JPH02202481A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH02202481A
JPH02202481A JP1022942A JP2294289A JPH02202481A JP H02202481 A JPH02202481 A JP H02202481A JP 1022942 A JP1022942 A JP 1022942A JP 2294289 A JP2294289 A JP 2294289A JP H02202481 A JPH02202481 A JP H02202481A
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Tomohiro Yanagida
智広 柳田
Takuji Tsuji
辻 拓二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感熱記録体に関し、特に高温状態でも白色度の
低下が極めて少なく、記録像の保存安定性並びに機器特
性に優れた高感度感熱記録体に関するものである。
(従来の技術) 無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤との反応を利用
し、熱により再発色物質を接触させて記録像を得る様に
した感熱記録体は良く知られており、近年、このような
感熱記録体は利用される分野を広げ、車載FAXや産業
計測用レコーダー等にも使用され始めている。
ところが最近の高感度感熱記録体は、一般に80°C近
辺の高温環境下に保管すると一部発色反応が進行してし
まい、著しい白色度の低下を招き使用に耐えなくなる。
また、記録像の保存安定性が充分ではなく、特に高温条
件下では比較的短時間のうちに記録像が消失してしまう
欠点があった。
従来、記録像の保存安定性を改良するために、各種の保
存性改良剤を添加した感熱記録体が提案されているが、
高温下での記録像の保存安定性には効果があるものの、
白色度を低下させてしまう等の欠点が付随するため、必
ずしも満足すべき結果は得られていない。
(発明が解決しようとする課題) かかる現状に鑑み本発明者等は、記録層中に含有せしめ
る保存性改良剤について鋭意研究の結果、1−〔α−メ
チル−α−(4”−ヒドロキシフェニル)エチル)−4
−(α′、α”−ビス(4°。
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンヲ含有せしめ
ると共に結着剤としてオレフィン・アクリル酸共重合体
塩の少なくとも一種を用い、更に該感熱記録層上に保護
層を設けると、高温下で保管しても発色カブリが発生せ
ず、しかも記録像の保存安定性において優れた効果が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(課題を解決するための手段) 本発明は、無色ないしは淡色の塩基性染料と、該染料と
接触して呈色し得る呈色剤との反応を利用した感熱記録
体において、感熱記録層中に1−〔α−メチル−α−(
4”−ヒドロキシフェニル)エチル)−4−(α°、α
゛−ビス(4”−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼ
ンを含有せしめると共にバインダーとしてオレフィン・
アクリル酸共重合体塩の少なくとも一種を含有させ、且
つ該感熱記録層上に保護層を設けた事を特徴とする感熱
記録体である。
(作用) 本発明は1−〔α−メチル−α−(4゛−ヒドロキシフ
ェニル)エチル)−4−(α′  αビス(4”−ヒド
ロキシフェニル)エチル〕ベンゼンを感熱記録層へ含有
させることにより記録保存性を改善するものであるが、
その配合割合は、一般に呈色剤100重量部に対して上
記化合物を1〜1000重量部程度、好ましくは10〜
300重量部である。
本発明において、感熱記録層を構成する無色ないし淡色
の塩基性染料としては下記が例示される。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)6−ジメ
チルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)フタリド、3−(P−ジメチルアミノフェニル)−3
−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,
3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−
5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1゜2−
ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノ
フタリド、3.3−ビス(9−エチルカルバゾール−3
−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(2−フェニルインドール−3−イル)−6−ジメチル
アミノフタリド、3−T)−ジメチルアミノフェニル−
3−(1−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチル
アミノフタリド等のトリアリルメタン系染料、4,4′
−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,4
,5−1−リクロロフェニルロイコオーラミン等のジフ
ェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブルー
、P−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチア
ジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3
−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフ
トピラン、3−メチル−ナフト(6′−メトキシベンゾ
)スピロピラン、3−プロピル−スピロジベンゾピラン
等のスピロ系染料、ローダミンB−アニリノラクタム、
ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミ
ン(0−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染料
、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−りロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6,7−シメチルフルオラン、3−(N−エチル=p−
)ルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−N−アセチルーN−メチルアミノフルオラン
、3−ジエチルアミノ−7−N−メチルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル−N−ベン
ジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−
クロロエチル−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−Nジエチルアミノフルオラン、3−(
N−エチルーp−トルイジノ)−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)−6−メチル−7−(p−)ルイジノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フルオラン
、3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピロリ
ジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3〜ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(0−クロロ
フェニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7
−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ピロ
リジノ−6−メチル−7−p−ブチルフェニルアミノフ
ルオラン、3−(N−メチル−N−n−アミル)アミノ
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−N−n−アミル)アミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3(N−エチル−N−イソ
アミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−(N−メチル−N−n−ヘキシル)アミノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3− 
(N−エチル−N−n−ヘキシル)アミノ−6−メチル
=7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−
N−β−エチルヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−テト
ラヒドロフルフリル)アミノ−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−シクロペ
ンチル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン等のフルオラン系染料等。勿論、これらの染料に
限定されるものではなく、二種以上の染料の併用も可能
である。
とりわけ、3−ジブチルアミノ−6−メチル7−フェニ
ルアミノフルオランおよび3−ジブチルアミノ−7−(
0−クロロフェニルアミノ)フルオランは高温下での白
色度低下が掻めて少ないので好ましく用いられる。
また、上記塩基性染料と接触して呈色する無機ないし有
機の呈色剤についても各種の化合物が知られており、下
記が例示される。
4−tert  7’チルフエノール、α−ナフトール
、β−ナフトール、4−アセチルフェノール、4−te
rt−オクチルフェノール、4.4’−5ec−ブチリ
デンジフェノール、4−フェニルフェノール、4.4′
−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、4゜47−イソプ
ロビリデンジフエノール、ハイドロキノン、4.4′−
シクロへキシリデンジフェノール、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、4.4’
 −ジヒドロキシジフェニルサルファイド、4.4′−
チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、4゜47−シヒドロキシジフエニルスルホン、4
−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、4−
ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホン、4−
ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン
、4−ヒドロキシ−3′  4′トリメチレンジフエニ
ルスルホン、4−ヒドロキシ−3’、4’−テトラメチ
レンジフェニルスルホン、3.4−ジヒドロキシ−4′
−メチルジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、1,3−ジ(2−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼン、ヒ
ドロキノンモノベンジルエーテル、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)酢酸ブチルエステル、4−ヒドロキシベン
ゾフェノン、2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
,4.4’ −トリヒドロキシベンゾフェノン、2.2
’、4.4’ −テトラヒドロキシベンゾフェノン、4
−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香
酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロ
キシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−5e
c−ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒ
ドロキシ安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベ
ンジル、4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキ
シ安息香酸クロロフエニル、4−ヒドロキシ安息香酸フ
ェニルプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、
4−ヒドロキシ安息香酸 p−クロロベンジル、4−ヒ
ドロキシ安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボラック
型フェノール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性
化合物、安息香酸、p −tert−ブチル安息香酸、
トリクロル安息香酸、テレフタル酸、3−sec−ブチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−シクロへキシル−4
−ヒドロキシ安息香酸、3゜5−ジメチル−4−ヒドロ
キシ安息香酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル
酸、3−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジーt
er t−ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸
、3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル
−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニ
ル−5−(α、α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3
.5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸等の芳香族カ
ルボン酸、およびこれらフェノール性化合物、芳香族カ
ルボン酸と例えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、
カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多
価金属との塩等の有機酸性物質等。上記の呈色剤も勿論
必要に応じて2種以上を併用することができる。
塩基性染料と呈色剤の使用比率は用いられる塩基性染料
や呈色剤の種類に応じて適宜選択されるもので、特に限
定するものではないが、一般に塩基性染料100重量部
に対して100〜700重量部、好ましくは150〜4
00重量部程度の呈色剤が使用される。
これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の撹拌・粉砕
機により、染料、1−〔α−メチル−α−(4”−ヒド
ロキシフェニル)エチル〕−4−(α′、α”−ビス(
4”−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、呈色剤
を一緒に又は別々に分散し、バインダーを添加するなど
して調製される。
かかる感熱記録N塗液中に、バインダーとしてオレフィ
ン・アクリル酸共重合体塩の少なくとも一種を使用する
事によって、本発明の高温下でも白色度の低下しない感
熱記録体を得ることができる。オレフィン・アクリル酸
共重合体塩の中でも、特にエチレン・アクリル酸共重合
体塩が粘度の点で好ましく用いられる。オレフィン・ア
クリル酸共重合体塩は感熱記録層全固形分の2〜40重
量%、好ましくは5〜25重量%重量%台される。
また、本発明の目的を損なわない範囲で各種バインダー
を併用してもよい。例えば、デンプン類、ヒドロキシエ
チルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ポリ
ビニルアルコール、スチレン・無水マレイン酸共重合体
塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブタ
ジェン共重合体エマルジョン等。
さらに、塗液中には各種の助剤を添加することができ、
例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデシ
ルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、ラウリルアルコー
ル硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩等の分散
剤、その他消泡剤、螢光染料、着色染料等が挙げられる
また、記録ヘッドへのカス付着を改善するためにカオリ
ン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成りジー、酸
化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の
無機顔料を添加することもできる。さらに、記録機器や
記録ヘッドとの接触によってスティッキングを生じない
ようにステアリン酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パ
ラフィンワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、エステルワックス等の分散液やエマルジョン
等を添加することもできる。
さらに、本発明の所望の効果を阻害しない範囲で例えば
ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド
、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸
アミド等の脂肪酸アミド、2.2′−メチレンビス(4
−メチル−5−tert−ブチルフェノール)、4.4
’−ブチリデンビス(5−tert−ブチル−3−メチ
ルフェノール)、1.1.3−)リス(2−メチル−4
−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン
等のヒンダードフェノール類、p−ベンジルビフェニル
、1.2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(
4−メチルフェノキシ)エタン、■、2−ビス(3−メ
チルフェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジルエー
テル等のエーテル類、ジベンジルテレフタレート、1−
ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル等のエス
テルi、2−(2’−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジ
ルオキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、および各種
公知の熱可融性物質を増感剤として併用することもでき
る。
支持体としては紙、プラスチックフィルム、合成紙等が
用いられるが、価格、塗布適性の点で紙が最も好ましく
用いられる。
本発明の感熱記録体において、記録層の形成方法につい
ては特に限定されるものではなく、従来から周知慣用の
技術に従って形成することが出来る。例えば感熱記録層
用の塗液を、支持体上にエアーナイフコーター、ブレー
ドコーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテ
ンコーター等の適当な塗布装置で塗布、乾燥して記録層
を形成する。
また塗液の塗布量についても特に限定されるものではな
く、一般に乾燥重量で2〜12g/m、好ましくは3〜
10g/rrfの範囲で調節される。
次に、このように形成された感熱記録層上に水溶性高分
子化合物を主成分とする保護層を形成するが、これによ
りスティッキング等の機器適性に優れた記録体が得られ
る。保護層は特に限定するものではないが乾燥塗布量で
0.05〜5 g/m2好ましくは0.5〜3 g/m
”程度の範囲で調節される。
水溶性高分子化合物としては、例えばデンプン類、ヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリ
ビニルアルコール、ジイソブチレン・無水マレイン酸共
重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩、エチ
レン・アクリル酸共重合体塩等が挙げられる。
水溶性高分子化合物を主成分とする保護層塗液中には、
印刷適性、スティッキング等を一層改善する目的で必要
に応じて顔料を添加することもできる。かかる顔料とし
ては具体的には下記が例示され、またその使用量につい
ては一般に水溶性高分子化合物100重量部に対して5
〜500重量部の範囲で範囲で配合されるのが望ましい
。炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸
化チタン、二酸化けい素、水酸化アルミニウム、硫酸バ
リウム、硫酸亜鉛、タルク、カオリン、クレー、焼成り
ジー、コロイダルシリカ等の無機顔料、スチレンマイク
ロボール、ナイロンパウダーポリエチレンパウダー、尿
素・ホルマリン樹脂フィラー、生澱粉粒等の有機顔料等
さらに、保護層塗液中には必要に応じて5BR1NBR
、アクリル樹脂等の疎水性高分子エマルジョン等を併用
したり、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸アミド、ポリエチレンワックス、カルナバ
ロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等の滑剤
、分散剤、消泡剤、硬化剤、ゲル化剤等の各種助剤を適
宜添加することもできる。
本発明に於いて水溶性高分子化合物を主成分とする保護
層塗液は、一般に水性系塗液として調製され、必要に応
じてミキサー、アトライター、ボールミル、ロールミル
等の混合・攪拌機によって充分混合分散された後に、公
知の塗工機を用いて感熱記録層上に塗布される。
なお、必要に応じて感熱記録体の裏面に保護層を設けた
り、支持体と感熱記録層との間に下塗り層を設けること
も勿論可能であり、さらには粘着加工を施すなど感熱記
録体製造分野における各種の公知技術が付加し得るもの
である。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の部及び%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部及び重量%を示す。
実施例1 ■ A液調製 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン         100部1.2−ジ(3
−メチルフェノキシ)エタン250部 メチルセルロース5%水溶液    200部水   
                   450部この
組成物をサンドミルで平均粒子径が2.5μmになるま
で粉砕した。
■ B液調製 4.4°−イソプロピリデンジフェノール300部 メチルセルロース5%水溶液    300部水   
                   130部この
組成物をサンドミルで平均粒子径が2.5μmになるま
で粉砕した。
■ C漆調製 1−〔α−メチル−α−(4′−ヒドロキシフェニル)
エチル)−4−(α′、α9−ビス(4“−ヒドロキシ
フェニル)エチル〕ベンゼン100部 メチルセルロース5%水溶液   100部水    
              130部この組成物をサ
ンドミルで平均粒子径が2.5μmになるまで粉砕した
■ 感熱記録層の形成 A液1000部、B液730部、C液330部、酸化珪
素顔料70部、エチレン・アクリル酸共重合体塩(商品
名:ザイクセンNC1固形分濃度=29%、製鉄化学社
製)250部、水695部を混合、攪拌し、感熱記録層
用塗液を得た。この塗液を48g/m”原紙上に乾燥塗
布量が6g/m”になるように塗布・乾燥して感熱記録
層を形成した。
■ 保護層の形成 ケン化度99%、重合度2400 アルコール4%水溶液(商品名: クラレ社製) ケン化度88%、重合度3500 アルコール4%水溶液(商品名: クラレ社製) のポリビニル PVA124. 520部 のポリビニル PVA235. 230部 カオリンの20%分散液      225部ステアリ
ン酸亜鉛30%分散液    25部ホウ酸4%水溶液
          38部以上を混合、攪拌し塗液と
した。
得られた塗液を上記感熱記録層上に乾燥後の塗布量が2
g/m”になるように塗布・乾燥して保SN層を形成し
、感熱記録紙を得た。
実施例2 A ’(& ”A製において、3−ジブチルアミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わりに3
−ジブチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)
フルオランを用い、Bン夜8周製において、4.4゛−
イソプロピリデンジフェノールの代わりに4−ヒドロキ
シ−4” −イソブロポキシジフ工、−ルスルホンを用
いた以外は実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例1 感熱記録層用塗液の調製において、C液を用いなかった
以外は実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例2 感熱記録層用塗液の調製において、エチレン・アクリル
酸共重合体塩の代わりに、ポリビニルアルコール水溶液
(商品名:PVA110、クラレ社製)を用いた以外は
実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例3 保護層を設けなかった以外は実施例1と同様にして感熱
記録紙を得た。
比較例4 感熱記録層用塗液の調製において、C液を用いず、更に
、保護層を設けなかった以外は比較例2と同様にして感
熱記録紙を得た。
かくして得られた6種類の感熱記録紙を感熱ファクシミ
リ(NTTFAX−21S、NTT製)を使用して記録
した。得られた記録像の発色濃度をマクベス反射濃度計
(RD−914型、マクヘス社製)にて測定し、その結
果を第1表に示した。
また、記録部分と白紙部分を80°Cで24時間保持す
ることにより、高温下での記録の保存性をマクベス反射
濃度計にて評価し、又白紙部のカブリ発色もマクベス反
射濃度計で測定し、第1表に結果を示した。
更に、上記ファクシミリで100%ペタ黒原稿を記録し
た際のヘッドへのスティッキングの発生状況を観察し、
その結果を第1表に示した。
なお、評価基準は以下の通りとした。
○:記録画像にスティッキング跡は認められない。
Δ:記録画像にスティッキング跡が少し認められるが、
実用上の問題は無い。
×:記録画像にスティッキング跡が明白に認められ実用
できない。
第1表 (効果) 第1表の結果から明らかな様に、本発明の各実施例で得
られた感熱記録体は、いずれも高温環境下でも白色度の
低下が極めて少なく、記録像の保存安定性に優れており
、しかもステイ・ソキング等の機器適性にも優れた感熱
記録体であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  無色ないしは淡色の塩基性染料と、該染料と接触して
    呈色し得る呈色剤との反応を利用した感熱記録体におい
    て、感熱記録層中に1−〔α−メチル−α−(4′−ヒ
    ドロキシフェニル)エチル〕−4−〔α′,α′−ビス
    (4′−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンを含有
    せしめると共にバインダーとしてオレフィン・アクリル
    酸共重合体塩の少なくとも一種を含有させ、且つ該感熱
    記録層上に保護層を設けた事を特徴とする感熱記録体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011046080A1 (ja) 2009-10-14 2011-04-21 王子製紙株式会社 感熱記録材料
JP2013212672A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Oji Holdings Corp 感熱記録体

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WO2011046080A1 (ja) 2009-10-14 2011-04-21 王子製紙株式会社 感熱記録材料
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JP2013212672A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Oji Holdings Corp 感熱記録体

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