JPH05223058A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Publication number
JPH05223058A
JPH05223058A JP2673592A JP2673592A JPH05223058A JP H05223058 A JPH05223058 A JP H05223058A JP 2673592 A JP2673592 A JP 2673592A JP 2673592 A JP2673592 A JP 2673592A JP H05223058 A JPH05223058 A JP H05223058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
discharge valve
recess
cylinder
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP2673592A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiko Osano
元彦 小佐野
Kiyoshi Tanaka
清 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出弁の固定側の応力の集中を防止するとと
もに、取付作業を簡単にする。 【構成】 吐出弁装置18は弁座15の略T字状の凹所
19内に配置される吐出弁20と、この吐出弁を保持
し、かつ、弁座15とシリンダヘッド16とで挟持され
たバッカーバルブ21とで構成する。吐出弁20は第1
の凹所22内に嵌合わされて開閉時の支点となる第1の
係合片24及び第2の係合片25と、第2の凹所23内
に配置されて吐出孔26を開閉するバルブ片27とで形
成される。第1の係合片24は第1の凹所22の一方の
溝22Aの形状と同じに形成され、第2の係合片25は
第1の凹所の他方の溝22Bより長さが長く形成され、
前記第1の凹所内に弾性的に取付けられるようにされて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は吐出弁を規制する圧縮
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機は例えば実公平2−259
86号公報に示されているように構成されている。ここ
で、この公報を参考に従来例を説明する。図5におい
て、50は弁座で、この弁座には吐出ポート51が設け
られている。52は吐出ポート51を開閉する吐出弁
で、この吐出弁は薄肉金属板で形成されている。53は
吐出弁52の開度を規制するバッカーバルブで、このバ
ッカーバルブは吐出弁52より厚肉の金属板で形成され
ている。54は吐出弁52とバッカーバルブ53とを重
ね合わせて弁座50に取付けるボルトである。
【0003】この構造の吐出弁装置では吐出弁52の開
閉による開度をバッカーバルブ53で規制するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吐出弁52は厚肉金属板で形成されたバッカーバルブ5
3と一緒にボルト54で弁座50に固定されているた
め、開閉動作時に固定側に応力が作用し、バルブ破損が
発生したり、ボルト54によって吐出弁52を取付ける
時に位置がずれたりする等の問題があった。
【0005】この発明は上記の問題を解決するもので、
吐出弁の固定側に発生する応力を減少させるとともに、
吐出弁装置の組立精度を向上させる圧縮機の吐出弁装置
を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はピストンと、
このピストンが摺動するシリンダと、このシリンダの開
口端を封じる弁座と、この弁座の反シリンダ側に取付け
られた吐出弁装置と、この吐出弁装置を覆うように弁座
を介してシリンダに固定されたシリンダヘッドとを備
え、前記吐出弁装置を、弁座に略T字状に設けられた凹
所内に嵌合わされ、枢支部を支点として開閉する吐出弁
と、この吐出弁を保持するバッカーバルブとで構成し、
前記吐出弁の枢支部を凹所内に弾性的に係止したもので
ある。
【0007】また、この発明は吐出弁装置を、弁座に略
T字状に設けられた凹所内に嵌合わされ、枢支部を支点
として開閉する吐出弁と、この吐出弁を保持するバッカ
ーバルブとで構成し、前記吐出弁の支点側の一端を凹所
の一方の溝の形状と同じにし、かつ、他端を前記凹所の
他方の溝より長い形状にしたものである。
【0008】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
吐出弁の支点側を凹所内に弾性的に取付け、前記吐出弁
の取付精度の改善を図り、かつ、開閉時に固定側に応力
が集中するのを抑えるようにしたものである。
【0009】
