JPH0573029A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

電子楽器の鍵盤装置

Info

Publication number
JPH0573029A
JPH0573029A JP3265212A JP26521291A JPH0573029A JP H0573029 A JPH0573029 A JP H0573029A JP 3265212 A JP3265212 A JP 3265212A JP 26521291 A JP26521291 A JP 26521291A JP H0573029 A JPH0573029 A JP H0573029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
hammer arm
switch
hammer
initial position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3265212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3316527B2 (ja
Inventor
Toshihisa Nakamura
利久 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP26521291A priority Critical patent/JP3316527B2/ja
Publication of JPH0573029A publication Critical patent/JPH0573029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3316527B2 publication Critical patent/JP3316527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アコースティックピアノに近似したタッチ感
を得つつ、瞬時に同一鍵を複数回押鍵する連打演奏をも
行うことができる電子楽器の鍵盤装置を提供する。 【構成】 鍵5の押下に伴って初期位置から最終位置ま
で回動変位するとともに、自重により該最終位置から初
期位置に回動復帰するハンマーアーム21を有する鍵盤
装置において、ハンマーアーム21が最終位置に回動変
位した際にはこれをハンマーアームスイッチ42により
検出して、発音の開始を指示するためのキーオン信号を
出力する。また、ハンマーアーム21の初期位置への回
動復帰の有無を下部スイッチEにより検出し、ハンマー
アーム21が最終位置から初期位置に回動復帰していな
い状態で、鍵5が押下されたときにはこれを鍵スイッチ
43により検出してキーオン信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ピアノ等の電子鍵
盤楽器に用いられる鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノ等の電子鍵盤楽器にお
いては、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似し
た鍵タッチ感を得ることができるようにするために、鍵
の下方に所定の重量を有するハンマーアームを上下方向
に回動自在に設け、鍵の押下に伴ってハンマーアームが
それ自身の重量に抗して回動変位することにより、鍵に
所定のアクション荷重を付与するようにしたものが実用
化されている。
【0003】図9は、このような電子鍵盤楽器の一例を
示したものであり、この電子楽器では楽器本体ケース1
の上面側に金属製の鍵盤シャーシ2が板金製のシャーシ
支持板3及びねじ4等を介して支持されている。前記鍵
盤シャーシ2の上面側には合成樹脂製の複数の鍵(白鍵
と黒鍵、ただし本例は白鍵)5が並列して配置されてい
る。該鍵5の後端部は、鍵盤シャーシ2の上面後端部に
設けられた合成樹脂製の鍵支持部材6に軸7を介して上
下方向に回動自在に取り付けられている。
【0004】前記鍵5は、後述するハンマーアーム21
の作用及びスプリング40の反力により、上方に付勢さ
れているが、通常は、その一方の側板8の前部下端に垂
設された略L字状のストッパ片9が鍵盤シャーシ2の形
成された開口部10を通って鍵盤シャーシ2の下面に設
けられたフェルト等からなる帯状のストッパ部材11に
当接することにより、所定の初期位置に位置決めされて
いる。
【0005】前記ストッパ片9の下方における鍵盤シャ
ーシ2の上面には、鍵5の下限位置を規制するためのフ
ェルト等からなる帯状ストッパ部材12が設けられてい
る。鍵盤シャーシ2の前端部には、鍵5の左右の横ぶれ
を阻止するためのガイド部材13が設けられており、ま
た後端部には側板8の下面と鍵盤シャーシ2の上面間に
圧接し、鍵5を上方に付勢するスプリング40が設けら
れている。
【0006】前記鍵5の下面中央部の下方にはハンマー
アーム21が配置されている。該ハンマーアーム21
は、中央部22aと該中央部22aより一方側のアーム
