JP2010051274A - 防除作業機 - Google Patents

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Norihiro Yano
典弘 矢野
Kenichi Ochi
健市 越智
Yoshihiro Yoshida
義弘 吉田
Koji Omachi
浩司 大町
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Abstract

【課題】散布対象が変わっても容易に対応できる散布作業機を提供する。
【解決手段】後部に薬液タンク(50)を搭載した機体(1)に、機体(1)の前方へ向けて延設した昇降リンク機構(10)の基部を枢支し、昇降リンク機構(10)の前部にブーム支持枠(12)を設け、このブーム支持枠(12)に、夫々下向きに薬液を噴出する噴霧ノズル(26)を備えたセンタブーム(22)と左右のサイドブーム(23)とからなる第1防除ブーム(X)を設け、更に前記ブーム支持枠(12)には、機体(1)の側方でかつ所定の仰角方向に噴出する仰角ノズル(76a)及び略水平方向に噴出する水平ノズル(76b,76b)を備える第2防除ブーム(Y)を設けた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、防除作業機に関し、水田での防除作業や生長したとうもろこしへの防除作業を行なう乗用管理機等の移動農機に利用できる。
従来、走行機体に防除ブームを折畳み又は延長自在に設け、水平状態に延長して防除作業をしたり、また、防除ブームを垂直に立てて、樹木のような高い箇所への防除を行なう構成としている(特許文献1)。
特公平4−37748号公報
ところで、このような従来装置の場合、樹木等の防除には垂直に立て、あるいは折畳んだブームを長く伸ばして広い範囲の防除を行う汎用型の防除ブームの構成となっているため、垂直に立てた状態にして薬液を遠方へ飛ばすために散布圧力を高く維持すると、比較的緩やかな仰角あるいは水平状態での散布では散布圧力が高すぎて薬液を不測に飛散させてしまう欠点があり、このため散布作業の状況に応じて散布圧力や使用ノズルを適正に調節制御する必要がある。
この発明は前記課題に鑑み、防除対象が変わっても容易に対応できる防除作業機を提供することを目的とし、併せて構成の兼用化によってコストを下げ、かつ液垂れによる汚損の防止を図り、然も防除用ブームをコンパクトに収容して圃場間の移動走行を容易化しようとする。このため、次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1の発明では、後部に薬液タンク(50)を搭載した機体(1)に、機体(1)の前方へ向けて延設した昇降リンク機構(10)の基部を枢支し、昇降リンク機構(10)の前部にブーム支持枠(12)を設け、このブーム支持枠(12)に、夫々下向きに薬液を噴出する噴霧ノズル(26)を備えたセンタブーム(22)と左右のサイドブーム(23)とからなる第1防除ブーム(X)を設け、更に前記ブーム支持枠(12)には、機体(1)の側方でかつ所定の仰角方向に噴出する仰角ノズル(76a)及び略水平方向に噴出する水平ノズル(76b,76b)を備える第2防除ブーム(Y)を設けたことを特徴とする防除作業機の構成とした。
第1防除ブーム(X)を用いて水田の防除作業を行なうときは、機体(1)を列状に植えられた苗に沿って往復移動させながら噴霧ノズル(26)から下向きに薬液を噴霧したて防除作業を行なう。また、背高に生長した畑地のとうもろこし等には第2防除ブーム(Y)を用いるが、第2防除ブーム(Y)の噴霧ノズル(76)のうち仰角方向に噴出角を設けた噴霧ノズル(76a)は放物線状に薬液を遠距離まで飛ばし、水平方向に噴出角を設定して設けた噴霧ノズル(76b)は機体(1)から中間距離乃至近距離を防除する。
請求項2に記載の発明は、薬液タンク(50)に連通する噴霧ホース(78)を設け、この噴霧ホース(78)を第1防除ブーム(X)のサイドブーム(23)又は第2防除ブーム(Y)にカプラ(80,77)を介して付け替え自在に設けてなる請求項1記載の防除作業機とする。これによって、噴霧ホース(78)は第1防除ブーム(X)側のカプラ(80)または第2防除ブーム(Y)側のカプラ(77)とに付替えて用いる。
