JP2974909B2 - 作業機の装着装置及び作業機の離脱方法 - Google Patents

作業機の装着装置及び作業機の離脱方法

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JP2974909B2 JP6139169A JP13916994A JP2974909B2 JP 2974909 B2 JP2974909 B2 JP 2974909B2 JP 6139169 A JP6139169 A JP 6139169A JP 13916994 A JP13916994 A JP 13916994A JP 2974909 B2 JP2974909 B2 JP 2974909B2
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/627Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor
    • E02F3/6273Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor using legs to support the beams or arms on the ground during the connecting process

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントローダ等の作
業機をトラクタ等の車輌に装着する作業機の装着装置及
び作業機の離脱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロントローダ等の作業機の装着
装置として、例えば、実公平5−21556号公報に記
載のものがある。このフロントローダの装着装置は、車
体の側部に、フロントローダ用取付台が備えられ、フロ
ントローダは、立設状とされて取付台に着脱自在に取付
けられる脱着フレーム(マスト)と、脱着フレームに左
右方向の支軸により枢支されたブームと、脱着フレーム
とブーム間に介装されてブームを昇降させるブームシリ
ンダと、ブームの前端部に左右方向の支軸により枢支さ
れたバケット(作業具)と、ブームとバケット間に介装
されてバケットを回動させるバケットシリンダと、脱着
フレームから前方に突設されかつ前端部が車体前部の側
部に着脱自在に取付けられるブレイスとを有し、フロン
トローダの車体に対する着脱時に、バケットシリンダに
より、ブーム及び脱着フレームが昇降せしめられて、脱
着フレームが取付台上の位置と、その上方側の取外位置
とに位置変更自在とされており、ブレイスが脱着フレー
ムに対して着脱自在とされ、フロントローダの車体に対
する着脱時に、ブレイスがスタンドとしてバケットに着
脱自在に取付けられ、ブレイスにより、バケットの地面
に対する回動が阻止されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の作業機の
装着装置では、フロントローダの脱着作業時に、車体側
に固定されているブレイスを取り外した後、バケットに
固定する必要があり、かかるブレイスの着脱固定が比較
的煩雑である。そこで、脱着フレームの側面に沿う収納
姿勢と、脱着フレームから前下方に突出する使用姿勢と
に姿勢変更自在であるように、長尺状のスタンドの基端
部を脱着フレーム下部の側面に回動自在に連結してお
き、ブーム先端部を接地させた後にスタンドを使用姿勢
で固定し、脱着フレームと取付台との固定を解除した後
にブームシリンダを伸長させることにより、脱着フレー
ムを前傾させてスタンドと脱着フレームとの固定部分よ
りも前方でスタンド先端部を接地させるとともに、スタ
ンドをその先端部を支点として起立させ、このときのス
タンド基端部の前上方への変位により脱着フレームを前
上方に離脱させるようにした作業機の装着装置が考えら
れる。しかし、この作業機の装着装置においては、以下
の問題点がある。
【0004】上記の作業機の装着装置において、油圧配
管の簡略化や設置スペースの制約等の理由からブームシ
リンダの作動用バルブとその操作レバーとを脱着フレー
