JP2898891B2 - 作業機のスタンド装置 - Google Patents

作業機のスタンド装置

Info

Publication number
JP2898891B2
JP2898891B2 JP30520794A JP30520794A JP2898891B2 JP 2898891 B2 JP2898891 B2 JP 2898891B2 JP 30520794 A JP30520794 A JP 30520794A JP 30520794 A JP30520794 A JP 30520794A JP 2898891 B2 JP2898891 B2 JP 2898891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stand member
posture
stand
holding pin
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30520794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08154415A (ja
Inventor
正三 広岡
功 興梠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP30520794A priority Critical patent/JP2898891B2/ja
Publication of JPH08154415A publication Critical patent/JPH08154415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2898891B2 publication Critical patent/JP2898891B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Machines (AREA)
  • Shovels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車両にフロントロ
ーダ等の作業機を着脱するのに利用可能な作業機のスタ
ンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラクタに装着されるフロント
ローダを単独で立ち姿勢に設置しておくスタンド装置と
しては、実開平2−10290号公報に開示されている
ものがある。このスタンド装置は、車体に左右対の車輪
が取付けられた車両に装着されており、車体の左右両側
部に取付台を設け、この取付台に作業機の脱着フレーム
の下部を着脱自在に受持させ、前記各脱着フレームの下
部に、車体から離脱された作業機を自立させるためのス
タンド部材の基部を脱着フレームに枢支して、該スタン
ド部材の先端部が前記左右対の車輪の左右外側方に接地
する使用姿勢と、該使用姿勢から上方回動して脱着フレ
ームの側部に沿わされる収納姿勢とに姿勢変更自在と
し、このスタンド部材を使用姿勢又は収納姿勢でそれぞ
れ保持する止め具を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のスタンド装置で
は、フロントローダを脱着する際に、左右の車輪が左右
のスタンド部材の間を通過する必要があるために、使用
姿勢の左右のスタンド部材の間隔を、左右の車輪幅(車
両の左右幅)よりも大きくしておかなければならない。
【0004】一方、作業中等における車両の幅は狭い方
が好ましいが、上記のスタンド装置では、スタンド部材
は作業機の脱着フレームの外側部に取付けられているた
めに、使用姿勢のときに左右の車輪が通過可能とするべ
く左右のスタンド部材の間隔を大きくすると、それに伴
ってスタンド部材を収納姿勢にしたときの車幅も大きく
なってしまう。
【0005】また、スタンド部材が比較的長い場合に
は、スタンド部材を上方回動して収納姿勢としたとき
に、スタンド部材が脱着フレームよりも上方へ大きく突
出してオペレータの視界を妨害し、作業の障害となるこ
とがある。そこで、本発明は、収納姿勢における左右の
スタンド部材の間隔を可及的に狭くしつつも、使用姿勢
における左右のスタンド部材の間隔を広くすることがで
きるとともに、収納姿勢のスタンド部材の上方突出量を
抑えることができる作業機のスタンド装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、次の技術的手段を講じた。すなわち、
本発明は、車両11に着脱自在に装着された作業機10
に、車両11から離脱された作業機10を自立させるた
めのスタンド部材1を、作業機10の左右外側部に沿う
収納姿勢Aと、作業機10を車両13に脱着するときに
車両11の左右外側方で接地する使用姿勢Bとに姿勢変
更可能に取付けた作業機のスタンド装置において、前記
作業機10には左右方向外方に突出する保持ピン2が設
けられ、スタンド部材1には保持ピン2が係合される長
孔3が形成され、該長孔3は、スタンド部材1が収納姿
勢Aのときに保持ピン2が係合する第1係合部3aと、
スタンド部材1が使用姿勢Bのときに保持ピン2が係合
する第2係合部3bと、スタンド部材1を収納姿勢Aと
使用姿勢Bとに相互に姿勢変更するときに保持ピン2が
第1及び第2係合部3a,3b間で通過する通過部3c
とを備えて構成されており、スタンド部材1の内側面は
保持ピン2近傍で作業機10側に当接されており、スタ