請求項3に記載の発明は、第1防除ブーム(X)を下位に、第2防除ブーム(Y)を上位としてブーム支持枠(12)に設け、平面視において第1防除ブーム(X)と第2防除ブーム(Y)は前後にずらせて設けてなる請求項1または請求項2に記載の防除作業機とする。これによって、高い位置に設けた第2防除ブーム(Y)による作業終了により噴霧ノズル(76a,76b,76b)から液垂れしても第1防除ブーム(X)に降り掛からない。
請求項4に記載の発明は、第1防除ブーム(X)のサイドブーム(23)を機体(1)両側で該機体(1)前後方向に沿う収納姿勢に回動できる構成とし、第2防除ブーム(Y)の仰角ノズル(76a)が収納姿勢の前記サイドブーム(23)よりも機体側寄りに位置するように第2防除ブーム(Y)の基部側を回動支点として回動固定自在に設けてなる請求項1に記載の防除作業機とする。このように構成すると、第2防除ブーム(Y)を回動して収納状態にあるサイドブーム(23)の更に機体(1)側寄りに収納できる。
本発明は、前記の如く構成したので、以下の効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明によると、水田や畑地の比較的背の低い作物への防除には第1防除ブーム(X)で作業を行い、とうもろこしC,C…のように比較的背が高くなる作物への防除には第2防除ブーム(Y)で作業を行なうことができ、両防除ブーム(X,Y)を同時に装着することにより、作業に応じて付替える手間をなくする。しかも、これら第1、第2防除ブーム(X,Y)は昇降リンク機構(10)のブーム支持枠(12)に装着して任意に昇降でき、特に第2防除ブーム(Y)においては、高さの調整によって薬液の飛散する距離を調整することができる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の効果に加え、噴霧ホース(78)は第1防除ブーム(X)側のカプラ(80)または第2防除ブーム(Y)側のカプラ(77)とに付替えて用いるため、夫々に噴霧ホース(78)を準備する必要がなくコスト低廉になる。
請求項3に記載の発明によると、請求項1又は請求項2に記載の効果に加え、高い位置に設けた第2防除ブーム(Y)による作業終了により噴霧ノズル(76)から液垂れしても第1防除ブーム(X)に降り掛からないため、薬液による汚損を防止できる。
請求項4に記載の発明によると、請求項1に記載の効果に加え、第2防除ブーム(Y)を回動して収納状態にあるサイドブーム(23)の更に機体(1)側寄りに収納でき、路上走行時にあっても他物に衝突するなどの恐れがない。
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1は主として畑や水田の中でカルチ作業や防除作業を行う乗用管理機の機体である。この乗用管理機は同径の前輪2と後輪3を備え、機体1の前部にエンジン4を搭載している。エンジン4およびマフラー(図示省略)はボンネット5で覆われ、ボンネット5の左右両側部にはマスト7,7が立設され、このマスト7,7には上部リンク8と下部リンク9とからなる昇降リンク機構10が枢着されている。上部リンク8と下部リンク9とは図2に示すように前後長さが略等しく、従って、昇降リンク機構10は側面から見ると平行四辺形を構成する。昇降リンク10はボンネット5の外側方に設けた左右一対の昇降シリンダ11,11により昇降される。この昇降シリンダ11,11は電動モータによって構成されるが、油圧で構成しても良い。また、昇降シリンダ11,11は操縦部14近傍の操作ボックス15に配置された上昇スイッチ又は下降スイッチ(共に図示せず)操作によって伸縮作動し昇降リンク機構10は前記枢着部中心に前端側が上下昇降調節できる。
また、前記昇降リンク10の前部には後述する第1防除ブームXのセンターブーム22、サイドブーム23,23を取付けるための支持枠12が連結される。この支持枠12は正面から見ると矩形状をなし、支持枠12の下部中央には前後方向に沿う揺動軸14が設けられている。
