JP2750264B2 - 作業機の装着装置 - Google Patents

作業機の装着装置

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JP2750264B2
JP2750264B2 JP5213033A JP21303393A JP2750264B2 JP 2750264 B2 JP2750264 B2 JP 2750264B2 JP 5213033 A JP5213033 A JP 5213033A JP 21303393 A JP21303393 A JP 21303393A JP 2750264 B2 JP2750264 B2 JP 2750264B2
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/627Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor
    • E02F3/6273Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor using legs to support the beams or arms on the ground during the connecting process

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの前側に装着
される作業機の装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラクタへの作業機の脱着作
業を容易化する等のための作業機の装着装置として、例
えば、米国特許No.4936737号に記載のものが
ある。この作業機の装着装置は、左右一対のマストにブ
ームの基端部を枢支し、このブームの先端部にはバケッ
トで示された作業具が設けられており、また、ブームの
マストに対する相対角度を調整するブームシリンダを備
えている。
【0003】そして、トラクタの車体に設けられたマス
ト取付台に、マストが固定手段によって着脱自在に取り
付けられるようになっており、固定手段を外した状態で
は、マスト取付台に対しマストが前傾方向回動かつ上方
移動可能とされている。さらに、マストから前下方に左
右一対のブレイスが突出されており、このブレイスの前
端部を連結する連結材が着脱自在に連結されるブレイス
連結体を車体の前端部に設けている。
【0004】この従来の作業機の脱着は、固定手段を外
してマストとマスト取付台の固定を解除するとともに、
ブレイスとブレイス連結体の連結を解除し、ブームシリ
ンダを伸長してブレイスの前端部を降下させて接地さ
せ、このブレイスをスタンドとしてマストをマスト取付
台から上方へ離脱させることにより行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の作
業機の装着装置によれば、ブレイスの前端部が接地する
までブームシリンダを作動するものであるから、該シリ
ンダのストロークが大きくなり、迅速な脱着作業をする
ことができない。そこで、本発明は、ブームシリンダの
小さな伸縮ストロークで作業機を脱着し得るようにする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、左右一対のマストに基端部が枢支され
かつ先端部に作業具が設けられたブームの前記マストに
対する相対角度を調整するブームシリンダを備え、固定
手段によって前記マストが着脱自在に取り付けられるマ
スト取付台を車体に設け、前記固定手段を外した状態で
前記マスト取付台に対し前記マストは前傾方向回動かつ
上方移動可能とされており、前記マストから前下方に突
出された左右一対のブレイスの前端部を連結する連結材
が着脱自在に連結されるブレイス連結体を前記車体の前
端部に設け、前記マストを前記マスト取付台から上方へ
離脱した姿勢で支持するスタンドが取り付けられるスタ
ンド取付部を前記マストに設けた作業機の装着装置にお
いて、次の技術的手段を講じた。
【0007】すなわち、本発明は、前記ブレイス連結体
は、前記マストが前記マスト取付台に取り付けられた姿
勢で前記連結材が下方から嵌合される連結固定部と、前
記連結材が前記連結固定部から下方に離脱した姿勢で該
連結材を下方から支持する支持部とを備え、前記連結固
定部と前記支持部との間には、前記ブレイスの前端部が
前記ブレイス連結体から前方へ退避し得る間隙を有して
いることを特徴としている。
【0008】
【作用】車体に装着された作業機を脱着するには、ま
ず、左右ブレイスの連結材とブレイス連結体との連結を
解除するとともに、マストとマスト取付台とを取り付け
る固定手段を外す。そして、ブームシリンダを伸長操作