ンド部材1の第1係合部3a近傍の内側面よりもスタン
ド部材1の第2係合部3b近傍の内側面の方が左右方向
内方に位置するべく前記通過部3cの範囲内でスタンド
部材1の内側面が左右方向に屈曲形成されていることを
特徴としている。
【0007】また、本発明は、車両11の車体13の左
右両側部に取付台18を設け、この取付台18に作業機
10の脱着フレーム27の下部を着脱自在に受持させ、
前記各脱着フレーム27の下部に、車両11から離脱さ
れた作業機10を自立させるためのスタンド部材1の基
部を横軸回り回動自在に枢支して、該スタンド部材1の
先端部が前記車両11の左右外側方で接地する使用姿勢
Bと、該使用姿勢Bから上方回動して脱着フレーム27
の左右外側部に沿わされる収納姿勢Aとに姿勢変更自在
とし、このスタンド部材1を収納姿勢Aと使用姿勢Bと
でそれぞれ保持する姿勢保持手段9A,9Bを備えた作
業機のスタンド装置において、前記脱着フレーム27に
は、左右方向外方に突出する保持ピン2が設けられ、前
記スタンド部材1の基部には先端側に延びる長孔3が形
成され、該長孔3に前記保持ピン2が長手方向移動自在
に係合されており、長孔3の先端側は、姿勢保持手段9
Aにより収納姿勢Aでスタンド部材1を保持するときに
保持ピン2に係合する第1係合部3aとされ、長孔3の
基端側は、姿勢保持手段9Bにより使用姿勢Bでスタン
ド部材1を保持するときに保持ピン2に係合する第2係
合部3bとされ、長孔3の第1係合部3aと第2係合部
3bとの間は、スタンド部材1を収納姿勢Aと使用姿勢
Bとに相互に姿勢変更するときに保持ピン2が第1及び
第2係合部3a,3b間で通過する通過部3cとされて
おり、スタンド部材1の内側面は保持ピン2近傍で脱着
フレーム27側に当接されており、スタンド部材1の第
1係合部3a近傍の内側面よりもスタンド部材1の第2
係合部3b近傍の内側面の方が左右方向内方に位置する
べく前記通過部3cの範囲内でスタンド部材1の内側面
が左右方向に屈曲形成されていることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】フロントローダ等の作業機10をトラクタ等の
車両11に装着しているときには、スタンド部材1を上
方回動して、長孔3の第1係合部3aに保持ピン2を係
合させ、該スタンド部材1を作業機10の脱着フレーム
27の左右外側部に沿わせた収納姿勢Aで姿勢保持手段
9Aにより姿勢保持する。
【0009】この収納姿勢Aのとき、保持ピン2が係合
する第1係合部3aは長孔3の先端側であるため、スタ
ンド部材1の先端部と保持ピン2との距離が小さくな
り、スタンド部材1の上方突出量が低くなる。また、第
1係合部3a近傍の内側面は、第2係合部3b近傍の内
側面よりも左右方向外方とされているので、収納姿勢A
ではスタンド部材1は車両11に対して可及的に左右方
向内方に位置される。
【0010】また、作業機10を脱着するときには、ス
タンド部材1を下方回動して、長孔3の第2係合部3b
に保持ピン2を係合させ、該スタンド部材1の先端部が
車両11の左右外側方に接地する使用姿勢Bで姿勢保持
手段9Bにより姿勢保持する。この使用姿勢Bのとき、
保持ピン2が係合する第2係合部3bは長孔3の基端側
であるため、スタンド部材1の先端部と保持ピン2との
距離が大きくなり、脱着作業時の脱着フレーム27の高
さを確保できる。また、第2係合部3b近傍の内側面
は、第1係合部3a近傍の内側面よりも左右方向内方と
されているので、使用姿勢Bではスタンド部材1は車両
11に対して可及的に左右方向外方に位置される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1〜図6において、フロントローダで例示す
る作業機10は、トラクタで例示する車両11の前部に
着脱自在に装着されている。トラクタ11は、クラッチ
ハウジング、ミッションケース及び前車軸フレーム12
等を直結してなる車体13を備えている。車体13の前
部にはエンジンが搭載されており、エンジンはボンネッ
ト14で覆われている。前車軸フレーム12には左右対
の前輪15が着脱交換自在に取付けられている。また、
ボンネット14の後方に、操作パネル16及び運転席等
からなる操縦部が設けられている。
【0012】車体13には左右外側方に突出する支持フ
レーム17が設けられており、これら左右の支持フレー
ム17上に、フロントローダ10を車体13に取付ける
ための取付台18が固設されており、而して、車体13
の左右両側部に取付台18が設けられている。この取付
台18は、前側開放状の平面視コ字状部材の内底部に補
強板材19を溶着して形成されている。また、取付台1
8の上部には左右方向に貫通する挿通孔20が形成さ
れ、上下中途部には軸心が左右方向とされたピンを溶着
して形成した受持部21が形成されている。なお、支持
フレーム17は、下側開放状の側面視略コ字状部材の内
部に補強板材22を溶着して形成されている。
【0013】左右の取付台18には、その上部の近傍か
らブレイス23が前方突出状に固定されており、この左
右のブレイス23の先端部には平板状のブラケット24
がそれぞれ固定されている。この左右一対のブレイス2
3の各ブラケット24が、パイプ材で形成された連結部
材25で連結され、この連結部材25の左右中途部には
左右ブラケット26が設けられ、この左右ブラケット2
6が前車軸フレーム12にボルト固定されている。
【0014】フロントローダ10は、車体13側に着脱
