JP6079690B2 - 薬液散布作業車 - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1記載の発明は、走行車体(1)上に設置された薬液を溜めた薬液タンク(18)を備え、該薬液タンク(18)から走行車体(1)に設置された薬液を散布する薬液散布ブーム(19)に薬液を供給して散布する薬液散布作業車において、薬液散布ブーム(19)は車体前方のセンタブーム(43)と該センタブーム(43)の両側に開閉自在に連結した左右のサイドブーム(44、44)とからなり、さらに各サイドブーム(44)は基本ブーム(44a)と該基本ブーム(44a)に対してスライド移動自在の伸縮ブーム(44b)から構成され、基本ブーム(44a)には、伸縮ブーム(44b)をスライド駆動させる主駆動モータ(8)及び伸縮ブーム(44b)の駆動を補助する補助駆動モータ(9)を左右一対ずつ設け、左右それぞれの主駆動モータ(8)と補助駆動モータ(9)の間に伸縮ブーム(44b)を伸縮させる軌道(11a、37a;11b、37b)を設けたことを特徴とする薬液散布作業車である。
また、請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、テンションバー(36)により、基本ブーム(44a)の作業中の揺れが抑制されると共に、テンションバー(36)の左右のチェーン軌道で伸縮ブーム(44b)を均等に支持することができ、伸縮ブーム(44b)の伸縮時に抵抗なくスムーズにスライドできる利点がある。更に、各チェーン(11a、11b)は基本ブーム(44a)と伸縮ブーム(44b)の横幅内にあるので、チェーン軌道と機体側の部材が干渉することも無い。
図1に薬液散布装置を前部に取り付けた薬液散布作業車の側面図を示し、図2には薬液散布作業装置部分の平面図を示す。なお、本明細書では薬液散布作業車の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右という。
薬液タンク18の先端部形状は、フロア54のフロントに上方へ浮き上がるように湾曲させた傾斜部51と密着するように形成されている。従って、薬液タンク18を後方から前方へ移動させて傾斜部51で合致させて止めることができる。このような構造により前輪12の横揺れ等によるタイヤと薬液タンク18の干渉を防止でき、薬液タンク18の本機のフロア54上での接地性を高め、タンク18の安定性を高めることができる。
本実施の形態の散布幅15mの散布ブーム19のサイドブーム44はズーム式のものである。
図5に示すように、薬液を伸縮ブーム44bのノズル45bに供給するホース77bは基本ブーム44aの基部と先端部にそれぞれ設けられている支柱31と支柱21の間に張られているテンションバー36に巻き付けられている。
なお、図8(a)には図5(a)と同様に防除タンクからの一対の伸縮ブーム44b、44bのノズル45bに薬液を供給する構成も示している。
図8に示す構成により基本ブーム44aの機体側の作動起点部に伸縮ブーム44b作動用の主駆動モータ8a、8bを左右一対設けたことで、精密部品である主駆動モータ8が加速度(G)の影響を受けないので性能トラブルの心配がない。即ち、加速度(G)の影響を受けないとは、基本ブーム44aの先端側は、機体の揺動に伴い頻繁に揺れるので、常時加速度が発生している。このような状況が長時間続くと、モータ8の性能劣化が発生してしまう。基本ブーム44aの機体側の作動起点部は、あまり揺れないので、主駆動モータ8、8を設けても加速度の影響を少なくできる。
従来は単一駆動モータのみで伸縮ブーム44bを伸縮させていたが、防除作業中にブームランスが上下又は前後に揺れてしなっている時に伸縮ブーム44bを伸縮させると、基本ブーム44aの中間部に設けたスライド体44c内を転がるチェーン軌道用のローラ44d,44e(図7,図9)に負荷(ローラ44d,44eが基本ブーム44aを走るときの走行抵抗)が生じ、転がり抵抗が発生することで、スライド速度が低下し、又は一時的に停止するおそれがあった。
