JPH057243Y2 - - Google Patents

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JPH057243Y2
JPH057243Y2 JP1989118678U JP11867889U JPH057243Y2 JP H057243 Y2 JPH057243 Y2 JP H057243Y2 JP 1989118678 U JP1989118678 U JP 1989118678U JP 11867889 U JP11867889 U JP 11867889U JP H057243 Y2 JPH057243 Y2 JP H057243Y2
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car body
shower
jet shower
cleaning
vehicle body
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車体の洗浄装置に関するものであ
る。
従来の技術 第4図に示すように、例えば自動車の車体の表
面処理工程では予め脱脂を行つた車体を脱脂槽
1、表面調整槽2、化成槽3へと浸漬させるもの
があり、脱脂槽1、表面調整槽2及び化成槽3で
は車体全体が処理液に浸漬されるようになつてい
る。
そして、表面処理が終わると車体は塗装工程の
電着塗装槽4へと送られる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のフルデイプ方式を採
用すると、単に車体全体を処理液に浸漬するに過
ぎなかつたため、溶接工程等のメタル工程で車体
に付着した鉄粉、溶接カス等の異物が十分に除去
されず、電着塗装槽4まで持ち込まれてしまう。
したがつて、異物が付着した状態で電着塗装を行
うとH2ガスの気泡により異物が浮き上がり、車
体外面に付着し、塗装品質が低下するという問題
がある。
とりわけ、車体強度を高めるため車体の溶接部
位が増加する傾向にある現状では、溶接後の仕上
加工において生じた鉄粉の量が増加し、塗装品質
の維持が困難なものとなつてきている。
そこで、この考案は、メタル工程における鉄
粉、溶接カス等の異物を効率良く除去できる車体
の洗浄装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 電着塗装前における表面処理工程の上流側に予
備洗浄槽が設けられ、予備洗浄槽には次の表面処
理工程へ車体を搬送する際に車体後部を下方に傾
斜させる搬送通路が設けられた車体の洗浄装置で
あつて、予備洗浄槽に車体の下側部分が漬かる洗
浄水が収容されると共に予備洗浄槽には、車体の
上部に高圧の洗浄水を吹き付ける上部ジエツトシ
ヤワーと、上部ジエツトシヤワーより下流側に配
置され車体の側部に高圧の洗浄水を吹き付ける側
部ジエツトシヤワーと、側部ジエツトシヤワーよ
り下流側に配置され、後部が下方に傾斜した状態
の車体の室内側フロア面に多量の洗浄水を放出す
るフラツドシヤワーとが設けられている。
作 用 下側部分まで洗浄水に漬かつた状態で予備洗浄
槽を移動しながら車体の下部は洗浄される。そし
て、その状態で車体の上部と側部とに上部ジエツ
トシヤワー及び側部ジエツトシヤワーによつて高
圧の洗浄水が吹き付けられて異物が洗い流され、
更に搬送通路によつて表面処理工程に向かいなが
ら後部が下方に傾斜した状態の車体にフラツドシ
ヤワーから室内側フロア面に多量の洗浄水が放出
され、溢れ出る洗浄水といつしよに異物が洗い流
される。
実施例 以下、この考案の1実施例を図面と共に説明す
る。
第3図に示すように、自動車の車体はメタル工
程の後に表面処理工程へ送られ、表面処理工程が
終わると、塗装工程へと送られる。
上記表面処理工程には、上流側の予備脱脂を兼
ねた予備洗浄槽5と脱脂槽6と表面調整槽7と下
流側の化成槽8が順次配置され、表面処理工程の
上流側に設置した予備洗浄槽5ではメタル工程に
おいて車体に付着した、鉄粉、溶接カスを除去す
るようになつている。
上記予備洗浄槽5は具体的には第1,2図に示
すように、搬送通路9の途中に設けられたもので
あつて、オーバヘツドコンベア10で吊下された
車体11の下側部分が漬る程度に脱脂性を有する
洗浄水12が収容されている。
ここで、上記搬送通路9は予備洗浄槽5、脱脂
槽6、表面調整槽7及び下流側の化成槽8へと配
設されているが、図1に予備洗浄槽5を例にして
示すように、搬送通路9は予備洗浄槽5等の底部
形状に沿つて配設されているため、予備洗浄槽5
の上流側では車体11は前部が下方に傾斜した状
態となり、予備洗浄槽5の下流側では車体11は
後部が下方に傾斜した状態となる。
また、車体11の上部と側部とに向かつて洗浄
水12を吹き付ける上部ジエツトシヤワー13、
側部ジエツトシヤワー14(水スプレー(20〜40
/分)にエア圧(2〜4Kg/cm2)をかけたも
の)が各々予備洗浄槽5の下流側であつて上部と
側部とに配置されている。尚、車体11の側部に
洗浄水12を吹き付ける側部ジエツトシヤワー1
4は上部ジエツトシヤワー13よりも下流側に配
置されている。
更に、側部ジエツトシヤワー14よりも下流側
には車体11の側方に設けられた開口部から車体
11の室内側のフロア面に多量の洗浄水12を放
出するフラツドシヤワー15(100/分ノズル)
が予備洗浄槽5の側部に配置されている。
ここで、上記フラツドシヤワー15によつて洗
浄される車体11は搬送通路9に沿つて車体後部
が下方に傾斜した状態となつている。