自在に固定される左右一対の脱着フレーム27(マス
ト)を備えている。この脱着フレーム27は、横断面が
略コ字状であって前方が開放されている。この一対の脱
着フレーム27は、その上端背面にそれぞれブラケット
を介して固定された左右方向に長尺の連結部材28によ
り連結されている。この連結部材28の左右外端部は、
脱着フレーム27よりも左右外側方に若干突出されてい
る。また、脱着フレーム27の下部に、下方開放状の嵌
合凹部36が形成されている。
【0015】この脱着フレーム27の嵌合凹部36は、
取付台18の受持部21に上方から嵌脱自在に嵌合され
て、脱着フレーム27は前傾方向に回動可能でかつ前上
方に離脱自在に取付台18に受持される。脱着フレーム
27の上下中途部には、取付台18の挿通孔20に対向
する挿通孔29が形成されており、これら挿通孔20,
29に亘ってピン状の止め具30を挿通することにより
脱着フレーム27は取付台18に固定される。この止め
具30は、ピンの頭部に握り棒38を溶着して形成さ
れ、取付台18には係止具39が設けられている。この
係止具39は、脱着フレーム27を取付台18に固定し
たときに止め具30を挿通孔20,29に挿通して回動
したときに握り棒38と係合して、止め具30の挿通孔
20,29からの抜け止めをするためのものである。
【0016】各脱着フレーム27の上端部には、フロン
トローダ10のブーム31の基端部が回動自在にそれぞ
れ連結されている。このブーム31は脱着フレーム27
から前方に突出され、中途部が略く字状に屈曲されて前
下方に延出されており、左右のブーム31の先端部には
バケットで例示する作業具32が枢支されている。ブー
ム31は、ブーム31の中途部と脱着フレーム27との
間に介装されたブームシリンダ33の伸縮動作により、
脱着フレーム27に対して相対回動させられ、脱着フレ
ーム27が取付台18に固定された状態ではブーム31
の先端部が上下揺動される。ブームシリンダ33は、取
付台18の上部背面に固定された油圧コントロールバル
ブ34から供給される圧油により伸縮作動される。この
油圧バルブ34の操作用レバー40は、後上方に延出状
に取付けられており、前記操縦部からオペレータが操作
可能となされている。
【0017】作業具32は、作業具シリンダ35の伸縮
によりブーム36に対して相対的に上下回動され、これ
によりチルト・ダンプ動作自在にしている。この作業具
シリンダ35は、前記油圧コントロールバルブ34から
供給される圧油により伸縮作動される。また、本実施例
に係るスタンド装置は、脱着フレーム27を取付台18
から上方離脱させると共に車体13から離脱された作業
機10を自立させるための左右一対のスタンド部材1を
備えている。
【0018】このスタンド部材1は、長尺の鋼製丸棒材
の基部側を帯板状に成形し、先端部に接地板4を溶着す
ることにより構成されている。このスタンド部材1の基
部側の帯板部1aには、基端側から先端側に延びる(ス
タンド部材1の長手方向に延びる)長孔3が形成されて
いるとともに、該長孔3よりも基端側には挿通孔5が形
成されている。
【0019】フロントローダ10の左右の各脱着フレー
ム27には、嵌合凹部36より前側で下方に突出した部
分を有し、この突出下端部に、左右方向外方に突出状に
段付きピンで形成された保持ピン2が固設され、この保
持ピン2より若干上側にそれと平行にパイプ材を溶着す
ることによりピン挿通孔6が形成されている。この脱着
フレーム27に設けた保持ピン2は、スタンド部材1に
形成した長孔3に、スタンド部材1の先端部が上下に回
動自在でかつ脱着フレーム27に対してスタンド部材1
が長手方向移動自在とするべく挿通され、ワッシャ7及
び抜け止めピン8により、保持ピン2に対する軸方向移
動の規制と抜け止めがなされている。このスタンド部材
1の帯板部1aの内側面は、作業機10の脱着フレーム
27に固定の保持ピン2の段部に当接される。
【0020】従って、左右のスタンド部材1は、その先
端部を脱着フレーム27から下方延出状とした使用姿勢
Bから、保持ピン2を中心に略180度上方回動して先
端部を上方延出状とした収納姿勢Aまで姿勢変更自在で
ある。而して、左右のスタンド部材1の先端部が車両1
1の左右外側方で接地する使用姿勢Bと、該使用姿勢B
から上方回動して作業機10の脱着フレーム27の左右
外側部に沿わされる収納姿勢Aとに姿勢変更自在とすべ
く、スタンド部材1の基部が横軸回り回動自在に脱着フ
レーム27に枢支されている。
【0021】なお、本実施例のトラクタ11では、車輪
15は車体13の左右外方側に取付けられ、該左右対の
車輪15の左右幅が、車両11の車幅となるので、使用
姿勢Bのスタンド部材1は、左右対の車輪15の左右外
側方で接地するようになされている。なお、使用姿勢B
の左右のスタンド部材1の左右幅は、最もサイズ(左右
幅)の大きな車輪15(前輪)を車体13に取り付けた
ときに、該左右対の車輪15が通過可能な幅に設定され
ている。
【0022】スタンド部材1を使用姿勢Bにしたときに
は、スタンド部材1の挿通孔5が脱着フレーム27の挿
通孔6と対向可能になっており、両挿通孔5,6は前記
挿通孔20,29と同一径とされており、脱着フレーム
27を取付台18に固定するための止め具30を、スタ
ンド部材1を使用姿勢Bで姿勢保持するために兼用して
挿入可能である。
【0023】即ち、これら挿通孔5,6に亘って止め具
30を挿通することにより、スタンド部材1は、止め具
