JPH0569667A - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
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Abstract
耐可塑剤性を向上させる。 【構成】 支持体上に形成され、かつ電子供与性染料前
駆体と、これと加熱下に反応して、これを発色させる電
子受容性顕色剤とを含む感熱記録層を有する感熱記録材
料において、この感熱記録層中に、フェノール変性キシ
レン樹脂エポキシ化合物を含有させ、必要に応じて電子
受容性顕色剤として4,4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン、又はビス−(3−アリル−4−ヒドロ
キシフェニル)スルホンを用い、更に必要に応じて、感
熱記録層上に、水溶性高分子材料と顔料とを含有する保
護層を設ける。
Description
録材料に関するものである。
たはプラスチックフィルムなどからなるシート状支持体
上に、電子供与性ロイコ染料のような発色性染料前駆体
と、電子受容性のフェノール性化合物などのような顕色
剤と、接着剤とを主成分として含む感熱発色層を設けた
ものであって、これら染料前駆体と顕色剤とを、熱エネ
ルギーの存在下に反応させて発色記録画像を得ることが
できる。
熱するだけで発色画像が得られ、またこの記録装置を比
較的簡単にコンパクトなものにすることができるなどの
利点が高く評価され、ファクシミリや自動券売機、科学
計測器、CD/ATM、POSラベル用プリンターなど
各種情報記録方式として広範囲に利用されている。
剤と接触すると記録画像の色濃度が低下し、極端な場合
には記録画像が完全に消失してしまうという問題があっ
た。例えば、感熱記録材料の裏面に感圧接着剤(粘着
剤)層を設けた感熱ラベルを、POSラベルとして、塩
ビフィルム、ポリプロピレンフィルム等に貼り付ける
と、フィルム中に含有されている可塑剤が、ラベルの裏
面から表面に移行したり、或はラベル表面に直接接触し
たフィルムから可塑剤がこのラベル表面に移行し、ラベ
ル表面に印字されたバーコードや文字の色濃度が低下し
てやがて判読できなくなることがある。また、上記ラベ
ルに、食用油、工業油等の油類が接触しても、可塑剤の
場合と同様に記録画像が消失したり、判読できなくなる
という問題を生じている。
表面にオーバーコート層を設け記録画像を保護する試み
(実公昭59−9909号公報)がなされたが、オーバ
ーコート層に微小な欠陥があると、その部分から油や可
塑剤が感熱記録層中に浸透してその中に拡散し、長時間
経過すると記録画像全面が判読できなくなるという問題
があった。また、ノボラック型樹脂を感熱記録層中に含
有させ、それによって感熱記録層の耐油、耐可塑剤性を
向上させる提案が特開平2−289378号になされて
いる。しかしながらこの方法では、記録画像の耐油、耐
可塑剤性は向上できるものの、感熱記録層の地肌発色が
しばしば発生し、このために著しく外観を損ねるという
欠点があった。他の試みとして、エポキシ化合物を感熱
記録層に含有させることについて、例えば特公昭51−
29947号に記載があるが、この提案は、接着剤との
架橋反応を利用することにより感熱記録層の耐水性を向
上させることを目的としたものである。また特公昭57
−41350号には、エポキシ化合物を感熱記録層中に
含有させることによって、そのスティッキング現象を減
少させることが提案されている。しかしながら感熱記録
層の耐油、耐可塑剤性を向上させ得るエポキシ化合物に
ついては未だ知られていなかったのである。
上に形成された発色記録画像が油や可塑剤と接触して
も、この記録画像の消色が極めて少なく、保存性に優れ
た感熱記録材料を提供しようとするものである。
に、染料前駆体、および顕色剤とともにフェノール変性
キシレン樹脂エポキシ化合物を含有させることによっ
て、上記課題の解決に成功したものである。
状支持体と、この支持体の少なくとも1面上に形成さ
れ、実質的に無色の電子供与性染料前駆体と、この染料
前駆体と加熱下に反応してこれを発色させる電子受容性
顕色剤とを含む感熱記録層とを含み、前記感熱記録層中
に、少なくとも1種のフェノール変性キシレン樹脂エポ
キシ化合物が更に含まれていることを特徴とするもので
ある。
受容性顕色剤が、4,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェ
ニルスルホン、およびビス−(3−アリル−4−ヒドロ
キシフェニル)スルホンから選ばれた少なくとも1種を
含むものであることが好ましく、それによって発色記録
画像の耐油・耐可塑剤性を更に向上させることができ
る。
録層上に、水溶性高分子と、顔料とを含有する保護層が
設けられているものであってもよく、それによって、発
色記録画像の耐油・耐可塑剤性を更に向上させることが
できる。
耐可塑剤性を向上させるために感熱記録層中にフェノー
ル変性キシレン樹脂エポキシ化合物を含有させる。本発
明に使用されるフェノール変性キシレン樹脂エポキシ化
合物は、例えば特開平1−2231143号に記載の製
法により製造されるものであって、典型的には、キシレ
ン樹脂を酸触媒存在下でフェノール類、例えばフェノー
ル、又はクレゾール、P-tert- ブチルフェノールなどの
アルキルフェノールと反応せしめ、得られたフェノール
変性キシレン樹脂に、エピハロヒドリンを、水酸化アル