【実施例】以下この発明を図に基づいて説明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例を示す密閉型圧
縮機の断面図である。図2は弁座に吐出弁と吸込弁とを
取付ける状態を示す分解斜視図である。図3は弁座に吐
出弁を取付けた状態を示す平面図である。図4は図3の
A−A線方向に沿って切断した断面図である。
【0011】1は密閉容器で、この容器内には2部品か
らなる枠体2,3と、この枠体の上側に配置された圧縮
要素4と、下側に配置された電動要素5とが収納されて
いる。圧縮要素4と電動要素5とは密閉容器1の内壁に
支持装置6を介して弾性的に取付けられている。
【0012】電動要素5は内部に巻線7を備えた固定子
8と、この固定子の内側に配置される回転子9と、この
回転子の中央に挿着して枠体2の軸受10で軸支される
回転軸11とで構成されている。
【0013】圧縮要素4はシリンダ12と、このシリン
ダ内を回転軸11のクランクピン13に嵌合されて往復
摺動するピストン14と、シリンダ12の端面に設けら
れる弁座15と、この弁座を介してシリンダ12に取付
けられるシリンダヘッド16とで構成されている。
【0014】弁座15にはシリンダ12側に吸込弁装置
17が、シリンダヘッド16側に吐出弁装置18が夫々
取付けられている。吸込弁装置17は弁座15と略同じ
大きさのシート状に形成されている。吐出弁装置18は
弁座15に設けられた凹所19内に取付けられた吐出弁
20と、この吐出弁を保持するバッカーバルブ21とで
構成されている。凹所19は第1の凹所22とこの第1
の凹所の中央で斜めに連通する第2の凹所23とで平面
が略T字状に形成されている。また、吐出弁20は凹所
19と同様な形に形成され、第1の凹所22の一方の溝
22Aに嵌合わされる第1の係合片24及び他方の溝2
2Bに嵌合わされる第2の係合片25と、第2の凹所2
3内で弁座15に設けられた吐出孔26を開閉するバル
ブ片27とで形成されている。そして、第1・第2の係
合片24,25はバルブ片27の両側に突出して形成さ
れている。第1の係合片24は第1の凹所22の一方の
溝22Aと同じ形状に形成されこの溝内に嵌合わされて
いる。また、第2の係合片25は第1の凹所22の他方
の溝22Bより幅が狭く長さが長く形成されこの溝内に
弾性的に嵌合わされている。そして、第1・第2の係合
片24,25は支点となる枢支部を形成している。
【0015】バッカーバルブ21には第2の凹所23内
で吐出弁20のバルブ片27の一方を押えるバルブ保持
片28と、バルブ片27の開度を規制するバルブ規制片
29とが一体に形成されている。バルブ保持片28は弁
座15側へ折曲されている。また、バッカーバルブ21
はシリンダヘッド16をシリンダ12にボルト30で固
定することにより、このシリンダヘッドと弁座との間で
挟持されている。
【0016】このように構成された圧縮機の吐出弁装置
において、吐出弁20は弁座15の凹所19の第1の凹
所22の一方の溝22A内に第1の係合片24と他方の
溝22B内に第2の係合片25とを、第2の凹所23内
にバルブ片27を嵌合わせることにより、第1・第2の
係合片24,25を支点にして開閉動作する。
【0017】吐出弁20は第1の係合片24を第1の凹
所22の一方の溝22Aの形状と同じに形成し、かつ、
第2の係合片25を第1の凹所22の他方の溝22Bよ
り幅を狭く長さを長く形成したことにより、第1の凹所
22内に弾性的に取付けられるようにされている。
【0018】また、吐出弁20は第1の係合片24を第
1の凹所22の一方の溝22A内にセットし、次に第2
の係合片25を第1の凹所22の他方の溝22B内に先
端を曲げて弾性的にセットすることにより、第1の係合
片24が第1の凹所22の一方の溝22A内に押し込め
られ、第1の係合片24を基準に凹所19内に取付けら
れる。そのため、吐出弁20は吐出孔26の中心と一致
させられ、バルブ片27がねじれて開閉するのを抑えら
れるようにされている。
【0019】バッカーバルブ21は弁座15とシリンダ
ヘッド16とで挟持することにより、吐出弁20の第1
の凹所22側のバルブ片27をバルブ保持片28で弾性
的に押えられるようにしている。これにより、吐出弁2
0は第1の凹部22の溝22A,22B内で第1・第2
の係合片24,25がねじれて破損するのを防止できる
ようにされている。
【0020】バッカーバルブ21はバルブ保持片28で
弾性的に吐出弁20を保持することにより、吐出弁20
の開閉動作の支点となる側の応力集中を緩和できるよう
にしている。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ピスト
ンと、このピストンが摺動するシリンダと、このシリン
ダの開口端を封じる弁座と、この弁座の反シリンダ側に
取付けられた吐出弁装置と、この吐出弁装置を覆うよう