部22b、及び他方側のハンマー部22cとからなる合
成樹脂製のアーム本体22を備えている。該アーム本体
22は、前記ハンマー部22cが鍵5の下方に位置し、
かつ、前記アーム部22bが鍵盤シャーシ2に形成され
た開口部23を通って鍵盤シャーシ2の上方に位置した
状態で、前記中央部22aにて軸26を介してハンマー
支持部材25に、上下方向へ回動自在に取り付けられて
いる。該ハンマー支持部材25は合成樹脂製であって、
ねじ24により鍵盤シャーシ2上に固定されている。ま
た、前記ハンマー部22cには錘体27が埋設されてお
り、前記アーム部22bの先端部は平面T字状をなし、
その上面には良滑材からなる被押圧部材28が取り付け
られている。
【0007】前記ハンマーアーム21は、錘体27の重
量とスプリング40の反力により、図9において時計方
向に付勢されているが、通常は、前記被押圧部材28の
上面が鍵5の両側板8の下面に当接することにより、前
記ハンマー部22cが実線で示した下限位置となる初期
位置に位置決めされている。また、ハンマー部22cの
先端上面と対向する鍵盤シャーシ2の下面には、ゴム等
からなる帯状のストッパ部材29が設けられており、こ
のストッパ部材29にハンマー部22cが当接した状態
がハンマーアーム21の最終位置である。
【0008】前記ハンマーアーム21のハンマー部22
cの基端部上面には、略十字状のスイッチ押圧部31が
設けられており、該スイッチ押圧部31の上方には、ゴ
ムスイッチ32が配置されている。該ゴムスイッチ32
は、鍵盤シャーシ2の上面にねじ33によって取り付け
られた回路基板34の下面に設けられ、鍵盤シャーシ2
に形成された開口部35を通って鍵盤シャーシ2の下面
に突設されている。前記ゴムスイッチ32は、第1と第
2のスイッチ部36,37とを備え、後述するように鍵
5が押鍵操作されると、第1と第2のスイッチ部36,
37が押鍵に伴って回動変位するハンマーアーム21の
回動速度に対応した時間差をもって順次スイッチングす
るようになっている。
【0009】かかる構造において、鍵5がハンマーアー
ム21のハンマー部22cの重量及びスプリング40の
反力に抗して押下されると、鍵5は軸7を中心にして図
9において反時計方向に下降変位し、鍵5の両側板8の
下面がハンマーアーム21の被押圧部材28の下面を押
圧するすると、ハンマーアーム21が、ハンマー部22
cの重量に抗して、軸26を中心にして図9において反
時計方向に回動変位する。このとき、ハンマーアーム2
1がこの時計方向に回動変位する初期段階では、ハンマ
ー部22cの重量によって同図において時計方向に付勢
されているハンマーアーム21の抵抗力が、被押圧部材
28の上面を介して、鍵5の両側板8の下面にアクショ
ン荷重として作用する。したがって、押圧の初期段階で
は、鍵5に大きなアクション荷重が付与されることとな
り、演奏者に対して鍵5が重いという感じを与えること
になる。
【0010】鍵5がさらに下降変位し、この下降変位に
先行してハンマーアーム21が慣性回動した場合には、
ハンマーアーム21の被押圧部材28の上面が鍵5の両
側板8の下面から離間することとなる。したがって、こ
のような場合には、ハンマーアーム21の抵抗力が鍵5
に作用しなくなり、荷重の落差(抜ける感じ)が生ずる
こととなる。したがって、押鍵の中期段階では、演奏者
に対して鍵5が軽くなったという感じを与えることにな
る。
【0011】そして、鍵がさらに下降変位すると、一点
鎖線で示したように、ハンマーアーム21はハンマー部
22cの先端上面がストッパ部材29に当接した最終位
置となり、ハンマーアーム21の回動が規制される。こ
のため、アクション荷重は急激に上昇することなり、よ
って、押鍵の最終段階では、演奏者に対し鍵5が急激に
重くなったという感じを与えることとなり、以上の初期
段階から最終段階までに生ずるタッチ感により、電子鍵
盤楽器であってもアコースティックピアノに近似したタ
ッチ感が得られることとなる。
【0012】一方、ハンマーアーム21と一体的に回動
変位するスイッチ押圧部31が一点鎖線で示したように
ゴムスイッチ32を押圧すると、該ゴムスイッチ32の
第1及び第2のスイッチ部36,37がハンマーアーム
21の回動速度に対応した時間差tをもって順次スイッ
チングする。そして、第2のスイッチ部37のスイッチ
ングにより、音源に対して発音の開始を指示するキーオ
ンデータが得られ、また時間差tにより、ハンマーアー
ム21の回動速度、つまり押鍵速度に関するデータであ
って、楽音の音量や音色等の楽音特性をイニシャル制御
するイニシャルタッチデータが得られることとなる。ま
た、鍵5に対する押下操作が解除された場合には、鍵5
及びハンマーアーム21はハンマー部22cの重量によ
って、実線で示した初期位置に回動復帰する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の鍵盤装置にあっては、前述のように押鍵の中
期段階において、鍵5の下降変位に先行して、ハンマー
アーム21が慣性回動すると、ハンマーアーム21の被
