JP2004325775A - 合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】演奏情報到達遅延の連鎖による悪循環を排した合奏が可能な合奏用演奏装置を提供する。
【解決手段】通信遅延時間の測定を行う遅延時間測定部30と、自己の演奏装置の演奏情報を、他の演奏装置にそのまま送信する送信部31と、他の演奏装置からの演奏情報を受信する受信部32と、測定された遅延時間に基づき自己の演奏情報を遅延させると共に、他の演奏装置から受信された演奏情報とのミキシングを行うミキシング部33と、ミキシングされた演奏情報に基づき、本演奏装置側に楽音を出力させる出力部34とを備えている。
【選択図】 図7
【解決手段】通信遅延時間の測定を行う遅延時間測定部30と、自己の演奏装置の演奏情報を、他の演奏装置にそのまま送信する送信部31と、他の演奏装置からの演奏情報を受信する受信部32と、測定された遅延時間に基づき自己の演奏情報を遅延させると共に、他の演奏装置から受信された演奏情報とのミキシングを行うミキシング部33と、ミキシングされた演奏情報に基づき、本演奏装置側に楽音を出力させる出力部34とを備えている。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
他の演奏装置とのセッションやアンサンブル演奏を行う場合、通常は、その近くに他の演奏装置がおかれて、同時演奏されるのが普通である。
【0003】
近年インターネットなどの通信技術の発達から、遠隔地同士間でも、これらのセッションやアンサンブル演奏が可能でないかとの期待が持たれており、これが実現できれば、互いに見知らぬ者同士でも以上の演奏が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インターネットを介して単に他の演奏装置と通信による演奏を行った場合、ネット上のトラフィック次第で、受信される他の演奏装置の演奏情報に遅延が生じ、合奏が困難になる。
【0005】
本来合奏を行う場合は、相手の演奏と同期を取りながら、演奏する必要がある。インターネットを介した通信による演奏では、自分の演奏はリアルタイムに聞こえるのに対し、相手の演奏情報はネット上の回線の遅延によって数十ミリ秒(或いは数百ミリ秒)の遅れを生じ、その遅れに同期した演奏情報を相手に返すと、その演奏情報はさらに遅れて相手に届くという悪循環を繰り返し、ついには演奏不能に陥ることになる。
【0006】
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、このような遅延の連鎖による悪循環を排した合奏が可能な合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は、
ネット(具体的にはインターネットなど)を介して複数の演奏装置とつながれる合奏用ミキシングサーバであって、
該ミキシングサーバによって、各演奏装置から夫々の演奏情報が受信されると共に、そこでこれらの演奏情報のミキシングが行われ、ミキシングされた演奏情報が各演奏装置に送信されて、これらの演奏装置からミキシングされた演奏情報に基づく楽音が同時に出力せしめることを可能にしたことを基本的特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、合奏用ミキシングサーバにつながった演奏装置は、自分の演奏情報が一旦該ミキシングサーバに送られて、そこで他の演奏装置の演奏情報とミキシングされてから、各演奏装置に夫々戻されそこで楽音として出力されることになるため、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0009】
また請求項2の合奏用演奏装置の構成は、
ネットを介して1以上の他の演奏装置と通信可能な演奏装置であって、
該演奏装置には、演奏情報を生成する演奏構成を備える他に、
ネットの通信遅延時間の測定を行う遅延時間測定手段と、
自己の演奏情報を、他の演奏装置にそのまま送信する送信手段と、
他の演奏装置からの演奏情報を受信する受信手段と、
測定された遅延時間に基づき自己の演奏情報を遅延させると共に、他の演奏装置から受信された演奏情報とのミキシングを行うミキシング手段と、
ミキシングされた演奏情報に基づき、本演奏装置側に楽音を出力する出力手段と
をさらに備えることを特徴としている。
【0010】
他の演奏装置との演奏を始める前に、遅延時間測定手段により、ネットの通信遅延時間が測定され、自己の演奏情報は、送信手段により他の演奏装置にそのまま送られ、他の演奏装置からの演奏情報も受信手段によりそのまま受信される(他の演奏情報は元々上記遅延時間分だけ遅延して受信される)。そして上記ミキシング手段により、上記測定遅延時間分だけ自己の演奏情報が遅延せしめられ、上記遅延時間分だけ遅延して受信された他の演奏装置の演奏情報とミキシングされて、出力手段から楽音として出力されることになる。従ってこのような構成でも、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0011】
上記演奏装置に備えられる演奏構成とは、例えば電子楽器であれば、電子ピアノや電子オルガン、シンセサイザ等のほか、これらの鍵盤楽器以外にも電子式に楽音を発生できる電子バイオリン、電子サックソホンなど、電子的に演奏情報を生成する構成であれば特に限定はない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0013】
(実施例1)
図1は、インターネット100を介して電子ピアノなどの演奏装置2a〜2cが、合奏用ミキシングサーバ1と接続され、しかもネット合奏モードが選択され且つアンサンブル演奏対象となる相手側の演奏装置が特定されているこれらの演奏装置2a〜2c間でアンサンブル演奏処理が行われる場合の全体の構成を示す説明図である。
【0014】
これらの演奏装置2a〜2cの後述する鍵盤部250から出力される演奏情報は、夫々が備えている後述する楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から直に出力されず、それらの演奏情報は、通信部260を介して一旦合奏用ミキシングサーバ1に送られる。そしてこれらの演奏情報を通信部160で受けた合奏用ミキシングサーバ1では、ミキシング回路150により、該演奏情報がミキシングされて、再び各演奏装置2a〜2cに向けて通信部160より送信される。このミキシング演奏情報を上記通信部260で受けた各演奏装置2a〜2cでは、CPU210により、該ミキシング演奏情報が楽音発生回路270に送られ、該楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から出力されることになる。
【0015】