カリの存在下で反応させることにより得ることができ
る。この化合物の重合度については格別の限定はないけ
れども、1から100のものを使用することができ、好
ましくは1から20のものを使用する。上記キシレン樹
脂とは、キシレン、一般には塩基性の最も高いm−キシ
レンと、ホルムアルデヒドとを強酸(例えば硫酸)触媒
の存在下に加熱して得られる重合体であり、−〔C6 H
3 (CH3 )2 CH2 )p −のようなメチレン鎖による
架橋だけでなく、−CH2 OCH2 −、および−CH2
OCH2 OCH2 −などのようなエーテル鎖やアセター
ル鎖による架橋体も包含する樹脂である。
物を使用することにより、発色記録画像の耐油・耐可塑
剤性を大幅に改善することができるが、そのメカニズム
については必ずしも明らかではない。しかし、加熱溶融
により染料前駆体、顕色剤、およびフェノール変性キシ
レン樹脂エポキシ化合物が分子状態で混合された後、フ
ェノール変性キシレン樹脂エポキシ化合物のエポキシ基
が、染料前駆体あるいは顕色剤と反応して高分子化合物
を形成し、これにより、発色記録画像を形成する染料
の、油や可塑剤に対する溶解性が低下するものと考えら
れる。
物は、電子供与性発色性染料前駆体1重量部に対して、
0.1〜2重量部の割合で用いられることが好ましく、
より好ましくは0.3〜0.6重量部である。
ン樹脂エポキシ化合物は、耐油・耐可塑剤性に優れてい
るという長所を有するが、感熱記録層中の電子受容性顕
色剤の種類によっては、ポリ塩化ビニルラップと長時間
接触すると、発色記録画像がにじみ、画像が判読しにく
ゝなることがある。本発明者らは、ポリ塩化ビニルラッ
プフィルムと長時間接触した場合でも発色記録画像のに
じみがないものとすることを研究し、ある特定の電子受
容性顕色性化合物を用いることにより、上記目的を達成
し得ることを見出した。
物は、フェノール誘導体、および芳香族カルボン酸誘導
体などを包含する。これを具体的に例示すると、フェノ
ール類としては、p−オクチルフェノール、p−ter
t−ブチルフェノール、p−フェニルフェノール、2,
2’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,
2’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,
1’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、2,
2’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1,
1’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)−2−エチルヘ
キサン、2,2’−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
クロロフェニル)プロパン、ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、
4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルオキシジフェニル
スルホン、およびビス(3−アリル−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホンなどをあげることができる。又、芳香
族カルボン酸誘導体としては、p−ヒドロキシ安息香
酸、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、3,5−ジ−te
rt−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベン
ジルサリチル酸、および上記カルボン酸の多価金属塩な
どをあげることができる。
間接触した場合でも、発色記録画像ににじみが発生する
ことのない電子受容性顕色性化合物としては、スルホン
含有フェノ−ル性物質が有効であり、特に4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’
−イソプロポキシジフェニルスルホン、およびビス−
(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンから
選ばれた少なくとも1種を用いることが好ましい。これ
ら特定電子受容性顕色性化合物は、電子供与性発色性染
料前駆体1重量部に対し、1〜5重量部の割合で用いら
れることが好ましく、1.5〜3重量部の割合で使用さ
れることがより好ましい。
前駆体としては、トリアリールメタン系化合物、例えば
3,3−ビス(P−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド;ジフェニルメタン系化合物、例
えば4,4’−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリンベ
ンジルエーテル、N−2,4,5−トリクロロフェニル
ロイコオーラミン、およびN−2,4,5−トリクロロ
フェニルロイコオーラミン;キサンテン系化合物、例え
ばローダミンB−アニリノラクタム、3−ジエチルアミ
ノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−ブチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ピペ
リジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−エ
チル−トリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−シクロヘキシル−メチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
クロロ−7−(β−エトキシエチル)アミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(γ−クロ
ロプロピル)アミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、および3−(N
−イソアミル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−
アニリノフルオラン等がある。上記の染料前駆体の中で
も、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、および3−(N−イソアミル−N−エチルア
ミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオランを用いる
ことが特に好ましく、それによって耐油・耐可塑剤性の
すぐれた発色記録画像を形成することができる。これら
の発色性染料前駆体は、単独、または2種以上を併用し
て用いることができ、感熱記録材料の用途及び希望する
特性によりこれらを適宜選択使用される。
熱記録層中に増感剤を含んでいてもよく、このような目
的に用いられる増感剤としては、例えばパラベンジルビ
フェニル、ジベンジルテレフタレート、1−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸フェニル、シュウ酸ジベンジル、アジ
ピン酸ジ−o−クロルベンジル、1,2−ジ(3−メチ
ルフェノキシ)エタン、シュウ酸ジ−p−クロルベンジ
ル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジル、1,2−ビス
(3,4−ジメチルフェニル)エタンなどを使用でき
る。これらの増感剤は電子供与性発色性染料1重量部に
対して、好ましくは0.5〜4重量部、より好ましくは
1〜2重量部の割合で使用される。
更に高めるために保存性向上剤を感熱記録層中に添加す
ることも何ら差しつかえない。このような保存性向上剤
としては、フェノール系の化合物が有効であり、例えば
1,3,5,−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキ
シ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌル酸、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t
−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタン、1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、4,4’−(1
−フェニルエチリデン)ビスフェノール、4,4’−
[1,4−フェニレンビス(1−メチルエチリデン)]
ビスフェノール、および4,4’−[1,3−フェニレ
ンビス(1−メチルエチリデン)]ビスフェノールなど
を用いることができる。
は、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、およ
びスチレン−無水マレイン酸共重合体塩などのような水
溶性合成高分子化合物などの他、界面活性剤などととも
に、水を分散媒体として、サンドグラインダー、アトラ
イター、ボールミル、コボーミル等の各種湿式粉砕機に
よって、分散され、このようにして調製された分散液は
感熱記録層用塗料の調製に用いられる。
の材料としては、結着剤、無機または有機顔料、ワック
ス類、金属石鹸、さらに必要に応じ紫外線吸収剤、など
を挙げることができる。結着剤としては、水溶性のもの
が一般的に用いられ、例えばポリビニルアルコール、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸、デンプ
ン、カゼイン、ゼラチン等から選ばれた少なくとも1種
を含むものが用いられる。又、これらの結着剤の耐水性
を向上させる目的で、これにグリオキザールなどの耐水
化剤を加えてもよく、或は、疎水性樹脂のエマルジョ
ン、具体的にはスチレン−ブタジエンゴムラテックス、
アクリル樹脂エマルジョン等を加えてもよい。
は、カオリン、焼成カオリン、タルク、ロウ石、ケイソ
ウ土、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、酸化チタン、炭酸バリウム等が用いられ、
また有機顔料としては、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂、およびグアナミン−ホ
ルムアルデヒド樹脂などの粉末が用いられる。
は、パラフィンワックス、カルナバロウワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、高
級脂肪酸アミド、例えばステアリン酸アミド、エチレン
