JP2005138043A - 薬液散布作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗用管理機などの作業車に設置する薬液散布装置の散布薬液の薬液タンクの接地性、安定性、作業車への乗り降り時の安全性及び装置の機械的安定性を高められる薬液散布装置を備えた薬液散布作業車を提供すること。
【解決手段】車体(1)上に設置したハンドル(14)を支持するハンドルポスト(59)と、操縦席(17)と、該操縦席(17)の側方に設けた散布用薬液を溜める薬液タンク(18)とを備えた薬液散布作業車において、操縦席(17)の側部の車体(1)に設けた乗降用ステップ(55)と、該乗降用ステップ(55)の上方であって、薬液タンク(18)の左右側面の少なくともいずれかの側面の位置に設けられた乗降用凹部(S)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薬液散布装置を備えた作業車に関し、特に薬液タンクの構造に関する。
本明細書では作業車として乗用管理機を例にして以下説明する。乗用管理機の車体の前部に、平行リンク形態のリフトリンクを装着し、この前部のヒッチブラケットとロワリンクとの間にリフトシリンダを設けて、このリフトシリンダの伸縮によってリフトリンクを昇降させる構成からなるヒッチブラケットに薬液散布の散布ブームを取り付けた薬液散布装置が知られている。近年、前記薬液散布装置の薬液タンクは大規模化農業に対応するため、タンク容量の大型化が進みつつある。
特開平3−80038号公報
前記した薬液散布装置の薬液タンクは、当該タンクの高さ等を増加させることによりタンク容量を増大させている。しかし、後進時の見透しが悪くなるだけでなく、薬液散布作業時の機体バランスが悪くなり、機体が後傾して圃場に沈没してしまうという欠点がある。従って、圃場において乗用管理機を利用して薬液を散布するためには、乗用管理機の圃場内での姿勢、走行速度、旋回方向等の変動の影響を受けないよう薬液タンク、タイヤ又は本機等の設計をし、さらに薬液の散布量、散布様態、散布タイミング等を適切に制御することが必要である。
本発明の課題は、乗用管理機などの作業車に設置する薬液散布装置の散布薬液の薬液タンクの接地性、安定性、作業車への乗り降り時の安全性及び装置の機械的安定性を高められる薬液散布装置を備えた薬液散布作業車を提供することである。
上記課題は次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、車体(1)上に設置したハンドル(14)を支持するハンドルポスト(59)と、操縦席(17)と、該操縦席(17)の側方に設けた散布用薬液を溜める薬液タンク(18)とを備えた薬液散布作業車において、操縦席(17)の側部の車体(1)に設けた乗降用ステップ(55)と、該乗降用ステップ(55)の上方であって、薬液タンク(18)の左右側面の少なくともいずれかの側面の位置に設けられた乗降用凹部(S)とを備えた薬液散布作業車である。
請求項2記載の発明は、薬液タンク(18)の前方端部は、ハンドルポスト(59)側面近傍の前上がり状のフロアの傾斜部(51)に定着する傾斜状底部を有する請求項1記載の薬液散布作業車である。
請求項1記載の発明によれば、薬液タンク(18)が操縦席(17)の側方まで設けられた薬液散布作業車においても、乗降用ステップ(55)の上方であって、薬液タンク(18)の左右側面の少なくともいずれかの側面の位置に乗降用凹部(S)が備えられているため、操縦者は乗降用ステップ(55)及び薬液タンク(18)の乗降用凹部(S)を順に登ることにより、安全かつ容易に操縦席17へ乗降できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、薬液タンク(18)の前方端部の底部の形状を傾斜状底部とすることにより、該傾斜状底部がハンドルポスト(59)側面近傍の前上がり状のフロアの傾斜部(51)に定着するため、薬液タンク(18)を後方から前方へ移動させて該フロアの傾斜部(51)に合致させて止めることができる。そのため、前輪(12)の横揺れ等によるタイヤと薬液タンク(18)の干渉を防止でき、薬液タンク(18)のフロア(54)に対する接地性を高め、薬液タンク(18)の安定性を高めることができる。また、前上がり状のフロアの傾斜部(51)に当接位置させるものであるから、薬液タンク(18)の搭載時に容易に位置決めすることができる。