そして、上記上部ジエツトシヤワー13、側部
ジエツトシヤワー14及びフラウドシヤワー15
は予備洗浄槽5内の洗浄水12を吸い込むポンプ
16に配管17で接続されており、ポンプ16の
吐出側には遠心分離型のセパレータ18が設けら
れ、洗浄水12中の異物、即ち鉄粉あるいは溶接
カス等を除去すると共に、上部ジエツトシヤワー
13、側部ジエツトシヤワー14及びフラツドシ
ヤワー15へ送られる洗浄水12の洗浄化を図つ
ている。尚、19はエアーノズルを示す。
上記実施例の洗浄装置によれば、オーバヘツド
コンベア10でメタル工程からは搬送通路9を移
動してきた車体11はその下側部分が洗浄水12
中に漬かつた状態となる。これによつて車体11
のフロアより下の部位の洗浄がなされる。
一方、上部ジエツトシヤワー13によつて車体
外面の上部が洗浄されて移動し、下流側の側部ジ
エツトシヤワー14によつて車体外面の側部が洗
浄され車体外面に付着した鉄粉等が除去される。
そして、フラツドシヤワー15によつて放出さ
れる洗浄水12によつて車体フロア周辺の鉄粉等
が攪拌され、車体11の外側へ溢れ出す多量の洗
浄水12と共にこの鉄粉等が車体11の外側、即
ち予備洗浄槽5へ溢れ出るのである。このとき、
車体11は後部が下方に傾斜しているため洗浄水
12は車体後部からスムーズに流れ出る。
また、洗浄が行われることによつて洗い流され
た鉄粉等は収容された洗浄水12内に残留する
が、洗浄水12と共にポンプ16で吸い込まれセ
パレータ18によつて分離除去される。したがつ
て、上部ジエツトシヤワー13、側部ジエツトシ
ヤワー14及びフラツドシヤワー15から車体1
1に供給される洗浄水12の洗浄度は十分に維持
されるのである。
このように、車体11の一部を洗浄水12に漬
けると共に上部ジエツトシヤワー13、側部ジエ
ツトシヤワー14及びフラツドシヤワー15によ
る洗浄を組み合わせ、かつ異物除去のためのセパ
レータ18により効果的に洗浄水12の洗浄度を
保ちつつ車体11の洗浄を行うのである。
そして、確実に異物が除去されるため、従来の
ように塗装工程においてH2ガスの気泡により異
物が浮き上がり塗装品質の低下を招くようなこと
がなくなる。
更に、予備洗浄槽5を浅くして少ない洗浄水1
2で車体11の洗浄ができるし、洗浄水12を再
循環して利用できることから、経済的な装置にす
ることができる。
尚、この考案は上記実施例に限られるものでは
なく、例えば、洗浄水に界面活性剤を混合するこ
とにより、更に異物の除去効率を高めるようにし
ても良い。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、予
備洗浄槽内に収容された洗浄水によつて搬送通路
に沿つて移動する車体の下側部分を洗浄しつつ、
車体外面を上部及び側部のジエツトシヤワーで洗
浄し、かつ車体後部を下方に傾斜した状態で車体
の室内側フロア面をフラツドシヤワーで洗浄する
ため車体内外に付着した鉄粉等の異物を確実に外
側に流して除去することができ、したがつて、こ
れらの異物が原因となつて生ずる塗装不良がなく
なり、塗装品質を高めることができる。また、少
ない洗浄水で車体の洗浄ができ、経済的な装置に
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の実施例を示し、第1図
は全体構成図、第2図は要部斜視図、第3図は工
程説明図、第4図は従来の工程説明図である。 5……予備洗浄槽、9……搬送通路、11……
車体、12……洗浄水、13……上部ジエツトシ
ヤワー、14……側部ジエツトシヤワー、15…
…フラツドシヤワー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電着塗装前における表面処理工程の上流側に予
    備洗浄槽が設けられ、予備洗浄槽には次の表面処
    理工程へ車体を搬送する際に車体後部を下方に傾
    斜させる搬送通路が設けられた車体の洗浄装置で
    あつて、予備洗浄槽に車体の下側部分が漬かる洗
    浄水が収容されると共に予備洗浄槽には、車体の
    上部に高圧の洗浄水を吹き付ける上部ジエツトシ
    ヤワーと、上部ジエツトシヤワーより下流側に配
    置され車体の側部に高圧の洗浄水を吹き付ける側
    部ジエツトシヤワーと、側部ジエツトシヤワーよ
    り下流側に配置され、後部が下方に傾斜した状態
    の車体の室内側フロア面に多量の洗浄水を放出す
    るフラツドシヤワーとが設けられていることを特
    徴とする車体の洗浄装置。
JP1989118678U 1989-10-09 1989-10-09 Expired - Lifetime JPH057243Y2 (ja)

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JP2008138559A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Nidec Copal Corp ブロア型ファンモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033396A (ja) * 1983-08-05 1985-02-20 Mazda Motor Corp 自動車車体の化成処理後の乾燥方法
JPS6226457U (ja) * 1985-07-27 1987-02-18

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