図2は上記合奏用ミキシングサーバ1の基本回路構成を、また図3は各演奏装置2a〜2cの基本回路構成を示す説明図である。
【0016】
説明の都合上最初に演奏装置2a〜2cの回路構成につき、説明する。図3に示すように、演奏装置2a〜2cは、システムバス201上に、CPU(Central Processing Unit)210、ROM(Read Only Memory)220、RAM(Random Access Memory)230、パネルをスキャンすることで該パネル上の表示部に対するタッチを感知すると共にここのパネルでの表示制御を行うパネルスキャン回路241を介して接続されるパネル240、鍵盤スキャン回路251を介して接続された鍵盤部250、インターネット100を介して外部(本構成では合奏用ミキシングサーバ1)とのデータの通信を行う通信部260、楽音発生回路270、外部入出力用のMIDIインターフェース280とが、各接続されており、該システムバス201を通じてこれらのデバイスに各種命令やデータの受け渡しがなされる。また上記楽音発生回路270の出力側には、出力された楽音をアナログに変換するD/A変換回路271と、それを増幅する増幅器及び外部に発音せしめるスピーカなどのサウンドシステム272が電気的に接続されている。
【0017】
上記CPU210は、ROM220上に記憶されている制御プログラムに従って、本実施例構成に係る電子楽器の各部を制御すると共に、本実施例構成で達せられるべきネット合奏モードを含む各種モード用のアプリケーションプログラムなどを実行し、必要に応じて、RAM230を作業領域として使用し、さらにROM220に記憶された種々の固定データを使用しながらデータ処理を行う構成である。上記ネット合奏モードでは、上述のように、鍵盤部250から出力される演奏情報は、夫々が備えている後述する楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から直に出力されず、それらの演奏情報は、該CPU210により、通信部260を介して一旦合奏用ミキシングサーバ1に送られ、また合奏用ミキシングサーバ1からのミキシング演奏情報を上記通信部260で受けることで、このCPU210により、該ミキシング演奏情報が楽音発生回路270に送られ、該楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から出力されることになる。
【0018】
上記ROM220内には、本演奏装置2a〜2cの制御用プログラム及び本実施例構成で達せられるべきネット合奏モードを含む各種モード用のアプリケーションプログラムなどが格納されると共に、その他CPU210が使用する種々の固定データが記憶されている。
【0019】
上記RAM230は、本演奏装置2a〜2cにおけるステータス情報を記憶したり、CPU210の作業領域として使用されるものである。尚、本演奏装置2a〜2cを制御するための各種レジスタやフラグ等は、RAM230に定義されており、このRAM230は、CPU210により、システムバス201を介してアクセスされる。
【0020】
上記パネル240は、各種スイッチやモード選択のためのスイッチなどが2次元画面構成として表示され、また上記ネット合奏モードが選択された場合に、さらに合奏用ミキシングサーバ1から送られてくるミキシングデータを表示する。またこのパネル240とシステムバス201の間に介在する前記パネルスキャン回路241は、上記パネル240上に表示された各スイッチやパネル240のセット/リセット状態を調べ、ON状態になっているパネルスイッチデータを検出してCPU210に送出することになる。その際、音色スイッチで選択された音色情報が、後述する演奏情報の一部として、CPU210に送られる。
【0021】
上記鍵盤部250は、本演奏装置2a〜2cの鍵盤で構成されており、複数の鍵盤と、これらの押鍵や離鍵に連動して開閉し、押鍵による音高が検出される鍵盤スイッチからなる。またこれらの鍵盤には、押鍵時の鍵盤移動方向に設定された2点間スイッチからなる押鍵の際の押鍵速度を関知するタッチセンサ(図示なし)が設けられている。この鍵盤部250及びタッチセンサと上記システムバス201の間に介在する鍵盤スキャン回路251は、鍵盤スイッチの状態を調べ、そのON/OFFを示す信号からON又はOFF情報とその鍵盤ナンバーを出力すると共に、上記タッチセンサの検出信号から打鍵強さのデータを生成するものである。このON/OFF情報及び鍵盤ナンバー、タッチデータは、演奏情報として、システムバス201を介してCPU210に送られる。
【0022】
上記通信部260は、上述のように、ネット合奏モードの際に、CPU210によって、鍵盤部250から出力される演奏情報(音色情報を含む)を、合奏用ミキシングサーバ1に送信し、また合奏用ミキシングサーバ1から受信されたミキシング演奏情報を該CPU210に転送する機能を有する他、上記モードの際に、演奏装置2a〜2cのステータス情報を合奏用ミキシングサーバ1に送信する。尚、該ミキシング情報を受けた上記CPU210は、これを楽音発生回路270に送ることになる。
【0023】
上記楽音発生回路270は、波形メモリ(図示なし)及び波形データ読み出し回路(図示なし)が備えられていて、通常モードの際には上記鍵盤部250からの演奏情報がCPU210により送られてきた場合に、該CPU210からの指示される読み出しアドレスに従って、波形メモリに格納された音色情報で特定される波形データの読み出しを行い(上記アドレスからの読み出しを行う)ながら、それに従った楽音を発生させる構成である。また上記ネット合奏モードの際には、合奏用ミキシングサーバ1から通信部260に受信されたミキシング演奏情報が該CPU210を介して送られてきた場合に、同様に、CPU210からの指示される読み出しアドレスに従って、波形メモリに格納された同じく音色情報で特定される波形データの読み出しを行いながら、それに従った楽音を発生させる。出力された楽音データは、D/A変換回路271によりアナログ信号に変換され、さらにサウンドシステム272を構成する増幅器とスピーカにより、増幅されて楽音として外部に出力される。
【0024】
上記MIDIインターフェース280は、これを介して外部との機器の間で、本演奏装置2a〜2c及び外部機器で使用される制御信号及び楽譜データなどの転送を行うインターフェースである。
【0025】
さらに図2に示される合奏用ミキシングサーバ1は、システムバス101上に、同じくCPU110、ROM120、RAM130、ハードディスクドライブなどの外部記憶装置131、各演奏装置2a〜2cから受信された演奏データのミキシングを行うミキシング回路150、インターネット100を介して外部(本構成では上記演奏装置2a〜2c)とのデータの通信を行う通信部160が電気的に接続されている。
【0026】
上記CPU110、ROM120、RAM130、外部記憶装置131、通信部160の構成は、通常のサーバ構成と同じ構成を有しており、ここではその説明を省略する。
【0027】
ただし、上記RAM130と外部記憶装置131により、通信部160を介して各演奏装置2a〜2cから受信されたパケット列から得られる一連の演奏情報を一時的に格納しておく受信バッファ140と、それらの演奏情報がミキシング回路150によりミキシングされて一時的に格納されるミキシングデータバッファ141とが構成されることになる。
【0028】
上記ミキシング回路150は、各演奏装置2a〜2cから、アンサンブル演奏の相手が特定された状態で、ネット演奏モードであることのステータス情報が通信部160を介して受信された場合に、CPU110からの指令により、上記受信バッファ140に一時的に格納されている各演奏装置2a〜2cの演奏情報のミキシングを行い、ミキシングデータバッファ141に格納する構成である。該ミキシング回路150は、ミキシング時の処理負荷が大きくなる可能性があるので、合奏用ミキシングサーバ1自身のCPU110とは別のCPU構成を有する別回路で構成している。ただし、該処理負荷が高くない場合は、サーバ側に備えられたアプリケーションプログラムにより該CPU110がそのミキシング処理を行っても良いことは言うまでもない。
【0029】
尚、上記CPU110は、演奏装置2a〜2cの間で同期すべき演奏情報が上記ミキシング回路150によってミキシング処理された段階で、ミキシングデータバッファ141から該ミキシング演奏情報を読み出し、通信部160により、インターネット100を介して、各演奏装置2a〜2cへそのミキシング演奏情報を送信する。
【0030】
図4は、上記演奏装置2a〜2cでネット合奏モードが選択され、さらにアンサンブル演奏を行う相手側たる他の演奏装置が選択された場合(各演奏装置2a〜2cから受信されるステータス情報で判別される)における合奏用ミキシングサーバ1の処理フローを説明するフローチャートである。
【0031】
まず、合奏用ミキシングサーバ1のCPU110により、各演奏装置2a〜2cからステータス情報を受信することで、演奏情報のミキシング対象となる演奏装置が特定される(ステップS101)。
【0032】
そして通信部160により、特定された演奏装置2a〜2cのいずれかから演奏情報を含むパケットが受信される(ステップS102)。該パケットに含まれた演奏情報は、上記CPU110により、受信バッファ140に格納される(ステップS103)。
【0033】
その後上記CPU110により、同期すべき演奏情報を含むパケットが、全ての演奏装置2a〜2cから受信されたか否かがチェックされる(ステップS104)。同期すべき演奏情報を含むパケットが、全ての演奏装置2a〜2cから受信されていない場合(ステップS104;N)、上記ステップS102に復帰し、以上の処理を繰り返す。
【0034】
反対に同期すべき演奏情報を含むパケットが、全ての演奏装置2a〜2cから受信された場合(ステップS104;Y)、CPU110は、ミキシング回路150にミキシング処理指令を出し、該ミキシング回路150により、受信バッファ140から同期すべき演奏情報が読み出されて、ミキシング処理が行われる(ステップS105)。そのミキシング処理された演奏情報は、ミキシング回路150から出力され、CPU110により、ミキシングデータバッファ141に一時的に格納される(ステップS106)。
【0035】
そしてCPU110により、ミキシングデータバッファ141から該ミキシング演奏情報が読み出され、通信部160を介し、パケットとして、特定された演奏装置2a〜2cの全てに送信される(ステップS107)。
【0036】
その後次の同期すべき演奏情報を含むパケットが、いずれかの演奏装置2a〜2cから受信されたか否かが、CPU110によりチェックされる(ステップS108)。同期すべき演奏情報を含むパケットが、いずれかの演奏装置2a〜2cから受信された場合(ステップS104;Y)、上記ステップS102に復帰し、以上の処理を繰り返す。
【0037】
反対に同期すべき演奏情報を含むパケットが、いずれかの演奏装置2a〜2cから受信されていない場合(ステップS104;N)、そこで処理は終了する。
【0038】
以上の実施例構成によれば、合奏用ミキシングサーバ1にインターネット100を介してつながっている各演奏装置2a〜2cは、ネット合奏モードが選択されている場合、自分の演奏情報が一旦該合奏用ミキシングサーバ1に送られて、そこでミキシング回路150により他の演奏装置の演奏情報とミキシングされてから、各演奏装置2a〜2cに戻されそこで楽音として出力されることになるため、インターネット100上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0039】
(実施例2)
図5は、ネット合奏モードが選択され且つアンサンブル演奏対象となる相手側の演奏装置が特定されている電子ピアノなどの演奏装置3a及び3b間で、インターネット100を介して互いに接続され、これらの演奏装置間でアンサンブル演奏を行う場合の構成を示す説明図である。
【0040】
これらの演奏装置3a及び3bの構成は、図6に示すように、基本的に全実施例構成と変わらない構成を有しているので、その詳細な説明は省略する。ただしこれらの構成に基づいて構築される本実施例の機能ブロック構成は、図7に示すようになっている。
【0041】
本実施例に係る各演奏装置3a及び3bの構成は、インターネットの通信遅延時間の測定を行う遅延時間測定部30と、自己の演奏装置の演奏情報を、他の演奏装置にそのまま送信する送信部31と、他の演奏装置からの演奏情報を受信する受信部32と、測定された遅延時間に基づき自己の演奏情報を遅延させると共に、他の演奏装置から受信された演奏情報とのミキシングを行うミキシング部33と、ミキシングされた演奏情報に基づき、本演奏装置側に楽音を出力させる出力部34とを備えている。
【0042】
上記遅延時間測定部30は、上記ネット合奏モード時に、ROM320にある制御プログラムを読み込んだCPU310により、通信部360から相手側の演奏装置に向けて所謂「ping」信号を出力し、その応答信号を受けるまでの戻り時間を測定して、その戻り時間から遅延時間を算出する(信号の出力から上記戻り信号があるまでの時間の半分が遅延時間として算出される)構成であり、その遅延時間は後述するミキシング部33に出力される。尚、相手側の演奏装置が複数あって、夫々に対する応答時間に差異がある場合は、これらの平均値をとって、遅延時間とすれば良い。
【0043】
上記送信部31は、同じくネット合奏モード時に、鍵盤部350のスキャンを行う鍵盤スキャン回路351から検出された自己の演奏情報を、CPU310の指示により、通信部360を介して、他の演奏装置にそのまま送信する構成である。
【0044】
上記受信部32は、同じくネット合奏モード時に、相手側の演奏装置からの演奏情報を通信部360が受けた場合に、CPU310の指示により、後述するミキシング部33に出力する構成である。
【0045】
上記ミキシング部33は、ネット合奏モード時に、ROM320にある該モード用のアプリケーションプログラムを読み込んだCPU310により、鍵盤部350の押鍵操作をスキャンする鍵盤スキャン回路351から検出された自己の演奏情報を、RAM330上に作成されたバッファ領域に格納した後、上記遅延時間測定部30で測定された遅延時間分だけ遅延させてから出力し、受信部32で受けた相手側演奏装置の演奏情報とミキシング処理(加算処理)する構成である。
【0046】
上記出力部34は、これらの演奏装置3a及び3bの楽音発生回路370、D/A変換回路371及びサウンドシステム372で構成されており、ネット合奏モード時には、ミキシング部33でミキシングされた演奏情報に基づき、楽音を出力させる構成である。
【0047】
図8は、上記演奏装置3a及び3bでネット合奏モードが選択され、さらにアンサンブル演奏を行う相手側の他の演奏装置が選択された場合(各演奏装置3a及び3bから受信されるステータス情報で判別される)における夫々の演奏装置3a・3bの処理フローを説明するフローチャートである。
【0048】
夫々の演奏装置3a及び3bでネット合奏モードが選択され、さらにアンサンブル演奏を行う相手側の他の演奏装置が選択された後、これらの演奏装置3a及び3bでは、上記遅延時間測定部30により、ping信号が出力され、遅延時間が測定され(ステップS201)、RAM330上に格納される(ステップS202)。
【0049】
次に演奏情報の入力があるか否かがチェックされ(ステップS203)、該入力がなければ(ステップS203;N)、以上のチェックを繰り返す。
【0050】
反対に演奏情報の入力があれば(ステップS203;Y)、それが自己の演奏情報の入力か否かがチェックされる(ステップS204)。自己の演奏情報の入力でなければ(ステップS204;N)、アンサンブル演奏の相手側の演奏情報であり、後述するステップS209に移行する。
【0051】
反対に自己の演奏情報の入力であれば(ステップS204;Y)、RAM330でバッファ領域が確保され、そこにその演奏情報が格納される(ステップS205)。
【0052】
そして時間が計測され(ステップS206)、遅延時間分経過したか否かがチェックされる(ステップS207)。遅延時間分経過していなければ(ステップS207;N)、上記ステップS206に戻り、以上の処理を繰り返す。
【0053】
反対に遅延時間分経過すれば(ステップS207;Y)、バッファ領域に格納されている自己の演奏情報が出力される(ステップS208)。
【0054】
さらに上記ミキシング部33により、自己の演奏情報と相手側の演奏情報とのミキシング処理がなされる(ステップS209)。
【0055】
そして該ミキシング部33から出力部34にミキシング処理された演奏情報が転送され、該出力部34により、楽音として出力される(ステップS210)。
【0056】
その後次の演奏情報の入力があるか否かがチェックされ(ステップS211)、次の演奏情報の入力があれば(ステップS211;Y)、上記ステップS204に移行して、以上の処理を繰り返す。反対に次の演奏情報の入力がなければ(ステップS211;N)、処理を終了する。
【0057】
以上詳述した本実施例構成によれば、自己の演奏装置3a又は3bと他の演奏装置3b又は3aとのアンサンブル演奏を始める前に、遅延時間測定部30により、インターネット100を介して相手側の演奏装置へ転送される情報の通信遅延時間が測定され、自己の演奏情報は、送信部31により他の演奏装置にそのまま送られ、他の演奏装置からの演奏情報も受信部32によりそのまま受信される(他の演奏情報は元々上記遅延時間分だけ遅延して受信される)。そして上記ミキシング部33により、上記測定遅延時間分だけ自己の演奏情報が遅延せしめられ、上記遅延時間分だけ遅延して受信された他の演奏装置の演奏情報とミキシングされてから、出力部34により楽音として出力されることになる。従ってこのような構成でも、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0058】
尚、本発明の合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1及び請求項2記載の合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置によれば、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することができるようになるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネット100を介して電子ピアノなどの演奏装置2a〜2cが、合奏用ミキシングサーバ1と接続され、これらの演奏装置2a〜2c間でアンサンブル演奏処理が行われる場合の全体の構成を示す説明図である。
【図2】合奏用ミキシングサーバ1の基本回路構成を示す説明図である。
【図3】各演奏装置2a〜2cの基本回路構成を示す説明図である。
【図4】合奏用ミキシングサーバ1の処理フローを説明するフローチャートである。
【図5】演奏装置3a及び3b間で、インターネット100を介して互いに接続され、これらの演奏装置間でアンサンブル演奏を行う実施例2の構成を示す説明図である。
【図6】演奏装置3a及び3bの基本回路構成を示す説明図である。
【図7】演奏装置3a及び3bの機能ブロック構成を示す説明図である。
【図8】演奏装置3a及び3b間でアンサンブル演奏が行われる場合の各装置3a・3bの処理フローを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 合奏用ミキシングサーバ
2a〜2c、3a、3b 演奏装置
30 遅延時間測定部
31 送信部
32 受信部
33 ミキシング部
34 出力部
100 インターネット
101、201、301 システムバス
110、210、310 CPU
120、220、320 ROM
130、230、330 RAM
131 外部記憶装置
140 受信バッファ
141 ミキシングデータバッファ
150 ミキシング回路
160、260、360 通信部
240、340 パネル
241、341 パネルスキャン回路
250、350 鍵盤部
251、351 鍵盤スキャン回路
270、370 楽音発生回路
271、371 D/A変換回路
272、372 サウンドシステム
280、380 MIDIインターフェース
【発明の属する技術分野】
本発明は、合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
他の演奏装置とのセッションやアンサンブル演奏を行う場合、通常は、その近くに他の演奏装置がおかれて、同時演奏されるのが普通である。
【0003】
近年インターネットなどの通信技術の発達から、遠隔地同士間でも、これらのセッションやアンサンブル演奏が可能でないかとの期待が持たれており、これが実現できれば、互いに見知らぬ者同士でも以上の演奏が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インターネットを介して単に他の演奏装置と通信による演奏を行った場合、ネット上のトラフィック次第で、受信される他の演奏装置の演奏情報に遅延が生じ、合奏が困難になる。
【0005】
本来合奏を行う場合は、相手の演奏と同期を取りながら、演奏する必要がある。インターネットを介した通信による演奏では、自分の演奏はリアルタイムに聞こえるのに対し、相手の演奏情報はネット上の回線の遅延によって数十ミリ秒(或いは数百ミリ秒)の遅れを生じ、その遅れに同期した演奏情報を相手に返すと、その演奏情報はさらに遅れて相手に届くという悪循環を繰り返し、ついには演奏不能に陥ることになる。
【0006】
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、このような遅延の連鎖による悪循環を排した合奏が可能な合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は、
ネット(具体的にはインターネットなど)を介して複数の演奏装置とつながれる合奏用ミキシングサーバであって、
該ミキシングサーバによって、各演奏装置から夫々の演奏情報が受信されると共に、そこでこれらの演奏情報のミキシングが行われ、ミキシングされた演奏情報が各演奏装置に送信されて、これらの演奏装置からミキシングされた演奏情報に基づく楽音が同時に出力せしめることを可能にしたことを基本的特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、合奏用ミキシングサーバにつながった演奏装置は、自分の演奏情報が一旦該ミキシングサーバに送られて、そこで他の演奏装置の演奏情報とミキシングされてから、各演奏装置に夫々戻されそこで楽音として出力されることになるため、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0009】
また請求項2の合奏用演奏装置の構成は、
ネットを介して1以上の他の演奏装置と通信可能な演奏装置であって、
該演奏装置には、演奏情報を生成する演奏構成を備える他に、
ネットの通信遅延時間の測定を行う遅延時間測定手段と、
自己の演奏情報を、他の演奏装置にそのまま送信する送信手段と、
他の演奏装置からの演奏情報を受信する受信手段と、
測定された遅延時間に基づき自己の演奏情報を遅延させると共に、他の演奏装置から受信された演奏情報とのミキシングを行うミキシング手段と、
ミキシングされた演奏情報に基づき、本演奏装置側に楽音を出力する出力手段と
をさらに備えることを特徴としている。
【0010】
他の演奏装置との演奏を始める前に、遅延時間測定手段により、ネットの通信遅延時間が測定され、自己の演奏情報は、送信手段により他の演奏装置にそのまま送られ、他の演奏装置からの演奏情報も受信手段によりそのまま受信される(他の演奏情報は元々上記遅延時間分だけ遅延して受信される)。そして上記ミキシング手段により、上記測定遅延時間分だけ自己の演奏情報が遅延せしめられ、上記遅延時間分だけ遅延して受信された他の演奏装置の演奏情報とミキシングされて、出力手段から楽音として出力されることになる。従ってこのような構成でも、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0011】
上記演奏装置に備えられる演奏構成とは、例えば電子楽器であれば、電子ピアノや電子オルガン、シンセサイザ等のほか、これらの鍵盤楽器以外にも電子式に楽音を発生できる電子バイオリン、電子サックソホンなど、電子的に演奏情報を生成する構成であれば特に限定はない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0013】
(実施例1)
図1は、インターネット100を介して電子ピアノなどの演奏装置2a〜2cが、合奏用ミキシングサーバ1と接続され、しかもネット合奏モードが選択され且つアンサンブル演奏対象となる相手側の演奏装置が特定されているこれらの演奏装置2a〜2c間でアンサンブル演奏処理が行われる場合の全体の構成を示す説明図である。
【0014】
これらの演奏装置2a〜2cの後述する鍵盤部250から出力される演奏情報は、夫々が備えている後述する楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から直に出力されず、それらの演奏情報は、通信部260を介して一旦合奏用ミキシングサーバ1に送られる。そしてこれらの演奏情報を通信部160で受けた合奏用ミキシングサーバ1では、ミキシング回路150により、該演奏情報がミキシングされて、再び各演奏装置2a〜2cに向けて通信部160より送信される。このミキシング演奏情報を上記通信部260で受けた各演奏装置2a〜2cでは、CPU210により、該ミキシング演奏情報が楽音発生回路270に送られ、該楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から出力されることになる。
【0015】
図2は上記合奏用ミキシングサーバ1の基本回路構成を、また図3は各演奏装置2a〜2cの基本回路構成を示す説明図である。
【0016】
説明の都合上最初に演奏装置2a〜2cの回路構成につき、説明する。図3に示すように、演奏装置2a〜2cは、システムバス201上に、CPU(Central Processing Unit)210、ROM(Read Only Memory)220、RAM(Random Access Memory)230、パネルをスキャンすることで該パネル上の表示部に対するタッチを感知すると共にここのパネルでの表示制御を行うパネルスキャン回路241を介して接続されるパネル240、鍵盤スキャン回路251を介して接続された鍵盤部250、インターネット100を介して外部(本構成では合奏用ミキシングサーバ1)とのデータの通信を行う通信部260、楽音発生回路270、外部入出力用のMIDIインターフェース280とが、各接続されており、該システムバス201を通じてこれらのデバイスに各種命令やデータの受け渡しがなされる。また上記楽音発生回路270の出力側には、出力された楽音をアナログに変換するD/A変換回路271と、それを増幅する増幅器及び外部に発音せしめるスピーカなどのサウンドシステム272が電気的に接続されている。
【0017】
上記CPU210は、ROM220上に記憶されている制御プログラムに従って、本実施例構成に係る電子楽器の各部を制御すると共に、本実施例構成で達せられるべきネット合奏モードを含む各種モード用のアプリケーションプログラムなどを実行し、必要に応じて、RAM230を作業領域として使用し、さらにROM220に記憶された種々の固定データを使用しながらデータ処理を行う構成である。上記ネット合奏モードでは、上述のように、鍵盤部250から出力される演奏情報は、夫々が備えている後述する楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から直に出力されず、それらの演奏情報は、該CPU210により、通信部260を介して一旦合奏用ミキシングサーバ1に送られ、また合奏用ミキシングサーバ1からのミキシング演奏情報を上記通信部260で受けることで、このCPU210により、該ミキシング演奏情報が楽音発生回路270に送られ、該楽音発生回路270、D/A変換回路271及びサウンドシステム272から出力されることになる。
【0018】
上記ROM220内には、本演奏装置2a〜2cの制御用プログラム及び本実施例構成で達せられるべきネット合奏モードを含む各種モード用のアプリケーションプログラムなどが格納されると共に、その他CPU210が使用する種々の固定データが記憶されている。
【0019】
上記RAM230は、本演奏装置2a〜2cにおけるステータス情報を記憶したり、CPU210の作業領域として使用されるものである。尚、本演奏装置2a〜2cを制御するための各種レジスタやフラグ等は、RAM230に定義されており、このRAM230は、CPU210により、システムバス201を介してアクセスされる。
【0020】
上記パネル240は、各種スイッチやモード選択のためのスイッチなどが2次元画面構成として表示され、また上記ネット合奏モードが選択された場合に、さらに合奏用ミキシングサーバ1から送られてくるミキシングデータを表示する。またこのパネル240とシステムバス201の間に介在する前記パネルスキャン回路241は、上記パネル240上に表示された各スイッチやパネル240のセット/リセット状態を調べ、ON状態になっているパネルスイッチデータを検出してCPU210に送出することになる。その際、音色スイッチで選択された音色情報が、後述する演奏情報の一部として、CPU210に送られる。
【0021】
上記鍵盤部250は、本演奏装置2a〜2cの鍵盤で構成されており、複数の鍵盤と、これらの押鍵や離鍵に連動して開閉し、押鍵による音高が検出される鍵盤スイッチからなる。またこれらの鍵盤には、押鍵時の鍵盤移動方向に設定された2点間スイッチからなる押鍵の際の押鍵速度を関知するタッチセンサ(図示なし)が設けられている。この鍵盤部250及びタッチセンサと上記システムバス201の間に介在する鍵盤スキャン回路251は、鍵盤スイッチの状態を調べ、そのON/OFFを示す信号からON又はOFF情報とその鍵盤ナンバーを出力すると共に、上記タッチセンサの検出信号から打鍵強さのデータを生成するものである。このON/OFF情報及び鍵盤ナンバー、タッチデータは、演奏情報として、システムバス201を介してCPU210に送られる。
【0022】
上記通信部260は、上述のように、ネット合奏モードの際に、CPU210によって、鍵盤部250から出力される演奏情報(音色情報を含む)を、合奏用ミキシングサーバ1に送信し、また合奏用ミキシングサーバ1から受信されたミキシング演奏情報を該CPU210に転送する機能を有する他、上記モードの際に、演奏装置2a〜2cのステータス情報を合奏用ミキシングサーバ1に送信する。尚、該ミキシング情報を受けた上記CPU210は、これを楽音発生回路270に送ることになる。
【0023】
上記楽音発生回路270は、波形メモリ(図示なし)及び波形データ読み出し回路(図示なし)が備えられていて、通常モードの際には上記鍵盤部250からの演奏情報がCPU210により送られてきた場合に、該CPU210からの指示される読み出しアドレスに従って、波形メモリに格納された音色情報で特定される波形データの読み出しを行い(上記アドレスからの読み出しを行う)ながら、それに従った楽音を発生させる構成である。また上記ネット合奏モードの際には、合奏用ミキシングサーバ1から通信部260に受信されたミキシング演奏情報が該CPU210を介して送られてきた場合に、同様に、CPU210からの指示される読み出しアドレスに従って、波形メモリに格納された同じく音色情報で特定される波形データの読み出しを行いながら、それに従った楽音を発生させる。出力された楽音データは、D/A変換回路271によりアナログ信号に変換され、さらにサウンドシステム272を構成する増幅器とスピーカにより、増幅されて楽音として外部に出力される。
【0024】
上記MIDIインターフェース280は、これを介して外部との機器の間で、本演奏装置2a〜2c及び外部機器で使用される制御信号及び楽譜データなどの転送を行うインターフェースである。
【0025】
さらに図2に示される合奏用ミキシングサーバ1は、システムバス101上に、同じくCPU110、ROM120、RAM130、ハードディスクドライブなどの外部記憶装置131、各演奏装置2a〜2cから受信された演奏データのミキシングを行うミキシング回路150、インターネット100を介して外部(本構成では上記演奏装置2a〜2c)とのデータの通信を行う通信部160が電気的に接続されている。
【0026】
上記CPU110、ROM120、RAM130、外部記憶装置131、通信部160の構成は、通常のサーバ構成と同じ構成を有しており、ここではその説明を省略する。
【0027】
ただし、上記RAM130と外部記憶装置131により、通信部160を介して各演奏装置2a〜2cから受信されたパケット列から得られる一連の演奏情報を一時的に格納しておく受信バッファ140と、それらの演奏情報がミキシング回路150によりミキシングされて一時的に格納されるミキシングデータバッファ141とが構成されることになる。
【0028】
上記ミキシング回路150は、各演奏装置2a〜2cから、アンサンブル演奏の相手が特定された状態で、ネット演奏モードであることのステータス情報が通信部160を介して受信された場合に、CPU110からの指令により、上記受信バッファ140に一時的に格納されている各演奏装置2a〜2cの演奏情報のミキシングを行い、ミキシングデータバッファ141に格納する構成である。該ミキシング回路150は、ミキシング時の処理負荷が大きくなる可能性があるので、合奏用ミキシングサーバ1自身のCPU110とは別のCPU構成を有する別回路で構成している。ただし、該処理負荷が高くない場合は、サーバ側に備えられたアプリケーションプログラムにより該CPU110がそのミキシング処理を行っても良いことは言うまでもない。
【0029】
尚、上記CPU110は、演奏装置2a〜2cの間で同期すべき演奏情報が上記ミキシング回路150によってミキシング処理された段階で、ミキシングデータバッファ141から該ミキシング演奏情報を読み出し、通信部160により、インターネット100を介して、各演奏装置2a〜2cへそのミキシング演奏情報を送信する。
【0030】
図4は、上記演奏装置2a〜2cでネット合奏モードが選択され、さらにアンサンブル演奏を行う相手側たる他の演奏装置が選択された場合(各演奏装置2a〜2cから受信されるステータス情報で判別される)における合奏用ミキシングサーバ1の処理フローを説明するフローチャートである。
【0031】
まず、合奏用ミキシングサーバ1のCPU110により、各演奏装置2a〜2cからステータス情報を受信することで、演奏情報のミキシング対象となる演奏装置が特定される(ステップS101)。
【0032】
そして通信部160により、特定された演奏装置2a〜2cのいずれかから演奏情報を含むパケットが受信される(ステップS102)。該パケットに含まれた演奏情報は、上記CPU110により、受信バッファ140に格納される(ステップS103)。
【0033】
その後上記CPU110により、同期すべき演奏情報を含むパケットが、全ての演奏装置2a〜2cから受信されたか否かがチェックされる(ステップS104)。同期すべき演奏情報を含むパケットが、全ての演奏装置2a〜2cから受信されていない場合(ステップS104;N)、上記ステップS102に復帰し、以上の処理を繰り返す。
【0034】
反対に同期すべき演奏情報を含むパケットが、全ての演奏装置2a〜2cから受信された場合(ステップS104;Y)、CPU110は、ミキシング回路150にミキシング処理指令を出し、該ミキシング回路150により、受信バッファ140から同期すべき演奏情報が読み出されて、ミキシング処理が行われる(ステップS105)。そのミキシング処理された演奏情報は、ミキシング回路150から出力され、CPU110により、ミキシングデータバッファ141に一時的に格納される(ステップS106)。
【0035】
そしてCPU110により、ミキシングデータバッファ141から該ミキシング演奏情報が読み出され、通信部160を介し、パケットとして、特定された演奏装置2a〜2cの全てに送信される(ステップS107)。
【0036】
その後次の同期すべき演奏情報を含むパケットが、いずれかの演奏装置2a〜2cから受信されたか否かが、CPU110によりチェックされる(ステップS108)。同期すべき演奏情報を含むパケットが、いずれかの演奏装置2a〜2cから受信された場合(ステップS104;Y)、上記ステップS102に復帰し、以上の処理を繰り返す。
【0037】
反対に同期すべき演奏情報を含むパケットが、いずれかの演奏装置2a〜2cから受信されていない場合(ステップS104;N)、そこで処理は終了する。
【0038】
以上の実施例構成によれば、合奏用ミキシングサーバ1にインターネット100を介してつながっている各演奏装置2a〜2cは、ネット合奏モードが選択されている場合、自分の演奏情報が一旦該合奏用ミキシングサーバ1に送られて、そこでミキシング回路150により他の演奏装置の演奏情報とミキシングされてから、各演奏装置2a〜2cに戻されそこで楽音として出力されることになるため、インターネット100上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0039】
(実施例2)
図5は、ネット合奏モードが選択され且つアンサンブル演奏対象となる相手側の演奏装置が特定されている電子ピアノなどの演奏装置3a及び3b間で、インターネット100を介して互いに接続され、これらの演奏装置間でアンサンブル演奏を行う場合の構成を示す説明図である。
【0040】
これらの演奏装置3a及び3bの構成は、図6に示すように、基本的に全実施例構成と変わらない構成を有しているので、その詳細な説明は省略する。ただしこれらの構成に基づいて構築される本実施例の機能ブロック構成は、図7に示すようになっている。
【0041】
本実施例に係る各演奏装置3a及び3bの構成は、インターネットの通信遅延時間の測定を行う遅延時間測定部30と、自己の演奏装置の演奏情報を、他の演奏装置にそのまま送信する送信部31と、他の演奏装置からの演奏情報を受信する受信部32と、測定された遅延時間に基づき自己の演奏情報を遅延させると共に、他の演奏装置から受信された演奏情報とのミキシングを行うミキシング部33と、ミキシングされた演奏情報に基づき、本演奏装置側に楽音を出力させる出力部34とを備えている。
【0042】
上記遅延時間測定部30は、上記ネット合奏モード時に、ROM320にある制御プログラムを読み込んだCPU310により、通信部360から相手側の演奏装置に向けて所謂「ping」信号を出力し、その応答信号を受けるまでの戻り時間を測定して、その戻り時間から遅延時間を算出する(信号の出力から上記戻り信号があるまでの時間の半分が遅延時間として算出される)構成であり、その遅延時間は後述するミキシング部33に出力される。尚、相手側の演奏装置が複数あって、夫々に対する応答時間に差異がある場合は、これらの平均値をとって、遅延時間とすれば良い。
【0043】
上記送信部31は、同じくネット合奏モード時に、鍵盤部350のスキャンを行う鍵盤スキャン回路351から検出された自己の演奏情報を、CPU310の指示により、通信部360を介して、他の演奏装置にそのまま送信する構成である。
【0044】
上記受信部32は、同じくネット合奏モード時に、相手側の演奏装置からの演奏情報を通信部360が受けた場合に、CPU310の指示により、後述するミキシング部33に出力する構成である。
【0045】
上記ミキシング部33は、ネット合奏モード時に、ROM320にある該モード用のアプリケーションプログラムを読み込んだCPU310により、鍵盤部350の押鍵操作をスキャンする鍵盤スキャン回路351から検出された自己の演奏情報を、RAM330上に作成されたバッファ領域に格納した後、上記遅延時間測定部30で測定された遅延時間分だけ遅延させてから出力し、受信部32で受けた相手側演奏装置の演奏情報とミキシング処理(加算処理)する構成である。
【0046】
上記出力部34は、これらの演奏装置3a及び3bの楽音発生回路370、D/A変換回路371及びサウンドシステム372で構成されており、ネット合奏モード時には、ミキシング部33でミキシングされた演奏情報に基づき、楽音を出力させる構成である。
【0047】
図8は、上記演奏装置3a及び3bでネット合奏モードが選択され、さらにアンサンブル演奏を行う相手側の他の演奏装置が選択された場合(各演奏装置3a及び3bから受信されるステータス情報で判別される)における夫々の演奏装置3a・3bの処理フローを説明するフローチャートである。
【0048】
夫々の演奏装置3a及び3bでネット合奏モードが選択され、さらにアンサンブル演奏を行う相手側の他の演奏装置が選択された後、これらの演奏装置3a及び3bでは、上記遅延時間測定部30により、ping信号が出力され、遅延時間が測定され(ステップS201)、RAM330上に格納される(ステップS202)。
【0049】
次に演奏情報の入力があるか否かがチェックされ(ステップS203)、該入力がなければ(ステップS203;N)、以上のチェックを繰り返す。
【0050】
反対に演奏情報の入力があれば(ステップS203;Y)、それが自己の演奏情報の入力か否かがチェックされる(ステップS204)。自己の演奏情報の入力でなければ(ステップS204;N)、アンサンブル演奏の相手側の演奏情報であり、後述するステップS209に移行する。
【0051】
反対に自己の演奏情報の入力であれば(ステップS204;Y)、RAM330でバッファ領域が確保され、そこにその演奏情報が格納される(ステップS205)。
【0052】
そして時間が計測され(ステップS206)、遅延時間分経過したか否かがチェックされる(ステップS207)。遅延時間分経過していなければ(ステップS207;N)、上記ステップS206に戻り、以上の処理を繰り返す。
【0053】
反対に遅延時間分経過すれば(ステップS207;Y)、バッファ領域に格納されている自己の演奏情報が出力される(ステップS208)。
【0054】
さらに上記ミキシング部33により、自己の演奏情報と相手側の演奏情報とのミキシング処理がなされる(ステップS209)。
【0055】
そして該ミキシング部33から出力部34にミキシング処理された演奏情報が転送され、該出力部34により、楽音として出力される(ステップS210)。
【0056】
その後次の演奏情報の入力があるか否かがチェックされ(ステップS211)、次の演奏情報の入力があれば(ステップS211;Y)、上記ステップS204に移行して、以上の処理を繰り返す。反対に次の演奏情報の入力がなければ(ステップS211;N)、処理を終了する。
【0057】
以上詳述した本実施例構成によれば、自己の演奏装置3a又は3bと他の演奏装置3b又は3aとのアンサンブル演奏を始める前に、遅延時間測定部30により、インターネット100を介して相手側の演奏装置へ転送される情報の通信遅延時間が測定され、自己の演奏情報は、送信部31により他の演奏装置にそのまま送られ、他の演奏装置からの演奏情報も受信部32によりそのまま受信される(他の演奏情報は元々上記遅延時間分だけ遅延して受信される)。そして上記ミキシング部33により、上記測定遅延時間分だけ自己の演奏情報が遅延せしめられ、上記遅延時間分だけ遅延して受信された他の演奏装置の演奏情報とミキシングされてから、出力部34により楽音として出力されることになる。従ってこのような構成でも、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することが可能となる。
【0058】
尚、本発明の合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1及び請求項2記載の合奏用ミキシングサーバ及び合奏用演奏装置によれば、ネット上における他の演奏装置と自己の演奏装置の夫々の間で演奏情報到達遅延が連鎖する悪循環を断つことができ、他の演奏装置との同期を図って、合奏することができるようになるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネット100を介して電子ピアノなどの演奏装置2a〜2cが、合奏用ミキシングサーバ1と接続され、これらの演奏装置2a〜2c間でアンサンブル演奏処理が行われる場合の全体の構成を示す説明図である。
【図2】合奏用ミキシングサーバ1の基本回路構成を示す説明図である。
【図3】各演奏装置2a〜2cの基本回路構成を示す説明図である。
【図4】合奏用ミキシングサーバ1の処理フローを説明するフローチャートである。
【図5】演奏装置3a及び3b間で、インターネット100を介して互いに接続され、これらの演奏装置間でアンサンブル演奏を行う実施例2の構成を示す説明図である。
【図6】演奏装置3a及び3bの基本回路構成を示す説明図である。
【図7】演奏装置3a及び3bの機能ブロック構成を示す説明図である。
【図8】演奏装置3a及び3b間でアンサンブル演奏が行われる場合の各装置3a・3bの処理フローを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 合奏用ミキシングサーバ
2a〜2c、3a、3b 演奏装置
30 遅延時間測定部
31 送信部
32 受信部
33 ミキシング部
34 出力部
100 インターネット
101、201、301 システムバス
110、210、310 CPU
120、220、320 ROM
130、230、330 RAM
131 外部記憶装置
140 受信バッファ
141 ミキシングデータバッファ
150 ミキシング回路
160、260、360 通信部
240、340 パネル
241、341 パネルスキャン回路
250、350 鍵盤部
251、351 鍵盤スキャン回路
270、370 楽音発生回路
271、371 D/A変換回路
272、372 サウンドシステム
280、380 MIDIインターフェース
Claims (2)
- ネットを介して複数の演奏装置とつながれる合奏用ミキシングサーバであって、
該ミキシングサーバによって、各演奏装置から夫々の演奏情報が受信されると共に、そこでこれらの演奏情報のミキシングが行われ、ミキシングされた演奏情報が各演奏装置に送信されて、これらの演奏装置からミキシングされた演奏情報に基づく楽音が同時に出力せしめることを可能にしたことを特徴とする合奏用ミキシングサーバ。 - ネットを介して1以上の他の演奏装置と通信可能な演奏装置であって、
該演奏装置には、演奏情報を生成する演奏構成を備える他に、
ネットの通信遅延時間の測定を行う遅延時間測定手段と、
自己の演奏情報を、他の演奏装置にそのまま送信する送信手段と、
他の演奏装置からの演奏情報を受信する受信手段と、
測定された遅延時間に基づき自己の演奏情報を遅延させると共に、他の演奏装置から受信された演奏情報とのミキシングを行うミキシング手段と、
ミキシングされた演奏情報に基づき、本演奏装置側に楽音を出力する出力手段と
をさらに備えることを特徴とする合奏用演奏装置。
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