ビスステアリン酸アミド、および高級脂肪酸エステル等
を用いることができる。
は、高級脂肪酸多価金属塩、すなわちステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウ
ム、およびオレイン酸亜鉛等が使用される。
に、乾燥塗布重量が3〜8g/m2 となる様に塗布、乾
燥され、それによって感熱記録層が形成される。
設けられていてもよく、この保護層を形成するには、耐
油、耐可塑剤性を付与するための水溶性高分子材料、主
としてサーマルヘッドとのスティッキングを抑制するた
めの顔料、架橋剤、ワックス、および金属石鹸などを使
用することができる。
例えば、ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリ
ビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコー
ルなどの変性ポリビニルアルコール、デンプン、カゼイ
ン、ゼラチン、にかわ、ポリアミド、ポリアクリルアミ
ド、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
およびスチレン−無水マレイン酸共重合体塩などを用い
ることができる。
ために、メラミン−ホルムアルデヒド縮合体、エポキシ
化合物、アジリジン化合物、グリオキザール、ジメチロ
ールウレア、ポリアルデヒド、ジルコニウム塩などの架
橋剤を併用することは効果がある。
シウム、クレー、タルク、酸化チタン、炭酸マグネシウ
ム、酸化亜鉛、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウ
ム、シリカ、および水酸化アルミニウムなどの無機顔
料、並びにでんぷん粒、小麦粉、シリコン樹脂、尿素−
ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド
樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹
脂、グアナミン−ホルムアルデヒド樹脂、およびポリス
チレン樹脂などの有機顔料を使用することができる。
しては、パラフィンワックス、カルナバロウワックス、
マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワック
ス、高級脂肪酸アミド、例えばステアリン酸アミド、お
よびエチレンビスステアリン酸アミド、高級脂肪酸エス
テル、並びに高級脂肪酸多価金属塩、例えばステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カル
シウム、およびオレイン酸亜鉛等をあげることができ
る。
い限り、撥油剤、消泡剤、粘度調節剤、界面活性剤など
各種添加剤を添加することはさしつかえない。
6g/m2 であり、より好ましくは1〜4g/m2 であ
る。保護層の量が少なすぎると保護層としての効果に乏
しく、またそれが多過ぎると感熱記録層の発色感度が低
下する。保護層を2層以上の多層に形成することもでき
る。
の限定はなく、例えば紙、合成繊維紙、合成樹脂フィル
ム等を適宜使用することが出来る。
成する方法としてはエアーナイフ法、ブレード法、グラ
ビア法、ロールコーター法、スプレー法、ディップ法、
バー法、およびエクストルージョン法などの既知の塗布
方法のいずれを利用してもよい。
からの油や可塑剤の浸透を抑制したり、カールコントロ
ールのために、支持体の裏面上にバック層を設けること
もできる。また必要に応じて感熱記録層の下にアンダー
コート層を設けるなど諸種の改変をすることはなんら差
しつかえない。
に説明する。
製、サンドグラインダー)を用いて別個に分散し、分散
液A,B,CおよびDを調製した。
した。
(重量)ステアリン酸亜鉛分散液、20%(重量)ステ
アリン酸アミド分散液を用意した。また結着剤として1
0%ポリビニルアルコール水溶液を用いた。
燥後の重量比率が、A:B:C:D:E:F:G:結着
剤=10:20:20:5:25:5:5:10となる
ように配合して感熱記録層形成用塗布液を作成した。
面上に、乾燥後の塗布量が7.5g/m2 になるように
塗布し、乾燥して感熱発色層Iを形成し、感熱記録紙を
作成した。
スーパーカレンダーによりその表面を平滑化した後、下
記耐可塑剤試験に供した。
製高速感熱ファクシミリ:UF60を用いて感熱記録層
上に印字し、その発色画像部上に三井東圧(株)社製、
ポリ塩化ビニルラップフィルム、(商標:KMA)を置
き、これに500g/cm2 の荷重をかけ、20℃、6
5%RH環境下で1週間放置したのち、発色画像の消色
程度を目視判定した。表1にその結果を示す。
成において、顕色剤分散液B中の2,2’−ビス(p−
ヒドロキシフェニル)プロパンの代りに、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホンを用いて感熱記録層IIを
形成した。テスト結果を表1に示す。
の2,2’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン
の代りに、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルオキシ
ジフェニルスルホンを用いて、感熱記録層III を形成し
た。テスト結果を表1に示す。
