】ブームスプレーヤが農業用トラクタに装着され
た状態の平面図である。
【図4】薬液タンクを斜め後方でかつ上方から見た斜視
図である。
【図5】ブーム装置を後方から見た図である。
【図6】自動切替弁の断面図である。
【図7】先端側ブームが基端側ブームに対してほぼ直角
に折曲している縮閉位置におけるブーム装置の平面図で
ある。
【図8】揺動結合部を後方から見た詳細な構造図であ
る。
【図9】揺動結合部を上方から見た詳細な構造図であ
る。
【図10】ブーム装置等を操作する操作パネルの詳細図
である。
【図11】薬液の供給系統図である。
【図12】左側散布を行っている状態のブームスプレー
ヤの背面図である。
【図13】両側散布を行っている状態のブームスプレー
ヤの背面図である。
【図14】別の構造をもつ先端側ブームの一部縦断面図
である。
【図15】図14の先端側ブームの横断面図である。
【符号の説明】
18 ブームスプレーヤ 24 ブームスプレーヤ本体 26 ブーム装置 28 基端側ブーム 30 先端側ブーム 32 揺動結合部(結合部) 44 ノズル 46 左側散布用ノズル群 48 右側散布用ノズル群

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に複数個のノズル(44)を備える
    ブーム装置(26)が、起立位置を経て左右へ揺動自在に基
    端側においてブームスプレーヤ本体(24)に結合している
    基端側ブーム(28)と、前記基端側ブーム(28)に対してほ
    ぼ直線的な拡開位置と前記基端側ブーム(28)に対して前
    記ブームスプレーヤ本体(24)の方へほぼ直角に折曲する
    縮閉位置との間で揺動自在に基端側を前記基端側ブーム
    (28)の先端側へ結合している先端側ブーム(30)とを有
    し、前記先端側ブーム(30)は、縮閉位置において前記ブ
    ームスプレーヤ本体(24)の上方を左右へ通過自在になっ
    ていることを特徴とするブームスプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記ブーム装置(26)は向きが相互に反対
    方向の左方散布用ノズル群(46)及び右方散布用ノズル群
    (48)を備えていることを特徴とする請求項1記載のブー
    ムスプレーヤ。
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