JPH0569387U - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH0569387U
JPH0569387U JP787792U JP787792U JPH0569387U JP H0569387 U JPH0569387 U JP H0569387U JP 787792 U JP787792 U JP 787792U JP 787792 U JP787792 U JP 787792U JP H0569387 U JPH0569387 U JP H0569387U
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JP
Japan
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scroll
port
seal member
opening
orbiting
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Pending
Application number
JP787792U
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English (en)
Inventor
伸夫 河原
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
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Publication of JPH0569387U publication Critical patent/JPH0569387U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転時に揺動スクロールのシール部材が固定
スクロール側のポートの開口部に接触する際の不具合の
原因を取り除くことを目的とするものである。 【構成】 固定スクロール4と揺動スクロール1のウズ
巻歯の端部には夫々シール部材を裝設するとともに、固
定スクロール4側のポート5には開口部の角部51を丸
めた形に形成してなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスクロール圧縮機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスクロール圧縮機は、図3の様に、固定スクロール11に形成されたウ ズ巻き状の溝部内に揺動スクロール21のウズ巻歯22を移動自在に対向配置し 、この揺動スクロール21の下側には軸受部材31を設け、これら固定スクロー ル11と軸受部材31の間に保持される揺動スクロール21を揺動自在に軸支し てなるものであった。また、上記固定スクロール11のウズ巻歯12の先端およ び揺動スクロール21のウズ巻歯22の先端には夫々シール部材13、23を取 付け、同シール部材13、23を互いに相手の溝部の底面14、24に接触させ ることにより、運転時の気密性を確保していた。
【0003】 上記従来型のスクロール圧縮機によると、揺動スクロール21の可動範囲に固 定スクロール11側のバイパスポート41が形成されているので、スクロール圧 縮機の運転時に、揺動スクロール21が運動すると、シール部材23がバイパス ポート41の開口部の角部に引掛かって変形する。この結果、シール部材23が 開口部の角部で磨耗したり、切損してシール性能が悪化したり、さらに、シール 部材23が揺動スクロール21の揺動部やリリーフ弁にかみ込み、ロック不良等 の事故を生ずる等の欠点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記従来型の問題点に鑑み考案されたものであって、運転時に揺動ス クロールのシール部材が固定スクロール側のポートの開口部に接触することによ る不具合の原因を取り除くことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するための本考案のスクロール圧縮機は下記の構造を具えて なるものである。即ち、固定スクロールのウズ巻き状の溝部内に揺動スクロール のウズ巻歯を対向配置してなるスクロール圧縮機において、固定スクロールと揺 動スクロールのウズ巻歯の端部に夫々シール部材を裝設するとともに、固定スク ロール側のポートに開口部の角部を丸めた形に形成してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記の構成において、固定スクロールのウズ巻歯の端部と揺動スクロールのウ ズ巻歯の端部に夫々シール部材を裝設することによって、運転時の気密性を確保 している。また、揺動スクロールの可動範囲内に位置する固定スクロールのポー トの開口部の角部には、揺動スクロールのウズ巻歯のシール部材の接触する面に 連続する曲線をもって丸みをもたせた形に形成することによって、同シール部材 が上記ポートの開口部の角部を通過する時の摩擦の変化が緩やかになり、その滑 りを良くすることができる。これによって、従来型の様に運転時にシール部材が ポートの開口部の角部に引掛って変形、磨耗したり、切損してシール性能を低下 するのを防止することができる他、シール部材のかみ込みによるロック不良等の 事故を防止することができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案を図に示す一実施例に基づいて説明すると、図2において、1はス クロール圧縮機の揺動スクロールであって、同揺動スクロール1は台板と一体に ウズ巻き状のウズ巻歯2が形成され、このウズ巻歯2の先端部にはシール部材3 が取付けられている。一方、このウズ巻歯2に対応する渦巻き状の溝部とウズ巻 歯を具えた固定スクロールが形成され、同固定スクロールの溝部内に揺動スクロ ール1のウズ巻歯2が裝設され、この揺動スクロール1の下部には軸受部材を設 け、揺動スクロール1が揺動自在に軸支されている。かかるスクロール圧縮機に おいて、図1の様に、揺動スクロール1のウズ巻歯2の可動範囲内に位置する固 定スクロール4のポート5にはその開口部の角部51を、揺動スクロール1のウ ズ巻歯2のシール部材3の接触する面6に連続する曲線をもって丸みをもたせた 形に形成されている。
【0008】 上記の構成により、揺動スクロール1のウズ巻歯2のシール部材3が上記固定 スクロール4のポート5の開口部の角部51を通過するとき、接触する面6に連 続する曲線の丸みによって、シール部材3に対する摩擦の変化が緩やかになり、 この部分の接触抵抗を少なくして滑りを良くすることができる。 なお、上記固定スクロール4のポート5はインジェクションポートの他、リリ ーフ機構用ポート等、揺動スクロール1のウズ巻歯2の通過する位置にある全て の穴部に適用できることは勿論である。
【0009】
【考案の効果】
本考案のスクロール圧縮機によると、固定スクロールのウズ巻歯の端部と揺動 スクロールのウズ巻歯の端部に夫々シール部材を裝設し、互いに圧接することに よって、気体漏れをシールすることができ、運転時の所要の気密性を確保するこ とができる。また、揺動スクロールの可動範囲内に位置する固定スクロールのポ ートの開口部の角部には、揺動スクロールのウズ巻歯のシール部材の接触する面 に連続する曲線をもって丸みをもたせた形に形成することによって、同シール部 材が上記ポートの開口部の角部を通過する時の摩擦の変化が緩やかになり、その 滑りを良くすることができる。これによって、従来型の様に運転時にシール部材 がポートの開口部の角部に引掛って変形、磨耗したり、切損によるシール性能の 低下を防止でき、シール部材の耐久性を向上し、常に圧縮室のシール性を維持す ることができる他、シール部材のかみ込みによるロック不良等の事故を防止する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すスクロール圧縮機の要
部切欠斜視図である。
【図2】本考案のスクロール圧縮機の揺動スクロールの
斜視図である。
【図3】従来型のスクロール圧縮機の要部切欠側面図で
ある。
【符号の説明】
1 揺動スクロール 2 ウズ巻歯 3 シール部材 4 固定スクロール 5 ポート 51 角部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロールのウズ巻き状の溝部内に
    揺動スクロールのウズ巻歯を対向配置してなるスクロー
    ル圧縮機において、固定スクロールと揺動スクロールの
    ウズ巻歯の端部に夫々シール部材を裝設するとともに、
    固定スクロール側のポートに開口部の角部を丸めた形に
    形成してなることを特徴とするスクロール圧縮機。
JP787792U 1992-02-24 1992-02-24 スクロール圧縮機 Pending JPH0569387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP787792U JPH0569387U (ja) 1992-02-24 1992-02-24 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP787792U JPH0569387U (ja) 1992-02-24 1992-02-24 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569387U true JPH0569387U (ja) 1993-09-21

Family

ID=11677846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP787792U Pending JPH0569387U (ja) 1992-02-24 1992-02-24 スクロール圧縮機

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JP (1) JPH0569387U (ja)

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