30と保持ピン2とにより、使用姿勢Bで固定される。
而して、これら止め具30及び挿通孔5,6とにより、
スタンド部材1を使用姿勢Bで姿勢保持する姿勢保持手
段9Bが構成されている。このとき、保持ピン2は、長
孔3の基端側端部により構成された第2係合部3bに係
合されており、使用姿勢Bのスタンド部材1の下方突出
量を大きくして、脱着フレーム27の支持高さを確保し
ている。
【0024】また、スタンド部材1は、止め具30を抜
くと長孔3の長さの範囲内で保持ピン2に対して長手方
向に相対移動でき、長孔3の先端側端部により構成され
た第1係合部3aに保持ピン2を係合すると、保持ピン
2からスタンド部材1の先端部までの距離は縮まり、そ
の状態で上方回動して収納姿勢Aとすると、接地板4は
連結部材25に近接する。このようにスタンド部材1を
収納姿勢Aと使用姿勢Bとに相互に姿勢変更するときに
は、保持ピン2が長孔3内を長手方向に通過可能であ
り、而して、長孔3の第1係合部3aと第2係合部3b
との間は、長孔3に係合された保持ピン2が通過する通
過部3cを構成している。従って、スタンド部材1を収
納姿勢Aと使用姿勢Bとで相互に姿勢変更するときに、
スタンド部材1を脱着フレーム27から取り外す必要が
なく、スタンド部材1の紛失を防止できる。
【0025】連結部材25の側方突出端部には、ピン又
はボルト等を固定して連結部41が形成されており、こ
の連結部41は、接地板4に形成した連結孔4aに挿通
可能になっており、連結部41に抜け止めピン又はナッ
トで抜け止めをすることにより、スタンド部材1は収納
姿勢Aに保持される。而して、前記連結部41及び連結
孔4a等によって、スタンド部材1を収納姿勢Aで姿勢
保持する姿勢保持手段9Aが構成されている。
【0026】また、スタンド部材1の帯板部1aの内側
面は、スタンド部材1が収納姿勢Aのときよりも使用姿
勢Bのときの方が車両11に対して左右方向外側方に位
置するべく、第1係合部3a近傍の帯板部1aの内側面
よりも第2係合部3b近傍の帯板部1aの内側面の方が
左右方向内方に位置するように、通過部3cの範囲内で
帯板部1aの内側面が左右方向に屈曲形成されている。
すなわち、本実施例では、帯板部1aはその板厚が長手
方向に同幅であって、帯板部1aの先端側を左右方向内
方に折り曲げ成形している。
【0027】次に、フロントローダ10の着脱作業方法
を説明する。フロントローダ10を図2に実線で示す装
着状態から離脱させる場合、まず、操縦部のオペレータ
が操作レバー40を操作してブーム31を下降させ、バ
ケット32を接地させておく。そして、収納姿勢Aにあ
るスタンド部材1の接地板4を連結部材28から取り外
し、このスタンド部材1を保持ピン2回りに下方回動し
て接地板4を地面側に移動させ、接地板4を、地面に接
地させるか、或は若干地面から浮いた状態とする。この
状態で、スタンド部材1の挿通孔5は脱着フレーム27
の挿通孔6に対向するので、取付台18に対して脱着フ
レーム27を固定していた止め具30を挿通孔20,2
9から抜き、その止め具30を挿通孔5,6に挿通す
る。
【0028】これにより、スタンド部材1は脱着フレー
ム27に対して、止め具30と保持ピン2との2本のピ
ンで支持されることになり、使用姿勢Bで確実に姿勢保
持される。この状態からブームシリンダ35を伸長作動
して、脱着フレーム27を受持部21回りに前傾するよ
うに回動すると、図4に実線で示すように、スタンド部
材1は、接地板4が左右の前輪15の左右外側方で接地
するように回動し、接地板4が確実に接地する。
【0029】接地板4が接地した後は、この接地部を支
点としてスタンド部材1は基端側が前上方に立ち上がる
ように回動して、脱着フレーム27が受持部21から前
上方に持ち上げられる。脱着フレーム27が受持部21
から離脱した後に、ホース43を油圧配管42から離脱
させ、トラクタ2を後進すると、左右の前輪15が左右
のスタンド部材1間を通過して、フロントローダ10は
図2に二点鎖線で示すように自立設置される。
【0030】自立設置したフロントローダ10をトラク
タ2に装着する場合は、前述動作と逆に行えば良い。本
実施例によれば、第1係合部3a近傍の内側面は、第2
係合部3b近傍の内側面よりも左右方向外方とされてい
るので、収納姿勢Aではスタンド部材1は車両11に対
して可及的に左右方向内方に位置され、車両11(特に
本実施例では左右対の前輪15)が通過するに十分な間
隔を確保することができる。また、使用姿勢Bではスタ
ンド部材1は車両11に対して可及的に左右方向外方に
位置され、左右のスタンド部材1の収納時の左右幅を可
及的に狭くすることができ、ローダ作業中等における車
両11の車幅を狭くすることができる。
【0031】また、上記実施例のフロントローダ10で
は、トラクタ11から離脱させる際、脱着フレーム27
を前輪15よりも上方に位置させる必要があり、また、
脱着フレーム27の持ち上げは小さい方がローダ着脱作
業の安定性が良いため、脱着フレーム27の下端を比較
的高い位置で取付台18に取り付けることが要求され
る。
【0032】従って、スタンド部材1も比較的長いもの
が必要であるが、本実施例によれば、スタンド部材1を
収納姿勢Aにしたときに、長孔3の長さ分だけ脱着フレ
ーム27から上方への突出量を減少させることができ、
ローダ着脱作業安定化のためにスタンド部材1が長くな
っていても、スタンド部材1を視界及び作業の障害にな