本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1に薬液散布装置を前部に取り付けた乗用管理機の側面図を示し、図2には薬液散布装置部分の平面図を示す。
乗用管理機車体1には、前輪12及び後輪13を軸装するアクスルハウジングをローリング自在に支持し、ハンドルポスト59により支持されたステアリングハンドル14によって操行可能に設けられると共にボンネット15下のエンジン(図示せず)によって伝動走行される。この車体1には操縦席17の後部から左右両側にわたって囲うように形成された薬液タンク18を車体に対し着脱自在に搭載し、この薬液タンク18内の薬液を前側に設けられる散布ブーム19へ圧送する防除ポンプ20が車体1の操縦席17下方に設けられている。
操縦席17の左側下方でフロア54の上方に位置する薬液タンク18の左側部には、オペレータ一人が乗り降りできる程度の凹部Sが設けられ、該凹部Sの底面にタンク側ステップ50が設けられている。タンク側ステップ50の外側下方には、本機側ステップ53が設けられている。この本機側ステップ53は、上面53Aがフロア54・薬液タンク18の底面とほぼ同一高さとなる位置にある。
本機側ステップ53の下方には、フロア54から吊り下げ式に設置された梯子部材55が設けられている。梯子部材55は任意の段数、例えば2段のステップを有している。これらの梯子部材55、本機側ステップ53及びタンク側ステップ50は所定の間隔で配置されている。このような構成によりオペレータは、梯子部材55のステップ、本機側ステップ53及びタンク側ステップ50を順に登ることにより、安全かつ容易に操縦席17に到達して乗車できる。
薬液タンク18は、本機のフロア54に該薬液タンク18を搭載する自走型乗用管理機において、薬液タンク18を側面視して本機ダッシュパネル56付近まで左方に突出している。一方、薬液タンク18は上面視してオペレータの足元まで完全に覆い囲った略コの字状の構造を有している。このような構造により薬液タンク18の高さを増加させずにタンク容量を増大させるとともに後進時の見通しを確保できる。また、薬液タンク18を前方に長くすることにより、薬液タンク内水量の変位による機体の重心移動を小さく抑え、薬液散布作業時の機体バランスを安定させ・走行性能を高めることができ、機体が後傾して沈没するという事態を回避できる。
なお、図2では薬液タンク18の上面が略コ形状の略直方体形状のものを図示しているが、これに限定されず、タンクステップを有する形状であれば任意の形状にすることができる。また、薬液タンク18から防除ポンプ20を用いての散布ブーム19への薬剤供給機構の詳細な説明は省略する。
薬液タンク18の先端部形状は、フロア54のフロントに上方へ浮き上がるように湾曲させた傾斜部51と密着するように形成されている。従って、薬液タンク18を後方から前方へ移動させて傾斜部51で合致させて止めることができる。このような構造により前輪12の横揺れ等によるタイヤとタンク18の干渉を防止でき、薬液タンク18の本機のフロア54上での接地性を高め、タンク18の安定性を高めることができる。
前記車体1の前部には、ボンネット15の左右両側部に支持されたリフトリンク3が取り付けられている。リフトリンク3は、アッパリンク24とロワリンク25を平行状に配置して、この前端部間をヒッチブラケット4(4a、4b)で連結し、後端部間を直立した支柱23に軸支して平行リンク形態に構成され、この平行リンクが昇降シリンダ27、27により先端部が昇降移動することで散布ブーム19の薬剤散布高さを調節することができる。
ヒッチブラケット4の下端部には機体左右方向に伸びる支持枠7を取り付けている。この支持枠7には散布ブーム19の内のセンターブーム43がその前面に取り付けられており、またその左右端部に上方に突出したシリンダ取付支柱26が設けられ、シリンダ取付支柱26の上端には電気的に作動制御される油圧タンク付ソレノイドバルブ28を介して伸縮するローリングシリンダである上下シリンダ(ローリングシリンダ)29の一端が取り付けられ、その下端にはサイドブーム44が回動自在に取り付けられている。ローリングシリンダの他端はサイドブーム44に連結しているのでローリングシリンダの伸縮でサイドブーム44が昇降される。