していくと、マストがマスト取付台に対して前傾方向へ
回動し、マストから前下方に突出されたブレイスの前端
部が下方へ移動し、連結材が連結固定部から下方へ離脱
する。そのまま、ブームシリンダを伸長させると、連結
材がブレイス連結体の支持部に支持されるようになる。
【0009】さらに、ブームシリンダを伸長させると、
支持部に支持された連結材が支点となり、マストがマス
ト取付台から上方へ離脱していき、マストのスタンド取
付部にスタンドを取り付け得る高さまでマストが上昇す
るまでブームシリンダを伸長させる。そして、スタンド
取付部にスタンドを取り付け、該スタンドに荷重を支持
させて、車体を後方に移動させる。
【0010】作業機の装着は、上記の作業を逆に行えば
よい。この作業機の脱着作業において、左右ブレイスの
連結材は車体の前端部に設けたブレイス連結体に連結固
定されるとともに、脱着作業時にはこのブレイス連結体
に支持されるものであり、ブレイス先端部の移動量が少
ないので、ブームシリンダの伸縮ストロークも小さくな
り、よって、脱着作業が迅速となる。
【0011】また、ブームシリンダの操作によって作業
機の着脱を行い、脱着作業時に車体の前後進操作等は必
要ではなく、簡単かつ容易に作業を行える。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1〜図7に示す本発明の実施例では、トラク
タ1は、フロントローダで例示する作業機2及びキャビ
ン3を有しており、エンジン,クラッチハウジング,ミ
ッションケース及びエンジンから突出した前車軸フレー
ム4等で車体5が構成され、エンジンはボンネット6で
覆われている。キャビン3内には、操作パネル7及びハ
ンドル8が設けられており、その後方に運転席が配置さ
れ、操縦部となっている。
【0013】前記作業機2は、マスト9の上端にブーム
10の基部を枢支し、マスト9の中途部とブーム10の
中途部とに枢結したブームシリンダ11によってマスト
9に対するブーム10の相対角度を調整可能としてお
り、これにより、マスト9を車体5側に固定した状態で
ブーム10の先端側を昇降動作し得るようになってい
る。また、ブーム10の先端部にはバケット等の作業具
12を枢支しており、作業具シリンダ13によってダン
プ・スクイ動作可能にしている。そして、マスト9の上
部からブレイス14が前下方へ突出されている。
【0014】マスト9,ブーム10,ブームシリンダ1
1及びブレイス14等はそれぞれ左右一対あり、左右ブ
ーム9は前端部が作業具12を介して連結されており、
左右ブレイス14は前端部が連結材15を介して連結さ
れている。前記マスト9は横断面コ字形状であって、下
部にU字材等を溶着して回動受け部16を形成してい
る。また、このマスト9の上下方向中途部にはピン孔1
7が穿設されており、このピン孔17は回動受け部16
よりも上方に位置する。また、ブームシリンダ11の枢
結部の下方には、前方突出状にスタンド取付部18が設
けられている。
【0015】スタンド取付部18は、図6〜図8に示す
ように、マスト9の両側壁に溶着された一対の保持板1
9を備えてなる。この保持板19には、角筒状の挿通案
内部20が設けられており、略L字形状のスタンド21
を外側方から挿通して保持し得るようになっている。そ
して、スタンド21の端部にはピン孔22が設けられて
おり、スタンド21の端部を挿通案内部20に保持した
状態で、ピン孔22に抜け止めピン23を挿通して、ス
タンド21の抜け止めをする。
【0016】車体5の左右の前後方向中途部にはマスト
取付台24が固定され、前車軸フレーム4の左右の前端
部には連結材15が着脱自在に連結されるブレイス連結
体25が設けられており、これらによって作業機2が着
脱自在に車体5に装着される。マスト取付台24は、横
断面略コ字形状であって前向きに開放しており、上下中
途部には回動支点ピン26が貫設されており、上部には
連結ピン27が貫通するピン受け孔28が穿設されてい
る。このピン受け孔28は、上下方向に長い長孔とされ
ている。
【0017】前記ブレイス連結体25は、図5に示すよ
うに、車体5の前車軸フレーム4の前端部側壁にボルト
等によって固定されるものであり、下方開放状の略半円
筒形状とされた左右一対の連結固定部29と、この左右
の連結固定部29間に位置しかつ連結固定部29の後部
から下方に延設された案内部30と、この案内部30の
下端から前下方に延出する支持部31とを備えている。
連結固定部29と支持部31との間は、左右ブレイス1
4の連結材15の直径よりも大きくされた間隙Sを有し
ており、連結材15がブレイス連結体25から前方に離
脱し得るようになっている。
【0018】したがって、作業機2の装着状態では、図
1に示すように、マスト9の回動受け部16が、マスト