の2,2’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン
の代りに、ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホンを用いて、感熱記録層IVを形成した。テス
ト結果を表1に示す。
記録層Aの上に下記のようにして保護層を形成した。先
づ、保護層形成用塗布液を、接着剤として、ポリビニル
アルコール(日本合成(株)製、商標:NH−18、ケ
ン化度 98.0〜99.0)、顔料としてカオリナイ
トクレー(商標:UW−90、EMC社製)、架橋剤と
してグリオキザール、および金属石鹸として20%ステ
アリン酸亜鉛を、乾燥重量比率が、50:35:5:1
0となるように配合して調製した。次に、感熱記録層A
の上に、上記塗布液を、乾燥後の塗布量が2.0g/m
2 となるように塗布し、乾燥して保護層を形成した。得
られた感熱記録紙のテスト結果を表1に示す。
し、この感熱記録層B上に、実施例5に記載されている
保護層を形成した。得られた感熱記録紙のテスト結果を
表1に示す。
シレン樹脂エポキシ化合物の分散液Dを使用せずに感熱
記録層Eを形成した。得られた感熱記録紙のテスト結果
を表1に示す。
その上に実施例5に記載の保護層を形成した。得られた
感熱記録紙のテスト結果を表1に示す。
フェノール変性キシレン樹脂エポキシ化合物の代りに、
ノボラック型エポキシ樹脂を用いて、感熱記録層Fを形
成した。得られた感熱記録紙のテスト結果を表1に示
す。
耐にじみ性(ポリ塩化ビニルフィルムと接触)は、下記
3クラスに評価したものである。 耐可塑性 ◎ 全く消色が認められない。 ○ やゝ消色が認められるが判読容易である。 △ かなりの消色が認められるが、まだ判読可能であ
る。 × 完全に消色し判読不能である。 耐にじみ性 ○ にじみが認められない。 △ にじみが認められるが判読可能である。 × にじみが甚しく、判読困難である。
油性に優れた発色記録画像を形成することができ、しか
も地肌発色の少ない感熱記録材料を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 シート状支持体と、この支持体の少なく
とも1面上に形成され、実質的に無色の電子供与性染料
前駆体と、この染料前駆体と加熱下に反応してこれを発
色させる電子受容性顕色剤とを含む感熱記録層とを含
み、 前記感熱記録層中に、少なくとも1種のフェノール変性
キシレン樹脂エポキシ化合物が更に含まれていることを
特徴とする感熱記録材料。 - 【請求項2】 前記電子受容性顕色剤が、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’
−イソプロポキシジフェニルスルホン、およびビス−
(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンから
選ばれた少なくとも1種を含む、請求項1に記載の感熱
記録材料。 - 【請求項3】 前記感熱記録層上に、水溶性高分子と、
顔料とを含有する保護層が設けられている、請求項1に
記載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236292A JPH0569667A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236292A JPH0569667A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 感熱記録材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569667A true JPH0569667A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16998633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3236292A Pending JPH0569667A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 感熱記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569667A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11415536B2 (en) | 2016-12-20 | 2022-08-16 | Nissha Co., Ltd. | Gas sensor module and method of manufacturing gas sensor module |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3236292A patent/JPH0569667A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11415536B2 (en) | 2016-12-20 | 2022-08-16 | Nissha Co., Ltd. | Gas sensor module and method of manufacturing gas sensor module |
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