前記散布ブーム19は、支持枠7に直接取付けられるセンターブーム43と、このセンターブーム43の外側に折畳可能に連結されるサイドブーム44とから構成され、各々薬剤噴霧用の噴霧ノズル45(45a、45b)が一定間隔で配置されている。
サイドブーム44はシリンダ取付支柱26を介して支持枠7に取り付けられているが、サイドブーム44は支持枠7に設けられた開閉シリンダ30により開閉される。
指標ロッド52(図1)は、センターブーム43の中央付近領域から上方に向けて垂直に突出して設けられたロッドである。該指標ロッド52の上端にはLED等からなるランプが付設されており、後述する自動水平制御動作の開始と同時にランプが点灯する。なお、指標ロッド52の下端において、作動機構等と連動して自動水平制御中に回転等するようにしても良い。このような構成によりオペレータにブームの制御状態を認知させることができ、ブームの誤操作を回避でき、散布作業時に自動水平スイッチをONにすることを忘れ、ロングブームの先端ノズルが作物と接触し、破損するという不具合を回避できる。
ここで自動水平制御動作とは、開閉シリンダ30、30によりサイドブーム44、44をセンターブーム43の延長線上の水平方向に開き、さらに上下シリンダ29、29であるローリングシリンダを最大限伸ばした際に、サイドブーム44、44が地面に対して水平状態になるように制御することをいう。具体的には、傾斜地を走行中に薬剤散布ブーム19のサイドブーム44を開いていても上下シリンダ29を図3に示すように一方のサイドブーム44をリフトさせ、他方のサイドブーム44をダウンさせることで開いたサイドブーム44を傾斜地に対して平行になるようにして、地面に衝突させないようにする。
なお、乗用管理機の走行時の薬剤散布はサイドブーム44を自動的に地面に対して水平になるようにする制御(図3(a))よりも、むしろ車体が傾斜地を走行中で薬剤散布面が水平状態の地面であれば、傾斜地の走行面に対してある所定の角度で左右のサイドブーム44を傾斜させ、その位置で固定し、図3(b)に示すように水平状態の地面に対しては左右のサイドブーム44が平行になるような機構であってもよい。
ブーム受け40(図1)は機体の両側面に設けられ、左右のサイドブーム44、44の後端部をそれぞれ支持する。
前記散布ブーム19は、支持枠7に直接取付けられるセンターブーム43と、このセンターブーム43の外側に折り畳み可能に連結されるサイドブーム44とから構成され、各々薬剤噴霧用の噴霧ノズル45(45a、45b)(図9参照)が一定間隔で配置されている。
サイドブーム44はシリンダ取付支柱26を介して支持枠7に取り付けられているが、サイドブーム44は支持枠7に設けられた開閉シリンダ30により開閉される。図4にセンターブーム支持枠7に取り付けられるサイドブーム44の開閉機構部分の斜視図を示し、図5にサイドブーム44が閉じた時の開閉機構部分の平面図を示し、図6にサイドブーム44が開いた時の開閉機構部分の平面図を示し、図7にサイドブーム44が開いた時の開閉機構部分の正面図を示し、図8にサイドブーム44の延長時の側面図(図8(a))と短縮時(図8(b))の上面図を示す。
サイドブーム44の開閉機構を説明すると、支持枠7の端部には開閉シリンダ30に端部が連結した取付アーム33が開閉支点33aを中心に回動自在に取り付けられている。取付アーム33の他端部とサイドブーム44の側面とは引張スプリング34(図4)を介して連結されている。また取付アーム33の側面はシリンダ取付支柱26近傍に位置しており、開閉シリンダ30が前記引張スプリング34の付勢力に抗して取付アーム33を矢印A(図4、図5)方向に押圧し、シリンダ取付支柱26を支持枠7の背部から側方に90度当接移動しながら同時に引張スプリング34を引っ張ってサイドブーム44を図6に示すように横水平状の張出姿勢位置に広げることができる。図示しないが、サイドブーム44の基部と取付アーム33他端間には間隙調節式のストッパボルトが設けられており、引張スプリング34に前面を引かれてもサイドブーム44の横水平状の張出姿勢を調節可能としている。開閉シリンダ30は電気的に作動するギヤードモータ31によって伸縮される。