取付台24の回動支点ピン26に係合し、マスト9のピ
ン孔17とマスト取付台24のピン受け孔28とを連通
させて、連結ピン27を貫通させてマスト9をマスト取
付台24に固定する。而して、この連結ピン27が、マ
スト9をマスト取付台24に着脱自在に取り付ける固定
手段となる。
【0019】また、左右ブレイス14を連結する連結材
15が、ブレイス連結体25の連結固定部29に下方か
ら嵌合されており、Tボルト32等によって固定され
る。なお、連結固定部29及び連結材15には、それぞ
れ対応する位置にボルト孔33が穿設されると共に、ナ
ット34が溶着されている。次に、作業機2の着脱操作
について説明する。
【0020】図1に示す作業機2の装着状態から、固定
手段たる連結ピン27を外してマスト取付台24とマス
ト9との固定を解除するとともに、連結材15とブレイ
ス連結体25との固定をTボルト32を外して解除す
る。そして、ブームシリンダ11を伸長操作していく
と、図2に示すように、マスト9は下部がマスト取付台
24に当接したまま、回動支点ピン26を中心に前傾方
向に回動していき、作業具12は接地したまま前方へず
れ動かされる。
【0021】これに伴い、マスト9に一体的に設けられ
ている左右ブレイス14の連結材15が、ブレイス連結
体25の連結固定部29から下方へ離脱し、案内部39
の前面に沿って支持部31に当接支持されるまで降下し
ていく。連結材15が支持部31に支持された状態で、
さらにブームシリンダ11を伸長操作していくと、図3
に示すように、マスト9がマスト取付台24から上方へ
離脱していく。スタンド21を取りつけ得る高さまでマ
スト9が上昇した時点でブームシリンダ11の伸長操作
を中断し、マスト9のスタンド取付部18にスタンド2
1を取り付ける。
【0022】次に、ブームシリンダ11を若干収縮操作
して、マスト9を降下させ、スタンド21によって荷重
を支持させた状態とし、左右ブレイス14の連結材15
には荷重がかからないようにしておく。そして、ブーム
シリンダ11の油圧配管等をのカプラーを離脱し、トラ
クタ1を後方へ移動すると、連結材15がブレイス連結
体25から前方へ離脱し、作業機2の取り外し作業が完
了する。
【0023】なお、上記したように、ブームシリンダ1
1の収縮操作によってスタンド21に作業機2の荷重を
支持させるようにするのに代えて、支持部31を前下傾
斜状に長めに形成しておき、スタンド取付部18にスタ
ンド21を取り付けてから、ブームシリンダ11を収縮
操作することなく、車体5を後進させて支持部31に沿
って連結材15を徐々に下降せしめることにより、スタ
ンド21に作業機2の荷重を支持させるようにすること
もできる。
【0024】図4に示す離脱状態から作業機2を車体5
に装着するには、図3に示すように、車体5を移動して
左右ブレイス14の連結材15をブレイス連結体25の
案内部30に当接させ、油圧配管を接続して、まずブー
ムシリンダ11を若干伸長操作して、ブレイス連結体2
5の支持部31に当接支持された連結材15に荷重を支
持させた状態とし、スタンド21を取り外す。
【0025】そして、ブームシリンダ11を収縮操作し
ていくと、マスト9が降下していき、図2に示すよう
に、回動受け部16が回動支点ピン26に係合される。
この状態からさらにブームシリンダ11を収縮操作する
と、マスト9は回動支点ピン26を中心に回動して、図
1に示すように、左右ブレイス14の連結材15がブレ
イス連結体25の連結固定部29に下方から嵌合する。
【0026】このとき、マスト9のピン孔17は、マス
ト取付台24のピン受け孔28と同心状となり、それら
に連結ピン27を貫通することにより、マスト9はマス
ト取付台24に取り付けられる。また、連結材15とブ
レイス連結体25とをTボルト32によって固定する。
なお、図6に示すように、左ブレイス14の内側面には
弾性変形自在な鉤形バネ板35が設けられ、また、左マ
スト9の内側面には一対の係止部材36が設けられ、こ
れらによって左右一対のスタンド21を収納保持し得る
ようになっている。
【0027】係止部材36は、L字金具であって、一片
に係合孔36aが設けられており、スタンド21の挿通
端側に設けたフック21aが係合孔36aに挿通され
る。なお、スタンド21のフック21aは、図7及び図
8に示すように、スタンド取付部18に保持された状態
で保持板19に当接して、スタンド取付部18への取り
付け時の位置決めともなるものである。
【0028】かかるスタンド21の収納構造によれば、
鉤形バネ板35と係止部材36とにスタンドを上方から
差し込み状に収納するものであるから、収納作業が容易
であり、また、収納時においてスタンド21はブレイス
14の内側面に沿わされているので、作業機2の動作の