に弁座を介してシリンダに固定されたシリンダヘッドと
を備え、前記吐出弁装置を、弁座に略T字状に設けられ
た凹所内に嵌合わされ、枢支部を支点として開閉する吐
出弁と、この吐出弁を保持するバッカーバルブとで構成
し、前記吐出弁の枢支部を凹所内に弾性的に係止したの
で、前記凹所内の片側に押付けて吐出弁を取付けること
ができ、取付精度を向上できるとともに、吐出弁装置の
取付作業が簡単に行えるようにできる。
【0022】また、この発明は吐出弁の枢支部の一端を
凹所の一方の溝と同じ形状にし、他端を前記凹所の他方
の溝より長い形状にしたので、前記吐出弁の弾性力が作
用する方向を一定にさせられ、この吐出弁を凹所内に正
しく取付けることができるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す密閉型圧縮機の断面
図である。
【図2】この発明の弁座に吐出弁と吸込弁とを取付ける
状態を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の弁座に吐出弁装置を取付けた状態を
示す平面図である。
【図4】この発明の図3のA−A線方向に沿って切断し
た断面図である。
【図5】従来の吐出弁装置の断面図である。
【符号の説明】
12 シリンダ 14 ピストン 15 弁座 16 シリンダヘッド 18 吐出弁装置 19 凹所 20 吐出弁 21 バッカーバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンと、このピストンが摺動するシ
    リンダと、このシリンダの開口端を封じる弁座と、この
    弁座の反シリンダ側に取付けられた吐出弁装置と、この
    吐出弁装置を覆うように弁座を介してシリンダに固定さ
    れたシリンダヘッドとを備えた圧縮機において、前記吐
    出弁装置は弁座に略T字状に設けられた凹所内に嵌合わ
    され、枢支部を支点として開閉する吐出弁と、この吐出
    弁を保持するバッカーバルブとで構成され、前記吐出弁
    は枢支部が凹所内に弾性的に係止されていることを特徴
    とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 ピストンと、このピストンが摺動するシ
    リンダと、このシリンダの開口端を封じる弁座と、この
    弁座の反シリンダ側に取付けられた吐出弁装置と、この
    吐出弁装置を覆うように弁座を介してシリンダに固定さ
    れたシリンダヘッドとを備えた圧縮機において、前記吐
    出弁装置は弁座に略T字状に設けられた凹所内に嵌合わ
    され、枢支部を支点として開閉する吐出弁と、この吐出
    弁を保持するバッカーバルブとで構成され、前記吐出弁
    は枢支部の一端を凹所の一方の溝の形状と同じにし、か
    つ、他端を前記凹所の他方の溝より長い形状にしたこと
    を特徴とする圧縮機。
JP2673592A 1992-02-13 1992-02-13 圧縮機 Pending JPH05223058A (ja)

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JP2673592A JPH05223058A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 圧縮機

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JP2673592A JPH05223058A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 圧縮機

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ID=12201569

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2673592A Pending JPH05223058A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 圧縮機

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JP (1) JPH05223058A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029366A1 (ja) * 2005-09-07 2007-03-15 Valeo Thermal Systems Japan Corporation 往復動式圧縮機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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