押圧部材28の上面が鍵5の側板8の下面から離間する
こととなる。したがって、この時点で瞬時に押鍵を解除
して再度押鍵する動作、つまり瞬時に複数回同一鍵を押
鍵する演奏を行うと、2回目以降の押鍵を行った際、ハ
ンマーアーム21を回動させることはできない。
【0014】すなわち、連続して同一鍵を押鍵する場
合、ハンマーアーム21が回動変位してゴムスイッチ3
2の押圧を終了した後、ハンマーアーム21が回動復帰
して被押圧部材28が鍵5の側板8に接触した時点であ
れば、連続して2回目の押鍵を行っても、ハンマーアー
ム21を再度回動変位させてゴムスイッチ32の押圧を
行うことができる。しかし、1回目の押鍵により駆動さ
れたハンマーアーム21が慣性回動を開始することによ
り被押圧部28が鍵5の側板から離れた後、被押圧部材
28が鍵5の側板8に接触する前に2回目の押鍵を開始
した場合には、この押鍵によってはハンマーアーム21
を回動変位させることができない。したがって、ハンマ
ーアーム21を有する鍵盤装置にあっては、前述のよう
に電子鍵盤楽器であってもアコースティックピアノに近
似したタッチ感が得られるという利点がある反面、瞬時
に同一鍵を複数回押鍵するトリル演奏等の連打演奏を行
うことが不可能であるという欠点を有するものであっ
た。
【0015】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、アコースティックピアノに近似し
たタッチ感を得つつ、瞬時に同一鍵を複数回押鍵する連
打演奏をも行うことができる鍵盤装置を提供するこを目
的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、鍵の押下に伴って初期位置から最
終位置まで回動変位するとともに、自重により該最終位
置から前記初期位置に回動復帰するハンマーアームと、
該ハンマーアームの前記最終位置への回動変位を検出し
て、発音の開始を指示するためのキーオン信号を出力す
る第1のキーオン信号出力手段と、前記ハンマーアーム
の前記初期位置への回動復帰の有無を検出する検出手段
と、該検出手段の検出結果に基づき、前記ハンマーアー
ムが前記最終位置から初期位置に回動復帰していない状
態で、前記鍵が押下されたとき、該鍵の押下を検出して
前記キーオン信号を出力する第2のキーオン信号出力手
段とが設けられたことを要旨としている。
【0017】
【作用】前記構成において、鍵を押下するとこれに伴っ
てハンマーアームは初期位置から最終位置まで回動変位
し、該ハンマーアームが最終位置に回動すると、これを
検出した第1のキーオン信号出力手段から発音の開始を
指示するキーオン信号が出力される。また、ハンマーア
ームが最終位置から初期位置に回動復帰したか否かは検
出手段により検出され、この検出結果に基づいてハンマ
ーアームが最終位置に回動復帰する前に、続けて鍵を押
下した場合には、この鍵の押下を検出した第2のキーオ
ン信号出力手段からキーオン信号が出力される。したが
って、鍵を瞬時に複数回押下した場合のように、ハンマ
ーアームが初期位置に回動復帰していない状態で押鍵し
たときにも、前記第2のキーオン信号出力手段からのキ
ーオン信号に基づき、押鍵に対応した楽音を発生させ得
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面にした
がって説明する。図1は第1実施例にかかる鍵盤装置の
断面図であり、この図1において図9と同一部分には同
一の符号をにして、その説明を適宜省略する。すなわ
ち、前記ハンマーアーム21は、錘体27の重量とスプ
リング40の反力により、図9において時計方向に付勢
されているが、通常は、前記被押圧部材28の上面が鍵
5の両側板8の下面に当接することにより、前記ハンマ
ー部22cが実線で示した下限位置となる初期位置に位
置決めされている。また、シャーシ支持板3より内側に
は、内部シャーシ支持板56が設けられており、該内部
シャーシ支持板56の上端部はねじ58により鍵盤シャ
ーシ2に結合されている。内部シャーシ支持板56の下
端部は、ねじ59により楽器本体ケース1に結合されて
いるとともに、ハンマー部22cの下方まで伸びる延設
部60が設けられている。該延設部60上には、初期位
置に位置決めされたハンマーアーム21のハンマー部2
2cの下面に接触し、ハンマーアーム21が初期位置に
回動復帰していることを検出する下部スイッチEが配置
されている。該下部スイッチEは、ゴムスイッチであっ
てハンマー部22cが接触している状態でオンとなり、
ハンマー部22cが離間した状態でオフとなるスイッチ
である。
【0019】前記ハンマーアーム21のハンマー部22
cの基端部上面には、略十字状のスイッチ押圧部31が
設けられており、該スイッチ押圧部31の上方には、ハ
ンマーアームスイッチ42が配置されている。該ハンマ
ーアームスイッチ42は、鍵盤シャーシ2の上面にねじ
33によって取り付けられた回路基板34の下面に設け
られ、鍵盤シャーシ2に形成された開口部35を通って
鍵盤シャーシ2の下面に突設されている。また、前記ハ