支障となることもない。本実施例によれば、左右ブレイ
ス14の連結材15は、作業機2の装着時には車体5の
前端部に設けたブレイス連結体25の連結固定部29に
連結され、作業機2の脱着作業時にはブレイス連結体2
5の支持部31に当接支持されるものであるから、ブレ
イス14の先端部を接地させてスタンドとして代用する
ものに比して、ブレイス14の先端部の移動量が少な
く、よって、ブームシリンダ11の伸縮ストロークを少
なくすることができ、脱着作業の迅速化を図ることがで
きる。
【0029】また、ブームシリンダ11の伸縮操作によ
る作業機2をスタンド21によって支持させた後、車体
5を移動させるものであり、ブームシリンダ11の操作
と車体5の前後進操作とを別個独立して行えばよく、さ
らに、作業具シリンダ13の操作は特に必要ではないの
で、操作が簡単かつ容易である。また、ブームシリンダ
11の操作が終了して作業機2をスタンド21によって
支持し、ブームシリンダ11等の油圧配管のカプラーを
離脱する際(図3に示す姿勢)において、作業機2は車
体5からさほど離れないので、マスト9が車体5から離
れることに起因するブームシリンダ11等の油圧配管に
持たせる余裕は少しでよい。
【0030】また、作業機2の車体5への装着作業時に
車体5を前進させる場合、作業機2に対して真っ直ぐに
前進させれば、左右ブレイス14の連結材15がブレイ
ス連結体25の案内部30に当接されて、自然にかつ確
実に車体5に対する作業機2の位置決めが行え、装着作
業が容易となる。また、ブレイス連結体25が、トラク
タのタイロッド37等の前方に位置してフロントガード
となり、作業機2を装着していないときでも、車体2の
フロントを保護することができる。
【0031】また、ブレイス14の前端部を、連結材1
5をブレイス連結体25の連結固定部29に下方から嵌
合して固定することにより車体2に連結しているので、
作業具12に前方から作用する衝撃力に対する強度が確
保される。ところで、作業機2をスタンド21により支
持した姿勢で長時間保管する場合に、ブームシリンダ1
1に内圧がかかった状態であれば、該シリンダ11の油
が抜けて伸長し、マスト9とマスト取付台24との相対
角度が変化し、ブレイス14の先端部が下がってしまう
など、安定性に欠けることとなる。また、作業機2側の
油圧配管に内圧が発生し、車体5側と作業機2側の油圧
配管とのカプラーの接続が困難となる。
【0032】また、ブレイス14先端部が下がると、車
体5への装着作業にあたり車体5を移動する時に、左右
ブレイス14の連結材15がブレイス連結体25の支持
部31よりも下方に位置して、装着作業が困難になる。
そこで、図9に例示するように、スタンド取付部18を
より前方に設けて、ブーム10とマスト9との枢支点A
にかかる荷重のスタンド取付部18まわりのモーメント
M1と、ブレイス14の重量のスタンド取付部18まわ
りのモーメントM2とのバランスをとることにより、ブ
ームシリンダ11に内圧がかからないようにしておくこ
とが好ましい。
【0033】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計変更することができる。 〔他の開示〕図10〜図13は、本発明とは異なる他の
作業機2の装着装置を示し、上記本発明の実施例と同様
の構成については同符号を付し、詳細説明を省略すると
ともに、異なる構成・作用効果について説明する。
【0034】このトラクタ1の車体5の前端部に設けた
ブレイス連結体25には、案内部30の下端から前方に
延出する支持部が設けられていない。また、ブーム10
の中途部の内面側に一対の基板40が設けられており、
該基板40間に開閉式スタンド41の基部が枢支されて
いる。このスタンド41は、使用時には、基部から後下
方傾斜状の接地姿勢42とされて先端部が接地され、不
使用時には、左右ブーム10間に収納される。この収納
姿勢43は、図13に二点鎖線で示す。
【0035】一方のスタンド41aには先端部にピンで
例示する係合部44が突設されており、この係合部44
がブーム10の内面側に設けた被係合部45に固定され
て、この一方のスタンド41aが収納姿勢43で姿勢保
持される。他方のスタンド41bは、その先端部と一方
のスタンド41aの中途部とが、同様の係合部44及び
被係合部45との固定によって、収納姿勢43で姿勢保
持される。
【0036】そして、スタンド41の中途部の上面には
受け部46が突設されており、また、左右ブレイス14
の連結材15には、受け部46に対応する位置に前方に
突出する係合突部47が設けられている。この作業機2
の着脱操作について、以下説明する。図10に示すよう
にバケット2の前端部を接地させて後部を持ち上げた姿
勢として、左右ブレイス14の連結材15とブレイス連
