JPH057053Y2 - - Google Patents

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JPH057053Y2
JPH057053Y2 JP14686086U JP14686086U JPH057053Y2 JP H057053 Y2 JPH057053 Y2 JP H057053Y2 JP 14686086 U JP14686086 U JP 14686086U JP 14686086 U JP14686086 U JP 14686086U JP H057053 Y2 JPH057053 Y2 JP H057053Y2
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JP
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door
door frame
center
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door glass
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用ドアガラスの取付構造に関す
るものである。
(従来技術) 例えばハツチバツクタイプの自動車などでは、
一般に車体後部にも開口部を有し、該開口部には
上方側ルーフ後縁に対してヒンジ等で上下方向に
開閉可能に支持されたバツクドアが設けられてい
る(例えば実開昭60−76519号公報参照)。
そして、このようなバツクドアにおけるウイン
ド部のドアガラスの取付構造には、当該バツクド
アのドアフレーム(ウインドフレーム)の内周縁
にウエザストリツプ等のシールド部材を嵌装し、
該シールド部材によつて上記ドアフレームに対し
て直接固定するウインドシールド方式の他に、例
えばツードアタイプの自動車の後方側三角形状の
サイドウインド部などに多く採用されているよう
なスタツドボルトによる固定方式がある(例えば
実開昭55−175514号公報参照)。
このスタツドボルトによるウインドガラス固定
方式は、一般にウインドガラスが取付けられるべ
きウインドフレームの外周面にシーラ等の接着剤
を塗布するか、またはウエザストリツプを付設し
た上でその上方からウインドフレームを当接しス
タツドボルトによつて締結固定するように構成さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記のようなスタツドボルト固定方
式を採用した場合、次のような問題がある。
すなわち、例えば上述のバツクドアのように大
形のウインド部を有し、しかも当該ドアパネル自
体の固定部が上端側ヒンジ部と下端側ロツク部と
の相互に離間した2点のみであるような場合に
は、当該ドアの閉成時において、特に両側部のド
アフレーム部分が車体開口部両側部のリアピラー
後面に設けられているウエザストリツプによる押
圧力(バツクプレツシヤ)を受けて第4図に仮想
線で示すように後方に反り上る現象を生じる。し
かも、この現象は、上記バツクドアには、通常開
閉操作をスムーズにするためのステーダンパーが
両サイド中央部付近に枢着されていることもあ
り、特に支持剛性の低いドアフレーム中央部程円
弧状に大きく反り上る傾向があり、上下両端側に
比較し、特に中央部側ではドアガラスと車体側リ
アピラー部との間に大きな隙間が発生してしま
い、見苦しくなる問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題を解決することを目的と
してなされたもので、上端側が車体後部開口の上
方側ルーフ後縁部に対してヒンジ等で上下方向に
開閉可能に支持されるとともに両側部中央付近が
ステーダンパーを介して上記車体後部開口両側縁
部に支持されたバツクドアにおけるドアガラスで
あつて、上記バツクドアのドアフレームの外周面
に複数のスタツドボルトを介して当該ドアガラス
を固定するようにしてなる車両用ドアガラスの取
付構造において、上記各スタツドボルトの上記ド
アガラスと上記ドアフレームとの間にそれぞれス
ペーサが設けられており、且つ該スペーサはその
厚さが上記ドアフレームの中央部付近のものが両
端部側のものよりも薄く形成されてなるものであ
る。
(作用) 上記の手段によると、ドアガラスとドアフレー
ムとの間にそれらの間の間隙を一定に維持するた
めの複数のスペーサを設け、それらスペーサの厚
さをドアフレーム両端部側よりも中央部の方を薄
くしたので、上端側が車体後部開口の上方側ルー
フ後縁部に対してヒンジ等で上下方向に開閉可能
に支持されるとともに両側部中央付近がステーダ
ンパーを介して上記車体後部開口両側縁部に支持
されたバツクドアの閉成時において、先に述べた
ようなドアフレーム中央部の上方への反りが生じ
たとしてもドアガラス全体としての車体側との段
差は生じないようになる。その結果、見苦しさが
解消される。
(実施例) 第1図〜第5図は、本考案の実施例に係る車両
用ドアガラスの取付構造を示している。
先ず第5図において、符号1は、車体後部開口
4を有し、該車体後部開口4にバツクドア2を備
えた自動車を示している。
一方、符号3はルーフパネルであり、該ルーフ
パネル3の後端部7は、第1図に示すように下方
に向けて凹状に折り曲げられ、当該折り曲げ部分
上方には上記バツクドア2上端部の回動空間Sが
形成されている。上記バツクドア2は、当該上端
部の適宜個所をヒンジ15を介して上記ルーフパ
ネル3の後端部7上縁に枢着され、例えば図示0
点を回動中心として上下方向に開閉される。ま
た、上記ルーフパネル後端部7の上記折り曲げ部
下端はその縁部を上方に起立させることにより車
幅方向に延びる突出縁部(レインレール側縁部)
8が形成され、該突出縁部8にウエザストリツプ
9が嵌装されている。また、符号12は、上記車
体後部開口4の両側部に位置して上下方向に延び
る車体側リアピラー(具体的には、そのレインレ
ール側縁部)であり、該リアピラー12の後面に
も上記ウエザストリツプ9がエンドレス状態で延
設されている。
他方、上記バツクドア2は、ドアインナパネル
10およびドアアウタパネル11よりなり、周縁
部Fで両者が接合されることにより一体化されて
例えば図示のようなパネルドアを形成している。
そして、その上部側では、所定のウインド空間1
4を残して上記インナパネル10側が上記アウタ
パネル11側に相互の間に所定の内部空間を保つ
て所定角度で曲げられることにより閉断面構造の
ドアフレーム13を形成している。
上記ドアフレーム13は、上記周縁部Fの外周
面部13aに例えばシーラ等の所定のシールド部
材(図示省略)が付設されているとともに当該周
縁部Fには所定の間隔を保つて複数のスタツドボ
ルト挿通孔17,17…が形成されている(第3
図参照)。
一方、符号20は、上記バツクドア2の上記ド
アフレーム13に対し上述のウインド空間14を
覆う状態で取付けられるドアガラスであり、該ド
アガラス20の裏面側には上記ドアフレーム13
側のスタツドボルト挿通孔17,17…に対応し
てスタツドボルト18,18…が接合固定されて
いる。上記スタツドボルト18,18…は、例え
ば第3図に示すようにその基部側に略円錐台状の
ラバー部材よりなるスペーサ21を有するととも
に当該スペーサ21の先端側にボルト部螺条22
が突出した構造に形成されている。そして、上記
バツクドア2の両側部側ドアフレーム13のスペ
ーサ21,21…は、その厚さが両端側のものa
よりも中央部付近のものbの方が薄く形成されて
いる。
そして、上記ドアガラス20は、第2図のよう
なドアフレーム13との当接状態において、上記
ドアガラス20側のスタツドボルト18,18…
のボルト螺条部22を上記ドアフレーム13側の
スタツドボルト挿通孔17,17…に挿通し裏側
からナツト25,25…によつて締結することに
よつてシールド状態で固定される。
そして、該固定状態において、一般に上記バツ
クドア2は、その閉成時において、第4図に仮想
線で示すように車体との間に設けられたステーダ
ンパー27およびリアピラー12側に設けられた
ウエザストリツプ9のバツクプレツシヤPによつ
て先にも説明したように特に支持点のない上記中
央部付近aが円弧状に反り上る。しかし、本実施
例では、上述のようにスタツドボルト18,18
…に設けられた上記ドアフレーム13の中央部付
近aのスペーサ21,21…の厚さが両端側bの
ものよりも当該反り上り量を見込んで予め薄く形
成されているので同第4図に実線で示すように反
り上り後のドアガラス20とドアフレーム13と
の間隔を一定に保つことができるようになる。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、上端側が車
体後部開口の上方側ルーフ後縁部に対してヒンジ
等で上下方向に開閉可能に支持されるとともに両
側部中央付近がステーダンパーを介して上記車体
後部開口両側縁部に支持されたバツクドアにおけ
るドアガラスであつて、上記バツクドアのドアフ
レームの外周面に複数のスタツドボルトを介して
当該ドアガラスを固定するようにしてなる車両用
ドアガラスの取付構造において、上記各スタツド
ボルトの上記ドアガラスと上記ドアフレームとの
間にそれぞれスペーサが設けられており、且つ該
スペーサはその厚さが上記ドアフレームの中央部
付近のものが両端部側のものよりも薄く形成され
ていることを特徴とするものである。
すなわち、本考案では、ドアガラスとドアフレ
ームとの間にそれらの間の間隙を一定に維持する
ための複数のスペーサを設け、それらスペーサの
厚さをドアフレーム両端部側よりも中央部の方を
薄くしたので、上端側が車体後部開口の上方側ル
ーフ後縁部に対してヒンジ等で上下方向に開閉可
能に支持されるとともに両側部中央付近がステー
ダンパーを介して上記車体後部開口両側縁部に支
持されたバツクドアの閉成時において、既に述べ
たようなドアフレーム中央部の上方への反りが生
じたとしてもドアガラス全体としての車体側との
段差は生じないようになる。その結果、見苦しさ
が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る車両用ドアガ
ラスの取付構造を示す自動車バツクドア部の断面
図、第2図は、同実施例構造を示す自動車バツク
ドア部の背面図、第3図は、同実施例構造におけ
るドアフレームに対するドアガラス取付部の構造
を示す第2図A−A線拡大断面図、第4図は、上
記実施例構造の作用を説明するための自動車バツ
クドア部の第1図に対応する断面図、第5図は、
上記実施例における自動車の車体後部構造を示す
斜視図である。 1……自動車、2……バツクドア、3……ルー
フパネル、4……車体後部開口、9……ウエザス
トリツプ、13……ドアフレーム、13a……ド
アフレーム外周面部、17……スタツドボルト挿
通孔、18……スタツドボルト、20……ドアガ
ラス、21……スペーサ、25……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端側が車体後部開口の上方側ルーフ後縁部に
    対してヒンジ等で上下方向に開閉可能に支持され
    るとともに両側部中央付近がステーダンパーを介
    して上記車体後部開口両側縁部に支持されたバツ
    クドアにおけるドアガラスであつて、上記バツク
    ドアのドアフレームの外周面に複数のスタツドボ
    ルトを介して当該ドアガラスを固定するようにし
    てなる車両用ドアガラスの取付構造において、上
    記各スタツドボルトの上記ドアガラスと上記ドア
    フレームとの間にそれぞれスペーサが設けられて
    おり、且つ該スペーサはその厚さが上記ドアフレ
    ームの中央部付近のものが両端部側のものよりも
    薄く形成されていることを特徴とする車両用ドア
    ガラスの取付構造。
JP14686086U 1986-09-24 1986-09-24 Expired - Lifetime JPH057053Y2 (ja)

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JPS6351818U JPS6351818U (ja) 1988-04-07
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