JPH0299173A - 水性塗料の塗装方法 - Google Patents

水性塗料の塗装方法

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JPH0299173A
JPH0299173A JP25149788A JP25149788A JPH0299173A JP H0299173 A JPH0299173 A JP H0299173A JP 25149788 A JP25149788 A JP 25149788A JP 25149788 A JP25149788 A JP 25149788A JP H0299173 A JPH0299173 A JP H0299173A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水希釈性の水性塗料を用いて2コトlベ一ク
方式により上塗り塗装を行う方法、即ち水性塗料の塗装
方法に関するものである。
(従来技術) 一般に、美的外観が重要視される自動車の外板等は、平
滑性、鮮映性、耐候性などの塗膜性能に優れた塗膜が形
成できる有機溶剤希釈型熱硬化性塗料で仕上げ塗装され
てきている。この塗装方式としては、着色塗料および(
あるいは)メタリック顔料を配合した有機溶剤希釈型熱
硬化性エナメル塗料を塗装し、風乾後有機溶剤希釈型熱
硬化性透明クリア塗料を塗り重ねて、両塗膜を同時に硬
化せしめる2コ一トlベーク方式が多用されてきている
ところが近年に至って、塗装外観向上の要求が更に強く
なるとともに、塗装作業環境における有機溶剤の揮発が
問題となってきつつあるところから、クリア塗料とのな
じみ性に優れ且つ有害揮発成分を有しない水希釈性の水
性ベース塗料を用いた2コ一トlベーク方式による上塗
り塗装が採用されるようになってきている(例えば、特
開昭62−193676号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、水希釈性の水性ベース塗料を用いて上塗り
塗装を行う場合、クリア塗装を行う前に水性ベース塗料
中に含まれる水分をある程度除去してやる必要があると
ころから、ベース塗装工程とクリア塗装工程との間に温
風乾燥炉等によるプレヒート工程を設けて、被塗装物の
塗膜からの水分除去が行なわれるのが通例である。とこ
ろが、プレヒート工程に設置される温風乾燥炉等は、装
置自体も大型であるとともに、消費される熱エネルギー
も大きいという問題があり、その小型化が省スペース、
省エネルギーを要求される塗装工程において解決を要す
る重要課題となってきつつある。
本発明方法は、上記の点に鑑みてなされたもので、ベー
ス塗装工程における塗料吹付時において、被塗装物に付
着する前の水性ベース塗料中からある程度の水分を飛ば
し得るようにし、以って次工程であるプレヒート工程の
短縮化を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための方法) 本発明では、上記課題を解決するための方法として、水
希釈性の水性ベース塗料を塗装するベース塗装工程、水
性ベース塗料中の水分を除去するプレヒート工程、クリ
ア塗料を塗装するクリア塗装工程および焼付乾燥工程を
順次配列してなる上塗り塗装工程により被塗装物に対し
て塗装を行う塗装方法に謹いて、前記ベース塗装工程に
おける水性ベース塗料を所定温度に加温した状態で被塗
装物に吹付けるようにしている。
上記した如く、ベース塗装工程における水性ベース塗料
を所定温度に加温した状態で被塗装物に吹付けるように
すれば、水性ベース塗料の表面張力が低下して、吹付時
における塗料の微粒化が促進されることとなり、被塗装
物へ付着する前に塗料中の水分がある程度蒸発気化され
ることとなる。
従って、次工程であるプレヒート工程において除去され
るべき水分量が少なくなるところから、プレヒート工程
の短縮化を図り得ることとなるのである。
(発明の効果) 本発明方法によれば、ベース塗装工程における水性ベー
ス塗料を所定温度に加温した状態で被塗装物に吹付ける
ようにしたので、水性ベース塗料の表面張力が低下して
、吹付時における塗料の微粒化が促進されることとなり
、被塗装物へ付着する前に塗料中の水分かある程度蒸発
気化されることとなる。従って、次工程であるプレヒー
ト工程において除去されるべき水分量が少なくなるとこ
ろから、プレヒート工程の短縮化、即ちプレヒート工程
における省スペース化および省エネルギー化を図り得る
という優れた効果がある。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を説
明する。
本実施例は、第2図図示の如き工程により行なわれる自
動車用ボディへの塗装における上塗り塗装方法にかかる
ものである。
一般に、自動車用ボディへの塗装工程は、下塗り塗装工
程A、中塗り塗装工程Bおよび上塗り塗装工程Cを順次
配備して行なわれる。
前記下塗り塗装工程Aは、防錆を目的として行う工程で
あり、公知の電着塗装法により行なわれる。
前記中塗り塗装工程Bは、下塗り面のピンホールや小さ
な凹凸を埋め、上塗り仕上がり外観向上のための表面調
整を行うとともに、外的衝撃に対する下塗り塗膜の保護
、上塗り塗膜を通過してくる水分の下への侵入防止、上
塗りと下塗りとの付着性の向上を図るために行なわれる
工程であり、エアスプレー法あるいは静電塗装法により
行なわれる。
前記上塗り塗装工程Cは、ベース塗装工程C1、プレヒ
ート工程Cts クリア塗装工程C3および焼付乾燥工
程C4からなる上塗り塗装ラインにより構成されており
、これらの工程間を被塗装物(即ち、乗用車用ボディ)
Wが搬送手段により適宜スピード(例えば、4n+/分
)で搬送されるようになっている。
前記ベース塗装工程CIにおいては、第1図図示の如く
、二つの自動塗装装置1.2による塗装と、作業者Mに
よる補正塗装とが行なわれるようになっている。
該ベース塗装工程C3において使用されるベース塗料は
、次のような成分組成を有する水性メタリックベース塗
料とされている。
水性アクリル樹脂ワニス(N V 30%)   12
5.0部樹脂ミクロゲル溶液 (ミクロゲル含有量20%)         12.
5部へキサトキシメチルメラミン(N V 100%)
12.5部アルミニウムペースト(アルミ含有量20%
)11.5部P−トルエンスルホン酸の ジメチルアミノエタノール塩20%水溶液 1.0部脱
イオン水               105.0部
ここで、前記水性アクリル樹脂ワニスとしては、メタク
リル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチルおよびアクリル酸を共重合し、ジメチル
アミノエタノールで中和して得られる水性ワニスが採用
されている。
しかして、このベース塗装工程CIにおいて、自動塗装
装置1.2に供給される水性ベース塗料は、予じめ所定
温度に加温されるようになっている。即ち、水性ベース
塗料が貯溜されているサーキュレーションクンク3を温
水タンク4によって所定温度(本実施例の場合、約30
℃)に加温するようにしている。このようにして加温さ
れた水性ベース塗料は、サーキュレーションタンク3と
自動塗装装置1.2との間の配管5を通る間に若干温度
低下するが、本実施例の場合、吹付時の塗料温度は、約
27℃となり、吹付時における塗料の微粒化促進による
水分の蒸発気化型を理想状態となし得る。つまり、水性
ベース塗料の加温による表面張力の低下によって、吹付
時における塗料の微粒化促進が図られるのであるが、温
度上昇による水分の蒸発が過度に進んだ場合における乾
き塗膜の形成(即ち、肌荒れ現象)を回避するためには
、前記の如く吹付時温度を約27℃とするのが望ましい
のである。ここで、吹付時塗料温度の上限許容範囲は、
50℃程度とされ、それ以上の温度の場合水分蒸発が進
み過ぎて乾き塗膜となる。また、吹付時塗料温度の下限
許容範囲は、20℃程度とされ、それ以下の温度の場合
、塗料の表面張力低下効果が薄れてしまう。なお、水性
ベース塗料を加温する方法としては、上記の如くサーキ
ュレーションタンク3を温水タンク4で加温する方法の
他に、サーキュレーションタンク3から自動塗装装置l
2へ通ずる配管5を温水ヒータ等により加温する方法を
用いることもできる。
さらに、本実施例においては、ベース塗装工程C1にお
いて、自動塗装装置1,2のそれぞれの直後にホットエ
アを吹き出すためのエアノズル6゜6・・が付設されて
いる。そして、該エアノズル6.6・・から吹き出され
るホットエアにより、自動塗装装置1.2によって被塗
装物W表面に形成された塗膜からの水分除去を促進する
ようにしている。
前記プレヒート工程C7においては、該プレヒート工程
C1に設置された温風乾燥炉7内を通過する過程で、前
記ベース塗装工程C1において被塗装物W表面に形成さ
れた水性メタリックベース塗膜中に含まれる水分の適量
が加温除去されるようになっている。なお、本実施例の
場合、前工程であるベース塗装工程C2において、塗料
吹付時にある程度の水分除去がなされているため、プレ
ヒート工程C1におけろ水分除去量が少なくてもよいこ
ととなり、プレヒート工程C2(即ち、温風乾燥炉7)
を短縮することができる。
前記クリア塗装工程C3においては、ベース塗装工程C
1にて水性メタリックベース塗膜が形成され、プレヒー
ト工程Ctにて水分の加温除去がなされた被塗装物Wに
対して、自動塗装装置8によるクリア塗装と、作業者M
による補正塗装とが行なわれるようになっている。
該クリア塗装工程C3において使用されろクリア塗料は
、次のような成分組成を有している。
アクリル樹脂ワニス(N V 50%)     70
.00部n−ブチルエーテル化メラミン    25.
00部アクリル系添加剤          0.15
部シリコン系添加剤          0.02部紫
外線吸収剤             1.00部ツル
ペッツ100           17.00部エク
ソン製ツルペッツ150      7.00部ここで
、前記アクリル樹脂ワニスとしては、スチレン、メタク
リル酸n−ブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチルおよびメタクリル酸を共重合さ
せてなるワニスが採用されている。
このクリア塗装工程C3におけるクリア塗装は、被塗装
物W表面のメタリックベース塗膜における水分量が極め
て良好な状態に調整されたものがプレヒート工程C2か
ら搬送されてくるようになっているため、極めて良好な
状態で行なわれることとなり、かくして得られた上塗り
塗膜は、極めて優れた美観を呈し且つ耐候性にも優れた
ものとなる。
前記焼付乾燥工程C4においては、公知の焼付乾燥炉(
図示省略)による塗膜焼付が行なイつれる。
上記した如く、本実施例によれば、ベース塗装工程C1
の自動塗装装置1.2に供給される水性ベース塗料を予
じめ所定温度(例えば、30℃)に加温するようにして
いるため、水性ベース塗料の表面張力が低下せしめられ
ることとなり、吹付時における塗料の微粒化が促進され
る結果、被塗装物Wへ付着する前に塗料中の水分の所定
量が蒸発気化することとなる。また、本実施例では、被
塗装物Wに形成された水性ベース塗膜は、エアノズル6
゜6・・・からのホットエアによって加温され、余分な
水分の蒸発気化が促進される。従って、ベース塗装工程
C1を出る被塗装物Wに形成された水性ベース塗膜は、
ある程度水分を除去された状態のものとなるところから
、次工程であるプレヒート工程C2において除去される
べき水分量が著しく低減されることとなり、プレヒート
工程C7の短縮化を図ることが可能となるのである。つ
まり、塗装ラインにおける省スペース化、省エネルギー
化に大いに寄与することとなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に適用される上塗り塗装工程を示す
概略平面図、第2図は本発明方法が適用される塗装ライ
ンのブロック図である。 C・・・・・・・上塗り塗装工程 C1・・・・・・ベース塗装工程 ・プレヒート工程 ・クリア塗装工程 ・焼付乾燥工程 ・被塗装物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水希釈性の水性ベース塗料を塗装するベース塗装工
    程、水性ベース塗料中の水分を除去するプレヒート工程
    、クリア塗料を塗装するクリア塗装工程および焼付乾燥
    工程を順次配列してなる上塗り塗装工程により被塗装物
    に対して塗装を行う塗装方法であって、前記ベース塗装
    工程における水性ベース塗料を所定温度に加温した状態
    で被塗装物に吹付けるようにしたことを特徴とする水性
    塗料の塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276647A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Delta Kogyo Co Ltd 車両用シートバックのロック構造
DE102009059838A1 (de) * 2009-12-21 2011-06-22 Huf Hülsbeck & Fürst GmbH & Co. KG, 42551 Schlossanordnung, insbesondere für Türen und Klappen an Fahrzeugen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276647A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Delta Kogyo Co Ltd 車両用シートバックのロック構造
DE102009059838A1 (de) * 2009-12-21 2011-06-22 Huf Hülsbeck & Fürst GmbH & Co. KG, 42551 Schlossanordnung, insbesondere für Türen und Klappen an Fahrzeugen

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