JP3951771B2 - 散布作業車の散布装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体の前部または後部に散布ブームを備えた散布作業車(ブームスプレーヤー)の構成に関し、特に作物等の側方から薬液散布あるいは散水を行う側方噴射ノズルを備える散布装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、散布作業車には、実開平2−125775号公報に示されるように、車体の後部に、左右方向に拡開する「使用(散布)」状態と車体背面に沿わせる「収納(走行)」状態とに変更可能な散布ブーム(ステー29)を備えた自走式防除装置が知られている。そして、前記公報の散布ブームには、同ブームに対し上下回転自在に支持され、且つ進行方向に対して横側へ向かって噴霧する側方噴霧ノズル(2B…)を備えた噴管(上部管26a及び下部管26b)を設ける構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記公報の散布作業車では、散布ブームを収納して移動する場合、車体の前後重量バランスが偏ったり、後方の視界性が悪いという課題がある上、噴管をコイルスプリングで弾性支持するだけの構成であるため、移動中に車体が振動したり、車体を左右操舵すると噴管が車体外側(後方)に傾倒し、障害物に接触、あるいは引っ掛かり破損し易いという課題があった。
【0004】
一方、前記アーム部材を散布ブームに対し固着する構成とすると、前記障害物が接触、あるいは引っ掛かった場合に同アームを破損し易いという課題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題に鑑みて、散布作業車のブーム収納装置を以下のように構成した。
即ち、請求項1の発明では、車体の前部または後部に、左右方向に拡開する「使用」状態と車体前後方向に沿わせる「収納」状態とに変更可能な散布ブーム(1s,1s)を備えた散布作業車において、前記散布ブーム(1s,1s)には、上下回転自在に支持され、且つ進行方向に対して横側へ向かって噴霧する側方噴霧ノズル(2B…)を備えたアーム部材(3)を設けると共に、同アーム部材(3)には、前記散布ブーム(1s、1s)を「収納」状態としたときに車体外方へ傾倒することを防ぐストッパ(4)を設けたことを特徴とする散布作業車の散布装置とした。
(作用)
以上のように構成した請求項1の発明では、車両が振動したり、車両を左右操舵する際、アーム部材(3)が車体外側に傾倒しようとしてもストッパ(4)により規制される。
【0006】
また請求項2の発明では、前記アーム部材(3)には、前記ストッパ(4)側に付勢する付勢手段(5)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の散布作業車の散布装置とした。
(作用)
以上のように構成した請求項2の発明では、前述のように車両が振動したり、車両を左右操舵する際、アーム部材(3)が振れても素早く所定の位置に復帰する。
【0007】
また請求項3の発明では、前記アーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)をユニット(U)構成すると共に、このユニット(U)部品には、前記散布ブーム(1s,1s)対する着脱機構(C)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の散布作業車の散布装置とした。
(作用)
以上のように構成した請求項3の発明では、散布ブーム(1s,1s)に前記アーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)をまとめて着脱する。
また請求項4の発明では、前記アーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)をユニット(U)構成すると共に、このユニット(U)部品には、前記散布ブーム(1s,1s)対する位置調整機構(C)を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の散布作業車の散布装置とした。
(作用)
以上のように構成した請求項4の発明では、散布ブーム(1s,1s)に前記アーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)をまとめて位置を調整する。
【0008】
また請求項5の発明では、前記ストッパ(4)は、前記散布ブーム(1s,1s)を前記「使用」状態としたときに前記アーム部材(3)を車体前方へ回動することを防ぐストッパを兼ね、前記付勢手段(5)は前記アーム部材(3)を車体前方へ向かって付勢する付勢手段を兼ねていることを特徴とする請求項2に記載の散布作業車の散布装置とした。
【0009】
