JPS6033396A - 自動車車体の化成処理後の乾燥方法 - Google Patents
自動車車体の化成処理後の乾燥方法Info
- Publication number
- JPS6033396A JPS6033396A JP14326583A JP14326583A JPS6033396A JP S6033396 A JPS6033396 A JP S6033396A JP 14326583 A JP14326583 A JP 14326583A JP 14326583 A JP14326583 A JP 14326583A JP S6033396 A JPS6033396 A JP S6033396A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- body parts
- car body
- drying
- treatment
- spray
- Prior art date
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、塗装前処理としての化成処理を行った後の自
動車車体部品の乾燥方法に関する。
動車車体部品の乾燥方法に関する。
(従来技術)
自動車車体部品の塗装前処理として、湯洗、脱脂処理の
後、リン酸亜鉛などの化成被膜を表面に形成する化成処
理が一般に行なわれる。この被膜は、素地の腐大防止及
び塗料の密着性を向上させるものとして有効であるが、
この後の水洗、水切υ乾燥工程における乾燥が不十分で
あると、車体部品における合わせ部、溝部などに水が残
シ、電着塗装の形成不良が生じたり、電着槽への入槽時
に塗装ムラ、すなわち、/・ツシュマークが生じたシす
る。
後、リン酸亜鉛などの化成被膜を表面に形成する化成処
理が一般に行なわれる。この被膜は、素地の腐大防止及
び塗料の密着性を向上させるものとして有効であるが、
この後の水洗、水切υ乾燥工程における乾燥が不十分で
あると、車体部品における合わせ部、溝部などに水が残
シ、電着塗装の形成不良が生じたり、電着槽への入槽時
に塗装ムラ、すなわち、/・ツシュマークが生じたシす
る。
しかし、上記乾燥を十分に行っても、下塗ルのための電
着塗装において、局部的に厚い塗膜をもった塗装ムシが
発生し、その塗装ムラが上塗シ塗妓のトうとして現れる
ことがあった。従来では、この塗装ムラを未然に防止す
る手段がなく、厚い塗膜を事後的に研磨処理によって除
去していた。
着塗装において、局部的に厚い塗膜をもった塗装ムシが
発生し、その塗装ムラが上塗シ塗妓のトうとして現れる
ことがあった。従来では、この塗装ムラを未然に防止す
る手段がなく、厚い塗膜を事後的に研磨処理によって除
去していた。
本発明者らは、上記塗装ムラが化成処理後の乾燥処理に
起因していることを突き止め、本発明を完成するに至っ
たものである。
起因していることを突き止め、本発明を完成するに至っ
たものである。
(本発明の目的)
従って、本発明の目的は、電着塗装における上記塗装ム
2の発生を未然に防止することができる化成処理後の乾
燥装置を提供することを目的とする。
2の発生を未然に防止することができる化成処理後の乾
燥装置を提供することを目的とする。
(本発明の構成及び効果)
本発明の上記目的は、以下の構成により達成することが
できる。すなわち、本発明は、表面に化成処理を施した
後、水洗し、乾燥し、その後電着塗装を行なう自動車車
体部品の処理方法において、前記水洗処理のうち最終ス
フ0レー処理を温水又は飽和水蒸気を用いて行い、その
後直接乾燥炉で熱風乾燥することを特徴とする。
できる。すなわち、本発明は、表面に化成処理を施した
後、水洗し、乾燥し、その後電着塗装を行なう自動車車
体部品の処理方法において、前記水洗処理のうち最終ス
フ0レー処理を温水又は飽和水蒸気を用いて行い、その
後直接乾燥炉で熱風乾燥することを特徴とする。
水洗後の乾燥工程で生じる一般的な現象として、乾燥工
程の比較的初期の段階で局部的に水膜が切れ、部分的に
乾燥した状態になる。この部分乾燥状態はある期間維持
され、その後残ヤの部分に乾燥が進行し始めると完全乾
燥に紋るまでの時間は比較的短い。この現象は、車体部
品の表面重度が一定渦度を越えたとき、急速に乾燥が進
行することに基づくと考えられる。本発明者らは、上記
部分乾燥状態における乾燥部と未乾燥部すなわち個れ部
との境界付近の電着塗膜厚さが他の部分よシ厚くなシ、
これが塗装ムラの原因になっていることを突き止めた。
程の比較的初期の段階で局部的に水膜が切れ、部分的に
乾燥した状態になる。この部分乾燥状態はある期間維持
され、その後残ヤの部分に乾燥が進行し始めると完全乾
燥に紋るまでの時間は比較的短い。この現象は、車体部
品の表面重度が一定渦度を越えたとき、急速に乾燥が進
行することに基づくと考えられる。本発明者らは、上記
部分乾燥状態における乾燥部と未乾燥部すなわち個れ部
との境界付近の電着塗膜厚さが他の部分よシ厚くなシ、