揺動軸14には、前後一対のブーム22F,22Rを有する前記センターブーム22が回動自在に枢支され、前側のセンターブーム22Fに複数個の下向きの噴霧ノズル26,26…が取り付けられている。サイドブーム23,23は後側のセンターブーム22Rの左右両端部にピン24,24にて回動自在に枢支され、このサイドブーム23,23の下端面にも適当間隔をあけて複数個の噴霧ノズル26,26…が設けられている。従って、サイドブーム23を広げた状態でセンターブーム22とサイドブーム23,23とは一体で揺動軸14廻りに上下揺動することができる。
また、前記支持枠12側と後側センターブーム22R側との間にはアクチュエータとしての油圧シリンダー20が垂直姿勢で設けられている。20aは油圧シリンダー20のピストンロッドである。
センターブーム22の前部には水平制御用の制御弁33が設けられ、油圧ポンプから配管を介して制御弁33に送り込まれた作動油は油圧シリンダー20に送り込まれ、配管を介してタンクに戻るように構成している。従って、油圧シリンダー20のピストンロッド20aが伸縮するとブームが揺動軸14の廻りに揺動する。
支持枠12の左右方向中央部には上下方向に沿わせてプレート27が設けられ、このプレート27には前方に向けてピン28が固着されている。
後側センターブーム22Rの中央上面にはステー29を介して回動式ポテンショメータからなる揺動角センサ30が取り付けられており、このセンサ30に設けられた正面視U字状の二股アームの溝内に前記ピン28を嵌入させている。油圧シリンダー20が作動してセンターブーム22が回動するとこれと同調してアームが回動し、ブーム揺動角センサ30の軸を回してセンターブーム22の左右揺動角を検出する。ブーム揺動角センサ30はセンターブーム22の揺動角だけでなく油圧シリンダー20の伸縮量を間接的に検出するものである。
また、このセンターブーム22とサイドブーム23からなる第1防除ブームXが上下に揺動するときにこれが前後方向に大きく揺動しないように次のような規制手段57が設けられている。即ち、図4及び図5に示すようにセンターブーム22の上面から上方に突出するようにプレート58を設け、このプレート58にてガイドローラ59を回転自在に支持して設け、支持枠12側から規制プレート57aを突出させて設け、この規制プレート57aと支持枠12の前面とで前記ガイドローラ59を前後から挟み込むようにして防除ブームの前後方向への振れを規制するようにしている。機体の前進あるいは後進中に長い防除ブームが上下に揺動しているときには走行中の車速変化を受けて防除ブーム自体が上下だけでなく前後方向にも揺動しようとするが、上記のように、揺動中心から左右方向において離れた位置にあって左右一対の規制手段57、57で前後方向の揺れを規制しているので防除ブームが激しく前後方向に振られてブームを損傷するようなことがない。
次いで、前記第1防除ブームXの上位に設けられる第2防除ブームYについて説明する。なお、第2防除ブームYは同形態のブームが左右対称的に一対設けられる。前記支持枠12に環状基部70aを貫通して固着する支持脚70を設け、この支持脚70の上部にコ型の受枠部71を設け、さらにこの受枠部71にL型の中間枠72を複数の固着ボルト73,73により着脱自在に固定している。中間枠72の起立側短片の上部に貫通孔72aを形成すると共に、所定長さを有し噴管74を沿わせて一体的に固着する補強枠75を連結固定している。詳述すると、補強枠75の基部側短片75aの孔部75bと前記中間枠72の起立短片の貫通孔72aを重ねてボルトナット等81で着脱自在に固定している。このとき噴管74は機体1の側方に向きかつ所定の仰角θを呈して固定される。
前記噴管74には先端に該噴管74の取付仰角θに合わせた仰角方向に噴出する仰角ノズル76aを設け、更に中間部には略水平方向に噴出する水平ノズル76b,76bを備えている。
なお、噴管74の取付仰角θはボルトナット等81部を支点に回動させて締付け固定することにより仰角θの角度を調整できる構成とし、噴出角度を調整できる構成としている。また、噴管74に対してノズル76a,76b,76bの取付角度を調整できるよう構成することもできる。このように構成することにより、作物条件に応じて噴出角度を変え遠方への飛散状況を変えることができる。