らないように低位置に退避させておくことができる。
【0033】また、取付台3及び脱着フレーム27に形
成した止め具30用の挿通孔16とスタンド部材基端側
及び脱着フレーム27に形成した使用姿勢保持手段10
の止め具用の挿通孔17とを略同一形状に形成している
ので、脱着フレーム27を取付台3に取り付ける止め具
30を、スタンド部材基端を脱着フレーム27に取りつ
けるための止め具に兼用でき、止め具30の紛失防止に
もなる。
【0034】更に、連結部41は左右脱着フレーム27
の上端相互を連結する連結部材28に形成され、かつス
タンド部材1の接地端に固定の接地板4と連結可能であ
るので、収納姿勢保持手段9Aを既存の構成部材を利用
して簡単に構成することができる。なお、接地板4と連
結部材28の連結構造の他の例として、図9及び図10
に示すように、連結部材28の左右端部に、コ字状部材
を溶着することにより上方開口状の掛止部44を形成
し、該掛止部44に上方から接地板4を差し込んで掛止
しておくことができる。かかる連結構造によれば、スタ
ンド部材1の接地板4を両側面から挟み込むように保持
し、固定面積が多くなり、振動等による騒音を低減する
ことができる。また、上下に出し入れする構造であるた
め、丈夫であり、かつスタンド部材1が作業中に抜け落
ちることを防止できる。また、抜け止めピンが不要で、
ピンの抜き差しの手間を省くことができ、着脱作業時間
を短縮することができるとともに、ピンの紛失によりス
タンド部材1を連結部材28に取り付けることができな
くなるということがない。
【0035】また、上記実施例では、スタンド部材1の
先端部に設けた接地板4は、側面視で上方が開放する略
コ字状でかつ上側拡がり状(前後両端側がソリ状)に形
成されており、スタンド部材1で支持することにより作
業機10を自立させているときに、スタンド部材1の先
端部が土中への沈み込むのをより効果的に防止してお
り、作業機10を離脱した状態で長期間放置したときで
も、該自立状態の作業機10の高さが変わらないように
して、自立状態の作業機10を車体13に容易に装着し
得るようにしている。さらに、作業機10の離脱作業時
には、接地板4はソリ状であるから、地面が土である場
合に接地板4の端部が土中に食い込んだり、地面がコン
クリートである場合に接地板4によってコンクリートに
傷を付けること等を防止できるとともに、離脱作業時に
おける左右のスタンド部材1の接地板4と地面とのそれ
ぞれの摩擦抵抗を均一化して、左右のスタンド部材1を
地面に対して同様の傾斜角(好ましくは垂直)で起立さ
せることができる。
【0036】また、油圧コントロールバルブ34と、ブ
ームシリンダ33及び作業具シリンダ35とは、図6に
示すように、ブーム31に取付けられた油圧配管42、
該油圧配管42と油圧バルブ34とを接続する可撓性ホ
ース42等により、それぞれ接続されている。ホース4
2は、油圧配管42に接続カプラを介して着脱自在に連
結されている。この油圧配管42はブーム31の内側面
に沿わされ、ブーム31の中途部の屈曲部分近傍まで配
設されており、その先端部のカプラは後上方傾斜方向に
向けられている。一方、操作レバー40の操作方向等と
の関係から油圧バルブ34のカプラは前上方傾斜方向に
向けられている。
【0037】従って、ホース42は比較的緩やかに屈撓
され、上方にあまり突出されないので、見栄えがよくな
り、外観商品性を向上できる。また、ホース42を比較
的長くすることができ、ホース42の捻じれを防止して
ホース42と油圧バルブ34との接続カプラへの負担を
軽減し、カプラの損傷を防止して油漏れを防止すること
ができる。また、油圧配管42を短くすることで、在庫
管理を容易にすることができる。
【0038】また、図11にも簡略して示すように、取
付台18の内部補強板19は、取付台18の内側下部に
前側下方傾斜状に溶着され、支持フレーム17の内部補
強板22は、取付台18よりも左右方向内方で、支持フ
レーム17の内部に内側下方傾斜状に溶着されている。
更に、支持フレーム17と車体13との固定が、補強部
材45により補強されている。この補強部材45は、支
持フレーム17の左右内端側の上面に溶着される平面視
山形状の板材の両側縁に、車体13に溶着される立上げ
片を一体に備えている。
【0039】かかるフレームの補強構造によれば、各部
材への応力集中を緩和することができる。特に、脱着フ
レーム27の左右に倒れる方向の力を分散して支持フレ
ーム27の基部側に応力集中が発生することを防止でき
る。従って、各部材の損傷(クラック発生等)を防止す
ることができ、また、各部の補強を少なくすることがで
き、見栄えが良くなるとともに、コスト低減を図ること
ができる。
【0040】また、取付台18には、受持部21よりも
若干下方に、脱着フレーム27の落下防止部材46が前
方突出状に設けられている。したがって、離脱されてい
る脱着フレーム27を取付台18に取付けるときに、取
付台18に対する脱着フレーム27の前後方向位置が、
適正な位置よりも前方に位置して脱着フレーム27が落
下しようとしても、脱着フレーム27の下端部を落下防
止部材46で受持して、脱着フレーム27の落下を防止
することができ、左右の脱着フレーム27を連結する連
結部材28によりボンネット14に損傷を与えることを
防止できる。この落下防止部材46としては、板状材
や、平面視コ字状の棒材等を採用することができる。
【0041】また、上記実施例のフロントローダ10に