これが塗装ムラの原因になっていることを突き止めた。
したがって本発明は、この部分乾燥状態の発生を防ぐか
または、その状態の維持される時間を極力短縮するため
に、化成処理後の水洗処理の最終工程である最終スプレ
ー処理を温水又は飽和水蒸気を用いて行い、車体部品の
表面1品度を一定の渦度壕で予熱件名するとともに、そ
の後、直接乾燥炉で一気に熱風乾燥するようにしている
。これによって、車体部品の表面湯度を刷れた状態で所
望の温度まで予熱昇温することができ、上記部分乾燥状
態の発生あるいd継続を極力抑えつつ完全乾燥に到達さ
せることができる。最終スプレー処理によって車体部品
表面は、30℃以上に昇温されることが望ましく、それ
を達成するためスプレー処理は以下の条件で行なわれる
。
または、その状態の維持される時間を極力短縮するため
に、化成処理後の水洗処理の最終工程である最終スプレ
ー処理を温水又は飽和水蒸気を用いて行い、車体部品の
表面1品度を一定の渦度壕で予熱件名するとともに、そ
の後、直接乾燥炉で一気に熱風乾燥するようにしている
。これによって、車体部品の表面湯度を刷れた状態で所
望の温度まで予熱昇温することができ、上記部分乾燥状
態の発生あるいd継続を極力抑えつつ完全乾燥に到達さ
せることができる。最終スプレー処理によって車体部品
表面は、30℃以上に昇温されることが望ましく、それ
を達成するためスプレー処理は以下の条件で行なわれる
。
スプレー水温 ヶθ〜50℃
スプレー時間 70〜.20秒
スプレー量 コθQl/min
また、熱風によって急速乾燥させる手段としては強制対
流を行なわせる直接乾燥炉が挙げられ、この直接乾燥炉
は、炉内雰囲気温度/10℃〜/Sθ℃、車体部品滞溜
時間8〜70分、対流流速6〜/ Om/secで運転
されることがWましい。
流を行なわせる直接乾燥炉が挙げられ、この直接乾燥炉
は、炉内雰囲気温度/10℃〜/Sθ℃、車体部品滞溜
時間8〜70分、対流流速6〜/ Om/secで運転
されることがWましい。
なお、スプレー処理を蒸気を用いて行う場合には、その
前に水でスプレーしておくことが望ましい。
前に水でスプレーしておくことが望ましい。
(実施例の説明)
(比較例)
自動車車体部品の塗装前処理を第1図に示すように行っ
た。まず車体部品の湯洗脱脂処理を行ない、つづいて水
洗した後、表面にリン酸亜鉛等の化成膜を形成する化成
処理を施した。
た。まず車体部品の湯洗脱脂処理を行ない、つづいて水
洗した後、表面にリン酸亜鉛等の化成膜を形成する化成
処理を施した。
化成処理後、ディンfmすなわち水タンクに車体部品を
浸漬して水洗するディップ操作を以下の条件で行った。
浸漬して水洗するディップ操作を以下の条件で行った。
(最終ディップ操作)
水 渦 S℃〜コθ℃
全没時間 2分間
タンク容量 70m
次に、車体部品を下記の条件でスプレー洗浄を行なった
。
。
水 温 3℃〜コθ℃
スプレー時間 70〜2θ秒間
スプレー量 200 l/min
次に第3図に示す直接乾燥炉で車体部品を乾燥した。第
3図を参照すれば、直接乾燥炉10の車体部品12の搬
送方向の両側壁面に沿って複数の噴出口14を備えたヘ
ッダー16.18が取付けられている。仁れらのヘッダ
ー16.18にはノ々−ナー22からの高温ガスが送風
ファン24によって送られ、ダク)26.2[1を介し
て供給されるようになっている。ダクト26.28には
ガス量を調整して炉内温度を制御するための調整弁32
.34がそれぞれ設けられている。また炉内に噴射され
た高温ガスは図示しないダクトによシ回収され再循環さ
ぜるようになっている。直接乾燥炉の運転条件は以下の
通りでおる。
3図を参照すれば、直接乾燥炉10の車体部品12の搬
送方向の両側壁面に沿って複数の噴出口14を備えたヘ
ッダー16.18が取付けられている。仁れらのヘッダ
ー16.18にはノ々−ナー22からの高温ガスが送風
ファン24によって送られ、ダク)26.2[1を介し
て供給されるようになっている。ダクト26.28には
ガス量を調整して炉内温度を制御するための調整弁32
.34がそれぞれ設けられている。また炉内に噴射され
た高温ガスは図示しないダクトによシ回収され再循環さ
ぜるようになっている。直接乾燥炉の運転条件は以下の
通りでおる。
雰囲気温度 //θ0〜/30℃
時間 5〜70分
風速 6〜/θm/IIQ e
雰囲気中の特定成分
CO・・・・・・ S〜10ppm
Nox−・3”J’ ppm (Max /!r pp
m)α °°°°゛° 数ppm 以上の処理によって得られた車体部品は電着塗装後にお
いて、電着塗膜表面にスジ状の段差が生じるという不具
合が発生した。このスジ状の段差は高さ/μ〜λμ、長
さ2關以上にわたるものであった。この例の条件は特に
冬期に普通に遭遇するもので、場所は主としてピンネッ
ト、ルーフ、トランクの部品に発生し易い。発生率は、
ボンネットを例にとれば、約/)0チのピンネットに上
記現象が見られた。
m)α °°°°゛° 数ppm 以上の処理によって得られた車体部品は電着塗装後にお
いて、電着塗膜表面にスジ状の段差が生じるという不具
合が発生した。このスジ状の段差は高さ/μ〜λμ、長
さ2關以上にわたるものであった。この例の条件は特に
冬期に普通に遭遇するもので、場所は主としてピンネッ
ト、ルーフ、トランクの部品に発生し易い。発生率は、
ボンネットを例にとれば、約/)0チのピンネットに上
記現象が見られた。
(実施例)
最終ディラグ操作までの操作は、上述の比較例と同様の
条件で行った。次に第2図に示すようにディップ4ff
20から引き上げられた車体部品を以下の条件で車体
部品のスプレー洗浄をスプレー装置30で行った。
条件で行った。次に第2図に示すようにディップ4ff
20から引き上げられた車体部品を以下の条件で車体
部品のスプレー洗浄をスプレー装置30で行った。
水 湛 ダS℃
スプレー時間 /θ〜コθ秒間
スプレー景 コθ(7//min
次に前述した直接乾燥炉10を用いて熱風乾燥した。乾
燥炉の運転条件は以下の通りである。
燥炉の運転条件は以下の通りである。
雰囲気篇度 730℃
車体部品滞溜時間 g分
対流流速 gm/IIeC
以上の処理によって得られた車体部品の電着塗装後の表
面における不具合の発生率はボンネットの場合10%以
下でおった。
面における不具合の発生率はボンネットの場合10%以
下でおった。
また、飽和水蒸気を用いた場合には6%以下であった。
これは、スプレー処理において車体表面湯度が上昇する
ため、塗装ムシの原因となる部分乾燥状態の発生又は継
続が有効に抑えられるためである。
ため、塗装ムシの原因となる部分乾燥状態の発生又は継
続が有効に抑えられるためである。
第1図は、塗装前処理の概略流れ図、
第2図は、本発明の実施例を示す概略図、第3図は、直
接乾燥炉の断面を示した概略図である。 符号の説明 10・・・直接乾燥炉、 12・・・車体部品、 20・・・最11i47′″イツゾ槽、22・・・バー
ナー、 24・・・送風ファン、 30・・・スプレー装置。 特許出願人 東洋工業株式会社 第11図 第3図 4
接乾燥炉の断面を示した概略図である。 符号の説明 10・・・直接乾燥炉、 12・・・車体部品、 20・・・最11i47′″イツゾ槽、22・・・バー
ナー、 24・・・送風ファン、 30・・・スプレー装置。 特許出願人 東洋工業株式会社 第11図 第3図 4
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 表面に化成処理を施した後、水洗し、乾燥し、その後電
着塗装を行なう自動車部品の処理方法において、 前記水洗処理のうち最終スプレー処理を臨水又は飽和水
蒸気を用いて行い、その後直接乾燥炉で熱風乾燥するこ
とを特徴とする自動車車体部品の乾燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14326583A JPS6033396A (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | 自動車車体の化成処理後の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14326583A JPS6033396A (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | 自動車車体の化成処理後の乾燥方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6033396A true JPS6033396A (ja) | 1985-02-20 |
Family
ID=15334719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14326583A Pending JPS6033396A (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | 自動車車体の化成処理後の乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033396A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0359369U (ja) * | 1989-10-09 | 1991-06-11 |
-
1983
- 1983-08-05 JP JP14326583A patent/JPS6033396A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0359369U (ja) * | 1989-10-09 | 1991-06-11 | ||
JPH057243Y2 (ja) * | 1989-10-09 | 1993-02-24 |
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