以上のように構成した請求項5の発明では、アーム部材(3)は、前記ストッパ(4)及び付勢手段(5)により、散布ブーム(1s,1s)の「収納」時には、側方からの障害物の接触や引っ掛かりから退避し、「使用」時には、前方からの障害物の接触や引っ掛かりから退避する。
【0010】
【発明の効果】
これにより、請求項1の発明では、車両を操舵、あるいは車両が振動したときにでも、アーム部材(3)が車体外側に倒れることが無く、走行中の障害物との接触または引っ掛かりを抑えて、この障害物あるいはアーム部材(3)の損傷を抑えることができる。
【0011】
また請求項2の発明では、アーム部材(3)が倒れても付勢手段(5)によりストッパ(4)位置、即ち初期位置に素早く復帰することができる。
また請求項3の発明では、ユニット(U)を着脱することで、各部材、即ち
アーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)を別々に散布ブーム(1s,1s)に装着する構成と比較して、この着脱操作を軽減することができる。
【0012】
また請求項4の発明も同様に、ユニット(U)の位置を調整することで、各部材、即ちアーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)を別々に散布ブーム(1s,1s)に対する位置を調整する構成と比較して、この位置調整操作を軽減することができる。
【0013】
また請求項5の発明では、同一のストッパ(4)と付勢手段(5)を用いて、散布ブーム(1s,1s)の「使用」時と「収納」時共に、障害物との接触または引っ掛かりを抑え、この障害物あるいはアーム部材(3)の損傷を抑えることができるので、これら部品を別体として設ける構成と比較して、部品点数を削減し生産コストを抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
最初に散布作業車(ブームスプレーヤー)の全体構成ついて説明する。
散布作業車10は、図1、図2、図5に示すように、車両前部にエンジン取付フレーム11を設け、同フレーム11にエンジンを設けると共に、このエンジン周囲をボンネット13にて覆う構成となっている。そして前記エンジン取付フレーム11後部に、操縦席14やフロア15を支持するメインフレーム16を接続する構成となっている。
【0015】
また前記メインフレーム16の前部下方には、左右前輪6F,6Fを支持するフロントアクスルケース7Fを設けると共に、メインフレーム16の後部下方には前記前輪6Fと同径の左右後輪6R,6Rを支持するリヤアクスルケース7Rを設け、これら前後輪6F,6Rをステアリングハンドル8の操作で左右操舵する構成となっている。
【0016】
また前記メインフレーム16の後部上方には、前記操縦席14の側方と後方を覆うように平面視凹型の薬液タンク9を搭載する構成となっている。
ここで図6に基づき薬液タンク9の細部について説明する。
前記薬液タンク9の操縦席14側方位置には、下面と後面と外面で囲まれる凹部17を形成し、この凹部17部内に、配管ホース18…を内装し、後述する各散布ブーム1(センターブーム1c,左右サイドブーム1s,1s)に設けたノズル2A,2Bへ薬液を送る構成となっている。そして前記凹部17内の配管ホース18には、夫々コック19,19,19を設け、同凹部17を塞ぐボックス状の操作カバー部材Bに前記コック19の操作レバー19L…を突設する構成となっている。また前記凹部17内の各コック19下流側の配管ホース18には、ラインストレーナSを締付金具により着脱自在に介装する構成となっている。
【0017】
これにより、前記フィルターを交換するときには、操縦席14に座りながら作業することができるので、例えば、前記ストレーナSをタンク下側や散布ブーム側に設ける構成と比較して、メンテナンスを行い易い。
また前記エンジン取付フレーム11の前部左右には、車体に固定する基枠20と同基枠20と平行に配するセンターブーム取付枠21と、前記基枠20とセンターブーム取付枠21と間を接続する上下のリンクアーム22,23と、前記左右のセンターブーム取付枠21を連結する連結枠24とからな成る平行リンク機構25を設けている。そして前記連結枠24の中央部には、後述する噴霧装置27の昇降用アクチュエータとなる昇降用電動シリンダ26を設け、同シリンダ26のピストン伸縮により前記平行リンク機構25を介して噴霧装置27全体の高さを変更する構成となっている。
【0018】
また前記噴霧装置27は、前記センターブーム取付枠21に取り付けられるセンターブーム1cと、このセンターブーム1cの左右端に回動自在に取り付けるサイドブーム1s,1sを備え、これら各ブーム1c,1sの下面に、下方へ向けて噴霧する大小二種類の下方噴霧ノズル2Al,2Asを設けている。また前記センターブーム1c及びサイドブーム1sには、同ブーム1c,1sに対し上下回転自在に支持するアーム部材(以下、懸垂アーム3)を設け、この懸垂アーム3に、前記サイドブーム1sを拡開して「使用」状態としたときに、左右側方へ向かって噴霧する側方噴霧ノズル2B…を備える構成となっている。