は、図7及び図8に示すように、右側のブーム31に、
バケット32の水平姿勢確認装置50が装着されてい
る。この水平姿勢確認装置50は、基端部がバケット3
2に回動自在に連結されたロッド51を備えており、該
ロッド51は、ブーム31に対してバケット32が相対
回動したときにブーム31に対して軸方向に相対移動さ
れる。
【0042】また、このロッド51は、ブーム31の中
途部に枢結された筒状のガイド部材52内に軸方向摺動
自在に挿通案内されているとともに、中途部にターンバ
ックル53が設けられて長さ調節可能とされている。ま
た、ロッド51の中途部にはノッチ54が切欠状に形成
されており、ガイド部材52には、バケット32が水平
姿勢となったときにノッチ54に係合するマイクロスイ
ッチ55が設けられている。また、ブーム31の中途部
には、スイッチ55からの検出信号によりランプが点灯
される表示部56が設けられており、この表示部56は
操縦部のオペレータが確認可能に配置されている。
【0043】かかる水平姿勢確認装置50によれば、簡
単な構成であるにもかかわらず、バケット32の水平姿
勢を確実かつ容易に確認することができ、ローダ作業の
容易化を図ることができる。また、ターンバックル53
の調節により、ロッド51の基端部とノッチ54との距
離を調整することにより、タイヤサイズ等に応じてバケ
ット姿勢のずれを容易に調整することができる。なお、
表示部56は、操作パネル16近傍に設けてもよい。
【0044】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計変更することができる。なお、図12
及び図13は、上記実施例で説明したトラクタ11とは
異なる他のトラクタ61を示しており、同様の構成につ
いては同符号を付して詳細説明を省略するとともに、異
なる構成、作用効果について説明する。
【0045】このトラクタ61では、左右ブレイス23
を連結する連結部材25は、前車軸フレーム12の前端
部にブラケット62を介して取付固定された上方開放略
コ字状のブレイスサポート63に着脱自在に固定されて
いる。連結部材25には挿通孔64が形成されるととも
に、ブレイスサポート63には前記挿通孔64に対向す
る挿通孔65が形成されており、これら挿通孔64,6
5に亘ってマウンティングボルト66を挿通して、該ボ
ルト66にナット67が締結されている。このナット6
7には係止ロッド68が突出状に溶接されており、該ロ
ッド68は、ブレイスサポート63の側面下部に溶着し
たU溝付き回り止め具69に係合され、ナット67の回
り止めがなされている。
【0046】かかる構造によれば、ボルト66を両挿通
孔64,65に挿通した後にナット67をボルト66に
螺合すればよいため、両挿通孔64,65に挿通すると
きのこれらの孔の位置合わせを容易に行うことができ、
また、若干孔の位置がずれていても、その補正を下側か
ら容易に行うことができる。さらに、ナット67はブレ
イスサポート63に溶接されていないため、ナット67
が損傷したときには容易にに着脱交換することができ
る。
【0047】なお、図示していないが、このトラクタ6
1に本発明に係るスタンド装置を採用することもでき
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、作業
機10には左右方向外方に突出する保持ピン2が設けら
れ、スタンド部材1には保持ピン2が係合される長孔3
が形成され、該長孔3は、スタンド部材1が収納姿勢A
のときに保持ピン2が係合する第1係合部3aと、スタ
ンド部材1が使用姿勢Bのときに保持ピン2が係合する
第2係合部3bと、スタンド部材1を収納姿勢Aと使用
姿勢Bとに相互に姿勢変更するときに保持ピン2が第1
及び第2係合部3a,3b間で通過する通過部3cとを
備えて構成されており、スタンド部材1の内側面は保持
ピン2近傍で作業機10側に当接されており、スタンド
部材1の第1係合部3a近傍の内側面よりもスタンド部
材1の第2係合部3b近傍の内側面の方が左右方向内方
に位置するべく通過部3cの範囲内でスタンド部材1の
内側面が左右方向に屈曲形成されていることを特徴とし
ているので、使用姿勢Bにおけるスタンド部材1の接地
位置を車両11の左右方向外側方としつつも、収納姿勢
Aにおいてはスタンド部材1を使用姿勢Bのときよりも
左右方向内方に位置させておくことができ、収納状態の
コンパクト化を図ることができる。
【0049】また、本発明は、脱着フレーム27には、
左右方向外方に突出する保持ピン2が設けられ、スタン
ド部材1の基部には先端側に延びる長孔3が形成され、
該長孔3に保持ピン2が長手方向移動自在に係合されて
おり、長孔3の先端側は、姿勢保持手段9Aにより収納
姿勢Aでスタンド部材1を保持するときに保持ピン2に
係合する第1係合部3aとされ、長孔3の基端側は、姿
勢保持手段9Bにより使用姿勢Bでスタンド部材1を保
持するときに保持ピン2に係合する第2係合部3bとさ
れ、長孔3の第1係合部3aと第2係合部3bとの間
は、スタンド部材1を収納姿勢Aと使用姿勢Bとに相互
に姿勢変更するときに保持ピン2が第1及び第2係合部
3a,3b間で通過する通過部3cとされており、スタ
ンド部材1の内側面は保持ピン2近傍で脱着フレーム2
7側に当接されており、スタンド部材1の第1係合部3
a近傍の内側面よりもスタンド部材1の第2係合部3b
近傍の内側面の方が左右方向内方に位置するべく通過部
3cの範囲内でスタンド部材1の内側面が左右方向に屈