こうしてサイドブーム44を横水平状の張出姿勢と後方に回動させて車体1の横側に沿わせた収納姿勢とに切り替えることができる。
なお、前述したようにサイドブーム44は図示しないストッパーにより前方への移動は所定角度以上移動しないような構成になっており、また地面上の障害物に、万一当たってもセンターブーム43に対して後方に折れ曲がるように引張スプリング34により釣り合わせて、破損防止を図っている。
サイドブーム44は、図9の要部斜視図に示すように基本ブーム44aと延長ブーム44bからなり、基本ブーム44a及び延長ブーム44bには数個の噴霧ノズルが所定の間隔で配設されている。サイドブーム44の延長ブーム44bを伸ばしきると全体の散布ブーム19の幅が約15m長になる。また、延長ブーム44bの一端部に、延長方向に上下傾斜方向の回動軸71が突設されている(図9参照)。そして、延長ブーム44bは、サイドブーム44が向いている方位を含む平面上において該延長ブーム回動軸71を中心にして延長ブーム44b側から基本ブーム44a側へ反時計回りに180度回動可能な構成となっている(図8(a)参照)。
この回動軸71の内部には、小型モータ等の作動部材(図示省略)が備えられており、該小型モータ等はモータ用ハーネス76により作動される。このモータ用ハーネス76は、噴管に沿ってコントロールボックス60まで伸び(図8及び図9参照)、手元の延長ブーム回動スイッチ77にて作動される。
基本ブーム44aの終端付近に電磁弁72を有したマニホールド73を設ける。延長ブーム44bに対する噴霧配管は、前記マニホールド73を介して噴霧ホースH1及び噴霧ホースH2を配管して結合する。なお、噴霧ホースH2とマニホールド73とは、延長ブーム回動軸71を中心とした延長ブーム44bの回動動作に連動して噴霧ホースH2が適度に湾曲しながら回動できるように枢着されている。電磁弁作動用ハーネス74は、運転席横のコントロールボックス60まで伸び、手元の噴霧開平スイッチ75にて作動させる。
本実施例の構成により左延長ブーム44b、左基本ブーム44a、センターブーム43、右基本ブーム44a、右延長ブーム44bで構成された各ブーム部の噴霧入切及び延長ブームの回動操作を、オペレータが乗用管理機の操縦席に乗ったままの状態で手元コック及びスイッチを作動することにより遠隔操作できる。
これにより、散布開始前の準備として、噴霧ホースH2内に設けられていた手動用コックの切り替えを忘れるという従来の問題点を解決できる。また、作業時に延長ブーム44bを乗用管理機に乗ったまま調整することは不可能であったため、手動切り替えの煩わしさが残り、切り替え忘れた場合には重複して散布してしまい、農薬の無駄使いにもなっていたが、本実施例の構成により、乗用管理機に乗ったまま散布長さを細かく調整することができるので、必要な面積に限っての散布することができ、圃場適応性を向上させ、農薬の無駄使いを少なく抑えることができる。
本実施の形態の折り畳み式の散布ブーム19は、その両方の延長ブーム44bの先端に障害物検知用の赤外線センサ等を取り付ける形態としてもよい。延長ブーム44bの先端部の赤外線センサで圃場上の障害物を検知すると、図示しない制御装置(CPU)を介して速やかにサイドブーム44の延長ブーム44bを回動させて伸縮させ障害物を避けるために動作をすることができる。
従来の薬剤散布ブーム19では障害物を避けるために、サイドブーム44を上昇させていたが、サイドブーム44の上昇中にも薬液を散布しているので、作業者が空中飛散した薬剤を浴びるおそれがあり、またサイドブーム44が重いとサイドブーム昇降用の上下シリンダ(ローリングシリンダ)29を強力高速駆動型のものとする必要があった。しかし、本実施例では、折り畳方式での速い動きで、伸びたサイドブーム44bを折りたたむことで容易に障害物を避けることができる。またサイドブーム44が折り畳方式により延長自在であるため、散布ブーム19の構成を従来品より軽量化できるという利点もある。
左右両側の延長ブーム44b,44bの先端部にはスイッチングノズル45c,45c(図10参照)が設けられている。このスイッチングノズル45cの中央部にはボス部が設けられており、該ボス部に小型モータ81の駆動軸部を挿入して止めネジ82で固定する。小型モータ81の支持プレート83を噴管85より設け、小型モータ81及びスイッチングノズル45cを支持する。モータ用ハーネス84は、噴管85に沿ってコントロールボックス60まで伸び、スイッチ(図示省略)と繋がっている。