【0019】
また前記センターブーム1cと左右各サイドブーム1sとの間には、サイドブーム拡開用アクチュエータとして電動シリンダ28を設け、同シリンダ28のピストン伸縮操作によりサイドブーム1sを車体左右方向に拡開する「使用(散布)」状態(図2)と車体前後方向に沿わせる「収納(路上走行)」状態(図1)とに変更する構成となっている。
【0020】
尚、前記図2中、符号31は、側面視四角枠状の保護ガードを示し、散布ブーム1c,1sに前記懸垂アーム3を装着しない場合、同ブーム1c,1sの回動時、或いは昇降時に下方噴霧ノズル2Al,2Asが地表に接触することを防ぐものである。また図1と図5中の符号32は、サイドブーム1sに取り付ける延長ブームを示し、作業幅に応じて手動で前記サイドブーム1sに対して折り畳んだり、或いは一直線状に拡開する構成となっている。
【0021】
次に、図3と図4に基づき、前記懸垂アーム3及びこれに取り付ける側方噴射ノズル2Bについて説明する。
前記センターブーム1c及びサイドブーム1s,1sには、着脱兼位置調整機構Cとして、長手方向に所定間隔を隔て側面視下方を開放した「コ」の字状の懸垂アーム取付用ブラケット40を締付ボルト39にて複数取り付ける構成となっている。
【0022】
これにより、畝や作物の植付け状態に応じて、前記懸垂アーム取付用ブラケット40、即ち後述する側方噴射ノズル2Bの個数を調整できると共に、前記ブーム1s,1sに対しブラケット40をスライドすることで取付位置を自在に変更することができる。
【0023】
また、前記ブラケット40には、前後の壁間に亘って、前記懸垂アーム3の回動軸42を軸支すると共に、同軸42の外周にスプリング41を設け、同軸42を車体内側(図4の(B)中、矢印(ホ)側)に付勢し、同軸一端部の折曲部を、前記スプリングの付勢力に抗して矢印反(ホ)側に引出すことにより、回動軸42全体、及び同軸42に取付けた懸垂アーム3を左右に移動する構成となっている。
【0024】
また前記回動軸42の他端部と、前記懸垂アーム3間には、同アーム3を車体前方(図4の(A)中の矢印F方向)に付勢する手段となるスプリング5を設けると共に、前記ブラケット40に固着した前面視「コ」の字型のストッパーアーム4の下端部4aに前記懸垂アーム3を付勢方向に抗して係止する構成となっている。
【0025】
また、このストッパーアーム4は、前記ブラケット40の上端及び下端よりも突出する単一のピンとなっており、前記懸垂アーム3を「作業(散布)」状態(図3中二点鎖線)とするときには前記下端側の係止部4aに係止し、同アーム3を上下反転し「収納(路上走行)」状態とするときには上端側の係止部4bに係止する構成となっている。
【0026】
これにより、懸垂アーム3を「作業」「収納」両方の状態で作用する所謂位置決め機構、即ちストッパアーム4及びこれに付勢するスプリング5を共通の部材により構成することができるので部品点数及び生産コストを抑えることができる。
【0027】
また前記懸垂アーム取付用ブラケット40をベース部材として、懸垂アーム3、ストッパアーム4及びスプリング5をユニットU構成し、一体的に散布ブーム(1s,1s)に着脱、または位置調整する構成としたので、これら部品を夫々着脱または位置調整する構成と比較して、操作を軽減することができる。
【0028】
そして、前記懸垂アーム3の中間部には、同アーム3に沿わせて、前記薬液タンク9と連通するホース43を取り付け、懸垂アーム3下端に取り付けた側方噴射ノズル2Bへ接続する構成となっている。
また前記側方噴射ノズル2Bは、1本のホース43、即ち1本の懸垂アーム3に対し2つずつ設け、左右両側方に向かって噴霧可能に構成すると共に、ノズル基部のボールジョイントを介して夫々の噴霧方向を所定角度内で調整できる構成となっている。
【0029】
また前記懸垂アーム3の下部は、前記側方噴射ノズル2B,2Bの前方に位置させて前進中、前方から接近する障害物に対して同ノズル2Bを保護すると共に、下端部を後方へ向かって折り曲げて前記障害物をノズル下までガイドしたり、或いは同ノズル2Bが直接地表面に接して破損することが無いように図られている。
【0030】
尚、前記懸垂アーム3に取付けたホース43は、前記配管ホース18の延長部に接続する構成となっている。
以上のように構成した散布作業車10では、散布作業を行うときには前記サイドブーム1s,1sを左右に拡開して「使用」状態とすると共に、懸垂アーム3をセンターブーム1cあるいはサイドブーム1s,1sの下側に回動位置させる。
【0031】
そして前記コック19を開放すると、図2に示すように、前記下方噴射ノズル2Aと側方噴射ノズル2Bから噴霧が開始され、作物の上方と側方とから薬液を噴霧する。