曲形成されていることを特徴としているので、以下の特
有の効果を奏することができる。
【0050】スタンド部材1が収納姿勢Aのとき、保持
ピン2が係合する第1係合部3aは長孔3の先端側であ
るため、スタンド部材1の先端部と保持ピン2との距離
が小さくなり、スタンド部材1の上方突出量を低く抑え
ることができ、また、第1係合部3a近傍の内側面は、
第2係合部3b近傍の内側面よりも左右方向外方とされ
ているので、収納姿勢Aではスタンド部材1を車両11
に対して可及的に左右方向内方に位置させることがで
き、これらによりスタンド部材1の収納状態のコンパク
ト化を図ることができる。
【0051】また、スタンド部材1が使用姿勢Bのと
き、保持ピン2が係合する第2係合部3bは長孔3の基
端側であるため、スタンド部材1の先端部と保持ピン2
との距離が大きくなり、脱着作業時の脱着フレーム27
の高さを確保することができ、脱着作業の安定性を向上
することができ、また、第2係合部3b近傍の内側面
は、第1係合部3a近傍の内側面よりも左右方向内方と
されているので、使用姿勢Bではスタンド部材1を車両
11に対して可及的に左右方向外方に位置させることが
でき、よって、収納状態のコンパクト化を図りつつも使
用状態においてはスタンド部材1を車両が通過可能な位
置に接地させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスタンド装置が装着され
たトラクタの右側脱着フレーム近傍の正面図である。
【図2】同トラクタの前部の左側面図である。
【図3】同トラクタの右側脱着フレーム近傍の斜視図で
ある。
【図4】フロントローダの着脱作業時の左側面図であ
る。
【図5】フロントローダの着脱作業時の斜視図である。
【図6】右側のブームの斜視図である。
【図7】右側のブームの右側面図である。
【図8】図7のX部の拡大図である。
【図9】スタンド部材と連結部材との他の連結構造を示
す側面図である。
【図10】同連結構造を示す平面図である。
【図11】フレームの補強構造を簡略して示しており、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)はY−Y断面
図である。
【図12】他のフロントローダの例を示す側面図であ
る。
【図13】同フロントローダのブレイスの連結構造を示
す拡大側断面図である。
【符号の説明】
1 スタンド部材 2 保持ピン 3 長孔 3a 第1係合部 3b 第2係合部 3c 通過部 9A 収納姿勢保持手段 9B 使用姿勢保持手段 10 作業機(フロントローダ) 11 車両(トラクタ) 13 車体 15 左右対の車輪(前輪) 18 取付台 27 脱着フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01B 59/042 E02F 3/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(11)に着脱自在に装着された作
    業機(10)に、車両(11)から離脱された作業機
    (10)を自立させるためのスタンド部材(1)を、作
    業機(10)の左右外側部に沿う収納姿勢(A)と、作
    業機(10)を車両(13)に脱着するときに車両(1
    1)の左右外側方で接地する使用姿勢(B)とに姿勢変
    更可能に取付けた作業機のスタンド装置において、 前記作業機(10)には左右方向外方に突出する保持ピ
    ン(2)が設けられ、スタンド部材(1)には保持ピン
    (2)が係合される長孔(3)が形成され、該長孔
    (3)は、スタンド部材(1)が収納姿勢(A)のとき
    に保持ピン(2)が係合する第1係合部(3a)と、ス
    タンド部材(1)が使用姿勢(B)のときに保持ピン
    (2)が係合する第2係合部(3b)と、スタンド部材
    (1)を収納姿勢(A)と使用姿勢(B)とに相互に姿
    勢変更するときに保持ピン(2)が第1及び第2係合部
    (3a,3b)間で通過する通過部(3c)とを備えて
    構成されており、スタンド部材(1)の内側面は保持ピ
    ン(2)近傍で作業機(10)側に当接されており、ス
    タンド部材(1)の第1係合部(3a)近傍の内側面よ
    りもスタンド部材(1)の第2係合部(3b)近傍の内
    側面の方が左右方向内方に位置するべく前記通過部(3
    c)の範囲内でスタンド部材(1)の内側面が左右方向
    に屈曲形成されていることを特徴とする作業機のスタン
    ド装置。
  2. 【請求項2】 車両(11)の車体(13)の左右両側
    部に取付台(18)を設け、この取付台(18)に作業
    機(10)の脱着フレーム(27)の下部を着脱自在に
    受持させ、前記各脱着フレーム(27)の下部に、車両
    (11)から離脱された作業機(10)を自立させるた
    めのスタンド部材(1)の基部を横軸回り回動自在に枢
    支して、該スタンド部材(1)の先端部が前記車両(1
    1)の左右外側方で接地する使用姿勢(B)と、該使用
    姿勢(B)から上方回動して脱着フレーム(27)の左
    右外側部に沿わされる収納姿勢(A)とに姿勢変更自在
    とし、このスタンド部材(1)を収納姿勢(A)と使用
    姿勢(B)とでそれぞれ保持する姿勢保持手段(9A,