ンマーアームスイッチ42は、第1と第2のスイッチ部
A,Bを備え、後述するように鍵5が押鍵操作される
と、押鍵に伴って回動変位するハンマーアーム21の回
動速度に対応した時間差をもって第1と第2のスイッチ
部A,Bが順次スイッチングするようになっている。
【0020】また、前記回路基板34上には、鍵スイッ
チ43が設けられており、一方鍵5の側板22にはこの
鍵スイッチ43と対向する略十字状のイッチ押圧部44
が設けられている。鍵スイッチ43は、前記ハンマーア
ームスイッチ42と同一構造であって、第1と第2のス
イッチ部C,Dを備え、鍵5が押下されると鍵5ととも
に一体的に回動する前記スイッチ押圧部44の押圧によ
り、鍵5の回動速度に対応した時間差をもって第1と第
2のスイッチ部C,Dが順次スイッチングするようにな
っている。
【0021】図2は、同実施例にかかる電子楽器の全体
構成を示すブロック図であり、前記ハンマーアームスイ
ッチ42のスイッチ部A,B、鍵スイッチ43のスイッ
チ部C,D及び下部スイッチEのオン・オフ信号は、鍵
盤45からCPU46に入力される。CPU46は、R
OM47に記憶されたプログラムやRAM48に一時記
憶されるデータ、及び前記スイッチ部A,B,C,D及
び下部スイッチEのオン・オフ信号に基づき、発音を指
示するためのキーオン信号を音源49に出力する。ま
た、CPU46はカウンターCOを内蔵しており、該カ
ウンターCOの値に応じて発音の強さを音源49に指示
する。該音源49は、CPU46の指示にしたがって楽
音信号を生成し、この楽音信号はD/Aコンバータ50
によりアナログ変換されてアンプ51に与えられる。該
アンプ51により増幅された楽音信号によりスピーカ5
2が駆動されることにより、該スピーカ52から楽音が
押鍵に対応した楽音が発生する。
【0022】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
を図3及び図4のCPU46によって実行されるプログ
ラムの内容を示した一連のフローチャートにしたがって
説明する。すなわち、CPU46は図示しない電源の投
入を条件として、このフローチャートにしたがって制御
を開始し、先ず下部スイッチEがオフ状態にあるか否か
を判別する(ステップ101)。この判別がYESであ
って下部スイッチEがオフ状態にあれば、ハンマーアー
ム21は図1に実線で示した初期位置に回動復帰してい
る状態であって、ハンマー部22cは下部スイッチEと
接触しており、鍵5は押下されていない状態にある。
【0023】そして、鍵5がハンマーアーム21のハン
マー部22cの重量とスプリング40の反力にに抗して
押下されると、鍵5は軸7を中心にして図1において反
時計方向に下降変位し、鍵5の両側板8の下面がハンマ
ーアーム21の被押圧部材28の下面を押圧する。する
と、ハンマーアーム21が、ハンマー部22cの重量に
抗して、軸26を中心にして図9において反時計方向に
回動変位する。このとき、ハンマーアーム21がこの時
計方向に回動変位する初期段階では、ハンマー部22c
の重量によって同図において時計方向に付勢されている
ハンマーアーム21の抵抗力が、被押圧部材28の上面
を介して、鍵5の両側板8の下面にアクション荷重とし
て作用する。したがって、押圧の初期段階では、鍵5に
大きなアクション荷重が付与されることとなり、演奏者
に対して鍵5が重いという感じを与えることになる。ま
た、ハンマー部22cが下部スイッチEから離れると、
該下部スイッチEは図5のタイムチャートに示したよう
にオフとなり、ステップ101の判別がYESとなっ
て、ステップ102に進む。
【0024】鍵5がさらに下降変位し、この下降変位に
先行してハンマーアーム21が慣性回動した場合には、
ハンマーアーム21の被押圧部材28の上面が鍵5の両
側板8の下面から離間することとなる。したがって、こ
のような場合には、ハンマーアーム21の抵抗力が鍵5
に作用しなくなり、荷重の落差(抜ける感じ)が生ず
る。したがって、押鍵の中期段階では、演奏者に対して
鍵5が軽くなったという感じを与えることになる。
【0025】そして、鍵がさらに下降変位すると、図1
に一点鎖線で示したように、ハンマーアーム21はハン
マー部22cの先端上面がストッパ部材29に当接した
最終位置となり、ハンマーアーム21の回動が規制され
る。このため、アクション荷重は急激に上昇することな
り、よって、押鍵の最終段階では、演奏者に対し鍵5が
急激に重くなったという感じを与えることとなって、以
上の初期段階から最終段階までに生ずるタッチ感によ
り、電子鍵盤楽器であってもアコースティックピアノに
近似したタッチ感が得られることとなる。
【0026】一方、ハンマー部22cがストッパ部材2
9と当接すると同時に、ハンマーアーム21と一体的に
回動変位するスイッチ押圧部31が一点鎖線で示したよ
うにハンマーアームスイッチ42を押圧する。すると、
図5に示したように、先ずハンマーアームスイッチ42
のスイッチ部Aがオンとなる。したがって、ステップ1
02の判別がYESとなって、CPU46はカウンター
Oのカウントをスタートさせる(ステップ103)。
そして、スイッチ押圧部31がハンマーアームスイッチ
42を押圧すると、スイッチ部Aのオンに引き続いて、
ハンマーアーム21の回動速度に対応した時間差t1
もってスイッチ部Bがオンとなる。したがって、ステッ
プ104の判別がYESとなり、ステップ105に進ん
でカウンターCOのカウントをストップさせ、これによ
りカウンターCOにはカウント値t1が設定される。
【0027】また、スイッチ部Bのオンにより、音源4
9に対して発音の開始を指示するキーオンデータが得ら
れ、またカウント値t1により、ハンマーアーム21の
回動速度、つまり押鍵速度に関するデータであって、楽
音の音量や音色等の楽音特性をイニシャル制御するイニ
シャルタッチデータが得られることとなる。そこで、ス
テップ106にて、カウンターCOの値をイニシャルタ
ッチデータとして、音源49にこのイニシャルタッチデ
ータに応じた強さの楽音を発音させる指示を行う。これ
により、スピーカ52からは押鍵速度に対応した強さの
楽音が放音される。
【0028】次に、下部スイッチEがオンとなっている
か否かを判別し(ステップ107)、この判別がYES
であって下部スイッチEがオンとなっていれば、ハンマ
ーアーム21は前記初期位置に回動復帰した状態にあ
る。この場合にはステップ101にリターンして、該ス
テップ101からの判別処理を繰り返す。つまり、瞬時
に同一鍵を複数回押鍵する連打演奏を行った場合以外の
通常演奏を行った場合には、ステップ101からステッ
プ107までのループが繰り返され、これにより、ハン
マーアーム21の回動速度に応じたカウンターCOの値
によって決定される強さの楽音がスピーカ52から発生
する。
【0029】なお、図5に示したようにスイッチ部Aと
スイッチ部D、及びスイッチ部Bとスイッチ部Cとは、
1回目の押鍵により同一のタイミングでオンとなり、し
たがって、ステップ101からステップ107までの判
別処理が実行された時点で、鍵スイッチ43のスイッチ
部C,Dは1回目のオンを終了している。
【0030】一方、ステップ107の判別がNOであっ
て、下部スイッチEがオフである場合には、ハンマーア
ーム21は未だ初期位置に回動復帰していない状態にあ
る。そこで、ステップ108に進んでスイッチ部Dが2
回目以降のオンとなったか否かを判別する。この判別が
NOであって、スイッチ部Dが2回目以降のオンとなっ
ていなければ、ステップ107に戻る。そして、該ステ
ップ107の判別がYESとなった場合には、前述よう
にステップ101にリターンする。
【0031】これに対し、瞬時に同一鍵を複数回押鍵す
る連打演奏を行った場合には、ハンマーアーム21が初
期位置に回動復帰していない状態で鍵5がスプリング4
0の反力に抗して再度下降する。これにより、スイッチ
押圧部44が鍵スイッチ43を押圧し、よって、スイッ
チ部Dが2回目以降のオンとなる。したがって、ステッ
プ107からステップ108に進んだ際、該ステップ1
08の判別がYESとなり、再度カウンターCOをスタ
ートさせる(ステップ109)。また、スイッチ押圧部
44が鍵スイッチ43を押圧すると、スイッチ部Dのオ
ンに引き続いて、図5に示したように、鍵5の回動速度
に対応した時間差t2をもってスイッチ部Cがオンとな
る。
【0032】よって、ステップ110の判別がYESと
なり、図4のステップ111に進んでカウンターCO
カウントをストップさせ、これによりカウンターCO
はカウント値t2が設定される。また、スイッチ部Cの
オンにより、音源49に対して発音の開始を指示するキ
ーオンデータが得られ、またカウント値t2により、2
回目以降の鍵5の回動速度、つまり押鍵速度に関するデ
ータであって、楽音の音量や音色等の楽音特性をイニシ
ャル制御するイニシャルタッチデータが得られることと
なる。したがって、ステップ112にて、カウンターC
Oの値をイニシャルタッチデータとして、音源49にこ
のイニシャルタッチデータに応じた強さの楽音を発音さ
せる指示を行うと、スピーカ52からは押鍵速度に対応
した強さの楽音が放音される。よって、このように瞬時
に同一鍵を複数回押鍵する連打演奏を行った場合であっ
ても、2回目以降の押鍵に対応して楽音を発生させるこ
とが可能となる。
【0033】図6は、本発明の他の実施例を示すもので
あり、下部スイッチEはLED53とフォトダイオード
54とで構成されている。このLED53とフォトダイ
オード54とは、前記ハンマーアーム21のハンマー部
22cを挟んで対向配置され、ハンマーアーム21が前
記初期位置に回動復帰している状態においては、LED
53からの光がハンマー部22cによって遮光され、こ
れ以外の状態においてはLED53からの光がフォトダ
イオード54に到達するようになっている。したがっ
て、フォトダイオード54による受光の有無を判別する
ことによりハンマーアーム21が前記初期位置に回動復
帰しているか否かを検出することができる。このとき、
スイッチを用いた場合のようにオフからオンになるまで
のタイムラグが生じないことから、ハンマーアーム21
の初期位置への回動復帰を精度よく検出することができ
る。
【0034】図7,8は本発明の第3実施例を示すもの
であり、図7に示したように、この実施例には前述した
第1実施例のようにハンマースイッチ42や下部スイッ
チEが設けられておらず、ハンマーアーム21のハンマ
ー部22cには、湾曲状の端面22dが設けられてい
る。該端面22dには、図8に示した磁気シート55が
貼着されている。該磁気シート55は横方向に4列構成
であって、上部から1列目は「NNNN」、2列目は
「NNNS」、3列目は「NNSN」、最終列目は「S
SSS」というように各列のN極とS極の構成が各々異
なっている。一方、内部シャーシ支持板56の下端部に
は起立部61が設けられており、該起立部61には、前
記磁気シート55に対向する磁気抵抗素子57が取り付
けられている。
【0035】かかる実施例において、ハンマーアーム2
1が初期位置に回動復帰している状態では、磁気シート
55の1列目が磁気抵抗素子57と対向しており、該磁
気抵抗素子57は1列目の「NNNN」に感応する。し
たがって、N極=0、S極=1とするとハンマーアーム
21が初期位置に存在する場合には、1列目の磁気情報
として「0000」の4bit情報を得ることができ
る。また、ハンマーアーム21が回動変位を開始して、
2列目が磁気抵抗素子57に対向すると、「NNNS」
に対応して「0001」の4bit情報が得られ、ま
た、3列目「NNSN」に対応して「0010」の4b
it情報が得られる。さらに、ハンマーアーム21が最
終位置まで回動した際には、磁気シート55の最終列
「SSSS」が磁気抵抗素子57に対向し4bit情報
「1111」が得られる。
【0036】したがって、これらの4bit情報の変化
率を求めることにより、ハンマーアーム21の回動速
度、つまり押鍵速度を検出することができこの押鍵速度
をイニシャルタッチデータとして用いることにより、発
生楽音の強さを制御することができる。また、磁気抵抗
素子57が磁気シート55の最終列「SSSS」と対向
して「1111」の4bit情報が得られているとき
が、ハンマーアーム21が最終位置に回動した場合であ
ることから、この時点でキーオン信号を発すればよい。
【0037】さらに、磁気抵抗素子57が1列目の「N
NNN」と対向して「0000」の4bit情報が得ら
れているときが、ハンマーアーム21が初期位置に回動
復帰している状態であることから、磁気抵抗素子57か
らの4bit情報が「0000」であるか否かを判別す
ることにより、ハンマーアーム21が初期位置に回動復
帰しているか否かを検出することも可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ンマーアームの前記最終位置への回動変位を検出してキ
ーオン信号を出力するのみならず、ハンマーアームが前
記最終位置から初期位置に回動復帰していない状態で、
前記鍵が押下されたときにもキーオン信号を出力するよ
うにした。したがって、ハンマーアームが初期位置に回
動復帰していない状態で押鍵を行った場合であっても、
この押鍵に対応する楽音を発生させることが可能とな
る。よって、ハンマーアームを用いてアコースティック
ピアノに近似したタッチ感を得つつ、瞬時に同一鍵を複
数回押鍵する連打演奏をも行うことが可能となる。
【0039】また、発光素子と受光素子により光学的に
ハンマーアームの初期位置への回動復帰を検出するよう
にしたことから、スイッチを用いた場合のようにタイム
ラグを生じさせることなく、精度よくハンマーアームの
回動復帰を検出することが可能となる。
【0040】さらに、ハンマーアームの端面に複数の磁
性体を配列し、該磁性体の変位を磁気抵抗素子により読
み取ることによって、ハンマーアームの動きを検出する
ようにしたことから、複数のタイムラグのあるスイッチ
を用いずとも、ハンマーアームの位置及び回動速度検出
することができ、装置全体の高精度化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した電子楽器の要部を
示す垂直断面図である。
【図2】同実施例にかかる電子楽器の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図3】同実施例のCPUの動作内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】図3のステップ110に続くフローチャートで
ある。
【図5】同実施例のスイッチ部A〜D及び下部スイッチ
Eの動作対応関係を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の要部を示す概念図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を適用した電子楽器の要部
を示す垂直断面図である。
【図8】同実施例の磁気シートの正面図である。
【図9】従来の鍵盤装置を備えた電子楽器の要部を示す
垂直断面図である。
【符号の説明】 5 鍵 21 ハンマーアーム 22c ハンマー部 42 ハンマーアームスイッチ 43 鍵スイッチ 46 CPU 49 音源 53 LED 54 フォトダイオード 55 磁気シート 57 磁気抵抗素子 A,B,C,D, スイッチ部 E 下部スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵の押下に伴って初期位置から最終位置
    まで回動変位するとともに、自重により該最終位置から
    前記初期位置に回動復帰するハンマーアームと、 該ハンマーアームの前記最終位置への回動変位を検出し
    て、発音の開始を指示するためのキーオン信号を出力す
    る第1のキーオン信号出力手段と、 前記ハンマーアームの前記初期位置への回動復帰の有無
    を検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果に基づき、前記ハンマーアームが
    前記最終位置から初期位置に回動復帰していない状態
    で、前記鍵が押下されたとき、該鍵の押下を検出して前
    記キーオン信号を出力する第2のキーオン信号出力手段
    と、 が設けられたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記ハンマーアームが
    前記初期位置にあるときのみ遮光される発光素子と、該
    発光素子からの光を受光する受光素子とで構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の鍵盤装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のキーオン信号出力手段と前記
    検出手段とは、前記ハンマーアームの端面に配列されて
    該端面とともに変位する複数の磁性体と、該磁性体の変
    位に感応する磁気抵抗素子とで構成され、該磁気抵抗素
    子からの出力により前記ハンマーアームの前記回動変位
    と前記回動復帰を検出することを特徴とする請求項1記
    載の電子楽器の鍵盤装置。
JP26521291A 1991-09-17 1991-09-17 電子楽器の鍵盤装置 Expired - Fee Related JP3316527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26521291A JP3316527B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 電子楽器の鍵盤装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26521291A JP3316527B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 電子楽器の鍵盤装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0573029A true JPH0573029A (ja) 1993-03-26
JP3316527B2 JP3316527B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=17414088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26521291A Expired - Fee Related JP3316527B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 電子楽器の鍵盤装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3316527B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764540A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd ピアノ
JPH07104737A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd ピアノ
JPH08152875A (ja) * 1994-11-25 1996-06-11 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器の鍵盤装置
JP2007218991A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器
CN101937671A (zh) * 2009-06-30 2011-01-05 卡西欧计算机株式会社 电子键盘乐器
JP2011013259A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Casio Computer Co Ltd 電子鍵盤楽器
JP2011013258A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Casio Computer Co Ltd 電子鍵盤楽器
WO2024047772A1 (ja) * 2022-08-30 2024-03-07 ローランド株式会社 鍵盤装置および回転部材の取り付け方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195265A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器の鍵盤装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764540A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd ピアノ
JPH07104737A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd ピアノ
JPH08152875A (ja) * 1994-11-25 1996-06-11 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器の鍵盤装置
JP2007218991A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器
CN101937671A (zh) * 2009-06-30 2011-01-05 卡西欧计算机株式会社 电子键盘乐器
JP2011013259A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Casio Computer Co Ltd 電子鍵盤楽器
JP2011013258A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Casio Computer Co Ltd 電子鍵盤楽器
US8134060B2 (en) 2009-06-30 2012-03-13 Casio Computer Co., Ltd Electronic keyboard instrument
WO2024047772A1 (ja) * 2022-08-30 2024-03-07 ローランド株式会社 鍵盤装置および回転部材の取り付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3316527B2 (ja) 2002-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5062342A (en) Piano action device for electronic keyboard musical instruments
JP6485082B2 (ja) 鍵盤楽器
JP2007256360A (ja) 鍵盤楽器
JP3316527B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP3922225B2 (ja) 発音制御プログラム及びそれを用いた電子鍵盤楽器
JP4140112B2 (ja) 演奏操作子の操作状態検出装置、演奏操作子の操作状態検出方法、および演奏操作子を有する演奏装置
JPH07295568A (ja) 電子鍵盤楽器
JP3459844B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JPH07271362A (ja) 奏法検出装置及び電子楽器
JPH07104737A (ja) ピアノ
JP5272439B2 (ja) 力覚制御装置
JP2902336B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置および電子ピアノ
JP3188386B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置および電子ピアノ
JPH10133649A (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP2830165B2 (ja) 電子楽器用鍵盤装置
JPH06332464A (ja) 電子鍵盤楽器
JP3156325B2 (ja) 鍵盤装置
JPH09120288A (ja) 電子楽器の鍵盤装置および電子ピアノ
JPH05333859A (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP3373684B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP3319190B2 (ja) 電子楽器の楽音制御信号発生装置
JP3220368B2 (ja) 鍵盤及びこれを利用した電子ピアノ
JP3380601B2 (ja) 複合ピアノのオートオフ装置
JPH085518Y2 (ja) 電子鍵盤楽器
JPH0635472A (ja) 電子楽器の操作子装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees