JPH01203081A - 塗膜形成方法 - Google Patents

塗膜形成方法

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JPH01203081A
JPH01203081A JP2739988A JP2739988A JPH01203081A JP H01203081 A JPH01203081 A JP H01203081A JP 2739988 A JP2739988 A JP 2739988A JP 2739988 A JP2739988 A JP 2739988A JP H01203081 A JPH01203081 A JP H01203081A
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JP
Japan
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paint
coated
coating
coat
wet
Prior art date
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Pending
Application number
JP2739988A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Aoyama
武史 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塗膜形成方法に関し、さらに詳しくは塗面平滑
性に優れた塗装仕上げが可能で、特に自動車の塗装に好
適な塗膜形成方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、加熱乾燥形塗料における2コート・1ベーク塗装
方法(2種類の塗料をウェット−オン・ウェットで塗装
し、両塗膜を同時に硬化させる塗膜形成方法)において
塗装終了後、焼付けを行なうまでのセツティング工程と
して通常5〜10分間程分間室温に放置することが一般
になされている。
上記、2コート・lベーク塗膜形成方法における代表的
な塗装系はベースコート(下層)にメタリック塗料を用
い、トップコート(上層)にクリヤ塗料を使用したもの
である。この方法において仕上り塗面の平滑性について
みると、セツティング時および加熱初期において被塗物
の水平面では塗着した塗料膜は重力により流展し、平滑
になりやすいが、垂直面では、塗着した塗料がタレ(s
agging)やすいため塗料膜は大きなタレに到らな
いまでも微小のタレを生じる。この微小タレが垂直面の
塗面に微小の凹凸を生じせしめ平滑性を欠くという問題
があった。
2コート拳1ベーク塗膜形成方法の代表的な塗装系とし
て、下層にメタリック塗料(ベースコート)を用い、上
層にクリヤー塗料(トップコート)を用いた場合、ベー
スコートが十分に粘度が高くなってからトップコートを
塗装しなければ下層と上層膜の境界では混層が生じ、仕
上りを低下せしめるのが一般である。
通常、ベースコートが塗装されてから、室温で3〜5分
間放置し、トップコートが塗装されるので、ベースコー
トは3〜5分間の放置時間で十分に粘度が高くなる必要
があり、ベースコートは塗着直後の粘度が高くなるよう
に設定されているのが一般である。したがってベースコ
ートは塗n々面が平滑になりに〈〈微小な凹凸の塗面と
なる。この上にトップコートを塗装した場合、垂直面で
は、トップコートの微小のタレ(ズレ)はベースコート
の凹凸にひっかかり、−様なズレとならずにトップコー
トの塗面に不均一な凹凸を作り、仕上り外観を低下せし
める。このように2コート−1ベータ特有の問題がある
また、2コート・1ベーク塗装におけるセツティング時
にタレを抑制するために50〜80℃程度の雰囲気下で
セツティングする方法が知られているが、この方法にお
いても垂直被塗面の微小なタレの発生を抑える効果は小
さく、一般に普及していない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記のような2コート・1ベーク塗膜形成方
法において、垂直被塗面における微小なタレを防止し、
垂直面の塗面平滑性の優れた塗装仕上げをすることを目
的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成する塗膜形成方法を開発す
べく鋭意研究の結果、セツティング時に未乾燥塗面に空
気を吹き付け、その塗面の表層における溶剤の揮散を促
進させることにより塗料膜の粘度上昇速度を速くせめる
ことができタレを抑制できる効果を見い出し本発明に到
達した。
すなわち本発明は、被塗物に、液状の塗料をウェット・
オン・ウェットで2層に塗装しセツティング後、該2層
の塗膜を同時に硬化させる2コート舎1ベーク塗膜形成
方法において、該セツティング時に垂直被塗面に空気を
吹付ることを特徴とする塗膜形成方法に関する。
従来、2コート・1ベーク塗膜形成方法において、塗装
終了後、焼付けまでのセツティング時間は一般に5〜1
0分間程度であり、本発明においては、このセツティン
グ時間中に垂直被塗面に空気を吹付けるものであるが、
同時に水平被塗面に空気を吹付けてもよい。
垂直被塗面への空気の吹付けは塗装終了後、できるだけ
早い時期に行なうことがタレ抑制の点で好ましい。
空気の吹付は条件としては、垂直被塗面への風速を1 
m/sec 〜50m/see 、さらには10 m/
sec 〜30m/secの範囲内とすることが好まし
い。ここで「垂直被塗面への風速」とは、被塗物を除去
した場合に、被塗物の垂直被塗面のあった場所での風速
を意味する。
垂直被塗面への風速が、上記範囲より低いと塗料膜の粘
度上昇が低く、タレ抑制効果が充分でなくなる傾向があ
り、一方、風速が高いと、塗料膜が風圧によって移動し
て波状のヨリなどを発生するおそれがある。
吹付は空気の温度としては、室温以上の温度が用いられ
、10〜70°C1さらには20〜60℃の範囲内が望
ましい。温度が高いほうが溶剤の揮発に有効ではあるが
、70℃を超えるとウニy )塗膜全体の温度が上がる
ことにより塗膜の粘度を下げるために逆にタレを生じや
すく、また上層と下層の塗膜の混層を生じ、仕上りが低
下する傾向がある。一方、10’O未満では溶剤を揮発
させる効果が小さく実用的でなくなる。
また、吹付は空気の向きは、垂直被塗面に空気が吹付け
られればいずれの向きでも使用できるが、垂直被塗面に
対し、下から上向き(重力に逆らう方向)になる方向が
タレ抑制効果の点からより好ましい。
本発明における「垂直被塗面」とは、鉛直方向から0〜
45°の範囲の角度をな十被塗面を意味する。
また空気の吹付は時間は、セツティングの時間の全部ま
たは一部であってよく、20秒以上、さらには1分以内
の時間が好ましい。
本発明方法における液状の塗料とは、公知の任意の液状
の塗料、例えばポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、
エポキシ樹脂系、ポリウレタン樹脂系などを塗膜主要素
とする熱硬化型または強制乾燥型塗料(エナメルもしく
はクリヤ)を使用することができ、無機又は有機の着色
顔料、金属性または非金属性箔状顔料、防錆顔料、体質
顔料、その他の公知の塗料添加剤を含有することができ
る。また塗料の型体としては、有機溶剤溶液型、非水分
散型(NAD)、水溶性型、水分散型および粉体スラリ
ー型のものが使用できる。
上記の液状塗料を被塗物にウェットΦオン・ウェットで
2層に塗装するが、本発明における「ウェットン・オン
・ウェットで2層に塗装する」とは、下層塗膜が未硬化
(半硬化をも意味する)の状態の上に上層塗料を塗装す
ることを意味する。
本発明においてウェット−オン・ウェットで塗装する下
層塗膜と上層塗膜の組合せは、例えば、下塗〜下塗、下
塗〜中塗、中塗〜中塗、下塗〜上塗、中塗〜上塗、上塗
〜上塗などのいずれの塗装組合せにも適用可能である。
更に具体的に例示すれば、塗膜性能に侵れた美粧仕上げ
用の上塗〜上塗の組合せにおいて、下層に金属性または
非金属性箔状顔料および必要に応じて着色顔料、添加剤
などを配合した上塗塗料を塗装し、ついで、上層に透明
(クリヤ)ないし低顔料濃度のもの、すなわち樹脂10
0重量部に対し着色顔料、必要に応じて金属性または非
金属性箔状顔料0〜50重量部を配合した上層塗料を塗
装する場合の塗装仕上げとして好適である。
この場合、上層塗料に用いる樹脂は下層塗料に用いる樹
脂と同一組成のものに限られず、必要に応じて組成また
は配合を異にするものでもよい。
本発明の一実施態様を自動車ポデーの上塗の2コート・
1ベーク塗膜形成方法を例にとって以下に説明する。
自動車ポデーの塗装に本発明の塗膜形成方法を適用する
場合には、鋼板(例えば冷延鋼板)をリン酸塩系表面処
理(例えばリン酸亜鉛系)した後、電着プライマー、必
要に応じて中塗塗料を塗装して防食性を強めた自動車ポ
デー材を被塗物として用いることが好ましい。
このポデー材に、例えば、下層に液状の熱硬化型アミノ
アクリル樹脂メタリックエナメルを、素地が完全に隠ぺ
いするまで乾燥膜厚が10〜30声程度塗装後、室温に
2〜5分間放置し、ついで上層に液状の熱硬化型アミノ
アクリル樹脂クリヤを乾燥膜厚が10〜40g程度とな
るよう塗装した直後に、50℃、40%RHの空気の温
風を垂直被塗面に向けて、下方から10〜30m/se
cの風速で1分〜10分間吹付け、次いで80〜160
℃で15〜45分間硬化乾燥させた後室温迄冷却すると
、仕上り外観の優れた塗面が得られる。
本発明において塗料の塗装は、エアスプレー法、エアレ
ススプレー法、静電塗装法等を用いることができる。
上述の塗膜形成方法は自動車ポデーの塗装に限定される
ものではなく、その他の工業塗装品および一般塗装品に
も適用される。
[発明の効果] 本発明によって、2コート・1ベーク塗装方法における
被塗物垂直面の平滑性が向上する。
以下配合例、実施例および比較例を挙げて本発明を具体
的に説明する。なお、例中の部は重量部を表わす。
配合例1 アミノアクリル樹脂塗料         部ン樹脂液
(注2)          12.3オキサイドエロ
ー           0.1キジロール     
      15.2エチレングリコールモノ ブチルエーテル           3.8表面調整
剤(注4)          0 、3ioo、。
(注1) 三菱レイヨン会社製、商品名ダイアナールH
R−560、固形分50% (注2) 三井東圧化学会社製、商品名ニーパン20S
E、固形分60% (注3) 東洋アルミニウム会社製、商品名アルミベー
ストハイスパークルH3−2、固形分65% (注4) 信越化学工業会社製、商品名シリコンKF−
69 配合例2 アミノアクリル樹脂塗料         部ン樹脂液
(注6)          27.3石油炭化水素系
溶剤         2.2表面調整剤(注7)  
        0.5100.0 (注5) 三菱レイヨン会社製、商品名ダイアナールH
R500、固形分50% (注6) 三井東圧化学会社製、商品名ニーパン20S
E、固形分60% (注7) 信越化学工業会社製、商品名シリコンX−2
4−912 実施例および比較例 リン酸亜鉛系表面処理(日本パー力うイジング会社製、
ボンデライト#37)を施した300X300X0.8
mmの軟鋼板に、カチオン電着ブライマー(関西ペイン
ト会社製、商品名ニレクロン9600グレープライマー
)を約25pの膜厚に塗装し170℃30分焼付し、つ
いでアミノアルキド系シーラー(関西ペイント会社製、
商品名アミラックシーラー)を約251Lの膜厚に塗装
し140℃30分焼付したものを被塗物とした。この被
塗物に次の工程で塗装・焼付を行ない試片とした。
(1)メタリックエナメル塗装 配合例1のアミノアクリル樹脂塗料を粘度13〜15秒
(フォードカップNo、4.20℃以下の粘度秒数につ
いても同じ)に調整し、乾燥膜厚が15〜25JLにな
るようにエアスプレー塗りした。塗装後、室温(io’
c)で3分間中間セツティングを行なった。
(2)クリヤ塗装 配合例2めアミ/アクリル樹脂クリヤーを粘度25〜3
0秒に調整し、乾燥膜厚が30〜35ルになるようにエ
アスプレー塗りした。
(3)最終セツティング 被塗面を鉛直に保持し、第1表に示すとおりに空気吹付
は条件を設定した。なお、塗装終了時から空気吹付開始
までの経過時間は1分間とした。
また、最終セツティング時間(塗装終了〜焼付開始)は
7分間とした。
(4)焼付 140℃で30分間 (5)クーリング 5分間 得られた試片の塗膜外観を第1表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被塗物に、液状の塗料をウェット・オン・ ウェットで2層に塗装しセッティング後、該2層の塗膜
    を同時に硬化させる2コート・1ベーク塗膜形成方法に
    おいて、該セッティング時に垂直被塗面に空気を吹付け
    ることを特徴とする塗膜形成方法。
JP2739988A 1988-02-08 1988-02-08 塗膜形成方法 Pending JPH01203081A (ja)

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JP2739988A JPH01203081A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 塗膜形成方法

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JP2739988A JPH01203081A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 塗膜形成方法

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JPH01203081A true JPH01203081A (ja) 1989-08-15

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JP2739988A Pending JPH01203081A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 塗膜形成方法

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JP (1) JPH01203081A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0321376A (ja) * 1989-06-16 1991-01-30 Nippon Paint Co Ltd 塗膜の仕上げ方法
JP2001064546A (ja) * 1999-08-27 2001-03-13 Kansai Paint Co Ltd 塗膜形成方法
JP2001252611A (ja) * 2000-03-14 2001-09-18 Kansai Paint Co Ltd 塗装方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2001064546A (ja) * 1999-08-27 2001-03-13 Kansai Paint Co Ltd 塗膜形成方法
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