図8(b)の平面図に示すように、2つのチェーン軌道を有するサイドブーム44を機体1の左右に一対設け、伸縮ブーム44bを伸縮(スライド)させる2つの駆動モータ8a、8bの外側に各チェーン11の軌道を配置したことでブーム44bの量産時、及びブーム44構成部品の組み立て時にチェーン11をモータ8に組み付け易い。
また、2つのチェーン軌道を有するサイドブーム44を機体1の左右に一対設けた場合に、先端の伸縮ブーム44bをスライドさせる一対のチェーン11a、11bが平面視で基本ブーム44aの作業中の揺れを抑制するテンションバー36の左右にそれぞれ配置するので、基本ブーム44aの終端部がたれないように、やや持ち上げ気味に基本ブーム44aを引っ張るのでテンションバー36の左右のチェーン軌道で伸縮ブーム44bを均等に支持することができ、伸縮ブーム44bの伸縮時に抵抗なくスムーズにスライドできる利点がある。
4 ヒッチブラケット 5 車速算出手段
6 車速センサ 7 操舵角センサ
8 主駆動モータ 9 補助駆動モータ
10 流量制御モータ 11 チェーン
12 前輪 13 後輪
14 ステアリングハンドル 15 ボンネット
17 操縦席 18 薬液タンク
19 散布ブーム 20 防除ポンプ
21 支柱 23 支柱
24 アッパリンク 25 ロワリンク
26 シリンダ取付支柱 27 昇降シリンダ
28 油圧タンク付ソレノイドバルブ
29 上下シリンダ(ローリングシリンダ)
30 開閉シリンダ 31 支柱
32 プーリ 33 スプロケット
35 ローラ 36 テンションバー
37 ケーブル 38 プレート
40 サイドブーム受け 43 センターブーム
44 サイドブーム 45(45a,45b) 噴霧ノズル
50 タンク側ステップ 51 傾斜部
52 指標ロッド 53 本機側ステップ
54 フロア 55 梯子部材
56 本機ダッシュパネル 59 ハンドルポスト
61 給水路(ホース)
62 給水コック 64 サクションフィルタ
65 防除ポンプ 66 吐水ホース
67 希釈薬液路 69 噴霧コック
70 安全弁 71 エアチャンバー
73 流量制御弁 74 流量センサ
75 余水ホース 77 薬液ホース
78 第二ポンプ 79 撹拌ホース
81 GPS受信機
100 本機コントローラ 101 防除機コントローラ
Claims (3)
- 走行車体(1)上に設置された薬液を溜めた薬液タンク(18)を備え、該薬液タンク(18)から走行車体(1)に設置された薬液を散布する薬液散布ブーム(19)に薬液を供給して散布する薬液散布作業車において、
薬液散布ブーム(19)は車体前方のセンタブーム(43)と該センタブーム(43)の両側に開閉自在に連結した左右のサイドブーム(44、44)とからなり、さらに各サイドブーム(44)は基本ブーム(44a)と該基本ブーム(44a)に対してスライド移動自在の伸縮ブーム(44b)から構成され、
基本ブーム(44a)には、伸縮ブーム(44b)をスライド駆動させる主駆動モータ(8)及び伸縮ブーム(44b)の駆動を補助する補助駆動モータ(9)を左右一対ずつ設け、
左右それぞれの主駆動モータ(8)と補助駆動モータ(9)の間に伸縮ブーム(44b)を伸縮させる軌道(11a、37a;11b、37b)を設けたことを特徴とする薬液散布作業車。 - 前記基本ブーム(44a)の走行車体(1)側の作動基点部に各主駆動モータ(8)を設け、更に基本ブーム(44a)の先端部に各補助駆動モータ(9)を設け、各主駆動モータ(8)と各補助駆動モータ(9)の外側にチェーン(11a、11b)を設けて前記軌道(11a、37a;11b、37b)を構成したことを特徴とする請求項1記載の薬液散布作業車。
- 基本ブーム(44a)の揺れを抑制するテンションバー(36)を前記左右の軌道(11a、37a;11b、37b)間であって基本ブーム(44a)の作動基点部と先端部間に張設し、前記各チェーン(11a、11b)は平面視で基本ブーム(44a)と伸縮ブーム(44b)の幅内に設けられていることを特徴とする請求項2記載の薬液散布作業車。
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