結体25との連結を解除するとともに、マスト9とマス
ト取付台25との固定手段27を外し、スタンド41を
収納姿勢43から接地姿勢42に姿勢変更する。
【0037】そして、ブームシリンダ11を伸長操作す
ると、図11に示すように、マスト9は下部がマスト取
付台24に当接したまま、回動支点ピン26を中心に前
傾方向に回動していき、それに伴い、ブレイス14の先
端部が下方へ降下していき、左右ブレイス14の連結材
15の係合突部47がスタンド41の受け部46に受け
られるようになる。
【0038】ここでブームシリンダ11の操作を中止
し、次に、作業具シリンダ13を収縮操作してバケット
12の底面が接地すると、図12に示すように、マスト
9がマスト取付台24から上方へ離脱するので、車体5
を後方へ移動させればよい。作業機2の車体5への装着
作業は、逆の手順により行うことができる。この作業機
2の装着装置によれば、作業機2をブーム10に設けた
スタンド41により支持するものであるから、安定性に
優れており、長期間の保管において、ブームシリンダ1
1の油が抜けるなどということもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の作業機の
装着装置は、ブレイス連結体は、マストがマスト取付台
に取り付けられた姿勢で連結材が下方から嵌合される連
結固定部と、連結材が連結固定部から下方に離脱した姿
勢で該連結材を下方から支持する支持部とを備え、連結
固定部と支持部との間には、ブレイスの前端部がブレイ
ス連結体から前方へ退避し得る間隙を有しているもので
あるから、作業機の脱着時におけるブレイス先端部の移
動量が少なく、ブームシリンダの伸縮ストロークが小さ
くなるので、脱着作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における作業機の離脱開始(装
着完了)時の側面図である。
【図2】同作業機の脱着途中時の側面図である。
【図3】同作業機の脱着途中時の側面図である。
【図4】同作業機の離脱完了(装着開始)時の側面図で
ある。
【図5】車体の前端部を示す拡大斜視図である。
【図6】作業機の内面側を示す拡大側面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】スタンド取付部の変形例を示す図3相当の側面
図である。
【図10】他の作業機の離脱開始(装着完了)時の側面
図である。
【図11】他の作業機の脱着途中時の側面図である。
【図12】他の作業機の離脱完了(装着開始)時の側面
図である。
【図13】図10のC矢視図である。
【符号の説明】
2 作業機 5 車体 9 マスト 10 ブーム 11 ブームシリンダ 14 ブレイス 15 連結材 18 スタンド取付部 21 スタンド 24 マスト取付台 25 ブレイス連結体 27 固定手段(連結ピン) 29 連結固定部 31 支持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のマスト(9)に基端部が枢支
    されかつ先端部に作業具(12)が設けられたブーム
    (10)の前記マスト(9)に対する相対角度を調整す
    るブームシリンダ(11)を備え、固定手段(27)に
    よって前記マスト(9)が着脱自在に取り付けられるマ
    スト取付台(24)を車体(5)に設け、前記固定手段
    (27)を外した状態で前記マスト取付台(24)に対
    し前記マスト(9)は前傾方向回動かつ上方移動可能と
    されており、前記マスト(9)から前下方に突出された
    左右一対のブレイス(14)の前端部を連結する連結材
    (15)が着脱自在に連結されるブレイス連結体(2
    5)を前記車体(5)の前端部に設け、前記マスト
    (9)を前記マスト取付台(24)から上方へ離脱した
    姿勢で支持するスタンド(21)が取り付けられるスタ
    ンド取付部(18)を前記マスト(9)に設けた作業機
    の装着装置において、 前記ブレイス連結体(25)は、前記マスト(9)が前
    記マスト取付台(24)に取り付けられた姿勢で前記連
    結材(15)が下方から嵌合される連結固定部(29)
    と、前記連結材(15)が前記連結固定部(29)から
    下方に離脱した姿勢で該連結材(15)を下方から支持
    する支持部(31)とを備え、前記連結固定部(29)
    と前記支持部(31)との間には、前記連結材(15)
    が前記ブレイス連結体(25)から前方へ退避し得る間
    隙(S)を有していることを特徴とする作業機の装着装
    置。
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