    9B)を備えた作業機のスタンド装置において、 前記脱着フレーム(27)には、左右方向外方に突出す
    る保持ピン(2)が設けられ、前記スタンド部材(1)
    の基部には先端側に延びる長孔(3)が形成され、該長
    孔(3)に前記保持ピン(2)が長手方向移動自在に係
    合されており、長孔(3)の先端側は、姿勢保持手段
    (9A)により収納姿勢(A)でスタンド部材(1)を
    保持するときに保持ピン(2)に係合する第1係合部
    (3a)とされ、長孔(3)の基端側は、姿勢保持手段
    (9B)により使用姿勢(B)でスタンド部材(1)を
    保持するときに保持ピン(2)に係合する第2係合部
    (3b)とされ、長孔(3)の第1係合部(3a)と第
    2係合部(3b)との間は、スタンド部材(1)を収納
    姿勢(A)と使用姿勢(B)とに相互に姿勢変更すると
    きに保持ピン(2)が第1及び第2係合部(3a,3
    b)間で通過する通過部(3c)とされており、スタン
    ド部材(1)の内側面は保持ピン(2)近傍で脱着フレ
    ーム(27)側に当接されており、スタンド部材(1)
    の第1係合部(3a)近傍の内側面よりもスタンド部材
    (1)の第2係合部(3b)近傍の内側面の方が左右方
    向内方に位置するべく前記通過部(3c)の範囲内でス
    タンド部材(1)の内側面が左右方向に屈曲形成されて
    いることを特徴とする作業機のスタンド装置。
JP30520794A 1994-12-08 1994-12-08 作業機のスタンド装置 Expired - Fee Related JP2898891B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30520794A JP2898891B2 (ja) 1994-12-08 1994-12-08 作業機のスタンド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30520794A JP2898891B2 (ja) 1994-12-08 1994-12-08 作業機のスタンド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08154415A JPH08154415A (ja) 1996-06-18
JP2898891B2 true JP2898891B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=17942347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30520794A Expired - Fee Related JP2898891B2 (ja) 1994-12-08 1994-12-08 作業機のスタンド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2898891B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08154415A (ja) 1996-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5540289A (en) Stand apparatus for use in coupling and uncoupling a front loader
JP2006316589A (ja) トラクタ装着型バックホー
EP0299377B1 (en) Tractor and ground working implement
US4247242A (en) Quick attachment device
KR100465184B1 (ko) 트랙터에 탈착 가능하게 장착되는 백호 유닛
US4522554A (en) Tractor front loader
US7001134B2 (en) Reinforcing frame construction for tractor having ROPS
JP2750264B2 (ja) 作業機の装着装置
KR101551478B1 (ko) 작업차용 프론트 로더 및 이를 구비하는 농용 작업차
US4236643A (en) Vehicle stabilizer assembly
JP2898891B2 (ja) 作業機のスタンド装置
US7431553B2 (en) Loader work machine
JP3400733B2 (ja) クローラ走行装置
JPH10280463A (ja) フロントローダのブームシリンダ保持構造
JP3946890B2 (ja) フロントローダのスタンド構造
JP3474768B2 (ja) フロントローダ
JP4324069B2 (ja) 建設作業機械
JP3361033B2 (ja) ローダ作業機
JPH0141803Y2 (ja)
JP2872567B2 (ja) ローダのスタンド装置
JP2974909B2 (ja) 作業機の装着装置及び作業機の離脱方法
JPH05287772A (ja) フロントローダ装着装置
JPS6227555Y2 (ja)
JP2807136B2 (ja) フロントローダ装着装置
JPS5820690Y2 (ja) トラクタのフロントロ−ダ脱着構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees