JP2007218991A - 電子楽器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鍵盤毎に設けられていて、押圧度合いに応じて順次変化する第1のスイッチ及び第2のスイッチを用いて押鍵速度を計測する鍵タッチセンサを有する電子楽器において、前記第2のスイッチが押圧状態から定常状態に変化した時から計測を開始し、前記第2のスイッチが定常状態から押圧状態に変化したら計測を停止する計測手段と、前記第1のスイッチが押圧状態において、前記第2のスイッチが定常状態から押圧状態へと変化したら連打演奏であると検出する連打演奏検出手段とを設け、鍵盤の連打操作を検出できるようにする。
【選択図】図1
Description
以下、図面を参照しながら本発明の電子楽器の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態を示し、電子楽器のタッチセンサの電子回路部の構成例を説明するブロック図である。
本実施形態のクロックジェネレータ10は、第1のJKフリップフロップ100、第2のJKフリップフロップ101、第3のJKフリップフロップ103等により構成されている。これらのJKフリップフロップ101〜103は、クロック端子CKに入力されたマスタークロック信号MCKの立ち上がりに同期して、その時点での入力の値を出力する。
前述した各スキャン信号SA0〜SA4はアドレスデコーダ120に入力される。本実施形態においては、4鍵を1ブロックとしてスキャンするようにしている。図4に示したアドレスデコーダ120は、第1のスイッチ部SW1と第2のスイッチ部SW2に対応して配設されている各スイッチ(マトリックスの交点に示している)をスキャンする信号SC0〜SC31を生成している。
図5に示したように、本実施形態のチャタリングフィルタ13は第1のスイッチ部SW1に入力される鍵操作検出信号KD10〜KD13、及び第2のスイッチ部SW2に入力される鍵操作検出信号KD20〜KD23に対応する複数のフィルタ回路が設けられている。
図6(a)に示すように、本実施形態のイベントジェネレータ14は、セレクタ140、排他的論理和回路141、論理和回路142等により構成されている。このような構成により、鍵状態検出信号S1ij、S2ijの状態に応じて、カウントクロック信号CTij及びリセット(カウントストップ)信号RSijが生成される。
また、図6(b)に示すように、Dフリップフロップ150、排他的論理和回路151により、イベント検出信号EVkijが生成される。
図8において、期間t1は第1のスイッチ部SW1がオンとなり、それに続いて第2のスイッチ部SW2がオンとなっているので押鍵の開始時(キーオンタッチ)として検出される。
図9は、本実施形態の電子楽器のタッチセンサが配設される電子鍵盤楽器の概略構成を説明する図である。図9に示すように、鍵盤シャーシ3に回動自在に取り付けられた鍵1及びハンマー10と、鍵1に回動自在に取り付けられ、鍵1の押鍵時にハンマー当接部13aがハンマー10を押圧することによりハンマー10を回動させるジャック13と、ジャック13とハンマー10復帰方向に付勢するとともに、ジャック13を介して鍵1を復帰方向に付勢するばね18とを備えている。
次に、図10〜図15のフローチャートを参照しながら本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、最初に押鍵された強度を基準として、2回目以後の押鍵強度補正してより忠実に押鍵強度を算出することができるようにした例を示している。
先ず、ステップS1001においてスキャン対象の鍵盤を初期化する。
次に、ステップS1002において、スキャン対象の鍵盤のキーベロシティを初期化する。
最初に、ステップS1101において、発生したイベントが鍵イベントであるか否かを判定する。この判定の結果、鍵イベントであった場合にはステップS1102に進み、鍵処理を行う。その後、メインルーチンにリターンする。
先ず、ステップS1201において押鍵であるか否かを判定する。この判定の結果、押鍵でなかった場合にはステップS1202に進み、離鍵処理を行う。また、ステップS1201の判定の結果、押鍵であった場合にはステップS1203に進んで鍵フラグはオフか否かを判定する。
先ず、ステップS1301において、第1のスイッチSW1はオフであるか否かを判定する。この判定の結果、第1のスイッチSW1はオンであった場合にはステップS1302に進み鍵フラグをオンにする処理を行う。その後、メインルーチンにリターンする。
連続押鍵が行われたたら、先ず、ステップS1401でキーベロシティ値を加工する。この加工は、連続押鍵が行なわれた場合のカウント値を調整することにより、自然楽器において行なわれる連続押鍵に近い楽音を発生できるようにするものである。
T=T1+A×{(T2−CV(T2)+B)} ・・・(式1)
ただし、T:加工された時間、CV(T2):T2の定義域の中央の値(定義域が128の場合には64)、A:乗算定数、B:加算定数、を夫々示している。なお、キーベロシティ値を加工する方法は前述した方法に限らず種々のアルゴリズムを用いて行うことができる。
先ず、ステップS1501において、キーベロシティをメモリに記憶する。このキーベロシティは発音処理に使用される。次に、ステップS1502において、メモリに記憶しているキーベロシティに基づいて発音処理を行う。
11 スキャンジェネレータ
12 キースイッチマトリックス
13 チャタリングフィルタ
14 イベントジェネレータ
15 カウントレジスタ
16 MPUインタフェース
Claims (5)
- 鍵盤毎に設けられていて、押圧度合いに応じて順次変化する第1のスイッチ及び第2のスイッチを用いて押鍵速度を計測する鍵タッチセンサを有する電子楽器であって、
前記第1のスイッチが押圧状態において、前記第2のスイッチが定常状態から押圧状態へと変化した後に、押圧状態から定常状態に変化し、その後で定常状態から押圧状態へと変化したら連打演奏であると検出する連打演奏検出手段を有することを特徴とする電子楽器。 - 前記第2のスイッチが押圧状態から定常状態に変化した時から計測を開始し、前記第2のスイッチが定常状態から押圧状態に変化したら計測を停止する計測手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
- 前記計測手段の計測値に基づいて鍵盤の連打強度を検出する連打強度検出手段と、
前記連打強度検出手段により検出された連打強度で楽音を発生する楽音発生手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の電子楽器。 - 鍵盤毎に設けられていて、押圧度合いに応じて順次変化する第1のスイッチ及び第2のスイッチを用いて押鍵速度を計測する鍵タッチセンサを有する電子楽器であって、
前記第1のスイッチが定常状態から押圧状態に変化した時から計測を開始し、前記第2のスイッチが定常状態から押圧状態に変化したら計測を停止する第1の計測手段と、
前記第2のスイッチが押圧状態から定常状態に変化した時から計測を開始し、前記第2のスイッチが定常状態から押圧状態に変化したら計測を停止する第2の計測手段と、
前記第1の計測手段の計測値に基づいてキーオン時の押鍵強度を検出する押鍵強度検出手段と、
前記第2の計測手段の計測値に基づいて鍵盤の連打強度を検出する連打強度検出手段と、
前記連打強度検出手段により検出された連打強度を所定のアルゴリズムに従って補正する押鍵強度補正手段と、
前記押鍵強度補正手段により補正された強度で楽音を発生する楽音発生手段とを有することを特徴とする電子楽器。 - 前記押鍵強度補正手段は、T:加工された時間、CV(T2):T2の変域の中央の値(0から127の128段階の場合は64)、A:乗算定数、B:加算定数、としたときに、以下の式、「T=T1+A×{(T2−CV(T2)+B)}」に基づいて前記第第2の計測手段の計測値を加工して前記連打強度を補正することを特徴とする請求項4に記載の電子楽器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006036698A JP2007218991A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2006036698A Pending JP2007218991A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 電子楽器 |
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---|---|
JP (1) | JP2007218991A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104205205A (zh) * | 2012-03-29 | 2014-12-10 | 株式会社河合乐器制作所 | 电子键盘乐器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0573029A (ja) * | 1991-09-17 | 1993-03-26 | Casio Comput Co Ltd | 電子楽器の鍵盤装置 |
JPH06274165A (ja) * | 1993-03-24 | 1994-09-30 | Roland Corp | 押鍵検出装置 |
JPH0968977A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-03-11 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器 |
JP2006078571A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Yamaha Corp | 楽器の演奏駆動装置及び楽器の演奏操作子をフィードバック制御によって駆動するための方法及び該方法をコンピュータにより実行する制御プログラム。 |
-
2006
- 2006-02-14 JP JP2006036698A patent/JP2007218991A/ja active Pending
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