ム側に設ける場合があるが、この場合、脱着フレームの
後方の操縦部からオペレータが脱着作業の開始時から完
了時までにわたって操作レバーを操作しなければならな
いため、脱着の際の脱着フレームの前方への移動量はで
きるだけ少ない方が好ましい。このためには、スタンド
を脱着フレームに固定する際に、スタンドの下端部をで
きるだけ地面に接近させておく必要がある。
【0005】一方、トラクタ用の一般的なタイヤとし
て、軟弱な農耕地等で使用されるファームタイヤと、草
地等で使用されるターフタイヤとがあるが、通常、リム
の直径が同じ場合、山の高いラグが形成されたファーム
タイヤの方がタイヤ径は大きくなる。したがって、車体
に装着されたタイヤの種類によって、作業機の脱着作業
時における車体の高さが種々変化する。
【0006】このように車体高さが常に一定であるとは
限らないため、車体高さが変化しても脱着フレームにス
タンドを前下方突出状に固定できるようにするには、ス
タンドの固定位置が一定であるならば、脱着フレームに
対するスタンドの固定位置を、ターフタイヤ装着時にお
ける車体の高さ(最も低いレベル)に合わせなければな
らない。なぜなら、ファームタイヤ装着時における車体
の高さ(最も高いレベル)に合わせてスタンドの固定位
置を設定すると、ターフタイヤにタイヤ交換して車高が
下がったときに、スタンドの下端部が地面につっかえて
実質的に固定できなくなるからである。
【0007】しかし、ターフタイヤ装着時の車高に合わ
せたスタンドをファームタイヤ装着時にも使用すると、
スタンドの脱着フレームへの固定時にスタンドの下端部
が車体高さの変化分だけ地面から離れてしまい、かかる
状態から作業機の離脱作業を開始すると、スタンドの下
端部か接地されるまでに脱着フレームが相当前傾してし
まい、最終的に作業機を離脱させるまでに、脱着フレー
ム上部に設けた操作レバーが脱着フレーム後方の操縦部
からかなり離れてしまい、操縦部からのオペレータによ
る操作レバーの操作が困難となる。
【0008】また、他の問題点として、スタンドを脱着
フレームに前下方突出状に固定するときに、かかる前下
方突出状の姿勢でスタンドを手で支えておく必要があ
り、スタンドを脱着フレームに固定する作業が煩雑かつ
困難となる。そこで、本発明は、これら問題点を解消す
べく、脱着フレームの脱着時にこの脱着フレームに設け
た操作レバーができるだけ操作部から離れないようにし
て、操縦部からのオペレータによる操作レバーの操作を
容易にし、さらに、スタンドの固定作業を容易かつ迅速
に行えるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、次の技術的手段を講じた。すなわち、
本発明は、車体に設けられた取付台と、該取付台に前上
方離脱かつ前傾方向回動自在に支持された脱着フレーム
と、該脱着フレームの前上方離脱及び前傾方向回動を阻
止するべく脱着フレームを取付台に着脱自在に固定する
フレーム固定手段と、前端部が上下動すべく脱着フレー
ムに後端部が回動自在に支持されたブームと、該ブーム
を脱着フレームに対し相対回動させる回転駆動手段と、
脱着フレームの上部に設けられかつ脱着フレームの後方
に設けた操縦部から操作可能な前記回転駆動手段の操作
レバーと、脱着フレームから前下方突出状として基端部
が脱着フレームに固定されたスタンドとを備え、ブーム
の先端部を接地させた後にフレーム固定手段を外し、ス
タンドの基端部よりも前方でスタンドの先端部が接地す
るまで回転駆動手段の作動により脱着フレームを前傾さ
せ、さらに回転駆動手段を作動させることによりスタン
ドをその先端部を支点として起立させるとともに、かか
るスタンドの基端部の前上方への変位により脱着フレー
ムを取付台から前上方に離脱可能な作業機の装着装置で
あって、前記スタンドは脱着フレームからの前下方への
突出量調整自在に脱着フレームに固定されていることを
特徴としている。
【0010】この作業機の装着装置において、スタンド
の脱着フレームへの固定作業を容易かつ迅速に行えるよ
うにするために、脱着フレームの側面に保持ピンを突設
し、スタンドの基端部近傍に案内孔を形成し、スタンド
を脱着フレームに対し回動自在に連結するべく前記保持
ピンを前記案内孔に係合させ、脱着フレームの側面にボ
ス部を突設し、スタンドが下方回動されて脱着フレーム
から前下方に突出する姿勢とされたとき前記ボス部に重
合する固定孔をスタンドの基端部近傍に形成し、該姿勢
でスタンドを保持するべく該スタンドの自重による保持
ピン回りのモーメント力によりボス部の外周に係合する
係合部材をスタンドに設け、ボス部と固定孔とにわたっ
て固定ピンを挿通してスタンドを脱着フレームに固定す
ることができる。
【0011】また、本発明は、車体に設けられた取付台
と、該取付台に前上方離脱かつ前傾方向回動自在に支持
された脱着フレームと、該脱着フレームの前上方離脱及
び前傾方向回動を阻止するべく脱着フレームを取付台に
着脱自在に固定するフレーム固定手段と、前端部が上下
動すべく脱着フレームに後端部が回動自在に支持された
ブームと、該ブームを脱着フレームに対し相対回動させ
る回転駆動手段と、脱着フレームの上部に設けられかつ
脱着フレームの後方に設けた操縦部から操作可能な前記
回転駆動手段の操作レバーとを備え、ブームの先端部を
接地させた後にフレーム固定手段を外し、スタンドを脱
着フレームから前下方突出状として該スタンドの基端部
を脱着フレームに固定し、スタンドの基端部よりも前方
でスタンドの先端部が接地するまで回転駆動手段の作動
により脱着フレームを前傾させ、さらに回転駆動手段を
作動させることによりスタンドをその先端部を支点とし
て起立させるとともに、かかるスタンドの基端部の前上
方への変位により脱着フレームを取付台から前上方に離
脱させる作業機の離脱方法であって、前記スタンドの脱
着フレームへの固定は、スタンドの脱着フレームからの
前下方への突出量を調整することによりスタンドの先端
部を車体の高さに応じて地面に接近させた後に行うこと
を特徴としている。
【0012】
【作用】作業機を車体から離脱させるにあたり、スタン
ドを脱着フレームに固定するときに、スタンドの先端部
が地面にできるだけ接近するように、スタンドの前下方
への突出量を調整した後にスタンドを脱着フレームに前
下方突出状に固定する。すると、スタンドの基端部より
も前方でスタンドの先端部が接地するまでの脱着フレー
ムの前傾移動量が少なく、最終的に脱着フレームを離脱
させるまでの脱着フレーム上部の前方への移動量が少な
くなり、脱着フレーム上部に設けた操作レバーの前方へ
の移動量も少なくなり、操作レバーが操縦部からあまり
離れなくなる。したがって、操縦部からのオペレータに
よる操作レバーの操作が、離脱作業の開始から完了まで
容易に行える。
【0013】さらに、スタンドを脱着フレームに連結し
ていれば、スタンドを紛失することがない。また、作業
機の脱着作業時に、下方回動させて固定ピンにより脱着
フレームに固定すればよいので、かかる作業が容易かつ
迅速に行える。さらに、固定ピンにより脱着フレームに
固定するときに、スタンドに設けた係合部材がスタンド
の自重により脱着フレームのボス部の外周に係合してス
タンドを姿勢保持するので、スタンドを手で支える必要
がなく、固定作業をより一層容易かつ迅速に行える。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3において、フロントローダで例示する
作業機10は、トラクタ11の車体12に着脱自在に装
着されている。トラクタ11の車体12は、クラッチハ
ウジング、ミッションケース及びエンジンから前方へ突
出した前車軸フレームなどで構成され、エンジンはボン
ネット9で覆われている。エンジンの後方には、運転席
13が車体12に設けられ、該運転席13の前方に操作
パネル14及びハンドル15が設けられて、オペレータ
がトラクタ10の各種操作を行うための操縦部16が構
成されている。
【0015】なお、図示していないが、トラクタ11の
車体12の後部には、後部昇降作業機(バックホー)が
装着されている。また、操縦部16の上方を、車体12
に立設状に固定した複数の支柱で支持された天板により
覆ってもよい。車体12には左右両側方に突出する支持
台17が固定されており、これら支持台17上にそれぞ
れ取付台18が固定されている。すなわち、取付台18
は、支持台17を介して車体12に設けられている。
【0016】この取付台18は、横断面が略コ字状であ
って前方開放状とされ、上下方向中途部には左右方向に
貫通する支持ピン19が固定されている。また、各取付
台18の上下中途部には、それぞれ前方突出状にブレイ
ス20が固定されている。左右の各ブレイス20の先端
部には平板状のブラケット21がそれぞれ固定されてい
る。この左右一対のブレイス20の各ブラケット21
が、パイプ状の連結材22により連結されており、この
連結材22は、ブラケットやボルト等からなる固定手段
23により車体12の前端部に固定されている。また、
左右ブレイス20の先端には、正面衝突からエンジン等
を保護するプロテクタ24がブラケット21を介して装
着されている。
【0017】また、作業機10は、車体12側に着脱自
在に固定される左右一対の脱着フレーム25を備えてい
る。この脱着フレーム25は、横断面が略コ字状であっ
て前方が開放されているとともに、上下方向中途部には
補強部材26が内側面に溶接固定されている。この一対
の脱着フレーム25は、その上端背面にそれぞれ固定さ
れた左右方向に長尺の連結部材27により連結されてい
る。この連結部材27の左右端部は、脱着フレーム25
よりも左右側方に若干突出されている。また、脱着フレ
ーム25の下部に、下方開放状の嵌合凹部28が形成さ
れている。
【0018】この脱着フレーム25の嵌合凹部28は、
取付台18の支持ピン19に上方から嵌脱自在に嵌合さ
れて、脱着フレーム25は支持ピン19を支点として前
傾方向に回動自在でかつ前上方離脱自在に取付台18に
支持される。取付台18の上端部には、左右方向に貫通
する挿通孔29が形成されており、脱着フレーム25の
上下中途部には、取付台18の挿通孔29に重合する挿
通孔30が形成されている。これら挿通孔29,30に
亘って固定ピン31を挿通することにより脱着フレーム
25は取付台18に固定される。而して、本実施例で
は、この固定ピン31が、脱着フレーム25の前上方離
脱及び前傾方向回動を阻止するべく脱着フレーム25を
取付台18に着脱自在に固定するフレーム固定手段31
とされている。
【0019】脱着フレーム25の上端部には、フロント
ローダのブーム32の基端部が回動自在に支持されてい
る。このブーム32は脱着フレーム25から前方に突出
され、中途部が略く字状に屈曲されて前下方に延出され
ており、ブーム32の先端部にはバケットで例示する作
業具33が枢支されている。ブーム32は、ブーム用の
回転駆動手段34により脱着フレーム25に対して上下
に相対回動される。この回転駆動手段34は、ブーム3
2の中途部と脱着フレーム25の下端近傍との間に装着
されたブームシリンダ35と、このブームシリンダ35
を伸縮作動させる油圧回路とを備えて構成されている。
この油圧回路は、ブームシリンダ35への圧油の供給を
制御する油圧バルブ36を備えており、この油圧バルブ
36は脱着フレーム25の上部背面に固定されている。
【0020】油圧バルブ36の操作を行うことにより回
転駆動手段34を作動させるための操作レバー37は、
脱着フレーム25の上部に設けられ、脱着フレーム25
の後方の操縦部16まで延出されており、操作レバー3
7は操縦部16から運転席13に着座したオペレータに
より操作可能である。バケット33は、バケットシリン
ダ38の伸縮によりブーム32に対して相対的に上下回
動される。前記油圧バルブ36は、このバケットシリン
ダ38への圧油の供給の制御も行っている。
【0021】各脱着フレーム25には、脱着フレーム2
5の側面に沿う収納姿勢40aと、脱着フレーム25か
ら前下方に突出する使用姿勢40bとに姿勢変更自在に
長尺のスタンド40が連結されている。このスタンド4
0の連結構造を説明すると、脱着フレーム25の下端部
の外側面に保持ピン41が突設されており、スタンド4
0の基端部近傍に案内孔42が形成されており、この案
内孔42に保持ピン41が挿通係合されて、スタンド4
0は脱着フレーム25に上下回動自在に連結されてい
る。したがって、スタンド40を上方回動すると収納姿
勢40aとなり、スタンド40を下方回動すると使用姿
勢40bとなる。
【0022】案内孔42は、スタンド40の長手方向に
延びる長孔とされ、保持ピン41は案内孔42内で長手
方向に移動自在とされている。また、脱着フレーム25
の下端部近傍の外側面に円筒状ボス部43が突設されて
いる。一方、スタンド40の基端部近傍には、使用姿勢
40bにあるときボス部43に重合する固定孔44が形
成されている。この固定孔44は、スタンド40の長手
方向に所定間隔で2つ形成されている。なお、固定孔4
4を3つ以上形成してもよい。
【0023】そして、使用姿勢40bとしたスタンド4
0を、長手方向にスライドさせて2つの固定孔44のう
ちいずれか一方を選択してボス部43に重合させ、これ
らボス部43と固定孔44とにわたって固定ピン45を
挿通することにより、スタンド40が使用姿勢40bで
脱着フレーム25に固定される。このとき、いずれの固
定孔44を選択するかは、車体12に装着された前輪の
種別により決定される。
【0024】すなわち、前輪としてターフタイヤT1を
装着しているときは、車高が低くなり、地面G1は、図
1に二点鎖線で示すように車体12に接近する。このと
きは、下側の固定孔44を利用してスタンド40を固定
し、スタンド40の脱着フレーム25からの前下方への
突出量を小さくする。また、前輪としてファームタイヤ
T2を装着しているときは、車高が高くなり、地面G2
は、図1に実線で示すように車体12から離れる。この
ときは、上側の固定孔44を利用してスタンド40を固
定し、スタンド40の脱着フレーム25からの前下方へ
の突出量を大きくする。
【0025】このようにして、いずれの種別のタイヤを
装着しているときでも、スタンド40の下端部を車高に
応じて地面に接近、好ましくはスタンド40の下端部を
軽く地面に接地させた状態で、スタンド40を脱着フレ
ーム25に固定することができる。なお、スタンド40
自体を伸縮固定可能に構成して、スタンド40の伸縮に
よりスタンド40の先端部を地面に接近させることもで
きる。
【0026】スタンド40の先端部には幅広の接地板4
6が設けられており、スタンド40の使用時に、スタン
ド40が地面に沈み込むのが防止される。また、接地板
46には、収納姿勢40aのとき、脱着フレーム25に
固定した連結部材27の端部に引っ掛けられる係合部4
7が形成されている。この接地板46は、収納姿勢40
aでスタンド40を脱着フレーム25側に取り付けると
きの位置決め部材ともされている。
【0027】スタンド40は、収納姿勢40aにおいて
は、スタンド40を脱着フレーム25に対してスライド
させてスタンド40の上方への突出高さが低く抑えられ
ている。これにより、使用姿勢40bにおけるスタンド
40の高さを確保しつつ、収納姿勢40aにおける上方
突出量をできるだけ抑えて、収納姿勢40aのスタンド
40が、フロントローダによる作業時におけるオペレー
タの視界の妨げとならないようにしている。
【0028】スタンド40の固定孔44の近傍には、使
用姿勢40bでスタンド40を保持するべくかかる姿勢
40bのスタンド40の自重による保持ピン41回りの
モーメント力によりボス部43の外周に係合する係合部
材48が設けられている。具体的には、係合部材48
は、ボス部43の外周面の略半周に沿う係合面を有し、
スタンド40が収納姿勢40aから使用姿勢40bに姿
勢変更するべく下方回動したときにボス部43が係合部
材48に嵌合するようになっている。
【0029】したがって、収納姿勢40aのスタンド4
0の接地板46を脱着フレーム25の連結部材27から
取り外すと、スタンド40が下方回動していくととも
に、スタンド40はその自重により脱着フレーム25に
対して下方にスライドし、自然に脱着フレーム25のボ
ス部43にスタンド40の係合部材48が係合して、ス
タンド40が使用姿勢40bで姿勢保持される。よっ
て、作業者は、スタンド40を脱着フレーム25に固定
するときに、スタンド40を手で支える必要がなく、固
定ピン45を重合されたボス部43と固定孔44とにわ
たって挿通すればよい。
【0030】なお、本実施例では、2つの固定孔44の
それぞれに対応して係合部材48を設けているが、いず
れか一方のみであってもよい。次に、本実施例の作業機
10の離脱方法について説明する。まず、操縦部16の
オペレータが操作レバー37を操作してブーム32を下
降させ、ブーム32の先端部の作業具33を接地させ
る。そして、固定ピン31を抜き外して、脱着フレーム
25の取付台18への固定を解除し、脱着フレーム25
を取付台18に対し前傾方向回動かつ前上方離脱自在と
する。
【0031】一方、スタンド40を収納姿勢40aから
使用姿勢40bへと姿勢変更させて、該姿勢40bで固
定しておく。この固定は、2つの固定孔44のいずれか
一方を選択して、スタンド40の脱着フレーム25から
の前下方への突出量を調整することにより車高に応じて
スタンド40の先端部を地面に接近させた後に行う。な
お、このスタンド固定作業は一番最初に行ってもよい。
【0032】そして、操作レバー37の操作によりブー
ムシリンダ35を伸長させていくと、スタンド40の先
端部が基端部より前方で地面に完全に接地するまで、脱
着フレーム25は支持ピン19回りに回動して前傾して
いく。このとき、スタンド40の先端部は、スタンド4
0の固定の際に車高に応じて地面に接近されているの
で、脱着フレーム25の前傾量は少なく抑えられ、操作
レバー37が操縦部16からあまり離れない。
【0033】さらにブームシリンダ35を伸長させて、
スタンド40を、その先端部を支点として、前下方に傾
斜した姿勢から鉛直な姿勢へと起立させ、このときのス
タンド40の基端部の前上方への変位により、脱着フレ
ーム25が支持台18から前上方へと離脱させる。そし
て、油圧配管等を切り離して、トラクタ11を後進さ
せ、作業機10の離脱作業が完了する。
【0034】作業機10のトラクタ11への装着作業
は、逆の手順で行う。本発明は、上記実施例に限定され
るものではなく、適宜設計変更することができる。例え
ば、上記実施例では、脱着フレーム25に1つのボス部
43を設け、スタンド40に2つの固定孔44を設け
て、この固定孔44を選択することでスタンド40の前
下方への突出量を調整しているが、脱着フレーム25に
2つのボス部43を設け、スタンド40に1つの固定孔
44を設けて、ボス部43を選択することで調整するこ
ともできる。
【0035】また、収納姿勢40aのスタンド40の連
結部材27への取付構造は、図4及び図5に示すよう
に、連結部材27の左右両端部に前方に突出する取付ピ
ン51を設け、接地板46の係合部47に取付ピン51
が挿通される挿通孔52を形成して、挿通孔52に取付
ピン51を挿通した後に、取付ピン51の先端側にベー
タピン53を着脱自在に取付けることで、スタンド40
を収納姿勢40aで固定することができる。これによれ
ば、スタンド40の固定はベータピンの抜き差しのみで
あり、固定作業を容易かつ迅速に行える。なお、図4及
び図5に示す実施例では、保持ピン41は、脱着フレー
ム25の側壁にカラー(図示せず)を介して螺着された
ボルトにより構成されている。
【0036】また、図6及び図7に示すように、連結部
材27の左右両端部に、脱着フレーム25の側壁25a
との間にスタンド40が入り込む間隙を有して支持部5
3を前方に延設し、スタンド40の接地板46を、スタ
ンド40の先端部から外側方に延設して、この接地板4
6を支持部53の上面に係合させることもできる。支持
部53の上面は後下方傾斜状の傾斜面とされており、収
納姿勢40bのスタンド40は、その自重により、接地
板46が支持部53に係合する方向に付勢されて、接地
板46の支持部53からの外れが防止される。
【0037】また、図8に示すように、スタンド40の
接地板46を若干後方に長めに延出させ、接地板46を
連結部材27の端部に載置してスタンド40の上下位置
を接地板46により設定した状態で、スタンド40に設
けた取付ピン51を連結部材27の挿通孔52に挿脱す
るようにしてもよい。これによれば、取付ピン51と挿
通孔52との位置合わせが非常に容易となる。なお、取
付ピン51の先端部にはベータピン等を取付けて、挿通
孔52からの抜け防止がされる。
【0038】また、図9に示すように、連結部材27に
重合する折曲片54を接地板46に設け、この折曲片5
4に取付ピン51を設けることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業機を車体から離脱させるにあたり、スタンドを脱着
フレームに固定するときに、スタンドの先端部が地面に
できるだけ接近するように、スタンドの前下方への突出
量を調整した後にスタンドを脱着フレームに前下方突出
状に固定することにより、スタンドの基端部よりも前方
でスタンドの先端部が接地するまでの脱着フレームの前
傾移動量が少なくすることができ、最終的に脱着フレー
ムを離脱させるまでの脱着フレーム上部の前方への移動
量が少なくなり、脱着フレーム上部に設けた操作レバー
の前方への移動量も少なくすることができ、よって、操
縦部からのオペレータによる操作レバーの操作が、離脱
作業の開始から完了までにわたって容易に行うことがで
きる。
【0040】さらに、スタンドを脱着フレームに連結し
ていれば、スタンドを紛失することを防止でき、また、
作業機の脱着作業時に、下方回動させて固定ピンにより
脱着フレームに固定すればよいので、かかる作業を容易
かつ迅速に行うことができる。さらに、固定ピンにより
脱着フレームに固定するときに、スタンドに設けた係合
部材がスタンドの自重により脱着フレームのボス部の外
周に係合してスタンドを姿勢保持するので、スタンドを
手で支える必要がなく、固定作業をより一層容易かつ迅
速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る作業機の装着装置を示す
左側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】同作業機の装着装置の右半分の正面図である。
【図4】スタンドの脱着フレーム側への取付構造の一例
を示す正面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】スタンドの脱着フレーム側への取付構造の一例
を示す左側面図である。
【図7】図6のA矢視図である。
【図8】スタンドの脱着フレーム側への取付構造の一例
を示す右側面図である。
【図9】スタンドの脱着フレーム側への取付構造の一例
を示す右側面図である。
【符号の説明】
10 作業機 12 車体 18 取付台 25 脱着フレーム 31 フレーム固定手段 32 ブーム 34 回転駆動手段(ブームシリンダ) 37 操作レバー 40 スタンド 41 保持ピン 42 案内孔 43 ボス部 44 固定孔 45 固定ピン 48 係合部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(12)に設けられた取付台(1
    8)と、該取付台(18)に前上方離脱かつ前傾方向回
    動自在に支持された脱着フレーム(25)と、該脱着フ
    レーム(25)の前上方離脱及び前傾方向回動を阻止す
    るべく脱着フレーム(25)を取付台(18)に着脱自
    在に固定するフレーム固定手段(31)と、前端部が上
    下動すべく脱着フレーム(25)に後端部が回動自在に
    支持されたブーム(32)と、該ブーム(32)を脱着
    フレーム(25)に対し相対回動させる回転駆動手段
    (34)と、脱着フレーム(25)の上部に設けられか
    つ脱着フレーム(25)の後方に設けた操縦部(16)
    から操作可能な前記回転駆動手段(34)の操作レバー
    (37)と、脱着フレーム(25)から前下方突出状と
    して基端部が脱着フレーム(25)に固定されたスタン
    ド(40)とを備え、ブーム(32)の先端部を接地さ
    せた後にフレーム固定手段(31)を外し、スタンド
    (40)の基端部よりも前方でスタンド(40)の先端
    部が接地するまで回転駆動手段(34)の作動により脱
    着フレーム(25)を前傾させ、さらに回転駆動手段
    (34)を作動させることによりスタンド(40)をそ
    の先端部を支点として起立させるとともに、かかるスタ
    ンド(40)の基端部の前上方への変位により脱着フレ
    ーム(25)を取付台(18)から前上方に離脱可能な
    作業機の装着装置であって、 前記スタンド(40)は脱着フレーム(25)からの前
    下方への突出量調整自在に脱着フレーム(25)に固定
    されていることを特徴とする作業機の装着装置。
  2. 【請求項2】 脱着フレーム(25)の側面に保持ピン
    (41)が突設され、スタンド(40)の基端部近傍に
    案内孔(42)が形成され、スタンド(40)を脱着フ
    レーム(25)に対し回動自在に連結するべく前記保持
    ピン(41)が前記案内孔(42)に係合されており、
    脱着フレーム(25)の側面にボス部(43)が突設さ
    れ、スタンド(40)が下方回動されて脱着フレーム
    (25)から前下方に突出する姿勢とされたとき前記ボ
    ス部(43)に重合する固定孔(44)がスタンド(4
    0)の基端部近傍に形成され、該姿勢でスタンド(4
    0)を保持するべく該スタンド(40)の自重による保
    持ピン(41)回りのモーメント力によりボス部(4
    3)の外周に係合する係合部材(48)がスタンド(4
    0)に設けられており、スタンド(40)を脱着フレー
    ム(25)に固定するべくボス部(43)と固定孔(4
    4)とにわたって挿通される固定ピン(45)を備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の作業機の装着装
    置。
  3. 【請求項3】 車体(12)に設けられた取付台(1
    8)と、該取付台(18)に前上方離脱かつ前傾方向回
    動自在に支持された脱着フレーム(25)と、該脱着フ
    レーム(25)の前上方離脱及び前傾方向回動を阻止す
    るべく脱着フレーム(25)を取付台(18)に着脱自
    在に固定するフレーム固定手段(31)と、前端部が上
    下動すべく脱着フレーム(25)に後端部が回動自在に
    支持されたブーム(32)と、該ブーム(32)を脱着
    フレーム(25)に対し相対回動させる回転駆動手段
    (34)と、脱着フレーム(25)の上部に設けられか
    つ脱着フレーム(25)の後方に設けた操縦部(16)
    から操作可能な前記回転駆動手段(34)の操作レバー
    (37)とを備え、ブーム(32)の先端部を接地させ
    た後にフレーム固定手段(31)を外し、スタンド(4
    0)を脱着フレーム(25)から前下方突出状として該
    スタンド(40)の基端部を脱着フレーム(25)に固
    定し、スタンド(40)の基端部よりも前方でスタンド
    (40)の先端部が接地するまで回転駆動手段(34)
    の作動により脱着フレーム(25)を前傾させ、さらに
    回転駆動手段(34)を作動させることによりスタンド
    (40)をその先端部を支点として起立させるととも
    に、かかるスタンド(40)の基端部の前上方への変位
    により脱着フレーム(25)を取付台(18)から前上
    方に離脱させる作業機の離脱方法であって、 前記スタンド(40)の脱着フレーム(25)への固定
    は、スタンド(40)の脱着フレーム(25)からの前
    下方への突出量を調整することによりスタンド(40)
    の先端部を車体(18)の高さに応じて地面に接近させ
    た後に行うことを特徴とする作業機の離脱方法。
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GB9424765A GB2287930B (en) 1994-03-30 1994-12-07 A front end loader
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