この場合、車両の前進中、地表の凹凸や作物の蔦等のはみだした部分が、前記懸垂アーム3に接触したり、引っ掛かっても同アーム3は所定量だけ後方へ回動(図3中矢印(ロ)側)した後、これら接触物を回避した後に初期位置に復帰するので、作物或いはアーム側の損傷を防止することができる。
【0032】
一方、前記散布作業車10を一般道などを路上走行するときには、前記回動軸42を引き出して同軸42と前記ストッパーアーム4との係止状態を解除した後、懸垂アーム3の上下を反転(図3中矢印(ハ)の方向)にして同懸垂アーム3を前記ストッパーアームの上端部に係止して固定する。また前記サイドブーム1s,1sを車体側部に回動して「収納」状態とする。
【0033】
これにより、路上走行中、車体を左右に操舵したときに前記懸垂アーム3が外側に傾倒することが無いので、前記障害物に引っ掛かったりを極力低減することができる。また懸垂アーム3が障害物に接触しても同アーム3は所定量だけ車体内側(図1中矢印(イ)側)へ回動した後、前記障害物を回避した後に初期位置に復帰するので、作物或いはアーム側の損傷を回避することができる。
【0034】
また更に、前記懸垂アーム3のスプリング5及びストッパーアーム4は、懸垂アーム3の「作業」状態と「収納」状態双方で兼用されているため、部品点数を極力削減することができ、生産コストを抑えることができる。
尚、この発明の別形態としては、前記噴霧装置27を車体後部に設け、サイドブーム1s、1sを前方へ向かって回動収納する構成としても良いし、下方噴霧ノズル2Al,2Asを備えない構成としたり、大小各下方噴霧ノズル2Al,2Asの内、使用しないノズルの配管ホースを前記側方噴霧ノズル2Bに接続する構成としても良い。
【0035】
また前記サイドブーム1sは、図7に示されるような伸縮式サイドブーム1s’に取り替えて、これに前記懸垂アーム3、ストッパアーム4及びスプリング5を有するユニットUを取り付ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】非作業時の散布作業車の正面図。
【図2】作業時の散布作業車の前面図。
【図3】懸垂アームの回動を示す側面図。
【図4】(A)作業時の懸垂ノズルの側面図。
(B)収納時の懸垂ノズルの正面図。
【図5】散布作業車の側面図。
【図6】(A)散布コックの取付部を示す薬液タンク一部正面図。
(B)散布コックの取付部を示す薬液タンク一部側面図。
(C)散布コックの取付部を示す薬液タンク一部平面図。
【図7】伸縮式サイドブームを示す正面図。
【符号の説明】
1 散布ブーム
1c センターブーム
1s サイドブーム
2Al 下方噴霧ノズル(大)
2As 下方噴霧ノズル(小)
2B 側方噴霧ノズル
3 懸垂アーム
4 ストッパー
5 スプリング
9 薬液タンク
10 散布作業車
30 締付ボルト
40 懸垂アーム取付ブラケット
42 回動軸

Claims (5)

  1. 車体の前部または後部に、左右方向に拡開する「使用」状態と車体前後方向に沿わせる「収納」状態とに変更可能な散布ブーム(1s,1s)を備えた散布作業車において、前記散布ブーム(1s,1s)には、上下回転自在に支持され、且つ進行方向に対して横側へ向かって噴霧する側方噴霧ノズル(2B…)を備えたアーム部材(3)を設けると共に、同アーム部材(3)には、前記散布ブーム(1s、1s)を「収納」状態としたときに車体外方へ傾倒することを防ぐストッパ(4)を設けたことを特徴とする散布作業車の散布装置。
  2. 前記アーム部材(3)には、前記ストッパ(4)側に付勢する付勢手段(5)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の散布作業車の散布装置。
  3. 前記アーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)をユニット(U)構成すると共に、このユニット(U)部品には、前記散布ブーム(1s,1s)対する着脱機構(C)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の散布作業車の散布装置。
  4. 前記アーム部材(3)、ストッパ(4)及び付勢手段(5)をユニット(U)構成すると共に、このユニット(U)部品には、前記散布ブーム(1s,1s)対する位置調整機構(C)を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の散布作業車の散布装置。
  5. 前記ストッパ(4)は、前記散布ブーム(1s,1s)を前記「使用」状態としたときに前記アーム部材(3)を車体前方へ回動することを防ぐストッパを兼ね、前記付勢手段(5)は前記アーム部材(3)を車体前方へ向かって付勢する付勢手段を兼ねていることを特徴とする請求項2に記載の散布作業車の散布装置。
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