JP7175817B2 - 薬剤散布機 - Google Patents
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Description
本発明に係る薬剤散布機(乗用型管理機)の一例として、図1乃至図3にキャビン付きのブームスプレーヤが示される。このブームスプレーヤに、機体フレーム1と、左右一対の前輪2,2と、左右一対の後輪3,3と、を有する走行機体Cが備えられている。機体フレーム1の下部における前部と後部との夫々に、車軸ユニット4F,4Bが連結され、車軸ユニット4F,4Bの夫々は機体左右に延びる。前部における車軸ユニット4Fの左右両端部に前輪2,2が回転可能に支持され、後部における車軸ユニット4Bの左右両端部に後輪3,3が回転可能に支持される。前輪2,2と後輪3,3との夫々は水平軸芯回りに回転可能である。また、車軸ユニット4F,4Bの夫々における左右両端部は下方に延出し、この下方に延出する箇所が上下向き軸芯回りに回転可能である。これにより、前輪2,2と後輪3,3との夫々は四輪操向が可能に構成されている。
また、第二油圧シリンダ24Rが収縮動作した場合、サイドブーム22Rは後上がりに傾斜する状態で折り畳まれる。サイドブーム22L,22Rは後上がりに傾斜した状態で、サイドブーム22L,22Rの遊端部は前後方向において走行機体Cの後端部に対応する箇所に位置し、かつ、上下方向においてキャビン7の上端部よりも下側に位置する。
また、機体フレーム1における運転座席14の下方箇所に散布用ポンプ27(ポンプに相当)が支持され、散布用ポンプ27は、薬剤タンク8に貯留された液体の薬剤を薬剤供給管25に向けて吐出可能に構成されている。
図4に、車軸ユニット4F,4Bと変速機構11との平面図が示される。車軸ユニット4Fにおける左右中央箇所に前輪中央伝達ケース41Fが備えられ、前輪中央伝達ケース41Fの内部に前輪中央伝達軸42Fが設けられている。前輪中央伝達軸42Fは左右一対の前輪2,2を回転駆動可能な車軸である。車軸ユニット4Bにおける左右中央箇所に後輪中央伝達ケース41Bが備えられ、後輪中央伝達ケース41Bの内部に後輪中央伝達軸42Bが設けられている。後輪中央伝達軸42Bは左右一対の後輪3,3を回転駆動可能な車軸である。変速機構11の出力軸と同一の軸芯上に、前伝達軸11Fと後伝達軸11Rとが変速機構11から前後方向に延出する。詳述はしないが、前輪中央伝達軸42Fと後輪中央伝達軸42Bとの夫々に公知の作動機構が設けられている。前伝達軸11Fは変速機構11から前方の前輪中央伝達ケース41Fへ延出し、前伝達軸11Fの前端部のギヤが前輪中央伝達軸42Fの作動機構と係合する。また、後伝達軸11Rは変速機構11から後方の後輪中央伝達ケース41Bへ延出し、後伝達軸11Rの後端部のギヤが後輪中央伝達軸42Bの作動機構と係合する。このような構成により、エンジンE(図1参照)の動力は、変速機構11を介して前後の車軸ユニット4F,4Bの夫々に分配され、前輪2,2と後輪3,3との夫々に伝達される。また、後伝達軸11Rには、後伝達軸11Rの回転数を測定する回転センサ28が設けられる。回転センサ28は、後伝達軸11Rの軸回転に伴って回転するギアと、回転に伴って固定位置を通過するギアの歯の個数をカウントするセンサとからなる。回転センサ28は、単位時間あたりにカウントされる歯の個数から後伝達軸11Rの回転数を検出し、エンジンE(図1参照)の回転数や走行速度を算出することができる。なお、回転センサ28は、後伝達軸11Rに限らず、前伝達軸11F、前輪中央伝達軸42F、あるいは後輪中央伝達ケース41Bに設けられても良い。
図5に示すように、フロントパネル15は、操向ハンドル16の周囲に、操作具32である主変速レバー32aや副変速レバー32bの他、表示パネル30やスイッチボックス31、薬剤散布作業を開始するために散布用ポンプ27(図1参照)の動作を開始または停止させるポンプスイッチ29(スイッチに相当)等を備える。操作具32である主変速レバー32aや副変速レバー32bは、走行速度を調整する際に用いられる。表示パネル30は、走行速度や各種警告、走行状態、作業状態、設定情報等を表示する。スイッチボックス31は、走行や薬剤散布作業における、各種設定、操作を行うスイッチ類を備える。表示パネル30やスイッチボックス31は、操向ハンドル16により視認が阻害されない位置で、かつ、走行中や薬剤散布作業中に見やすい位置に配置される。
さらに、走行速度表示33と隣り合って推奨速度表示34が表示されることで、適切な走行速度で作業走行を行っているか否かが認識しやすくなり、また、走行速度が適切でない場合も、どの程度の速度調整が必要であるかが認識しやすくなり、適切な速度で薬剤散布作業を行い、適切な量の薬剤を散布することが容易となる。
図9に示すように、薬剤散布機は、薬剤散布作業を制御するために、状態取得部50と、ポンプ動作入力部51と、散布量入力部52と、ノズル種類入力部53と、制御部54とを備える。これらは、プロセッサ等のハードウェアで実現され、それぞれが1または複数の機能部で構成されても良く、互いに任意に組み合わされて1または複数の機能部で構成されても良い。また、これらの機能はソフトウェアで実現されても良く、この場合、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムが制御部54等のプロセッサにより実行される。
また、散布圧力は、散布用ポンプ27の圧力を調整することと、バルブ(図示せず)を調整することの両方により調整されても良い。
26 散布ノズル
27 散布用ポンプ(ポンプ)
29 ポンプスイッチ(スイッチ)
30 表示パネル
31 スイッチボックス
32 操作具(速度操作部)
50 状態取得部
52 散布量入力部
53 ノズル種類入力部
54 制御部
C 走行機体
E エンジン(原動機)
Claims (18)
- 走行しながら薬剤を散布する薬剤散布作業を行う薬剤散布機であって、
走行機体と、
前記走行機体に搭載されて圃場に薬剤を散布する散布ノズルと、
前記走行機体に搭載されて前記薬剤を貯留する薬剤タンクと、
人為的操作により前記走行機体の走行速度を調整する速度操作部と、
前記散布ノズルに前記薬剤を供給するポンプと、
表示パネルと、
走行速度を表示させると共に、前記走行速度に並んで、散布圧力が調整されて前記散布ノズルから所定の散布量の薬剤を供給することができる前記走行速度の範囲である推奨速度範囲を前記表示パネルに表示させる制御部とを備え、
搭載された前記散布ノズルの種類を入力するノズル種類入力部を備え、
前記制御部は、前記推奨速度範囲を前記散布ノズルの種類に応じて変更させる薬剤散布機。 - 前記散布量を入力する散布量入力部を備え、
前記制御部は、前記推奨速度範囲を前記散布量に応じて変更させる請求項1に記載の薬剤散布機。 - 前記表示パネルは、入力された前記散布量と前記走行速度とを切り替えて表示可能であり、
前記散布量はスイッチボックスにより入力される請求項2に記載の薬剤散布機。 - 前記表示パネルは複数の第1のインジケータと前記複数の第1のインジケータと並んで配置される第2のインジケータとを有し、
前記第1のインジケータは、前記走行速度に応じた数だけ順に点灯し、
前記推奨速度範囲は、前記推奨速度範囲内の前記走行速度である場合に点灯する前記第1のインジケータに隣り合う前記第2のインジケータが点灯することにより表示される請求項1から3のいずれか一項に記載の薬剤散布機。 - 前記第1のインジケータは、円弧状に並ぶ請求項4に記載の薬剤散布機。
- 前記ポンプの動作の開始および停止を操作するスイッチと、
作業状態を取得する状態取得部とを備え、
前記制御部は、前記ポンプの動作の開始時に、前記作業状態に応じて前記薬剤散布作業を制御する請求項1から5のいずれか一項に記載の薬剤散布機。 - 前記作業状態が、前記走行機体の走行速度であり、
前記制御部は、前記走行速度が所定の速度範囲内であるか否かによって前記薬剤散布作業を制御する請求項6に記載の薬剤散布機。 - 前記作業状態が、前記速度操作部の操作状態であり、
前記制御部は、前記速度操作部が所定の操作状態であるか否かによって前記薬剤散布作業を制御する請求項6に記載の薬剤散布機。 - 原動機を備え、
前記ポンプは前記原動機により駆動され、
前記作業状態が、前記原動機の回転数であり、
前記制御部は、前記回転数が所定の回転数の範囲内であるか否かによって前記薬剤散布作業を制御する請求項6に記載の薬剤散布機。 - 前記作業状態が、前記ポンプを駆動するポンプ駆動軸の回転数であり、
前記制御部は、前記ポンプ駆動軸の回転数が所定の回転数であるか否かによって前記薬剤散布作業を制御する請求項6に記載の薬剤散布機。 - 前記制御部は、所定の作業状態でない場合に、前記所定の作業状態で前記薬剤散布作業を行うことを促す警告を行う請求項6から10のいずれか一項に記載の薬剤散布機。
- 前記制御部は、所定の作業状態でない場合に、前記走行機体を停止させる請求項6から11のいずれか一項に記載の薬剤散布機。
- 前記制御部は、前記走行速度が前記所定の速度範囲内でない場合に、前記走行速度を前記所定の速度範囲内に制御する請求項7に記載の薬剤散布機。
- 前記制御部は、前記速度操作部が所定の操作状態でない場合に、前記速度操作部を所定の操作状態となるように制御する請求項8に記載の薬剤散布機。
- 前記制御部は、前記回転数が前記所定の回転数の範囲内でない場合に、前記回転数を前記所定の回転数の範囲内に制御する請求項9に記載の薬剤散布機。
- 前記制御部は、前記ポンプ駆動軸の回転数が所定の回転数でない場合に、前記ポンプ駆動軸の回転数を所定の回転数となるように制御する請求項10に記載の薬剤散布機。
- 前記制御部は、前記ポンプの動作中に、前記散布圧力が所定時間継続して所定の値以下である場合に、所定の警告を行う請求項1から16のいずれか一項に記載の薬剤散布機。
- 前記制御部は、前記ポンプの動作中に、前記散布圧力が所定時間継続して所定の値以下である場合に、前記ポンプを停止させる請求項1から17のいずれか一項に記載の薬剤散布機。
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