延長ブーム44b,44bの先端部をこのように構成することにより、乗用管理機の操縦席にオペレータが乗ったまま両端のスイッチノズル45c,45cを遠隔操作できる。従来、ブームの両端ノズルの回転は、人が必要なときに運転席から降りて手動で調整していた。しかも田んぼ内での回動はブームの両端に位置して運転席から離れているため大変煩わしい作業になっていた。本実施例によれば乗用管理機に乗ったまま両端のスイッチノズル45c,45cを任意の角度に遠隔操作できるので、作業能率を格段に向上できる。
また、ノズル角度θをやや外向き(例えば、45から60度)にすることで(図10(b)参照)、枕地で旋回しながら散布しても、田んぼの四隅部の散布精度を高められる。また、畝畔部、あるいは法面散布もでき、従来できなかった場所への散布作業を操縦席に乗ったまま行うことができる。
本発明は、薬液散布装置を備えた作業車に関し、例えば、薬液、散水等の流体を蓄えた各種タンクに適用できる。
本発明の実施の形態の薬液散布装置を取り付けた乗用管理機の側面図である。 図1の薬液散布装置の平面図である。 図1の薬液散布装置の一方のサイドブームをリフトさせ、他方のサイドブームをダウンさせる開閉機構を説明する図である。 図1の薬液散布装置のセンターブーム支持枠に取り付けられるサイドブームの開閉機構部分の斜視図である。 図1の薬液散布装置のサイドブームが閉じた時の開閉機構部分の平面図である。 図1の薬液散布装置のサイドブームが開いた時の開閉機構部分の平面図である。 図1の薬液散布装置のサイドブームが開いた時の開閉機構部分の正面図である。 図1の薬液散布装置のサイドブームの延長時の側面図(図8(a))と短縮時(図8(b))の上面図である。 図1の薬液散布装置の要部斜視図である。 図1の薬液散布装置のサイドブームの先端のスイッチノズルの上面図(図10(a))と側面図(図10(b))である。
符号の説明
1 乗用管理機車体 3 リフトリンク
4 ヒッチブラケット 7 支持枠
12 前輪 13 後輪
14 ステアリングハンドル 15 ボンネット
17 操縦席 18 薬液タンク
19 散布ブーム 20 防除ポンプ
23 支柱 24 アッパリンク
25 ロワリンク 26 シリンダ取付支柱
27 昇降シリンダ 28 ソレノイドバルブ
29 上下シリンダ(ローリングシリンダ)
30 開閉シリンダ 33 取付アーム
40 ブーム受け 43 センターブーム
44 サイドブーム 44a 基本ブーム
44b 延長ブーム 45a 噴霧ノズル
45b 噴霧ノズル 45c スイッチングノズル
50 タンクステップ 51 フロアの傾斜部
S 凹部(乗降用凹部) 52 指標ロッド
53 本機ステップ(乗降用ステップ)54 フロア
55 梯子部材 56 ダッシュパネル
59 ハンドルポスト 60 コントロールボックス
71 延長ブーム回動支点 72 電磁弁
73 マニホールド 74 電磁弁作動用ハーネス
75 噴霧開平スイッチ 76 モータ用ハーネス
77 延長ブーム回動スイッチ H1 噴霧ホース
H2 噴霧ホース 81 小型モータ
82 止めネジ 83 支持プレート
84 モータ用ハーネス 85 噴管

Claims (2)

  1. 車体(1)上に設置したハンドル(14)を支持するハンドルポスト(59)と、操縦席(17)と、該操縦席(17)の側方に設けた散布用薬液を溜める薬液タンク(18)とを備えた薬液散布作業車において、
    前記操縦席(17)の側部の車体(1)に設けた乗降用ステップ(55)と、
    該乗降用ステップ(55)の上方であって、前記薬液タンク(18)の左右側面の少なくともいずれかの側面の位置に設けられた乗降用凹部(S)と
    を備えたことを特徴とする薬液散布作業車。
  2. 前記薬液タンク(18)の前方端部は、ハンドルポスト(59)側面近傍の前上がり状のフロアの傾斜部(51)に定着する傾斜状底部を有することを特徴とする請求項1記載の薬液散布作業車。
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