なお、図1、図2において、符号41は傾斜センサ、42はリヤアクスルハウジング、43は傾斜センサ41を受ける台座、44は傾斜センサを保護するカバーである。また、図1において、符号46はサイドブーム23を上下回動させる上下動シリンダ、47はサイドブーム23を開閉させる開閉シリンダ、50は薬液タンクである。
図2に示すように機体の後部には収納したサイドブーム23を保持するためのブーム受け支柱61が左右に立設されており、上部には縦収納受部62が形成され、横には水平収納受部63が形成されている。いずれの受部62,63もU字状の金具で形成されており、通常は縦収納受部62を用いてサイドブーム23を保持するが、納屋やビニールハウス内のように屋根の低い場所にサイドブーム23を収納する場合には水平収納受部63にサイドブーム23を収納させるようにしている。なお、サイドブーム23の受部63への収納作業を容易にするためにセンターブーム22の直前に図示外の電動シリンダーを設け、センターブーム22あるいはサイドブーム23側に操作スイッチ65を設けて、このスイッチを操作することによってサイドブーム23が水平横方向に回動して水平収納受部63内に入り込んだり、逆にそこから抜け出せるようにしてもよい。あるいは、前記上下回動シリンダ46、および、開閉シリンダ47を用いてサイドブーム23を横方向に回動させるようにしても良い。
薬液タンク50に連通して3本の噴霧ホース78,78,79を運転席14近傍の操作ボックス15の開閉コック82,82,83を介して第1防除ブームXに接続している。即ち、これら噴霧ホースのうち噴霧ホース78,78は左右のサイドブーム23,23に夫々設けた倒T字の接続金具84,84にカプラ80,80によって着脱自在に接続される。該左右の倒T字接続金具84下部に接続した金属管85をサイドブーム23の基部側に接続し、上部に図外の延長サイドブームの基部側に接続する伸縮可能な可撓ホース87に接続することにより、サイドブーム23の下向の噴霧ノズル26,26…からの噴出薬液を供給できる構成としている。86は可撓ホース87に接続され延長サイドブームに接続する金属管である。また、残る噴霧ホース79は、詳細は省略するがセンターブーム22に接続され、該センターブーム22の下向の噴霧ノズル26,26…からの噴出薬液を供給できる構成としている。
前記カプラ80,80を介して左右のサイドブーム23,23のカプラ80,80に着脱する噴霧ホース78,78は、該カプラ80,80から取り外し、第2防除ブームYの左右噴管74,74の各基部に設けたカプラ77,77に装着でき、仰角ノズル76a、水平ノズル76b,76bからの噴出薬液を供給できる構成としている。したがって、第2防除ブームYの噴霧ホースは第1噴霧ホースXの噴霧ホースと共用となっている。
第1防除ブームXと第2防除ブームYのノズルについて、設置数の少ない第2防除ブームYのノズル76a,76b,76bは、第1防除ブームXのノズル26に対して所定圧力下での噴出量が大に設定している。
次に防除作業について簡単に作用を説明する。
上記構成の乗用管理機を用いて水田等で薬液散布作業を行なうときには、噴霧ホース78,78をカプラ80,80側に接続しておき、開閉コックをすべて開に操作しておく。機体1を前進させながら第1防除ブームXの下向ノズル26,26…から下向きに噴出される薬液が圃場面に散布される。この場合には機体1を往復移動させながら散布済みエリアから未散布エリアへ隣接作業を行なう。
また、畑地のとうもろこしC,C…等所定の高さに成長した作物を対象に散布を行なうときは、噴霧ホース78,78をカプラ80,80から取り外し、第2防除ブームYのカプラ77,77側に接続して作業を行なう(図7)。先端の仰角ノズル76aからは所定仰角をもって放物線を描くように遠方まで届くように薬液は噴出散布され、途中部の水平ノズル76b,76bのうち先端の仰角ノズル76aに近い水平ノズル76bからの薬液は水平方向に噴出されてやや遠くに届き、噴管74の基部に近い側に設ける水平ノズル76bからの薬液は同様に水平方向に噴出されるが機体1近傍のエリアに届くようになっている。従って、第1防除アームXのサイドブーム22を折り畳んで収納姿勢としておくことで、第2防除ブームYによる散布作業は仰角ノズル76bの届く範囲が一往工程の散布範囲となる。
なお、第1防除ブームXによる散布作業、第2防除ブームYによる散布作業のいずれにおいても、作物高さ等を勘案して昇降リンク機構10の上下位置を操作ボックス15の上昇スイッチあるいは下降スイッチの操作によって任意に設定することができる。
また、第2防除ブームYで作業するときであっても、第1防除ブームXのセンターブーム22による散布作業を行なうことが可能であるから、機体進行跡も同時に散布作業を行なうことができる。
第1防除ブームXによる散布作業においては水平制御を行なわせる。即ち、図示外の水平制御スイッチを「水平」セット位置に切り換える。このときには本機の左右傾斜姿勢変化を傾斜センサ41が検出するが、その傾き変化相当分だけ油圧シリンダー20のピストンロッド20aを伸縮させることで防除ブーム22,23を水平姿勢に制御することができる。水平制御中はブーム揺動角センサ30でブーム22,23の揺動角を常時検出する。
前記のように、第1防除ブームXを下位に、第2防除ブームYを上位としてブーム支持枠12に設けるが、このとき平面視において第1防除ブームXと第2防除ブームYは前後にずらせて設けている。従って、高い位置に設けた第2防除ブームYによる作業終了により噴霧ノズル76a,76b,76bから液垂れしても第1防除ブームXに降り掛からないため、汚損を防止できる。また、前記のように第1防除ブームXが水平揺動されても高い位置にある第2防除ブームYは干渉等の影響がない場所に設置できる。
図8,9について、第2防除ブームYの変形例について説明する。左右の噴管74L,74Rを前後に所定距離L分オフセットして設けている。このように構成すると、略180度内側に向けて回動支点P周りに回動させることができ、スタンド90Lに噴管74Rを支持させ、スタンド90Rに噴管74Lを支持させる。
また、第2防除ブームYの仰角ノズル76aが収納姿勢の前記サイドブーム23よりも機体側寄りに位置することになり、収納状態にあるサイドブーム23の更に機体1側寄りに収納できるため、路上走行時において、他物との衝突の恐れがない。
乗用管理機の正面図である。 乗用管理機の側面図(A)と一部の背面図(B)である。 乗用管理機の平面図である。 昇降リンク機構部の拡大側面図である。 昇降リンク機構部の拡大平面図である。 第2防除ブームの斜視図である。 作用説明図である。 変形例を示す乗用管理機の正面図である。 変形例を示す要部の平面図である。
符号の説明
1 機体
10 昇降リンク機構
12 ブーム支持枠
22 センタブーム
23 サイドブーム
26 噴霧ノズル
50 薬液タンク
76a 仰角ノズル
76b 水平ノズル
77 カプラ
78 噴霧ホース
80 カプラ
X 第1防除ブーム
Y 第2防除ブーム

Claims (4)

  1. 後部に薬液タンク(50)を搭載した機体(1)に、機体(1)の前方へ向けて延設した昇降リンク機構(10)の基部を枢支し、昇降リンク機構(10)の前部にブーム支持枠(12)を設け、このブーム支持枠(12)に、夫々下向きに薬液を噴出する噴霧ノズル(26)を備えたセンタブーム(22)と左右のサイドブーム(23)とからなる第1防除ブーム(X)を設け、更に前記ブーム支持枠(12)には、機体(1)の側方でかつ所定の仰角方向に噴出する仰角ノズル(76a)及び略水平方向に噴出する水平ノズル(76b,76b)を備える第2防除ブーム(Y)を設けたことを特徴とする防除作業機。
  2. 薬液タンク(50)に連通する噴霧ホース(78)を設け、この噴霧ホース(78)を第1防除ブーム(X)のサイドブーム(23)又は第2防除ブーム(Y)にカプラ(80,77)を介して付け替え自在に設けてなる請求項1記載の防除作業機。
  3. 第1防除ブーム(X)を下位に、第2防除ブーム(Y)を上位としてブーム支持枠(12)に設け、平面視において第1防除ブーム(X)と第2防除ブーム(Y)は前後にずらせて設けてなる請求項1または請求項2に記載の防除作業機。
  4. 第1防除ブーム(X)のサイドブーム(23)を機体前後方向に沿う収納姿勢に回動させる構成とし、第2防除ブーム(Y)の仰角ノズル(76a)が収納姿勢の前記サイドブーム(23)よりも機体側寄りに位置するように第2防除ブーム(Y)の基部側を回動支点として回動固定自在に設けてなる請求項1に記載の防除作業機。
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